Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

本(文学論・人生論・哲学・宗教など/法・政治・経済・社会など)

本「人類の起源、宗教の誕生 ホモ・サピエンスの「信じる心」が生まれたとき (平凡社新書913)」山極寿一/小原克博5

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チンパンジーやゴリラの世界に宗教はあるのか。文明の誕生以前の人類にも宗教的な思考が存在していたのか。私たちホモ・サピエンスが社会をつくりはじめた出発点、ひとがひとであるようになったとき、同時に宗教が生まれた。とても強力な「神や仏を信じる力」はどのように生まれ、これからの人類に、果たしてなにをもたらすだろうか。霊長類学者と宗教学者が戦わせる最新の議論。人類史における宗教の存在に鋭く迫る!

霊長類学の重鎮と宗教学・キリスト教学の一流研究者による、人類の誕生・発展と宗教との係わりを巨視的なスケールで語る対談。宗教は文明の誕生と同時に生まれたというのが定説だが、本書の議論ではさらに深く踏み込み、文明以前の人類にも宗教的観念があったか、ゴリラやチンパンジーにも宗教に類するような思考は存在するのか、など、最新の研究成果を踏まえつつ、かつてない議論を戦わせる。
対談内容は近現代社会にまで及び、「科学技術は宗教と経済のどちらをパートナーとして選んできたのか」「IT技術の発展はこれからの宗教に何をもたらすのか」など、きわめて刺激的かつ重要なテーマを論じる。白熱した議論に加え、自筆解説2本を収録。


≪目次: ≫
●対談
第1章 人類は「物語」を生み出した
 人間が生きる意味/犬に祈りはあるか/仲間を信じて食物を食べるということ/宗教の起源は「共同体のエシックス」/秩序を重んじ、不公平を甘受するニホンザル/「物語」が世界の外に人類を導いた/想像力こそホモ・サピエンスの力/集団に再び帰れるという人間の特性/集団に依存する生存戦略の理由/多産こそ集団形成の原動力/死者はいつか帰ってくる/魂はいつ現れたのか/ジャングルの未知のコミュニケーション/「言葉で空間を再現する」という能力の獲得

第2章 暴力はなぜ生まれたか
 宗教は農耕牧畜より以前に生み出された/おばあさんザルの紛争解決/富の収奪、土地の価値が武器を人に向けた/共感能力の暴発と、暴力の頻発/儀式が「仲間」という共感能力を育てる/人口爆発に追い付けない人類の社会性/コミュニケーションの限界は150人/「抵抗勢力」として始まった世界宗教/宗教の強大化が「犠牲」を求める/人類は「未来」をいつから信じ始めたのか

第3章 暴走するAIの世界
 資本主義化したキリスト教/歴史と哲学を重んじるヨーロッパの伝統/キリスト教の暴力性はなぜ生まれたか/価値の一元化とキリスト教の分裂/貨幣が宗教を追い越していった/「ヒューマニズム」の発明/人間中心主義のもとにある「孤立した人間理解」/欲望を放置する利己主義/解体される人間と魂の問題/「ホモ・デウス」、人間から神へのアップグレード/AIは人間を「排除」する/AIが人間を評価する愚

第4章 ゴリラに学べ!
 今西錦司と西田幾多郎/人間が「ルール化されたロボット」になる日/身体なきリアリティの幻想/生の身体行動からしか得られないもの/スマホ・ラマダーンで、データから脱出せよ!/なぜ宗教に「断食」があるのか

第5章 大学はジャングルだ
 コミュニティが救う自己不安/新たな社会力を生み出す場として/ジャングルではつねに新しい種が生まれる/「知のジャングル」の未来像


●補論
人間、言葉、自然――我々はどこへ向かうのか (山極寿一)
 言葉、人間と動物を分かつもの/集団化するチンパンジー、孤独を好むゴリラ/人間にはなぜ言葉が必要だったか/子供を守るためのコミュニケーション/重さを持たないコミュニケーションの道具/身体を離れてしまった「言葉」/想像の欲求が人間の心を蝕む/超越者、神、神殿の始まり/西田幾多郎の「無の哲学」と生命の本質

宗教が迎える新しい時代 (小原克博)
 霊長類研究と宗教研究/「宗教」の歴史/家族・社会の来歴/人間の言語的特徴と宗教/動物と人間/動物観・自然観の違い/自然と人工物/ロゴスと肉(身体)/食と新たな社会性/不在者の倫理


≪著者: ≫ 山極 寿一 (やまぎわ じゅいち) 1952年東京生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。理学博士。人類学者・霊長類学者。京都大学総長日本学術会議会長。著書に『ゴリラ』『家族進化論』(東京大学出版会)、『暴力はどこからきたか』(NHKブックス)、『日本の人類学』(共著、ちくま新書)、『都市と野生の思考』(共著、集英社インターナショナル新書)、『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』(毎日新聞出版)、『ゴリラの森、言葉の海』(共著、新潮社)などがある。

≪著者: ≫ 小原 克博 (こはら かつひろ) 1965年大阪生まれ。同志社大学大学院神学研究科博士課程修了。キリスト教神学者・宗教学者。同志社大学神学部教授良心学研究センター長。著書に『世界を読み解く「宗教」入門』(日本実業出版社)、『一神教とは何か』(平凡社新書)、『宗教のポリティクス』(晃洋書房)、『神のドラマトゥルギー』(教文館)、『良心学入門』(共著、岩波書店)、『原理主義から世界の動きが見える』(共著、PHP新書)などがある。


山極寿一/尾本恵市 『日本の人類学』(ちくま新書、2017年) '17/12/31
山極寿一 『父という余分なもの サルに探る文明の起源』(新潮文庫、2015年) '16/07/31
山極寿一 『父という余分なもの サルに探る文明の起源』(新書館、1997年) '10/05/08
山極寿一 編 『ヒトはどのようにしてつくられたか』(シリーズ ヒトの科学、岩波書店、2007年) '10/05/03
山極寿一 『暴力はどこからきたか 人間性の起源を探る』(NHKブックス、日本放送出版協会、2007年) '10/04/26



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本「生きながらえる術」鷲田清一5

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生きながらえる術
○著者: 鷲田 清一
○定価: 本体1,700円(税別)
○ISBN: 978-4065156612











モノの形の味わい、生きることの難儀さ、芸術の偉力、考えることの深さ。多面体としての人間の営みとその様々な相に眼差しを向け織りなされる思索。日常を楽しみ味わいながら生きるための技法を、哲学者が軽やかに、しかも深く語るエッセイ80編余を収録。


≪目次: ≫
まえがき

I かたちのレビュー
 スバル360/ピース/サントリーオールド(ダルマ)/リップスティック/卵のパッケージ/レゴブロック/団地/ウォークマン/卓上電話機/万年筆/スウォッチ/ユニ/ファスナー/蚊取り線香/四角いトイレットペーパー/ストッキング/オビ/LPレコード/徳利/マヨネーズのチューブ/ドクターマーチン(ワーク・ブーツ)/おにぎり/リュックサック/手帳/ゴミ袋/便器/雨傘/ポスト・イット/マグカップ/眼鏡のフレーム/箸/ハンガー/ポチ袋/扇子/名刺入れ/アウディTTクーペ

II 〈生存〉の技術(アート)
 小さな肯定
 〈支援〉と〈応援〉
 暮らしのバックヤード
 素手の活動、手編みの関係
 「なりわひ」と「まかなひ」
 金銭と感情
 「ものづくり」を考える
 不能の表出――三つの証言
 「食べないと死ぬ」から「食べると死ぬ」へ
 眠り姫になれなくて
 祭りの季節に
 声の不在のなかで
 深すぎた溝を越えて

III 〈始まり〉に還る芸術(アート)
 プリコラージュの自由
 哲学はアートとともに?
 作品のプレゼンテーション?
 ちっちゃい焚き火
 ヒスロムの実力
 床面積を大きくする
 芸術と教育
 織と文
 〈衣〉の無言――石内都 『ひろしま』
 人形の「普遍」
 「態変」という燈台

IV 〈探求〉という仕事
1 ニッポンの哲人
 九鬼周造――両立不能
 和辻哲郎――〈間柄〉の思想
 廣松渉――モノからコトへ
 鶴見俊輔――まとめを拒む
 坂部恵――精神の古層へ
2 ためのある思想
 対話としての読書――三木清 『読書と人生』
 思想史研究の凄み――上山安敏 『フロイトとユング』
 いのちの昏い歴史――三木成夫 『胎児の世界』
 でかい人――梅原猛 『少年の夢』
 「おもろく」なければ学問でない――日高敏隆 『動物と人間の世界認識』
 ごつい思想、密な調査、深い知恵――山極寿一 『父という余分なもの』
 ぬえのような――河合隼雄 『カウンセリングの実際』
 心を耕す――柳田邦男 『新・がん50人の勇気』
 無方法という方法――竹内敏晴 『「出会う」ことと「生きる」こと』


あとがき (二〇一九年四月 京都・上賀茂にて 鷲田清一)
写真提供
初出一覧


≪著者: ≫ 鷲田清一 (わしだ・きよかず) 1949年生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。大阪大学文学部教授、大阪大学総長、京都市立芸術大学理事長・学長を歴任。せんだいメディアテーク館長、サントリー文化財団副理事長。現象学研究に始まり「臨床哲学」を提唱・探究する。朝日新聞で「折々のことば」を連載中。著書に『現象学の視線』『顔の現象学』『モードの迷宮』『だれのための仕事』『〈弱さ〉のちから』『京都の平熱』『「聴く」ことの力――臨床哲学試論』『哲学の使い方』『濃霧の中の方向感覚』など多数。


鷲田清一 『想像のレッスン』(ちくま文庫、2019年) '19/07/07
鷲田清一 『哲学の使い方』(岩波新書、2014年) '15/06/17
鷲田清一 『老いの空白』(岩波現代文庫、2015年) '15/04/04
鷲田清一 『京都の平熱 哲学者の都市案内』(講談社学術文庫、2013年) '13/04/30
鷲田清一 『語りきれないこと 危機と傷みの哲学』(角川oneテーマ21、角川学芸出版、2012年) '12/04/13
鷲田清一×赤坂憲雄 『東北の震災と想像力 われわれは何を負わされたのか』(講談社、2012年) '12/04/07
鷲田清一×永江朗 『哲学個人授業 〈殺し文句〉から入る哲学入門』(ちくま文庫、2011年) '12/03/07
鷲田清一 『だれのための仕事 労働vs余暇を超えて』(講談社学術文庫、2011年) '11/12/23
鷲田清一 『「ぐずぐず」の理由』(角川選書、角川学芸出版、2011年) '11/10/04
河合隼雄×鷲田清一 『臨床とことば』(朝日文庫、朝日新聞出版、2010年) '11/05/10
鷲田清一 『新編 普通をだれも教えてくれない』(ちくま学芸文庫、2010年) '11/04/12
鷲田清一 『噛みきれない想い』(角川選書、角川学芸出版、2009年) '11/03/13
鷲田清一 『「待つ」ということ』(角川選書、角川学芸出版、2006年) '11/02/05
徳丸吉彦/青山昌文 編著、鷲田清一/卜田隆嗣/寺内直子/加藤厚子/福岡正太 著 『芸術・文化・社会 〔改訂版〕 '06』(放送大学教材、放送大学教育振興会、2006年) '10/11/29



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本「大阪 都市の記憶を掘り起こす (ちくま新書1401)」加藤政洋5

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大阪 (ちくま新書)
○著者: 加藤政洋
○定価: 本体価格820円+税
○ISBN: 978-4480072177

















キタとミナミの違いとは何か? 梅田の巨大地下街はどのように形成されたのか? 2025年万博予定地「夢洲」の暗い過去とは? 梅田、船場、アメリカ村、飛田新地、釜ケ崎、新世界、法善寺横丁、ユニバ、夢洲・・・・・・ 気鋭の地理学者が街々を歩き、織田作之助らの著作を読み、この大都市の忘れられた物語を掘り起こす。大阪とはどんな街なのか? これを読めば、見える景色はがらりと変わる。


≪目次: ≫
序章 路地と横丁の都市空間
1 下水処理場の居住空間
 ポンプ室の上に/生活空間としての路地/再現された〈路地〉
2 空間表象としての〈横丁〉
 法善寺裏の食傷通路/空間パッケージとしての〈横丁〉/名は実を超えて/本書の構成

第1章 大阪《南/北》考
1 梅田の都市景観
 駅頭の風景/グローカル梅田/東京の匂い
2 駅と遊郭
 二枚の写真/縁辺の遊興空間/駅前の遊郭
3 駅前ダイヤモンド
 カタチか地価か/地霊の不在/さながら遊郭の如し/変転する駅前空間/土地利用の高度化
4 相克する《南/北》
 《南》――方角から場所へ/岸本水府の《南》/二つの〈顔〉/インテリの《北》/宮本又次の《北》礼讃/競演から協演へ
5 明日を夢見る《北》、懐古する《南》
 場所の履歴――場所・水辺・火災・駅/鍋井克之の予感/明日の夢、昔の夢

第2章 ラビリンスの地下街
1 梅田の異空間
 裏町を歩く/地下街の原風景/ふたつの横丁
2 排除の空間
 はじまりの地下道/変転する地下空間/繰り返される排除
3 もうひとつの都市
 地下街の拡散/地下街ラビリンス

第3章 商都のトポロジー
1 起ち上がる大阪
 焦土と化した街/織田作の戦災余話/場所への愛着/船場トポフィリア/復興の風景と場所感覚
2 同業者街の変動
 新旧の商工地図/谷町筋の「既製服」と「機械」/船場の問屋街/丼池の繊維問屋街/玩具・人形・菓子の問屋街/道具商の街/掘割と問屋街/脱水都化の象徴
3 新しい消費空間の登場
 拡散する《ミナミ》/《アメリカ村》の発見/自然発生のまち?

第4章 葦の地方へ
1 重工業地帯のテーマパーク
 此花ユニバ/沈む地面/小野十三郎の大阪
2 新開地の風景
 石川栄耀の〈場末論〉/此花区の新開地
3 梁石日の錯覚
 葦しげる湿地の開発/《今里新地》の現在

第5章 ミナミの深層空間――見えない系をたどる
1 石に刻まれた歴史
 京都東山の豊国廟/阿倍野墓地と千日前
2 《飛田新地》から新世界へ
 飛田遊郭の誕生/郭の景観/青線と芸人のまち/「糸ある女」の飲み屋横丁
3 花街としての新世界
 歓楽の混在郷/新世界は花街だった
4 釜ケ崎と黒門市場
 第五回内国博のインパクト/スラムとしての日本橋筋/地図にないまち/原風景――鳶田の木賃宿街/釜ケ崎の成立をめぐる語り/釜ケ崎銀座の沖縄/黒門市場の成立
5 《ミナミ》――相関する諸場の小宇宙
 千日前へ/空間的排除としての郊外化

第6章 大阪1990――未来都市の30年
1 大阪湾の新都心
 二〇二五年万博、夢の舞台/テクノポート大阪
2 ダイナミック大阪と「負の遺産」
 ファッショナブルな都市空間/大阪1990の出発点/土地信託と「負の遺産」
3 都市の空間構造と〈場所〉
 グローバル化時代の都市/場所からの発想/大阪2025の都市像

終章 界隈の解体
 〈界隈〉のひろがり/再開発による分断/モール化する阿倍野/小野十三郎の足どり/界隈の行く末

あとがき (二〇一九年二月 加藤政洋)
主な引用・参考文献


≪著者: ≫ 加藤政洋 (かとう・まさひろ) 1972年信州生まれ。立命館大学文学部教員。富山大学人文学部卒業、大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程修了、博士(文学)。専門は人文地理学。著書に『大阪のスラムと盛り場』(創元社)、『花街』(朝日選書)、『敗戦と赤線』(光文社新書)、『京の花街ものがたり』(角川選書)、『神戸の花街・盛り場考』(神戸新聞総合出版センター)、『那覇』(フォレスト)、編著に『モダン京都』(ナカニシヤ出版)、共編著に『地図で楽しむ京都の近代』(風媒)などがある。




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本「アメリカ政治の壁 利益と理念の狭間で (岩波新書1616)」渡辺将人5

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オバマ政権の二期八年の「迷走」の原因はどこにあったのか? 「一つのアメリカ」どころか、トランプ候補の登場で、ますます亀裂を深める超大国は、どこへ向かうのか。元インサイダーとして、大統領選挙の実情を知り尽くしている著者が、アメリカの「リベラル政治」の複雑で厄介な構造を読み解き、新政権の課題を占う。


≪目次: ≫
はじめに

I 揺れ動くアメリカの民主政治
 1 権力の分散と選挙デモクラシー
 2 「利益」と「理念」の新たな方程式
 コラム 「カントリー保守」と「リムジン・リベラル」の大げさな対比――『シンプル・ライフ』

II アメリカ政治の壁〈1〉――複雑で厄介なねじれ現象
 1 雇用の亀裂――労働者が保守的な国で
 2 宗教の亀裂――カトリック教会は民主党の敵か味方か
 コラム 労働組合を拒絶する南部労働者――『ノーマ・レイ』
 コラム キリスト教への誤解という副作用――『ジーザス・キャンプ』

III アメリカ政治の壁〈2〉――誰のための「利益」か
 1 外交と戦争の亀裂――政策エリートを凌駕するポピュリズム
 2 世代交代の亀裂――移民社会の変容で揺れる「一党体制州」
 コラム 「国際比較」という新境地に踏み込むリベラル派の映像言論――『ボウリング・フォー・コロンバイン』『シッコ』

IV リベラルの混迷と出口探しの行方
 1 リベラルの系譜を辿る
 2 リベラリズムの行方
 コラム ステレオタイプを打破する価値の転換――『アメリカン・ビューティ』
 コラム 「等身大のアメリカ」への示唆――『ロスト・イン・トランスレーション』

あとがきにかえて (2016年夏 渡辺将人)

