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〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

本(教育・子ども・受験など)

本「帝国大学 近代日本のエリート育成装置 (中公新書2424)」天野郁夫5

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今なお大きな存在感を持つ旧七帝大。明治維新後、西欧の技術を学ぶため、一八八六年の帝国大学令により設立が始まった。本書では、各地域の事情に応じて設立・拡充される様子、帝大生の学生生活や就職先、教授たちの研究と組織の体制、予科教育の実情、太平洋戦争へ向かう中での変容などを豊富なデータに基づき活写。建学から戦後、国立総合大学に生まれ変わるまでの七〇年間を追い、エリート七大学の全貌を描く。


≪目次: ≫
プロローグ なぜ帝国大学か
 アメリカの大学で/七人の兄弟/帝国大学という命名/帝国大学の性格/揺るがぬ存在感/帝国大学の編成/総合大学主義/専門学校の存在/大学群のなかの帝国大学

第I部 誕生と発展
第一章 東西両京の大学――東京・京都
 帝国大学以前/専門学校の時代/大学像の模索/最初の帝国大学/京都――第二の帝国大学/貧弱な資源/京都帝大の挑戦/試験重視からの脱却
第二章 列島の南北へ――東北・九州・北海道
 明治三〇年代の「八年計画」/九州・東北帝大の誘致運動/京都帝大福岡医科大学/東北帝大という難題/古河家の寄附金/東北・九州両帝大の発足/北海道帝大の独立
第三章 拡充と増設――大阪・名古屋
 「大学令」の公布/高等教育拡張計画/帝国大学の整備/経済学部の新設/教養主義と法文学部/大阪――第六帝国大学/名古屋――最後の帝国大学/二人の姉妹/京城帝国大学/台北帝国大学/日本人のための大学か

第II部 高等学校生活
第四章 予科と教養教育の間
 大学という共同体/帝国大学予科/特異な学校/予科としての高等中学校/高等中学校から高等学校へ/専門学校化構想の挫折/教養教育と「新制高等中学校」構想/「学芸大学校」論の登場/新高等学校令と大学令/教養教育という建前/実体は帝国大学予科/高等学校の危機/大学予科への回帰
第五章 自由と人間形成
 予備教育の時代/外国語中心の「教養教育」/キャンパスライフ/寄宿舎と籠城主義/校友会の役割/自治と自由の形骸化/進学準備への傾斜
第六章 入試から進学まで
 高等学校と入学試験/「綜合試験」制度の導入/「分割制」と「集合試験」/「二班制」の導入/入試問題漏洩事件/帝国大学への進学/東京か京都か/高校卒業者の進路/ペッキングオーダー

第III部 学生から学士へ
第七章 エリートたちの学生生活
 学生と学士/「大人」の学生たち/受験戦争と年限短縮論/試験漬けの帝大生/卒業成績と恩賜の銀時計/立派な卒業証書/学士という称号/学士会の発足
第八章 大正デモクラシーのなかで
 学制改革と帝国大学/試験重視の教育批判/教育の革新へ/廃止された卒業式と銀時計/秋入学から春入学へ/学生生活調査/楽ではなかった経済生活/勉強と娯楽と
第九章 官から民へ――職業の世界
 行政官僚の養成へ/帝国の人材育成基地/世人の批判/明治四二年の就業状況/実業界への進出/就職難の時代/学校斡旋と一括・定期採用/就職貴族の受難/書生から学生へ/帝大卒の就業状況/エリートの輩出率

第IV部 教授たちの世界
第一〇章 教授への道
 教授の共同体/「洋人・洋語学校」/留学というルート/教授の任用資格/大学院の開設/学位令と大学院/推薦博士の制度/養成システムの不備
第一一章 講座制と大学自治
 官僚としての帝大教授/教育研究の責任体制/講座制の実態/教授会自治へ/戸水事件と学問の自由/高等教員の供給基地/帝国大学間の格差
第一二章 学界の支配者たち
 大学自治と人事権/京都帝大「沢柳事件」/総長の選任/「大学制度改革私見」/待遇改善と停年制/研究環境の整備/未整備の大学院の改革/教授市場と帝国大学

第V部 終焉と転生
第一三章 大学財政の問題
 帝国大学と財政/自立への模索/特別会計制度の出発/挫折した基本金構想/定額支出制の導入/積算校費の時代へ/不足する研究費/科学研究費の制度化/時局と科学振興
第一四章 戦時体制のもとに
 帝国と大学の亀裂/京都帝大の滝川事件/荒木文相の人事介入/科学動員の時代/研究機能の強化策/理工系人材の育成策/困難な新設/理工科大学化への道/特別研究生制度/研究人材の確保策/付置研究所の大増設/戦後への遺産
第一五章 国立総合大学へ
 帝国大学の終戦処理/原子力・航空関連の研究禁止/教員の復学と追放/学生たちの戦後/帝国大学の「整備方針案」/「総合大学」化への動き/文系学部の新設/「女子帝国大学」構想/新帝大の誘致運動/六・三・三・四制への移行/帝国大学の位置づけ/帝国大学令の廃止/「国立総合大学」誘致運動/国立総合大学設置の一一原則

エピローグ 研究大学への道
 東京帝大の学制改革案/南原繁と天野貞祐/教刷委と別格化構想/学術研究所・大学院化/総合大学と複合大学/一県一大学原則/「特別の地域」/講座制への着目/温存された講座制/講座制か学科目制か/大学院の設置/資源の重点配分/「研究大学」への道

あとがき (二〇一七年新春 天野郁夫)
引用・参考文献
帝国大学 関連年表


≪著者: ≫ 天野郁夫 (あまの・いくお) 1936(昭和11)年、神奈川県生まれ。一橋大学経済学部・東京大学教育学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。教育学博士。名古屋大学助教授、東京大学教育学部教授、同学部長、国立大学財務・経営センター研究部長を歴任。東京大学名誉教授。専攻は教育社会学、高等教育論。著書、『高等教育の日本的構造』(玉川大学出版部、1986年)、『近代日本高等教育研究』(玉川大学出版部、1989年)、『旧制専門学校論』(玉川大学出版部、1993年)、『教育と近代化』(玉川大学出版部、1997年)、『日本の高等教育システム』(東京大学出版会、2003年)、『学歴の社会史』(平凡社ライブラリー、2005年)、『教育と選抜の社会史』(ちくま学芸文庫、2006年)、『試験の社会史』(平凡社ライブラリー、2007年、サントリー学芸賞受賞)、『国立大学・法人化の行方』(東信堂、2008年)、『大学の誕生(上・下)』(中公新書、2009年)、『高等教育の時代(上・下)』(中公叢書、2013年)、『新制大学の誕生(上・下)』(名古屋大学出版会、2016年)ほか。


竹内洋 『立志・苦学・出世 受験生の社会史』(講談社学術文庫、2015年) '15/11/23
斉藤利彦 『試験と競争の学校史』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/29
竹内洋 『学歴貴族の栄光と挫折』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/10



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本「東大教授 (新潮新書560)」沖大幹5

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東大教授 (新潮新書)
○著者: 沖 大幹
○定価: 本体700円(税別)
○ISBN: 978-4106105609







現役教授だからこそ、ここまで書けた! 「東大教授」とは、どのような職業なのか。年収や学歴は? 適性は? 勤務時間は? 専門分野の選び方やキャリアの積み方は? 入試の必勝法、教育や研究の醍醐味、出世の条件や名誉教授の資格、論文や会議の作法、有名人との交際、政府やマスコミとの折衝術、散歩の効用など。豊富な体験と貴重な情報から「東大教授」の「真相」を、スリリングな筆致で徹底解説。


≪目次: ≫
まえがき
 明日死ぬと思って生きよ。不老不死だと思って学べ。 (マハトマ・ガンジー)
 なぜ仕事をするのか/死ぬまでの暇つぶしのために/過程か、結果か/自由と名誉と資産がほしいなら/東京大学教授道

第一章 東京大学教授解体新書
 私が一日(留学先の学校を)欠席すれば 日本の近代化が一日遅れる (古市公威、帝国大学工科大学初代学長。フランス留学中に)
 大学教授の定義/年齢構成は?/なぜ「総長」なのか/最初の東大教授とは?/文明開化と東大/旧制第一高等学校とは?/東京大学名誉教授の条件/給与について/平均的キャリアは?/給与は増やせるのか?/勤務時間は?/散歩は有効か?/勤務はどう評価されるのか/車、個室、秘書など待遇は?/企業としての東大/安定した自由業

第二章 どうすればなれるのか
 人の行く裏に道あり花の山 いずれを行くも散らぬ間に行け (千利休の作とされる)
 世界一になるのは簡単/「東大卒」は必須条件か?/東大入学への道/「最難関」入試の考察/進学の振り分けは?/専門分野の選び方/研究室と指導教員の選択/勉強と研究の違い/失敗できる特権/価値ある研究テーマとは?/地球の水循環と世界の水資源/真のエンジニアとは?/研究のオリジナリティとは?/若者、ばか者、よそ者/研究はスポーツ的か、芸術的か?/動物的研究と植物的研究/流行と教養の論理/楽をするためならどんな苦労も厭わない/論文書きの論文読み/博士課程へ進むべきか?/「論文博士」とは?/東大教授になるチャンス/講座の大小/東大教授に向いている人とは?

第三章 社会的役割と権威
 包帯のような嘘を 見破ることで 学者は世間を 見たような気になる (中島みゆき 『世情』)
 専門家は偉いのか/日本を代表するには?/国の審議会に参加したら/政府の委員会での立ちふるまい/霞ヶ関の専門家になるには/国際会議の愉しみ/英語で講演するために/海外出張は魅力的か/政府や企業のトップへの講演/テレビ出演の注意/新聞や雑誌との付き合い方/政策立案支援と研究審査/論文執筆こそ命/有名学術誌から原稿を依頼されたら/教科書や雑誌に文章を載せる/書籍の執筆法/東大教授の著作はなぜ多くないのか/一般向けの講演も刺激的/講演料はいくらか?/東大教授の役得

第四章 醍醐味と作法
 「やる」か「やらない」かだ。「やってみる」という選択肢はない。 (ヨーダ 『スターウォーズ・エピソード后戞
 講義こそ自己啓発の源/研究指導の内幕/最近の学生気質/弱小チームでも勝つには/明日やろうは馬鹿野郎/ゼミは英語で/留学生の真実/外国人教員の損得/東大と国家百年の計/次世代を育てるには/教科書を書き換える研究/伯楽への道

第五章 知的生産現場のマネジメント
 いつかノーベル賞でも もらうつもりで ガンバッてるんじゃないのか (井上陽水 『氷の世界』)
 学内組織を円滑に運営するには/学内会議のしきたり/雑用を考察する/大学事務への思いやり/東大の予算とは?/研究室の改善法/同じ釜の飯を食う研究室/人事の妙/業務マネジメント/研究はポートフォリオ/時間を操るには/東大教授ほど素敵な商売はない

第六章 おわりに
 僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る (高村光太郎 『道程』)
 本書執筆の三つの理由/究極の目標は何か/知の統合のために/東大も日本の希望に

あとがき
参考資料


≪著者: ≫ 沖 大幹 (おき たいかん) 1964(昭和39)年東京生まれ、西宮育ち。東京大学卒。博士(工学)。気象予報士。現在、東京大学生産技術研究所教授。専門は水文学(すいもんがく)。著作に『水危機 ほんとうの話』など。日経地球環境技術賞、日本学士院学術奨励賞など表彰多数。国土審議会委員なども務める。

沖 大幹 『水の未来 グローバルリスクと日本』(岩波新書、2016年) '16/06/05


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本「立志・苦学・出世 受験生の社会史 (講談社学術文庫2318)」竹内洋5

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明治初期「勉強立身」の言説が高まり、学校の序列化も進むと、青少年の上昇移動への野心は新たな「受験的生活世界」を生み出す。怠惰・快楽を悪徳とし、受験雑誌に煽られて刻苦勉励する受験生の禁欲的生活世界を支えた物語とは何なのか。受験のモダンと、昭和四〇年代以降の受験のポストモダンを解読。


≪目次: ≫
はじめに

第一章 受験生の一日──明治四〇年七月九日
 第一高等学校入試会場/英語の問題と受験生の対処法/池田勇人も佐藤栄作も第二志望合格/旧制高校のランキング/猫の目入試改革のはじまり/予備校ブームと名物教師の元祖/私立大学が予備校を経営したわけ/明治のベストセラー参考書

第二章 勉強立身から順路の時代
 勉強ハ冨貴ヲ得ル資本/『学問のすゝめ』と『西洋立志編』のコピー投書/勉強立身ルートに馴染みがない民衆/受験的生活スタイルの原型/武士の「立身」と町人の「出世」/勉強立身という新しいパラダイム/人材選抜の四類型/僥倖から秩序の時代へ/学校ガイドブックの登場

第三章 受験雑誌の誕生
 「遊学」は明治二〇年代のキーワード/受験雑誌の源流/受験! 受験!/中学生の進路/第一高等学校の入学試験ほどむつかしき試験は少なし/難問奇問批判第一号/高等学校・官立専門学校の入試の激化/どこへでも入りさえすればよい主義の芽生え/二大月刊受験雑誌の登場/歐文社と螢雪時代/受験雑誌は日本的現象

第四章 「受験生」という物語
 受験生の誕生/小説にみる受験生/「諸君大いに苦しみ給へ」/努力とガンバリズムの時間と空間/神経衰弱という病/受験雑誌はガンバリズムの刺激剤/日本の入試問題と溜め込み型学習/イギリスのAレベル試験/戦前は論述式試験/「英語は実力」の本当の意味/作文は決意表明を要求/記憶妙剤壮士丸/『セルフ・ヘルプ』が読まれたわけ/学歴エリートと民衆の通奏低音/受験の“物語”と“現実”のずれ/受験雑誌の最大の機能

第五章 苦学と講義録の世界
 学校の隠れたカリキュラム/勉強立身の空転と苦学ブーム/苦学の変質と便乗悪徳産業/新聞配達と人力車夫/苦学サバイバル率は一〇〇人に一人/堕落経路/講義録会員は中学生の数よりも多かった/講義録のユーザーはどんな人/講義録と専門学校入学者検定試験/専検合格率/専検から高校という大障害レース/クール・アウトとは/講義録は時間稼ぎ/独学・苦学者へのスティグマ/旧制高校文化と苦労人的ハビトゥスの距離/教養主義という虚構

第六章 受験のポストモダン
 昭和四〇年代までは受験のモダン/目標の脱神秘化/投資の拒否/試験の秘儀牲が剥がれるとき/受験産業は教育とアカデミズムの秘密を暴く/クール・ダウン=柄相応主義/予期的選抜の時代/学歴だけでは不十分/学歴は弱い資本/ハビトゥスの現在/受験現象のゆくえ

アフター大衆受験圧力釜社会論 学術文庫版あとがきにかえて (二〇一五年八月一日  竹内 洋)
 偏差値受験体制の終焉/学力・学歴をめぐる「顕教」と「密教」/症候とシナリオ




