Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

本(芸術・美術・音楽・建築・数学など)

本「酒井抱一 俳諧と絵画の織りなす抒情 (岩波新書1798)」井田太郎5

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酒井抱一 俳諧と絵画の織りなす抒情 (岩波新書)
○著者: 井田 太郎
○定価: 本体980円+税
○ISBN: 978-4004317982















名門大名家に生まれながら、市井で生涯を終えた、酒井抱一(1761〜1829)。「琳派」誕生を決定づけたこの才能は、多彩な交友から、宝井其角・尾形光琳への敬慕に至り、畢生の名作「夏秋草図屏風」をうみだした。江戸というマルチレイヤー社会を自在に往還したその軌跡を、俳諧と絵画の両面から丁寧に読み解く評伝。[カラー口絵8頁]


≪目次: ≫
凡例

序章 画俳二つの世界

第一章 「抱一」になるまで――誕生前から出家前
 一 酒井家という沃土――宝暦から安永期
 二 尻焼猿人と美人画――天明期
 三 春来への私淑――寛政前期
 四 模索と学習――寛政中期

第二章 市井のなかへ――出家から其角百回忌
 一 隠者としての出家 ――寛政後期
 二 文人性と琳派――享和年間
 三 百花園という結節点――文化初年
 四 其角百回忌――文化三年

第三章 花開く文雅――文化四年から文化末年
 一 花開く季節へ――文化初年から文化一二年
 二 光琳百回忌――文化一二年
 三 開花のとき――文化末年

第四章 太平の「もののあはれ」――文政初年から臨終
 一 錦の裏と表――文政二年まで
 二 「夏秋草図屛風」の生成した場
 三 豊饒の神々
 四 「夏秋草図屛風」の両義性
 五 追憶と回顧――最晩年

作後贅言 (一つの時代の終わりと、始まりの年に 井田太郎)

図版一覧
主要参考文献
発句・和歌・狂歌索引
酒井抱一略年譜


≪著者: ≫ 井田太郎 (いだ たろう) 1973年生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程(日本文学専攻)単位取得退学。博士(文学)。国文学研究資料館助手、助教(いずれも任期付き)を経て、近畿大学文芸学部教授。専攻、日本文学。著書、「富士筑波という型の成立と展開」(『國華』1315)、「新出の酒井抱一画・加藤千蔭書「桐図屛風」と永田コレクション」(『MUSEUM』601)、「幻住庵記考――『猿蓑』巻六という場所」(『国語と国文学』88-5)、『原本『古画備考』のネットワーク』(共編、思文閣出版)、『近代学問の起源と編成』(共編、勉誠出版)。




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本「美学への招待 [増補版] (中公新書1741)」佐々木健一5

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あばたもえくぼ


二〇世紀の前衛美術は「美しさ」を否定し、藝術を大きく揺さぶった。さらに二〇世紀後半以降、科学技術の発展に伴い、複製がオリジナル以上に影響力を持ち、美術館以外で作品に接することが当たり前になった。本書は、このような変化にさらされる藝術を、私たちが抱く素朴な疑問を手がかりに解きほぐし、美の本質をくみとる「美学入門」である。増補にあたり、第九章「美学の現在」と第一〇章「美の哲学」を書き下ろす。


≪目次: ≫
まえがき

第一章 美学とは何だったのか
 1 背景の確保
 2 近代という時代
 3 感性学としての美学の誕生
 4 近代美学の主題
 5 会社のと美的概念
 6 応答の美学

第二章 センスの話
 1 一行の美学
 2 言葉になるもの、ならないもの
 3 哲学のセンス、スポーツのセンス
 4 センスと感覚
 5 メタファーとしての感性
 6 《感ずる》という働き

第三章 カタカナのなかの美学
 1 たとえば、ミュージアム
 2 Museum とは何か
 3 なぜミュージアムなのか
 4 周縁とクロスオーヴァー
 5 『デザイン・ミュージアム』
 6 表面性の藝術
 7 《藝術》を超える/切り下げる《アート》

第四章 コピーの藝術
 1 商品としての藝術
 2 二つの意味の複製
 3 オリジナルとコピーの倒錯した関係
 4 複製の感性的体験
 5 複製の自閉的空間
 6 パブリック・アート

第五章 生のなかの藝術
 1 「藝術」に関する本音と建て前
 2 藝術に関する概念マップ
 3 海と映画
 4 「美的/感性的」について
 5 藝術とスポーツ
 6 生のなかの藝術とスポーツ

第六章 藝術の身体性
 1 身体の哲学
 2 身体の蔑視
 3 感覚の身体性
 4 身体の藝術
 5 天空の下の存在
 6 札幌・モエレ沼公園
 7 身体現象としてのリズム

第七章 しなやかな応答
 1 ブラック・スライド・マントラ
 2 悪役の射殺
 3 真面目病
 4 分からない藝術
 5 《現代音楽》の難解さ
 6 マリリンとブリロ・ボックス
 7 哲学としての藝術
 8 しなやかな対応から藝術哲学へ

第八章 あなたは現代派? それとも伝統派?
 1 「永遠の藝術」と「現代的藝術」
 2 アートワールドとコモン・センスの評定
 3 アートワールドと永遠の藝術
 4 オペラはどのようにして生まれたのか
 5 コンサートのプログラム
 6 展覧会から美術館へ
 7 藝術のイデオロギーとしての近代美学
 8 古典と新機軸の両面作戦

第九章 美学の現在
 1 本書の自己評価
 2 「非西洋的美学」と「新美学」
 3 現代美学の主要テーマ
  a 日常性の美学
  b 環境の美学
  c ポピュラー・アート/カルチャーの美学
  d 自然/風景の美学
  e 異文化の美学
  f ジェンダーの美学
  g ものがたり論
  h 進化論の美学・脳科学の美学・AIの美学
 4 新美学の総体

第一〇章 美の哲学
 1 アヴァンギャルドはなぜ美を拒んだのか
 2 エロス派と観想派
 3 「幸福の約束」――スタンダールとサッポー
 4 直撃する美
 5 美の道徳性、政治性
 6 死と《なぐさめとしての美》
 7 宇宙の美
 8 美の諸相
 結 美の哲学からの展望

あとがき (二〇一九年六月 佐々木健一)
文献案内


≪著者: ≫ 佐々木健一 (ささき・けんいち) 1943年(昭和18年)、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科修了。東京大学文学部助手、埼玉大学助教授、東京大学文学部助教授、同大学大学院人文社会系研究科教授、日本大学文理学部教授を経て、東京大学名誉教授。美学会会長、国際美学連盟会長、日本18世紀学会代表幹事、国際哲学会連合(FISP)副会長を歴任。専攻、美学、フランス思想史。著書『せりふの構造』(講談社学術文庫、サントリー学芸賞)、『作品の哲学』(東京大学出版会)、『演出の時代』(春秋社)、『美学辞典』(東京大学出版会)、『エスニックの次元』(勁草書房)、『ミモザ幻想』(勁草書房)、『フランスを中心とする18世紀美学史の研究――ウァトーからモーツァルトへ』(岩波書店)、『タイトルの魔力』(中公新書)、『日本的感性』(中公新書)、『ディドロ『絵画論』の研究』(中央公論美術出版)、『論文ゼミナール』(東京大学出版会)ほか。




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本「生きながらえる術」鷲田清一5

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生きながらえる術
○著者: 鷲田 清一
○定価: 本体1,700円(税別)
○ISBN: 978-4065156612











モノの形の味わい、生きることの難儀さ、芸術の偉力、考えることの深さ。多面体としての人間の営みとその様々な相に眼差しを向け織りなされる思索。日常を楽しみ味わいながら生きるための技法を、哲学者が軽やかに、しかも深く語るエッセイ80編余を収録。


≪目次: ≫
まえがき

I かたちのレビュー
 スバル360/ピース/サントリーオールド(ダルマ)/リップスティック/卵のパッケージ/レゴブロック/団地/ウォークマン/卓上電話機/万年筆/スウォッチ/ユニ/ファスナー/蚊取り線香/四角いトイレットペーパー/ストッキング/オビ/LPレコード/徳利/マヨネーズのチューブ/ドクターマーチン(ワーク・ブーツ)/おにぎり/リュックサック/手帳/ゴミ袋/便器/雨傘/ポスト・イット/マグカップ/眼鏡のフレーム/箸/ハンガー/ポチ袋/扇子/名刺入れ/アウディTTクーペ

II 〈生存〉の技術(アート)
 小さな肯定
 〈支援〉と〈応援〉
 暮らしのバックヤード
 素手の活動、手編みの関係
 「なりわひ」と「まかなひ」
 金銭と感情
 「ものづくり」を考える
 不能の表出――三つの証言
 「食べないと死ぬ」から「食べると死ぬ」へ
 眠り姫になれなくて
 祭りの季節に
 声の不在のなかで
 深すぎた溝を越えて

III 〈始まり〉に還る芸術(アート)
 プリコラージュの自由
 哲学はアートとともに?
 作品のプレゼンテーション?
 ちっちゃい焚き火
 ヒスロムの実力
 床面積を大きくする
 芸術と教育
 織と文
 〈衣〉の無言――石内都 『ひろしま』
 人形の「普遍」
 「態変」という燈台

IV 〈探求〉という仕事
1 ニッポンの哲人
 九鬼周造――両立不能
 和辻哲郎――〈間柄〉の思想
 廣松渉――モノからコトへ
 鶴見俊輔――まとめを拒む
 坂部恵――精神の古層へ
2 ためのある思想
 対話としての読書――三木清 『読書と人生』
 思想史研究の凄み――上山安敏 『フロイトとユング』
 いのちの昏い歴史――三木成夫 『胎児の世界』
 でかい人――梅原猛 『少年の夢』
 「おもろく」なければ学問でない――日高敏隆 『動物と人間の世界認識』
 ごつい思想、密な調査、深い知恵――山極寿一 『父という余分なもの』
 ぬえのような――河合隼雄 『カウンセリングの実際』
 心を耕す――柳田邦男 『新・がん50人の勇気』
 無方法という方法――竹内敏晴 『「出会う」ことと「生きる」こと』


あとがき (二〇一九年四月 京都・上賀茂にて 鷲田清一)
写真提供
初出一覧


≪著者: ≫ 鷲田清一 (わしだ・きよかず) 1949年生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。大阪大学文学部教授、大阪大学総長、京都市立芸術大学理事長・学長を歴任。せんだいメディアテーク館長、サントリー文化財団副理事長。現象学研究に始まり「臨床哲学」を提唱・探究する。朝日新聞で「折々のことば」を連載中。著書に『現象学の視線』『顔の現象学』『モードの迷宮』『だれのための仕事』『〈弱さ〉のちから』『京都の平熱』『「聴く」ことの力――臨床哲学試論』『哲学の使い方』『濃霧の中の方向感覚』など多数。


鷲田清一 『想像のレッスン』(ちくま文庫、2019年) '19/07/07
鷲田清一 『哲学の使い方』(岩波新書、2014年) '15/06/17
鷲田清一 『老いの空白』(岩波現代文庫、2015年) '15/04/04
鷲田清一 『京都の平熱 哲学者の都市案内』(講談社学術文庫、2013年) '13/04/30
鷲田清一 『語りきれないこと 危機と傷みの哲学』(角川oneテーマ21、角川学芸出版、2012年) '12/04/13
鷲田清一×赤坂憲雄 『東北の震災と想像力 われわれは何を負わされたのか』(講談社、2012年) '12/04/07
鷲田清一×永江朗 『哲学個人授業 〈殺し文句〉から入る哲学入門』(ちくま文庫、2011年) '12/03/07
鷲田清一 『だれのための仕事 労働vs余暇を超えて』(講談社学術文庫、2011年) '11/12/23
鷲田清一 『「ぐずぐず」の理由』(角川選書、角川学芸出版、2011年) '11/10/04
河合隼雄×鷲田清一 『臨床とことば』(朝日文庫、朝日新聞出版、2010年) '11/05/10
鷲田清一 『新編 普通をだれも教えてくれない』(ちくま学芸文庫、2010年) '11/04/12
鷲田清一 『噛みきれない想い』(角川選書、角川学芸出版、2009年) '11/03/13
鷲田清一 『「待つ」ということ』(角川選書、角川学芸出版、2006年) '11/02/05
徳丸吉彦/青山昌文 編著、鷲田清一/卜田隆嗣/寺内直子/加藤厚子/福岡正太 著 『芸術・文化・社会 〔改訂版〕 '06』(放送大学教材、放送大学教育振興会、2006年) '10/11/29



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本「神戸・大阪・京都 レトロ建築さんぽ」倉方俊輔5

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神戸・大阪・京都レトロ建築さんぽ
○著者: 倉方俊輔、下村しのぶ 写真
○定価: 本体1,800円+税
○ISBN: 978-4767826219








写真集のような美しいビジュアルと それぞれの時代を鮮明にイメージできる文章。街歩きがもっと楽しくなる!! 今までにない、たてものガイド。
明治、大正、昭和の戦前の名建築から 3都市の性格の違いを読み解く。


≪目次: ≫
本書の見方

I 神戸
 ジェームズ邸
 神戸税関
 旧乾邸
 神戸女学院
 甲子園会館
 白鶴美術館
 風見鶏の館
 旧小寺家厩舎
 神港ビルヂング
 デザイン・クリエイティブセンター神戸
 神戸商船三井ビル
 関西学院大学

II 大阪
 大阪市中央公会堂
 原田産業株式会社 大阪本社ビル
 綿業会館
 日本銀行 大阪支店
 生駒ビルヂング
 三井住友銀行 大阪本店ビル
 大阪府立中之島図書館
 船場ビルディング
 新井ビル
 大阪倶楽部
 太閤園 淀川邸
 芝川ビル
 堺筋倶楽部
 大阪府庁 本館
 泉布観/旧桜宮公会堂

III 京都
 京都府庁 旧本館
 東華菜館
 長楽館
 平安女学院
 同志社大学
 祗園閣
 京都ハリストス正教会 生神女福音大聖堂
 聴竹居
 同志社女子大学
 京都大学
 京都文化博物館 別館
 京都芸術センター

建築家ものがたり
 1 河合浩蔵
 2 辰野金吾
 3 武田五一

もっとレトロ建築を楽しむために (下村しのぶ)
あとがきにかえて (倉方俊輔)


※表紙 関西学院大学


≪著者: ≫ 倉方俊輔 Shunsuke Katakura 東京都生まれ。大阪市立大学准教授。建築史の研究や批評に加え、建築公開イベント「イケフェス大阪」の実行委員を務めるなど、建築と社会を近づけるべく活動中。著書に『東京レトロ建築さんぽ』『東京モダン建築さんぽ』(共著・小社刊)、『大阪建築 みる・あるく・かたる』(共著・京阪神エルマガジン社)、『生きた建築 大阪』(共著・140B)、『ドコノモン』(日経BP社)など多数。

≪写真: ≫ 下村しのぶ Shinobu Shimomura 北海道生まれ。写真家。ポートレイト、雑貨や建築物まで。雑誌、書籍、広告などで幅広く活躍中。写真展も定期的に開催。著書に『東京レトロ建築さんぽ』『東京モダン建築さんぽ』(共著・小社刊)、『おばあちゃん猫との静かな日々』(宝島社)がある。http://www.kanaria-photo.com




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本「想像のレッスン (ちくま文庫)」鷲田清一5

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想像のレッスン (ちくま文庫)
○著者: 鷲田 清一
○定価: 本体価格880円+税
○ISBN: 978-4480435828










「他者の未知の感受性にふれておろおろするじぶんをそのまま晒けだしたかった」という著者のアート評論。かすかな違和の感覚を掬い取るために日常の「裂け目」に分け入り、「見る」ことの野性を甦らせるアートの跳躍力とは。アート、演劇、舞踏、映画、写真、音楽、ファッションなどについて、「ここにあるものを手がかりにここにないものを思う」評論集。


≪目次: ≫
まえがき

レッスン0 見えないものを見る
 視界をこじ開ける――何が目見えているのか
 言葉になりえぬものへ言葉を駆使して潜り込む
 歳とともにすこし見えてきたこと
 じぶんの弱さに向きあう
 想像力が萎縮している
 想像力をはぐくむ知恵
 都市のすきま
 古木と寺社の場末
 都市の原っぱ
 一線を越える跳躍力

レッスン1 壊れたもの――日常のがらくたのなかから
 言葉のちぐはぐ
 思考停止を破る――束芋&できやよい《にっぽんの、ななかむら》
 「普通」がじりじりする アブナさをもとめている――サザンオールスターズ・サマーライブ in 横浜
 「あたりまえ」と「ありきたり」――荒川洋治 『忘れられる過去』
 「お惣菜」の思考――《ブリコラージュ・アート・ナウ》 展
 日常の雑然とした淀み
 着生のすがた――《コモン・スケープ――今日の写真における日常へのまなざし》 展
 がらくたの高貴さ、あるいは世界の外に出るための小さな回転扉――チャールズ・シミック 「コーネルの箱」(柴田元幸 訳)

レッスン2 塞がれたもの――困難な自由について
 やりすごす
 「押し返す」デザイン
 浮いている/流されているという感覚に抗して――湊町アンダーグラウンドプロジェクト
 夢の跡――見えなくなったものを見るために
 喪に服す建築――表参道の、細胞膜のようなビル群
 飛沫のはねた跡――結成五十周年記念 「具体」 回顧展
 壊れない覆い――K. K. 《ワラッテイイトモ、》
 音楽で人を殺せるか?
 「音楽」からの自由――高橋悠治・ゴルトベルク変奏曲
 センスとノンセンスのあいだを往復する思考――追悼・市川浩

レッスン3 棄てられたもの――時を行き来する
 時が流れる、お城が見える
 時のあわい――南木佳士 『神かくし』
 だれもじっとしているわけではない
 ラスト・ダダ――火遊びの季節(とき)
 「あたりまえ」への小さな裂け目――大阪現代演劇祭 「GUYS掘
 納得
 初老の男のためのおとぎ話――パトリス・ルコント監督 『列車に乗った男』
 遇うて空しく過ぐる勿(なか)れ――河瀬直美 『沙羅双樹』 によせて
 〈老い〉を聴く
 老いは、重くて、軽い――谷川俊太郎の minimal によせて
 一枚のピクチュア

レッスン4 見失ったもの――意味のゼロ還元?
 惹かれた身体
 身体を侵襲する都市――ヴィクター&ロルフ 《ファッションと色彩》 展
 消えた幸福論
 意味への問いを封印する――《ハピネス――アートにみる幸福への鍵》 展
 どこで意味から放たれるのか?――スペイン舞踊 「サロメ」
 〈光〉の創世記――勅使川原三郎公演 「Luminous」
 記憶のすきま
 眼になりくる――ホンマタカシ 『きわめてよいふうけい』
 「見える」ことの豊穣さ――鈴木理策写真展 《海と山のあいだ》
 現われの起伏をなぞる――直島・地中美術館
 〈しるし〉としての女形――ダニエル・シュミット監督 『書かれた顔』
 〈しるし〉になりきる――森村泰昌の戦略
 中心もなく、エンディングもなく――《私あるいは私――静かなる燃焼系》 展

レッスン5 消え入るもの――〈顔〉
 消え入ることで現われてくるもの
 わたしの〈顔〉 展
 宝誌和尚立像/パルミジャニーノ 「凸面鏡の自画像」/萬鐵五郎 「雲のある自画像」/マン・レイ 「カザティ公爵夫人」/香月泰男 「涅槃」/ジャコメッティ 「頭部」/フランシス・ベーコン 「ルシアン・フロイトの肖像のための習作三点」/アンディ・ウォーホル 「ミック・ジャガー」/篠山紀信 「山口百恵・19歳」/奈良美智 「Milky Lake」

レッスン6 忘れてはならないもの
 いま、家族のかたちは?
 交差するいのちの光景――ふたたび、河瀬直美 『沙羅双樹』 をめぐって
 コミュニケーションの仲立ちをする建築家――山本理顕建築模型展
 恋はせつない、やるせない?
 「この」というささやかな訴え――《山本耀司――May I help you?》 展
 眼、ひとつ。――伊勢真一のドキュメンタリー映画
 最後の友情?
 一以上でも一以下でもなく――煌めきのガラス絵 木田安彦の世界
 孤立させられる「痛み」
 痛い映画――クリスティン・ジェフズ監督 『シルヴィア』
 イメージにどこか抗ってしまうひと――中島美嘉サマーツアー
 いのちのはずみ?――ピナ・バウシュ 「炎のマズルカ」
 明滅するいのち――ジンガロ公演 「ルンタ」 における人馬一体

レッスン7 限界へのまなざし
 できないということ
 限界をくぐり抜ける――舘野泉リサイタル
 うぶ毛のような感覚――西嶋豊彦の絵
 受け身でいるのはもうよそう――金沢21世紀美術館
 手当と修復――ニコラ・フィリベール監督 『パリ・ルーヴル美術館の秘密』
 物への敬意、ざわめきのなかの気品
 ここではない別の場所――もうひとつのレッスン

あとがき (二〇〇五年九月 鷲田清一)

文庫版あとがき (二〇一九年春 鷲田清一)

解説 失われたものの痛みから 堀畑裕之(服飾ブランド matohu デザイナー)