主要引用・参考文献


≪著者: ≫ 渡辺将人 (わたなべ まさひと) 1975年生まれ。シカゴ大学大学院国際関係論修士課程修了。早稲田大学大学院政治学研究科にて博士(政治学)取得。ジャン・シャコウスキー米下院議員事務所、ヒラリー・クリントン上院選本部を経て、テレビ東京入社。「WBS」、政治部記者(官邸・外務省担当、野党キャップ)。コロンビア大学、ジョージワシントン大学客員研究員を経て、北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。専門はアメリカ政治。アメリカ学会斎藤眞賞ほか受賞。単著、『現代アメリカ選挙の変貌』(名古屋大学出版会)、『分裂するアメリカ』(幻冬舎新書)、『評伝 バラク・オバマ』(集英社)、『現代アメリカ選挙の集票過程』(日本評論社)、『見えないアメリカ』(講談社現代新書)ほか。訳書、『アメリカ西漸史』(B・カミングス、東洋書林、日本翻訳出版文化賞)ほか。




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本「神戸・大阪・京都 レトロ建築さんぽ」倉方俊輔5

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神戸・大阪・京都レトロ建築さんぽ
○著者: 倉方俊輔、下村しのぶ 写真
○定価: 本体1,800円+税
○ISBN: 978-4767826219








写真集のような美しいビジュアルと それぞれの時代を鮮明にイメージできる文章。街歩きがもっと楽しくなる!! 今までにない、たてものガイド。
明治、大正、昭和の戦前の名建築から 3都市の性格の違いを読み解く。


≪目次: ≫
本書の見方

I 神戸
 ジェームズ邸
 神戸税関
 旧乾邸
 神戸女学院
 甲子園会館
 白鶴美術館
 風見鶏の館
 旧小寺家厩舎
 神港ビルヂング
 デザイン・クリエイティブセンター神戸
 神戸商船三井ビル
 関西学院大学

II 大阪
 大阪市中央公会堂
 原田産業株式会社 大阪本社ビル
 綿業会館
 日本銀行 大阪支店
 生駒ビルヂング
 三井住友銀行 大阪本店ビル
 大阪府立中之島図書館
 船場ビルディング
 新井ビル
 大阪倶楽部
 太閤園 淀川邸
 芝川ビル
 堺筋倶楽部
 大阪府庁 本館
 泉布観/旧桜宮公会堂

III 京都
 京都府庁 旧本館
 東華菜館
 長楽館
 平安女学院
 同志社大学
 祗園閣
 京都ハリストス正教会 生神女福音大聖堂
 聴竹居
 同志社女子大学
 京都大学
 京都文化博物館 別館
 京都芸術センター

建築家ものがたり
 1 河合浩蔵
 2 辰野金吾
 3 武田五一

もっとレトロ建築を楽しむために (下村しのぶ)
あとがきにかえて (倉方俊輔)


※表紙 関西学院大学


≪著者: ≫ 倉方俊輔 Shunsuke Katakura 東京都生まれ。大阪市立大学准教授。建築史の研究や批評に加え、建築公開イベント「イケフェス大阪」の実行委員を務めるなど、建築と社会を近づけるべく活動中。著書に『東京レトロ建築さんぽ』『東京モダン建築さんぽ』(共著・小社刊)、『大阪建築 みる・あるく・かたる』(共著・京阪神エルマガジン社)、『生きた建築 大阪』(共著・140B)、『ドコノモン』(日経BP社)など多数。

≪写真: ≫ 下村しのぶ Shinobu Shimomura 北海道生まれ。写真家。ポートレイト、雑貨や建築物まで。雑誌、書籍、広告などで幅広く活躍中。写真展も定期的に開催。著書に『東京レトロ建築さんぽ』『東京モダン建築さんぽ』(共著・小社刊)、『おばあちゃん猫との静かな日々』(宝島社)がある。http://www.kanaria-photo.com




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本「想像のレッスン (ちくま文庫)」鷲田清一5

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想像のレッスン (ちくま文庫)
○著者: 鷲田 清一
○定価: 本体価格880円+税
○ISBN: 978-4480435828










「他者の未知の感受性にふれておろおろするじぶんをそのまま晒けだしたかった」という著者のアート評論。かすかな違和の感覚を掬い取るために日常の「裂け目」に分け入り、「見る」ことの野性を甦らせるアートの跳躍力とは。アート、演劇、舞踏、映画、写真、音楽、ファッションなどについて、「ここにあるものを手がかりにここにないものを思う」評論集。


≪目次: ≫
まえがき

レッスン0 見えないものを見る
 視界をこじ開ける――何が目見えているのか
 言葉になりえぬものへ言葉を駆使して潜り込む
 歳とともにすこし見えてきたこと
 じぶんの弱さに向きあう
 想像力が萎縮している
 想像力をはぐくむ知恵
 都市のすきま
 古木と寺社の場末
 都市の原っぱ
 一線を越える跳躍力

レッスン1 壊れたもの――日常のがらくたのなかから
 言葉のちぐはぐ
 思考停止を破る――束芋&できやよい《にっぽんの、ななかむら》
 「普通」がじりじりする アブナさをもとめている――サザンオールスターズ・サマーライブ in 横浜
 「あたりまえ」と「ありきたり」――荒川洋治 『忘れられる過去』
 「お惣菜」の思考――《ブリコラージュ・アート・ナウ》 展
 日常の雑然とした淀み
 着生のすがた――《コモン・スケープ――今日の写真における日常へのまなざし》 展
 がらくたの高貴さ、あるいは世界の外に出るための小さな回転扉――チャールズ・シミック 「コーネルの箱」(柴田元幸 訳)

レッスン2 塞がれたもの――困難な自由について
 やりすごす
 「押し返す」デザイン
 浮いている/流されているという感覚に抗して――湊町アンダーグラウンドプロジェクト
 夢の跡――見えなくなったものを見るために
 喪に服す建築――表参道の、細胞膜のようなビル群
 飛沫のはねた跡――結成五十周年記念 「具体」 回顧展
 壊れない覆い――K. K. 《ワラッテイイトモ、》
 音楽で人を殺せるか?
 「音楽」からの自由――高橋悠治・ゴルトベルク変奏曲
 センスとノンセンスのあいだを往復する思考――追悼・市川浩

レッスン3 棄てられたもの――時を行き来する
 時が流れる、お城が見える
 時のあわい――南木佳士 『神かくし』
 だれもじっとしているわけではない
 ラスト・ダダ――火遊びの季節(とき)
 「あたりまえ」への小さな裂け目――大阪現代演劇祭 「GUYS掘
 納得
 初老の男のためのおとぎ話――パトリス・ルコント監督 『列車に乗った男』
 遇うて空しく過ぐる勿(なか)れ――河瀬直美 『沙羅双樹』 によせて
 〈老い〉を聴く
 老いは、重くて、軽い――谷川俊太郎の minimal によせて
 一枚のピクチュア

レッスン4 見失ったもの――意味のゼロ還元?
 惹かれた身体
 身体を侵襲する都市――ヴィクター&ロルフ 《ファッションと色彩》 展
 消えた幸福論
 意味への問いを封印する――《ハピネス――アートにみる幸福への鍵》 展
 どこで意味から放たれるのか?――スペイン舞踊 「サロメ」
 〈光〉の創世記――勅使川原三郎公演 「Luminous」
 記憶のすきま
 眼になりくる――ホンマタカシ 『きわめてよいふうけい』
 「見える」ことの豊穣さ――鈴木理策写真展 《海と山のあいだ》
 現われの起伏をなぞる――直島・地中美術館
 〈しるし〉としての女形――ダニエル・シュミット監督 『書かれた顔』
 〈しるし〉になりきる――森村泰昌の戦略
 中心もなく、エンディングもなく――《私あるいは私――静かなる燃焼系》 展

レッスン5 消え入るもの――〈顔〉
 消え入ることで現われてくるもの
 わたしの〈顔〉 展
 宝誌和尚立像/パルミジャニーノ 「凸面鏡の自画像」/萬鐵五郎 「雲のある自画像」/マン・レイ 「カザティ公爵夫人」/香月泰男 「涅槃」/ジャコメッティ 「頭部」/フランシス・ベーコン 「ルシアン・フロイトの肖像のための習作三点」/アンディ・ウォーホル 「ミック・ジャガー」/篠山紀信 「山口百恵・19歳」/奈良美智 「Milky Lake」

レッスン6 忘れてはならないもの
 いま、家族のかたちは?
 交差するいのちの光景――ふたたび、河瀬直美 『沙羅双樹』 をめぐって
 コミュニケーションの仲立ちをする建築家――山本理顕建築模型展
 恋はせつない、やるせない?
 「この」というささやかな訴え――《山本耀司――May I help you?》 展
 眼、ひとつ。――伊勢真一のドキュメンタリー映画
 最後の友情?
 一以上でも一以下でもなく――煌めきのガラス絵 木田安彦の世界
 孤立させられる「痛み」
 痛い映画――クリスティン・ジェフズ監督 『シルヴィア』
 イメージにどこか抗ってしまうひと――中島美嘉サマーツアー
 いのちのはずみ?――ピナ・バウシュ 「炎のマズルカ」
 明滅するいのち――ジンガロ公演 「ルンタ」 における人馬一体

レッスン7 限界へのまなざし
 できないということ
 限界をくぐり抜ける――舘野泉リサイタル
 うぶ毛のような感覚――西嶋豊彦の絵
 受け身でいるのはもうよそう――金沢21世紀美術館
 手当と修復――ニコラ・フィリベール監督 『パリ・ルーヴル美術館の秘密』
 物への敬意、ざわめきのなかの気品
 ここではない別の場所――もうひとつのレッスン

あとがき (二〇〇五年九月 鷲田清一)

文庫版あとがき (二〇一九年春 鷲田清一)

解説 失われたものの痛みから 堀畑裕之(服飾ブランド matohu デザイナー)


※本書の単行本は、2005年10月、『〈想像〉のレッスン』の書名で、NTT出版より刊行されました。


≪著者: ≫ 鷲田清一 (わしだ・きよかず) 1949年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学・京都市立芸術大学名誉教授。せんだいメディアテーク館長。専門は哲学。現象学をベースに、臨床哲学、モード批評などを幅広く展開する。著書に、『「聴く」ことの力――臨床哲学試論』(桑原武夫学芸賞受賞、ちくま学芸文庫)、『モードの迷宮』(サントリー学芸賞受賞、ちくま学芸文庫)、『ちぐはぐな身体』『ひとはなぜ服を着るのか』(ちくま文庫)など多数。


鷲田清一 『哲学の使い方』(岩波新書、2014年) '15/06/17
鷲田清一 『老いの空白』(岩波現代文庫、2015年) '15/04/04
鷲田清一 『京都の平熱 哲学者の都市案内』(講談社学術文庫、2013年) '13/04/30
鷲田清一 『語りきれないこと 危機と傷みの哲学』(角川oneテーマ21、角川学芸出版、2012年) '12/04/13
鷲田清一×赤坂憲雄 『東北の震災と想像力 われわれは何を負わされたのか』(講談社、2012年) '12/04/07
鷲田清一×永江朗 『哲学個人授業 〈殺し文句〉から入る哲学入門』(ちくま文庫、2011年) '12/03/07
鷲田清一 『だれのための仕事 労働vs余暇を超えて』(講談社学術文庫、2011年) '11/12/23
鷲田清一 『「ぐずぐず」の理由』(角川選書、角川学芸出版、2011年) '11/10/04
河合隼雄×鷲田清一 『臨床とことば』(朝日文庫、朝日新聞出版、2010年) '11/05/10
鷲田清一 『新編 普通をだれも教えてくれない』(ちくま学芸文庫、2010年) '11/04/12
鷲田清一 『噛みきれない想い』(角川選書、角川学芸出版、2009年) '11/03/13
鷲田清一 『「待つ」ということ』(角川選書、角川学芸出版、2006年) '11/02/05
徳丸吉彦/青山昌文 編著、鷲田清一/卜田隆嗣/寺内直子/加藤厚子/福岡正太 著 『芸術・文化・社会 〔改訂版〕 '06』(放送大学教材、放送大学教育振興会、2006年) '10/11/29



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本「せつない京都 (幻冬舎新書542)」柏井壽5

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せつない京都 (幻冬舎新書)
○著者: 柏井 壽
○定価: 本体800円+税
○ISBN: 978-4344985438








雅で煌びやかな反面、寂しさや侘しさを内包している京都――。平清盛に心変わりされた祇王が出家した「祇王寺」、愛する男と生きるためすべてを捨てた遊女の眠る「常照寺」ほか、千二百年の歴史を持つ都には、悲話の残る小さな寺社が多い。また、朝陽に照らされた東寺五重塔、大覚寺大沢池の水面に映る景色、野宮神社の“黒い”鳥居など、街中で、ふと足を止めて見入ってしまう物悲しい光景にもたびたび出会う。綺麗、楽しい、美味しいだけじゃない、センチメンタルな古都を味わう、上級者のための京都たそがれ案内。


≪目次: ≫
はじめに――「美しさ」はせつない

第一章 せつない神社 せつないお寺
 「宗旦稲荷社(相国寺)」――茶の道を究めた狐のせつない最期
 〈千本釈迦堂〉 おかめ塚――職人の悲しみを擁した“国宝”
 悲恋の「祇王寺」「滝口寺」――嵯峨野に伝わるせつない物語
 「立本寺」の子育て幽霊――母が我が子を思う気持ちは、いつの世も同じ
 「永福寺」の蛸薬師如来――京の街では、繁華街でも、刹那にばったり出会う
 小野小町ゆかりの「欣浄寺」「随心院」「菊野大明神」――せつない恋心を抱いて毎夜歩いた〈百夜通い〉の道をたどる
 悲哀の尼寺、大原「寂光院」――建礼門院徳子、ここに眠る。『平家物語』の悲劇
 「清水寺」と西郷どん――多くの人の悲劇を背負ってそびえる美しい寺社
 都の北西の侘びたせつなさ「光悦寺」「源光庵」「常照寺」――風光明媚な洛北鷹峯に眠る、悲恋の物語
 六の宮の姫君と弁天の同情――洛南 京都駅

第二章 せつない京都百景


あとがきに代えて――平野神社の拝殿 (二〇一九年 冬  柏井 壽)

掲載スポット・掲載店リスト


≪著者: ≫ 柏井 壽 (かしわい ひさし) 1952年京都市生まれ。大阪歯科大学卒業。京都市北区で歯科医院を開業する傍ら、京都の魅力を伝えるエッセイや、日本各地の旅行記などを執筆。『極みの京都』『日本百名宿』(ともに光文社知恵の森文庫)、『おひとり京都の晩ごはん』『グルメぎらい』(ともに光文社新書)、『京都の路地裏』『京都の定番』(ともに幻冬舎新書)、『京都しあわせ食堂』『二十四節気の京都』(ともに京都しあわせ倶楽部/PHP研究所)、『京都人のいつものお昼』(淡交社)ほか、著書多数。自分の足で稼ぐ取材力と、確かな目と舌に定評があり、雑誌でも引っ張りだこに。京都や旅をテーマにしたテレビ番組の監修も多数務める。小説に、人気シリーズ『鴨川食堂』(小学館文庫)の他、『五条路地裏ジャスミン荘の伝言板』(幻冬舎文庫)、『祇園白川 小堀商店 レシピ買います』(新潮文庫)、『海近旅館』(小学館)などがある。



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本「国体論 菊と星条旗 (集英社新書0928A)」白井聡5

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国体論 菊と星条旗 (集英社新書)
○著者: 白井 聡
○定価: 本体940円+税
○ISBN: 978-4087210286











――天皇とアメリカ 誰も書かなかった日本の深層!――
明治維新から現在に至るまで、日本社会の基軸となってきたものは「国体」である――。
象徴天皇制の現代社会で「国体」? それは死語ではないのか? 否、「国体」は戦後もこの国を強く規定している。一九四五年八月、大日本帝国は「国体護持」を唯一の条件として敗戦を受け容れた。ただし、その内実は激変した。「戦後の国体」とは、天皇制というピラミッドの頂点に、アメリカを鎮座させたものなのだ。
なぜ、かくも奇妙な「国体」が生まれたのか。「戦後の国体」は、われわれをどこに導くのか。『永続敗戦論』の白井聡による、衝撃作!


