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労働法入門 新版 (岩波新書)
○著者: 水町 勇一郎
○定価: 本体860円+税
○ISBN: 978-4004317814











「戦後の労働三法制定以来の大改革」とされる働き方改革関連法の施行開始を受け、労働法の基礎知識をわかりやすく提供し、好評を博した初版を八年ぶりに改訂。「働き方改革」の内容はもちろん、初版刊行以後に生じたその他の法改正や判例の展開を盛り込み、大きく発展し続ける労働法の骨格とその背景を描き出す。


≪目次: ≫
はしがき――新版執筆にあたって
はじめに――働くことと法

第1章 労働法はどのようにして生まれたか――労働法の歴史
 1 労働法の背景――二つの革命と労働者の貧困
 2 労働法の誕生――「個人の自由」を修正する「集団」の発明
 3 労働法の発展――「黄金の循環」
 4 労働法の危機――社会の複雑化とグローバル化
 5 「働き方改革」

第2章 労働法はどのような枠組みからなっているか――労働法の法源
 1 「法」とは何か
 2 人は何を根拠に他人から強制されるのか
 3 労働法に固有の法源とは
 4 日本の労働法の体系と特徴

第3章 採用,人事,解雇は会社の自由なのか――雇用関係の展開と法
 1 雇用関係の終了――解雇など
 2 雇用関係の成立――採用
 3 雇用関係の展開――人事

第4章 労働者の人権はどのようにして守られるのか――労働者の人権と法
 1 雇用差別の禁止
 2 労働憲章
 3 人格的利益・プライバシーの保護
 4 内部告発の保護
 5 労働者の人権保障の意味

第5章 賃金、労働時間、健康はどのようにして守られているのか――労働条件の内容と法
 1 賃金
 2 労働時間
 3 休暇・休業
 4 労働者の安全・健康の確保
 5 労働者の健康を確保するための課題

第6章 労働組合はなぜ必要なのか――労使関係をめぐる法
 1 労働組合はなぜ法的に保護されているのか
 2 労働組合の組織と基盤
 3 団体交渉と労働協約
 4 団体行動権の保障
 5 不当労働行為の禁止
 6 企業別労働組合をどう考えるか

第7章 労働力の取引はなぜ自由に委ねられないのか――労働市場をめぐる法
 1 なぜ労働市場には規制が必要か
 2 雇用仲介事業の法規制
 3 雇用政策法
 4 日本の労働市場法をめぐる課題

第8章 「労働者」「使用者」とは誰か――労働関係の多様化・複雑化と法
 1 労働関係が多様化・複雑化するなかで
 2 「労働者」――労働法の適用範囲
 3 「使用者」――労働法上の責任追及の相手
 4 「労働者」という概念を再検討するために

第9章 労働法はどのようにして守られるのか――労働紛争解決のための法
 1 裁判所に行く前の拠り所
 2 最後の拠り所としての裁判所
 3 紛争解決の第一歩

第10章 労働法はどこへいくのか――労働法の背景にある変化とこれからの改革に向けて
 1 日本の労働法の方向性
 2 「個人」か「国家」か――その中間にある「集団」の視点
 3 これからの労働法の姿――「国家」と「個人」と「集団」の適切な組合せ
 4 労働法の未来の鍵

あとがき (二〇一九年五月 水町勇一郎)
事項索引


≪著者: ≫ 水町勇一郎 (みずまち ゆういちろう) 1967年 佐賀県生まれ。1990年 東京大学法学部卒業。東京大学社会科学研究所教授。専攻、労働法学。単著、『パートタイム労働の法律政策』『労働社会の変容と再生――フランス労働法制の歴史と理論』『集団の再生――アメリカ労働法制の歴史と理論』『「同一労働同一賃金」のすべて』『労働法 第7版』(以上、有斐閣)。編著、『個人か集団か? 変わる労働と法』(勁草書房)、『差別禁止法の新展開――ダイヴァーシティの実現を目指して』『労働市場制度改革――日本の働き方をいかに変えるか』『労働時間改革――日本の働き方をいかに変えるか』『非正規雇用改革――日本の働き方をいかに変えるか』(以上、共編著、日本評論社)、『労働法改革――参加による公正・効率社会の実現』(共編著、日本経済新聞出版社)ほか。



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