※本書の単行本は、2005年10月、『〈想像〉のレッスン』の書名で、NTT出版より刊行されました。


≪著者: ≫ 鷲田清一 (わしだ・きよかず) 1949年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学・京都市立芸術大学名誉教授。せんだいメディアテーク館長。専門は哲学。現象学をベースに、臨床哲学、モード批評などを幅広く展開する。著書に、『「聴く」ことの力――臨床哲学試論』(桑原武夫学芸賞受賞、ちくま学芸文庫)、『モードの迷宮』(サントリー学芸賞受賞、ちくま学芸文庫)、『ちぐはぐな身体』『ひとはなぜ服を着るのか』(ちくま文庫)など多数。


鷲田清一 『哲学の使い方』(岩波新書、2014年) '15/06/17
鷲田清一 『老いの空白』(岩波現代文庫、2015年) '15/04/04
鷲田清一 『京都の平熱 哲学者の都市案内』(講談社学術文庫、2013年) '13/04/30
鷲田清一 『語りきれないこと 危機と傷みの哲学』(角川oneテーマ21、角川学芸出版、2012年) '12/04/13
鷲田清一×赤坂憲雄 『東北の震災と想像力 われわれは何を負わされたのか』(講談社、2012年) '12/04/07
鷲田清一×永江朗 『哲学個人授業 〈殺し文句〉から入る哲学入門』(ちくま文庫、2011年) '12/03/07
鷲田清一 『だれのための仕事 労働vs余暇を超えて』(講談社学術文庫、2011年) '11/12/23
鷲田清一 『「ぐずぐず」の理由』(角川選書、角川学芸出版、2011年) '11/10/04
河合隼雄×鷲田清一 『臨床とことば』(朝日文庫、朝日新聞出版、2010年) '11/05/10
鷲田清一 『新編 普通をだれも教えてくれない』(ちくま学芸文庫、2010年) '11/04/12
鷲田清一 『噛みきれない想い』(角川選書、角川学芸出版、2009年) '11/03/13
鷲田清一 『「待つ」ということ』(角川選書、角川学芸出版、2006年) '11/02/05
徳丸吉彦/青山昌文 編著、鷲田清一/卜田隆嗣/寺内直子/加藤厚子/福岡正太 著 『芸術・文化・社会 〔改訂版〕 '06』(放送大学教材、放送大学教育振興会、2006年) '10/11/29



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本「猫と藤田嗣治」内呂博之 監修5

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猫と藤田嗣治
○著者: 内呂博之 監修、浦島茂世 文、荒堀みのり ネコ研究者
○定価: 本体1,800円+税
○ISBN: 978-4767825878












――稀代の “猫” 画家・藤田嗣治(1886-1968)
ネコ研究者による考察を加えた新しい作品集――

1920年代にパリで大活躍し、今も世界中で愛される画家・藤田嗣治。藤田といえば、猫を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
本書は多才だった藤田が残した絵画、挿絵、手紙など様々な"猫"作品を集めました。充実の作品解説に加えて、ネコ研究者による猫の生物学的考察も収録。藤田の猫の絵を楽しみながら、猫の生態についても知ることができます。
藤田ファンはもちろん、猫好きも必見の今までにない美術入門書です。


≪目次: ≫
はじめに (内呂博之)
本書の読み方

『横たわる裸婦と猫』 プティ・パレ美術館
『人形を抱く少女』 群馬県立近代美術館
『少女と猫』 ポーラ美術館
『白い猫』 ベルナール・ビュフェ美術館
『キャットデザイナー』 個人蔵
『ビストロ』 カルナヴァレ美術館
『エミリー・クレーン=シャドボーンの肖像』 シカゴ美術館
『モンパルナスの娼家』 プティ・パレ美術館
『争闘(猫)』 東京国立近代美術館
『五人の裸婦』 東京国立近代美術館
『自画像』 東京国立近代美術館
『猫のいる静物』 石橋財団ブリヂストン美術館
『仰臥裸婦』 福岡市美術館
『猫と裸婦』 下関市立美術館
『タピスリーの裸婦』 京都国立近代美術館
『座る女性と猫』 鹿児島市立美術館
『動物宴』 東京国立近代美術館
『欧人日本へ到来の図』 パリ国際大学都市・日本館
『私の夢』 新潟県立近代美術館・万代島美術館
『横たわる裸婦(夢)』 国立国際美術館
『横たわる裸婦と猫』 埼玉県立近代美術館
『自画像』 国立西洋美術館
『婦人像』 島根県立石見美術館
『横たわる女と猫』 石橋財団ブリヂストン美術館
『家族の肖像』 名古屋市美術館
『猫を抱く少女』 個人蔵(名古屋市美術館寄託)
『自画像』 名古屋市美術館
『大地』 ウッドワン美術館
『ディナーパーティー』 ウッドワン美術館
『猫』 ベルナール・ビュフェ美術館
『猫』 岐阜県美術館
『イマジエ』 東京富士美術館 ベルナール・ビュフェ美術館
『平行棒』 ミシェル・ヴォケール 東京国立近代美術館 東京富士美術館 目黒区美術館
『おまえは私を好きになる・・・ (三幕の喜劇)』 クロード・ダジル 東京富士美術館 ベルナール・ビュフェ美術館
「ヴァンドーム広場」『魅せられたる河』 (挿絵本)より 東京富士美術館 東京国立近代美術館
『猫』 ベルナール・ビュフェ美術館
『花、眠り猫』 ベルナール・ビュフェ美術館
『猫』、『長閑』、『猫之図』 ベルナール・ビュフェ美術館
『夜と猫』 東京国立近代美術館 ベルナール・ビュフェ美術館
『角皿(猫とネズミ)』 目黒区美術館
『猫の床屋』 ポーラ美術館
『書簡(フランク・シャーマン宛) 1949年3月31日』 目黒区美術館
『猫を抱く少女』 ポーラ美術館
『猫の本』 マイケル・ジョセフ 東京富士美術館 ベルナール・ビュフェ美術館

おわりに (荒堀みのり)

おもな参考文献


≪監修: ≫ 内呂博之 Hiroyuki Uchiro 1972年、富山県生まれ。2001年、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程文化財保存学専攻(保存修復油画)を中退後、公益財団法人ポーラ美術振興財団ポーラ美術館学芸員(2001-2013 年)、金沢21世紀美術館 コンダベーター/キュレーター(2014-2018 年)を経て、現在は先のポーラ美術館に勤務。専門は保存修復、絵画技法史、近代絵画史。担当したおもな展覧会に「レオナール・フジタ―私のパリ、私のアトリエ」(ポーラ美術館、2011年)、「レオナール・フジタ――ポーラ美術館コレクションを中心に」(Bunkamura ザ・ミュージアムなど、2013年)、共著に『もっと知りたい藤田嗣治――生涯と作品』(東京美術、2013年)、『藤田嗣治画集』(小学館、2014 年)などがある。

≪文: ≫ 浦島茂世 Moyo Urashima 美術ライター。神奈川県鎌倉市出身。時間を見つけては美術館やギャラリーに足を運び、その情報をWebや雑誌など幅広いメディア、講演で発信するほか、NHK 文化センター、よみうりカルチャーなどで美術館をめぐる講座を開講し、美術の楽しみ方を伝える。著書に『東京のちいさな美術館めぐり』(2015年)、『京都のちいさな美術館めぐり』(2015年)、『企画展だけじゃもったいない 日本の美術館めぐり』(2018年)(すべて株式会社G.B.)。

≪ネコ研究者: ≫ 荒堀みのり Minori Arahori 1992年、京都府生まれ。2014年、京都大学文学部卒。現在同研究科博士後期課程在学中。日本学術研究会特別研究員(DC1)。ネコ研究グループCAMP NYAN において、心理学的・遺伝学的調査を通して、ネコのこころを研究している。


藤田嗣治 (ふじた つぐはる) 1886-1968。画家。東京都生まれ。東京美術学校(現在の東京藝術大学)卒業。1913年に渡仏し、おもに裸婦をモチーフに、墨と画相筆による繊細な輪郭線を特徴とする独自の油彩画を確立。1921年にサロン・ドートンヌに出品した裸婦像が「素晴らしき乳白色の下地」と称賛され、一躍パリ画壇の寵児となった。1955年にフランス国籍を取得。1968年に生涯を終え、自ら手がけたフランスの礼拝堂に眠る。




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本「東京いちどは訪れたいお寺の名建築」小岩正樹 監修5

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東京いちどは訪れたいお寺の名建築
○著者: 小岩正樹 監修/大浦春堂 文
○定価: 本体1,600円+税
○ISBN: 978-4767826172










――お参りだけではもったいない! たてもの観賞しても楽しい東京のお寺30選――
木の表情、ステンドグラス、彫り物など、お寺にはたてものの細部を観賞しても楽しい要素がたくさんあります。本書では東京都内のお寺30軒を、建築的要素に触れながら、全編撮り下ろし写真の美しいビジュアルで紹介しています。今度のお休みは、お寺でお参りをした後、ゆっくりとたてものの佇まいも楽しんでみてはいかがでしょうか?


≪目次: ≫
巻頭コラム1 知っておきたい参拝の基本
巻頭コラム2 こんなに楽しい東京の寺院建築

第1章 西エリア
 1 浄土真宗本願寺派 築地本願寺
 2 鬼子母神堂
 3 吉祥寺
 4 九品佛浄眞寺
 5 護国寺
 6 豪徳寺
 7 常照院
 8 萬松山 泉岳寺
 9 増上寺
 10 池上本門寺
 11 豊川稲荷東京別院
 12 堀之内妙法寺
 13 妙定院
 14 目黒不動尊瀧泉寺
 15 亮朝院
 16 圓融寺

第2章 東エリア
 1 諸宗山 回向院
 2 寛永寺根本中堂
 3 弘福寺
 4 経栄山 題経寺(柴又帝釈天)
 5 深川不動尊
 6 清水観音堂
 7 西新井大師
 8 浅草寺
 9 不忍弁天堂

第3章 市部エリア
 1 塩船観音寺
 2 高幡不動尊 金剛寺
 3 眸山薬王院
 4 深大寺
 5 廣園寺


≪監修: ≫ 小岩正樹 Masaki Koiwa 早稲田大学理工学術院准教授。1977年神奈川県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、同大学院修士課程、博士後期課程修了。同大学助手・助教をへて、2014年より現職。博士(工学)。専門は建築史、文化遺産学。主な研究業績に『日本建築生産組織に関する研究1959』(故渡邊保忠著・編集校訂、明現社)、『バイヨン寺院全域の保存修復のためのマスタープラン』(共編著、財団法人日本国際協力センター)、『日本近代建築大全 〈東日本篇〉』(共著、講談社)、『日本都市史・建築史事典』(共著、丸善出版)など。

≪文: ≫ 大浦春堂 Shundo Ohura 編集者、トラベルライター。おもに社寺参りに関する記事を雑誌やWEBマガジンに寄稿するほか、自著に『御朱印と御朱印帳で旅する全国の神社とお寺』(マイナビ出版)、『神様とつながる暮らし方』(彩図社)、『神様が宿る御神酒』(神宮館)、『神社とお寺 おいしいお詣りスイーツ』(講談社)がある。



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本「エゴン・シーレ 永遠の子ども (自作を語る画文集)」エゴン・シーレ、伊藤直子 訳編5

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エゴン・シーレ (自作を語る画文集:永遠の子ども)
○著者: エゴン・シーレ 画と文/伊藤直子 訳編
○定価: 本体2,200円+税
○ISBN: 978-4896942606







・・・・・・ 身体言語において強調されているのは手の表現である。誇張とも見える指の形は日常の動作を切り取ったのではなく、あえて演出され、何かを語るものである。・・・・・・ (p.8、はじめに)



――シーレ(Egon Schiele, 1890-1918)自身の言葉で綴る生涯と作品――
ウィーンの世紀転換期を疾駆するように、28年という短い生涯を駆け抜けた若き天才画家のリアルな姿。
芸術に対するほとばしる情熱を綴った詩文から困窮の生活費を無心する手紙まで、書簡や日記などに見える本人の言葉とそこで言及される作品を中心に集成し、画家自身にとっての真実を探る【オリジナル画文集】。掲載図版100点。
ギュスターヴ・モロー、オディロン・ルドン、エドヴァルト・ムンク、トゥールーズ=ロートレック、アンリ・ルソ−に続く、「自作を語る画文集」シリーズ《第6弾》


≪目次: ≫
はじめに (訳者)

1905-09: 画家になるまで
1910-14: シーレ誕生
1915-18: 成功と早すぎる終焉

実現しなかった 「芸術の広間(クンストハレ)」 構想のための宣言
エゴン・シーレ略年譜
掲載図版一覧
主な参考文献
シーレ作品を所蔵する国内の主な美術館

※カバー画版: (表)《膝を抱えて座る女》 1917年, プラハ国立美術館


≪訳編者≫ 伊藤直子 (いとう なおこ) 東京生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。中央大学他非常勤講師。専門はドイツ文学、ドイツ文化史。著書、『ルカス・クラーナハ』(八坂書房)、『オペラの18世紀』(共著、彩流社)、『オペラ学の地平』(共編著、彩流社)、『ドイツ文学を担った女性たち』(共著、島影社)。訳書、ミヒャエル・ホルヴァート編『血のバセーナ』(現代ウィーン・ミステリー・シリーズ、共訳、水声社)、ハンス・ビーダーマン『図説 世界シンボル事典』(共訳、八坂書房)。


ジェーン・カリアー、アイヴァン・ヴァルタニアン 監修、和田京子 訳 編集 『エゴン・シーレ ドローイング 水彩画作品集  Jane Kallir, EGON SCHIELE: DRAWINGS & WATERCOLORS 』(新潮社、2003年) '09/08/30



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本「関東の美しい神社」戸部民夫5

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関東の美しい神社
○著者: 戸部民夫、藤田慎一郎 写真
○定価: 本体1,600円+税
○ISBN: 978-4767826189









〈国宝級に美しい 関東の神社を厳選! 〉
日本全国で8万を超えると言われる神社。本書はそのなかから、建築や彫刻が美しい関東の神社を厳選してご紹介します。
日光東照宮、明治神宮といった誰もが知る神社だけでなく、人気観光地の秩父や鎌倉で見るべき由緒ある神社や、2018年12月に文化財指定されたばかりの「大前神社」、年に数日しか開かれない隠れた文化財の「仙波東照宮」、昭和の名建築家のデザインが受け継がれる「乃木神社」など・・・・・・
神社好きな方もそうでない方も楽しめる33の神社を収録。その由緒やご祭神・ご利益はもちろんのこと、社殿の建築様式や彫刻の由来、摂社・末社などの見どころまで丁寧に解説しています。

〈貴重で美麗な写真の数々〉
普段は近づくことのできない本殿や、じっくり見られない細部の装飾まで、各神社のご協力のもと可能な限り撮影しました。行ったことのあるおなじみの神社でも、きっと知らなかった魅力を発見することができます。

ご利益をさずかり、建築や空間も味わう贅沢な一冊。本書を片手に、ぜひ関東の美しい神社へ出かけてみてはいかがでしょう?


≪目次: ≫
関東の美しい神社マップ

 明治神宮 (東京・代々木)
 神田神社 (東京・神田)
 品川神社 (東京・品川)
 鶴岡八幡宮 (神奈川・鎌倉)
 白山神社 (東京・白山)
 日光二荒山神社 (栃木・日光)
 寳登山神社 (埼玉・秩父)
 乃木神社 (東京・乃木坂)
 銭洗弁財天宇賀福神社 (神奈川・鎌倉)
 千葉神社 (千葉・千葉)
 小野照崎神社 (東京・入谷)
 三峯神社 (埼玉・秩父)
 香取神宮 (千葉・香取)
 仙波東照宮 (埼玉・川越)
 江島神社 (神奈川・藤沢)
 一之宮貫前神社 (群馬・富岡)
 大國魂神社 (東京・府中)
 日枝神社 (東京・赤坂)
 妙義神社 (群馬・富岡)
 愛宕神社 (東京・虎ノ門)
 笠間稲荷神社 (茨城・笠間)
 日光東照宮 (栃木・日光)
 大宝八幡宮 (茨城・下妻)
 鷲神社 (東京・浅草)
 湯島天満宮 (東京・湯島)
 秩父神社 (埼玉・秩父)
 大山阿夫利神社 (神奈川・伊勢原)
 荏柄天神社 (神奈川・鎌倉)
 鹿島神宮 (茨城・鹿嶋)
 大前神社 (栃木・真岡)
 武蔵一宮 氷川神社 (埼玉・大宮)
 亀戸天神社 (東京・亀戸)
 根津神社 (東京・根津)

コラム一 神社を構成するもの
コラム二 神様の系図
コラム三 参拝のきほん
コラム四 詳しく知りたい神社用語


≪著者: ≫ 戸部民夫 (とべ・たみお) 1947年、群馬県生まれ。法政大学卒業。美術関係出版社勤務後、作家に。主な著書に『「日本の神様」がよくわかる本』『ツキを呼ぶ「神社・仏閣」徹底ガイド』『「日本の霊山」がよくわかる本』(以上、PHP文庫)、『新版 日本神話の神々』(三修社)、『全国一の宮紀行 』(ワニ文庫)、『戦国武将の守護神たち』(日本文芸社)、『神様になった動物たち』(だいわ文庫)、『ありがたい神社の歩き方、神様の見つけ方』(芸術新聞社)、『日本の神社がよくわかる本』(光文社知恵の森文庫)、『神社でたどる「江戸・東京」歴史散歩』(洋泉社)、『本当は怖い日本の神さま』(ベスト新書)など。




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本「クリムト 官能の世界へ (角川新書)」平松洋5

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クリムト 官能の世界へ (角川新書)
○著者: 平松 洋
○定価: 本体1,100円(税別)
○ISBN: 978-4040821993









絢爛、妖艶、甘美なクリムトの主要作品を、オールカラーで1冊に集約!

19世紀末のウィーンに現れるや、絢爛豪華な作風で美術界を代表する画家となったグスタフ・クリムト(Gustav Klimt, 1862‐1918)。没後100年を迎える2018年を記念して、主要作品のすべてをオールカラーで1冊にまとめました。美しい絵画を楽しみながら、先行研究を踏まえた最新のクリムト論を知ることができる決定版の1冊です!


≪目次: ≫
総論 クリムト、絵画の錬金術師(アルケミスト)
 クリムト誕生の地、ウィーン/美術教育と初期の画業/ウィーン分離派の挑戦/黄金様式の時代/晩年の様式と世紀末画家の死と復権

第1章 若き日の絵画――装飾と絵画の桎梏
 クリムトは万博が生んだ画家?/君たちは、画家になるべきだ!/アカデミックな古典的教育/芸術家カンパニーの挑戦/劇場と美術館の「装飾」
 コラム ”磴離襦璽帖内なるチェコ

第2章 「聖なる春」の訪れ――新たな作品の胎動
 絶頂期になぜ劇場装飾をやめたのか?/ウィーン分離派の誕生/クリムト自身の「聖なる春」の到来
 コラム◆.リムトのマッチョな実像

第3章 黄金絵画の時代――金色の神秘
 黄金絵画のカテゴライズ/黄金分類から見えてくる世界/黄金絵画の始まり/クリムトのジャポニスム/クリムト、日本美術に邂逅せり/日本美術コレクションの影響/クリムトの構図は琳派だった?!
 コラム サブカルを刺激するクリムト

第4章 矩形の詩情――湖畔の風景画
 恋人とのバカンスが生んだ風景画?/最初期の風景画とその後の展開/分離派展と点描主義の影響/クリムト御用達、風景描写の秘密兵器/本物の初期風景画

第5章 女性の肖像――クリムトをめぐる美女たち
 官能的な女性を描いたクリムト/きらびやかな貴婦人たちの肖像/アルマ・マーラーとの恋の真相/恋人か親友か? エミーリエとの関係/娼婦と淑女に、新しき女性
 コラムぁ.チュリエ? クリムトのファッション・フォト

第6章 晩年の様式――絵画の可能性
 色彩の時代を象徴する絵画/複数、単数で変わる意味/クリムト晩年の絵画の革新性
 コラムァ_莖ε樟検▲リムトの前世とは?