≪目次: ≫
序――なぜいま、「国体」なのか
年表 反復する「国体」の歴史

第一章 「お言葉」は何を語ったのか
 1 「お言葉」の文脈
 2 天皇の祈り
 3 戦後レジームの危機と象徴天皇

第二章 国体は二度死ぬ
 1 「失われた時代」としての平成
 2 史劇は二度、繰り返される
 3 戦前国体の三段階
 4 戦後国体の三段階
 5 天皇とアメリカ

第三章 近代国家の建設と国体の誕生 (戦前レジーム:形成期)
 1 明治維新と国体の形成
 2 明治憲法の二面性
 3 明治の終焉

第四章 菊と星条旗の結合――「戦後の国体」の起源 (戦後レジーム:形成期 
 1 「理解と敬愛」の神話
 2 天皇制民主主義

第五章 国体護持の政治神学 (戦後レジーム:形成期◆
 1 ポツダム宣言受諾と国体護持
 2 「国体ハ毫モ変更セラレズ」
 3 国体のフルモデルチェンジ
 4 征夷するアメリカ

第六章 「理想の時代」とその蹉跌 (戦後レジーム:形成期)
 1 焼け跡・闇市から「戦後の国体」の確立へ
 2 政治的ユートピアの終焉

第七章 国体の不可視化から崩壊へ (戦前レジーム:相対的安定期〜崩壊期)
 1 戦前・戦後「相対的安定期」の共通性
 2 明治レジームの動揺と挫折
 3 「国民の天皇」という観念
 4 天皇制とマルクス主義者
 5 北一輝と「国民の天皇」

第八章 「日本のアメリカ」――「戦後の国体」の終着点 (戦後レジーム:相対的安定期〜崩壊期)
 1 衰退するアメリカ、偉大なるアメリカ
 2 異様さを増す対米従属
 3 隷属とその否認
 4 ふたつのアイデンティティ

終章 国体の幻想とその力
 1 国体の幻想的観念
 2 国体がもたらす破滅
 3 再び「お言葉」をめぐって



≪著者: ≫ 白井 聡 (しらい さとし) 1977年、東京都生まれ。政治学者。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。博士(社会学)。専攻は政治学・社会思想。京都精華大学人文学部専任講師。『永続敗戦論――戦後日本の核心』(太田出版)で、石橋湛山賞、角川財団学芸賞、いける本大賞を受賞。


白井聡 『未完のレーニン 〈力〉の思想を読む』(講談社選書メチエ、2007年) '12/02/16



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本「猫と藤田嗣治」内呂博之 監修5

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猫と藤田嗣治
○著者: 内呂博之 監修、浦島茂世 文、荒堀みのり ネコ研究者
○定価: 本体1,800円+税
○ISBN: 978-4767825878












――稀代の “猫” 画家・藤田嗣治(1886-1968)
ネコ研究者による考察を加えた新しい作品集――

1920年代にパリで大活躍し、今も世界中で愛される画家・藤田嗣治。藤田といえば、猫を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
本書は多才だった藤田が残した絵画、挿絵、手紙など様々な"猫"作品を集めました。充実の作品解説に加えて、ネコ研究者による猫の生物学的考察も収録。藤田の猫の絵を楽しみながら、猫の生態についても知ることができます。
藤田ファンはもちろん、猫好きも必見の今までにない美術入門書です。


≪目次: ≫
はじめに (内呂博之)
本書の読み方

『横たわる裸婦と猫』 プティ・パレ美術館
『人形を抱く少女』 群馬県立近代美術館
『少女と猫』 ポーラ美術館
『白い猫』 ベルナール・ビュフェ美術館
『キャットデザイナー』 個人蔵
『ビストロ』 カルナヴァレ美術館
『エミリー・クレーン=シャドボーンの肖像』 シカゴ美術館
『モンパルナスの娼家』 プティ・パレ美術館
『争闘(猫)』 東京国立近代美術館
『五人の裸婦』 東京国立近代美術館
『自画像』 東京国立近代美術館
『猫のいる静物』 石橋財団ブリヂストン美術館
『仰臥裸婦』 福岡市美術館
『猫と裸婦』 下関市立美術館
『タピスリーの裸婦』 京都国立近代美術館
『座る女性と猫』 鹿児島市立美術館
『動物宴』 東京国立近代美術館
『欧人日本へ到来の図』 パリ国際大学都市・日本館
『私の夢』 新潟県立近代美術館・万代島美術館
『横たわる裸婦(夢)』 国立国際美術館
『横たわる裸婦と猫』 埼玉県立近代美術館
『自画像』 国立西洋美術館
『婦人像』 島根県立石見美術館
『横たわる女と猫』 石橋財団ブリヂストン美術館
『家族の肖像』 名古屋市美術館
『猫を抱く少女』 個人蔵(名古屋市美術館寄託)
『自画像』 名古屋市美術館
『大地』 ウッドワン美術館
『ディナーパーティー』 ウッドワン美術館
『猫』 ベルナール・ビュフェ美術館
『猫』 岐阜県美術館
『イマジエ』 東京富士美術館 ベルナール・ビュフェ美術館
『平行棒』 ミシェル・ヴォケール 東京国立近代美術館 東京富士美術館 目黒区美術館
『おまえは私を好きになる・・・ (三幕の喜劇)』 クロード・ダジル 東京富士美術館 ベルナール・ビュフェ美術館
「ヴァンドーム広場」『魅せられたる河』 (挿絵本)より 東京富士美術館 東京国立近代美術館
『猫』 ベルナール・ビュフェ美術館
『花、眠り猫』 ベルナール・ビュフェ美術館
『猫』、『長閑』、『猫之図』 ベルナール・ビュフェ美術館
『夜と猫』 東京国立近代美術館 ベルナール・ビュフェ美術館
『角皿(猫とネズミ)』 目黒区美術館
『猫の床屋』 ポーラ美術館
『書簡(フランク・シャーマン宛) 1949年3月31日』 目黒区美術館
『猫を抱く少女』 ポーラ美術館
『猫の本』 マイケル・ジョセフ 東京富士美術館 ベルナール・ビュフェ美術館

おわりに (荒堀みのり)

おもな参考文献


≪監修: ≫ 内呂博之 Hiroyuki Uchiro 1972年、富山県生まれ。2001年、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程文化財保存学専攻(保存修復油画)を中退後、公益財団法人ポーラ美術振興財団ポーラ美術館学芸員(2001-2013 年)、金沢21世紀美術館 コンダベーター/キュレーター(2014-2018 年)を経て、現在は先のポーラ美術館に勤務。専門は保存修復、絵画技法史、近代絵画史。担当したおもな展覧会に「レオナール・フジタ―私のパリ、私のアトリエ」(ポーラ美術館、2011年)、「レオナール・フジタ――ポーラ美術館コレクションを中心に」(Bunkamura ザ・ミュージアムなど、2013年)、共著に『もっと知りたい藤田嗣治――生涯と作品』(東京美術、2013年)、『藤田嗣治画集』(小学館、2014 年)などがある。

≪文: ≫ 浦島茂世 Moyo Urashima 美術ライター。神奈川県鎌倉市出身。時間を見つけては美術館やギャラリーに足を運び、その情報をWebや雑誌など幅広いメディア、講演で発信するほか、NHK 文化センター、よみうりカルチャーなどで美術館をめぐる講座を開講し、美術の楽しみ方を伝える。著書に『東京のちいさな美術館めぐり』(2015年)、『京都のちいさな美術館めぐり』(2015年)、『企画展だけじゃもったいない 日本の美術館めぐり』(2018年)(すべて株式会社G.B.)。

≪ネコ研究者: ≫ 荒堀みのり Minori Arahori 1992年、京都府生まれ。2014年、京都大学文学部卒。現在同研究科博士後期課程在学中。日本学術研究会特別研究員(DC1)。ネコ研究グループCAMP NYAN において、心理学的・遺伝学的調査を通して、ネコのこころを研究している。


藤田嗣治 (ふじた つぐはる) 1886-1968。画家。東京都生まれ。東京美術学校(現在の東京藝術大学)卒業。1913年に渡仏し、おもに裸婦をモチーフに、墨と画相筆による繊細な輪郭線を特徴とする独自の油彩画を確立。1921年にサロン・ドートンヌに出品した裸婦像が「素晴らしき乳白色の下地」と称賛され、一躍パリ画壇の寵児となった。1955年にフランス国籍を取得。1968年に生涯を終え、自ら手がけたフランスの礼拝堂に眠る。




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本「父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来ない (朝日新書714)」橋本治5

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――「父はえらい、男はえらい、だから説明能力がなくてもいい」そんなバカげた世界は、とっくの昔に崩壊している!――
トランプ大統領の出現後、日本の組織でもパワハラ、セクハラが露わになり、官僚や大学のオヤジ体質が暴かれていく。男たちの「論理」が通用しない時代に、なぜ「父権制の亡霊」がはびこるのか。都知事選の変遷、ハリウッド映画の分析、学生運動の成り立ちから政治家のスキャンダルまで、あらゆる現象を歴史的にひもときながら、これまでの「当たり前」が失効する世界の到来を説く。ベストセラー『知性の顛覆』に続く、橋本治による最後の指南!


≪目次: ≫
編集部付記

第一章 世界はゆるやかに混乱して
 一 制度は崩壊しているのに
 二 二〇一七年都議選の背景PART1――「東京」が変わる
 三 二〇一七年都議選の背景PART2――「都市おやじ」の時代
 四 二〇一七年都議選の背景PART3――おやじ達の衣替え
 五 二〇一七年都議選の背景PART5――熟年の家庭内離婚
 六 「国民ファースト」ではなくて、なぜ「日本ファースト」?

第二章 とんでもなく下らない話
 一 「父権制の顚覆」の由来
 二 『スター・ウォーズ』の謎
 三 父がいないスーパーヒーロー達
 四 父はやたらと死んでしまう
 五 スーパーマンはなぜ殺される?
 六 そしてワンダーウーマンが現れる

第三章 女と論理
 一 大昔の遥かに遠い地球とは別の銀河系では
 二 「論理」にまつわる二つの側面
 三 「当たり前」が大問題になる
 四 学生運動と経営学
 五 再び「当たり前」を問題にする
 六 「女と論理」はどうなったのか?

第四章 組織の崩壊
 一 一年前から続く出来事
 二 病む組織、組織を病ませるもの
 三 セクハラ君もやって来る
 四 セクハラもパワハラだ
 五 もう忘れられている一年前のこと

第五章 父権性の亡霊
 一 突然話を分かりやすくさせたもの
 二 昔よくいた田舎のおっさん
 三 田舎のオヤジの運命
 四 父親は、豊かになって瓦解して行く
 五 オヤジは説明をしない、だから説明能力がない
 六 永田町と日本ボクシング連盟
 七 忖度は誰かがしたのかもしれないが、私が「しろ」と言ったわけではない
 八 そんなことはともかく、トランプ大統領と仲がいい安倍総理大臣は外交に強い
 九 モラルではなく、説明能力がない

第六章 誰も経験したことがない世界
 一 元日本ボクシング連盟終身会長が愛した映画『ゴッドファザー』とその「愛のテーマ」
 二 家族より「個=孤」が美しかった時代
 三 女の居場所
 四 それを女が「抑圧」と解釈したら――
 五 「結婚」という最小の社会的単位の持っていた意味
 六 「家」と王国、家長と王様
 七 「家」の持っていた意味


※『父権の崩壊 あるいは指導者はもう来ない』は、「小説トリッパー」2017年秋季号から2018年冬季号まで連載されました。2019年1月29日、著者の橋本治氏が逝去されたため、書籍化に際しては誤字・脱字、明らかな事実誤認など、必要最小限の修正に止め、そのほか〔 〕で補足した箇所以外は雑誌掲載時のままにしてあります。
※橋本氏の生前の意向を受けて、連載時のタイトル「指導者はもう来ない 父権制の顛覆」から改題していますが、本文中でタイトルについて言及している箇所については、初出時のママとしました。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと・おさむ) 1948年東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、77年に小説『桃尻娘』で小説現代新人賞佳作を受賞しデビュー。創作・エッセイに止まらず、博覧強記の知性をもとに評論家としても活躍。『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『双調平家物語』で毎日出版文化賞、『草薙の剣』で野間文芸賞を受賞。著書に『巡礼』『橋』『リア家の人々』『たとえ世界が終わっても』『知性の顛覆』『九十八歳になった私』『思いつきで世界は進む』他多数。2019年1月に逝去。



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本「東京いちどは訪れたいお寺の名建築」小岩正樹 監修5

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東京いちどは訪れたいお寺の名建築
○著者: 小岩正樹 監修/大浦春堂 文
○定価: 本体1,600円+税
○ISBN: 978-4767826172










――お参りだけではもったいない! たてもの観賞しても楽しい東京のお寺30選――
木の表情、ステンドグラス、彫り物など、お寺にはたてものの細部を観賞しても楽しい要素がたくさんあります。本書では東京都内のお寺30軒を、建築的要素に触れながら、全編撮り下ろし写真の美しいビジュアルで紹介しています。今度のお休みは、お寺でお参りをした後、ゆっくりとたてものの佇まいも楽しんでみてはいかがでしょうか?


≪目次: ≫
巻頭コラム1 知っておきたい参拝の基本
巻頭コラム2 こんなに楽しい東京の寺院建築

第1章 西エリア
 1 浄土真宗本願寺派 築地本願寺
 2 鬼子母神堂
 3 吉祥寺
 4 九品佛浄眞寺
 5 護国寺
 6 豪徳寺
 7 常照院
 8 萬松山 泉岳寺
 9 増上寺
 10 池上本門寺
 11 豊川稲荷東京別院
 12 堀之内妙法寺
 13 妙定院
 14 目黒不動尊瀧泉寺
 15 亮朝院
 16 圓融寺

第2章 東エリア
 1 諸宗山 回向院
 2 寛永寺根本中堂
 3 弘福寺
 4 経栄山 題経寺(柴又帝釈天)
 5 深川不動尊
 6 清水観音堂
 7 西新井大師
 8 浅草寺
 9 不忍弁天堂

第3章 市部エリア
 1 塩船観音寺
 2 高幡不動尊 金剛寺
 3 眸山薬王院
 4 深大寺
 5 廣園寺


≪監修: ≫ 小岩正樹 Masaki Koiwa 早稲田大学理工学術院准教授。1977年神奈川県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、同大学院修士課程、博士後期課程修了。同大学助手・助教をへて、2014年より現職。博士(工学)。専門は建築史、文化遺産学。主な研究業績に『日本建築生産組織に関する研究1959』(故渡邊保忠著・編集校訂、明現社)、『バイヨン寺院全域の保存修復のためのマスタープラン』(共編著、財団法人日本国際協力センター)、『日本近代建築大全 〈東日本篇〉』(共著、講談社)、『日本都市史・建築史事典』(共著、丸善出版)など。

≪文: ≫ 大浦春堂 Shundo Ohura 編集者、トラベルライター。おもに社寺参りに関する記事を雑誌やWEBマガジンに寄稿するほか、自著に『御朱印と御朱印帳で旅する全国の神社とお寺』(マイナビ出版)、『神様とつながる暮らし方』(彩図社)、『神様が宿る御神酒』(神宮館)、『神社とお寺 おいしいお詣りスイーツ』(講談社)がある。



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本「京都思想逍遥 (ちくま新書1388)」小倉紀蔵5

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京都思想逍遥 (ちくま新書)
○著者: 小倉 紀蔵
○定価: 本体価格900円+税
○ISBN: 978-4480072085









千二百年にわたる人々の記憶が集積した古都をそぞろ歩く。するとたちまち、源氏物語や古今和歌集に始まり、道元、世阿弥、頼山陽、鈴木大拙、三島由紀夫に至るまでのさまざまな言葉と交錯し、その〈たましひ〉と交響することになる。逍遥によってこそ、諸行無常の悲哀を追体験でき、権力者がつくりあげたものではない本当の歴史が理解できるのだ。東アジアの思想のみならず、古今東西の思想・文学を広く渉猟してきた著者ならではの、京都の「奥深きところ」をめぐる思想案内。


≪目次: ≫
逍遥のはじめに――京を歩くとは、祈ること

序章 京都とは――逍遥の準備
1 悲哀する京都
  悲哀のみやこ/悲哀とは、生のかがやき
2 京都、歴史の破砕
  京都を歩くとは、歴史に抗うこと/破砕するパサージュ
3 京都、言の葉の乱れ散る
  言の葉の飛び交う/言の葉アナーキー
4 夢とうつつを生きる
  伏して恋い、起きても惑う京都/夢幻を生きる
5 京都に霊性はないのか
  鈴木大拙と京都/「日本的霊性」とは/京都の文化を批判する/大拙の霊性と〈第三のいのち〉
6 創造性臨界ラインを歩く
  「創造性臨界ライン」とは/地震以前/物質とひとと情報の流入ルート

第一章 出町柳から北白川まで
1 鴨川――渡来人と京都
  渡来人の土地/百万遍へ
2 百万遍――わが解体
  田中の西田幾多郎旧邸宅/いよいよ百万遍へ/自らを解体する高橋和巳/自己解体の現場はいま
3 聖護院――伊東静雄
  百万遍から聖護院へ/百合子と静雄/京都への嫌悪
4 若王子と法然院――和辻哲郎と九鬼周造
  黒谷から若王子へ/若王子から法然寺へ

第二章 北白川から御苑まで
1 西田幾多郎と『善の研究』
  国体思想の痕跡/アニメと西田哲学/生命と自我をめぐる格闘/西田幾多郎/純粋経験/自由に生きよ
2 後期の西田幾多郎
  場所/述語的/絶対矛盾的自己同一
3 柳宗悦と民藝
  柳宗悦と民藝/悲哀なのか?/『李朝を巡る心』
4 尹東柱(ユンドンジュ)とはだれか
  鴨川と鄭芝溶/尹東柱と京都/尹東柱と馬光洙

第三章 御苑から丸太町通まで 
1 桓武天皇と京都
  桓武天皇の遷都/桓武天皇とグローバリズム/世界都市・平安京/風水地理、背山臨水
2 御苑・富小路広場――紀貫之と「古今和歌集」
  塚本邦雄と定家/紀貫之の路線/『古今和歌集』仮名序の世界観/歌か、社会か
3 盧山寺――『源氏物語』の「あはれ」
  紫式部のいた場所/「あはれ」と〈いのち〉/「をかし」と〈いのち〉
4 中原中也と頼山陽
  中原中也/頼山陽と大塩平八郎の友情

第四章 丸太町通から四条まで
1 寺町通二条――檸檬
  梶井基次郎と寺町通/憂鬱と檸檬
2 京都の中心――文化革命の現場
  京都の中心とは/「京都文化」が代表するもの/文化革命は完了した/複雑な蔑視の構造
3 御池通から四条まで――似非逸脱者の京都
  弛緩している/東京資本のほくそ笑み
4 こころも道も狭い京都
  こころの狭さ/毎日が曲芸大会
5 御池通――三島由紀夫
  三島由紀夫と『金閣寺』/絶対的なもの/絶対から相対へ、そしてまた絶対へ
6 祇園祭――川端康成『古都』
  滅びの感覚/〈あいだ〉の領域

第五章 四条から八条まで
1 「裏京都」はどこにある
  「裏京都」/鴨川と「裏京都」/葬る場所/清水寺
2 源融と高瀬川
  源融と六条河原院/塩をめぐって/橋と美と生政治/高瀬川/森鴎外の「高瀬舟」
3 正面から東山七条へ――殉教と侵略と『梁塵秘抄』
  元和キリシタン殉教/耳塚/馬町と空襲/馬町から東山七条へ/今様と後白河法皇/平安時代の前衛思想
4 今熊野――世阿弥
  今熊野と世阿弥/世阿弥はアバンギャルド/笛の〈いのち〉/花は〈第三のいのち〉
5 深いところ
  矛盾の結節点へ

第六章 八条から深草まで
1 京都駅――宇宙的、あまりに宇宙的
  不思議な車掌/宇宙的、あまりに宇宙的/地球外生物を見るような
2 東九条と在日コリアン
  東九条/在日コリアンとして京都に生きる/深草へ、サウスへ
3 月輪から伏見稲荷へ
  モビリティの否定/上下動のまち/月輪と清少納言/深草と藤原俊成/伏見稲荷大社へ/アニミズムとシャーマニズム/伊藤若冲
4 深草と道元
  深草と道元/道元の「脱落」

逍遥の終わりに――美とニヒリズムの京都

謝辞


≪著者: ≫ 小倉紀蔵 (おぐら・きぞう) 1959年東京生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。東京大学文学部ドイツ文学科卒業、韓国ソウル大学校哲学科大学院東洋哲学専攻博士課程単位取得退学。専門は東アジア哲学。著書『入門 朱子学と陽明学』『新しい論語』『朝鮮思想全史』(以上、ちくま新書)、『朱子学化する日本近代』『北朝鮮とは何か』(以上、藤原書店)、『創造する東アジア』『〈いのち〉は死なない』(以上、春秋社)、『心で知る、韓国』(岩波現代文庫)、『韓国は一個の哲学である』(講談社学術文庫)など。