※本書の原本は、1991年2月に講談社より刊行されました。


≪著者: ≫ 竹内 洋 (たけうち よう) 1942年東京都生まれ。京都大学教育学部卒業。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。教育学博士(京都大学)。京都大学大学院教授、関西大学教授を経て、関西大学東京センター長。京都大学名誉教授、関西大学名誉教授。主な著書に、『メディアと知識人』『大衆の幻像』『丸山眞男の時代』『社会学の名著30』『教養主義の没落』『学歴貴族の栄光と挫折』などがある。

竹内洋 『学歴貴族の栄光と挫折』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/10

村上一郎、竹内洋 解説 『岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義』(講談社学術文庫、2013年) '14/01/11
斉藤利彦 『試験と競争の学校史』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/29



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本「教育委員会――何が問題か (岩波新書1455)」新藤宗幸5

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いじめや体罰事件、教科書採択、日の丸・君が代問題・・・・・・。学校運営をめぐり、頻繁に登場する「教育委員会」とは、いったいどんな組織なのか。学校や保護者とどのような関係にあるのか。そして自治体の首長から教育委員会廃止論が出てくるのはなぜか。見えにくい組織の仕組み、歴史、問題点の全容を解き明かし、抜本的な解決策を具体的に示す。


≪目次: ≫
第1章 いま、なぜ、教育委員会が問われるのか
 1 いじめ問題と教育委員会
教育委員会への関心/傍聴者「ゼロ」の会議/教育行政の「隠れた存在」/大津市いじめ自殺事件/消極的対応の背景にあるもの/学校選択制と「評判」
 2 教育現場との乖離
都道府県教育委員会と市町村教育委員会/「ゆとり教育」と「指導力不足教員」/教育委員会と教育庁・教委事務局
 3 「教育委員会廃止論」の台頭
地方分権改革の影響/首長たちの教育委員会批判/第二七次地方制度調査委員会の答申/教育委員会改革にかかわる答申/教育委員会制度選択制の波紋/教育委員会廃止のなかみが問われる
 4 「首長 vs 教育委員会」なのか
大阪市の教育行政基本条例/橋下大阪市長の思惑/なにが問われているのか

第2章 教育委員会とは、どんな組織か
 1 教育委員会の役割とは
教育委員会制度をささえるもの/民衆統制と専門性/教育委員会制度の枠組み/教育委員会のしごと/大きい教育委員会の裁量/教職員人事をめぐる権限/都道府県教委は市町村教委の上位「機関」
 2 教育委員はどのように任命されるか
首長による提案と議会の同意/選任はブラックボックス/教育委員会の顔ぶれと経歴/教育委員としての活動/教育委員としての教育長の選任/教育長人事を「傍観」する議会と教育委員
 3 エリート教員が支配する教育委員会事務局
教育庁の組織と人員にみる特徴/指導主事の役割/だれが指導主事に任用されるのか/インナーサークルの根底にあるもの/指導主事のしごとは、マニュアルづくり/学校現場と教員の指導
 4 学校と教育委員会のあいだ――教員評価システムから教科書採択まで
楽しさと憂鬱/教員の管理を推し進める教育委員会/教科書の無償化と採択のシステム/教員が主体的にかかわれない教科書でよいのか

第3章 教育委員会制度は、なぜ誕生したか
 1 戦後改革と教育の民主化
戦前期の地方教育行政/米国教育使節団がしめした根底からの改革/文部省による教育の民主化と独立性の追求/教育委員会制度のスタート
 2 文部省「生き残り」の謎
中央教育行政組織の改革構想/なぜ、GHQは文部省を存続させたのか/文部省の新たな装い/濃くなる「上意下達」の色彩
 3 「教育統制」のスタート
『教育委員会月報』による指導・助言/学習指導要領による指導・助言/濫設された教育委員会・事務局との協議機関/教員・教員経験者が多数を占める教育委員/日教組対策としての教育二法
 4 廃止された教育委員会法――地方教育行政法案の争点
最大の争点・教育委員公選制の廃止/教育委員会制度協議会/政令諮問委員会と第一次地方制度調査会による任命制/公聴会における公選制への期待意見/公聴会における公選制への批判意見/警官隊導入のもとで成立した地方教育行政法

第4章 タテの行政系列のなかの教育委員会
 1 確立されるタテの行政システム
教育委員・教育長は、どう変わったのか/教育長任命の実際/教委の「職務権限」/中央―自治体関係/教育行政にも「機関委任事務」が/タテの行政系列の制度化/首長と教育委員会/なお大きい教育委員会の組織と権限/地方分権改革のスタート/二〇〇〇年改革でも変わらないタテの行政系列
 2 タテの行政系列をささえる人びと
国庫負担率切り下げにも従順な教育関係者たち/文科省の傘下の「教育団体」/タテの行政系列の核心――全国都道府県教育長協議会/「共同統治ルール」による教育行政
 3 教育行政をささえる論理は、妥当だろうか
指導・助言・援助・勧告/「教育行政の一般行政からの分離・独立」論とその後/専門性の重視/中央教育行政組織を「無視」した教育委員会論
 4 荒廃しゆく教育――文科省と首長の二重支配
「新自由主義」と「新国家主義」の台頭と教育行政/全国学力テストの再スタート/足立区学力テスト不正事件/「結果を公表せよ」プレッシャー/日の丸・君が代の強制と「教育の荒廃」/「烙印」を押される教員たち/東京都教育委員会による「一〇・二三通達」/教育を蝕む新自由主義と新国家主義

第5章 教育を市民の手に取り戻すのは可能か――地方分権と民衆統制への道
 1 市民の手による教育の基礎条件
教育の目的とは、なんだろう――ふたつの教育基本法/多角的な視野をもった子どもたちを育てる/教科書無償化はだれにとっての勝利か/ナショナルミニマムとナショナルスタンダードの峻別
 2 教育における「政治的中立性」とはなにか
語られるほどには、さだまらない概念/概念の限定と教育行政の中立性
 3 タテの行政系列を廃止する
教員人事権を市町村に/教員人事権移管のメリットとデメリット/ナショナルスタンダードに純化した中央教育行政組織/地方分権改革と教育行政組織の自己決定権
 4 教育委員会に代わるシステムへ
直接参加民主主義としての学校づくり/学校委員会の役割/教科書の選定と採択/首長のもとの教育行政組織

あとがき (二〇一三年一〇月八日 新藤宗幸)
主な参考文献


≪著者: ≫ 新藤宗幸 (しんどう・むねゆき) 1946年神奈川県生まれ。中央大学大学院法学研究科修士課程修了後、東京市政調査会研究員、専修大学法学部助教授、立教大学法学部教授、千葉大学法経学部教授をへて、後藤・安田記念東京都市研究所研究担当常務理事、千葉大学名誉教授。専攻、行政学。著書、『行政指導』『技術官僚』『司法官僚』(以上、岩波新書)、『新版 行政ってなんだろう』(岩波ジュニア新書)、『財政投融資』(東京大学出版会)、『政治主導』(筑摩書房)、『司法よ! おまえにも罪がある』(講談社)、『日曜日の自治体学』(東京堂出版)ほか多数。



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本「いじめ問題をどう克服するか (岩波新書1456)」尾木直樹5

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いじめを苦に子どもが自ら命を落とす事件が後を絶たない。いまや社会全体で問題の克服を真剣に考えるべきではないか。長年、子どもや教育の問題に向き合ってきた著者が、子どもの関係性の変化、集団主義が浸透する教育現場など、今日のいじめの背景を分析。いじめを防止するために学校、家庭、社会がすべきことを具体的に提言する。


≪目次: ≫
はじめに――いま、いじめ問題に向き合う

第1章 繰り返されるいじめ問題
 1 いじめはどのように問題化してきたのか
社会問題としてのいじめ問題/四つのピーク期
 2 いじめの定義はどう変わってきたのか
「弱い者いじめ」なのか?/深刻か、継続的か/より実態に近い定義に
 3 いじめ問題はなぜ風化したのか
教育現場の変化/形骸化する「いじめゼロ」/実態の把握に向けて

第2章 いじめが見えなくなるとき―変わるいじめの構造
 1 見えにくい今日のいじめ
いじめの「日常化」――第一の特徴/いじめの「流動化」――第二の特徴/いじめの「透明化」――第三の特徴
 2 「逃げ場」のない子どもたち
閉じられた友だち関係の中で/閉じられた関係の中で/学校的価値観の浸透/家庭にも学力競争/いじめが深刻化する危険性
 3 子ども社会のIT化といじめ
インターネットといじめ/IT社会の中の子ども/高まる子どものネット依存/ますます逃げ場がなく、見えにくくなる/繰り返され、更新されるネットいじめ/新たなネットいじめ/思春期の危機とインターネット/ネット・リテラシーの確立を

第3章 なぜ、いじめは深刻化するのか――大津事件からみえてきたもの
 1 大津事件の経過を振り返る
  (1) 事件の発覚と学校・市教委の対応
失われた命/いじめが原因?/裁判の場へ/「家庭の問題」という虚構/第三者委員会の設置へ
  (2) いじめはどのように深刻化していったのか
荒れていったクラス/仲良しグループとして/「プロレスごっこ」の変化/より過激な暴力へ/体育大会当日/「自殺の練習」の強要
  (3) いじめを止められなかった教師
教師は気づかなかったのか/担任の教師/教師たちは気づいていた/被害生徒に被害をたずねる愚/いじめではなく、ケンカ?/被害者の複雑な心境
 2 学校はなぜいじめを防げなかったのか
  (1 ) 教師に見られる問題
単なる力量不足か?/思春期に対する認識不足/いじめに対する理解不足/いじめ対策の研修の必要性/形骸化するスクールカウンセラー制度
  (2) 学校現場の変容がもたらした問題
いじめを防ぐ学校の力は?/教師の多忙化と同僚性の喪失/形骸化する目標と実践/学校選択制がもたらすもの/個よりも集団が優先される日本の学校
 3 問われる教育委員会の役割
自らの役割を放棄した市教委/歪んだ権力構造と密室性が生んだ汚職事件/教育現場や市民の視線からの乖離/教育委員会に市民の目を
 4 誤った対策がいじめを深刻化させる
大津事件を契機に/道徳教育の強化/「出席停止」など、加害生徒への厳罰化/警察の学校現場への積極的な介入

第4章 いじめ問題を繰り返さないために――国・地域・学校の取り組み
 1 いじめ防止対策推進法の成立――どう活かすか、課題は何か
法制化の意義/いじめ問題の重要性を共通の理解として/民主党の「いじめ対策推進基本法案」/いじめ対策を重視する自民党/実効性と計画性/残された問題と課題/実効性を高めるために/法を活かすのは私たち
 2 海外の事例にみる――アメリカで広がるいじめ対策法
アメリカのいじめ対策法/マサチューセッツ州のいじめ対策法/定義の明確化、実効的な対策
 3 はじまる地域・学校での取り組み
地域での取り組みへ
  (1) 子ども目線で――岐阜県可児市、滋賀県大津市の取り組み
地域全体で取り組む/第三者機関としての「いじめ防止専門委員会」/子どもの目線で/子どもたち自身の手で/課題が残された「大津市いじめ防止条例」/事件の教訓を活かすために
  (2) 子ども主体で――足立区辰沼小、愛知県東部中学校の取り組みなど
辰沼キッズレスキュー/大河内君の遺志を継いで/地域市民と学校を結ぶ市民参加型の「愛知サマーセミナー」/主体は子ども

第5章 いじめ問題を克服するために
 1 教育の目標を根底から問い直す
  (1) これまでの教育改革を点検する
前のめりの「教育改革」主義がもたらしたもの/共同と創造の教育改革こそ
  (2) 教師の力をどう発揮させるか
教師の多忙感を「やりがい」と「充実感」に/いじめを防止するための研修制度
  (3) 学校文化、教育目標の転換
「集団」を優先する教育、「個」を尊重する教育/「教育の自由」と「個」も尊重を掲げるオランダ/シチズンシップを養うための教育/シチズンシップの希薄な日本社会/学校文化を支えるヒドゥン・カリキュラムを問い直す/いじめ防止実践プログラム
 2 重要な「第三者」の役割
  (1) 第三者機関の存在の重要性/国連子どもの権利委員会からの問題提起/第三者機関の二つの機能/独立した権限のある機関として/子どもに対する細心の配慮/応報的ではなく、修復的な対応/透明性と客観的な評価/第三者機関を担う委員の条件
  (2) 「第三者」としての「傍観者」の役割
被害者でも加害者でもない、第三者の子ども/「傍観者」から「仲裁者」への転換を
 3 いじめを人権問題としてとらえ直す
子どもに対する人権意識の低さ/子どもの権利条約を浸透させてこなかった日本/いじめに対する国連からの勧告/生きる権利の侵害としてのいじめ/教育を受ける権利の侵害/人間関係性の視点から/人権の視点から加害をとらえ直す/主体的な存在として/「子どもの電子メディア憲章」に学ぶ――子ども参画・子どもの権利の視点から
 4 社会全体でいじめを克服する
社会で変えていくために/地域の学校参加/加害者にしない育て方――家庭が目指すこと/自分の子どもがいじめられたら/大人社会も変わる契機に

おわりに――現実に向き合う勇気 (二〇一三年一〇月 尾木直樹)

主要参考文献


≪著者: ≫ 尾木直樹 (おぎ・なおき) 教育評論家、法政大学教職課程センター長・教授、臨床教育研究所「虹」所長。1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、海城高校や公立中学校などで教師として22年間、ユニークで創造的な教育実践を展開。その後、臨床教育研究所「虹」を設立し、子どもと教育などに関する調査・研究活動に取り組む。また全国への講演、テレビやラジオへの出演などでも活躍、「尾木ママ」の愛称で親しまれる。著書に、『子どもの危機をどう見るか』 『思春期の危機をどう見るか』(以上、岩波新書)『「学び」という希望』 『いじめ問題とどう向き合うか』(以上、岩波ブックレット)、『「ケータイ時代」を生きるきみへ』(岩波ジュニア新書)、『「全国学力テスト」はなぜダメなのか』(岩波書店)、『尾木ママの「叱らない」子育て論』(主婦と生活社)、『尾木ママの「脱いじめ」論』(PHP文庫)、『グローバル時代の子育て、教育』『いじめのない学校といじめっ子にしない子育て』(以上、ほんの木)など多数。




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本「中学・高校教師になるための教育心理学 〔第3版〕  Educational Psychology For Teacher Training, 3rd ed. (有斐閣選書)」心理科学研究会 編5

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中学・高校教師になるための教育心理学 第3版 (有斐閣選書)
中学・高校教師になるための教育心理学 〔第3版〕  Educational Psychology For Teacher Training, 3rd ed. (有斐閣選書)

○著者: 心理科学研究会 編、都筑学/田口久美子/馬場久志/藤岡秀樹/大津悦夫/加藤弘通/野村勝彦 編著、伊田勝憲/赤木和重/布施光代/塚野州一/渡辺顕治/戸田有一/村澤和多理/白井利明 執筆
○出版: 有斐閣 (2012/4, 単行本 298ページ)
○定価: 1,995円
○ISBN: 978-4641281271



高校の指定校推薦で、音大とか、大学の音楽学部にすすんで、幼稚園の先生になる、プランは、どうやら制度的なモンダイから無理みたい。
まず、指定校で音楽系のところが三つだけ。そのいずれも、中学・高校(もしくは小学校)の教員資格となるようす。専門的な科目であることを考えるには、そして、幼児教育もまた別の意味での専門性を要求されることを考えるには、そういうことなのであろうか。
さらにくわしく調べてみよう

さて、いま高校二年生のぼくのむすめの、進路、大学進学と就職とかについて、このところ週にいちどくらいのペースで会って話してる。これまで三度ほど話したが、かみあわない。しかたがない、あきらめるか、腰を据えて取り組むか。漸進、慌てて急いで為したことのおおむねは身につくことがない。それなりの時間と労力を費やして、しかるべき段階を踏んで築きあげる、みたいな。
どうなることが好適であるのか、もちろんむすめの人生は、その主体はむすめ自身であり、周りがなにをどれだけ騒ごうとも、主役が踊らなければ、みずからことを為すことなくしては、どうにもしようがない。にしても、ボンヤリしていて、そのくせ、他人の意見を受け容れる態度を示さない。
しかしそれは、まるでデジャヴュ、かつてのみずからの、いや、いまでもかわらずそうなのであって、だからいろいろうまくいってないような、ぼくの似姿、かと。それゆえ気に障ること甚だしい。
あの手この手を考えて、あちらからこちらからアプローチをこころみる。
同じ失敗を、指をくわえて手をこまねいてぼんやり見ていて、「ほらね」(だから言わんこっちゃぁない)だけはどうしても避けたい、困難



1993年7月30日 初版第1刷発行
2002年2月28日 改訂版第1刷発行
2012年4月10日 第3版第1刷発行


生きた教育心理学のテキスト。内容・構成ともに全面改訂!