第7章 素描と習作――下絵と官能の線描画
 生涯に描いた膨大な数の素描/素描を台無しにした犯人の正体とは?/作品化する素描VS.私的メモ/素描の変遷とエロスの画家

主要参考文献


※本書は2011年に新人物往来社より刊行した『クリムトの世界』に大幅な加筆、再編成をしたものです。また、コラムは『日本経済新聞』2016年2月12日「サブカルを触発したアート十選」の連載記事に加筆したものです。


≪著者: ≫ 平松 洋 (ひらまつ・ひろし) 1962年、岡山県生まれ。早稲田大学文学部卒。展覧会の企画・運営やプランニングとともに執筆活動を行い、早稲田大学エクステンションセンターなどで講師も務める。『名画 絶世の美女130人』『名画の謎を解き明かす アトリビュート・シンボル図鑑』『ラファエル前派の世界』『バーン=ジョーンズの世界』『最後の浮世絵師 月岡芳年』(以上、KADOKAWA)ほか著書・監修多数。




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本「美しきイタリア 22の物語 (光文社新書897)」池上英洋5

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美しきイタリア 22の物語 (光文社新書)
○著者: 池上英洋
○定価: 本体980円+税
○ISBN: 978-4334043032










日本では、ほとんどの人が良いイメージを抱いているように、イタリアは一、二を争うほど高感度の高い国だといえる。しかし、それでもイタリアは、まだまだ私たちが気づいていない魅力にあふれている。本書ではイタリアの22の都市を訪れ、各都市で起きたエピソードを辿る。歴史上の人物たちは、どのように考え、暮らしていたのだろうか。城や宮殿は、そこに住んだ王家や貴族の歴史をどのように伝えてくれているのだろうか。イタリアが世界に誇る芸術の数々は、どのように生み出されてきたのだろうか。そして市井に暮らす普通の人々は、どのように人生を生きてきたのだろうか。尽きることのないイタリアの魅力を探る。


≪目次: ≫
はじめに

第一章 人々の物語
 小さな島のナポレオン―― Isola d'Elba (エルバ島)
 ある博物学者の死―― Pompei (ポンペイ)
 囚われ皇女の恋―― Ravenna (ラヴェンナ)
 サンタ・クロースの贈り物―― Bari (バーリ)
 皇帝の気怠い午後―― Isola di Capri (カプリ島)
 殉教聖女の街―― Catania (カターニア)

第二章 城と宮殿の物語
 その理由を、誰も知らない―― Castel del Monte (カステル・デル・モンテ)
 イタリアのヴェルサイユ―― Caserta (カゼルタ)
 東端の街の悲劇の皇帝―― Trieste (トリエステ)
 奇矯の宮殿―― Bagheria (バゲリーア)
 近代イタリア最初の首都―― Trino (トリノ)

第三章 芸術の物語
 最後の晩餐―― Milano (ミラノ)
 修道士の禁じられた恋―― Spoleto (スポレート)
 耳をすませば―― Cremona (クレモーナ)
 ルネサンス美術の予告者―― Padova (パドヴァ)
 美術史のはじまり―― Arezzo (アレッツォ)

第四章 街の歴史の物語
 大学の街―― Bologna (ボローニャ)
 とんがり屋根の家―― Alberobello (アルベロベッロ)
 ナポリを見て死ね―― Napoli (ナポリ)
 巨石文明ヌラーゲ―― Barumini (バルーミニ)
 地下のローマ―― Roma (ローマ)
 死者の都―― Cerveteri(チェルヴェーテリ)

おわりに (二〇一七年七月 池上英洋)
主要参考文献


≪著者: ≫ 池上英洋 (いけがみ ひでひろ) 1967年広島県生まれ。東京造形大学教授・美術史家。東京藝術大学卒業・同大学院博士課程修了。著書に、『Due Volti dell’Anamorfosi』(Clueb、イタリア)、『レオナルド・ダ・ヴィンチ 西洋絵画の巨匠8』(小学館)、『神のごときミケランジェロ』(新潮社)、『西洋美術史入門』『死と復活』(いずれも筑摩書房)、『「失われた名画」の展覧会』(大和書房)、『もっと知りたいラファエッロ』(東京美術)、『恋する西洋美術史』『ルネサンス 歴史と芸術の物語』『ルネサンス 三巨匠の物語』『イタリア 24の都市の物語』(いずれも光文社)など多数。日本文藝家協会会員。


池上英洋 『西洋美術史入門』(ちくまプリマー新書、2012年) '15/01/02 , '13/10/17
池上英洋 『ルネサンス 歴史と芸術の物語』(光文社新書、2012年) '13/10/07
池上英洋 『神のごときミケランジェロ  Michelangelo Buonarroti 1475-1564 』(とんぼの本、新潮社、2013年) '13/10/02
池上英洋 『恋する西洋美術史』(光文社新書、2008年) '11/03/19
池上英洋 『イタリア 24の都市の物語』(光文社新書、2010年) '11/02/23



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本「ベラスケス 宮廷のなかの革命者 (岩波新書1721)」大睚歹麩5

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没落の影忍びよる黄金時代のスペイン、王宮の奥で密やかに「絵画の革命」を起こしたベラスケス。画家としても廷臣としても王に重用され、後世マネに「画家たちの画家」と絶賛された人生には、しかし、生涯隠し続けた秘密があった――。絵画史の傑作《ラス・メニーナス》を導きの糸に「革命」の真相に迫る、決定版評伝。



≪目次: ≫
はじめに――モノローグ

I 画家の誕生――聖・俗の大都市セビーリャとボデゴン
 画家の誕生と出自の謎/都市セビーリャの歴史/大航海時代/聖と俗の都市/傑出した教養人パチェーコ/ベラスケスの教養の源/転換期の美学と初期宗教画/新たな挑戦/ボデゴンと肖像画/「キリストは土鍋の中にも宿る」

II 「絵筆をもって王に仕える」――フェリペ四世の肖像から《バッコスの勝利》へ
 新王即位と王付き画家の誕生/寵臣オリバーレス/王宮レアル・アルカーサル/《セビーリャの水売り》/スペイン型宮廷肖像の伝統/ベラスケス型国王肖像/メセーナとしての「惑星王」/ベラスケスへの批評/「二足の草鞋」の始まり/ルーベンスとの確執/《バッコスの勝利》と現実社会/肖像画家から構想画家へ

III ローマでの出会い――ヴィラ・メディチと古代への感興
 あこがれのイタリア/研修と買い付けの旅/ローマへの旅程/一六三〇年のローマ、カトリックの勝利と栄光/ヴァティカンからヴィラ・メディチへ/ガリレイとの出会い?/ベラスケス絵画のヨーロッパ化/霊感のトポス、ヴィラ・メディチ/純粋風景画の誕生/いつ描かれたのか/見出された風景画/ベラスケスの求めた道

IV 絵画装飾の総監督――《ブレダ開城》をピークに
 新たな環境と芸術上の成熟/新王太子の誕生/パラゴーネからヴィジョンとしての絵画へ/装飾指揮官として/離宮レティーロの造営/諸王国のサロン/《ブレダ開城》/表象された「和解」の精神/二つの王家騎馬像/《フアン・マルティネス・モンタニェース》/フェリペ四世騎馬像、絵画から彫刻へ/風景画のギャラリー/「道化の間」の主役たち/画家たちの画家――ベラスケスからマネへ/狩猟塔トーレの建設と増改築/物語の画家対人間の画家/矮人の肖像は訴える/王のギャラリー/隣室の装飾/《メニッポス》から『三四郎』へ

后,佞燭燭咼ぅ織螢△悄宗宗垓宜張ぅ鵐離吋鵐謄ウス一〇世》から《鏡のヴィーナス》へ
 危機と衰退の一六四〇年代/遠征先で描かれた肖像画/女性たちの肖像/第二次イタリア遊学、ローマへ/栄光の時とパレーハの肖像/インノケンティウス一〇世との対峙/古代彫刻の蒐集/絵画蒐集とフレスコ画家の招来/《鏡のヴィーナス》、モデルの謎/裸体画の空間/秘匿された愛人と子供

VI 封印された野望――晩年の日々と《ラス・メニーナス》
 王家ファミリーの肖像/《フェリペ四世の家族》、愛称《ラス・メニーナス》/アルカーサル内を歩いてみよう/絵の舞台、旧王太子の間/鏡が表象するもの/王家の群像の中の画家/描き直された自画像/リアリズムを超えた真実/《織女たち》の由来と意味/《アラクネの寓話》を読み解く/サンティアゴ騎士団入団審査/「貴族」の証明/「高貴なる天才画家」伝説/封印された野望/コンベルソと知の系譜/「我描く、ゆえに我あり」

終章 晩年の活動と近現代への遺産
 最晩年の制作/ベラスケス工房と作品の帰属/遺産台帳にみる画家の生活/マリア・テレサの婚儀/ついにフランスへ/最後の大事業/タピスリー装飾による理念の表現/死後の栄光/画家の遺産――ゴヤから小津まで

あとがき (大磯にて、二〇一八年三月一一日 記 大高保二郎)

図版出典元一覧
本書で参照・引用した邦語文献、並びにもっと知りたい読者のために



≪著者: ≫ 大睚歹麩 (おおたか やすじろう) 1945年生。早稲田大学大学院博士課程満期退学。スペイン国立マドリード大学への留学を経て、跡見学園女子大学教授、上智大学教授、早稲田大学文学学術院教授を歴任。ベラスケス、ゴヤ、ピカソを中心に、美術書の解説・翻訳などの著訳書があり、ピカソ展、プラド美術館展監修も務める。早稲田大学名誉教授。専攻、スペイン美術史。著書、『新潮美術文庫12 ベラスケス』(新潮社、1974)、『ピカソ美術館4 戦争と平和』(集英社、1992)、『スペイン 美の貌』(ありな書房、2016)、『ゴヤ「戦争と平和」』(新潮社、2016)ほか。共著、『エル・グレコ』(アサヒグラフ別冊、朝日新聞社、1994)、『ART GALLERY 2 肖像画――姿とこころ』(集英社、2017)ほか。共編訳書、『ゴヤの手紙――画家の告白とドラマ』(岩波書店、2007)ほか。



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本「横山大観 近代と対峙した日本画の巨人 (カラー版、中公新書2478)」古田亮5

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横山大観は明治元年(1868)に生まれた日本画最大の巨人である。東京美術学校の第1期生として入学し、岡倉天心に師事した。大観はその後、明治日本が推し進めた近代化や、日清・日露戦争の勝利、太平洋戦争への突入と敗北を目の当たりにするが、こうした時代のうねりは彼の画業と軌を一にしている。本書は、1958年に90年の生涯を閉じた大観の生涯と画業を、もう一つの日本近代史として描くものである。


≪目次: ≫
はじめに
凡例

第1章 誕生――明治前半期
1 生い立ち
 幕末の水戸藩/出生/青少年期/明治初期の美術界
2 東京美術学校
 東京美術学校創設/狩野芳崖との出会い/入学試験/フェノロサ由来のカリキュラム/手探りのスタート/学生時代の作品/大観のアルバイト
3 岡倉天心との出会い
 奇才の師・岡倉天心/岡倉の理想/明治二十年代の政治思想と日本画界/シカゴ万博の装飾画/卒業制作にみる新しい日本画の姿
4 日本画家「大観」の誕生
 「大観」という雅号/古画模写時代/帰京、結婚/日本絵画協会への出品/無我――岡倉の宿題への回答

第2章 苦闘――明治後半期
1 日本美術院創設
 東京美術学校紛擾事件/日本美術院の創設/《屈原(くつげん)》/二十五円の生活
2 朦朧体
 空気を描く方法/大観の朦朧表現/《迷児》の時代/真真会
3 インド・西欧体験
 インドへ/アメリカへ/展覧会の開催/国際人、大観/欧米での朦朧体/「無国籍な美術」の提示
4 悲愁十二年
 家族との死別/都落ち/「餓死寸前」の大観と春草/菱田春草の死/大観の自覚
5 初期文展
 「絵画について」/審査会での激論/大観は何と戦ったのか/印象派風の作品群/《蕭湘八景》/絵に語らせ、絵に歌わせる天賦の才

第3章 躍動――大正期
1 日本美術院の再興
 岡倉天心の死/再興/《遊刄有余地(ゆうじんよちあり》/支援者たち
2 装飾的彩色画
 色彩印象派/《秋色》《喜撰山》/群青の富士/速水御舟と《夜桜》/《紅葉》の装飾的様式
3 水墨画の展開
 水墨画の伝統/水墨画のイメージソース/墨の技法と材料/《生々流転》/東洋思想を描く

第4章 大成――昭和初期
1 権勢と孤独
 ローマ日本美術展/東と西の争い/精神的更生/孤立する巨人
2 彩管報国
 皇室とのつながり/海山に因む十題の制作/翼賛画
3 大観作品の同時代性
 皇国思想と水戸学/離見の見

第5章 不偏――戦後・歿後
1 戦後
 終戦/《四時山水》/昭和二十年代/戦後の画論
2 終焉
 富士と大衆/《或る日の太平洋》/最晩年/永眠
3 歿後
 大観論の六十年/「戦時中にとった行動に対する責任を明らかにすべき」/巨匠のイメージ
4 大観小論
 意志の芸術/屈原の姿

おわりに (二〇一八年二月二十六日  古田 亮)
参考文献


≪著者: ≫ 古田 亮 (ふるた・りょう) 1964年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業、同大学院修士課程修了、博士課程中退。93年東京国立博物館研究員。98年東京国立近代美術館(2001年より主任研究官)を経て、06年に東京藝術大学美術館助教授に就任、現在准教授。専門は近代日本美術史。04年「琳派RIMPA展」、06年「揺らぐ近代展」、08年「横山大観展」、13年「夏目漱石の美術世界展」など多くの企画展を担当する。著書に『狩野芳崖・高橋由一』(2006年、ミネルヴァ書房)、『俵屋宗達』(2010年、平凡社新書/第32回サントリー学芸賞)、『高橋由一』(2012年、中公新書)、『美術「心」論』(2012年、平凡社)、『特講 漱石の美術世界』(2014年、岩波現代全書)、『視覚と心象の日本美術史』(2014年、ミネルヴァ書房)、『日本画とは何だったのか』(2018年、角川選書)など。

古田亮 『俵屋宗達 琳派の祖の真実』(平凡社新書、2010年) '10/07/14



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本「美術の力 表現の原点を辿る (光文社新書925)」宮下規久朗5

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私は30年以上にわたって毎年のように西洋の美術作品を巡って歩いてきたが、美術作品も、それが位置する場所の力と相まってオーラをまとうようである。(中略) 無数の眼差しが注がれてきた美術作品は、巡礼者の信仰を吸収した聖遺物と同じく、膨大な人々の情熱と歴史を宿し、あるべき場所で輝きを放っているのである。(「まえがき」より)
初めてのイスラエルで訪ね歩いたキリストの事蹟から、津軽の供養人形まで、美術史家による、美術の本質を見つめ続けた全35編。


≪目次: ≫
まえがき 美術と巡礼
 ヴィア・ドロローサ(悲しみの道)/聖墳墓教会/キリスト生誕の地/場所の力/美術と巡礼

第1章 イタリア美術の力
古代壁画の衝撃
ティツィアーノとヴェネツィア
フィレンツェの美女たち
 春を告げる女/受け継がれた恥じらい/聖女と悪女のあいだ/ファッションリーダーの横顔
アルチンボルト、異端と正統のあいだ
カラヴァッジョの新出作品
よみがえった巨匠グエルチーノ
 地方の人気画家からイタリアを代表する巨匠へ/人気の凋落/再評価
モランディ芸術の静けさ

第2章 日本美術の粋
「娯」と美術
 南画と「自娯」/歓楽の裏に
金刀比羅宮の美術
春画と公共性
 誰にでも楽しめる芸術
月岡芳年と庶民の欲望
河鍋暁斎の魅力

第3章 知られざる日本近代美術
日本の近代美術を読み直す
公募展の活力
クレパスと日本の近代美術
 グラフィックとペインティング/自由画教育運動の功罪/クレパスの表現世界
藤田嗣治の闇
戦中と戦後の風景
高島野十郎の光

第4章 美術家と美術館
モチーフとしぐさ
キリストを迎える手
デトロイト美術館と日本の美術館
故宮博物館と台湾
神の視点と人間の視点
森村泰昌と美術史

第5章 信仰と美術
宗教改革と美術
長崎の殉教
悲しみのマリア
踏絵と信仰
近代美術と宗教
 近代美術と宗教性/マーク・ロコスとアンディ・ウォーホル
祈りの空間
聖地のエクス・ヴォート
 エクス・ヴォートと絵馬/アルトエッティンク

第6章 美術の原点
ヴェルフリ アール・ブリュットの原点
死刑囚の絵画
来世のヴィジョン
津軽の供養人形

あとがき 美術の力


作品クレジット


≪著者: ≫ 宮下規久朗 (みやした きくろう) 1963年愛知県生まれ。美術史家、神戸大学大学院人文学研究科教授。東京大学文学部卒業、同大学院修了。『カラヴァッジョ――聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞などを受賞。他の著書に、『食べる西洋美術史』『ウォーホルの芸術』『〈オールカラー版〉 欲望の美術史』『〈オールカラー版〉 美術の誘惑』(以上、光文社新書)、『カラヴァッジョへの旅』(角川選書)、『刺青とヌードの美術史』(NHKブックス)、『モチーフで読む美術史』(ちくま文庫)、『闇の美術史――カラヴァッジョの水脈』(岩波書店)、『ヴェネツィア――美の都の一千年』(岩波新書)など多数。


宮下規久朗 『闇の美術史 カラヴァッジョの水脈』(岩波書店、2016年) '17/01/22
宮下規久朗 『美術の誘惑 〈オールカラー版〉』(光文社新書、2015年) '17/01/08
宮下規久朗 『ヴェネツィア 美の都の一千年』(岩波新書、2016年) '17/01/03
宮下規久朗 『欲望の美術史 〈オールカラー版〉』(光文社新書、2013年) '13/08/01
青山昌文/坂井素思 編著 『社会の中の芸術 '10』(宮下規久朗 著、放送大学教材;総合科目、放送大学教育振興会、2010年) '11/04/09
宮下規久朗 『ウォーホルの芸術 20世紀を映した鏡』(光文社新書、2010年) '11/03/01
宮下規久朗 『カラヴァッジョへの旅 天才画家の光と闇』(角川選書、角川学芸出版、2007年) '11/01/25
宮下規久朗 『カラヴァッジョ巡礼  Il Pellegrinaggio al Caravaggio 』(とんぼの本、新潮社、2010年) '10/02/12
宮下規久朗 『食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む』(光文社新書、2007年) '10/01/06
橋本治/宮下規久朗 『モディリアーニの恋人  Amedeo Modigliani, Jeanne Hebuterne 』(とんぼの本、新潮社、2008年) '08/04/27



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本「日本建築入門 近代と伝統 (ちくま新書1181)」五十嵐太郎5

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「日本的デザイン」とは何か。五輪競技場・国会議事堂・皇居など国家プロジェクトにおいて繰返されてきた問いを通し、ナショナリズムとモダニズムの相克を読む。

近代の日本建築には、「日本という国への意識」が脈々と流れている。つまり、日本の建築を見れば、「日本的なるものとは何か」というアイデンティティの問いと対峙することにもなる。オリンピック競技場、万博パヴィリオン、国会議事堂、皇居など、海外からも注目を集める国家規模のプロジェクトが計画されるたび、伊勢神宮、桂離宮などの伝統建築が再検討され、議論が重ねられてきた。本書では、建築史・建築批評の第一人者が日本のシンボリックな有名建築をとりあげ、それらの議論を詳細に追う。日本のナショナリズムとモダニズムの相克がいま蘇る!