小倉紀蔵 『新しい論語』(ちくま新書、2013年) '14/01/18
小倉紀蔵 『心で知る、韓国』(岩波現代文庫、2012年) '13/09/19
小倉紀蔵 編著 『現代韓国を学ぶ  Making Sense of Contemporary Korea 』(有斐閣選書、2012年) '13/09/08
小倉紀蔵 『入門 朱子学と陽明学』(ちくま新書、2012年) '13/02/06
小倉紀藏 『韓国語はじめの一歩』(ちくま新書、2000年) '11/08/18
小倉紀蔵 『歴史認識を乗り越える 日中韓の対話を阻むものは何か』(講談社現代新書、2005年) '11/08/14
小倉紀蔵 『ハイブリッド化する日韓』(エヌティティ出版、2010年) '11/08/05
小倉紀蔵 『日中韓はひとつになれない』(角川oneテーマ21、2008年) '11/07/29
小倉紀蔵 『韓国は一個の哲学である 〈理〉と〈気〉の社会システム』(講談社学術文庫、2011年) '11/06/22


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本「精読 学問のすゝめ (幻冬舎新書552)」橋本治5

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精読 学問のすゝめ (幻冬舎新書)
○著者: 橋本 治
○定価: 本体840円+税
○ISBN: 978-4344985544









「天は人の上に人を造らず」の有名な書き出し。『学問のすゝめ』なのに、なぜこんな一文から始まるのか? 諭吉が挙げた学ぶべき5科目の説明が、あっという間に終わるのはなぜなのか? それより膨大に費やされている話は一体・・・・・・? 明治初期に刊行され、20万部のベストセラー、日本が太平洋戦争で負けた後に再び読まれ、いまも売れ続ける名著の謎をズバリ解く。全十七編のうち、すべての肝は初編にありと見抜いた著者が、その一文一文を噛み砕き、時代背景から文章の飛躍の意味まで懇切丁寧に解きほぐしてしまった型破りな解説本。


≪目次: ≫
はじめに――『学問のすゝめ』が読まれる時

第一回 明治五年の頃
 まだ“江戸気分”の明治に出された『学問のすゝめ』
 出だしにある有名な「天」とはなにか
 お釈迦様の「天上天下唯我独尊」の意味から考える
 キリスト教の「神」と日本の「神」との違い
 「自由と平等」なんて初耳。だから諭吉は・・・
 とにかく、「学問をすればなんでも出来る!」

第二回 学問とはなんだ
 江戸時代までの「学問」と、ここが違う
 それまでのアカデミックの頂点は「漢文」だった
 これからは「実学」だ
 何も知らない「西洋」を学ぶのは大変だ
 これからは「自分の頭で考えろ。それが学問だ」

第三回 虚学と実学
 諭吉は「商売のすゝめ」を書いたわけではない
 「虚」と「実」の違いは、「役に立つかどうか」だけではない
 では、諭吉の言う「実学」とは?
 「独立しろ」とはどういうことか

第四回 福沢諭吉がまず言いたかったこと
 全十七編の“ブログ本”で重要なのはどこか
 すべての肝はやっぱり「初編」
 輸入モノの「自由」を日本人は知っていた?
 自由においても学問においても大切な「分限」とは
 「分限」を定義する三箇条

第五回 自由になったらなにをする?
 わがまま勝手と自由は違うよ、と念を押し・・・
 江戸時代までの「自由」は、「政治」と関係ないところにあった
 「自由」+「独立」で、「自由独立」という一語がカギ
 国民に政治は開かれた。だから政治に目を向けようね
 国民が賢ければ、政府も賢くなると諭吉がしきりに匂わせたわけ

第六回 「啓蒙」ってなんだ?
 本家本元の啓蒙思想は「神との決別」から始まった
 啓蒙思想の広がり方は英・仏・独それぞれ
 輸入した啓蒙思想は行方不明になったけれども
 まっさらな近代日本に必要とされた「啓蒙」とは
 「なにをどうしたらいいのでしょう」という困った問いに、諭吉は答えた
 明治初めはみんな“蒙”。そこから立ち上がるのに必要なのが・・・

第七回 敵がようやく姿を現す
 初めは諭吉も、明るく未来を説いていた
 人民はよき国民になれ、政府にも慈悲心がある。と、まとめるはずが
 新政府と人民の関係が、だんだん怪しくなってきた
 そして諭吉は四編、五編でキレた。誰に?
 理想から離れてゆく現実。諭吉、地団駄を踏む

第八回 もしも世の中がバカだらけなら
 新しい時代の生き方がさっぱり分からなかった日本人を前にして
 大事な話の語り口を、“インテリ”と“民衆” 相手にこう変えた
 超難問! 「政府と国民の新しい関係性」をどう説明したかというと
 明治政府にもいろいろあるけど、「オレは“バカ”が許せない!」
 結論! 「速やかに学問を志し、自分で才徳を高くして・・・」

第九回 私はやらない、君がやれ
 『学問のすゝめ』はノウハウ本じゃないことを、しつこく押さえておく
 幕府の「軍政」から「民政」に移行したときの国民あり方(マナー)とは
 国民の政治参加も、議会開設の必要性も力説しない。なぜなら。
 「こういう社会を君らはなんとかしてね」 諭吉のクールな姿勢に隠されたもの

最終回 現在進行形としての『学問のすゝめ』
 後は各自で読んで下さい。でもその前に
 古典であることを意識して読むということ
 まだ全然「近代」になっていない明治という時代
 政府と人民、その関係性をおさらいする
 そして今、『学問のすゝめ』のあの一文が立ちはだかるということは

収録 福沢諭吉 『学問のすゝめ』 初編 (出典 『学問のすゝめ』 福沢諭吉、岩波文庫)


※この作品は、二〇一六年六月小社より刊行された『福沢諭吉の『学問のすゝめ』』を改題したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 東京都生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。小説、評論、戯曲、古典の現代語訳、エッセイ等、多彩に活動。『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調 平家物語』(毎日出版文化賞)、『草薙の剣』(野間文芸賞)、『窯変 源氏物語』『巡礼』『リア家の人々』『ぬえの名前』『青空人生相談所』『橋本治のかけこみ人生相談』等、著書・受賞歴多数。2019年1月逝去。


橋本治 『福沢諭吉の『学問のすゝめ』』(幻冬舎、2016年) '16/09/22



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本「私の鉄道人生“半世紀” (イースト新書Q056)」須田寛5

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――国鉄からJRへ・・・・・・ 波瀾の人生
駅員、車掌、国鉄旅客局課長などを歴任したリーダーが見てきたものとは。――

鉄道ファンだったことから、国鉄に入社し、静岡駅の駅員や、御殿場線の本務車掌も経験。その後は本社の旅客局長や地方の鉄道管理局長として、特急車両の回送を活用した「ホームライナー」や、列車(汽車)が1時間に1本だった地方都市で電車を15〜20分おきに運行するなど、現在も続く様々なアイデアを実現したことで知られる須田郢瓠9馘瓦諒割民営化後はJR東海のトップとして鉄道の発展に努めてきた著者が語る、国鉄・JRの65年。


≪目次: ≫
はじめに 半世紀余の私の鉄道人生で得た教訓

序章 「鉄道人」の仕事とは何だろうか 「鉄道ファン」が鉄道を仕事にするには
 「鉄道人」の多くはシステムのごく一部
 巨大企業体としての国鉄
 国鉄は占領軍の司令で生まれた
 自由のない企業は企業ではない
 国鉄に鉄道ファンはいたのか?
 「鉄道マニア」がいい鉄道人(事務系)になりにくい理由

第1章 鉄道の現場の仕事から 国鉄入社まで、現場(見習い)の日々
 鉄道を好きになったきっかけ
 鉄道に感激する
 国鉄一本
 静岡鉄道管理局へ
  改札の仕事/出札の仕事/小荷物の仕事
 実際の仕事は知らないことだらけ
 御殿場線での車掌経験で「夢」かなう
 東京車掌区で急行列車に(見習いで)乗務する
 現場だけに埋没せず高い視野をもてば
 鉄道を支えたプロフェッショナルたち

第2章 地方での非現業職員の仕事から 静岡鉄道管理局見習い、四国支社勤務時代
 旅客課見習い課員
 組織で仕事をするということ
 「半日」ストの衝撃
 「鉄道魂」を再確認した地滑り事故
 文書作成のノウハウを学ぶ
 相手の意見をつぶさずに話すノウハウ
 「卒論」代わりとなった「案内放送の手引・事務掲示の手引」
 強力なトップダウン方式のもとで
 上司と部下、どうすればうまくいくか?
 伸びていく人の判別法
 組織を動かせる人がもつ特徴

第3章 難題に向き合う仕事から 経済企画庁出向、本社勤務時代――運賃改定を中心に
 運賃値上げも「鉄道人」の仕事
 ちぐはぐな値上げ
 永田町と霞が関
 日本を動かしていた若き官僚たち
 「資金調達」で初めて新幹線と出会う
 運賃改定に取り組んできた人たち
 「公共」という名のひとり歩き
 面白くない、難しい仕事を担当して
 イメージ向上と低下のはざまで

第4章 地方組織での仕事から 名古屋鉄道管理局勤務時代
 名古屋との縁の始まり
 転勤の効用は立場の違いの体得
 誰もが納得できる「最大公約数」から関係構築を始める
 高山本線んの改善計画で説明方法を学ぶ
 「汽車から電車へ」をめざして
 地方での国電型ダイヤの原型「PLAN'80」
 グッドアイデアは公表へ

第5章 お客さまと向き合う仕事から 国鉄本社旅客局時代
 鉄道は「時間をサービスする事業」
 1970年の大阪万博で感じた驚き
 「鉄道に乗ること」そのものの価値
 ニーズをアイデアに変え、実行するまでの過程
  シルバーシート/キャンペーン/ホームライナー
 こっそり顧客のなかにもぐり込む
 単純なアイデアこそ正解、思いついたらとにかくやってみる
 マスコミを追いかけよう

第6章 難局に立ち向かう仕事から 国鉄理事時代――スト対策、分割民営化
 課題はわかっていても先送りされ続けた
 どうしようもない状況で重くなる職責
 想定外だったJR東海社長就任
 国鉄最後の日、列車は無事に走った

第7章 新生鉄道会社「JR」での仕事から JR東海社長、会長時代
 「青天の霹靂」から社長になるまで
 ナイター輸送が象徴した民営化
 「シンデレラ・エクスプレス」
 地の利、人の和、天の時
 民営化で変わったことは何か
 「のぞみ」登場と“名古屋飛ばし”
 リニア中央新幹線について
 リニアは鉄道史でどのような意味をもつのか

終章 「鉄道系社会人」として生き続けるなかで JR東海相談役時代――観光の推進、鉄道友の会での活動
 50年ぶりに「鉄道友の会」へ
 なぜ観光振興なのか
 観光を見つめ直す
 観光への「偏見」と「危うさ」に挑む
 観光は文化活動、経済活動
 「観光産業」にも正しい理解を
 今後の鉄道のあり方を議論しよう
 交通機関同士の競争の時代は終わった?
 これからの鉄道を考える
 これから鉄道をめざす方々へ
 鉄道を愛する方々へ

おわりに 新しい鉄道の将来へのメッセージ (須田 寛)


≪著者: ≫ 須田 寛 (すだ・ひろし) 1931年京都に生まれる。1954年京都大学法学部卒業、日本国有鉄道入社。1964年営業局総務課課長補佐。1966年名古屋鉄道管理局総務部長。1969年2月旅客局調査役。8月旅客局設備課長。1971年旅客局営業課長。1974年旅客局総務課長。1979年名古屋鉄道管理局長。1981年7月旅客局長。1984年理事(常務理事)を経て1987年東海旅客鉄道株式会社代表取締役社長。1995年代表取締役会長。2004年相談役。公益社団法人日本観光振興協会全国産業観光推進協議会会長を務めるほか、日本商工会議所などで観光関係の活動に携わる。現在は鉄道友の会会長も務める。著書に『日本の観光 きのう・いま・あす』『昭和の鉄道 近代鉄道の基盤づくり』(交通新聞社新書)、『東海道新幹線50年の軌跡』(JTBパブリッシング)などがある。



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本「国際法 (ちくま新書1372)」大沼保昭5

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国際法 (ちくま新書)
○著者: 大沼 保昭
○定価: 本体価格1,100円+税
○ISBN: 978-4480071651











国際法とは何かと聞かれても、すぐにイメージしにくいかもしれない。でも、憲法や安全保障のような国民全体の大問題だけでなく、コンビニでパンを買うといった私的な問題にまで国際法は関わっている。そのように広く国際社会に通用している国際法をどう理解すればよいのか。弱肉強食の「国際社会」という不条理の世界で、法はどう働くのか。そうした「生きた国際法」を誰にでもわかる形で、国際法の第一人者が解説。グローバル時代を生きるすべての現代人にとって必読必携の書。


≪目次: ≫
はじめに (二〇一八年八月 大沼保昭)



第一部 国際法のはたらき
第1章 国際社会と法
 I 国際法の歴史
  1 「国際法の父」はグロティウス?
  2 地域規範秩序の併存から世界全体に妥当する国際法へ
  3 二〇世紀の脱植民地化、二一世紀のアジアの復興と国際法
 II 国際法のはたらき
  1 「国際法は無力」という神話――国際法の社会的役割と有用性
  2 国際法の社会的構造

第2章 国家とその他の国際法主体
 I 国家
  1 「国家の黄昏」という神話
  2 人民の自決権
  3 国家機関
 II 主権
  1 主権と主権国家体制
  2 管轄権の衝突と調整
 III 非国家主体
  1 国際組織
  2 企業、NGO、民族的少数者・先住民族と国際赤十字、女性、個人

第3章 国際法のありかた
 I 国際法のありかた
  1 国際法が問題となる場面
  2 国際法はどのように認識・解釈されるのか
 II 条約
  1 条約の重要性
  2 条約に関するルール
  3 条約と国内法との調整
 III 不文国際法
  1 自然法と慣習国際法
  2 多国間条約、国連決議、国際会議の決議、国際司法裁判所の判決など

第4章 国際違法行為への対応
  1 法の実効性を担保するメカニズム
  2 国家の違法行為と国家責任
  3 国際公共義務の違反
  4 誰が違法と決めるのか

第二部 共存と協力の国際法
第5章 領域と国籍
 I 領域
  1 国家の領域
  2 二一世紀の領域規制原理
  3 海洋法
 II 国民国家と国籍
  1 国民と国籍
  2 国際法と国籍法
  3 外国人の地位と外交保護

第6章 人権
 I 人権の歴史
  1 人権の普遍性と歴史性
  2 国連体制下の国際人権保障
  3 地域人権保障
 II 国際非差別法と少数者保護の展開
  1 非差別への道
  2 民族差別の禁止と少数者の保護
 III 多様な世界の人権
  1 国際人権保障の国内的実施
  2 外部からの強制による人権保障
  3 国際政治の人権化とそれへの反動

第7章 経済と環境の国際法
 I 経済の歴史と国際法
  1 第二次大戦前の国際経済と法
  2 ブレトンウッズ=ガット体制
 II 国際通貨と国際法
  1 ガットからWTOへ
  2 WTO法の主要原則とその問題点
 III 投資・通貨・金融と国際法
  1 国際投資にかかわる国際法
  2 通貨・金融にかかわる国際法
 IV 国際経済システムが抱える問題
  1 経済格差と貧困
  2 東風は西風を圧するか――アジアの復興と国際経済法
 V 環境の保護
  1 二〇世紀の物質文明と地球環境
  2 地球環境保護への歩み
 VI 地球文明の将来
  1 大気と海洋の保護
  2 気候変動
  3 世界遺産の保護
  4 将来の世代へ――世代間衡平の問題

第三部 不条理の世界の法
第8章 国際紛争と国際法
 I 国際紛争と国際法
  1 紛争解決の歴史と戦争の違法化
  2 国際法と紛争の平和的解決の枠組み
 II 国際仲裁と国際裁判
  1 国際仲裁
  2 国際司法裁判所
 III 国家間紛争解決と国際法
  1 多国間条約下の紛争解決
  2 国連と紛争解決
  3 国際紛争解決における国際法の地位

第9章 戦争と平和
 I 武力の規制と集団安全保障
  1 「戦争と平和」への国際法のアプローチと国連
  2 集団安全保障のメカニズム
  3 国連の非軍事的措置
  4 軍事的措置
  5 国連の平和維持活動
 II 武力行使の国際法的正当化の諸形態
  1 自衛権
  2 自衛権以外の正当化根拠
 III 国連体制の意義と限界
  1 集団安全保障体制の機能不全
  2 内戦と複合的武力紛争の実例
  3 PKOの多様化と人間の安全保障
 IV 不条理の世界と国際法――二一世紀の「戦争と平和」
  1 テロリズム
  2 二一世紀における人道的干渉
  3 国際法、このいらつかせうもの

参照文献
ブックガイド
謝辞 (娘 大沼みずほ


≪著者: ≫ 大沼保昭 (おおぬま・やすあき) 1946年生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科教授、明治大学法学部特任教授などを歴任。東京大学名誉教授。専攻は国際法学。著書『サハリン棄民』(中公新書、1992年)、『人権、国家、文明』(筑摩書房、1998年)、『「慰安婦」問題とは何だったのか』(中公新書、2007年)、『「歴史認識」とは何か』(中公新書、2015年)、International Law in a Transcivilizational World,(Cambridge University Press,2017)など多数。2018年10月逝去。



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本「エゴン・シーレ 永遠の子ども (自作を語る画文集)」エゴン・シーレ、伊藤直子 訳編5

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エゴン・シーレ (自作を語る画文集:永遠の子ども)
○著者: エゴン・シーレ 画と文/伊藤直子 訳編
○定価: 本体2,200円+税
○ISBN: 978-4896942606







・・・・・・ 身体言語において強調されているのは手の表現である。誇張とも見える指の形は日常の動作を切り取ったのではなく、あえて演出され、何かを語るものである。・・・・・・ (p.8、はじめに)