中学・高校に焦点を当てたユニークなテキスト。法改正や学習指導要領の改正をふまえるとともに「歴史的な変化を捉えた、今を生きる生徒の理解」「教室の外にも目を向けた、生徒の生涯発達を見通せる教師の育成」をコンセプトに、内容・章構成ともに全面改訂。

教育心理学の理論を紹介するだけでなく、教育現場における生徒と教師の関係を強く意識し、よりよい教育現場を創りあげるためのテキストとして叙述されています。教師としていかに生きるかを考えるための生きた教育心理学テキストです。


≪目次: ≫
第3版はしがき (2012年1月 編集委員会委員長 都筑 学)
はしがき (1993年5月 編集員会委員長 大津悦夫)

執筆者紹介

第I部 学校、生徒・教師の今
第1章 生徒の生活・世界、教師の生活・世界
第1節 学校と社会の現状
1 教師をめざすあなたへ/2 学校教育の発展の歴史と学校が果たしている役割/3 近年の社会状況と学校の存在意義
第2節 生徒の生活
1 学校生活と生徒/2 放課後の生活と生徒/3 家庭のなかの生徒
第3節 教師の生活
1 教師になるということ/2 教師の生活と教師の役割/3 教師に求められるもの

第II部 生徒
第2章 発達
第1節 発達とは何か――主権者としての発達
1 子どもをどうとらえるのか――発達と権利という観点
第2節 発達と教育との関わり
1 発達の規定因――遺伝と環境/2 発達と学習の規定因――早期における環境と発達の可能性/3 発達と教育の関わり
第3節 発達のプロセス
1 思春期・青年期の特殊性/2 発達理論から学ぶ/3 エリクソンの心理・社会的発達理論/4 社会・文化のなかでの子どもたちの生活
第4節 障害のある生徒の発達
1 発達障害とは/2 障害のある子どもを理解する――発達的視点から/3 思春期と発達障害
第3章 学習
第1節 学習の基礎過程――学びの基礎論
1 心理学の学習モデル/2 人の学習の特質
第2節 教科の学習――何をどう学ぶか
1 学校での学び/2 学科学習の特徴と意味/3 教科外の学び、中学校・高校での学び
第3節 学習動機づけ
1 外発的動機づけから内発的動機づけへ/2 外発的動機づけの区分/3 統制的動機づけと自律的動機づけ/4 学習性無力感と原因帰属/5 自己効力感――主体者としての感覚
第4節 学力形成
1 学ぶこととと自立すること――社会的自立のための学習/2 「学習」と「能力」と「学力」/3 人間としての卓越能力――新しい能力論への視点/4 社会のあらゆる領域を通じて

第III部 教師
第4章 教育指導
第1節 教えること
1 学校における学習指導/2 学習指導要領と社会/3 教えるとは子どもに学ぶこと
第2節 授業づくり
1 教材分析・教材研究・教材開発/2 同僚性を高める/3 指導形態の多様性/4 Less is more./5 子どもの好奇心を生かす授業
第3節 総合学習
1 総合的な学習の時間/2 「総合的な学習の時間」の授業づくりの留意点
第4節 道徳
1 学習指導要領における「道徳」の変遷と現行/2 『心のノート』の特徴/3 高校の「道徳」――茨木県における実践/4 「道徳」の指導を行うに際しての留意点/5 道徳性発達に関する心理学の諸理論と教育方法/6 問題行動の背景と対策
第5節 障害のある子どもを教える
1 「できないことをできるようにする」が教えることではない/2 障害特性に配慮した指導を大事にする/3 「やってみたい」「できるようになりたい」意欲を引き出す/4 「自分でできた」感覚を伝える/5 今を充実させる教育を
第5章 教育評価
第1節 教育評価とは
1 教育評価とは何か/2 教育評価の目的/3 PDSA(PDCA)サイクルと教育評価/4 評価方法の特徴
第2節 授業における評価
1 授業づくりにおける評価の考え方/2 わかる授業づくりと評価
第3節 進路指導と評価
1 指導要録/2 通知表/3 調査書/4 進路指導と評価
第4節 学校評価と教員評価
1 学校評価の目的/2 自己点検評価の実施/3 教員評価について

第IV部 生徒と教師の関係
第6章 生徒指導
第1節 生徒指導とは何か
1 生徒指導の定義/2 生徒指導のタイプ/3 生徒指導と教育相談/4 生徒指導と生活指導
第2節 学級づくり
1 学級という集団の特徴/2 学級の発達/3 教師のリーダーシップ/4 学級がもつリスク
第3節 生徒理解の原理と方法
1 生徒理解の必要性/2 生徒理解の原理と方法/3 生徒指導における連携
第4節 心理アセスメント
1 アセスメントとは/2 パーソナリティのアセスメント/3 認知機能(知的機能)のアセスメント
第5節 問題行動の理解と指導
1 問題行動とは何か/2 不登校/3 非行/4 学校の荒れ/5 いじめ
第6節 キャリア教育
1 キャリア教育とは/2 キャリア教育の実践例/3 キャリア教育の課題
第7節 障害のある子どもへの生徒指導
1 障害のある子どもの教育の場と支援システム/2 発達障害のある生徒の進学支援
第7章 教師として生きる
第1節 教師になるための学び
1 大学で何を学ぶか/2 教育現場から学ぶ/3 共同の力を身につける/4 教員採用試験に取り組む
第2節 教師の悩みと成長
1 教師の悩みとは/2 悩みの解決と成長に向けて
第3節 教師集団のなかでの教師の成長
1 研究授業・校内研修――力量形成・専門性の育成に向けて/2 教師の成長を加速させる同僚性と学びの共同体
第4節 学校づくりの課題
1 子どもの参加と自治/2 地域に根ざす学校づくり

事項索引
人名索引


≪編者: ≫ 心理科学研究会
≪執筆者・編集委員: ≫ 都筑 学 (つづき まなぶ) 中央大学文学部教授。
 ※編集分担: 第1章、執筆分担: 第1章
≪執筆者・編集委員: ≫ 田口 久美子 (たぐち くみこ) 和洋女子大学人文学群教授。
 ※編集分担: 第2章、執筆分担: 第2章1、2節
≪執筆者: ≫ 伊田 勝憲 (いだ かつのり) 北海道教育大学教育学部(釧路校)准教授。
 ※執筆担当: 第2章3節
≪執筆者: ≫ 赤木 和重 (あかぎ かずしげ) 神戸大学発達科学部准教授。
 ※執筆担当: 第2章4節、第4章5節
≪執筆者: ≫ 布施 光代 (ふせ みつよ) 明星大学教育学部准教授。
 ※執筆担当: 第3章1、2節
≪執筆者: ≫ 塚野 州一 (つかの しゅういち) 立正大学心理学部非常勤講師、富山大学名誉教授。
 ※執筆分担: 第3章3節
≪執筆者: ≫ 渡辺 顕治 (わたなべ けんじ) 民主教育研究所事務局長。
 ※執筆担当: 第3章4節
≪執筆者・編集委員: ≫ 馬場 久志 (ばば ひさし) 埼玉大学教育学部教授。
 ※編集分担: 第3章、執筆分担: 第4章1節
≪執筆者・編集委員: ≫ 藤岡 秀樹 (ふじおか ひでき) 京都教育大学教育学部教授。
 ※編集分担: 第4章、執筆分担: 第4章2、3節、同4節1〜4、第5章3節
≪執筆者: ≫ 戸田 有一 (とだ ゆういち) 大阪教育大学教育学部教授。
 ※執筆分担: 第4章4節5、6
≪執筆者・編集委員: ≫ 大津 悦夫 (おおつ えつお) 立正大学心理学部教授。
 ※編集分担: 第5章、執筆分担: 第5章1、2、4節
≪執筆者・編集委員: ≫ 加藤 弘通 (かとう ひろみち) 静岡大学大学院教育学研究科准教授。
 ※編集分担: 第6章、執筆分担: 第6章1、2、5節
≪執筆者: ≫ 村澤 和多理 (むらさわ わたり) 札幌学院大学人文学部准教授。
 ※執筆分担: 第6章3、4、6節
≪執筆者: ≫ 白井 利明 (しらい としあき) 大阪教育大学教育学部教授。
 ※執筆担当: 第7章1、4節
≪執筆者・編集委員: ≫ 野村 勝彦 (のむら かつひこ) 筑波大学特別支援教育研究センター共同研究員。
 ※編集分担: 第7章、執筆分担: 第6章7節、第7章2、3節




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本「教師が育つ条件 (岩波新書1395)」今津孝次郎5

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教師が育つ条件 (岩波新書)
教師が育つ条件 (岩波新書1395)

○著者: 今津孝次郎
○出版: 岩波書店 (2012/11, 新書 224ページ)
○定価: 756円
○ISBN: 978-4004313953




社会の鏡である学校において、教師が問われるべき資質・能力とは何か。いじめ問題や教師の問題行動の報道などに不安が巻き起こる今、求められるものとは。学校現場を育てるのは小手先の政策ではなく、教員集団であり、子ども自身であり、また保護者でもあることを多くの声から紡ぎ出す。教育の本源をみつめる一冊。


≪目次: ≫
はじめに
学級崩壊に直面/「大変なクラス」に向き合う/クラス再生の取り組み/教師の「声」を聴く

第1章 いま、教師は
1 余裕のない教師
多忙化する日常/教員のストレス
2 保護者との信頼関係
子どもと保護者の変化/学校へのクレーム
3 教師を育てる制度、教師が育つ道筋
新任教師のつまずき/教職資格と資質・能力
4 政策に翻弄される教師
曖昧な免許更新制/免許更新講習の問題点/免許更新制で教師は育つか

第2章 教師の質とは何か
1 教師の「質」を解きほぐす
「教師の資質は子どもが好きなこと」か?/資質・能力とコンピテンス(competence)
2 資質・能力の多様な側面
対人関係専門職としての教師/常に探究する姿勢こそ大切/個業から協業へ
3 資質・能力の六層構成
資質・能力は六層から成る/六層の相互関係
4 指導力不足教員
指導力不足とは/指導力不足教員の特徴

第3章 教師をどう育てるか
1 生涯学習としての教師教育
教員養成から教師教育へ/「教員養成」への偏り
2 教員養成を通じた育ち
大学教育と探究心/協業の構えと技能
3 現職を通じた育ち
現職研修の意味と意義/現職研修のさまざまなかたち/自主研修と校内研修/教育センターの研修/小学校理科実験の希望研修
4 指導改善研修を通じた育ち
指導改善研修プログラム/開放的学校環境のなかで

第4章 教師が育つ環境
1 「出会い」に囲まれる
「教師が育つ道筋」と「出会い」/「出会い」の仕組みと学校環境
2 教師を支援する人々
教師サポートネットワーク/ボランティア活動の可能性
3 生徒が育ち、保護者が育ち、教師も育つ
子どもとケータイ問題/高校生による自己規律主義/ケータイハンドブックの自主制作/保護者によるケータイ研修会/「生徒中心」で進める教師の育ち

第5章 「評価の時代」にどう向き合うか
1 すべてが「評価」に収斂する時代
「評価の時代」/三つの背景/(1)質の向上――学校教育の量的拡大から質的保証へ/(2)市場主義――教育サービスの需要者と供給者による学校市場化/(3)競争主義――客観的に測定できる学力・偏差値・進学実績が教育目標/テストで測れるもの/測れないもの/
2 「評価」と「査定」
「評価」の目的と方法/「評価(evaluation)」は「査定(appraisal, assessment)」とは違う
3 評価で育つ教師
教員の査定と評価/育ちの評価に向けて/学校評価と学校づくり

あとがき (二〇一二年一〇月 今津孝次郎)
参考文献


≪著者: ≫ 今津孝次郎 (いまづ・こうじろう) 1946年、徳島県生まれ。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士課程満期退学、博士(教育学、名古屋大学)。三重大学教育学部助教授、名古屋大学教育学部助教授、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授、名古屋大学教育学部附属中・高等学校長を歴任。名古屋大学名誉教授。専攻、教育社会学、学校臨床社会学、発達社会学。著書、『新版 生涯教育の窓』(第一法規出版)、『変動社会の教師教育』(名古屋大学出版会)、『増補 いじめ問題の発生・展開と今後の課題』(黎明書房)、『人生時間割の社会学』(世界思想社)、『教員免許更新制を問う』(岩波ブックレット)、『学校臨床社会学』(新曜社)、『教育言説をどう読むか(正・続)』(共編著、新曜社)など。


吉見俊哉 『大学とは何か』(岩波新書、2011年) '11/08/11
志水宏吉 『学校にできること 一人称の教育社会学』(角川選書、2010年) '11/06/14
志水宏吉 『公立学校の底力』(ちくま新書、2008年) '11/05/31
志水宏吉 『学力を育てる』(岩波新書、2005年) '11/05/25
斉藤利彦 『試験と競争の学校史』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/29
竹内洋 『学歴貴族の栄光と挫折』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/10
岩永雅也/星薫編著 『教育と心理の巨人たち '10』(岡崎友典/森津太子著、放送大学教材、放送大学教育振興会、2010年) '11/02/23
杉原厚吉 『大学教授という仕事』(水曜社、2010年) '10/12/30
門脇厚司 『社会力を育てる 新しい「学び」の構想』(岩波新書、2010年) '10/06/30