≪目次: ≫
序論――なぜ建築と日本が結びつくのか
 近代と伝統/新建築圏を創造せんがために/何を日本建築のモデルにするのか/日本回帰する新国立競技場問題/外国的なものの排除/縄文vs弥生の反復/現代建築における日本趣味/本書の構成について

第1章 オリンピック
1 世界に発信せよ!
 「オリンピック大會」を東京へ/富士山麓のオリンピック村/外国人が泊まる宿――国策ホテル/紀元二六〇〇年の国家事業
2 戦時下日本の夢想
 日本から世界へ――歴史の転換点/迷走する会場計画
3 悲願・国際社会への復帰
 プロデューサーとしての岸田日出刀/師匠から丹下健三へのバトンタッチ
4 競技場の「伝統」部分
 屋根の建築が表現するもの/日本らしさと象徴性

第2章 万博
1 大阪万博・奇跡の風景
 丹下健三の屋根/外部からの視線・内部からの批判/地域性と屋根/丹下のモダンな屋根/土着の反逆
2 エキゾチック・ジャパンの系譜
 前川國男の日本館/内外の反響/戦前の日本館/提灯の起源――外国人にわかりやすいデザイン
3 モダニズムが模索したもう一つの日本
 センセーショナルな世界デビュー――板倉準三/日本の雑音から離れて――傑作誕生/「日本館設計者」の栄光と責務/日本館が世界を結びつける
4 ベタでない日本らしさ
 環境性能の表現/デザインの重要度低下/ヴェネツィア・ビエンナーレの日本館/帝冠様式とは異なる感性/建築展は何を展示してきたのか/プレスの期待と日本的現実(リアル)

第3章 屋根
1 様式のキラメキ
 ハエと男の合体、あるいは融合/下田菊次郎の「帝冠併合式」/介入する異国のまなざし
2 ポストモダンによる再評価と批判
 帝冠様式とは何か/ファシズムと連携した建築様式?/屋根と宗教建築/屋根の脱政治的再評価/石井和紘のポストモダン

第4章 メタボリズム
1 発見された日本的空間――すき間・ひだ・奥・グレー
 日本的な意匠をちりばめる/黒川紀章と共生の思想/仏教に影響された空間論/重層する境界と奥の思想
2 「出雲大社・伊勢神宮」論――日本が初めて世界と並んだ瞬間
 二元論による日本回帰/出雲大社と出会う新しい形態/メタボリズムと日本型住宅/川添登という仕掛人/伝統とアヴァンギャルドをつなぐ

第5章 民衆
1 伝統論争
 新建築と古建築/海外におけるジャポニカ・ブーム/日本初的なものへの疑義/地についた国民的デザイン
2 縄文的なるもの――「民衆」の発見
 なぜ日本ブームなのか/戦後における「民衆」の登場/白井晟一と縄文的なるもの/真の施主は民衆

第6章 岡本太郎
1 近代への一撃――硬直した伝統論を解体する
 縄文土器の発見/美術と建築のつながり/日本の地方と民衆
2 ベラボーな建築
 マミフラワー会館という怪獣/建築を内側から食い破る/見てはならない土俗的な怪物/国民的な記憶に刻まれた塔

第7章 原爆
1 原爆モニュメントと「民衆の願い」
 秋田の大きな屋根/民族の表象を超えた「伝統拡大」へ/二つの原爆モニュメント/原爆堂と民衆
2 「混在併存」の思想
 丹下健三とは異なる道を歩んだ同級生/二つの海外旅行が変えた世界観/混在併存の建築/歴史意匠論の意義

第8章 戦争
1 「国民」の様式――建築におけるナショナリズム
 国民から人民の建築へ/一九四七年のもうひとつの著作/戦時下の国家と建築について/前川國男の闘い
2 戦時下の建築論
 新国立競技場問題と戦時下の日本/日本国民建築様式の問題/空間論の系譜に連なる問題提起/戦時下の日本建築論の限界

第9章 皇居・宮殿
1 新しい宮殿
 京都迎賓館のハイテク和室/昭和の宮殿再建計画/新宮殿の建築をどうするか/宮殿問題と建築家の職能
2 明治の国家事業――宮殿造営と赤坂離宮
 明治のプロジェクトX/迷走した明治宮殿/外国人設計者と国家プロジェクト/洋風建築をめざした赤坂離宮

第10章 国会議事堂
1 国のかたちを表象する建築
 世界の中の国会議事堂/日本の国会議事堂/どのような政治空間なのか/日本的なものをめぐる議論
2 国会議事堂はいかに語られたのか
 建築会の今後を背負うプロジェクト/美術界から見た国会議事堂/不満に終わったコンペ結果

あとがき


≪著者: ≫ 五十嵐太郎 (いがらし・たろう) 1967年、フランス・パリ生まれ。東京大学工学系大学院建築学専攻修士課程修了。博士(工学)・専攻は建築史。東北大学大学院工学研究科教授。2008年ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展日本館コミッショナーを務める。『現代建築に関する16章』(講談社現代新書)、『新編 新宗教と巨大建築』(ちくま学芸文庫)、『映画的建築/建築的映画』(春秋社)、『現代日本建築家列伝』(河出書房新社)、『おかしな建築の歴史』(編著、エクスナレッジ)など著書多数。



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本「闇の美術史 カラヴァッジョの水脈」宮下規久朗5

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闇の美術史――カラヴァッジョの水脈
○著者: 宮下規久朗
○定価: 本体2,400円+税
○ISBN: 978-4000253567








――光だけではドラマは生まれない。闇あればこその臨場感――
あらゆる美術は光の存在を前提としている。だが、革新性は闇によってもらたらされた。17世紀イタリア、“光と闇の天才画家”カラヴァッジョの登場は、絵画に臨場感という衝撃的なドラマを生んだ。古代から近代の西洋美術、そして日本美術における光と闇の相克の歴史を、カラヴァッジョ研究の第一人者が読み明かす。
縛る+放つ――闇の存在なしにドラマは生まれない。


≪目次: ≫
はじめに 光あれ

第1章 闇の芸術の誕生
1 古代における光の表現
2 中世における光の表現
3 キアロスクーロの確立
4 レオナルドとラファエロ
5 ヴェネツィアの夜景

第2章 光への覚醒――カラヴァッジョの革新
1 ロンバルディアの先駆者たち
2 カラヴァッジョの画風形成とデビュー
3 カラヴァッジョ芸術の発展
4 カラヴァッジョ芸術の変容
5 カラヴァッジョ芸術の可能性

第3章 ドラマからスピリチュアルへ――カラヴァッジェスキとラ・トゥール
1 ローマのカラヴァッジェスキ
2 ナポリからスペインへ
3 エルスハイマーとルーベンス
4 フランスのカラヴァッジェスキと「蝋燭の光の画家」
5 夜の画家ラ・トゥール

第4章 バロック彫刻の陰影
1 彫刻と光
2 ベルニーニの総合芸術
3 ベルニーニの後継者たち
4 スペインの彩色木彫
5 アザム兄弟の総合芸術

第5章 闇の溶解、光のやどり――レンブラントから近代美術へ
1 ユトレヒト派からオランダ絵画の黄金時代へ
2 レンブラントの微光
3 影の消滅――フェルメール
4 カラヴァッジェスキの残滓
5 近代美術の闇

第6章 日本美術の光と闇
1 伝統絵画の闇の表現
2 江戸の夜
3 明治のカラヴァッジェスキ
4 戦争画の闇
5 ロウソクの画家・眦臾扈熟

おわりに もっと闇を!


あとがき (二〇一六年四月 宮下規久朗)


≪著者: ≫ 宮下規久 (みやした きくろう) 1963年名古屋市生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院修了。神戸大学大学院人文学研究科教授。美術史家。2005年『カラヴァッジョ 聖性とヴィジョン』でサントリー学芸賞、地中海学会ヘレンド賞を受賞。他の著書に、『バロック美術の成立』『イタリア・バロック――美術と建築』(以上、山川出版)、『フェルメールの光とラ・トゥールの焔――「闇」の西洋絵画史』『カラヴァッジョ』(以上、小学館)、『食べる西洋美術史――「最後の晩餐」から読む』『ウォーホルの芸術――20世紀を映した鏡』『美術の誘惑』(以上、光文社新書)、『カラヴァッジョへの旅――天才画家の光と闇』(角川選書)、『刺青とヌードの美術史――江戸から近代へ』(NHKブックス)、『カラヴァッジョ巡礼』(新潮社)、『モチーフで読む美術史』『しぐさで読む美術史』(以上、ちくま文庫)など多数。


宮下規久朗 『美術の誘惑』(光文社新書、2015年) '17/01/08
宮下規久朗 『ヴェネツィア 美の都の一千年』(岩波新書、2016年) '17/01/03
宮下規久朗 『欲望の美術史 〈オールカラー版〉』(光文社新書、2013年) '13/08/01
青山昌文/坂井素思 編著 『社会の中の芸術 '10』(宮下規久朗 著、放送大学教材;総合科目、放送大学教育振興会、2010年) '11/04/09
宮下規久朗 『ウォーホルの芸術 20世紀を映した鏡』(光文社新書、2010年) '11/03/01
宮下規久朗 『カラヴァッジョへの旅 天才画家の光と闇』(角川選書、角川学芸出版、2007年) '11/01/25
宮下規久朗 『カラヴァッジョ巡礼  Il Pellegrinaggio al Caravaggio 』(とんぼの本、新潮社、2010年) '10/02/12
宮下規久朗 『食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む』(光文社新書、2007年) '10/01/06
橋本治/宮下規久朗 『モディリアーニの恋人  Amedeo Modigliani, Jeanne Hebuterne 』(とんぼの本、新潮社、2008年) '08/04/27



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本「美術の誘惑 (ちくま新書761)」宮下規久朗5

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美術作品も、人と同じく一期一会で、出会う時期というものがあるにちがいない。私が病気の娘を案じているときに出会ったシャルダンも、娘を供養すべく東北に見に行った供養絵額も、娘の死後の絶望の中で見入った中国の山水画も、みな出会うべきときに出会ったのだと思っている。それらは、二度と同じ心境では見ることができないものだ。 (「エピローグ」より)
美術は、単に優雅な趣味の対象ではなく、社会や文化全般に強く関係する。政治経済と深く関わり、生老病死を彩り、人の欲望や理想を反映する――。西洋でも東洋でも、美術は歴史の局面で重要な役割を果たしてきた。そんな美術の誘惑についての、一期一会の物語。 【図版125点収録】


≪目次: ≫
まえがき
プロローグ 美術館の中の男と女
第1話 亡き子を描く
第2話 供養絵額
第3話 子供の肖像
第4話 夭折の天才
第5話 人生の階段
第6話 清貧への憧れ
第7話 笑いを描く
第8話 食の情景
第9話 眠り
第10話 巨大なスケール
第11話 だまし絵
第12話 仮装
第13話 釜ヶ崎の表現意欲
第14話 刺青
第15話 一発屋の栄光
第16話 コレクター心理
第17話 自己顕示欲
第18話 ナルシシズム
第19話 ナチスの戦争画
第20話 官展と近代のアジア美術
第21話 日本の夜景画
第22話 折衷主義の栄光と凋落
第23話 三島由紀夫
第24話 琳派とプリミティヴィスム
第25話 白い蝶
エピローグ 美術の誘惑
あとがき (二〇一五年五月 宮下規久朗)


≪著者: ≫ 宮下規久 (みやした きくろう) 1963年愛知県生まれ。美術史家、神戸大学大学院人文学研究科教授。東京大学文学部卒業、同大学院修了。『カラヴァッジョ――聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞などを受賞。他の著書に、『食べる西洋美術史』『ウォーホルの芸術』『〈オールカラー版〉 欲望の美術史』(以上、光文社新書)、『カラヴァッジョへの旅』(角川選書)、『刺青とヌードの美術史』(日経プレミアシリーズ)、『フェルメールの光とラ・トゥールの焔』(小学館101ビジュアル新書)、『モチーフで読む美術史』(ちくま文庫)など多数。


宮下規久朗 『ヴェネツィア 美の都の一千年』(岩波新書、2016年) '17/01/03
宮下規久朗 『欲望の美術史 〈オールカラー版〉』(光文社新書、2013年) '13/08/01
青山昌文/坂井素思 編著 『社会の中の芸術 '10』(宮下規久朗 著、放送大学教材;総合科目、放送大学教育振興会、2010年) '11/04/09
宮下規久朗 『ウォーホルの芸術 20世紀を映した鏡』(光文社新書、2010年) '11/03/01
宮下規久朗 『カラヴァッジョへの旅 天才画家の光と闇』(角川選書、角川学芸出版、2007年) '11/01/25
宮下規久朗 『カラヴァッジョ巡礼  Il Pellegrinaggio al Caravaggio 』(とんぼの本、新潮社、2010年) '10/02/12
宮下規久朗 『食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む』(光文社新書、2007年) '10/01/06
橋本治/宮下規久朗 『モディリアーニの恋人  Amedeo Modigliani, Jeanne Hebuterne 』(とんぼの本、新潮社、2008年) '08/04/27



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本「ヴェネツィア 美の都の一千年 (岩波新書1608)」宮下規久朗5

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――美術から都市の魅力と歴史を味わう!――
水の都ヴェネツィアは、たぐい稀な「美の都」でもある。千年以上にわたり独立を保ち「アドリア海の女王」と呼ばれた都市国家は、ティツィアーノらの天才画家を生み、ヨーロッパ中から一流芸術家が集まった。町のあちこちに息づき、いまも新しさを加えている建築や美術を切り口に、ヴェネツィアの歴史と魅力を存分に紹介する。


≪目次: ≫
はじめに――ヴェネツィア美術への招待

第1章 曙光の海――ヴェネツィアの誕生 6〜12世紀・初期中世
 ヴェネツィアの始まり/ヴェネツィア最古の教会/ヴェネツィア発祥の島/ガラスの島

第2章 地中海制覇への道――共和国の発展 13〜14世紀・ゴシック
 十字軍の遺産/サン・マルコ大聖堂/パラ・ドーロ/ヴェネツィアの発展/二大ゴシック教会/ヴェネツィア絵画の始まり

第3章 黄金時代――絶頂期のヴェネツィア 15世紀・初期ルネサンス
 ヴェネツィアの絶頂期/ヴィヴァリーニ一族/ベッリーニ一族/ジョヴァンニ・ベッリーニの新様式/チーマ・ダ・コネリアーノ/カルパッチョの説話画/ボン親子/ロンバルド父子のルネサンス彫刻/ヴェネツィア彫刻の巨匠アントニオ・リッツォ/ルネサンス建築の父コドゥッシ/ドゥカーレ宮殿

第4章 爛熟の世紀――動乱のルネサンス 16世紀・盛期ルネサンス
 戦乱の時代/サンソヴィーノからパラーディオへ/リアルト橋と溜息橋/レオナルドの来訪/謎の天才ジョルジョーネ/ヴェネツィア最大の巨匠ティツィアーノ/ティツィアーノの影で/放浪の天才ロレンツォ・ロット/バッサーノ一族/グレコとギリシア美術/ティントレットの大画面/色彩家ヴェロネーゼ/ドゥカーレ宮殿の装飾事業

第5章 衰退への道――バロックのヴェネツィア 17世紀・バロック
 一七世紀の危機/バロックの巨匠ロンゲーナ/バロック聖堂/奇妙な彫刻家ピアンタ/バロック絵画/ヴェネツィアの女

第6章 落日の輝き――ヴェネツィアの終焉 18世紀・後期バロック・ロココ
 一八世紀の復興/第二次ヴェネツィア派/ヴェネツィア最後の巨匠ティエポロ/ジェズイーティ聖堂/風俗画と肖像画/ヴェドゥータの流行/フェニーチェ劇場

終章 生き続けるヴェネツィア
 ヴェネツィア・ビエンナーレ/都市と美術/仮装の欲望/死の都

私とヴェネツィア――あとがきにかえて (二〇一六年春 宮下規久朗)

主要参考文献


≪著者: ≫ 宮下規久朗 (みやした きくろう) 1963年愛知県生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院修了。神戸大学大学院人文学研究科教授、美術史家。著書、『カラヴァッジョ――聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会、サントリー学芸賞受賞)、『バロック美術の成立』『イタリア・バロック美術と建築』(以上、山川出版社)、『カラヴァッジョへの旅』(角川選書)、『カラヴァッジョ巡礼』(新潮社)、『刺青とヌードの美術史――江戸から近代へ』(NHKブックス)、『フェルメールの光とラ・トゥールの焔』『カラヴァッジョ』(以上、小学館)、『食べる西洋美術史』『ウォーホルの芸術』『欲望の美術史』『美術の誘惑』(以上、光文社新書)、『モチーフで読む美術史』『しぐさで読む美術史』(以上、ちくま文庫)、『闇の美術史 カラヴァッジョの水脈』(岩波書店)ほか多数。

宮下規久朗 『欲望の美術史 〈オールカラー版〉』(光文社新書、2013年) '13/08/01
青山昌文/坂井素思 編著 『社会の中の芸術 '10』(宮下規久朗 著、放送大学教材;総合科目、放送大学教育振興会、2010年) '11/04/09
宮下規久朗 『ウォーホルの芸術 20世紀を映した鏡』(光文社新書、2010年) '11/03/01
宮下規久朗 『カラヴァッジョへの旅 天才画家の光と闇』(角川選書、角川学芸出版、2007年) '11/01/25
宮下規久朗 『カラヴァッジョ巡礼  Il Pellegrinaggio al Caravaggio 』(とんぼの本、新潮社、2010年) '10/02/12
宮下規久朗 『食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む』(光文社新書、2007年) '10/01/06
橋本治/宮下規久朗 『モディリアーニの恋人  Amedeo Modigliani, Jeanne Hebuterne 』(とんぼの本、新潮社、2008年) '08/04/27



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本「天使とは何か キューピッド、キリスト、悪魔 (中公新書2369)」岡田温司5

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エンジェルとキューピッドは同じ? キリストや悪魔は天使だった? キリスト教美術に登場する天使たちを追いながら、その正体に迫る

エンジェルとキューピッドは何が違うのか。キリストがかつて天使とみなされていたのはなぜか。堕天使はいかにして悪魔となったか。「天使」と聞いて、イメージが浮かばない日本人はいないだろう。しかし、天使をめぐる数々の謎に直面したとき、私たちは想像以上に複雑な陰影を彼らがもっていることに気づくはずだ。天使とは一体、何者なのか――。キリスト教美術をゆたかに彩る彼らの物語を追いかけてみよう。


≪目次: ≫
はじめに

第I章 異教の神々――天使とキューピッド
 天使、プットー(裸童)、スピリテッロ(小精霊)/古代における異教の有翼の神々と天使/異教とキリスト教をつなぐ「プネウマ」/光の天使/「ストイケイア(自然界の諸要素)」としての天使/「ゲニウス(守護霊)」と守護天使/宇宙を動かす天使/九つの天空と九つの天使の位階/天使の魔術

第II章 天からの使者として――天使とキリスト
 かつてイエスは天使であった!?/ユダヤの天使崇拝/神の顕現――天使かキリストか?/外典のなかの天使とキリスト/異端視された天使キリスト論/天使キリスト論の現代における復活/大天使ミカエルとキリスト/大天使ミカエル信仰/ビザンチンの大天使ミカエル/天使とキリストを結ぶ祭司メルキゼデク/三人の天使とアブラハム/中世の女性神秘家の幻視

第III章 歌え、奏でよ――天使と聖人
 天使の合唱と合奏/「宇宙の音楽」としての天使の音色/楽器を手にしはじめる天使たち/天使の音楽と「アルス・ノーヴァ」/天使のオーケストラ/病と死の影/架空の楽器、空想のオーケストラ/聖チェチリアと音楽の天使/法悦へといざなう天使の歌声/バロックの奏楽の天使たち/聖フランチェスコと熾天使セラフィム

第IV章 堕ちた天使のゆくえ――天使と悪魔
 天使はなぜ堕ちたのか/サタンとルシフェル/ティタンと堕天使/外典『エノク書』のなかの堕天使たち/天使の「自由意志」その一――オリゲネスの場合/善きダイモンと悪しきダイモン/裏切り者ユダ――サタンの手先/魔術師シモン――ペテロの宿敵/堕天使の「自由意志」その二――ミルトンの場合/よみがえる堕天使たち

第V章 天使は死なない――天使と近代人
 現代の堕天使――ヴェンダースの天使/メランコリーの天使/さまよう天使/芸術崇拝の天使/水晶球の天使/写真のなかの天使たち/詩人たちの天使/エフェラメルな天使たち

おわりに

主要参考文献


≪著者: ≫ 岡田温司 (おかだ・あつし) 1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学大学院教授。著書、『ルネサンスの美人論』(人文書院)、『ミメーシスを超えて』(勁草書房)、『カラヴァッジョ鑑』(人文書院、編著)、『モランディとその時代』(同、吉田秀和賞受賞)、『マグダラのマリア』(中公新書)、『処女懐胎』(同)、『キリストの身体』(同)、『アダムとイヴ』(同)、『芸術(アルス)と生政治(ビオス)』(平凡社)、『フロイトのイタリア』(同、読売文学賞)、 『デスマスク』(岩波書店)、『アガンペン解読』(平凡社)など。訳書、『スタンツェ――西洋文化における言葉とイメージ』(アガンペン著、ちくま学芸文庫)、『規範と形式』(ゴンリッチ著、共訳、中央公論美術出版)、『藝術論叢』(ロンギ著、監訳、同)、『開かれ――人間と動物』(アガンペン著、共訳、平凡社)、『肖像の眼差し』(ナンシー著、共訳、人文書院)など。


岡田温司 『黙示録 イメージの源泉』(岩波新書、2014年) '14/05/28
岡田温司 『アダムとイヴ 語り継がれる「中心の神話」』(中公新書、2012年) '12/12/03
岡田温司 『デスマスク』(岩波新書、2011年) '11/12/04
岡田温司 『ジョルジョ・モランディ 人と芸術』(平凡社新書、2011年) '11/07/01
岡田温司 『グランドツアー 18世紀イタリアへの旅』(岩波新書、2010年) '11/05/13
ロベルト・エスポジト 『三人称の哲学 生の政治と非人称の思想  Terza persona. Politica della vita e filosofia dell'impersonale, 2007 』(岡田温司 監訳、佐藤真理恵/長友文史/武田宙也 訳、講談社選書メチエ、2011年) '11/03/06
ロベルト・エスポジト 『近代政治の脱構築 共同体・免疫・生政治  Termini della politica, Comunita, immunita, biopolitica 』(岡田温司 訳、講談社選書メチエ、2009年) '09/11/25
岡田温司 『マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女』(中公新書、2005年) '10/08/02
岡田温司 『キリストの身体 血と肉と愛の傷』(中公新書、2009年) '10/03/08
岡田温司 『フロイトのイタリア 旅・芸術・精神分析  Italia di Freud: Arre, Viaggio, Psicoanalist 』(平凡社、2008年) '09/12/14
岡田温司 『イタリア現代思想への招待』(講談社選書メチエ、2008年) '09/11/14
岡田温司 『『ヴィーナスの誕生』 視覚文化への招待』(理想の教室、みすず書房、2006年) '09/04/18



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本「日本の最も美しい名建築  Beautiful Modern Architecture of Japan 」田中禎彦5

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日本の最も美しい名建築
○著者: 田中禎彦(文)、小野吉彦(写真)
○定価: 本体1,800円+税
○ISBN: 978-4767820446






ネオバロックの宮殿から、赤煉瓦の銀行、大工が建てた擬洋風の学校、煉瓦造の産業遺産、近代和風の駅舎、著名な建築家のホテルまで、珠玉の名建築を収録。

■王宮から礼拝堂、駅、学校、銀行、温泉まで日本の建築遺産を訪ねる。
■明治から戦前までの名建築をみれば日本の発展の歴史がわかる!

