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お春 (中公文庫)
○著者: 橋本 治
○定価: 本体700円+税
○ISBN: 978-4122067684







『愚(おろか)』と云ふ貴い徳・・・


浅草乾物問屋の一人娘・お春。十七の初心な身はやがて、男遊びと淫蕩の末に死んだ美しい母の血と面影を蘇らせていく。名を騙り夜這を仕掛ける番頭、女を弄ぶ美貌の若侍・・・・・・ 色を知ったお春が舐めた、男と女の奈落の味。橋本治が「夢のような愚かさを書いてみたい」と文豪・谷崎に捧げた快作時代小説。 〈巻末付録〉 橋本治 「愚かと悪魔の間」


≪目次: ≫
桃花の夜 
梅果の雨 


「愚かと悪魔の間」 橋本 治
(『谷崎潤一郎全集』第三巻・月報所収、2016年7月)

※本作『お春』は谷崎潤一郎生誕130年を記念したオマージュ作品として、2015年6月〜11月に月刊誌『中央公論』に連載された。同時期に橋本氏は『谷崎潤一郎全集』第三巻(「お艶殺し」、「金色の死」ほか所収・中央公論新社)月報において、「刺青」の冒頭にある「《『愚』と云ふ貴い徳》」という一文に、谷崎の豊潤な作品世界の根源を見ていた。「夢のような愚かさを書いてみたい」と橋本氏が挑んだ本作を味わう一助になればと、ここにその文章を再録する。

※『お春』 2016年7月 中央公論新社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルで精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『窯変 源氏物語』『巡礼』『』『リア家の人々』等、著書多数。19年1月逝去。


橋本治 『お春』(中央公論新社、2016年) '16/08/30



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