――シーレ(Egon Schiele, 1890-1918)自身の言葉で綴る生涯と作品――
ウィーンの世紀転換期を疾駆するように、28年という短い生涯を駆け抜けた若き天才画家のリアルな姿。
芸術に対するほとばしる情熱を綴った詩文から困窮の生活費を無心する手紙まで、書簡や日記などに見える本人の言葉とそこで言及される作品を中心に集成し、画家自身にとっての真実を探る【オリジナル画文集】。掲載図版100点。
ギュスターヴ・モロー、オディロン・ルドン、エドヴァルト・ムンク、トゥールーズ=ロートレック、アンリ・ルソ−に続く、「自作を語る画文集」シリーズ《第6弾》


≪目次: ≫
はじめに (訳者)

1905-09: 画家になるまで
1910-14: シーレ誕生
1915-18: 成功と早すぎる終焉

実現しなかった 「芸術の広間(クンストハレ)」 構想のための宣言
エゴン・シーレ略年譜
掲載図版一覧
主な参考文献
シーレ作品を所蔵する国内の主な美術館

※カバー画版: (表)《膝を抱えて座る女》 1917年, プラハ国立美術館


≪訳編者≫ 伊藤直子 (いとう なおこ) 東京生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。中央大学他非常勤講師。専門はドイツ文学、ドイツ文化史。著書、『ルカス・クラーナハ』(八坂書房)、『オペラの18世紀』(共著、彩流社)、『オペラ学の地平』(共編著、彩流社)、『ドイツ文学を担った女性たち』(共著、島影社)。訳書、ミヒャエル・ホルヴァート編『血のバセーナ』(現代ウィーン・ミステリー・シリーズ、共訳、水声社)、ハンス・ビーダーマン『図説 世界シンボル事典』(共訳、八坂書房)。


ジェーン・カリアー、アイヴァン・ヴァルタニアン 監修、和田京子 訳 編集 『エゴン・シーレ ドローイング 水彩画作品集  Jane Kallir, EGON SCHIELE: DRAWINGS & WATERCOLORS 』(新潮社、2003年) '09/08/30



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本「関東の美しい神社」戸部民夫5

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関東の美しい神社
○著者: 戸部民夫、藤田慎一郎 写真
○定価: 本体1,600円+税
○ISBN: 978-4767826189









〈国宝級に美しい 関東の神社を厳選! 〉
日本全国で8万を超えると言われる神社。本書はそのなかから、建築や彫刻が美しい関東の神社を厳選してご紹介します。
日光東照宮、明治神宮といった誰もが知る神社だけでなく、人気観光地の秩父や鎌倉で見るべき由緒ある神社や、2018年12月に文化財指定されたばかりの「大前神社」、年に数日しか開かれない隠れた文化財の「仙波東照宮」、昭和の名建築家のデザインが受け継がれる「乃木神社」など・・・・・・
神社好きな方もそうでない方も楽しめる33の神社を収録。その由緒やご祭神・ご利益はもちろんのこと、社殿の建築様式や彫刻の由来、摂社・末社などの見どころまで丁寧に解説しています。

〈貴重で美麗な写真の数々〉
普段は近づくことのできない本殿や、じっくり見られない細部の装飾まで、各神社のご協力のもと可能な限り撮影しました。行ったことのあるおなじみの神社でも、きっと知らなかった魅力を発見することができます。

ご利益をさずかり、建築や空間も味わう贅沢な一冊。本書を片手に、ぜひ関東の美しい神社へ出かけてみてはいかがでしょう?


≪目次: ≫
関東の美しい神社マップ

 明治神宮 (東京・代々木)
 神田神社 (東京・神田)
 品川神社 (東京・品川)
 鶴岡八幡宮 (神奈川・鎌倉)
 白山神社 (東京・白山)
 日光二荒山神社 (栃木・日光)
 寳登山神社 (埼玉・秩父)
 乃木神社 (東京・乃木坂)
 銭洗弁財天宇賀福神社 (神奈川・鎌倉)
 千葉神社 (千葉・千葉)
 小野照崎神社 (東京・入谷)
 三峯神社 (埼玉・秩父)
 香取神宮 (千葉・香取)
 仙波東照宮 (埼玉・川越)
 江島神社 (神奈川・藤沢)
 一之宮貫前神社 (群馬・富岡)
 大國魂神社 (東京・府中)
 日枝神社 (東京・赤坂)
 妙義神社 (群馬・富岡)
 愛宕神社 (東京・虎ノ門)
 笠間稲荷神社 (茨城・笠間)
 日光東照宮 (栃木・日光)
 大宝八幡宮 (茨城・下妻)
 鷲神社 (東京・浅草)
 湯島天満宮 (東京・湯島)
 秩父神社 (埼玉・秩父)
 大山阿夫利神社 (神奈川・伊勢原)
 荏柄天神社 (神奈川・鎌倉)
 鹿島神宮 (茨城・鹿嶋)
 大前神社 (栃木・真岡)
 武蔵一宮 氷川神社 (埼玉・大宮)
 亀戸天神社 (東京・亀戸)
 根津神社 (東京・根津)

コラム一 神社を構成するもの
コラム二 神様の系図
コラム三 参拝のきほん
コラム四 詳しく知りたい神社用語


≪著者: ≫ 戸部民夫 (とべ・たみお) 1947年、群馬県生まれ。法政大学卒業。美術関係出版社勤務後、作家に。主な著書に『「日本の神様」がよくわかる本』『ツキを呼ぶ「神社・仏閣」徹底ガイド』『「日本の霊山」がよくわかる本』(以上、PHP文庫)、『新版 日本神話の神々』(三修社)、『全国一の宮紀行 』(ワニ文庫)、『戦国武将の守護神たち』(日本文芸社)、『神様になった動物たち』(だいわ文庫)、『ありがたい神社の歩き方、神様の見つけ方』(芸術新聞社)、『日本の神社がよくわかる本』(光文社知恵の森文庫)、『神社でたどる「江戸・東京」歴史散歩』(洋泉社)、『本当は怖い日本の神さま』(ベスト新書)など。




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本「考える日本史 (河出新書002)」本郷和人5

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考える日本史(河出新書)
○著者: 本郷和人
○定価: 本体840円(税別)
○ISBN: 978-4309631028









「知っている」だけではもったいない。なにより大切なのは「考える」ことである。信、血、恨、法、貧、戦、拠、知、三、異。たった漢字ひと文字のお題から、即興で歴史の森に分け入り、ついには日本史の勘どころにたどりつく―― 東京大学史料編纂所教授の新感覚・日本史教室、開講! 教科書や通史は退屈だという人には特におすすめ。


≪目次: ≫
はじめに

第一章 「信」
 国家の信用は「銭」で量ることができる/五十文かけて、十文の銭を探した理由/江戸時代の「銭」の信用度/中世、近世と大きくなっていった銭の信用/日本社会と中国社会の「信用」のちがい/「信頼できる男」だった徳川家康/まったく守られなかった戦国時代の同盟/「御恩と奉公」の信頼関係/戦国時代、他国の人間は信用できなかった/「一味神水」とは何か/中世武士は「自分は日本人だ」と考えていたのか

第二章 「血」
 「地位」か、「血」か/血が地位より重い日本史/トップが殺されない国/日本は取り入れなかった科挙制度/現代の政治家も世襲原理/世襲社会のメリット、それは安定/「末は博士か大臣か」の明治時代/明治維新が実現した「世界で最も平等な社会」/実力主義が生んだ高度経済成長/現代に復活する世襲社会/信長を生み出したものはなにか/一神教と多神教/実は「血」よりも大切なのは「家」/家格を上げる落胤伝説/秀吉は秀頼の生物学上の父にあらず!?/平清盛、天皇落胤説/日本でもっとも高貴な血筋/世襲社会が終わる日

第三章 「恨」
 貴族が恨みを抱くとき/天皇の名と恨み/せめては魂は京都に還りますように/徹底的に幕府に拒否された後鳥羽天皇/武士にとって怖いのは死者ではなく生者/恨みをはらすための切腹/恨みの自力救済、「敵討ち」/敵討ち公認も禁止もできなかった幕府/間男は殺していいのか、いけないのか/喧嘩両成敗が意味するもの/「忠臣蔵」の法の精神/自力救済が禁じられるまでの長い道のり

第四章 「法」
 文系の頂点は法学部/律令国家日本の輝ける歴史?/要するに努力目標だった律令/驚くべき中世裁判の実態/一貫していない幕府の法/朝廷の法と裁判/基づくものは法ではなく、道理/では、いったいどこで律令は使われたのか/法を支えるものは武力/武士と貴族、どちらの権力が上か/法よりも権力が強い日本社会/戦国時代の「法の精神」/日本では疎かにされてきた法

第五章 「貧」
 昔から貧しかった日本人/大飢饉と朝廷の貴族/飢饉がうながした貴族の覚醒/統治に目覚める武士たち/日本史の「東西格差問題」/戦国時代は小氷河期だった!?/江戸幕府の「内需拡大」政策/歴史の裏には常に貧あり

第六章 「戦」
 タブーとされてきた軍事史/戦を科学する伝統がない日本/戦いを構成するものは戦術、戦略、兵站/政治の一環としての戦略/南朝軍の戦略目的/兵站の軽視が招いた昭和の敗戦/明治軍隊と富国強兵の経済学/結局、金がモノを言う「装備」/大義名分と錦の御旗/玉砕する軍隊も、大義名分が生み出した/源平合戦は「一騎打ち」が戦いの掟/それでもやはり、「戦い」は数/集団戦の台頭で、槍が戦場に/総力戦となる戦国時代/軍事史から見直した日本の戦い/大名は物量で潰すと証明した長篠の戦い/織田信長の天下統一戦略/「戦い」を根本的に変えてしまった秀吉/戦国時代の集大成、徳川家康の大坂の陣/あらためて、冷静に戦争を分析することの重要性

第七章 「拠」
 日本は城壁がないのが当たり前/武士が拠点を築きはじめる/城を変えたのは楠木正成と織田信長/城の三つの役割/城は無視していいのかどうか問題/関ヶ原における、前田家の例/城から捉える信玄西上作戦の真実/武田信玄、最後の戦い/家康は激怒して出撃したのではなかった?/信玄の真の意図/もっとも強く所有権の働く「本拠」/もし統一国家が存在していたら所有権は均一/所有権は歴史を通して広がっていく

第八章 「三」
 日本人が苦手な「第三極」という視座/項羽と劉邦、そして韓信/三国時代のストラテジー/実は「源平の戦い」ではない「源平の戦い」/東西の王権論、さらに「北」という視座/中央と東北、五度にわたる戦い/もし東北が動いていたら日本史が変わった/東北の潜在能力に着目した徳川幕府/白河以北 一山百文/外交の名手、薩摩藩/評判の悪い日本の外交能力/中国、アメリカ、そして日本

第九章 「知」
 日本にはなかなかいない「知の巨人」/遣隋使、遣唐使がもち帰ったもの/知識人より趣味人になった平安貴族たち/宗教者は「知」の担い手たり得たか/最澄の顕教と空海の密教、どちらが大事か/宗教界も結局「世襲」/貴族社会も宗教界も前例主義/この国では肩身が狭い「文武の文」/実はいなかった「軍師」/漢字が書けなかった武士たち/室町から戦国時代に拡散していく「知」/江戸時代、「知」が爆発する!/才能を評価し、西洋に対抗しようとした明治/明治の立身出世位主義は、昭和に繋がるのか/合理主義の明治、神話化する大正/宗教だった「皇国史観」/明治時代の「天皇機関説」

第十章 「異」
 古代の関は京都奈良の東側に置かれていた/異が生んだ「天皇」/途切れた海外貿易を復活させたのは武士/国内回帰する鎌倉政権/「異」が命とりになった北条氏/台頭する「農耕」から「経済」への流れ/十四世紀の「グローバル化」/日本文化の源流も「異」にあり/戦国期「南蛮人」がもたらしたもの/キリスト教は日本になにをもたらしたのか/すべての歴史は日本史となる/秀吉の「異」との向き合い方/清盛と頼朝、秀吉と家康/鎖国による中だるみと、明治維新の転換

おわりに (二〇一八年十月吉日 本郷和人)


≪著者: ≫ 本郷和人 (ほんごう・かずと) 1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。博士(文学)。専攻は日本中世政治史、古文書学。『大日本史料』第5編の編纂にあたる。『新・中世王権論』(文春学藝ライブラリー)、『武士とはなにか』(角川ソフィア文庫)、『戦国夜話』(新潮新書)、『壬申の乱と関ヶ原の戦い』(祥伝社新書)、『日本史のツボ』(文春新書)、『上皇の日本史』(中公新書ラクレ)など。


本郷和人 『戦いの日本史  武士の時代を読み直す』(角川選書、2012年) '13/01/06
本郷和人 『謎とき平清盛』(文春新書、2011年) '12/01/04
五味文彦/佐藤信 編著、佐々木恵介/本郷和人/中島圭一 著 『日本古代中世史 '11』(放送大学教材:専門科目 人間と文化コース、放送大学教育振興会、2011年) '11/10/28
五味文彦 編著、本郷和人/中島圭一 著 『日本の中世 '07』(放送大学教材:専門科目 人間と文化コース、放送大学教育振興会、2007年) '11/05/12
本郷和人 『天皇はなぜ万世一系なのか』(文春新書、2010年) '11/03/03
本郷和人 『天皇はなぜ生き残ったか』(新潮新書、2009年) '10/07/13
本郷和人 『武士から王へ お上の物語』(ちくま新書、2007年) '10/07/10
本郷和人 『人物を読む 日本中世史  頼朝から信長へ』(講談社選書メチエ、2006年) '10/07/06
本郷和人 『新・中世王権論 武門の覇者の系譜』(新人物往来社、2004年) '10/07/03
本郷和人 『天皇の思想 闘う貴族 北畠親房の思惑』(山川出版社、2010年) '10/06/27
本郷和人 『武力による政治の誕生』(選書日本中世史、講談社選書メチエ、2010年) '10/06/12



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本「デカルト入門講義 (ちくま学芸文庫)」冨田恭彦5

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デカルト入門講義 (ちくま学芸文庫)
○著者: 冨田 恭彦
○定価: 本体価格1,200円+税
○ISBN: 978-4480099068









科学者であったルネ・デカルトは、自然科学の礎たりえる知識をもとめ、第一哲学=形而上学の再構築に乗り出す。なにひとつ信じられるものがない「懐疑」を出発点に、それでも絶対疑えない原理「我あり」へ、更に「神あり」「物体あり」へと証明をすすめる。本書はその哲学をまず『省察』『哲学の原理』など主著を追ってわかりやすく解説。ついで『世界論』『人間論』を通して、近代哲学の理解に不可欠な自然学的論理を説明する。スピノザ、ロック、バークリ、ライプニッツ、カント、フッサール等々、その後のすべての西洋哲学に強烈な影響力を持ち続けたのは何故か。


≪目次: ≫
はじめに

第1章 デカルトの生涯――1596年〜1650年
 誕生/ラ・フレーシュ学院/ポワチエ大学/軍隊――ベークマンとの出会い/神聖ローマ皇帝フェルディナント二世と三〇年戦争/フリードリッヒ五世とエリーザベト王女/ノイブルクの炉部屋/三つの夢/『詩人集』と二つの詩/自然科学・第一哲学(形而上学)・方法・道徳/「方法」について――「精神指導の規則」/「方法」について――『方法序説』の場合/デカルトの学問観/とりあえずの道徳/メルセンヌ/デカルトとメルセンヌ/屈折の法則(一つの例)/ベークマンとの決別/『世界論』の公刊の断念/遺稿の出版について/『方法序説』と三試論/「幾何学」のラテン語版/ヘレナと、娘フランシーヌ/『第一哲学についての省察』/『省察』第二版とフランス語版/『哲学の原理』/『哲学の原理』のフランス語版/エリーザベト王女/『情念論』/シャニュとクリスティーナ女王/スウェーデンへ、そして、逝去

第2章 『省察』を読む(I)――第一省察〜第三省察
 「第一哲学」と「形而上学」/デカルトの形而上学と自然学/すべてを疑う(方法的懐疑)/少しでも疑わしいものは偽とみなして排除する/疑いの理由(1)――感覚はときとして欺く/疑いの理由(2)――夢と覚醒の区別が明確ではない/疑いの理由(3)――数学でも間違えたことがある/疑いの理由(4)――欺く神/ハードらが高ければ高いほど/アルキメデスの(支)点/我思う、ゆえに我あり/「考えるもの」としての「心」/蜜蝋の話/明証性の規則/「観念」の論理(1)/デカルトの今後の方針/誤りはどこにありうるか/観念の分類/――生得観念・外来観念・作為観念/外来観念の考察――似ているか似ていないか/「自然の光」と「自然の衝動」/考察の続き/次の手――観念が表現するもの/「観念」の論理(2)――表現的実在性/もう一つの論理――原因と結果の関係/形相的実在性/観念の原因/観念の別の分類/物体の観念についての考察/物体の観念は私に由来すると考えることができる/神の存在証明/神は欺く者ではない

第3章 『省察』を読む(II)――第四省察〜第六省察
 神の存在と善なる神/誤謬の原因――知性と意志/神は欺かず、誤謬は意志の制限によって回避できる/物体の観念――その判明な部分/第三の、神の存在証明/最も完全なもの/物体の存在証明へ/想像することと理解することの区別から/感覚・再説/物体の存在証明/物体について知られること/自然によって教えられること/軽率な判断に対して/「誇張された懐疑」の停止/夢と覚醒の区別・再説

第4章 形而上学を支える自然学――物体の本性と観念の論理
 『省察』の中の自然学/『哲学の原理』第二部/物体の存在の確かさ/物体の性質/ロックの「一次性質」と「二次性質」の区別の先取り/話を戻して/身体と心の結びつき/物体の本性――重さや固さや色などではなく、延長のみ/真空の否定/原子の否定/物質は限りのない微小部分に分割される/運動の第一原因/慣性の法則/自然学の数学的原理/形而上学の中の自然学/「観念」登場/自然学的基盤/「第二答弁」に付された説明から/『人間論』に見られる「観念」の用法/「観念」の自然学的論理空間

第5章 デカルトの「循環」?――「自然の光」だけを頼りとして
 デカルトの学問観・再説/「自然の光」の用法/方法の適用/「自然の光」と「神の恩寵」/「明晰判明」/デカルトの「循環」/「第二反論」での指摘とデカルトの答弁/前提と結論/スキオー系の言葉とノースコー系の言葉/デカルトの答弁/「第四反論」での指摘とデカルトの答弁/第二答弁第四項から/デカルトの言うとおりであるとすれば/クワインの先駆?/明晰判明でないものが支えとなって