本書は、西欧の古典主義建築に影響を受けた壮大なネオバロックの宮殿から、辰野式の赤レンガの銀行、大工が見よう見まねで建てた擬洋風の学校、レンガ造の産業遺産、はたまた伝統的な木造建築の系譜を継ぐ近代和風の駅舎、世界的に著名なフランク・ロイド・ライトのホテル、果ては戦後モダニズムの美術館まで。 住宅を除いた多種多様な珠玉の近代建築を収録しています。
建築専門出版社ならではのマニアックな解説はもちろんのこと、地図も掲載していますので、実際に見に行くこともできます。


≪目次: ≫
はじめに (田中禎彦)

[東京都]
迎賓館赤坂離宮 (旧東宮御所) State Guest House, Akasaka Palace
  国内有数の作家を結集してつくった、明治洋風建築の金字塔 「国宝」
明治生命館 Meiji Seimei Kan
  お堀端にたたずむ白鳥、丸の内のオフィスビルの白眉 「重文」
東京駅 Tokyo Station
  東京の表玄関、皇居の正面に鎮座する 赤レンガのステーション 「重文」
自由学園明日館 Jiyugakuen Myonichikan
  フランク・ロイド・ライトのデザインが 隅々まで行き届いた自由の学び舎 「重文」
ニコライ堂 (日本ハリストス正教会教団 東京復活大聖堂) Nikolai-Do
  大ドーム天井が特徴的な 日本初かつ最大級のビザンチン様式の教会 「重文」
築地本願寺 Tsukiji hongwan-Ji
  インド風の外観に 真宗本堂を包み込む異形の本堂 「重文」
東京国立博物館 本館 Tokyo National Museum (Main Buikding)
  本瓦葺きの切妻屋根が美しい文化財の宝庫 「重文」
表慶館 Hyokeikan
  気品に満ちた壮麗なネオバロック様式の美術館 「重文」
日本工業倶楽部会館 Nihon Kogyo Club Kaikan
  丸の内に建つ日本工業界のシンボル的建築 「登録」
日本生命日比谷ビル (日生劇場) Nihon Seimei Hibiya Building
  天井に無数のアコヤ貝が輝く幻想的劇場
綱町三井倶楽部 Tsunamachi Mitsui Club
  優雅なバロック風ファサードをもつ 倶楽部建築の最高傑作
大倉集古館 Okura Museum of Art
  実業家大倉喜八郎が設立した 異国情緒漂う美術館 「登録」
東京女子大学 チャペル Tokyo Woman's Christian University Chapel
  コンクリートブロックと色ガラスで 幻想的な空間を生み出す教会堂 「登録」
慶應義塾図書館旧館 The Keio University Library (Old Building)
  チューダーゴシックで彩られる 図書館建築の傑作 「重文」
早稲田大学大隈記念講堂 Waseda University Okuma Auditorium
  無数の星が天井に輝く宇宙空間 「重文」

[神奈川県]
ホテルニューグランド Hotel New Grand
  マッカーサー元帥も滞在した横浜を代表する国際ホテル
横浜市開港記念会館 Yokohama City Port Opening Memorial Hall
  当時流行の辰野式+ジャックの塔を掲げた 港町横浜のランドマーク 「重文」
旧横浜正金銀行本店本館 Former Yokohama Shokin Bank Head Office
  巨大ドームが圧倒的な迫力をもたらす ドイツ・バロックの傑作 「重文」
神奈川県立近代美術館 鎌倉 The Museum of Modern Art, Kamakura
  天井に水面の反射がゆらめく、モダニズム最良の空間
富士屋ホテル Fujiya Hotel
  様式サービスと和風意匠が融合した リゾートホテルの草分け 「登録」

[北海道]
旧日本郵船株式会社小樽支店 Former Nippon Yusen Co.,Ltd. Otaru Branch
  商業港湾都市小樽の最盛期の象徴 「重文」

[青森県]
青森銀行記念館 Aomori Bank Museum
  3連アーチの冠が載るルネッサンス風建築 「重文」

[岩手県]
岩手銀行旧本店本館 ThenBank of Iwate, Ltd. Former Head Office
  赤白のボーダーが目を引く街角のランドマーク

[秋田県]
旧秋田銀行本店本館 Former Akita Bank Head Office
  キュートな円筒タワーをもつ ロマンティックな銀行建築 「重文」

[山形県]
山形県旧県庁舎 (山形県郷土館 「文翔館」) Yamagata Prefecture Former Government Office
  時計塔のあるイギリス・ルネッサンス様式の端正な庁舎

[茨城県]
シャトーカミヤ Chateau Kamiya
  西欧の古城を彷彿させるワイナリーの迎賓館 「重文」

[群馬県]
旧富岡製糸場 Tomioka Silk Mill
  レンガの壁と窓が美しい 日本の近代化を支えた官営工場 「国宝」「世界遺産」

[長野県]
旧開智学校 Former Kaichi School
  唐破風にエンジェルが舞う 擬洋風建築のチャンピオン 「重文」
片倉館 Katakurakan
  西洋の古城を想わせる 日本初の本格的クアハウス 「重文」

[静岡県]
静岡市庁舎 Shizuoka City Hall
  スパニッシュの外観にイスラム風の望楼を掲げた ユニークな市庁舎 「登録」

[愛知県]
帝国ホテル Imperial Hotel
  ライトの陰影深い意匠がつくりだす ホテル建築の傑作 「登録」
京都聖ヨハネ教会堂 St. John's Church
  八角双塔がゴシック風な プロテスタント系の教会堂 「重文」
宇治山田郵便局舎 Uji-Yamada Post Office
  V字型の平面をもつ 斬新なデザインの郵便局 「重文」
愛知県庁舎 Aichi Prefectural Government Office
  名古屋城の屋根をもつ帝冠様式の庁舎 「重文」
名古屋市庁舎 Nagoya City Hall
  高さ53メートルの塔の上には四方にらみの鯱 「重文」

[京都府]
南座 Minami-Za
  桃山風のデザインをもつ、京都の歌舞伎の殿堂 「登録」
長楽館 Chourakukan
  濃密な意匠をまとうたばこ王の館
京都国立博物館 Kyoto National Museum
  大小7つのドーム天井が美しい 優美な赤レンガの博物館 「重文」
旧京都中央電話局 上分局 Former Kyoto Central Telephone Office Kami Branch
  独特の屋根が景観とマッチしたロマンティックな電話局 「登録」

[大阪府]
大阪市中央公会堂 Osaka City Central Public Hall
  水の都大阪・中之島を代表する 赤レンガの公会堂 「重文」
綿業会館 Mengyo Kaikan
  近代大阪の繊維産業の繁栄を記憶する 豪奢な倶楽部建築 「重文」
大丸心斎橋店 Daimaru Shinsaibashi
  大阪を代表する商業地で今も繁盛、アールデコの百貨店

[兵庫県]
旧甲子園ホテル (武庫川女子大学甲子園会館) Mukogawa Women's University Koshien Hall
  「西の帝国ホテル」とよばれた ライト色の濃い名門ホテル 「登録」
神戸女学院 Kobe College
  中世の修道院を想わせる キャンパス 「重文」
圓教寺 摩尼殿 Engyo-Ji Mani-Den
  積層する組物が壮観な懸造りの仏堂 「登録」

[奈良県]
奈良ホテル Nara Hotel
  古都奈良を代表する 和風デザインの様式ホテル
旧奈良県物産陳列所 (奈良国立博物館仏教美術資料研究センター) Former Nara Prefecture Commercial Museum
  名勝奈良公園にたたずむ さまざまな建築様式が融合した物産展示場 「重文」

[島根県]
旧大社駅 Former Taisha Station
  出雲大社の門前に建つ 神社を意識した和風の駅舎 「重文」

[山口県]
渡辺翁記念会館 Watanabe Ou Memorial Hall
  巨大な円柱が林立する近未来空間 「重文」

[愛媛県]
道後温泉本館 Dogo Onsen
  和風の屋根を賑やかに重ねる 道後温泉のシンボル 「重文」

[福岡県]
門司港駅 Mojiko Station
  堂々たるルネッサンス様式の 終着駅 「重文」

名建築でたどる日本の近代建築
様式建築の系譜
 ■古典主義の系譜 ■ゴシックの系譜
明治の洋風建築
 ■擬洋風建築 ■コンドル来日 ■日本人建築家の登場
明治後期からの多様な展開
 ■アイデンティティの模索 ■様式建築のさらなる習熟 ■辰野式の波及 ■伝統様式の消化 ■外国人建築家 ■セセッション・アールデコ・スパニッシュ ■様式建築とモダニズムの間で ■近代和風建築
モダニズムへ
おわりに
※ジョサイア・コンドル(1852-1920)/辰野金吾(1854-1919)/曾禰達蔵(1853-1937)/片山東熊(1854-1917)/佐立七次郎(1856-1922)/中條精一郎(1868-1936)/岡田信一郎(1883-1932)/伊東忠太(1867-1954)/ジェームズ・マクドナルド・ガーディナー(1857-1925)/フランク・ロイド・ライト(1867-1959)/ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880-1964)/村野藤吾(1891-1984)/渡辺仁(1887-1973)/坂倉準三(1901-1969)

全国MAP
建物名さくいん


≪著者: ≫
文 田中禎彦  山梨県教育庁学術文化財課長。博士(工学)。近代建築史/文化財保存。1969年生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、同大学大学院生活空間学専攻修了、同博士課程中退。文化庁文化財調査官、ICCROM(文化財保存修復研究国際センター)プログラムマネージャー等を経て2013年より現職。著書に『日本人建築家の軌跡』(至文堂)、『日本の建築空間』(共著、新建築社)、『死ぬまでに見たい洋館の最高傑作』(監修、エクスナレッジ)等がある。

写真 小野吉彦  日本写真家協会(JPS)会員。歴史的建造物をおもに撮影。共著に『お屋敷散歩』(河出書房新社)、『食と建築土木』(LIXIL出版)、『日本の産業遺産図鑑』(平凡社)等がある。


立野井一恵 『日本の最も美しい図書館  Beautiful Library of Japan 』(エクスナレッジ、2015年) '15/11/01
中島智章 監修 『世界で一番美しい天井装飾  Beautiful Ceiling in the World 』(エクスナレッジ、2015年) '15/10/18


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本「あそぶ神仏 江戸の宗教美術とアニミズム (ちくま学芸文庫)」辻惟雄5

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白隠の禅画、空海の仏像から北斎の浮世絵まで。『奇想の系譜』など、日本美術史の傍流に光をあててきた大家が知られざる近世仏教美術の魅力に迫る。

いつの世も庶民はひたすらこの世の幸を追い求めるもの。その奔放な想像力にかかれば神様仏様といえどもこの通り、親しみ深く荒削り、すこぶるかわいらしく、ときには世にも怖ろしい姿となる。アニミズム的感性に裏打ちされた力強く鮮烈な表現は、正統的な宗教美術とは一線を画す、異次元の美の宇宙を形づくっている。妖怪となった器物=付喪神の饗宴、白隠や仙僉覆い)の不羈奔放な禅画、大らかな性器崇拝と春画との関わり、そして北斎の劇画の如き仏画と異形の滝・・・。「奇想」の発見で日本美術史を塗り替えた眼の革命家が、宗教美術のもう一つの水脈に分け入り、その核心に迫る。


≪目次: ≫

口絵1 円空 《十一面観音立像》(能代・龍泉寺)
口絵2 白隠 《大黒天図》
口絵3 《六道絵》(品川・長徳寺)
口絵4 源道 《釈迦成道図》(飯田・浄玄寺)

I
日本美術に流れるアニミズム
 はじめに/縄文土器の蛇/埴輪の動物/仏像と霊魂/木霊(こだま)――樹木の霊の造形/つくも神――器物の妖怪/近世――奇想派のイメージ/〈伊藤若冲〉/〈葛飾北斎〉/明治のアニミズム――源道上人の絵/むすび

II
変容する神仏たち――近世宗教美術の世界
謎多い遊行僧円空にひかれて
 東北の円空仏探訪
 円空の生地を求める
木喰と東北・上越
 木喰の伝記/木喰の東北行脚/佐渡での造像/晩年の越後での作仏
野に生きた僧――風外慧薫の生涯と作品
近世禅僧の絵画――白隠・仙僉覆い)
一 白隠以前
 禅画とは何か/禅画に先行するもの黄檗絵画の移入
二 白隠の生涯
 幼年から出家まで/修行時代――正受老人との出会い/松蔭寺時代――布教と教化/白隠禅の本質と民衆
三 白隠の絵画――その画題と表現
 祖師像・仏画・自画像/民衆信仰的主題、戯画
四 白隠の絵画――その展開
 第一期――形成期/第二期――展開期/第三期――円熟期/白隠画の影響
五 仙
 仙僂療禅/仙僂凌佑箸覆蠅帆吃/仙僂粒┣茵宗修修硫菎蠅叛格/仙僂粒┣茵宗修修侶狙と展開
白隠 《半身達磨像》(永明寺本)

III
浮世絵春画と性器崇拝
北斎の信仰と絵
 画業を支えた現世への執着/号にこめた妙見信仰/北斎の描く仏教世界
北斎晩年の〈ふしぎな世界〉

IV
天龍道人源道の仏画
まえがき
源道の伝記
 鎌倉光明寺で修行/菅原白龍に画を学ぶ/浄玄寺住持としての半世紀
源道の絵画
 浄玄寺の障壁画/念仏堂の蓮池図襖絵/清内路村の源道画/阿弥陀寺の「梅に霊芝図」

あとがき (二〇〇〇年の梅雨時 北鎌倉の小屋にて  辻 惟雄)
文庫版あとがき (二〇一五年二月  辻 惟雄)

解説 辻惟雄の眼――新たな価値の提言 矢島 新(跡見学園女子大学教授)


※本書は二〇〇〇年八月、角川書店より刊行された『遊戯する神仏たち――近世の宗教美術とアニミズム』を文庫化したものである。文庫化にあたり、「白隠の絵のユーモア」を割愛し、「近世禅僧の絵画――白隠・仙僉◆崘魃 《半身達磨像》」、「北斎の信仰と絵」を加えた。



≪著者: ≫ 辻 惟雄 (つじ・のぶお) 1932年、名古屋市生まれ。美術史研究家。東京大学大学院美術史博士課程中退。東京国立文化財研究所美術部技官、東北大学文学部教授、東京大学文学部教授、国立国際日本文化研究センター教授、千葉市美術館館長、多摩美術大学学長などを歴任。ユニークな視点で、従来あまり注目されてこなかった日本人の美意識、日本美術におけるエキセントリックな表現や「かざり」「アニミズム」などの遊びの精神の発掘を行なう。主な著書に『奇想の系譜』『奇想の図譜』(ちくま学芸文庫)、『日本美術の歴史』(東京大学出版会)、『奇想の発見』(新潮社)などがある。


辻惟雄 『日本美術の歴史  A History of Japanese Art 』(東京大学出版会 、2005年) '11/11/22



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本「日本の最も美しい図書館  Beautiful Library of Japan 」立野井一恵5

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日本の最も美しい図書館
○著者: 立野井 一恵
○定価: 本体1,800円+税
○ISBN: 978-4767819853





Beautiful Library ...



一度は訪れたい日本の美しすぎる図書館
歴史的な建物を今も使い続けているレトロ図書館から
モダニズム図書館、最新の図書館まで
読書に集中できなくなるほどに美しい41館を厳選しました。


≪目次: ≫

本書に登場する図書館マップ

■関東甲信越エリア
LIBRARY01 武蔵野市立ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス 東京都武蔵野市
   〜〜縦横無尽に 「ルーム」が溶け合う 心地よい居場所〜〜
LIBRARY02 多摩美術大学図書館 (八王子キャンパス) 東京都八王子市
   〜〜アーチ曲線が 連続する アートのような図書館〜〜
LIBRARY03 成蹊大学図書館 東京都武蔵野市
   〜〜球形のプラネットが 宙に浮かぶ 未来派ライブラリー〜〜
LIBRARY04 国立国会図書館 国際子ども図書館 東京都台東区
   〜〜「帝国図書館」の 品格を今に伝える 児童書のお城〜〜
LIBRARY05 北区立中央図書館 東京都北区
   〜〜赤レンガの倉庫を 活用した 新しいかたちの図書館〜〜
LIBRARY06 東京大学総合図書館 東京都文京区
   〜〜最高学府の 威厳をたたえる ゴシック風建築の図書館〜〜
LIBRARY07 千代田区立日比谷図書文化館 東京都千代田区
   〜〜あらゆる本の情報を 発信する 三角形のビル〜〜
LIBRARY08 江東区立深川図書館 東京都江東区
   〜〜明治の面影を残す 荘厳なドリス式建築〜〜
LIBRARY09 中央区立日本橋図書館 東京都中央区
   〜〜震災と戦災を乗り越え 百年の歴史を刻む図書館〜〜
LIBRARY10 神奈川県立図書館 神奈川県横浜市
   〜〜モダニズム建築の 精神が息づく戦後日本の代表作 〜〜
LIBRARY11 千葉市中央図書館 千葉県千葉市
   〜〜四季折々の 表情を楽しむ 憩いの空間〜〜
LIBRARY12 水戸市立西部図書館 茨城県水戸市
   〜〜円形ドームから 放射状に広がる 花びら型の図書館〜〜
LIBRARY13 山梨県立図書館 山梨県甲府市
   〜〜ぶどう畑を モチーフにした 光ふりそそぐ大空間〜〜
LIBRARY14 小布施町立図書館まちとしょテラソ 長野県上高井郡
   〜〜山並みを思わせる 局面屋根を冠した三角平面の図書館〜〜
LIBRARY15 十日町情報館 新潟県十日町市
   〜〜本に囲まれた空間は 地元の「河岸段丘」を 大胆に再現〜〜
COLUMN 1 使われなくなった図書館 その1
  旧弘前市立図書館 (青森県弘前市)
   〜〜八角形のドームが印象的な日露戦争の遺産〜〜
  学習院大学史料館 (北別館) (東京都豊島区)
   〜〜桜の意匠をちりばめた和洋折衷の洋館〜〜

■近畿エリア
LIBRARY16 京都府立植物園きのこ文庫 京都府京都市
   〜〜植物園の きのこ型書架で 本に親しむ〜〜
LIBRARY17 京都国際マンガミュージアム 京都府京都市
   〜〜小学校をリノベした マンガの聖地〜〜
LIBRARY18 京都府立図書館 京都府京都市
   〜〜明治の名建築と 平成の新館の コラボ図書館〜〜
LIBRARY19 国立国会図書館 関西館 京都府相楽郡
   〜〜1000万点を超える 資料を保管する 巨大な知の収蔵庫〜〜
LIBRARY20 京都芸術センター図書室 京都府京都市
   〜〜昭和初期の 小学校を再生した アートの拠点〜〜
LIBRARY21 大阪府立中之島図書館 大阪府大阪市
   〜〜ギリシャ神殿のように 美しい明治の名建築〜〜
LIBRARY22 洲本市立洲本図書館 兵庫県洲本市
   〜〜近代産業遺産の 紡績工場を図書館に〜〜
LIBRARY23 神戸市立東灘図書館 兵庫県神戸市
   〜〜音と香りで 来館者をもてなす 図書館〜〜
LIBRARY24 篠山市立中央図書館 兵庫県篠山市
   〜〜時計塔のある 赤レンガ積みの 本の広場〜〜
LIBRARY25 赤穂市立図書館 兵庫県赤穂市
   〜〜昼と夜で 違う表情を見せる 洗練の読書空間〜〜
LIBRARY26 関西学院大学図書館 兵庫県西宮市
   〜〜大学を象徴する ヴォーリズ建築スタイル〜〜
LIBRARY27 神戸大学図書館 社会科学系図書館 兵庫県神戸市
   〜〜ステンドグラスと 曲線がつくる 静謐な読書空間〜〜
LIBRARY28 甲良町立図書館 滋賀県犬上郡
   〜〜昭和の面影漂う 総ヒノキ造りの 元小学校校舎〜〜
COLUMN 2 使われなくなった図書館 その2
  同志社大学 有終館 (京都府京都市)
   〜〜火災を超えて残る明治前期のレンガ壁〜〜
  旧水口図書館 (滋賀県甲賀市)
   〜〜戦前ヴォーリズ建築の「珠玉の小品」〜〜

■東海・北陸エリア
LIBRARY29 日進市立図書館 愛知県日進市
   〜〜四隅にそびえる 象徴的な4つの塔〜〜
LIBRARY30 高山市図書館「煥章館」 岐阜県高山市
   〜〜飛騨地方初の 小学校をイメージした フランス風建築〜〜
LIBRARY31 志摩市立図書館 三重県志摩市
   〜〜東京駅スタイルの レトロな図書館〜〜
LIBRARY32 金沢海みらい図書館 石川県金沢市
   〜〜6000の丸窓から 光に満たされた 巨大ワンルーム〜〜
LIBRARY33 福井県立図書館 福井県福井市
   〜〜十字型の柱から 光がふりそそぐ 庭園図書館〜〜