田園調布の並木の銀杏(イチョウ)の黄葉、銀杏(ギンナン)の落実、ふと思い立って(疑問を抱いて)見上げて見てみた、さて、ギンナンの実はどこにどのようになっているのか。しばらくピント(焦点)が合わない、ギンナンの実がイチョウの木のどこにあるのか見つからない。はたから見たら、サガシモノハナンデスカ、じ〜っとじ〜っと顔を上げて口をポカンと開けておおきな木を見上げている姿は

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本「家族という意志 よるべなき時代を生きる (岩波新書1363)」芹沢俊介5

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家族という意志――よるべなき時代を生きる (岩波新書)
家族という意志 よるべなき時代を生きる (岩波新書1363)

○著者: 芹沢俊介
○出版: 岩波書店 (2012/4, 新書 272ページ)
○定価: 861円
○ISBN: 978-4004313632
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どうなんだろう、いわゆる自明のこととして、それまで(ある時のある出来事を契機として、それ以前とそれ以降とはおなじであっておなじではない、なにが違う異なるということもなく)マッタク疑うこともなく、だから勝手に信じちゃっていたような、カンチガイ、、、もっとも、冷静な判断を伴わない熱情的な思い込みが、むしろときに意図せぬ効果をあげるようなことも、分かっていないくらいの方が無我夢中になれるのかもしれない、とは、みずからを振り返っても、わらっちゃうくらいにわらえない
まいにちまいにいつもいつも、家族について考えないときはない、つねに重要な課題のモンダイのひとつとして、あれやらこれやら体系的にまとめたいと試みつづけているのだが、、、この春四月に高校生になった娘のこと、ぼくの能力には、娘の父親として、そもそも父親としての役割を役割が社会的にもっとパーソナルにこまごまことごとくはたしてなにであるのか(なにではないのか)という問いからはじまるのだが、限界が制限があるなかで不可能性みたいなことを意識しながら、ぼくにできることできないこと、できなかったこと、いま考えて試みてやっていること、ひるがえって、その当時、今の娘とおなじ年頃のぼくがどうだったか、なにを考えていたか考えていなかったか(まァまァたいがいボンヤリしていたなァ)
すくなくとも、ぼくがいま考えるには(確信などない)、親子の関係において、一緒にひとつ屋根の下で日常生活を営もうが離れて暮らそうが、そのことによる大差はないだろう、むしろ、ある意味では、一緒にいて対面して接触をする時間が圧倒的に少ない(しかしゼロではない)ことのビハインドはいかようにも気持ちが意欲が意志があるならばリカヴァーできる方法や方策はあるだろう、いやむしろ、ぼくとしては言い訳する考えも手抜きをしてラクしておろそかにする気も、ない(ハタシテナニガデキルト、ドレダケリッパンコトヲナシエルトイウノカ、ムジカクナルコトコノウエナシ)
はたまたどうなんだろう、ぼくは娘の父親であって、そしてまた他方では、ぼくはぼくの父と母のあいだの子どもでもある。男三人兄弟の、父と母にとっての第一子として、じぶんで言ってしまうのもオカシイのだが、ぼくがこれまでずっと感じてきたこととして、「愛されている」とおよそつねになんとなくぼくは感じつづけてきた(もちろんときどきは感情に揺れが生じることは互いに生きた人間であればフツーのことであろうが)、ときにそれを重荷に感じて、どこまで期待していたのか(もしかしたら期待されてなどいなかったのかもしれないが)分からないけれど、期待はおうおうにして裏切られるものでもあって、ぼくは少なからぬ心苦しい心持ちが(幼少のころから蓄積されて)あるのだが、いまとなっては最近では、いろいろいろいろあって(なにということもなく年齢を重ねて)ようやく吹っ切れて開き直って悪くもよくも開放されて自然に振る舞えるようになったようなことの方を(などと言ってしまうほどにはカンタンな話ではなくって、そう、じっさいにぼくはホトホト困り果ててしまっていたあのころ、いいとしをした大人だとじぶんではいきがっていた30歳代後半になってまでも、もういまとなっては過去の話だから恥ずかしげもなく口外してしまうのだが、まさに寄る辺ない頼れるところがとりつく島がどこにもない真っ暗闇に独りぽつねんと取り置かれて喪失感に打ちひしがれていたときに、ホントに居場所はどこにもなくってイタタマレナイ、逃げ場も隠れ家もなどこにもなにもなくて途方に暮れていたときに、なにも言わずに受けとめてくれた、金銭的な援助もありがたかった助かったのだけれども、受け容れて受けとめてくれたことにどんなに生きた心地がしたことか、感謝しても感謝しきれない忘れない忘れられない記憶としてあったりするのだが)、結果として、まァそういうことなんだろうなァ、などと、このあたりの無自覚さは、ぼくの根底から消え去ることはないアイデンティティ


「家族」とは、「自分のいのちの受けとめ手が一緒にいること」。児童虐待、「所在不明老人」、孤独死、高止まりした自殺率……。受難の時を迎え、機能不全に陥った現代家族。今や、個々人が意識的に絶えず選び直さなければ成り立たなくなっているのではないか。不安の時代に生き延びていくための、居場所としての新しい可能性を探る。


≪目次: ≫
序章 「はかなさ」と「よるべなさ」
1 「はかなさ」
子どもの家族観・大人の家族観/無常
2 「よるべなさ」という感情
生きる基底の喪失がもたらす不安/絶滅の脅威/四つの罪とその責任

第1章 家族論の時代
1 家族を対象化したい
自分史風に/「対幻想」の衝撃
2 性を家族の基底に据える
対幻想という概念の三つの革命性/家族定義を比較する/吉本隆明の人間論/三層としての人間

第2章 「いのち」から考える
1 家族におけるいのち
「いのち」とはなにか/「子」という言葉/「親子なる」まで/受けとめ手になるということ/「母性」を考える
2 最初の受けとめ手
原初的母性的没頭
3 受けとめられ体験をもらう
受けとめ手が現れない/「ほどよい適応」を供給する/「侵襲への反応」/福祉という名のもとの虐待

第3章 自殺と中絶から見えてくるもの
1 忘れがたい事例
心中=自殺/男性同盟を生きる三人の男性/組織人間のよるべなさ
2 自殺の時代のはじまり
一九九八年――自殺率二四/アノミー社会/個人を襲うアノミー状況/一九九七年という区切り/高い男性の自殺率・低い女性の自殺率/女性はアノミー化の影響を受けにくい
3 人工妊娠中絶――対幻想の葛藤
家族の戦後性
4 孤独を遠ざける
孤独な男性・つながりを生きる女性

第4章 老いるいのちをまえにして
1 老いるいのちと私
老人ホームという場所/いのちの落日――父の場合/無音の人/「いのち」としてのみ「ある」ということ/所在不明問題/対幻想の消滅・消失/家族という意志
2 家族の中で老いる
「ある」と「する」/狭くなった対幻想空間/基準としての認知症/『恍惚の人』/選びなおされる対幻想
3 弄便と徘徊
弄便――うんちという移行対象/徘徊――よるべなさという不安の表出/「自己関係づけ」と「自己抽象づけ」/同伴者という存在

第5章 家族の絆を問いなおす
1 「無縁死」について
三万二〇〇〇人という数/アノミーということ/社会なき社会/自己本位主義的志向性の奔流
2 弱まる包容力
無縁化状態までの軌跡/家族感情の絶対条件/「引き取る」という言葉への違和感/対幻想が形成する包容空間/意図しないで起きた所在不明問題/自己本位主義的志向を肯定する/自分のもろさに触れること/許容の限界線
3 許容の限界線の果て
小説『黄昏記』/小説『黄落』/家族的情念/老いがなす本質的な貢献――いのちの戦略
4 自己本位主義的志向と個人化
携帯電話/静かなアノミー/対幻想を食べるということ

終章 「一緒の誰か」がいれば、一人、生きてゆける
1 自分の家に帰りたい
病院へ/自分の家に帰れない/リビング・ウィル
2 対幻想の最後のかたち
別々の場所へ/限定される家族的行為/「一緒の誰か」と、一人、生きてゆく


主要参考文献
あとがき (二〇一二年三月二二日 芹沢俊介)


≪著者: ≫ 芹沢俊介 (せりざわ・しゅんすけ) 1942年東京生まれ。評論家。上智大学経済学部卒業。家族や教育、犯罪などに関して積極的に発言を続ける。著書に、『家族の現象論』(筑摩書房)、『引きこもるという情熱』『経験としての死』『「存在論的ひきこもり」論』(以上、雲母書房)、『母という暴力』『家族という暴力』(以上、春秋社)、『もういちど親子になりたい』(主婦の友社)、『親殺し』(NTT出版)、『若者はなぜ殺すのか』(小学館101新書)、『家族という絆が断たれるとき』(批評社)、『ついていく父親』(新潮社)、『子どもたちはなぜ暴力に走るのか』(岩波書店)ほか多数。


モーリス・パンゲ 『自死の日本史  Maurice Pinguet: “La mort volontaire au Japon”, Éd. Gallimard, 1984 』(竹内信夫 訳、講談社学術文庫、2011年) '12/01/06






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本「さようなら、ドラえもん 子どものためのテツガク教室  Philosophy training for children」中島義道5

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さようなら、ドラえもん 子どものためのテツガク教室
さようなら、ドラえもん 子どものためのテツガク教室  Philosophy training for children

○著者: 中島義道、若泉さな絵 画
○出版: 講談社 (2011/7, 単行本 162ページ)
○定価: 1,260円
○ISBN: 978-4062170901
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ぼくにはどうにも相手の気持ちみたいなものがよく読めない分からないのだが、たとえば、こないだふと思ったんだけど、どうなんだろう、いわゆる日本語で、ぼくの母国語としての日本語を駆使して会話をしている場面とかでね、相手との会話がやりとりが意思の疎通が理解の度合いがどれほどなんだろう?、みたいなことを考えてみたときにね、50%くらいかなぁ、もしかしたら30%も分かっちゃいないのかもしれないなぁ、などと(ぼくはそう考えるのだが、相手がどう考えているのかは分からない)。そもそもぼくには、じぶんじしんのことだって、ジッサイよく分かっていない分からないことだらけで、どうなっちゃっているのやら困っちゃっていないものでもないのであって、その対応にそれなりの労力を費やす必要があると考えるようなところがあって、なかなかじぶん以外の他人にまでおもいたらない


カントの考えと全身で「格闘(かくとう)」してもらいたいんだ。そうした格闘のあとではじめて、どこがどう「わかんない」か正確に言ってもらいたい。それがテツガクすることなんだから。


≪目次: ≫
1章 なぜ、死んではいけないの?    テツガクって何だろう/何が「よい」ことで、何が「悪い」こと?/テツガクの父ソクラテス/カントというテツガク者の考える「よい子」とは/きみが心の底からほんとうに望んでいること/なぜだ、とどこまでも問うこと
2章 なぜ、ウソをついてはいけないの?    善意のウソはいいの?/ウソをついた自分を見つめてみる/人の命は大切だけど……?/「道徳的によい行為」と「美しい行為」
3章 なぜ、人に親切にしなければならないの?    みんな自分で自分をだましている/美しい行為を強制してしまう社会だとしたら……/その親切の動機は何だろう/「役に立つ」ことが「よい」こと?/自分が思っているとおり、という「真実」
4章 なぜ、勉強しなければならないの?    人間は考えるアシである/人生の暗黒面を見なくてはいけないときにそなえて
5章 なんのために、生きてるの?    試練の前にいるきみたちへ/自分の道を自分で選び、それを貫くために
あとがき (二〇一一年一月 粉雪の舞うウィーンで 中島義道)


≪著者: ≫ 中島義道 (なかじまよしみち) 1946年福岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了。哲学博士(ウィーン大学)。2009年、電気通信大学教授を定年前に退官。「哲学塾カント」を主宰。著書に『哲学の教科書』『「時間」を哲学する』『うるさい日本の私』『人生を〈半分〉降りる』『カイン 自分の「弱さ」に悩むきみへ』『差別感情の哲学』『「純粋理性批判」を噛み砕く』など多数。






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本「どのような教育が「よい」教育か (講談社選書メチエ507)」苫野一徳5

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どのような教育が「よい」教育か (講談社選書メチエ)
どのような教育が「よい」教育か (講談社選書メチエ507)

○著者: 苫野一徳
○出版: 講談社 (2011/8, 単行本 264ページ)
○価格: 1,680円
○ISBN: 978-4062585095
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ある意味では40歳になって大学に入学したぼくは、そう、それまでず〜っと心のどこかで(意識すると意識せざるにかかわらず、いまからふり返ってみるには小さくないモンダイで考えつづけていたんだろうなぁ)「大学教育(そもそも「教育」というもの)に、はたしてなんの意味が意義があるというのか?」、もちろんいまでも考えつづけている継続している、それなりに重要な(考えるに突き詰めて究めるに値するとぼくは考えている)課題なのであって、そう、40歳まで拒否して直視することを避けてきて、なんとかなっていたものなのか、いよいよなんともならなくなってしまったのか、まぁ、いろいろいろいろいろいろあって、ホントにいろいろ無いものでもなかったなぁなどと、もの思いに耽っている場合ではない、、、
たとえば、本書の冒頭(P.28)であり、終章(P.211)に、もちろん、本書の全般にわたって手を変え品を変えあちらからこちらからあの手この手でさまざまに精しく説かれるところの、
教育(の「本質」)とは何か。それは、「各人の〈自由〉および社会における〈自由の相互承認〉の〈教養=力能(りきのう)〉を通じた実質化」である。
と。もちろん、この部分だけ、およそ“結論”と言われれような、まさにそのピンポイントだけを書き抜いて、分かるもへったくれもないのであって、そう考えるにはぼくの行為の正当性自体が疑われてしかるべきであるんだろうけれども、しかしぼくにはとってもタイセツに思えて(なんだか素直に受け容れられた、分かったと言ってしまうほどにカンタンなものでもないんだけれども、どこか自然な感覚ですぅ〜っと這入り込んできた、ウレシカッタ、だから)、キーボードでうちこみたい刻み込んでおきたい、と欲した。そう、当為はたしかドイツ語のsollenでいいと思うんだけれども、英語でいうところのwill、意思といったところのドイツ語にwollenとsollenがあって、「ドイツ語には(wollenとsollenとの)違いがあるんです」といった言説だけはあらかじめどこかで何かの本で聞きかじって、「へぇ〜そうなんだぁ」と思った記憶だけが、それが一度や二度ではなかったであろうコトからも意識にないものでもなかったんだろうことから、ドイツ語を入門から初歩からベンキョウをはじめて(いまからおよそ一年半くらい前のこと)、そのwollenとsollenの差異の解説に触れたときの感動♪、思わず「うぉっ」って感嘆の声が漏れちゃうぐらいに、なんだったらオシッコちびっちゃうくらいにウレしかったことを、いまでも覚えている忘れない忘れられないんだょぅ


「ゆとり」か「つめこみ」か 「叱る」のか「ほめる」のか―― 教育の様々な理念の対立はなぜ起きるのか。教育問題を哲学問題として捉えなおし現代教育の行き詰まりを根本から解消する画期的著作!