第6章 主観主義の伝統と分析哲学の起点――デカルト哲学の射程
 デカルトとアウグスティヌス――もう一つ、古くから言われてきたこと/一六三七年に戻って/『神の国』第11巻第26章/デカルトの説明/デカルトのネットワーク/デカルトの観念論/すべてを廃棄した上での「我あり」/デカルト的観念論の魅力/すべてを心の側から――主観主義/もともとの「二重存在」構造と主観主義/分析哲学のルーツ/ニーチェとハイデッガー/結びにかえて――フッサールのデカルト評

あとがき (二〇一九年正月 冨田恭彦)

※本書は、ちくま学芸文庫のために書き下ろしたものである。


≪著者: ≫ 冨田恭彦 (とみだ・やすひこ) 1952年、香川県生まれ。京都大学文学部哲学科卒。京都大学博士(文学)。ハーバード大学客員研究員などを経て、京都大学名誉教授/同志社大学講師。著書に、『ロック哲学の隠された論理』(勁草書房)、『クワインと現代アメリカ哲学』(世界思想社)、『観念説の謎解き』(世界思想社)、『観念論の教室』(ちくま新書)、『ローティ』(ちくま選書)、『カント入門講義』『ロック入門講義』(ちくま学芸文庫)、Inquiries into Locke’s Theory of Ideas(Olms)、 The Lost Paradigm of the Theory of Ideas (Olms)、「科学哲学者柏木達彦」シリーズ全5冊(ナカニシヤ出版)、「生島圭」シリーズ全3冊(講談社現代新書)など、訳書に、R.ローティ『連帯と自由の哲学』(岩波書店)がある。



ルネ・デカルト 『省察  Meditationes de prima philosophia, 1641 』(山田弘明 訳、ちくま学芸文庫、2006年) '09/08/22
ルネ・デカルト『哲学原理  Principia philosophiae, 1644 』(山田弘明/吉田健太郎/久保田進一/岩佐宣明 訳・注解、ちくま学芸文庫、2009年) '09/08/12
デカルト『情念論  Les passions de l'ame, 1649 』(谷川多佳子 訳、岩波文庫、2008年) '08/07/14
デカルト『方法序説  Discours de la méthode, 1637 』(谷川多佳子 訳、ワイド版岩波文庫、2001年) '08/06/27



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・・・・・・そこで、デカルトは、「自分のために暫定的に(par prouision)ある道徳(morale)を定め」ることにします。
 暫定的道徳は、四つの格率(maxime)からなっています。それぞれの格率は、次のように表現されています。

第一の格率は、私の国の法律と習慣に従い、神の恩寵によって子どもの頃から教えられてきた宗教を常に守り、他のすべてのことにおいては、私が共に生きていかなければならない人々のうちの最も良識のある人々が実生活において一般に受け入れている、最も穏健で最も極端でない意見に従って自分を律することであった。

私の第二の格率は、自分の行動においてできるだけ揺るぎない断固たる姿勢で臨み、どれほど疑わしい意見であってもひとたびそれを受け入れることに決めたなら、それがまったく確かなものである場合と同じように、どこまでもそれに従うことであった。

私の第三の格率は、運命に打ち克つよりもむしろ自分に打ち克ち、世の中に秩序を変えるよりも自分の欲望を変えるよう、常に努めることであった。

最後に、このような道徳の結論として、私は人々がこの世で携わるさまざまな仕事をすべて点検し直すことにし、一番いいものを選ぶよう努めた。そして、ほかの人々が携わる仕事についてはなにも言うつもりはないが、〔私自身については〕私が見いだした仕事を続けること、すなわち、全生涯をかけて自分の理性を磨き、自分に課した方法に従って真理の認識をできるだけ進めるのが最もよいと考えた。(p.066-p.067)












本「アメリカ (河出新書001)」橋爪大三郎、大澤真幸5

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アメリカ(河出新書)
○定価: 本体920円(税別)
○ISBN: 978-4309631011








日本にとって、いちばん重要な国であるアメリカ。しかし、日本人はアメリカの何たるかをまったく理解していない。アメリカとはそもそもどんな国なのか。アメリカ的とはどういうことか。私たちにとってアメリカとは何か――。日本を代表するふたりの社会学者が語る、日本人のためのアメリカ入門。アメリカという不思議な存在。そのひみつが、わかる。


≪目次: ≫
まえがき (大澤真幸)

I アメリカとはそもそもどんな国か
1 キリスト教から考える
 アメリカという問題/宗教改革とは何か/国王と教会/終末と独身主義/ルター派と再洗礼派/ピューリタン
2 ピルグリム・ファーザーズの神話
 新大陸に渡る/メイフラワー契約/プリマス植民地は例外か
3 教会と政府の関係はどうなっているか
 非分離派 VS 分離派/政教非分離が当たり前だった
4 教会にもいろいろある
 長老派と会衆派/メソジスト/パプテスト/クエーカー/ほんとうに信じる/会衆派が重要/信仰と政府がぶつかる/真理から法律へ/信仰は選択できない
5 大覚醒運動とは何だったのか
 州ごとに教会が異なる/不信仰な人びとの群れ/代替わりの問題/回心への渇望/大覚醒の波/伝道師の役割/信仰にもとづく社会/神の意思なのか/個人の自覚/世界理解のメカニズム/大覚醒運動と聖書/反知性主義/自然科学とキリスト教
6 なぜ独立が必要だったのか
 アメリカ独立革命/アメリカ合衆国のモデル/なぜローマなのか/オランダ独立戦争/フリーメイソン/理神論のツボ/なぜ、「俺たちアメリカ」か/州は国家だ/安全保障としての連邦/移民の国の優位
7 なぜ資本主義が世界でもっともうまくいったのか
 資本主義のアメリカ/利潤を肯定できる/なぜ際限がないのか/世俗の活動は、霊的でもある/不思議な過剰さ/世俗の中の霊性/無意識の信仰者/新しい教会/リセットへの願望
8 アメリカは選ばれた人々の選ばれた国なのか
 アメリカの二重性/アメリカにはなれない/アメリカ文化/普遍性を偽装する/選ばれた国なのか/世界一のアメリカ/キリスト教の土着化なのか
9 トランプ大統領の誕生は何を意味しているのか
 福音派の台頭/トランプと福音派/福音派は減っていくのか/アメリカは、二つある?

II アメリカ的とはどういうことか
1 プラグマティズムから考える
 プラグマティズムの新しさ/それは、哲学なのか/それは生き方なのか/どっちつかず/真理の押しつけ
2 プラグマティズムと近代科学はどう違うのか
 経験は真理を導くか/経験は信頼できるか/科学のどこが画期的か/宗教と科学の対立/大学と科学
3 プラグマティズムはどこから来たのか
 先駆としての、超越主義/カントを読む/超越主義は、どういうものか/エマソンの思想/プラグマティズム以上/先駆としてのユニタリアン
4 パースはこう考えた
 パースの人と思想/実用的、道徳的/パースとジェイムス
5 パースからジェイムズへ
 探求の前提となるもの/真理はまだ知られていない/すべての知識は連続している/真理を超える態度/真理にも二つある/超越性と言語の問題/新たな観念をもたらす「アブダクション」/ジェイムズの「信じる意志」
6 デューイはこう考えた
 デューイの人と思想/事実と価値
7 プラグマティズムと宗教
 宗教の場所/プラグマティズムの提案/ホテルの廊下/相対主義なのか/巡回説教師/巡回形式の秘密/廊下の性格/法への信頼/近代人だからこそ
8 ふたたびアメリカの資本主義を考える
 プラグマティズムと資本主義/約束の地/先住民の土地/発明の国アメリカ/発明と予定説/神の支配あればこそ/日本と似ているのか
9 プラグマティズムの帰結
 クワインの人と思想/ローティの人と思想/ローティの考えでよいのか/「スポット」という考え方

III 私たちにとってアメリカとは何か
1 なぜ人種差別がなくならないのか
 なぜ奴隷がいるのか/アフリカ系であることを隠す/個人が背負う負の遺産/なぜ奴隷制だったのか/奴隷制の階級的側面/罪責感の正体/排他的なコミュニティ/選ばれたという自負
2 なぜ社会主義が広まらないのか
 マルクス主義アレルギー/社会主義は主体性を奪う?/ヨーロッパはなぜ福祉社会か/「社会」を信頼しない/社会主義への芽/カルヴァン派が原因か/小さな政府がよい
3 なぜ私たちは日米関係に縛られるのか
 トランプ現象とは何か/なぜ事前の予想が外れたか/神の意思がはたらく/アメリカの外交を振り返る/戦後の「アメリカ大権」/アメリカは開放者なのか/敗戦がピンとこない/イスラムの鬱屈/それは開放だったのか/なぜ中国を嫌うのか/自信をなくす日本/戦場に赴くのは市民の義務/責任の所在が不明/日本軍はなぜ悪魔的か/敗戦のあと/歴史を言葉にできない/リアルの認識がない/視えないものを、視る/徴兵制と志願制/誰が世界を守るのか/盲点が視えてくる/対米従属から永続敗戦へ/なぜ対米従属なのか/対米従属を脱するには/武士がアメリカに化けた/歴史に立ち返る/明治維新は武士を超えた/アメリカはなぜアメリカか/世界の警察官になる/アメリカはいつまでアメリカか/二一世紀の世界を見通す

あとがき (二〇一八年一〇月 橋爪大三郎)


≪著者: ≫ 橋爪大三郎 (はしづめ・だいさぶろう) 1948年、神奈川県生まれ。社会学者。東京工業大学名誉教授。『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『世界がわかる宗教社会学入門』(ちくま文庫)、『戦争の社会学』(光文社新書)、『フリーメイソン』(小学館新書)、『政治の哲学』(ちくま新書)、『はじめての聖書』『性愛論』(河出文庫)など著書多数。大澤氏との共著『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)で新書大賞。

≪著者: ≫ 大澤真幸 (おおさわ・まさち) 1958年、長野県生まれ。社会学者。千葉大学助教授、京都大学教授を歴任。『ナショナリズムの由来』『〈世界史〉の哲学』(講談社)、『不可能性の時代』(岩波新書)、『増補 虚構の時代の果て』(ちくま学芸文庫)、『日本史のなぞ』(朝日新書)、『可能なる革命』(太田出版)、『文明の内なる衝突』『考えるということ』(河出文庫)など著書多数。


橋爪大三郎 『政治の哲学 自由と幸福のための11講   Philosophy of Politics 』(ちくま新書、2018年) '18/11/28
橋本治+橋爪大三郎 『だめだし日本語論』(atプラス叢書、太田出版、2017年) '17/09/27
橋爪大三郎×大澤真幸 『げんきな日本論  Sociology of Japanese History 』(講談社現代新書、2016年) '17/04/02
橋爪大三郎/植木雅俊 『ほんとうの法華経  The Lotus Sutra in the True Sense 』(ちくま新書、2015年) '16/01/10
橋爪大三郎/大澤真幸/宮台真司 『おどろきの中国  Astonishiing Chaina 』(講談社現代新書、2013年) '13/07/11
橋爪大三郎 『政治の教室  Politics For Beginners, 2001 』(講談社学術文庫、2012年) '12/07/18
橋爪大三郎×大澤真幸 『ふしぎなキリスト教  Wonders In Christianity 』(講談社現代新書、2011年) '11/11/11

大澤真幸 『自由という牢獄 責任・公共性・資本主義』(岩波書店、2015年) '17/03/15
大澤真幸 『日本史のなぞ なぜこの国で一度だけ革命が成功したのか』(朝日新書、2016年) '17/02/08
橋爪大三郎/大澤真幸/宮台真司 『おどろきの中国 Astonishiing Chaina 』(講談社現代新書、2013年) '13/07/11
大澤真幸 『生権力の思想 事件から読み解く現代社会の転換』(ちくま新書、2013年) '13/03/25
大澤真幸 『量子の社会哲学 革命は過去を救うと猫が言う』(講談社、2010年) '12/11/13
大澤真幸 『逆接の民主主義 格闘する思想』(角川oneテーマ21、2008年) '12/11/04
見田宗介/大澤真幸 『二千年紀の社会と思想』(atプラス叢書、太田出版、2012年) '12/05/21
大澤真幸 『不可能性の時代』(岩波新書、2008年) '12/04/20
大澤真幸 『近代日本思想の肖像』(講談社学術文庫、2012年) '12/04/17
大澤真幸 『「正義」を考える 生きづらさと向き合う社会学』(NHK出版新書、2011年) '12/04/07
大澤真幸 『夢よりも深い覚醒へ 3・11後の哲学』(岩波新書、2012年) '12/04/03
大澤真幸 『社会は絶えず夢を見ている』(朝日出版社、2011年) '12/03/10
橋爪大三郎×大澤真幸 『ふしぎなキリスト教  Wonders In Christianity 』(講談社現代新書、2011年) '11/11/11
大澤真幸 『近代日本のナショナリズム』(講談社選書メチエ、2011年) '11/07/08



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本「死の練習 シニアのための哲学入門 (ワニブックスPLUS新書250)」中島義道5

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世界の光景はもちろん、あなたの“死の意味”をも大転回させる――
【戦う哲学者】、哲学を志して五十二年の最終結論。
「読者諸賢、(おそらく)二度と生き返ることがない『あなた自身』について、死ぬ前に本腰を入れて考えてみたらいかがでしょうか?」

哲学は、死後の永遠の魂を保証するものではない。ただ、自分が死後「無になる」ことが当然ではない、という不思議さに驚き続けることなのであり、それは、自分がこの世界に「ある」ことの不思議さに驚き続けることにほかならないのです。


≪目次: ≫
はじめに――「死の練習」とは?

第1章 哲学の問い
 「ぼくは死んでしまう」/「哲学者」と「俗人」/ロゴス(理性)中心主義/ロゴス中心主義批判/科学主義・実証主義/かつては、誰も「私とは何か?」と問わなかった!/エピステーメの枠/かつての大問題/心身問題/肯定的関係と否定的関係/哲学すること

第2章 「無」というあり方
神なき人間の惨めさ/永遠回帰/「無」の起源/概念は言葉の上だけの存在ではない/二重の否定/自己自身との否定的関係

第3章 過去・未来は「ある」のか?
 過去への運動?/マクタガートの議論/過去の実在性を保証するもの 想起/大森荘蔵の「立ち現われ一元論」とその修正/過去の実在性を保証するもの 証拠/想起と知覚との絶対的違い/未来は「どこから来る」のか?/新たなことが湧き出す不思議

第4章 〈いま〉は「ある」のか?
 サルトルの『嘔吐』/「さっき、この部屋にプードルがいた」/時間論に戻る/「現在」と〈いま〉の区別/矛盾をそのまま保持して受け容れる

第5章 自由は「ある」のか?
 決定論と自由/カントのアンチノミー(二律背反)/非決定論的決定論/過去を基準とした客観的世界と〈いま〉/未来と将来/言葉の意味からの自由

第6章 私は「ある」のか?
 「私は考える、ゆえに、私はある」/固有の体験を否定する/超越論的統覚/各人は同じ「私」という言葉を理解する/内的経験/ある現存在の感じ/否定の否定/二重の視点/魂の注入?/「他人の心」という問題/「私」と「私の身体」との否定的自己関係/客観的実在世界の秘密

第7章 死は「ある」のか?
 「私の死」とは客観的実在世界からの退場ではない/私が「ある」ことはほんとうに「驚く」こと

おわりに (二〇一八年一二月一七日、明日はまたウィーン 中島義道)


≪著者: ≫ 中島 義道 (なかじま よしみち) 1946年生まれ。東京大学教養学部・法学部卒業。同大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了。ウィーン大学基礎総合学部哲学科修了。哲学博士。専門は時間論、自我論。「哲学塾カント」を主宰。おもな著書に、『明るく死ぬための哲学』(文藝春秋)、『時間と死』(ぷねうま舎)、『七〇歳の絶望』 (角川新書)、『カントの時間論』『哲学の教科書』(以上、講談社学術文庫)、『不在の哲学』(ちくま学芸文庫)、『悪について』 (岩波新書)、など多数。




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本「進化の法則は北極のサメが知っていた (河出新書004)」渡辺佑基5

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進化の法則は北極のサメが知っていた (河出新書)
○著者: 渡辺 佑基
○定価: 本体920円(税別)
○ISBN: 978-4309631042









2016年、北極の深海に生息する謎の巨大ザメ、ニシオンデンザメが400年も生きることがわかり、科学者たちの度肝を抜いた。このサメはなぜ、水温ゼロ度という過酷な環境で生き延びてこられたのか? そして地球上の生物は、なぜこんなにも多様に進化したのか? 気鋭の生物学者が世界各地でのフィールドワークを通じて、「体温」を手がかりに、生物の壮大なメカニズムに迫る!


≪目次: ≫
はじめに

第一章 冷たい――本当の極寒はニシオンデンザメしか知らない
 純度100パーセントの寒村/海で最も恐ろしいもの/影の主役は深海にいる/体温ゼロ度という驚異/人間は肉まんである/具が入っていない/空調に頼る現代人、午睡でしのぐ先住民/対岸は見えている/大きな鍋のお湯は冷めにくい/トカゲであってトカゲでない/適応進化はどれほど強力か/イヌイット語のラップ音楽/世界の薄気味悪い動物コンテスト/すべてきっちり無駄にならぬように/グレイビーソースはほどほどに/世界一のスローライフ/徳川家康の同級生/スペシャル・コーヒーはいかが?