■東北エリア
LIBRARY34 国際教養大学 中嶋記念図書館 秋田県秋田市
   〜〜傘のような大屋根を 秋田杉が支える 「本のコロセウム」〜〜
LIBRARY35 仙台市民図書館 宮城県仙台市
    〜〜海藻をイメージした 13本のチューブが 支える大胆な構造〜〜
LIBRARY36 宮城県図書館 宮城県仙台市
   〜〜全長200m 緑の中に着陸した 銀色の宇宙船〜〜
LIBRARY37 大船渡市立図書館 岩手県大船渡市
   〜〜三陸の海を モチーフにした コンクリートの城郭〜〜
COLUMN 3 文豪たちの「図書館」
  遅筆堂文庫 (山形県東置賜郡)
   〜〜作家が故郷に贈った約22万冊の蔵書を公開〜〜
  旧江戸川乱歩邸 (東京都豊島区)
   〜〜ほの暗い土蔵で紡がれた怪奇と耽美の世界〜〜

■中国・九州エリア
LIBRARY38 県立広島大学 広島キャンパス図書館 広島県広島市
   〜〜「竹かご」のような シルエットをもつ図書館〜〜
LIBRARY39 山口市立中央図書館 山口県山口市
   〜〜優雅な山並みと 呼応する ビッグウェーブ〜〜
LIBRARY40 武雄市図書館・歴史資料館 佐賀県武雄市
   〜〜図書館とカフェ、 書店が融合する 新型公共図書館〜〜
LIBRARY41 北九州市立中央図書館 福岡県北九州市
   〜〜アーチ屋根が 大胆に折れ曲がる 個性派フォルム〜〜
COLUMN 4 図書館の歴史
   〜〜〜国家の蔵書保管から民衆に開かれた存在へ〜〜
   古代〜平安時代/鎌倉〜室町時代/江戸時代/私設文庫と貸本屋/明治時代

参考文献
参考としたホームページ
その他



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本「世界で一番美しい天井装飾  Beautiful Ceiling in the World 」中島智章 監修5

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ルネサンスの巨匠ミケランジェロが手掛けたシスティーナ礼拝堂の壮大なフレスコ画や重厚かつ神々しさを感じさせる古代ローマのパンテオンなど、世界各国79の天井装飾を一挙に紹介。
キリスト教の教会堂を彩る絵画、イスラム建築に見られる幾何学模様やアラベスク、そして、ビサンツやゴシックなど時代や地域で異なる構造美と、それぞれの天井が持つ美しさをじっくり堪能できる一冊です。


≪目次: ≫
painting ――代表的な画家たちの傑作
 01. システィーナ礼拝堂 (バチカン市国)――ルネサンスの巨匠が 創世記を描いた超大作
 02. 聖ミクラーシュ聖堂 (チェコ/プラハ)――装飾とフレスコ画が 見事なハーモニーを奏でる
 03. パラッツォ・ヴェッキオ (イタリア/フィレンツェ)――大広間に描かれた フィレンツェの栄華
 04. ヴェルサイユ宮殿 (フランス/ヴェルサイユ)――フランスの栄光を建物全体で表現
 05. バチカン宮殿 (バチカン市国)――若き天才・ラファエロが 残した大作の数々
 06. サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 (イタリア/フィレンツェ)――名建築家が手がけたドームに 描かれる壮大な最後の審判
 07. サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂 (イタリア/フィレンツェ)――堂内に描かれた 色鮮やかなフレスコ画
 08. カゼルタ王宮 (イタリア/ガゼルタ)――スペイン本家を凌ぐ 巨大宮殿は絵画も華麗
 09. パラッツォ・ファルネーゼ (イタリア/ローマ)――神々の愛が描かれた バロックの名画
 10. パラッツォ・バルベリーニ (イタリア/ローマ)――まるで彫刻のような絵画が 錯覚を呼び起こす
 11. パラッツォ・メディチ・リッカルディ (イタリア/フィレンツェ)――きらびやかな装飾を 脇役に従えたバロックの名画
 12. サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ聖堂 (イタリア/ローマ)――重厚できらびやかな天井に 2人の画家の名画を楽しむ
 13. サンタンドレア聖堂 (イタリア/マントヴァ)――アルベルティが手がけた 世界遺産の町の聖堂
 14. サンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂 (イタリア/ローマ)――数々の巨匠による作品が 美術館のように並ぶ
 15. ヴィッラ・ファルネーゼのスカラ・レジア (イタリア/カプラローラ)――ルネサンス期のフレスコ画が 螺旋階段を取り囲む
 16. パドヴァ大聖堂・洗礼堂 (イタリア/パドヴァ)――青が鮮やかに浮かぶ 神秘的な天井画
 17. サン・シンプリチャーノ聖堂 (イタリア/ミラノ)――歴史ある教会堂に加えられた 彩り豊かなマリアの戴冠
 18. 聖イグナチオ聖堂 (クロアチア/ドブロヴニク)――後期バロックの名画伯が 描いた雲の上の世界
 19. サン・サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属聖堂 (フランス/サン・サヴァン)――世界遺産の聖堂の 絵巻のような天井画
 20. 聖イサアク聖堂 (ロシア/サンクトペテルブルク)――黄金のドームに映える 写実的な絵画の数々
 21. シュタインハウゼン巡礼聖堂 (ドイツ/シュタインハウゼン)――ロココ様式の装飾と 一体化した華麗な天井画

mosaic & decoration ――異なる文化の装飾美
 22. セミリエ・モスク (トルコ/エディルネ)――トルコの巨匠による 光あふれる最高傑作
 23. スルタン・アフメト・モスク (トルコ/イスタンブル)――大小35のドームが持つ 青が美しいモスク
 24. イマーム・モスク (イラン/イスファハーン)――まるで夜空のように 無数の星が輝く
 25. マスジェデ・ナスィーロル・モスク (イラン/シーラーズ)――ステンドグラスの色彩と 繊細な立体装飾で魅せる
 26. ハッサン2世モスク (モロッコ/カサブランカ)――モロッコ各地の職人が 腕を競った巨大モスク
 27. シェイク・ザーイド・モスク (アラブ首長国連邦/アブダビ)――巨大シャンデリアが照らす 21世紀の超豪華モスク
 28. スレイマニエ・モスク (トルコ/イスタンブル)――白地の空間が植物模様と カリグラフィを引き立てる
 29. アーリーガープー宮殿 (イラン/イスファハーン)――音響を考慮した穴は 見た目も芸術的
 30. シェイフ・ロトフォッラー・モスク (イラン/イスファハーン)――緻密な装飾のドームが 架かる王族専用モスク
 31. ムハンマド・アリ・モスク (エジプト/カイロ)――近代エジプトの父が建てた オスマン朝トルコ風モスク
 32. タージ・マハル (インド/アーグラ)――亡き王妃への愛が生んだ インド建築の傑作
 33. アルカサル (スペイン/セビーリャ)――イスラム文化を取り入れた キリスト教国の宮殿
 34. サンタ・ポリナーレ・イン・クラッセ聖堂 (イタリア/ラヴェンナ)――イタリアの古都に 6世紀から残る天井画
 35. ラヴェンナ・アリウス派洗礼堂 (イタリア/ラヴェンナ)――現代に残った貴重な 「異端派」の施設
 36. 伝ガッラ・プラキディア廟堂 (イタリア/ラヴェンナ)――十字架や夜空が描かれた ペンデンティヴ・ドーム
 37. サン・ヴィターレ聖堂 (イタリア/ラヴェンナ)――彩り豊かなモザイク画が残る ビザンツ建築の傑作
 38. 血の上の救世主聖堂 (ロシア/サンクトペテルブルク)――極彩色のモザイク画が 全体を覆い尽くす
 39. サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂 (イタリア/ローマ)――火災に耐えたモザイク画には教皇の姿も
 40. コルド・バ・メスキータ (スペイン/コルドバ)――イスラムの空気を色濃く残す教会堂
 41. トリア大聖堂 (ドイツ/トリア)――各時代の美を反映した 歴史ある聖堂
 42. マードレ・デ・デウス聖堂 (ポルトガル/リスボン)――アズレージョと金箔装飾が美を競う
 43. ストラホフ修道院 (チェコ/プラハ)――知識の泉を ロココ調の美が彩る
 44. サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂 (イタリア/ローマ)――歴代教皇の紋章が飾られた 威厳ある格天井
 45. サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ聖堂 (イタリア/ミラノ)――ゴシックの身廊と ルネサンスの内陣が合体
 46. ベルリン大聖堂 (ドイツ/ベルリン)――戦災から復興した ネオ・バロックの豪華聖堂
 47. ヴィッラ・マダマ (イタリア/ローマ)――フレスコ画と漆喰装飾で 細やかな模様を描き出す

construction ――歴史ある教会堂の構造美
 48. サグラダ・ファミリア聖堂 (スペイン/バルセロナ)――今も建築が続く 天才ガウディの未完作
 49. マヨルカ大聖堂 (スペイン/マヨルカ)――ゴシック建築に ガウディの異彩が加わる
 50. シャルトル大聖堂 (フランス/シャルトル)――広々とした空間に輝く シャルトル・ブルー
 51. ウェストミンスター聖堂 (イギリス/ロンドン)――大輪の花が咲く 英国ゴシックの傑作
 52. カンタベリー大聖堂 (イギリス/カンタベリー)――キリスト教伝来の地に立つ 英国最初期のゴシック建築
 53. アミアン大聖堂 (フランス/アミアン)――高さ42メートル 空のような高天井
 54. サン・ドニ修道院付属聖堂 (フランス/サン・ドニ)――薔薇窓からの光も美しい ゴシック建築誕生の地
 55. 聖シュテファン大聖堂 (オーストリア/ウィーン)――ハレンキルヒェの天井に 描かれた美しい編目模様
 56. 聖シュテファン大聖堂 (ドイツ/パッサウ)――華やかな横断アーチに バロック絵画が共鳴
 57. ソールズベリー大聖堂 (イギリス/ソールズベリー)――天に架かる 大小の尖頭アーチが美しい
 58. ヨーク・ミンスター (イギリス/ヨーク)――ステンドグラスと一体化した 万華鏡のような天井
 59. パリ・ノートルダム大聖堂 (フランス/パリ)――初期ゴシックの 佇まいを今に残す名建築
 60. リンブルク大聖堂 (ドイツ/リンブルク)――ロマネスクとゴシック 調和する2つの様式
 61. ランス大聖堂 (フランス/ランス)――シャガールの作品もある フランス王室ゆかりの大聖堂
 62. 聖ヴィート大聖堂 (チェコ/プラハ)――はるかプラハにまで伝播した ゴシック建築の美しさ
 63. チェルトーザ・ディ・パヴィア (イタリア/パヴィア)――ブルーが印象的な天井と 堂内を覆うフレスコ画が見事
 64. アーヘン大聖堂 (ドイツ/アーヘン)――ゴシックの要素も加わった ドイツ版ビザンツ建築
 65. ハギア・ソフィア (トルコ/イスタンブル)――巨大ドームが架かる ビザンツ建築の代表格
 66. サン・マルコ大聖堂 (イタリア/ヴェネツィア)――輝くドームが十字型に並ぶ 黄金の聖堂
 67. サン・アントニオ・デ・ラ・フロリダ礼拝堂 (スペイン/マドリード)――ゴヤの名画のために 美術館となった礼拝堂
 68. サン・ピエトロ大聖堂 (バチカン市国)――2人の巨匠が生んだ 巨大ドームの大聖堂
 69. サンタ・マリア・デッレ・カルチェリ聖堂 (イタリア/プラト)――四福音史家が囲む シンプルなドーム
 70. サン・ロレンツォ聖堂 (イタリア/トリノ)――多彩な図形が散りばめられた 構造美を堪能
 71. ローマ・パンテオン (イタリア/ローマ)――光が神々しく降り注ぐ 古代の巨大ドーム
 72. サンティッシマ・トリニタ・エリ・スパニョーリ聖堂 (イタリア/ローマ)――ロココ調の天井画を引き立てる きらびやかな装飾
 73. 聖ローレンツ聖堂 (ドイツ/ニュルンベルク)――開放感ある空間に 傑作レリーフがさがる
 74. サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ聖堂 (イタリア/ミラノ)――名建築家が生んだ幻の奥行き
 75. サント・マドレーヌ聖堂 (フランス/ヴェズレ)――巡礼路が始まる シンプルで厳かな教会堂
 76. クリュニー修道院 (フランス/クリュニー)――わずかに残された 巨大修道院の面影
 77. マドンナ・ディ・サン・ビアージョ聖堂 (イタリア/モンテプルチアーノ)――古代神殿風の装飾に 白いドームが架かる
 78. サン・ミニアート・アル・モンテ聖堂 (イタリア/フィレンツェ)――シンプルな木造小屋組と ひしめく幾何学模様
 79. サント・スピリト聖堂 (イタリア/フィレンツェ)――整数比例を用いた シンプルながら洗練のデザイン

クレジット

装丁・本文デザイン うちきばがんた
本文執筆 宮田文郎


≪監修者: ≫ 中島 智章 (なかしま・ともあき) 1970年福岡市生まれ。1993年東京大学工学部建築学科卒業。1998 〜 2000年ベルギー・リエージュ大学留学。2001年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。2001~2002年日本学術振興会特別研究員(PD)。2005年日本建築学会奨励賞受賞。工学院大学建築学部建築デザイン学科・准教授。主な著書に『図説 ヴェルサイユ宮殿』、『図説 パリ 名建築でめぐる旅』(ともに河出書房新社)などがある。


中島智章 『図説 バロック 華麗なる建築・音楽・美術の世界』(ふくろうの本・世界の文化、河出書房新社、2010年) '12/07/05
中島智章 『図説 パリ 名建築でめぐる旅』(ふくろうの本・世界の文化、河出書房新社、2008年) '12/07/01
中島智章 『図説 ヴェルサイユ宮殿 太陽王ルイ一四世とブルボン王朝の建築遺産』(ふくろうの本・世界の文化、河出書房新社、2008年) '12/06/24
中島智章 『図説 キリスト教会建築の歴史』(ふくろうの本・世界の歴史、河出書房新社、2012年) '12/06/13


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 15世紀半ばの建築家アルベルティは、建築とは、壁を建て、その上に屋根を架けて開口部(扉や窓のこと)を空けたものだと描いてみせた。一方、18世紀半ばのイエズス会士ロージェは、建築の本質とは、柱と横架材(梁と桁)と屋根だと説き、アルベルティの建築モデルとはまったく異なる建築のあるべき姿を示した。これらはそれぞれ、石やレンガを積んで壁を作る「組構造」の建築と、柱と横架材をもって構築する「軸組」の建築の理念を表したものである。
 これらの2つの考え方は互いにまったく異なっているが、共通点もある。そのひとつは「天井」についてである。実は構造的視点からいえば「天井」は建築にとって不可欠なものではない。「屋根」や上階の「床」が見えていても構造上問題はなく、実際、そのような建築も数多い。「天井」とは建築にとって「+α」の存在なのである。
 西洋建築における「天井」は大きく分けて2種ある。それは「シーリング」(ceiling)と「ヴォールト」(vault)だ。前者はフランス語で「プラフォン」(plafond)といい、「「平底」(plat+fond)が語源であることからわかるとおり、基本的には水平面に近い形態である。宮殿や貴族住宅などでは、天井画(これ自体も「プラフォン」と呼ばれる)を設けて施主の栄光を表現し、欠かすことのできない重要な役割を負った。
 一方、「ヴォールト」とは、石材やレンガなどで立体的に構築された天井のことである。材料が重いため、水平面にはできず、あーちなどをくししてた立体的な形態となる。また、ヴォールトを構築するとトップ・ヘヴィーな構造体となり、構造的に機能しないどころか、むしろ全体の負荷になる。天井画が描かれることもあったが、多くはアーチの稜線にリブを施したリブ・ヴォールトで、構造体内の力の流れが現れているようにもみえる。
 人はなぜ「天井」を作るのか?
 本書では、単に「屋根」や「床」の裏面を隠すだけにとどまらない、この「+α」に込められた様々な創意がみられることだろう。
     2015年5月 中島智章



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本「山梨式 名建築の条件  The Condition of Architectural Masterpiece 」山梨知彦|日建設計5

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7つのキーワードで読む“設計意図の裏側”
20の名建築を意外な着眼点で考察

誰もが知る、あの名建築。写真や解説文だけですべてを知ったような気になっていませんか?
多くの建築解説書は、設計者自身が書いた「設計主旨」を手掛かりに、書き手がその意図や背景を読み解いたものです。その分析は「設計主旨」を大きく逸脱することはありません。しかし、設計者は本当に腹の内のすべてを設計主旨に記すのでしょうか? そこから導き出される“名建築たる理由”は本当に実務者の参考になるのでしょうか?

本書では、日建設計を代表する建築家の山梨知彦氏が、“設計者だからこそ分かる”工夫や葛藤を実際の建物や図面から読み解いていきます。大きく7つのキーワードに分け、20の国内の建築を分析します。山梨氏独特の着眼点により、知っているつもりだったあの名作から新たなヒントが得られるはずです。

7つのキーワード
1[統合] 2[原理] 3[空間] 4[時間] 5[素材] 6[人間] 7[場所]

初対談! 西沢立衛 氏 × 山梨和彦


≪目次: ≫
[まえがき Foreword] 名建築って何だろう?
 「定義」よりも「断片を吐き出す」/強い影響を与えた1950年代―70年代/自分で判断を下す際の7つの視点/多くの人々に何かを与えられる建築/「自分の名建築」をあぶり出すきっかけに

Chapter[.1 統合]――ディテールは 全体との「統合」により 総和を超えた意味を放つ
01|パレスサイドビルディング [1966年|Palaceside Building|設計:日建設計工務]
 工業的外装の陰に“手作業”のスラブ
 最終段階で決まった円形コア/手仕事のスラブで“逃げ”
02|大阪万博・富士グループパビリオン [1970年|Expo'70 Fuji Group Pavillion|設計:村田豊建築設計事務所、大成建設]
 空気が形を決め 水が安全を守る
 原理に従い、形は自然発生/膜の爆裂を「水」で防ぐ

Chapter[.2 原理]――小さく私的であっても 幅広い人を魅了し得る 「原理」を内在させる
03|東京文化会館 [1961年|Tokyo Cultural Center|設計:前川國男建築設計事務所]
 音楽好きの前川國男が大庇に込めた真意
 多目的ホールの先駆け/庇によるレイヤー構造
04|ソニービル [1966年|Sony Building|設計:芦原義信建築設計研究所]
 らせんでもなぜ快適? BIMで読む先進性
 90cmの段差が気流を抑える/1階の床暖房が快適性を向上
05|私の家 [1954年|Seike House I|設計:清家清
 「いい加減がよい加減」の真意
 徹底したワンルーム化/度重なる増改築/形よりもシステムを重視
06|群馬県立近代美術館 [1974年|Museum of Modern Art, Gunma|設計:磯崎新アトリエ+環境計画]
 ダイヤグラムが全体像を導く
 大きな意味を持つダイヤグラム/30年を経て磯崎氏により改修
07|原邸 [1974年|Hara House|設計:原広司+アトリエ・ファイ]
 外部を引き込むドーナツの形式
 薄暗い周辺環境とのギャップ/「有孔体」というアルゴリズム
08|住吉の長屋 [1976年|Row House in Sumiyoshi|設計:安藤忠雄建築研究所]
 実施図面が放つ闘いのオーラ
 住宅の本質を問いただす中庭/「叫び」を伝える実施図面
09|幻庵 [1975年|Gen-an|設計:DAM・DAN
 21世紀の生産革新を先取り
 建て主が追い求めたコスモス/大量生産から個別生産へ/「早すぎる問い」を隠す二重性

Chapter[.3 空間]――普遍的な「空間」の中に 社会に広く共有される 新たな意味を見いだす
10|海の博物館 [1992年|Sea-Folk Museum|設計:内藤廣建築設計事務所]
 収蔵庫の闇が 五感を研ぎ澄ます
 内部の印象は対照的/「闇」がもたらすもの
11|風の丘葬斎場 [1997年|Kaze-no-Oka Crematorium|設計:槇総合計画事務所]
 「外部」が呼び覚ます 日本人の死生観
 原点は屋外での葬祭/刻々と様相を変える空間
12|軽井沢の山荘 [1963年|The Mountain Villa in Karuizawa|設計:吉村順三
 存在を消す ディテール
 「写真には写せない」理由/初期スケッチにも水平引き戸
13|国立代々木競技場 [1964年|Yoyogi National Gymnasium|設計:丹下健三・都市・建築設計研究所]
 全機能を1つの造形で統合
 上部吊り構造と下部が不可分/周辺まで巻き込む一体感

Chapter[.4 時間]――拡張されてゆく 「時間」の概念の中で 空間を動体ととらえる
14|塔状住居 [1966年|Tower House|設計:東孝光]
 「闘い」と懸け離れた 心地良い「粗さ」
 30mmの仕上げしろが変化を許容/標準化以前の豊かさ
15|神奈川県立近代美術館 [1951年|The Museum of Modern Art, Kamakura|設計:坂倉準三建築研究所]
 ガラスに頼らない 透明感
 絞り込まれた鉄骨柱とトラス/視点を固定して細部を追求