≪目次: ≫
序章    一 本書の問い(答えを出せない教育学/初めの一歩から考え直す)/二 探究の方法/三 教育の考え方(相対化の論理をせき止める/共通了解の探求へ)/四 教育の「本質」素描(ヘーゲルの〈自由〉論と〈相互承認〉論)/教育とは何か/近代教育(学)批判への応答)/五 本書の構成

第一章 教育をめぐる難問
1 教育の論じられ方
    一 床屋政談/二 問題は「規範」
2 教育のいま    一 新自由主義教育改革/二 複雑化する対立軸/三 新時代の教育ヴィジョン/四 再び本書の問いへ
3 教育学の混迷    一 戦後教育学の行き詰まり/二 理想・当為主義/三 相対主義(不平等を再生産する学校制度/権力に従順な子どもを育てる学校/相対主義の問題)/四 規範主義

第二章 アポリアを解く
1 現象学の援用
    一 欲望相関性の原理/二 教育学への援用/三 社会・教育構想のための欲望論的アプローチ(人間的欲望の本質探求/本質を見極めることは可能か?/本質論は真理主義か?/欲望論は利己主義か?)
2 欲望論的アプローチとその優位    一 正義をめぐる混迷/二 道徳・義務論的アプローチ/三 状態・事実論的アプローチ/四 プラグマティックなアプローチ/五 欲望論的アプローチの優位

第三章 どのような教育が「よい」教育か
1 私たちはどのような生を欲するか
    一 ヘーゲル哲学の援用(ヘーゲル批判/ヘーゲル再評価の気運)/二 人間的欲望の本質は〈自由〉である(〈自由〉とは何か/人間は〈自由〉を求めるか?)/三 自由への欲望は他者からの承認を求める
2 「よい」社会とは    一 自由の相互承認/二 一般意思/三 原理と実践理論の区別
3 「よい」教育とは    一 公教育とは何か/二 なぜ公教育なのか?――教育は「個のためか社会のためか」を解消する/三 教育批判の根拠/四 〈教養=力能〉とは何か(学力の本質/―基礎知識と学び(探求)の方法/⊆らの教養/相互承認の感度=ルール感覚)/五 子どもの権利/六 公教育の「正当性」の原理(一般福祉/実践理論の展開へ)

第四章 実践理論の展開序説
1 教育方法の根本発想
    一 「経験」か「教え込み」か(経験主義とその批判/「経験」概念を編み直す)/二 目的・状況相関的方法選択
2 「よい」教師とは    一 信頼と忍耐/二 権威/三 教師の多様性と自己了解
3 「よい」教育行政とは    一 対立する議論/二 教育行政による支援

終章

あとがき

索引


≪著者: ≫ 苫野一徳 (とまの・いっとく) 1980年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。早稲田大学教育・総合科学学術院助手などを経て、日本学術振興会特別研究員(PD)。専攻は教育学・哲学。共著書に、『よい教育とは何か』(北大路書房)、『子どもと教育の未来を考える』(北樹出版)、『知識ゼロからの哲学入門』(幻冬舎)などがある。
ITTOKU TOMANO’s Website


吉見俊哉 『大学とは何か』(岩波新書、2011年) '11/08/11
志水宏吉 『学校にできること 一人称の教育社会学』(角川選書、2010年) '11/06/14
志水宏吉 『公立学校の底力』(ちくま新書、2008年) '11/05/31
志水宏吉 『学力を育てる』(岩波新書、2005年) '11/05/25
斉藤利彦 『試験と競争の学校史』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/29
竹内洋 『学歴貴族の栄光と挫折』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/10
岩永雅也/星薫編著 『教育と心理の巨人たち '10』(岡崎友典/森津太子著、放送大学教材、放送大学教育振興会、2010年) '11/02/23
杉原厚吉 『大学教授という仕事』(水曜社、2010年) '10/12/30
門脇厚司 『社会力を育てる 新しい「学び」の構想』(岩波新書、2010年) '10/06/30





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本「大学とは何か (岩波新書1318)」吉見俊哉5

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大学とは何か (岩波新書)
大学とは何か (岩波新書1318)

○著者: 吉見俊哉
○出版: 岩波書店 (2011/7, 新書 264ページ)
○価格: 861円
○ISBN: 978-4004313182
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さて、ぼくはいま大学生で、そして、ぼくの娘は高校受験を控えた中学3年生。ぼくの娘は、ぼくに似てなのかどうなのか(離別して久しいことから、なかなか会って話をすることも様子を聞くことも、関心や興味の、ときには苦悩や迷いや惑いのほどをも窺い知ることもままならない?!ことから、ぼくにはまったく分からない分からない分かりえないのだけれども)、どこかボンヤリしちゃっててピントがズレちゃっているようなところがないものでもないような気がしないものでもないのだけれども(みずからのことをふり返るには想像できないものでもない、だからといってどうにもカンタンに、どうこうできるようなものでもないことは、これまたみずからのことをふり返って考えてみるには、どうなんだろう??!)、そう、いまさらながらに41歳にして、ぼくは大学の2年目で、ちょうどすこしまえの7月末に第1学期の単位認定試験を終えて(結果を合否を今月下旬にあるはずの発表を、そう、1科目を落としてしまったかもしてないのだ、それによって、再試験を対策を追加で講じる必要が生じる、だからそれまで予定が確定しないのではあるが、待っている)、まさに第2学期の履修科目選択と学習プログラムを(現状に即して、およそ半年先の単位認定試験の時期までをも見据えて見越して)組み立てたところで、さっそく行動(学習)プログラムを開始しつつあるのだけれども、そうそう、ぼくは娘には大学教育を受けて欲しいと考えていて、その旨を本人にも伝えているんだけれども、当事者が娘その本人がどう考えているのかどの程度の認識でいるのかは、ぼくには分からない。どうなんだろう、ぼくとしては、可愛い目に入れても痛くない愛すべき娘の将来を案じて、などと言ってみるにはなかなかストンと腑に落ちない、なにか引っ掛かりのようなものがないものでもないのだけれども、もちろんストレートに障害なく順調に事が運んでくれることが望ましいであろうことは、親の立場というよりもトウゼンに本人がつよく望んで希求することであろう(いちいち意識して言うまでもないことなのかもしれない)けれども



いま、大学はかつてない困難な時代にある。その危機は何に起因しているのか。これから大学はどの方向へ踏み出すべきなのか。大学を知のメディアとして捉え、中世ヨーロッパにおける誕生から、近代国家による再生、明治日本への移植と戦後の再編という歴史のなかで位置づけなおす。大学の理念の再定義を試みる画期的論考。


≪目次: ≫
序章 大学とは何か    大学とは何か/爆発する大学/少子化日本の大学バブル/大学は、二度誕生している/メディアとしての大学/新しいリベラルアーツへ

第I章 都市の自由 大学の自由
1 中世都市とユニヴァーシティ
    大学に先行する都市的なるもの/組合団体としてのユニヴァーシティ/ボローニャ大学における法学の優越/コペルニクスと自由学芸としての数学
2 学芸諸学と自由な知識人    都市を遍歴する自由な知識人たち/イスラム経由のアリストテレス/アリストテレス革命と大学知/パリ大学における神学と学芸諸学
3 増殖と衰退――大学の第一の死    最初の爆発と普遍主義の大学/二つの普遍主義の間で/教会と大学――托鉢修道会問題/統一性の崩壊と凋落/終焉する都市=移動の時代

第II章 国民国家と大学の再生
1 印刷革命と「自由な学知」
    大学の第一の死/大学都市から印刷工場へ/出版という知識人ネットワーク/「大学」から「アカデミー」へ
2 「大学」の再発明――フンボルトの革命    大学の「第二の誕生」/有用性と自由な理性の葛藤/「理性」の大学から「文化」の大学へ/フンボルト型大学の特徴
3 「大学院」を発明する――英米圏での近代的大学概念    大学の新たな世紀へ/リベラルな知と「大学の理念」/「哲学の国民」から「文学の国民」へ/新大陸のカレッジとユニバーシティのあいだ/「大学院」というコロンブスの卵

第III章 学知を移植する帝国
1 西洋を翻訳する大学
    一九世紀非西洋世界の大学/幕末の危機と翻訳する志士/東京大学誕生と儒学・国学の衰退/官立専門学校と旧士族の転職戦略/日本の工学はスコットランド産
2 帝国大学というシステム    東京大学から帝国大学へ/森有礼と「帝国」の主体/「天皇」の大学としての帝国大学/専門学校群と京都帝国大学の設立/帝国システムとしての帝国大学/「設計」の学と「管理」の学
3 「大学」と「出版」のあいだ    明六社と私学のすゝめ/知的結社とエンサイクロペディア/「大学」に転身する私塾/吉野作造と明治文化研究会/相互依存する「出版」と「大学」/分裂する大学人と言論人/「もう一つの大学」のゆくえ

第IV章 戦後日本と大学改革
1 占領期改革の両義性
    占領期改革と「大学」への一元化/一元化をめぐる日本側の葛藤/シカゴ大学モデルの挫折/南原繁という謎/新制大学と一般教養教育
2 拡張する大学と学生叛乱    大学を「解体」すべし――叛乱する若者と新制大学/日大闘争東大闘争/私学主導の大学膨張路線/理工系の拡張――総力戦から高度成長へ/学生叛乱のなかで見出された「大学」
3 大綱化・重点化・法人化    大学紛争への政策的応答としての四六答申/九〇年代改革の原型としての四六答申/大学を「販売」すべし――規制緩和とサービス産業化/大学院重点化の逆説的帰結/国立大学法人化の現状/大学は誰のものか――公社化から法人化へ

終章 それでも、大学が必要だ    大学の窮状 国民国家の退潮/ポスト中世的大学モデルへ/新しい「印刷革命」と大学の知識基盤/官僚制的経営体のなかの「職業としての学問」/エクセレンスの大学とリベラルな知

あとがき (二〇一一年六月二〇日 吉見俊哉)
主な参照文献一覧


≪著者: ≫ 吉見俊哉 (よしみ しゅんや) 1957年東京都に生まれる。1987年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京大学大学院情報学環教授。専攻、社会学・文化研究・メディア研究。著書、『都市のドラマトゥルギー』(弘文堂、河出文庫)、『博覧会の政治学』(中公新書、講談社学術文庫)、『メディア時代の文化社会学』(新曜社)、『「声」の資本主義』(講談社)、『リアリティ・トランジット』(紀伊國屋書店)、『カルチュラル・ターン、文化の政治学へ』(人文書院)、『カルチュラル・スタディーズ』(岩波書店)、『万博幻想』(ちくま新書)、『メディア文化論』(有斐閣)、『親米と反米』『シリーズ日本近現代史9 ポスト戦後社会』(以上、岩波新書)ほか多数。

吉見俊哉 『万博と戦後日本』(講談社学術文庫、2011年) '11/08/03
吉見俊哉 『都市のドラマトゥルギー 東京・盛り場の社会史』(河出文庫、2008年) '10/10/31
吉見俊哉/テッサ・モーリス‐スズキ 『天皇とアメリカ』(集英社新書、2010年) '10/10/23
吉見俊哉 『博覧会の政治学 まなざしの近代』(講談社学術文庫、2010年) '10/10/13

志水宏吉 『学校にできること 一人称の教育社会学』(角川選書、2010年) '11/06/14
志水宏吉 『公立学校の底力』(ちくま新書、2008年) '11/05/31
志水宏吉 『学力を育てる』(岩波新書、2005年) '11/05/25
斉藤利彦 『試験と競争の学校史』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/29
竹内洋 『学歴貴族の栄光と挫折』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/10
岩永雅也/星薫編著 『教育と心理の巨人たち '10』(岡崎友典/森津太子著、放送大学教材、放送大学教育振興会、2010年) '11/02/23





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本「学校にできること 一人称の教育社会学 (角川選書480)」志水宏吉5

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学校にできること  一人称の教育社会学 (角川選書)
学校にできること 一人称の教育社会学 (角川選書480)

○著者: 志水宏吉
○出版: 角川学芸出版 (2010/11, 単行本 255ページ)
○価格: 1,785円
○ISBN: 978-4047034808
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よそ(四十)をすぎて思い立って大学教育をいま受けているぼく、ぼくの娘はいま中学三年生で高校受験を控えているハズなんだけれども
もしもあのときに、、、なぁ〜んてことは、時間を巻き戻して遡ることは不可能なことだから、考えるだけ無駄な無為なことであるのだろう、であってしかし、なんであのとき年若いころマジメに勉強しなかったんだろう、それなりに、ある意味ではもう少し要領ヨク?!勉強して、せめてルートから外れることがない程度に勉強に取り組んでいたならば、、、いやいや、とどのつまりは同じことかもしれない、正規のルートは正統は狭き道で生存競争が烈しく窮屈だろうからね、たぶんぼくには堪えられなくって耐えられなくって脱落しないとも限られない、もしかしたら生き残っていたかもしれないけれども、アタリマエのように脱落していたかもしれない、こればっかりは分からない(さらには結果についての善悪も好悪も、その判定や評価にいたっては、もっともっと分からない)
いま、機会を得て、あらためて学校教育を受けて(ぼくはウレシイ♪)、それなりの社会経験をよくもわるくもいいことも悪いことも少なからず経てきてね、さて、その意義みたいなものを


学校教育はどうあるべきか。そして、学校が備えるべき文化とは何か――。長年にわたる教育現場での体験と人権教育の精神。そこから導き出された、子どもを伸ばすさまざまな具体的プランとともに、「力のある学校」のつくり方を提言。学力問題など喫緊の課題にこたえる実践的な学校論から、生きることの意味への問いまで、教育社会学の新たな可能性を切りひらく試み。