第二章 熱い――アデリーペンギンが教えてくれた南極の暮らし方
 時速100メートルの船/巨大化したカブトムシ/宇宙人と交信するペンギンたち/雉(きじ)を撃ちに行ってきます/ごく控えめに言って驚異的なこと/熱の伝導――直接吸い取ります/熱の放射――遠隔で作用します/赤字を出さないために/プールサイドでぶるぶる震える/どんな形でもきっちり580カロリー/ラクダという究極の恒温動物/素朴で意外なコアラの体温調節法/ペンギン、あなたは何者?/はなはだ不利な状況下にある/おちょぼ口にも意味はある/一喜一憂の初めての映像データ/秩序は一方的に乱れていく/ペンギンの見ていた世界/風変わりだけれど理にかなっている/調査後の至福のひととき

第三章 ぬるい――ホホジロザメに学ぶ中間的な生き方
 ワライカワセミの鳴き声の下/新幹線、ジェット機、ホホジロザメ/ジョーズはロックミュージックが好き/本物のチョコレートはベルギーにしかない/ぴたりと当てはまる最高の研究素材/カツオを研究したイギリスの軍医/熱はぐるぐると回る/化け物と呼ぶにふさわしい/レベル一、レベル二、レベル三/ティラノサウルスはダチョウのように歩く/恐竜あなたは何歳?/「レベル三」の推定/進化の収斂という生物学のハイライト/スーッと自然な感じで/悲しきボトミイ/りんご味のサイダーは極上の味/地味でもなく派手でもない、ちょうどその中間/ホホジロザメが教えてくれたこと/驚きはいつも最後にやってくる

第四章 激しい――イタチザメが見つけた生命エネルギーの法則
 巨大なドーナツ型は何のため/ツールドフランスを走るロードバイクのように/スペースシャトルを背負うボーイング機/すべては地下水脈で繫がっている/何もしなくても腹は減る/酸素とエネルギーの等価性/体重とともに増えるが体重ほどには増えない/一見もっともらしいがじつは曖昧/動物が動物として生きるペース/ジェームズ・ブラウン登場/生物はフラクタル構造をしたパイプである/あくまで経験則に過ぎない/人間もカンパチもゾウリムシも同じ/すべてを包み込む一つの数式/生物学の金字塔/大きければ大きいほどいい/からりとした晴天とうれしい予感/巨大サメの代謝量はいくら?

第五章 儚い――バイカルアザラシが語る生命時間のルール
 ロシア製の素朴なミニバン/100パーセント皆優しい/リアルで実体的な課題/アザラシという漁獲物/ウォッカには百万本のバラが似合う/休む場所のない動物たち/眠るとは? 時間とは?/このためだけに生きてきた/何かが裏で糸を引いている/生物の時間を表す式/人間にとっての一日、ニシオンデンザメにとっての一日/世界がこれほど多様なのはなぜ?/正常に機能することを心から祈る/今、たしかにそれをしている/バイカルアザラシが教えてくれたこと/究極の置いてけぼり

おわりに――人工衛星の視点から―― (二〇一八年一二月 渡辺佑基)


≪著者: ≫ 渡辺佑基 (わたなべ・ゆうき) 1978年岐阜県生まれ。国立極地研究所准教授。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。野生動物に小型の記録計を取り付けるバイオロギングという手法を使って魚類、海鳥、海生哺乳類の生態を調べている。東京大学総長賞、山崎賞、若手科学者賞を受賞。前作『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』は第68回毎日出版文化賞受賞、第61回青少年読書感想文全国コンクール(高等学校の部)課題図書に選出。けん玉1級。



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本「大坂城全史 歴史と構造の謎を解く (ちくま新書1359)」中村博司5

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大坂城全史 (ちくま新書)
○著者: 中村 博司
○定価: 本体価格1,200円+税
○ISBN: 978-4480071804











かつて浄土真宗の聖地として栄え、織田信長の後を承けた豊臣秀吉、徳川家康・秀忠まで、時の権力者が本拠地として修築を重ねた大坂城。豊臣家の居城として栄華を極めるが、大阪夏の陣で落城。江戸幕府に再築されるものの、幕末には大部分が焼失した。明治以降、大阪市民の支持を得て天守閣が復興、現在まで市民に愛され続けている。長きにわたり権力者たちの興亡の舞台となった名城を、最新の研究成果に基づき読み解く、通説を刷新する決定版通史。


≪目次: ≫
凡例

はじめに
 大坂というところ/本書の構成

第一章 大坂本願寺の時代
1 蓮如建立の大坂御坊
 本願寺八世宗主蓮如/大坂御坊の成立/蓮如の死と大坂御坊のその後
2 大坂本願寺の成立と繁栄
 十五、十六世紀の畿内の情勢/山科本願寺の焼き討ちと大坂本願寺の成立/大坂本願寺と寺内町/顕如の貴族化と本願寺の寺格の向上
 【コラム1】 本願寺証如と寺内町民との交流
3 「石山合戦」と本願寺の大坂退去
 信長の登場と摂津中島への進出/「石山合戦」の発端と経過/木津河口での海戦/和睦の経過と本願寺の逃亡/「石山」の語義について
4 本願寺と寺内町の遺構を求めて
 本願寺・寺内町の所在地についての諸説/御坊は本丸のなか、寺内町は二ノ丸

第二章 番城の時代
1 織田信長の番城として
 信長の大坂入城とその守備体制/本能寺の変と大坂城
2 池田恒興の番城として
 清須会議と池田恒興の摂津領有/秀吉の畿内支配と賤ヶ岳の合戦

第三章 豊臣秀吉・秀頼の時代
1 大坂掌握と築城の準備
 坂本城から天下統一の意思を発信/築城工事の準備に着手/石垣用石材の産地
 【コラム2】 「普請石持ちに付て掟」を読む
2 本丸普請の経過とその実態
 本丸普請始まる/本丸地下石垣と大坂城「本丸図」の発見/大坂城本丸の概要/本丸探訪 宗什御門から表御殿へ/本丸探訪◆宗襲御殿に入り、天守を見学する
3 城下町の形成
 細川忠興邸の造営と平野町城下町/広大な豊臣秀次邸とその廃絶/大川端にあった肥後加藤家の大阪屋敷/キリスト教の教会と上町城下町/天満本願寺と天満城下町/城下町の街区構成と住民の出自
 【コラム3】 山科言経の見た城下町
4 関白任官と二ノ丸の造営
 関白政権への志向と諸国平定/大坂城二ノ丸の造営/「大坂普請ようよう周備」/秀吉の五畿内支配構想
5 秀吉晩年の工事と城下町の変貌
 「惣構堀」の普請と城下町の変貌/慶長三年に始まった最晩年の工事/大手前の発掘調査で見つかった巨大な堀
6 秀頼治世下の大坂とその最期
 秀吉没後の家康専横と大名屋敷をめぐる攻防/二条城における秀頼と家康の会見/大坂冬の陣と巨大な大坂城の出現/大坂夏の陣と大坂落城
 【コラム4】 黒田如水妻らあの大坂脱出事件

第四章 松平忠明の時代
1 本丸の石垣撤去と日用普請による修復
 大坂城本丸、破却される/本格普請に先立って行われた日用普請
2  松平忠明の事績
 大坂城三重構造説と四重構造説/「三ノ丸壊平」の意味するもの/道頓堀開削と松平忠明

第五章 徳川秀忠による大坂城再築工事
1 再築工事の開始に至るまで
 二代将軍徳川秀忠と大坂再編計画/「旧城」に倍増あって
2 再築工事の経過
 普請に参加した担当大臣/第一期普請/櫓の建築/第二期普請/第三期普請/再築工事の発令・褒賞など
 【コラム5】 鳥取藩池田家の巨石運び
3 大坂城石垣用石材のふるさと
 小豆島石丁場/前島石丁場
 【コラム6】 新「肥後石考」

第六章 徳川時代の大坂城と城下町 1 2 3
1 徳川幕府と大坂支配の構造
 二百六十年続いた「徳川の平和」と大坂城/大坂城守衛の構造
2 大坂城で起こったことあれこれ
 大坂を訪れた三人の城主/大天守への落雷一件/本丸御金蔵から四千両を盗みだした男/学者城代、西ノ丸屋敷で雪の結晶を観察/大塩平八郎の乱勃発
 【コラム7】 大坂城に出没した幽霊・妖怪
3 幕末の大坂城
 大坂城の大修復/二度の対長州戦争と大坂城/鳥羽伏見の戦いと大坂城/廃墟となった大坂城
 【コラム8】 将軍徳川慶喜の忘れもの

第七章 近代の大阪城と天守閣復興
1 大阪鎮台から第四師団司令部へ
 日本陸軍発祥の地、大坂城/師団司令部の成立と和歌山城御殿の城内移設
 【コラム9】 オーストリア皇太子の大坂城訪問
2 天守閣復興
 大大阪の出現と関一市長の天守閣復興計画/復興は、豊臣時代の天守をモデルに/「天守閣郷土歴史館」としてスタート
3 戦後の大阪城
 軍部の支配地から市民のお城へ/文化観光施設として再出発した天守閣/市民の貴重な財産・大阪城の今

おわりに (二〇一八年八月十五日(フランシスコ・ザビエル日本到着の記念日に) 中村博司)
大坂城略年表
参考文献
所蔵・提供・出典一覧


≪著者: ≫ 中村博司 (なかむら・ひろし) 1948年、滋賀県大津市生まれ。滋賀大学教育学部卒業。大阪城天守閣学芸員、大阪市教育委員会主任学芸員、(財)大阪市文化財協会企画調整課長、大阪城天守閣副館長を経て、2000年より大阪城天守閣館長。2007年3月退職。2017年大阪大学大学院文学研究科博士課程修了(文学博士)。現在、大阪樟蔭女子大学非常勤講師。共著に『戦国合戦絵屏風集成』(中央公論社、1980-81年)、『日本名城集成 大坂城』(小学館、1985年)等、編著書に『よみがえる茨木城』(清文堂、2007年)、『天下統一の城 大坂城』(新泉社、2008年)等がある。



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本「惰性と思考 (扶桑社新書290)」外山滋比古5

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惰性と思考 (扶桑社新書)
○著者: 外山 滋比古
○定価: 本体860円+税
○ISBN: 978-4594081270










95歳、脚下照顧という生き方。
頭は明晰に、心は穏かに。当たり前の日常が変わる68の「視点」。『思考の整理学』著者による清新なエッセイ!


≪目次: ≫
機\嘉靴畔冂
 ほめる力/晴天の友/緑の想い/世の中の輪郭/惰性と思考/偽物と美/見なくても見える/一日を二日に/仕事は食前/ここに原稿を置くな

供\疚鵑閥然
 有金(ありがね)/節約の精神/眼福(がんぷく)/お釣り/ハンコ/フランスの少年/江戸しぐさ/バスの注意/銭湯の味/迷信と偶然/大阪の朝/弱気と強気/花の下/偶然

掘〔椶叛
 きずのあるくだもの/マンジュウの涙/水の味/パンとご飯/すっぽん/アワもち/おどり/しることココア/ご飯/ミルクの明け暮れ/淡味/卵/湯豆腐のハゼ/鯛の浜焼/簗(やな)の鮎/包丁の快楽/色がわり/松茸と舞茸/和風/美味発見

検.后璽弔噺А覆垢困蝓
 顔と生きる/萬年筆/足もとの流儀/帽子紳士/父と時計/におわない香水/かぜと個性/服をつくる/名前/好物/筆の世界/端渓硯(たんけいすずり)/弱り目

后‘の出とマラソン
 美しく歩く/グミとキンカン/お寺まいり/古都晩秋/雪消えて/日の出/ホタル/花火残像/気にかかる/手向(たむ)け/マラソン


※本書は、毎日新聞出版から二〇一〇年三月に刊行された『頭の旅』を改題、加筆修正したものを新書化したものです。


≪著者: ≫ 外山滋比古 (とやま しげひこ) 1923年、愛知県生まれ。お茶の水女子大学名誉教授。東京文理科大学英文科卒業。雑誌『英語少年』編集、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授を経て、現在に至る。文学博士。英文学のみならず、思考、日本語論などさまざまな分野で創造的な仕事を続ける。著書には、およそ30年にわたりベストセラーとして読み継がれている『思考の整理学』(筑摩書房)をはじめ、『知的創造のヒント』(同社)、『日本語の論理』(中央公論新社)など多数。『乱読のセレンディピティ』『最高の雑談術』『新聞大学』『老いの整理学』(いずれも小社)は、多くの知の探究者に支持されている。


外山滋比古 『お山の大将』(大人の本棚、みすず書房、2002年) '09/07/13
モーティマー・J・アドラー、チャールズ・ヴァン・ドーレン 『本を読む本  HOW TO READ A BOOK, 1940 』(外山滋比古訳、槇未知子訳、講談社学術文庫、1997年) '08/07/13




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本「クリムト 官能の世界へ (角川新書)」平松洋5

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クリムト 官能の世界へ (角川新書)
○著者: 平松 洋
○定価: 本体1,100円(税別)
○ISBN: 978-4040821993









絢爛、妖艶、甘美なクリムトの主要作品を、オールカラーで1冊に集約!

19世紀末のウィーンに現れるや、絢爛豪華な作風で美術界を代表する画家となったグスタフ・クリムト(Gustav Klimt, 1862‐1918)。没後100年を迎える2018年を記念して、主要作品のすべてをオールカラーで1冊にまとめました。美しい絵画を楽しみながら、先行研究を踏まえた最新のクリムト論を知ることができる決定版の1冊です!


≪目次: ≫
総論 クリムト、絵画の錬金術師(アルケミスト)
 クリムト誕生の地、ウィーン/美術教育と初期の画業/ウィーン分離派の挑戦/黄金様式の時代/晩年の様式と世紀末画家の死と復権

第1章 若き日の絵画――装飾と絵画の桎梏
 クリムトは万博が生んだ画家?/君たちは、画家になるべきだ!/アカデミックな古典的教育/芸術家カンパニーの挑戦/劇場と美術館の「装飾」
 コラム ”磴離襦璽帖内なるチェコ

第2章 「聖なる春」の訪れ――新たな作品の胎動
 絶頂期になぜ劇場装飾をやめたのか?/ウィーン分離派の誕生/クリムト自身の「聖なる春」の到来
 コラム◆.リムトのマッチョな実像

第3章 黄金絵画の時代――金色の神秘
 黄金絵画のカテゴライズ/黄金分類から見えてくる世界/黄金絵画の始まり/クリムトのジャポニスム/クリムト、日本美術に邂逅せり/日本美術コレクションの影響/クリムトの構図は琳派だった?!
 コラム サブカルを刺激するクリムト

第4章 矩形の詩情――湖畔の風景画
 恋人とのバカンスが生んだ風景画?/最初期の風景画とその後の展開/分離派展と点描主義の影響/クリムト御用達、風景描写の秘密兵器/本物の初期風景画

第5章 女性の肖像――クリムトをめぐる美女たち
 官能的な女性を描いたクリムト/きらびやかな貴婦人たちの肖像/アルマ・マーラーとの恋の真相/恋人か親友か? エミーリエとの関係/娼婦と淑女に、新しき女性
 コラムぁ.チュリエ? クリムトのファッション・フォト

第6章 晩年の様式――絵画の可能性
 色彩の時代を象徴する絵画/複数、単数で変わる意味/クリムト晩年の絵画の革新性
 コラムァ_莖ε樟検▲リムトの前世とは?

第7章 素描と習作――下絵と官能の線描画
 生涯に描いた膨大な数の素描/素描を台無しにした犯人の正体とは?/作品化する素描VS.私的メモ/素描の変遷とエロスの画家

主要参考文献


※本書は2011年に新人物往来社より刊行した『クリムトの世界』に大幅な加筆、再編成をしたものです。また、コラムは『日本経済新聞』2016年2月12日「サブカルを触発したアート十選」の連載記事に加筆したものです。


≪著者: ≫ 平松 洋 (ひらまつ・ひろし) 1962年、岡山県生まれ。早稲田大学文学部卒。展覧会の企画・運営やプランニングとともに執筆活動を行い、早稲田大学エクステンションセンターなどで講師も務める。『名画 絶世の美女130人』『名画の謎を解き明かす アトリビュート・シンボル図鑑』『ラファエル前派の世界』『バーン=ジョーンズの世界』『最後の浮世絵師 月岡芳年』(以上、KADOKAWA)ほか著書・監修多数。




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本「思いつきで世界は進む 「遠い地平、低い視点」で考えた50のこと (ちくま新書1384)」橋本治5

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「あんな時代もあったよね」と懐かしんで振り返ることができないここ数年の怒涛の展開。国会でも巷でも、まともな議論はなりたたないし、小難しいことを言われると、言ってくる相手に怒りを覚えるような輩だらけ。さらには、世界も日本も、バカが偉くなってしまい、それに疑問をもつことにも麻痺しちゃっている今日この頃。そんな世の中に起きた日常の変化から世界的な事象までを見渡した時評集。


≪目次: ≫
はじめに

第一章 バカは忘れたころにやってくる
 反知性より無知性がこわい
 「バカ」という抑止力
 ニュースがどんどん下りて行く
 さまよえる男達
 度を過ぎた量はこわい
 「ありのまま」ってなんだ
 「危機意識」はないのか?!
 祭の継承
 アクセルを左にしたらどうだろう
 人間は機械じゃない、機械は人間じゃない
 電波で荷物は運べない

第二章 いったい日本はどこへいく
 戦後七十周年
 人を介する事実(ファクト)
 十九年という時間
 人が死ぬとこと
 終わった社会
 知らぬが仏
 二つの「自由」
 なくなったもの
 批評のポジション
 ガハハ vs. やァね
 道徳教育は必要ないのかもしれないなァ
 やな女とこわい女

第三章 誰もが話を聞かない時代
 議論の余地
 まず「総論」から始めよ
 簡単に分からないために
 しかるべき人達
 東京都民は――
 強権政治の終わり
 国会は裁判所ではないでしょ
 おもしろくすることを考えればいいのに
 世界で七十二番目
 「不徳の致すところ」で辞める
 すごい人達

第四章 思いつきで世界は進む
 言うだけなら簡単なこと
 フィクションが襲って来る
 それは「表現の自由」なんだろうか?
 秩序と国家
 イスラム原理主義の向く先
 めんどくさいことを考えたくない病
 部族化する世界
 明けない夜
 隣の国
 アジアの時代か――
 時間は均一に進んでいないの?