Chapter[.5 素材]――極限まで「素材」に 向き合うことで 仮想を実体に昇華させる
16|金沢21世紀美術館 [2004年|21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa|設計:妹島和世+西沢立衛/SANAA]
 かすかな境界を生む曲面ガラス
 図式が体感できる理由/「荒唐無稽」な特殊ガラス  
17|せんだいメディアテーク [2000年|Sendai Mediatheque|設計:伊東豊雄建築設計事務所]
 「非均質」が生んだ 新時代のドミノ
 「均質」を乗り越える/21世紀型都市建築の原型

Chapter[.6 人間]――時代や環境で変わる 「人間」の心を超え 共有され得る価値を探る
18|スカイハウス [1958年|Sky House|設計:菊竹清訓]
 論理と身体の二重性が生む魅力
 2つの側面をまとめる/主室の二重性/構造でなく「住むことがコア」
19|香川県庁 [1958年|Kagawa Prefectural Government Office|設計:丹下健三研究室]
 「論理×情念」が 人を動かす
 問題解決を情念が後押し/連続性を強調する浮遊サッシ/人々を動かした2人の情念

Chapte[.7 場所]――再配置可能を脱し 敷地と密接不可分な 関係を生み出す
20|広島ピースセンター [1952年・55年・89年|Hiroshima Peace Center Complex|設計:丹下健三研究室]
 消える軸線で「つくられずにつくる」
 ドームから見ると消える軸線/「残骸」からシンボルに

[対談 Dialogue]
 山梨知彦氏[日建設計]× 西沢立衛氏[SANAA、西沢立衛建築設計事務所]
 与条件を解く一方で 「新たな問題」を自らつくる
 ダイヤグラム化に閉塞感/社会性という「面白さ」に気付く/曲げるだけで物質感が変わる/「問題をつくる」ということ/「問題」が「問題」を呼ぶ/「都市で木を使う」という問題提起

[あとがきに代えて Afterword]
レサのスイミングプール [1966年|Leça Swimming Pools|設計:アルヴァロ・シザ
 素朴さと多様さの統合
 ただ低くたたずむ建築/幸運に身を委ねる/いかなるスタディで編み出されたのか/自分にとっての名建築とは

初出掲載号


≪著者: ≫ 山梨知彦 (やまなし・ともひこ) 日建設計執行役員設計部門副統括。1960年神奈川県生まれ。84年東京芸術大学美術学部建築科卒業。86年東京大学大学院工学系研究都市工学専攻修了、日建設計入社。96年設計主管、2000年設計室長、06年設計部門副代表、10年執行役員設計部門代表、15年3月から現職。2011年度日本建築大賞受賞[ホキ美術館]、2014年日本建築学会賞(作品)受賞[NBF大崎ビル]。主な担当プロジェクト、飯田橋ファーストビル・ファーストヒルズ飯田橋[2000年]、ホギメディカル本社ビル[2002年]、ルネ青山ビル[2003年]、ロックビレイビル[2004年]、桐朋学園レッスン棟[2005年]、神保町シアタービル[2007年]、乃村工藝社本社ビル[2007年]、木材会館[2009年]、ホキ美術館[2010年]、NBF大崎ビル(旧ソニーシティ大崎)[2011年]、ラゾーナ川崎東芝ビル[2013年]、桐朋学園大学調布キャンパス1号館[2014年]。




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本「光と影で見る近代建築 (角川選書558)」近藤存志5

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立秋


・・・・・・
 文豪オスカー・ワイルドは ‘Whenever people agree with me I always feel must be wrong’ ということばを残しています。「いつでも人びとがわたしに賛同してくれるとき、わたしはいつも自分が間違っているに違いないという感覚に襲われる」とでも訳せるでしょうか。これは時に建築家の仕事についても言えることです。・・・・・・
 ザハ・ハディドの設計案と新国立競技場建設事業に向けられた一連の批判は、どれも部分的には同調したい主張を含みながらも、わたしには一貫性に欠ける、表層的なことばの羅列のように感じられます。ひとつだけはっきりしていることは、ザハ・ハディドの設計案は、建築について語り、建築家の役割について考えさせられる機会を、もっとも刺激的な形で現代日本社会に投げかけたということでしょう。
 ・・・・・・
 しかし、ザハ・ハディドの設計案については、少なくとも本書が問題とする建築鑑賞の方法――〈光と影〉で見る方法――にしたがえば、一連の批判に対して、十分反論することのできるものであったように思われます。ザハ・ハディドの設計案には、〈光と影〉によって知覚される立体造形としての建築物の根元的な力が漲(みなぎ)っているからです。
 周囲の環境への配慮や連続性といった場面では難のある建築物かもしれません。しかし大地から膨れ上がるように大きく弧を描きながら建ち上がる屋根の大胆さは、光から影へ移り変わる豊かなグラデーションを生み出すことで、ひとつの大きな丘陵のような存在感を鑑賞者に知覚させるはずです。大地が上方へと突出することで生まれる〈光と影〉は、建築物の根元的エネルギーに通じるものです。そしてザハ・ハディドの設計にそうしたエネルギーの表現を見てとることは難しいことではありません。・・・・・・ (p124-p127)



建物の生み出す〈光と陰〉をよく見ること。新たな魅力を引き出す建築入門!

名建築、美しい建築とは何だろうか? 鑑賞のポイントは、建物のコントラスト、陰影、グラデーションに目をこらすこと。視点を変えるだけで毎日の街並みも違って見えてくる、新しい建築入門。名建築の写真多数収録。

建築を味わうには、建築家や様式史の知識が不可欠――。そんな思い込みにとらわれていませんか。本書は、建築物の〈光と陰〉に注目し、「建物の形を見ること」の楽しみを提案する建築鑑賞入門。建築物の外観構成や装飾、採光が生み出す明暗のコントラスト、グラデーション、陰影の強弱にじっと目をこらすとき、建築史だけではわからない、新たな魅力が浮かび上がります。


≪目次: ≫
序 古くて新しい建築の見かた

I. 建築を〈光と陰〉で見ることの意味
第1章 有名になりたい建築家たち
 奇抜な建築に溢れた現代/現世的名声欲の誘惑/少年時代の記憶――有名=高価という図式/有名建築家をもてはやす社会/ルネサンスにおける名声/選んでもらうための〈個人様式〉/〈個人様式〉の確立を急ぐことの虚しさ/「わたしはカメレオン」――フィリップ・ジョンソンの宣言/「澄ました表情で描かれた肖像画」の喩え/有名になるのは「死後10年。もし幸運なら・・・・・・」/建築家の過剰な自己顕示を〈許さない〉
第2章 建築――実用に奉仕する芸術
 「有用であること」は醜悪?/最後の実用主義者ニコラウス・ペヴスナーが考えたこと/中世的〈作者不詳の美学〉/ペヴスナーの〈建築家の自己顕示欲〉批判/ペヴスナーのフランク・ロイド・ライト批判/建築家の使命――実用性を鑑賞に堪え得るように形態化、空間化すること
第3章 実用主義を妨げてきた〈美の規範〉とその崩壊
 「完成された美」の理想/実用性から乖離した建築造形の追求/18世紀イギリス、パラーディオ主義の流行/「美は形態に宿る」という幻想/「完成された美」への疑念/「真の美の性質を事物の内に追求することは無益」/「二次性質」の論/〈光と影〉で見るということ
第4章 建築家たちが見た〈光と陰〉
 ウィリアム・チェンバーズの〈光と影〉/ジェームズ・アダムが注目した建築の視覚的効果/風景画家と建築家の着目点の類似/ジョン・ヴァンブラ設計のブレナム宮/ジェームズ・アダムがブレナム宮に見出した問題点/ジェームズ・アダムのミケランジェロ批判/メリハリのある〈光と影〉のコントラスト/〈新しい建築美〉誕生の予感/裕福な趣味人の美的改革/建築を〈光と影〉で見るということ

II. 建築を〈光と陰〉で見る
第5章 〈光と陰〉を要約的に切り取る
 〈光と影〉の要約/〈光と影〉を生む造形要素――建築の美的感動の源泉
第6章 建築家は〈光と陰〉で造形する
 1. 建築物の全体の構成
 2. 屋根の膨らみ
 3. 水平方向への張り出し
 4. 階段、スロープ
 5. 壁面の前後の配置関係
 6. 窓、開口部
 7. 柱、列柱
 8. 構造、軀体
 9. ディテール、装飾
終章 〈光と陰〉と実用性の美
 実用的裏づけを持つ〈光と影〉の創出/観照と実用性の問題/幸福のための実用性/アウシュヴィッツで考えたこと/建築芸術の真髄――〈光と影〉と〈幸福のための実用性〉

あとがき (2015年5月 近藤存志)
注釈


≪著者: ≫ 近藤存志 (こんどう・ありゆき) 1971年、東京生まれ。2001年、英国エディンバラ大学大学院博士課程修了。PhD(エディンバラ大学)。筑波大学芸術学系助手等を経て、フェリス女学院大学文学部教授。専門は、イギリス芸術文化史、建築史、デザイン史。著書に『時代精神と建築』(知泉書館、2007年)、『現代教会建築の魅力』(教文館、2008年)、Robert and James Adam, Architects of the Age of Enlightenment(London: Pickering & Chatto、2012)、『キリストの肖像』(教文館、2013年)などがある。



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本「建築がすごい世界の美術館  Art Museums with Architectural Beauty (PIE BOOKS)」5

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すごい、Architectural Beauty


建築だけでも見る価値あり! 世界の名建築美術館

王家のプライベートな宮殿がそのまま美術館となったエルミタージュ美術館。建築を見るためにその街を訪れる客が急増したビルバオのグッゲンハイム美術館など、世界には建築の個性が光る美術館があります。本書では、貴族の邸宅を美術館にした壮麗な建物から、発電所や駅舎などを改装して見事な建築に甦らせた美術館、また現代建築家が作り出した奇想天外な美術館まで、建築だけでも見に行きたい世界の美術館を紹介します。


≪目次: ≫

ヨーロッパ・地中海文明博物館(MuCEM) The Musenm of European and Mediterranean Civilisations
 フランス、マルセイユ|ルディ・リチョッティ|2013

フォンダシオン ルイ・ヴィトン Louis Vuitton Foundation
 フランス、パリ|フランク・ゲーリー|2014

ルーヴル美術館 Louvre Museum
 フランス、パリ|イオ・ミン・ペイほか|1793

ルーヴル・ランス The Louvre Lens
 フランス、ランス|SANAA(妹島和世/西沢立衛)|2012

ジャン・コクトー美術館 Jean Cocteau Museum
 フランス、マントン|ルディ・リチョッティ|2011

FRAC マルセイユ FRAC Art Museum
 フランス、マルセイユ|隈研吾|2013

コンデ美術館 ‐ シャンティイ城 Château de Chantilly - Musée Condé
 フランス、オワーズ|ジャン・ビュランほか|1898

column 改装美術館――改装を施すことで 新しく命を 吹き込まれた建築物
オルセー美術館
 フランス、パリ|ドミニク・ブラール、ジャン・ミシェル・ウィルモット、カンバナ・ブラザーズ|2008
ラ ピシーヌ工芸美術館
 フランス、ルーベ|ジャン・ポール・フィリポン|2001
レッド・ドット・デザイン・ミュージアム
 ドイツ、エッセン|ノーマン・フォスター|1997

テート・モダン Tate Modern
 イギリス、ロンドン|ヘルツォーク&ド・ムーロン|2000

リバーサイド交通博物館 Riverside Museum, Glasgow
 イギリス、グラスゴー|ザハ・ハディド|2011

ナショナル・スペース・センター National Space Center Leicester
 イギリス、レスター|ニコラス・グリムショー|2001

インペリアル・ウォー・ミュージアム・ノース Imperial War Museum north
 イギリス、マンチェスター|ダニエル・リベンスキンド|2001

ローリー・センター The Lowry Center, Lowry Art Gallery
 イギリス、マンチェスター|ジェームス・スターリング/マイケル・ウィルフォード|2000

ブレゲンツ美術館 Kunsthaus Bregenz
 オーストリア、ブレゲンツ|ピーター・ズントー|1997

グラーツ美術館 Kunsthaus Graz
 オーストリア、グラーツ|ピーター・クック/コリン・フルニエ|2003

ウィーン美術史美術館 Kunst historisches Musenm Wien
 オーストリア、ウィーン|ゴットフリート・ゼンバーほか|1891

ベルヴェデーレ宮殿 Belvedere Palace
 オーストリア、ウィーン|ヨハン=ルーカス・フォン・ヒルデブラント|1781

セセッション館 Secession, Association of Visual Artists
 オーストリア、ウィーン|ヨーゼフ・マリア・オルブリッヒ|1898

ランゲン・ファンデーション Langen Foundation
 ドイツ、ノイス|安藤忠雄|2004

ユダヤ博物館 Jewish Museum Berlin
 ドイツ、ベルリン|ダニエル・リベスキンド|2001

マルタ・ヘルフォルト美術館 Marta Herford
 ドイツ、ヘルフォルト|フランクリン・ゲーリー|2005

シュターツギャラリー Staatsgalerie Stuttgart
 ドイツ、シュツットガルト|ジェームズ・スターリング|1984

インゼル・ホンブロイッヒ Museum Insel Hombroich
 ドイツ、ノイス|ヘーリッヒ|1987

聖コロンバ教会ケルン大司教区美術館 Kolumba
 ドイツ、ケルン|ペーター・ズントー|2007

ヴィトラ・デザイン・ミュージアム Vitra Design Museum
 ドイツ、ヴァイル・アム・ライン|フランク・ゲーリー|1989

オードロップゴー美術館 (増築) Ordrupgaard
 デンマーク、コペンハーゲン|ザハ・ハディド|2005

column 企業美術館――メセナの一環として 市民とアートの 出会いの場をつくる
カルティエ財団現代美術館
 フランス、パリ|ジャン・ヌーヴェル|1984
ポルシェ美術館
 ドイツ、シュツットガルト|デルガン・マイスル|2009

パウル・クレー・センター Zentrum Paul Klee
 スイス、ベルン|レンゾ・ピアノ|2005

ルクセンブルク・ジャン大公現代美術館(MUDAM) Mudam Luxembourg
 ルクセンブルク|イオ・ミン・ペイ|2006

フローニンゲン美術館 Groninger Museum
 オランダ、フローニンゲン|アレッサンドロ・メンディーニほか|1994

グッゲンハイム・ビルバオ Guggencheim Museum Bilbao
 スペイン、ビルバオ|フランク・ゲーリー|1997

ダリ劇場美術館 Dali Theatre-Museum
 スペイン、フィゲラス|エミリオ・ペレス・ピニェロ/サルバドール・ダリ|1974

バレンシア芸術科学都市 Valencia Science Museum
 スペイン、バレンシア|サンチャゴ・カラトラヴァ|2006

イタリア国立21世紀美術館(MAXXI) Museo Nazionale delle Arti del XXI Secolo
 イタリア、ローマ|ザハ・ハディド|2010

プンタ・デラ・ドガーナ Punta della Dogana
 イタリア・ヴェネチア|安藤忠雄|2009

ヴァチカン美術館 Vatican Museums
 ヴァチカン市国|ミケランジェロほか|1506年頃

エルミタージュ美術館 Hermitage Museum
 ロシア、サンクト・ペテルブルク|フランチェスコ・ラストレリほか|1764

トプカプ宮殿博物館 Topkapi Palace Museum
 トルコ、イスタンブール|メフメト2世|1459〜65年

colimn 歴史を継承する美術館――歴史的建造物や美の空間に 迷い込んだかのような、邸宅や施設
ウフィツィ美術館
 イタリア、フィレンツェ|ジョルジョ・ヴァザーリほか|1769
サー・ジョン・ソーンズ博物館
 イギリス、ロンドン|ジョン・ソーン|1837

ヘイダル・アリエフ文化センター Heydar Aliyev Centre Wins Design
 アゼンルバイジャン、バクー|ザハ・ハディド|2012

イスラム美術博物館 Museum of Islamic Art
 カタール、ドーハ|イオ・ミン・ペイ|2008

デザイン・ミュージアム・ホロン Design Museum Holon
 イスラエル、ホロン|ロン・アラッド|2010

広東省博物館 The Guangdong Museum
 中国、広州|ロッコ・デザイン・アーキテクツ|2010

オルドス博物館 Ordos Museum
 モンゴル、オルドス|MADアーキテクツ|2012

ハノイ国立博物館 Hanoi National Museum
 ベトナム、ハノイ|gmp Architekten|2010

アートサイエンス博物館 ArtScience Museum
 シンガポール、アリーナ・ベイサンズ|モシェ・サフディ|2011

エラワン博物館 Erwan Museum
 タイ、サムットプラーカーン|レック・ウィリヤパン|年不詳

ソウル国立大学博物館 Seoul Museum of Art University Affiliated
 韓国、ソウル|レム・コールハース|2005

ロイヤル・オンタリオ博物館(マイケル・リー・チン・クリスタル) Royal Ontario Museum
 カナダ、トロント|ダニエル・リベスキンド|2007

アートギャラリー・オブ・オンタリオ(オンタリオ美術館) Art Gallery of Ontario
 カナダ、トロント|フランク・ゲーリー|2008

ミルウォーキー美術館 (増築) Milwaukee Art Museum
 アメリカ、ミルウォーキー|サンティアゴ・カラトラヴァ|2001

エリ&エディス・ブロード美術館 Eli & Edythe Broad Art Museum
 アメリカ、ミシガン|ザハ・ハディド|2012

アクロン・アート・ミュージアム (増築) Akron Art Museum
 アメリカ、アクロン|コープ・ヒンメルブラウ|2007

ソロモン・R・グッゲンハイム美術館 Solomon R. Guggenheim Museum
 アメリカ、ニューヨーク|フランク・ロイド・ライト|1959

ウォーカー・アート・センター (増築) Walker Art Center
 アメリカ、ミネアポリス|ヘルツォーク&ド・ムーロン|2005

フォートワース現代美術館 Modern Art Museum of Fort Worth
 アメリカ、テキサス|安藤忠雄|2002

ローゼンタール現代美術センター Rosenthal Center for Contemporary Arts
 アメリカ、シンシナティ|ザハ・ハディド|2003

デンバー美術館 (増築) Denver Art Museum
 アメリカ、デンバー|ダニエル・リベスキンド|2006

サルバドール・ダリ美術館(セントピーターズバーグ) Salvador Dali in St. Peterburg
 アメリカ、フロリダ|ヘルムース・オバタ・カッサバウム|2011

アスペン美術館 Aspen Art Museum
 アメリカ、コロラド|坂茂|2014

ソウヤマ美術館 Museo Souyama
 メキシコ、メキシコシティ|フェルナンド・ロメロ|2011

ニーマイヤー美術館 Museo Oscar Niemeyer
 ブラジル、クリチバ|オスカー・ニーマイヤー|2003

ニテロイ美術館 Niteroi Contemporary Art Museum
 ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ|オスカー・ニーマイヤー|1996

INDEX (・美術館名称(和・英)・WEBサイトURL・住所)

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本「芸術は世界の力である (放送大学叢書027)」青山昌文5

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芸術は世界の力である (放送大学叢書)
○著者: 青山昌文
○定価: 本体1,900円(税別)
○ISBN: 978-4865281170





世界からエネルギーをもらえ!
感動が待っている
驚異の西洋芸術入門書

世界の根源的なパワーを表現しつくした、古典芸術の傑作に深く酔いしれるためにはこうすれば良い!
感動と驚きと未知なる体験が待っている、常識をこえた西洋芸術入門書。
放送大学人気教授による入魂の一冊。カラー口絵16頁。
《ヴィーナスの誕生》のヴィーナスに、女性の肉体美を感じたら不謹慎なのか? いや、そこから芸術体験は始まると本書は語ります。


≪目次: ≫
カラー口絵
 1 ボッティチェッリ 《ヴィーナスの誕生》
 2 ボッティチェッリ 《春》
 3 ミケランジェロ 《ノアの泥酔》
 4 ミケランジェロ 《アダムの創造》
 5 ラファエッロ 《アテネの学堂》
 6 ラファエッロ 《パルナッソス》
 7 プーシェ 《ポンパドゥール夫人肖像画》
 8 モーリス・クァンタン・ドゥ・ラ・トゥール 《ポンパドゥール夫人肖像画》
 9 シャルダン 《食前の祈り》 3点
 10 カナレット 《サン・マルコ広場:南を望む》
 11 カラヴァッジョ 《リュート弾き》 3点
 12 シャルダン 《カーネーションの花瓶》
 13 《ミロのヴィーナス》
 14 《うずくまるアプロディーテー》
 15 《メディチのヴィーナス》
 16 パルテノン神殿


はじめに

第一章  《ヴィーナスの誕生》に魅せられて
 1 《ヴィーナスの誕生》をよく見てみましょう
 2 身体の美
 3 身体の美を超える美
 4 芸術と哲学
 5 ヴィーナスの神話
 6 二神のヴィーナス
 7 ボッティチェッリの《ヴィーナスの誕生》と《春(プリマヴェーラ)》
 8 裸の女性と、服を着ている女性
 9 フィチーノ哲学に基づくボッティチェッリ芸術
 10 《ヴィーナスの誕生》の魅力