≪目次: ≫
はじめに    社会教育学という学問との出会い/学校とはどういうところなのか/制度論的アプローチ、存在論的アプローチとは/現代日本の学校の見取り図を描く
1章 学校のどこが問題か――学校文化への視座    1 学校という空間(映画「アウト・オブ・アメリカ」/映画「学校」/学校に対する基本的な見方とは)/2 教育の二面性(教育という作用/教育は「象徴的暴力」/「若い世代に対する方法的社会化」/日本の教育学の「自信喪失」状況)/3 学校の形(学校特有のにおいと肌ざわり/「子どもという自然」/「学校文化」という言葉/イリッチ脱学校論)/4 学校の夢と挫折(近代学校制度にこめられた四つの夢/「学校とはよいもの」か/時代により大きく変化する学校との関係)/5 文化的再生産論からの示唆(学校のどこに問題があるか/アメリカの「不平等の生成」、ヨーロッパの「文化の再生産」/学校文化から排除されてきた人々/排除作用を伴う同化作用)/6 学校文化のさらなる探求に向けて(〈学校〉研究から〈学校文化〉研究へ/三つの層をもつ学校文化)
2章 どのように学校にアプローチするか――学校社会学の方法    1 はじめに――方法への問い(研究とは何か/研究には問い・対象・方法が必要/無我夢中で修士論文を書き上げる/解釈的アプローチへの傾倒)/2 「新しい教育社会学」と「解釈的アプローチ」(きっかけはイギリスへの関心/水と油ほど違うアプローチの方法/ウィリスの『ハマータウンの野郎ども』)/3 エスノグラフィー(日本の教育を解くカギは中学校にある/フィールドワークとエスノグラフィー/重要なのはイメージ/「学校文化を書く」という仕事/筆が鈍るとき)/4 学校現場の研究――臨床社会学の構想(学校臨床学との出会い/「臨床の知」という考え方/問題解決に資する、現場に根ざす/教育現場で研究者がもつ三つの軸)/5 研究の価値(研究の価値という問題/妥当性・適切性という研究の価値/研究と実践との関係性)/6 学校社会学が目指すところ(教育現場の状況を改善する力を発揮する)
3章 学校はどのように社会とかかわっているか――社会集団と学校    1 階層問題との出会い(鮮明だった階層の色分け/階層的背景と進学行動のコントラスト)/2 「階層と教育」問題へのアプローチ(丹波篠山での調査/SSM調査/大学生調査)/3 同和問題と出会う(東西での同和問題の温度差/同和問題と「出会い直す」/大阪の同和教育の伝統)/4 ニューカマー研究の展開(イギリスでの在外研究の経験/学校現場で何が起こっているかを実際に見てみる/ニューカマーの子どもたちが出会う、三つのハードル/ニューカマー教育から生まれた研究者たち/ニューカマー研究の再開)/5 「階層と教育」研究の今日(橋本健二の仕事――現代日本は五階級の闘争のアリーナ/吉川徹の仕事――「学歴こそが決定的だ」)/6 学校が社会を変える(階層・階級研究のリバイバル/社会をよくしていくこと)
4章 学校はどのように生徒を選抜するか――中等教育論    1 社会的選抜の焦点としての中等教育/2 「中等教育」の基本的性格(複線型→分岐型→単線型へ/三重に引き裂かれた性格をもつ日本の中等教育)/3 中等教育機関の「分化 differentiation」機能(「生徒文化の分化」との出会い/「トラッキング」という概念)/4 中等教育機関の内側を理解する(日本教育の本質は中学校にある/「教育」ではなく「指導」/「逆トーナメント」指導/イギリスと日本の中学校の違い)/5 日本における選抜様式の特徴(苅谷剛彦の研究――「学校に委ねられた職業選抜」/竹内洋の研究――「日本のメリトクラシー」/メリト・イデオロギーのゆらぎ/本田由紀の研究――「ハイパー・メリトクラシー」)/6 中等教育のこれまで・これから
5章 学校は何を生み出しているか――学力問題    1 学力をめぐる思い出から(教科間での成績の相関/「学力」というテーマ)/2 学力のどこが問題か――「効果のある学校」の発見(「学力低下論争」という物語/「2こぶラクダ化」傾向/「がんばっている学校」を見出す/「効果のある学校」論/「基礎学力保障のためのシステム」の存在/「集団づくり・仲間づくり」の指導/「教師のチームワーク・組織力」の高さ)/3 学力の構造を捉える――「学力の樹」の考え方(「学力の樹」というイメージ/「幹の学力」の時代へ/「学力の樹」の三つの要素の関係)/4 「効果のある学校」研究の展開(欧米の「効果のある学校」とは/「学力効果調査」/「しんどい子に学力をつける七つの方法」/どのようにして「効果のある学校」を割り出したか/見出された結果)/5 「つながり格差」仮説(クラスター分析/「都鄙格差」から「つながり格差」へ/教育コミュニティを創り出す)/6 社会関係資本と学力(「つながりの質」を問う/「ゲマインシャフト的つながり」「ゲゼルシャフト的つながり」)
6章 学校はどのように変化しつつあるか――教育改革    1 教育は動いている!(施策が現場を変える/世界の教育の潮流/「教育改革」というテーマ)/2 日本とイギリスの学校文化の比較(学校文化の違いが子どもの育ちに影響する/生活文化が反映する学校文化)/3 イギリスの教育改革(イギリスの三つの時代/「第三の道」という選択/第四の時代に突入したイギリス)/4 日本の改革動向(グローバル競争時代に入った学力をめぐる状況/教育制度における改革の動向/政府の教育へのスタンスに変化なし)/5 学校文化の変化(「ガンバリズム」は消えつつあるのか)/6 学校はどこに行こうとしているか(学力水準の向上をめざす教育改革への取り組み/子どもにとってよりよい学校をつくる/日本の学校をどうバージョンアップするか)
7章 学校のあるべき姿を考える――学校づくり    1 学校の力(理想的な中等学校とは/学校の力、果たす役割は大きい)/2 タワーとしての学校からツリーとしての学校へ――人権教育の視点(同和教育と人権教育の関連性/同和教育的実践のエッセンス/「ツリーとしての学校」とは/学校が育てる人材のタイプ)/3 「力のある学校 empowering schools」のスクールバス・モデル(「すべての子どもをエンパワーする学校」/大阪の「力のある学校」の共通点/人権教育と学力はコインの裏表/学力保証に託されたもの/人権教育の四つの側面)/4 日本の学校文化のよさ――「切る」ことをめぐって(日本の学校文化の特殊性/「切る」ことは教師の敗北?/「土俵に乗ってくる」子ども/手間ひまをかける教育)/5 教育と政治(システム改革は外部から/教育は政治によって変化する)
おわりに (二〇一〇年八月 志水宏吉)
参考文献


≪著者: ≫ 志水宏吉 (しみず・こうきち) 1959年、兵庫県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。東京大学教育学部助教授を経て、大阪大学大学院人間科学研究科教授。1991〜93年英国ウォーリック大学客員研究員。専門は、教育社会学、学校臨床学。著書に『学校文化の比較社会学』(東京大学出版会)、『公立小学校の挑戦』(岩波ブックレット)、『学力を育てる』(岩波新書)、『公立学校の底力』(ちくま新書)ほか。

志水宏吉 『公立学校の底力』(ちくま新書、2008年) '11/05/31
志水宏吉 『学力を育てる』(岩波新書、2005年) '11/05/25

青砥恭 『ドキュメント高校中退 いま、貧困がうまれる場所』(ちくま新書、2009年) '11/05/23
岩永雅也/星薫編著 『教育と心理の巨人たち '10』(岡崎友典/森津太子著、放送大学教材、放送大学教育振興会、2010年) '11/02/23
斉藤利彦 『試験と競争の学校史』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/29
竹内洋 『学歴貴族の栄光と挫折』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/10





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本「公立学校の底力 (ちくま新書742)」志水宏吉5

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公立学校の底力 (ちくま新書)
公立学校の底力 (ちくま新書742)

○著者: 志水宏吉
○出版: 筑摩書房 (2008/9, 新書 270ページ)
○価格: 819円
○ISBN: 978-4480064479
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12校12色、、、人間ひとりひとりが皆同じではない、よくもわるくもなんらか異なる個性であり環境が、天与のモノと言ってしまうには厳しくも、ときに残酷なまでもの差異が与えられて(背負わされ)、選択の余地もなく有無を言わせずに、、、しかし、なにが幸いするかは分からない、価値観みたいなものは善悪だって好悪なんかは、カンタンに転倒する変わりうる、変わらないものではない、、、いつからか、目先の利得に損得にとらわれて選択することを積極的に放棄して成り行きに任せて流れに身を委ねてしまっているのだが、どうやらいまのところ(これから先のことは分からない)、悪いようにはなっていないようす


公立学校のメリットとしての、地域性・平等性・多様性とは


公立学校をめぐる世間の見方は依然厳しく、また政治経済両面からの影響においても逆風のなかにある。けれども、全国を見渡せばそのイメージを覆す学校が存在するのもまた事実。本書ではその中でも特に元気にあふれた一二の学校に光を当て、教師たちの取り組み、地域とのかかわり合い、そして生徒たちの息づかいをあたたかい目でレポートし、さらには〈力のある学校〉をつくるためには何が必要なのかを考察する。公立学校のよさを再認識させてくれる書である。


≪目次: ≫
はじめに
序章 逆風のなかの公立学校
    イギリス、そして日本/ニューライトの教育改革――新保守主義と新自由主義/学校の夢/公立学校のメリット/がんばっている学校
第1章 教育コミュニティづくり――金川(かながわ)小学校(福岡県)    金川小との出会い/学校づくりのコンセプト/授業づくり――低学年での習熟度別指導/学校づくり――データ重視の学力向上の取り組み/地域づくり――学習・学校応援団の存在
第2章 教師が育つ――布忍(ぬのせ)小学校(大阪府)    布忍小学校との出会い/進み続ける布小/「伝え合う力を養う調査研究事業」へのチャレンジ/「ひとつに見えた!」/子どもをみる、集団をみる/教師が育つ組織
第3章 「鍛える」学校文化――細河(ほそかわ)小学校(大阪府)    夏の海で/地域と歴史/「鍛える」というキーワード/「力のある学校」をめざして/授業づくり/音楽の力/卒業式で/チャレンジは続く
第4章 ちがいを力に――東部(とうぶ)小学校(静岡県)    出会い/磐田市と外国人住民/東部小の外国人児童/ある日の授業から/「子どもたちが磐田の環境になる」――多文化交流センター「こんにちは!」/三つの「居場所」
第5章 現場の底力――大庄(おおしょう)北中学校(兵庫県)    北中との出会い/尼崎調査の結果から/ある日の訪問から/NHKスペシャル/基礎学力を支えたもの/公立学校の底力
第6章 志のある学校――聖篭(せいろう)中学校(新潟県)    出会い/「浜」と「在」/威容をほこる校舎/教科センター方式/ホームベース/地域交流/「未来を語る会」
第7章 効果のある学校――寝屋川(ねやがわ)第四中学校(大阪府)    「効果のある学校」(effective schools)とは/「効果のある学校」としての寝屋川四中/どんな学校か/学力向上の取り組み/「司令塔」/夏の合宿で
第8章 「みんな」でつくる――豊川中学校(大阪府)    とよかわネットとは/キーパーソン/豊川中の学校文化/授業づくり/秋の日に/教師たちの声から
第9章 子どもが育つ――野市(のいち)中学校(高知県)    伸びやかな歌声/土佐の教育改革/野市中の学校風土/学校文化をつくる/文化発表会/今日的課題
第10章 伝統と革新――松原第三中学校(大阪府)    伝統校としての松原三中/三中の現在/木を彫る/「人にやさしく、自分にきびしい中学生」/新しいうねり
第11章 多文化共生の学校づくり――長吉(ながよし)高校(大阪府)    長吉高校のプロフィール/日本のニューカマーの現状/マルチ・エスニックな長吉/サポート体制/先生方の思い/ある生徒のストーリー/「二兎を追う」
第12章 ともに学び、ともに育つ――松原高校(大阪府)    反適格者主義?/歴史/現在の姿/多様な学びを保障する/これからの課題
終章 「力のある学校」をつくる    「力のある学校」(empowering school)の考え方/「スクールバスモデル」とは?/八つのパーツ/.┘鵐献 気持ちのそろった教職員集団 Teachers/▲魯鵐疋襦淵▲セル・ブレーキ) 戦略的で柔軟な学校運営 Organization/A偉悄丙検 豊かなつながりを生み出す生徒指導 Guidance/ち偉悄扮Α すべての子どもの学びを支える学習指導 Effective teaching/ジ緡悄丙検 ともに育つ地域・校種間連携 Ties/Ω緡悄扮Α 双方向的な家庭とのかかわり Home-school link/内装(インテリア) 安心して学べる学校環境 Environment/┘椒妊(外観) 前向きで活動的な学校文化 Rich school culture/公立学校のもつ潜在力
おわりに (二〇〇八年六月 志水宏吉)

※章扉イラスト 小池みさ


≪著者: ≫ 志水宏吉 (しみず・こうきち) 1959年兵庫県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。東京大学教育学部助教授を経て、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は、学校臨床学、教育社会学。著書に『変わりゆくイギリスの学校』(東洋館出版社)、『学校文化の比較社会学』(東京大学出版会)、『学力の社会学』(共編著、岩波書店)、『公立小学校の挑戦』(岩波ブックレット)、『学力を育てる』(岩波新書)ほか。

志水宏吉 『学力を育てる』(岩波新書、2005年) '11/05/25

岩永雅也/星薫編著 『教育と心理の巨人たち '10』(岡崎友典/森津太子著、放送大学教材、放送大学教育振興会、2010年) '11/02/23
斉藤利彦 『試験と競争の学校史』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/29
竹内洋 『学歴貴族の栄光と挫折』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/10





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本「学力を育てる (岩波新書978)」志水宏吉5

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学力を育てる (岩波新書 新赤版 (978))
学力を育てる (岩波新書978)

○著者: 志水宏吉
○出版: 岩波書店 (2005/11, 新書 224ページ)
○価格: 798円
○ISBN: 978-4004309789
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たとえば、「学校教育」?!って、そもそものところの目的ってなんだろう??!、とかって、そうそうカンタンな問題じゃなくって、、、近代の国民国家の、国民国家としての国力みたいなものの、国力の総体(総力)みたいなものの増強!?、というようなところがあるものなのかどうなのか、、、まぁまぁ階層というのか、よくもわるくも差異は、個々人の能力に差異は明確にあって、得手不得手はアタリマエにある、同一ではなく差異があることを前提として、差異があるからこそ役割分担じゃなぁないけれども、不得手なことを他人に任せてでも得手なジャンルを積極的に伸長することによって、いわゆる「分業」よろしく、ひとりの個人の能力には仕事量には限りが限界がないものでなないことから、たとえば、階層における上位グループには、社会における上層で指導者的な立場で専門性をより高めることが要求されるのかもしれないし、一方では、単純な作業を厭わず勤しむ、頭を使うよりは体を動かすほうが得意な人びとがそれなりの数量以上存在しなければ社会はまわっていかないんじゃぁないだろうか、、、などと考えて、いつからだったか高校の授業料が国の負担(?!)になって無償化(?!)されて、ジッサイ来年ぼくの娘は高校生になるはずで(いま中学三年生だから高校受験に失敗して行き場を失わない限り)、学費の負担が低減されるのはショウジキありがたいことなんだけれども、、、たとえば、高校まで義務教育にすべし、といったような考え方があるみたいで、カウントの仕方によっては(文部科学省の報告では数パーセントに抑えられているようだが)高校中退が危機的な、とはいえ特定の階層というのか「底辺校」と呼ばれるような下位グループに顕著な問題として、セーフティーネットみたいなものがうまく機能していない、なくなっちゃった?!、、、考え方のひとつには、新自由主義的な政策によるものなのかどうなのか、、、高等学校の、その名がしめす「高等」とは、いまでこそ、就職はおろかアルバイトするにも高卒資格が前提とされるみたいな側面があるようだから、しかし、高等な知識は、高等な知識の教育(修得)までをも「義務」とすべきであるものなのかどうなのか


学力とは何か? どのような学力をどう育てたらよいのか? 2001〜02年に実施され、学力の実態と階層の関係に初めて迫った大規模学力調査から、全児童の学力を伸長させている「力のある学校」の存在が明らかになった。この、家庭・学校・地域の協働によって子どもを育む実践例を通して、これからの公教育の可能性を考える。