第五章 世界は一つなんて誰がいった?
 「世界は一つ」でいいのかしら?
 『三銃士』の頃を思い出す
 「世界一つ」じゃなくてもいいよね
 紙に戻せばいいのに
 自己承認欲求と平等地獄


※本書はPR誌「ちくま」2014年7月号から2018年8月号までの巻頭随筆をまとめたものである。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと・おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説・戯曲・評論・エッセイ・古典の現代語訳・浄瑠璃などの古典芸能の新作ほか、多彩な執筆活動を行う。著書に『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞受賞、新潮社)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞受賞、集英社)、『双調 平家物語』(毎日出版文化賞受賞、中央公論新社)、『草薙の剣』(野間文芸賞受賞、新潮社)、『国家を考えてみよう』『古典を読んでみましょう』(ちくまプリマー新書)、『人はなぜ「美しい」がわかるのか』(ちくま新書)など多数。



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本「沖縄報道 日本のジャーナリズムの現在 (ちくま新書1362)」山田健太5

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沖縄報道 (ちくま新書)
○著者: 山田 健太
○定価: 本体価格900円+税
○ISBN: 978-4480071774








オスプレイ機は「不時着(読売・産経)」したのか「墜落(沖縄紙)」したのか――。沖縄をめぐる報道から偏向、分断、ヘイトが生まれる構造を解きあかす。

2016年に名護市で起きたオスプレイ機事故を報じた新聞各紙の見出しは、「不時着」「大破」「墜落」とそれぞれニュアンスが異なる言葉を使用していた。ここには、各紙の「沖縄か本土か」「政府寄りか沖縄寄りか」という立場の違いが反映されている。このような沖縄と本土の意識差は近年、「溝」「対立」から「分断」へと深刻化している。本書では、沖縄現代史と今日の沖縄が抱える問題を踏まえた上で、このような状況を招いたメディアの現状と、それを生み出す構造を解き明かす。


≪目次: ≫
はじめに――温度差から対立・分断へ

序章 忖度(そんたく)
 だれに〈忖度〉しているのか/いつから〈忖度〉が始まったのか/戦後メディア史と報道機関への圧力/狭まる表現可動域/表現の自由はより制約的に

第1章 地図
1 沖縄のメディア地図
 豊かで強固な沖縄文化/地政学的な距離/戦前と戦後の断絶
2 沖縄の新聞
 三層構造/沖縄の新聞市場の特徴/二紙の競合/担保される健全性/厳しい経営状況のなかで/競争から協業へ/「マス」メディアの条件/八重山日報の沿革
3 沖縄の放送
 放送における免許制度/放送法改正の動き/三層構造/戦後沖縄の放送/民放に続きNHKも/一局二波/地域放送

第2章 歴史
1 戦争による断絶
 憲法により区分される新聞史/二重の制約による断絶/戦後の復興/豊富な地域紙
2 在沖米軍基地の地位
 基地の強制収用/沖縄切り離し
3 基地をめぐる運動体
 基地建設反対派/新基地建設反対派へのカウンター

第3章 分断
1 対立の構造
 日本の縮図/押しつけ/かえりみられない住民意思/沖縄ニュースの作られ方
2 事実を歪めるメディアがもたらす沖縄の分断
 消極的加担と積極的煽動/沖縄地元紙の「偏向」神話/東京では政治問題化されるとニュース
3 民意の伝え方
 民意をはかる指標/世論調査からみる民意/どの民意を大切にするか

第4章 偏見
1 ヘイトを許す社会
 「土人」発言/政治家によるヘイト擁護/言論の自由の保障対象は
2 ヘイトへのメディア加担
 ヘイトを言論の自由という風潮/「どっちもどっち」はあり得ない/プリミティブ表現の特性/その重要性/「ニュース女子」事件/消極的な加担
3 フェイク・ニュース
 フェイクの悪循環/フィルターバブル/プラットフォーム事業者の責任/忘れられる権利をめぐって/メディアの社会的役割

第5章 偏向
1 公平とは何か
 偏向=絶対悪の思い込み/信仰に近い「公平」絶対主義/偏向批判の元凶/メディア自身が作る「風潮」/量的バランス/地ダネは六〜七割/アンバランスでバランスをとる/正しい比率は存在するのか
2 在京紙と地元紙の報道格差
 八つの事件をもとに/無理解の時代/軽視・黙殺の時代/政治の時代/対立の時代/沖縄が「闘っている」もの
3 主張するメディア
 「ビジネス」としての戦略/主張を示す/感情を示す/強い主張となる背景

終章 権力
 自由と公共性の軽視/沖縄メディアに強いられる闘い/#沖縄でよかった/マスメディアにできることは

おわりに (二〇一八年九月 沖縄・伊江島にて 山田健太)
沖縄ジャーナリズムを知るための文献一覧
索引


≪著者: ≫ 山田健太 (やまだ・けんた) 1959年京都市生まれ。専修大学人文・ジャーナリズム学科教授。専門は言論法、ジャーナリズム研究。日本ペンクラブ専任理事、情報公開クリアリングハウス理事を務めるほか、自由人権協会理事・事務局長、BPO放送人権委員会委員などを歴任。主著に『放送法と権力』(田畑書店、2016年)、『法とジャーナリズム』(学陽書房、2014年)、『現代ジャーナリズム事典』(三省堂、2014年、監修)他多数。



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本「ゼロから始めるフルマラソンの本 [改訂版]」内山雅博 監修5

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ゼロから始めるフルマラソンの本【改訂版】
○著者: 内山雅博 監修、ランニングスタイル編集部 編
○定価: 本体1,400円+税
○ISBN: 978-4777953431






ROAD TO 42.195km

5km走れれば、あなたも完走できます!
最低でも5km続けて走れる力があれば、フルマラソンの完走は不可能ではない・・・・・・。そう聞いたら、なんだか走れそうな気がしてきませんか? たとえゆっくりでも、コツコツと着実に前進し続けていけば、必ずゴールに辿り着けるもの。42.195劼楼豸すると膨大な距離に感じますが、怖がることはありません。
監修は、市民ランナー指導歴45年以上を誇る内山雅博氏。いまも国内の主要マラソン大会で“最後尾ランナー”をサポートするなど、マラソンにチャレンジするランナーの声に寄り添い続ける名物コーチが贈る“フルマラソン完走バイブル”です。
これから走り始める人、いまは3km走るのが精一杯だという人、もっとタイムを上げたいという人も、自分のレベルに合わせて、少しずつトレーニングしていきましょう!


≪目次: ≫
INTRODUCTION
たった5km走る力があれば、あなたも完走できるんです!
トレーニングを始める前に・・・ ランニングシューズの準備はできていますか?
トレーニングを始める前に・・・ 快適に走るためにはランニングウエア選びも慎重に!
この本の使いかた

1 「とにかく完走」「6時間台でゴール」を目指すトレーニング
 1 ウォーキングで体力アップと、ランニングフォームの基礎づくり
 2 日常生活のなかでも体を積極的に動かそう!
 3 ウォーキングで体力がついてきたら、ゆっくりランニングにトライ!
 4 少しずつペースを上げて、本格的にランニングへ移行!
 5 ウォーキングとランニングの組み合わせで体力とフォームのコツを手に入れる!
 6 歩く、走る動作をスムースにする、事前の準備運動
 COLUMN 5kmがラクに走れるようになったら・・・・・・ 10kmレースに挑戦してみよう!
 7 ランニングにプラスして走力アップ! 毎日5分の自宅トレーニング
 “6時間台でゴール”を目指すトレーニングメニュー

2 「5時間台でゴール」を目指すトレーニング
 1 5kmを楽に走れるようになったら、完走目標時間を計算してみよう!
 2 フォームチェックにトライ! クセは早期発見、修正を
  ありがちなクセ1――腰が落ちている
  ありがちなクセ2――腕が振れていない
  ありがちなクセ3――前傾している
  ありがちなクセ4――上体が反り返っている
 3 ペース感覚をマスターして、計画的なトレーニングを
 COLUMN 知っておきたいワンポイント 呼吸のリズムで、ペースをコントロールしよう!
 4 休日は、LSDで持久力アップ!
 5 フォームが崩れてくる前に・・・・・・途中でできる補助運動
 6 ときには坂道でのアップダウントレーニングも取り入れる
 “5時間台でゴール”を目指すトレーニングメニュー

3 「4時間台、さらに3時間台でゴール」を目指すトレーニング
 1 スピードのあるフォームを手に入れる!
 2 さらにスピードを重視した、高度なトレーニングも実践!
 “4時間台でゴール”を目指すトレーニングメニュー
 3 さらに“積極的なフォーム”を生むプラスαのトレーニング
 “5時間台でゴール”を目指すトレーニングメニュー

4 トレーニング成功のカギは「コンディショニング」にあり!
 1 トレーニング計画は、休養も含めたサイクルで
 2 トレーニング時間やコンディショニングは、季節に合わせて変える!
 3 走る前にはウォーミングアップを、体の柔軟性を高め、ケガを防ぐ
 4 走った後のクールダウンで素早く疲労回復!
 5 ランニング後のケアは必須。筋肉痛のダメージが変わる!
 6 長時間ランニングの後は、疲労を取り除くマッサージを

5 いよいよ大会本番! 笑顔でゴールを迎えるために・・・・・・
 1 大会に向けて揃えたいアイテム
 2 レース1週間前からは、調整時間として過ごす
 3 レース数日前〜前日の食事はどうする?
 4 レース前夜〜当日のスタートまでは、余裕のあるスケジュールで
 5 いよいよスタート直前! 待ち時間にしておきたいこと
 6 42.195kmは、計画性を立てて走り抜く!
 COLUMN 知っておくと役に立つ レース中の「困った」対策
 7 脚が動かなくなる前に・・・・・・ レース中に行うストレッチ
 8 レース直後のケアで、披露を素早く回復!
 COLUMN 内山式! 無理なく実現できる“完走目標ラップタイム表”

6 ビギナーも楽しめる! マラソン大会ガイド
 京都木津川マラソン大会、JALホノルルマラソン・・・・・・ほか

みんなに起きやすい ランナーのトラブルあれこれ

ビギナーランナーのためのソボクなQ&A 教えてウチヤマ先生!


※本誌は2008年に出版された「ゼロから始めるフルマラソンの本」に加筆修正を加えて構成されたものです。



≪監修: ≫ 内山雅博 Masahiro Uchiyama 1950年東京生まれ。「内山雅博走運動研究所」代表であり、「フルマラソン攻略塾」主宰。市民ランナー指導歴45年以上、ビギナーランナーの心強い味方、“ウチヤマ先生"として、いまもなお、絶大な支持を受けている。「フルマラソンを完走するための6カ月トレーニング」(小社刊)など、ランニングに関する著書も多数刊行。ホノルルマラソンは、1979年以来走り続けている。




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本「人類5000年史 II 紀元元年〜1000年 (ちくま新書1287-2)」出口治明5

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人類史を一気に見通すシリーズの第二巻。漢とローマ二大帝国の衰退、世界三大宗教の誕生、陸と海のシルクロード時代の幕開け等、激動の1000年が展開される。

文明の誕生から現代まで、人類五〇〇〇年の歴史をまとめる著者のライフワークの第二巻。漢とローマという東西の二大帝国が衰退、世界は分断化の時代へ。また、キリスト教、大乗仏教が生まれ広まった(紀元元年‐五〇〇年)。イスラーム教が興り、唐、イスラーム帝国、東ローマ帝国を含めた海と陸のシルクロードの時代が幕を開けた(五〇一‐一〇〇〇年)。八世紀に入ると、「日本」という国が誕生した。


≪目次: ≫
はじめに (二〇一八年一一月  出口 治明)

第六章 第四千年紀前半の世界 (紀元元年から五〇〇年まで)
 ナザレのイエス/大乗仏教の誕生/王莽の新/東漢の成立/班超(はんちょう)父子による西域の支配/東漢における科学の発達/インドの新帝国クシャーン朝/人類の最も幸福な時代/新約聖書の成立とストア派/東漢の衰退/三国時代/魏から晋へ/混乱するローマ帝国とサーサーン朝の建国/危機の三世紀/ローマ帝国の変質/晋の南遷/ローマ帝国の東遷とキリスト教の伸張/グプタ朝の興隆/諸部族の侵入とローマの東西分割統治/東アジアの政治的混迷と文化の爛熟/朝鮮半島の三国時代の始まり/北魏による華北統一/国家仏教の隆盛/諸部族の西ヨーロッパ定住/西ローマ帝国の滅亡とは何だったのか

第七章 第四千年紀後半の世界 (五〇一年から一〇〇〇年まで)
 北魏の分裂/中国統一への動き/フランク王国の分割と再統一/ユスティニアヌス一世とホスロー一世/隋の文帝と煬帝/長安の春(貞観の治)/密教の誕生とインド仏教の衰退/預言者ムハンマド/イスラーム世界の拡大/ウマイヤ朝の成立/中国唯一の女帝/武韋(ぶい)の禍(か)とは何か/日本の誕生/開元の治とイコノクラスム/アッバース革命と安史の乱/ローマ教皇の自立/バクダードの繁栄とIT革命/マムルークの登場/唐の衰亡/税制の改正と唐の中興/唐の大宗教弾圧とインドの三王朝/唐の滅亡から五代一〇国へ/キタイの建国と朝鮮半島の再統一/名君、世宗の即位/宋の建国/東ローマ帝国の復権/コルドバの繁栄/オットー一世のローマ皇帝戴冠/一〇〇〇年の世界のGDP

参考文献
索引


≪著者: ≫ 出口治明 (でぐち・はるあき) 立命館アジア太平洋大学(APU)学長ライフネット生命保険株式会社創業者。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒。1972年、日本生命入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命に変更。2012年上場。2018年より現職。著書に『全世界史(上・下)』(新潮社)、『0から学ぶ日本史講義 古代編』(文藝春秋)等多数。

出口治明 『人類5000年史 I 紀元前の世界』(ちくま新書、2017年) '18/01/03



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本「日米安保体制史 (岩波新書1741)」吉次公介5

ブログネタ
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日米安保体制史 (岩波新書)
○著者: 吉次 公介
○定価: 本体860円+税
○ISBN: 978-4004317418









厳しい批判を浴びながらも長期間維持されてきたのはなぜなのか。

いわゆる「安保体制」はどのように形成され、変容・維持されてきたのか。日本の対米協力、米軍基地の運用、米軍基地問題をめぐる日米関係について、「非対称性」「不平等性」「不透明性」「危険性」に焦点を当て、その全歴史をたどる。大きな転換点を迎えたいま、今後の方向性を考えるための基本の一冊。


≪目次: ≫
はじめに

第一章 講和の代償――日米安保体制の形成 一九四五―六〇
 第一節 日米安保体制の成立
  1 米ソ冷戦の始まりと日本
  2 対日講和と安保条約
  3 安保調印の波紋
 第二節 「独立の完成」をめざして――安保改定への道
  1 鳩山一郎政権の挫折
  2 安保改定の模索
  3 新安保条約の調印
 第三節 安保体制の「危険性」――米軍基地問題の始まり
  1 安保体制の成立と米軍基地問題
  2 在日米軍の縮小

第二章 米国の「イコール・パートナー」として 一九六〇―七二
 第一節 「イコール・パートナーシップ」の形成
  1 安保体制の転換点
  2 ベトナム戦争と安保体制
 第二節 沖縄返還と七〇年安保
  1 「戦後は終わらない」
  2 「核抜き・本土並み」をめぐる相克
  3 七〇年安保というハードル
 第三節 国民的「十字架」としての米軍基地問題
  1 「基地公害」への批判
  2 核をめぐる不安
  3 基地問題の「暴風信号」

第三章 日米「同盟」への道 一九七二―八九
 第一節 日米「同盟」への起点
  1 「基本的枠組み」としての安保体制
  2 「日米防衛協力のための指針」の策定――「同盟」への起点
 第二節 新冷戦と「同盟」路線
  1 新冷戦の幕開け
  2 「同盟」をめぐる迷走
  3 「同盟」関係の強化
 第三節 基地をめぐる本土と沖縄のねじれ
  1 本土における基地問題の後退
  2 核兵器持ち込みへの疑念
  3 沖縄への集中と固定化

第四章 冷戦後の課題 一九九〇―二〇〇〇――安保再定義と普天間移設問題
 第一節 湾岸戦争と安保体制
  1 「湾岸のトラウマ」
  2 自衛隊の海外派遣
  3 日米「同盟」の定着
 第二節 安保再定義と97ガイドライン
  1 「同盟漂流」への懸念
  2 アジア太平洋地域の「基礎」へ
 第三節 激変する米軍基地問題――普天間移設問題の始まり
  1 沖縄少女暴行事件の衝撃――顕在化する「危険性」と「不平等性」
  2 普天間返還の浮上

第五章 安保体制の「グローバル化」 二〇〇一―一八
 第一節 「テロとの戦い」と「世界の中の日米同盟」
  1 米国同時多発テロとテロ特措法
  2 「戦地」に向かう自衛隊――イラク戦争とイラク特措法
  3 G・W・ブッシュ政権の世界戦略と日本
 第二節 「安保構造」への挑戦と挫折――民主党政権下の安保体制
  1 日米の軋轢
  2 普天間移設をめぐる迷走
 第三節 集団的自衛権と安保体制――本格化する「グローバル化」
  1 集団的自衛権の行使容認
  2 安保体制の「グローバル化」――15ガイドラインと安保関連法
  3 アポリアとしての米軍基地問題

おわりに
あとがき (二〇一八年八月 七三回目の長崎原爆の日に 吉次公介)

索引
関連年表
巻末資料
 日米安全保障条約(旧)
 日米安全保障条約(新)
 米軍の事故について
 在日米軍施設・区域(専用施設)の件数および面積の推移
主要参考文献一覧


≪著者: ≫ 吉次公介 (よしつぐ こうすけ) 1972年長崎県生まれ。立教大学文学部卒業。同大学大学院法学研究科博士後期課程退学。博士(政治学)。日本学術振興会特別研究員、東西センター(East-West Center)客員研究員、沖縄国際大学法学部教授等を経て、立命館大学法学部教授。専攻、国際政治学・日本政治外交史。著書、『池田政権期の日本外交と冷戦――戦後日本外交の座標軸 1960-1964』(岩波書店、2009年)、『日米同盟はいかに作られたか――「安保体制」の転換点 1951-1964』(講談社選書メチエ、2011年)など 。


吉次公介 『日米同盟はいかに作られたか 「安保体制」の転換点 1951-1964』(講談社選書メチエ、2011年) '11/10/05

田中明彦 『日中関係 1945‐1990』(東京大学出版会、1991年) '12/09/22
服部龍二 『大平正芳 理念と外交』(岩波現代全書、2014年) '17/02/22
服部龍二 『中曽根康弘 「大統領的首相」の軌跡』(中公新書、2015年) '16/12/04
服部龍二 『田中角栄 昭和の光と闇』(講談社現代新書、2016年) '17/01/15
毛里和子 『日中関係 戦後から新時代へ』(岩波新書、2006年) '13/02/10



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