第二章 システィーナ天井画のスーパーパワー
 1 システィーナ礼拝堂
 2 フレスコ画
 3 大きさの決定的違い
 4 私の決定的経験
 5 ミケランジェロの驚異的な少年時代――その芸術経験――
 6 ミケランジェロの驚異的な少年時代――その哲学経験――
 7 《ノアの泥酔》がなぜあの位置に描かれているのか
 8 ソーマ・セーマ説
 9 システィーナ礼拝堂天井画の動線構造
 10 なぜ神はエヴァを抱いているのか
 11 宗教を超える普遍性

第三章 《アテネの学童》と《パルナッソス》の深い意味
 1 ラファエッロの見事な吸収能力
 2 ヴァティカンの壁画制作
 3 ローマ教皇庁公認の新プラトン主義哲学
 4 神学と異教哲学の驚くべき並列
 5 《アテネの学堂》の深い意味
 6 プラトンとアリストテレスの姿勢の違いの意味
 7 プラトンとアリストテレスの指の違いの意味
 8 プラトンとアリストテレスの平等の意味
 9 「アリストテレス的イデア」の可能性
 10 フィチーノ的調和の表現
 11 ターバンの男性
 12 中世のアリストテレス研究
 13 《アテネの学堂》の文化的幅広さ
 14 《パルナッソス》
 15 なぜ、ホメーロスは、上を向いているのか
 16 プラトンの芸術創造美学
 17 「磁石の比喩」の美学
 18 芸術作品の根源

第四章 《ポンパドゥール夫人肖像画》のあでやかさ
 1 肖像画と単純な写真の違い
 2 フランス宮廷文化
 3 肖像画のモデルの人生
 4 パリで最も美しい娼婦の娘
 5 望みうる最高の教育
 6 国王の公式の愛妾
 7 王との「偶然の」遭遇
 8 ポンパドゥール候爵夫人と王の関係
 9 ポンパドゥール候爵夫人の芸術文化上の功績――セーヴル磁器――
 10 ポンパドゥール候爵夫人の芸術文化上の功績――絵画・文学――
 11 「首都」ミュンヘン
 12 ブーシェの《ポンパドゥール夫人肖像画》
 13 モーリス・クァンタン・ドゥ・ラ・トゥールの《ポンパドゥール夫人肖像画》

第五章 《食前の祈り》の深い静けさ
 1 「風俗画」について
 2 絵画の序列
 3 「個性の表現」と「芸術の表現」
 4 王立絵画彫刻アカデミー
 5 シャルダンのアカデミー入会のすごさ
 6 シャルダンの《食前の祈り》
 7 《食前の祈り》は三つ(以上)存在している
 8 ものの価値
 9 《食前の祈り》の歴史
 10 オリジナリティ神話を超えて
 11 シャルダン芸術の深い静けさ

第六章 《サン・マルコ広場:南を望む》の素晴らしさ
 1 ヴェドゥータの画家カナレット
 2 カナレットへの不当な低い評価
 3 カナレットの絵画技法の真実
 4 アリストテレス的本質模倣方法論
 5 主観内面の自己表現という妄想
 6 《サン・マルコ広場:南を望む》
 7 祝祭都市ヴェネツィア
 8 ヴェネツィアの素晴らしさを描くカナレット

第七章 《リュート弾き》の幻惑的な迫真性
 1 静物画と近代主観主義
 2 古代ギリシアのトロンプ・ルイユ伝説
 3 存在の本質の表現としてのトロンプ・ルイユ
 4 作品の水滴
 5 コピーないし再制作のもっているパワー
 6 芸術は、近代主観主義を超えている
 7 カラヴァッジョの静物画
 8 vanitas を超えているカラヴァッジョの静物画
 9 シャルダンの手法
 10 《カーネーションの花瓶》
 11 静物画が表現しているもの

第八章 《ミロのヴィーナス》のセクシュアルなたたずまい
 1 ギリシア美術史の中の《ミロのヴィーナス》
 2 ヘレニズム時代のギリシア美術
 3 普遍性の一つとしてのセクシュアリティ
 4 《ミロのヴィーナス》のセクシャアリティ
 5 《うずくまるアプロディーテー》
 6 《メディチのヴィーナス》

第九章 パルテノン神殿のたおやかな肉体性
 1 パルテノン神殿は人体である
 2 建築の芸術性
 3 ウィトルーウィウスの建築美学
 4 ウィトルーウィウスのシンメトリア人体根本理論
 5 宇宙−人間−建築の照応
 6 アルベルティのミーメーシス建築美学
 7 パルテノン神殿の美は人体美である
 8 古典芸術作品の味わい方

図版一覧

あとがき (二〇一四年一一月三日 ミケランジェロ生誕後五三九年の年に 青山昌文)


≪著者: ≫ 青山 昌文 (あおやま・まさふみ) 放送大学教授。博士(東京大学)。美学、芸術学、自然哲学。1952年、青森県に生まれる。1976年、東京大学教養学部教養学科フランス科卒業、教育学士となる。1978年、東京大学文学部美術学科卒業、文学士となる。1984年、東京大学大学院人文科学研究科美学芸術学博士課程単位取得満期退学ののち放送大学専任講師となる。1986年、放送大学助教授となる。2005年、東京大学より博士の学位を授与される。2006年、放送大学教授となる。これまでに、東京大学大学院、日本大学大学院、白百合女子大学、東京女子大学、埼玉大学、成城大学、富山大学等で、講師となる。主な著書に、『美学・芸術学研究』『芸術史と芸術理論』、編著書に『舞台芸術への招待』『社会の中の芸術』『比較思想・東西の自然観』(いずれも放送大学教育振興会)など。


青山昌文/坂井素思 編著、宮下規久朗 著 『社会の中の芸術 '10』(放送大学教材;総合科目、放送大学教育振興会、2010年) '11/04/09
青山昌文 『芸術史と芸術理論 '10』(放送大学教材;一般科目・人文系、放送大学教育振興会、2010年) '11/03/14
徳丸吉彦/青山昌文 編著、鷲田清一/卜田隆嗣/寺内直子/加藤厚子/福岡正太 著 『芸術・文化・社会 〔改訂版〕 '06』(放送大学教材;総合科目、放送大学教育振興会、2006年) '10/11/29

平井聖 『日本人の住まいと住まい方』(放送大学叢書021、左右社、2013年) '13/08/10
渡邊二郎 『自己を見つめる』(放送大学叢書006、左右社、2009年) '10/04/01
島内裕子 『徒然草をどう読むか』(放送大学叢書004、左右社、2009年) '10/03/29
長谷川眞理子 『動物の生存戦略 行動から探る生き物の不思議』(放送大学叢書002、左右社、2009年) '10/03/25
森谷正規 『比較技術でみる産業列国事情 アメリカ、中国、インド、そして日本』(放送大学叢書005、左右社、2009年) '10/03/24


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本「西洋美術史入門 〈実践編〉 (ちくまプリマー新書212)」池上英洋5

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おもしろいね、じっさい歴史を知ると深く勉強(研究)すると、「えっダメじゃん」てなことに、なるようなことはフツーにおおい、「ふぅ〜ん、そうだったんだぁ」
ものさし、価値観をはかる基準となるようなモノいうのか、判断基準みたいなモノね、子どものころからガッコウや大人たちに教え諭されてきたコトの、多くは“上”からおさえつけられてきたような、論理的な説明がなされることがなかった、だから仕方がない、それは、そう言ってる彼らにも説明ができない、よく分かってない、彼らにだって立場や体面がある、だから、めんどくさいことつべこべ言うな、と、それもひとつのおおきな社会性の側面で、それはまた、それを言われる側も、それで妙に納得ずくで、、、だからますますぼくは反発したくなった、反発した、いまも反発しつづけている、だいぶん草臥れてしまったけれども、ね

朝から行列に並んだ、約1時間半、寒空の下、足の先まで体の芯まで冷えた。歩いて部屋に戻ってガスヒーターで暖をとって、昼に温かい蕎麦を作って喰った。乾麺を茹でて冷水にさらして、だし汁を別に作って、冷水でしめた麺を湯通しして、アツアツのあんをかけて、、、ついつい真面目にやりすぎてしまう、悪い癖だが仕方がない、そういうものだ、それなりの年月をかけて、そこに落ち着いている、今のところ、この先どう転がるかは分からないけれども
そう、草月の黒松を買った。20コあれば、みんな集まっても足りるだろう。
いまは便利な世の中で、わざわざソコに行かずとも、ほとんどのモノは買える。とらやの羊羹は、崎陽軒のしゅうまいは、あれもこれもいわゆる“有名なモノ”は、そこらじゅうどこででも売ってる。誰でもお金を出せばいつでもお手軽に買える


――世界が変わる、名画の見方――
前作『西洋美術史入門』から さらに一歩奥へ

好評『西洋美術史入門』の続編。前作で紹介した、基本知識や鑑賞スキルに基き、エジプト美術から近現代の作品まで、さまざまな名作を実際に読み解く。

美術品の「物理的側面」と「精神的側面」を鑑賞しその社会性を読み解く、これが美術史の実践です。本書ではエジプト美術から現代絵画まで多くの実践例を紹介。前著『西洋美術史入門』から、もう一歩奥の世界へ誘います。


≪目次: ≫
はじめに

第1章 ひとつの作品をじっくりと読んでみよう
 サンティニャーツィオ教会の天井画/四つの大陸のイメージ/イエズス会による世界伝道/いつ、どこで、絵を見るか/だまし絵のクーポラ/ヴァーチャルな設計図/制作以前に起こったことがら/制作動機と主題選択

第2章 美術作品の何を見るか――一次調査と「主題と社会」
 美術作品とはなにか/「いつ、どこで、誰が」/年代と帰属の決め方/様式による分析/何が描かれているか――主題の決定/図像の「社会性」

第3章 さまざまな視点――美術品と社会の関わりをみる実践例から
1 比較からわかること――ツタンカーメンネフェルティティ
 多神教と一神教――美術における聖性と写実性
2 絵画はどのように見られたか――鑑賞方法が生み出す違い
 絵画と壁画の鑑賞方法の違い/小さすぎる足の理由/死せるキリストの見せ方――頭を垂れるキリスト像/聖痕のシンボリズム/舞台背景画のふたつのタイプ/王の視点から民の視点へ
3 どこまでが作品か――修復や保存の場面から考える
 あらわれたふたつの顔――カマッジョーレの修復のケース/消された顔――修復はどうあるべきだったか/木の文化と石の文化――風土と社会/素材とデザイン――東西における「オリジナリティ」の違い
4 様式と社会――世紀末のジャポニスム
 シノワズリー、ジャポネズリーとジャポニスム/ゴッホはいつからジャポニスム画家となったか/クリムトのジャポニスム
5 美的価値と社会――ナポレオンナチス・ドイツ
 ナポレオンの宣伝画家/アカデミズムの象徴となったラファエッロと、その失墜/ナポレオン戦争ルーヴル美術館の拡大/ウィーン会議と返還交渉――カノーヴァの東奔西走/おしつけられる価値観/奪われる美術品――戦争と所有者/作品は誰のものか

第4章 まとめ――より深い鑑賞のために
 一枚の絵を前にして、何をすべきか/推薦文献と参考資料

おわりに


≪著者: ≫ 池上英洋 (いけがみ・ひでひろ) 1967年広島県生まれ。東京芸術大学卒業、同大学院修士課程修了。東京造形大学造形学部准教授。専門はイタリアを中心とした西洋美術史・文化史。著書に『西洋美術史入門』(ちくまプリマー新書)、『死と復活――「狂気の母」の図像から読むキリスト教』(筑摩選書)、『レオナルド・ダ・ヴィンチ――西洋絵画の巨匠8』(小学館)、『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(編著、東京堂出版)、『恋する西洋美術史』『イタリア 24の都市の物語』『ルネサンス 歴史と芸術の物語』(いずれも光文社)、『神のごときミケランジェロ』(新潮社)など。

池上英洋 『西洋美術史入門』(ちくまプリマー新書、2012年) '13/10/17
池上英洋 『ルネサンス 歴史と芸術の物語』(光文社新書、2012年) '13/10/07
池上英洋 『神のごときミケランジェロ  Michelangelo Buonarroti 1475-1564 』(とんぼの本、新潮社、2013年) '13/10/02
池上英洋 『恋する西洋美術史』(光文社新書、2008年) '11/03/19
池上英洋 『イタリア 24の都市の物語』(光文社新書、2010年) '11/02/23


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本「黙示録 イメージの源泉 (岩波新書1472)」岡田温司5

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黙示録――イメージの源泉 (岩波新書)
○著者: 岡田温司
○定価: 本体840円+税
○ISBN: 978-4004314721





繰り返される数字の「七」、竜との戦い、輝く聖女と大淫婦――。禍々しくも強烈に惹きつける、謎めいた表象に溢れ返るテクスト「黙示録」。古代から現代に至る各種の芸術作品を参照しながら、歴史の結節点で繰り返し変奏されてきたその〈終末〉と〈再生〉イメージの系譜をたどり、この書が人間の想像力に与えてきた影響の本質に迫る。


≪目次: ≫
はじめに

第I章 「七」という数字 ――『ヨハネの黙示録』から――
七つの封印/七つのラッパ/七つの鉢/入れ子の「七」/幕間狂言/リアリズムと二元論/始まりと終わりの「七」/奇蹟の「七」、天使の「七」/数の神秘/基本の「四」/「十二」にまつわる数/悪魔の数「六百六十六」/栄光と破滅のモンタージュ/ヨハネの視点/ヨハネとは何者か?/疑念の芽/いつ書かれたのか?

第II章 終末の源泉 ――聖書のなかの黙示をたどる――
使徒パウロと黙示思想/復活はいかに起こるか/カテコン=抑えているもの/共観福音書の黙示/旧約聖書の黙示/『ダニエル書』の黙示/『エゼキエル書』の黙示/『イザヤ書』の黙示/「新たなるエルサレム」/外典『第四エズラ書』/外典『第一エノク書』/「裁き」と「終末」

第III章 変奏される神話 ――黙示録思想の展開――
「終末に飢えている」/強迫観念としての黙示録/いつキリストは再臨するか/オリゲネスの読み/「教会こそが天の王国」/希望と恐怖/アンチキリストとは何者か/父と子と聖霊の時代/エアキムが描くユートピア/聖フランチェスコ/ダンテの黙示録/教会の七つの時代/サヴォナローラの終末論/文学者たちの黙示録/哲学者たちの黙示録

第IV章 女の出番 ――重なり合う聖女と淫婦――
二人のヒロイン/二人の名脇役/他母神としての起源/「グレートマザー」として/「大淫婦」とローマ教会/高級娼婦として/悪徳の寓意として/イスラームの暗示/「天の女王」マリア/大天使ミカエルの竜退治/ローマ教会のシンボル/写本挿絵のなかでは/女とサタン

第V章 「敵」としてのアンチキリスト ――イメージの戦争――
「アンチキリスト」とは/描かれたローマ教皇/ルターとカルヴァンは/怪物としての教皇庁/カリカチュアの元祖/人間の母親から/今日のキリストは明日の・・・/ユダヤ人へのまなざし/中世の反ユダヤ主義/イスラームの姿/エイリアンをどう見るか

第VI章 カタストロフ ――怪獣、核、そして騎士――
ポルノグラフィーとして/怪獣映画と黙示録の獣/怪獣映画の図像学/黙示録を風刺する/神秘とユーモア/現代の悲劇として/現代の四騎士/映画のなかの四騎士/戦争と黙示録の騎士/「蒼ざめた馬を見よ」/第一番目の騎士/「現代の黙示録」

おわりに (二〇一四年一月 岡田温司)

主要参考文献


≪著者: ≫ 岡田温司 (おかだ・あつし) 1954年、広島県に生まれる。1978年、京都大学文学部卒業、1985年、同大学大学院博士課程修了、岡山大学助教授を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻、西洋美術史・思想史。著書、『もうひとつのルネサンス』『芸術と生政治』『フロイトのイタリア』(読売文学賞)『ジョルジョ・モランディ』(以上、平凡社)、『肖像のエニグマ』 『半透明の美学』 『グランドツアー』 『デスマスク』(以上、岩波書店)、『モランディとその時代』(吉田秀和賞)『ルネサンスの美人論』『カラヴァッジョ鑑』(編著)(以上、人文書院)、『処女懐胎』『マグダラのマリア』『キリストの身体』『アダムとイヴ』(以上、中公新書)ほか。訳書、ロンギ『芸術論叢』(監訳、ピーコ・デッラ・ミランドラ賞、中央公論美術出版)、アガンベン『イタリア的カテゴリー 詩学序説』(監訳、みすず書房)、『事物のしるし』(共訳、筑摩書房)ほか。


岡田温司 『アダムとイヴ 語り継がれる「中心の神話」』(中公新書、2012年) '12/12/03
岡田温司 『デスマスク』(岩波新書、2011年) '11/12/04
岡田温司 『ジョルジョ・モランディ 人と芸術』(平凡社新書、2011年) '11/07/01
岡田温司 『グランドツアー 18世紀イタリアへの旅』(岩波新書、2010年) '11/05/13
ロベルト・エスポジト 『三人称の哲学 生の政治と非人称の思想  Terza persona. Politica della vita e filosofia dell'impersonale, 2007 』(岡田温司 監訳、佐藤真理恵/長友文史/武田宙也 訳、講談社選書メチエ、2011年) '11/03/06
ロベルト・エスポジト 『近代政治の脱構築 共同体・免疫・生政治  Termini della politica, Comunita, immunita, biopolitica』(岡田温司 訳、講談社選書メチエ、2009年) '09/11/25
岡田温司 『マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女』(中公新書、2005年) '10/08/02
岡田温司 『キリストの身体 血と肉と愛の傷』(中公新書、2009年) '10/03/08
岡田温司 『フロイトのイタリア 旅・芸術・精神分析  Italia di Freud: Arre, Viaggio, Psicoanalist 』(平凡社、2008年) '09/12/14
岡田温司 『イタリア現代思想への招待』(講談社選書メチエ、2008年) '09/11/14
岡田温司 『『ヴィーナスの誕生』 視覚文化への招待』(理想の教室、みすず書房、2006年) '09/04/18



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本「落語の言語学 (講談社学術文庫2198)」野村雅昭5

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落語の言語学 (講談社学術文庫)
○著者: 野村雅昭
○定価: 本体1,050円(税別)
○ISBN: 978-4062921985






――なぜ、「ことば」だけで笑えるのか?――
落語家の「ことば」は、一般の言語行動とどう違うのか。志ん生、文楽から小三治、志らくまで、多彩な実演を分析し、特異な話芸の構造と魅力を解明。

えー、一席お笑いを申し上げます――。こんな「マエオキ」をなぜわざわざ言うのか。「マクラ」にはどんな形式と機能があるのか。「オチ」はなぜ、面白く感じられるのか。「ことば」だけで成り立つ特異な話芸の魅力を、言語学者が探究した異色の落語論。志ん生・文楽・円生から、小三治・小朝・志らくまで、豊富な実例でその「言語空間」の構造を分析する。


≪目次: ≫
第一章 落語の言語空間
 話芸としての落語
 落語のことば・落語家のことば
 談話としての落語
 落語の構造

第二章 マエオキはなぜあるのか
 マエオキについてのまえおき
 桂文楽のマエオキ
 一九六〇年ごろの落語家たち――その一
 一九六〇年ごろの落語家たち――その二
 大正うまれの落語家たち
 昭和うまれの落語家たち
 落語速記以前の状況
 近代落語の成立とマエオキ
 三遊亭円朝のマエオキ
 人情噺のマエオキの系譜
 マエオキの構造

第三章 オチの構造
 オチとはなにか
 オチの成立
 オチのいろいろ
 これまでのオチの分類 
 オチの分布
 ワライにおける緊張と緩和
 落語とクライマックス
 オチからみた噺の構成
 枝雀の四分類
 枝雀の分類と従来の分類の比較
 談話行動としてのオチ
 非言語行動によるオチ
 独話によるオチ
 対話によるオチ
 質問表現に対するオチ
 説明要求表現に対するオチ
 命令表現と行動
 命令表現に対する拒否表現
 判叙表現に対するオチ
 要求表現をともなうオチ
 判叙表現に対する拒否表現
 ジグチの構造
 ジグチオチの位置
 落語にはなぜオチがあるのか
 談話行動からみたオチの類型
 発話行動によるオチの分類

第四章 演題の成立
 落語の演題の特徴
 東京落語の演題
 演題の構成
 命名の視点
 演題における造語・命名の特徴
 上方落語の演題との比較
 演題の意味するもの

文献
あとがき (一九九四年晩春 著者)
わが青春の全落連と早稲田大学 (「早稲田学報」、一九九〇・六)
学術文庫版あとがき (二〇一三年晩夏 著者)
索引


※本書の原本は、一九九四年に平凡社より刊行され、その後、二〇〇二年に平凡社ライブラリー版として刊行されました。


≪著者: ≫ 野村雅昭 (のむら まさあき) 1939年東京生まれ。東京教育大学文学部卒業。都立高校教諭、国立国語研究所員、早稲田大学教授を経て、国立国語研究所名誉所員・早稲田大学名誉教授。専攻は日本語学。主な著書に『漢字の未来』『日本語の風』『落語レトリック』『落語の話術』など、編書に『日本語辞典』『新選国語辞典』『朝倉漢字講座』『現代日本漢語の探求』などがある。


延広真治 『江戸落語 誕生と発展』(講談社学術文庫、2011年) '11/05/09



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写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

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