≪目次: ≫
はじめに
プロローグ――私の「学び」との出会い    家と家族/小学校/中学校へ/高校から大学へ
第1章 学力をどうとらえるか――「学力の樹」    1 振り子論を越えて(「経験の総体」としての学力/カリキュラム改革をめぐる二つの極)/2 学力の構成要素(「学力」という言葉がふくむもの/学力の構造)/3 「学力の樹」の三要素(樹のイメージで捉える/樹はグループで育つ)/4 学力の樹を取り巻く環境(成長をたすける働きかけ)/5 根っこの大切さ(苗木を支える三本の竹)
第2章 子どもたちの学力はどうなっているか    1 私たちの調査から(調査のきっかけ)/2 調査から見えたこと(「関西調査」の前身/〇劼匹發燭舛隆霑坦慘呂蓮確実に低下している/△修猟祺爾蓮家庭生活の変化、特に家庭学習離れと関連している/「できる子」と「できない子」への分極化傾向が見られる/い修瞭鷆吠化は、家庭環境と密接に結びついている/イ靴しながら、そうした低下や二極分化を克服している学校がある)/3 学力は低下していると言えるか――国際学力比較調査から(「国際数学・理科教育動向調査」の結果をみる/生徒の学習到達度調査の結果を見る)/4 学力の階層間格差の現状――二〇〇四年学校効果調査から(「効果のある学校」の発見/非通塾の「二こぶ化」)
第3章 学力の基礎はどう形づくられるか――家庭の役割    1 学力形成の最大要因としての家庭(教育における「階層」問題/西宮の「南北格差」)/2 欧米の研究から(バーンステインの「言語コード論」/言語コードと家族類型/ブルデューの「文化資本論」/学校文化のもつバイアス)/3 家庭でできる働きかけ(家庭の役割の大きさ/「学習ハビトゥス」の形成期)/4 意欲か、習慣か(ハビトゥスとは/習慣づけこそが鍵)
第4章 いかに基礎学力を保障するか――学校の役割    1 「効果のある学校」とは(教育における平等・公平)/2 「効果のある学校」の事例1――E小学校(「よく聞く」と「よく遊ぶ」/基礎学力保障のシステム/,錣らない時にわからないと言える学習集団づくり/⊆業と家庭学習との有機的なリンク/C椴賄な指導体制と多様な授業形態/こ慘麓詑屬量別な把握/コ惱内容の定着をはかる補充学習/ζ圧,鼎韻鬚呂る総合学習の推進/集団づくりの考え方/教師集団のチームワーク)/3 「効果のある学校」の事例2――U小学校(中学校という場所/規律・授業・教師生徒関係/学習保障の取り組み/教師のチーム力・生徒たちのきずな/生徒をエンパワーする)/4 「しんどい子に学力をつける七つの法則」(学校の「効果」を高める要因とは)/5 「効果のある学校」から「力のある学校」へ(学校の「力」/人をエンパワーする学校)
第5章 学力の樹をどう育てるか――地域の役割    1 「地域」とは(樹をとりまく環境/子育ての共同性を回復するために)/2 二つのコミュニティ・スクール(「学校選択制」とコミュニティ・スクール/強者の「コミュニティ」?/校区制とコミュニティ・スクール)/3 「教育コミュニティ」の構想(「地縁」を「子縁」でとり戻す/「協働」で生みだすもの)/4 経済・文化資本から社会関係資本へ(フィンランドの高い読解力の背景にあるもの/学校のもつ文化資本の可能性)
エピローグ――公立学校の未来を考える    イギリスの学校改革から/日本が学べること/欧米の「効果のある学校」論との比較/学校の未来

あとがき (二〇〇五年一月 大阪大学吹田キャンパスにて 志水宏吉)

※章扉イラスト 小池みさ


≪著者: ≫ 志水宏吉 (しみず こうきち) 1959年、兵庫県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。専攻、学校臨床学、教育社会学。大阪大学大学院人間科学研究科教授。著書、『変わりゆくイギリスの学校――「平等」と「自由」をめぐる教育改革のゆくえ』(東洋館出版社)、『学校文化の比較社会学――日本とイギリスの中等教育』(東京大学出版会)、『調査報告「学力低下」の実態』(共著、岩波ブックレット)、『公立小学校の挑戦――「力のある学校」とはなにか』(岩波ブックレット)、『学力の社会学――調査が示す学力の変化と学習の課題』(共編著、岩波書店)など。






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本「ドキュメント高校中退 いま、貧困がうまれる場所 (ちくま新書809)」青砥恭5

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ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所 (ちくま新書 809)
ドキュメント高校中退 いま、貧困がうまれる場所 (ちくま新書 809)

○著者: 青砥恭
○出版: 筑摩書房 (2009/10, 新書 237ページ)
○価格: 777円
○ISBN: 978-4480065117
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そう、ぼくがよそ(40歳)にして思い立って決意して入学した大学生生活は2年目で、いろいろ考えるところがあって、このままではいけないんじゃないか、いまのままで終わり(死んでしまい)たくない、と強く思ってのことだから、コツコツと淡々とカリキュラムを、、、もっとも、自分で決めたことだからね、誰か他人から強要されたことではなく、みずからの意思だから、みずから決めたことを反故にすることは、「おいおい、じぶんのオシリは、オシリくらいは他人任せにすることなく、じぶんじしんでチャンと拭こうよ!?」的なカンカクで、少なくともぼくにはなによりも受け容れ難い赦し難いこととして
さて、平成23年度に開設なった科目で、総合科目に位置づけられ、それは専門科目と並びうる、基礎科目でも共通科目でもなく、それゆえ、基礎科目・共通科目をそれなりに経てから取り組むべき横断的な科目としての『格差社会と新自由主義 '11』(坂井素思/岩永雅也 編著)において、そう、第10回「子どもと女性の貧困」(宮本みち子)で参考文献としてあげられ、本書の著者“青砥恭”にたいするインタビューの模様はDVDによる授業に採録され
いま、大学におけるベンキョウに励むぼくが日々考えないものでもないこととして、いまさらながら(と思い起こすにはワラうにワラえないのだがシカタガナイのだろう)、多くの人びとは18歳か少なくとも20歳前後に経てしかるべき、人生における過程を、経ることなく乗り越えることなく過ごしてきてしまった代償は、小さくなかったかもしれないなぁとは、いまさらながらに振り返ってみたところで、どうにもならないことだから(だからって無反省ではありたくない)、じゃぁそれを受けて今後どうするのか、いままでの過去のことは変えることは不可能だけれども、いまのいまからの未来のことならば、可能性の話で言うならば、この先の生き方を在り方を方向を変えることは不可能なことではない、カンタンなことではない(努力の結果として変わるかどうかの確証は、よくもわるくも、ない)けれども、チャレンジするもしないも選択肢はあって、ぼくはチャレンジすべし!と決意した
そしてまた一方で、ジッサイぼくは高校受験を控えた中学三年生の女児の父親で、、、さて、父親とは、親とはいったいなんなんだろう、、、そもそも、ぼくはぼくが親になるための、そう、親とは如何にあるべきで、子どもの教育とはカクアルベシ、みたいなことって、、、本能的に性交して生殖して子孫をのこす行為に学習もへったくれもないのかもしれないけれど、社会生活を、現代の過剰とも思えるほどに高度?!で複雑な社会をそれなりに生きるには、家族って、親族やら地域社会といったような共同体的な



毎年、十万人近い高校生が中退している。彼らの多くは貧しい家庭に育ち、まともに勉強する機会など与えられず、とりあえず底辺校に入学し、やめていく。アルバイトですら、高卒以上の学歴を求められる現在、高校中退者にはほとんど仕事がなく、彼らは社会の底辺で生きていくことになる。いま、貧しい家庭からさらなる貧困が再生産されているのだ。もはや「高校中退」を語らずして貧困問題を語ることはできない。


≪目次: ≫
はじめに

第一部 高校中退の現実
第一章 底辺校に集中する高校中退

第一節 SA高校の苦悩    入学式だけ出席し、退学していった/数を数えられない生徒たち/早くやめさせたい教師たち
第二節 C高校の問題    九九ができない/生活習慣の訓練がされていない/一年生のときに中退したある一クラス、一一人の生徒たち/二時間かけて養護施設から通学する/盗みをくり返す一年生/親に捨てられた子どもたち
第三節 大阪の底辺校とその背景    半数が退学/三分の一の生徒が授業料の減免を申請/二年生に進級は一二人/「定時制かY高校か、どっちか選べ」/退学するために入学金を払う生徒/高校生と性行動/生きていくだけでも必死な親たち/日本で最も高額な府立高校の授業料/中退後はアルバイトなど非正規雇用へ/複雑な不登校の理由/高校中退と貧困の連鎖
第二章 中退した若者たちに聞く
孝(20歳)――高校を中退したら仕事がなかった
光太郎(25歳)――将来の夢なんて、ない
敏生(18歳)――暴力が止まらない
昌宏(18歳)――ぼくは卒業できなかった
彰(18歳)――こんな学校に入ったんだ
香、龍太、沙也加(18歳)――ポロポロとこぼれおちるようにやめていく
隆(20歳)――厳しい高校
あゆみ(23歳)――ドメスティックバイオレンス
亜矢(18歳)――父も母も私もみんな中退
春菜(18歳)――一〇代の出産
里沙(23歳)――ダブル母子家庭
哲(25歳)――家族の支えがあれば
久子(39歳)――貧しいということは人生を選べないこと
第三章 子どもの貧困
第一節 貧困に直面する保育所    母親は自分しか興味がない/漢字が書けない母親/祖母がママ/昼夜、働く母子家庭/仕事が長続きしない母親/人格障害の母親が一人で子育て/父親のDVで逃げてきた母と子
第二節 障害児通院施設で    支援が届かない障害児たち/食事はスティックパン/夜はトラックの中ですごす
第三節 子どもの貧困対策――学校と地域の連携は欠かせない    家族の貧困から中退へ/知的障害の母親と七人の子どもたち/トラックの中で育てられる子どもたち
第四節 大阪府北河内地域の保育所    文化住宅の町の貧困/貧困の中で虐待される子どもたち/ベテラン保育士がみた現実

第二部 高校中退の背景
第四章 なぜ高校をやめるのか
    やめる原因は複合的/文科省は高校中退をどう見ているか/やめた後から現実を知る/高校中退が人生の分岐点
第五章 高校中退の問題点    なぜいままで高校中退が問題にならなかったのか?/特定の高校に集中する中退者/授業料免除と学校間格差/大阪の増え続ける授業料免除/授業料の減免者を減らしたい教育委員会/授業料だけではない公立高校の集金/高額な教育費用が家庭を襲う/囲い込まれる生徒たち/進む貧困層のさらなる貧困化と中間層の崩壊
第六章 就学援助から中退へ    就学支援/就学援助率(貧困)と学力テストの平均点(低学力)には強い相関/不登校と貧困の新たな連鎖/増える中学の不登校、戦後の貧困時代を再現
第七章 終わりに――労働、地域、そして若者たちの生きがいを結ぶ教育    子どもを貧困から守るために/貧しいとは選べないこと/低学力は生活能力の問題

あとがき (二〇〇九年八月一日  青砥 恭)


≪著者: ≫ 青砥 恭 (あおと・やすし) 1948年松江市生まれ。明治大学法学部卒業。元埼玉県立高校教諭。関東学院大学法学部講師(非常勤)。埼玉県桶川市で、地域の住民や若者たちとの学習グループ「子育てと教育を語る会」の代表をしている。「子ども・若者と貧困」を独自の視点で研究している。多くのマスコミがその研究内容を紹介している。共著に『日の丸・君が代と子どもたち』(岩波ブックレット)などがある。教育法、教育社会学、教育方法に関する論文多数。






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本「勉強ができなくても恥ずかしくない (ちくま文庫)」橋本治5

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勉強ができなくても恥ずかしくない (ちくま文庫)
勉強ができなくても恥ずかしくない (ちくま文庫)

○著者: 橋本 治
○出版: 筑摩書房 (2011/3, 文庫 270ページ)
○価格: 798円
○ISBN: 978-4480428066
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たとえば、ぼくは不安で不安で仕方がなくって、とにもかくにも不安なのだ、(むしろ不満であったりもするんだけれども)、「あのね、お母さん、あのねあのね」「はいはい、なぁ〜に??」「あのね、あのね、あのねあのねあのねあのねあのねあのねあのね、、、」、、、じょうずにおはなしすることができない



ケンタくんは、自分の頭で考えて根本がわからないと前へ進めない。だから初めは学校になじめず、クラスでも独りぼっち。そんな彼もあるきっかけで友達ができて「体の中がずっと幸福で、生きてるだけで忙しい」毎日を経験し、自信をつけていく。でも高二になり、クラスが受験一色に染まると、「ひとりでもいいから高校生をやろう」と思うケンタくんは再び孤立してしまい―。学校の勉強の本当の意味は?いちばん大切なことって何?子供の気持ちで感じ、傷つき、最後にはやさしい気持ちいっぱいで涙する自伝的小説三部作・全収載。


≪目次: ≫
まえがき
機,匹Δ靴茲Α の巻    ケンタくんのこと/はじめて小学校に行ったケンタくん/ケンタくんが小学校で感じたこと/問題児になってしまったケンタくん/お母さんに怒られるケンタくん/オモチャをなくしてしまったケンタくん/自分のやることを探すケンタくん/家の仕事の手伝いをするケンタくんお父さんと一緒に配達をするケンタくん/お店番をしながら本を読むケンタくん/ついに学校でうれしいことに出会ったケンタくん
供,笋辰舛泙─ の巻    はじめてクラスの友達と話をしたケンタくん/はじめて学校の友達の家へ遊びに行ったケンタくん/友達とは、一緒に勉強するよりも、一緒に遊びたいと思ったケンタくん/近所の子供達と遊ぶケンタくん/「すこしぐらい悪いことをしないと、元気な子にはなれない」と思ったケンタくん/ビー玉がうまくなったケンタくん/五年生になったケンタくん/六年生になって、クラスの友達と模擬試験を受けに行くようになったケンタくん/友達のお母さんの「秘密」を知ってしまったケンタくん
掘,修譴らの巻    「ぜったいにローラースケートがやりたい」と思ったケンタくん/お母さんの陰謀で、家庭教師をつけられてしまうケンタくん/どうして家庭教師が来たのかが、さっぱりわからないケンタくん/中学受験に失敗するケンタくん/中学生になったケンタくん/高校を受験するケンタくん/「人間なんて、わからないさ」と思うケンタくん/高校生になったケンタくん/受験勉強しかしない友達を見て、ケンタくんが思うこと/「ひとりでもいいから高校三年生をやろう」と思ったケンタくん/ケンタくんのワンマンショー/放課後の廊下で、ケンタくんが見ていたのも/大人になったケンタくんの思ったこと

文庫版のあとがき
解説 しあわせの玉、ケンタくん  石川輝吉(いしかわ・てるきち 哲学者)


※本書は、ちくまプリマー新書として刊行された、『勉強ができなくても恥ずかしくない1 どうしよう・・・の巻』(二〇〇五年三月)『勉強ができなくても恥ずかしくない2 やっちまえ!の巻』(二〇〇五年四月)『勉強ができなくても恥ずかしくない3 それからの巻』(二〇〇五年五月)を一冊にまとめたものです。


≪著者: ≫ 橋本治 (はしもと・おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BA-BAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

橋本治 『勉強ができなくても恥ずかしくない 〈3〉 それからの巻』 (ちくまプリマー新書、2005年) '08/01/29
橋本治 『勉強ができなくても恥ずかしくない 〈2〉 やっちまえ!の巻』 (ちくまプリマー新書、2005年) '08/01/29
橋本治 『勉強ができなくても恥ずかしくない 〈1〉 どうしよう…の巻』 (ちくまプリマー新書、2005年) '08/01/28





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本「試験と競争の学校史 (講談社学術文庫2043)」斉藤利彦5

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試験と競争の学校史 (講談社学術文庫)
試験と競争の学校史 (講談社学術文庫2043)

○著者: 斉藤利彦
○出版: 講談社 (2011/3, 文庫 288ページ)
○価格: 1,008円
○ISBN: 978-4062920438
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たとえば、いまのぼくたちが東京都内のオフィスから、土浦で昼12時からのアポイントがあったとしたら、朝いちどオフィスに出社してメンバーとスタッフたちと顔をあわせて雑事をこなして整理してから、まぁ午前中の下りの常磐線はわざわざ指定席を取らずとも座っていけるだろうけれども、ときにグリーン車とかでリラックスして目的地までの道中をたのしむのもいいかもしれない、、、ひるがえって、ときは明治8(1875)年5月、大試験(卒業試験)が行われたのは土浦師範学校にて、試験開始は午後12時、17名の受験生は前日の午後2時に東京を発ち、試験会場の土浦に到着するは翌朝4時20分であり、夜を徹しての歩行による移動を経たのちに挑む試験は4日間、試験科目は22科目、まさに壮絶


私たちの国の学校は、なぜこれほど過剰に「試験」にとらわれてきたのか。著者は、画一的な「試験の実施」こそが、近代の日本に「学校」を普及させる動因だったという。夜を徹して行われる進級試験、衆人環視・戦慄畏縮の口頭試問、時に三割を超えた落第の恐怖。国民皆学実現の裏で、今に至る教育論争にも長い影を落とす「淘汰と競争」の起源を探る。


≪目次: ≫
はしがき
序章 競争と試験の状況から    1 諸外国からのまなざし/2 中学時代の体験から/3 「試験準備に支配された教育制度」――「MISSION REPORT」から/4 近代学校の創設期へ
第一章 試験の風景    1 学区取締の日記から――試験立会いの日々/2 教育雑誌に見る試験と競争
第二章 試験制度の成立    1 「学制」の概念と理念/2 「学制」における試験制度の内容/3 各府県による多様な試験形態の成立/4 六種類の試験と二つの類型(/糞蕕搬感版定のための試験/競争と選抜のための試験)/5 「学制」後における試験制度の展開(試験への国家統制の強化/比較試験の盛行)
第三章 試験制度の実際    1 頻繁に繰り返される試験/2 「大試験(卒業試験)」の実態と生徒たち/3 試験の方法と技術(監視される試験会場/「戦慄畏縮」の試験)/4 試験問題と暗記注入の教授法(進級試験の実態/試験問題の内容)/5 「比較試験」の実態(比較試験登場の経緯/比較試験の内容)
第四章 試験による淘汰と教育のひずみ    1 試験による落第(「姑息の進級」を認めず/落第の基準/落第者の数と割合/村民の激昂)/2 大量の不受験者の存在(不受験の割合/不受験の理由と受験費用)/3 中途退学と学校への恐怖・嫌悪/4 試験と競争のひずみ(教員の不正行為)
第五章 仕掛けとしての試験――試験による競争の組織化    1 近代学校の啓蒙装置(「等級制」と試験/「四民平等」と試験)/2 学事振興と「競争心」の利用(―学率の低迷/¬噂阿悗僚鼎こ愴馼蘆瓦判学督責/試験と競争の効用とその政策的利用)/3 席次の競争(競争の自己目的化/罰則と同等の処遇)/4 成績の公表と「観覧性」の技術(校門前での公開/観覧性の意味/選別するまなざし)/5 試験をめぐる賞罰の体系(褒賞と優等生/優等者に金銭を/褒賞の意味/落第者を処分すへし)/6 地域内での競争と「比較試験」(成績による補助金配分)/7 競争の無規制な昂進と行政側の対応(「競馬闘鶏」としての試験/徳育の重視/比較試験と「席次」の廃止/卒業試験の廃止)
第六章 中学校における競争と淘汰    1 試験と競争の特質(競争の制度的規定/試験の日常化と「常往の競争」)/2 淘汰の態様――大量の落第と中途退学(膨大な中途(半途)退学者数/授業料不納と中退/「試験のいたで」と中退)
第七章 進学競争の世界    1 進学競争の激化と淘汰/2 序列競争としての進学競争(合格率の格差/合格水準の格差)/3 予備教育化と学校間・郷土間の競争(予備教育の当然視/進学と学校間競争/進学と郷土間の競争)
終章 「試験の時代」と競争    1 行政による競争の創出と利用/2 産業化の趨勢と競争(産業社会と競争/民衆の世界と競争/学校的価値と競争)/3 競争の自己展開と民衆の意識(序列競争としての自己展開/投資としての学問/「社会ダーウィニズム」と競争意識/学校による人格への烙印)/4 試験の濫用による生徒管理/5 学事振興への阻害/6 試験と競争のその後(高等諸学校への入試競争の激化/受験の低年齢化/入試制度の改革)

あとがき (一九九五年一〇月 斉藤利彦)
学術文庫版のあとがき (二〇一〇年一一月 著者)


※本書の原本は、一九九五年、平凡社より刊行されました。


≪著者: ≫ 斉藤利彦 (さいとう としひこ) 1953年福島県生まれ。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。学習院大学教職課程教授。東京大学大学院教育学研究科客員教授。主な著書に『競争と管理の学校史』、共著に『新日本古典文学大系明治編 教科書啓蒙文集』『近現代教育史』『沸騰する中国の教育改革』『見る・読む・わかる 日本の歴史4』『総力戦体制と教育』ほか。


竹内洋 『学歴貴族の栄光と挫折』(講談社学術文庫、2011年) '11/03/10





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本「学歴貴族の栄光と挫折 (講談社学術文庫2036)」竹内 洋5

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学歴貴族の栄光と挫折 (講談社学術文庫)
学歴貴族の栄光と挫折 (講談社学術文庫2036)

○著者: 竹内 洋
○出版: 講談社 (2011/2, 文庫 432ページ)
○価格: 1,365円
○ISBN: 978-4062920360
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そう、よそ(40歳)にして大学生になったのは、そうかぁ、いちねんまえのこと、いちねんが経過した。なんだかんだといろいろあって、みずから意を決して踏み出した一歩は、どうなんだろう、一歩踏み出したからこそ、あれよあれよと流れ流され流れに乗じて?!なのかどうなのか、迷って不安で気が狂いそうになりながら(それなりに壊れちゃってるかも)


白線入りの帽子にマントを身にまとう選良民=旧制高校生は、「寮雨」を降らせ、ドイツ語風のジャーゴンを使い、帝国大学を経て指導者・知識人となる。『三太郎の日記』と「教養主義」、マルクス主義との邂逅、太平洋戦争そして戦後民主主義へ……。近代日本を支えた「社会化装置」としての「旧制高等学校的なるもの」を精査する。


≪目次: ≫
プロローグ 学歴貴族になりそこねた永井荷風    永井壮吉/荷風と龍之介/庶民・中堅・エリート
第一章 旧制高等学校の誕生    官立高等中学校/薩長藩閥のサバイバル戦略/東京大学帝国大学/差異化戦略
第二章 受験の時代と三五校の群像    『藩閥之将来』/高校入試/高校増設/帝大入試/スクール・カラー
第三章 誰が学歴貴族になったか    栗野事件/パブリック・スクールと旧制高校/学習院進学事情/教育機会の虚像と実像/社会移動か社会的再生産か
第四章 学歴貴族文化のせめぎあい    明治三十年代の第一高等学校/魚住あやうし/一高魂は日本魂/攻防/新渡戸校長と弁論部
第五章 教養の輝きと憂鬱    教養書ブーム/芳香としての教養/差異化=卓越化としての教養/疎隔と反撥/苦悩する教養
第六章 解体と終焉    教養の衰微と復活/丸山眞男という範型/蜜月から反乱へ/大衆的サラリーマン/テロル/終焉
エピローグ 延命された大学と教養主義    

学術文庫版へのあとがき (二〇一〇年十二月七日  竹内 洋)
参考文献
関連年表 (1868年 慶応4年/明治元年〜1971年 昭和46年)
解説 昭和四十二年の「違和感」 関川夏央(作家・評論家)
索引

※本書の原本は、一九九九年四月に中央公論新社より刊行されました。


≪著者: ≫ 竹内 洋 (たけうち よう) 1942年新潟県生まれ。京都大学教育学部卒業。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。教育学博士(京都大学)。京都大学大学院教授等を経て、関西大学人間健康学部教授。京都大学名誉教授。主な著書に、『立志・苦学・出世』『日本のメリトクラシー』『丸山眞男の時代』『社会学の名著30』『大学という病』『教養主義の没落』『学問の下流化』などがある。






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本「英語のたくらみ、フランス語のたわむれ」斎藤兆史/野崎歓5

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英語のたくらみ、フランス語のたわむれ
英語のたくらみ、フランス語のたわむれ  SAITO Yoshifumi, NOZAKI Kan: “English Plotting, French Playing: L'anglais ou le français: le stratégique ou le ludique ?”, University of Tokyo Press, 2004.

○著者: 斎藤兆史野崎 歓
○出版: 東京大学出版会 (2004/7, 単行本 219ページ)
○価格: 1,995円
○ISBN: 978-4130830393
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これだけやっときゃダイジョウブ、みたいなノリのことだったら、すくなくともいまのぼくは(きっとこれからもず〜っと)ノーサンキュー、ぼく以外の他人がヤリタイとおもう人が好きなようにやってくれたらいいだけの話。長い時間とそれなりの労力をついやして、はるか遠いところにあるゴールに、果たして死ぬまでに辿り着くことが遂げることができるのか、そもそもそれはゴールなのか(じつは違うかもしれない可能性は多分にある)、そのゴールなると思い込んでいるモノはトコロは存在するのか、ジッサイよく分からない、よく分からないけれども、もしも、なにをも成し遂げられずに途なかばにして野垂れ死のうとも、まぁそれはそれでそういうことなんだろう、ゼンゼン受け容れられる、むしろ、行動を起こさない不作為のほうをこそ圧倒的に受け容れ難い


外国語を身につけるにはどうすればよいか? 翻訳はどのようにするか? 文学は何の役に立つのか? 英語とフランス語の東大教師が、「語学」「翻訳」「文学」をめぐってその営みの核心を語り尽くす。英語が好きでたまらなかった斎藤。フランス小説・詩に魅せられた野崎。そんな原点をもつ両者が、ふたつの言語の受容のされ方から、その文学の性格のちがいまで対話を繰り広げる。「外国語や異文化に出会うとはどういうことか」を知る絶好の一冊。


≪目次: ≫
まえがき (二〇〇四年六月  斎藤兆史)
I 外国語の学び方    英語・仏語を選んだ理由/仏文科はしゃべる能力をあまり評価しない?/日本語能力を鍛える/東大駒場の教師たち/理系的な好奇心
II 語学コミュニケーション教養    科学と人文学の言葉/英語帝国主義を食い止めるには/バイリンガリズムという盲信/英語一辺倒から多言語へ/英・仏・独・日本語の達人
III 翻訳はどのようにしたらよいか    翻訳をする動機/翻案という試み日本語にならない部分/ウィリアム・モリスバルザックを訳す/翻訳によってつくられる歴史/異種混交の日本語
IV 翻訳家という仕事    外国の言葉との対話/トゥーサンに出会う/原作者の不思議な間違い/翻訳家を喩えると/翻訳は日本文学の一部
V 文学の体験    語学/翻訳から文学へ/倫理のイギリス、反逆のフランス/フランス文学はブリティッシュ・ロック/英米仏の批評の系譜/構造主義の影響/批評のモデル
VI 文学は何の役に立つのか    文学は必要かどうか/批評家の力量/文学研究はエモーショナルなもの/サイード対サイトー?/文学批評は作品にかなわない?/誤読への声
おわりに (二〇〇四年六月  野崎 歓)
図版出典


≪著者: ≫ 斎藤兆史 (さいとう よしふみ) 1958年生れ。東京大学大学院総合文化研究科助教授(を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授)。英学。著書に『英語の作法』『英語達人列伝』『英語襲来と日本人』『英語達人塾』など。訳書にR・キプリング『少年キム』、V・S・ナイポール『イスラム再訪』など。

≪著者: ≫ 野崎 歓 (のざき かん) 1959年生れ。東京大学大学院総合文化研究科助教授(を経て、東京大学大学院人文社会系研究科准教授)。フランス文学、映画論。著書に『フランス小説の扉』『ジャン・ルノワール 越境する映画』(サントリー学芸賞受賞)、『谷崎潤一郎と異国の言語』など。訳書に『ネルヴァル全集』(共訳)、J-P・トゥーサン『愛しあう』など。


柴田元幸/沼野充義/野崎歓編著、若島正/小谷真理著 『文学の愉しみ '08』(放送大学教材、放送大学教育振興会、2008年) '10/12/05
フィリップ・グランベール 『ある秘密  Un secret, 2004.』(野崎歓訳、新潮クレスト・ブックス、2005年) '10/10/19
スタンダール 『赤と黒〈下〉  Le Rouge et le Noir, 1830.』(野崎歓訳、光文社古典新訳文庫、2007年) '09/07/30
スタンダール 『赤と黒〈上〉  Le Rouge et le Noir, 1830.』(野崎歓訳、光文社古典新訳文庫、2007年) '09/07/28
野崎歓 『カミュ『よそもの』 きみの友だち』(理想の教室、みすず書房、2006年) '09/03/11
サン=テグジュペリ 『ちいさな王子  Le Petit Prince, 1943.』(野崎歓訳、光文社古典新訳文庫、2006年) '08/08/26





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本「教育と心理の巨人たち '10 (放送大学教材)」岩永雅也/星薫 編著、岡崎友典/森津太子 著5

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教育と心理の巨人たち (放送大学教材)
教育と心理の巨人たち '10 (放送大学教材)

○著者: 岩永雅也/星薫 編著、岡崎友典/森津太子
○出版: 放送大学教育振興会 (2010/3, 単行本 224ページ)
○価格: 2,415円
○ISBN: 978-4595311826
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2011年1月27日(木)第2時限目、平成22年度第2学期の単位認定試験の評価はC(ギリギリセーフ、合格)。ちなみに、評価の段階は6つ。成績評価が100〜90点がマルA、89〜80点がA、79〜70点がB、69〜60点がC、ここまでが合格、Dは59〜50点、Eは49〜0点、DとEは不合格、多分もういちど次回の追試を受験できる機会が与えられるのでは(よく分からない、考えたこともない)。
じつは、先回、平成22年度第1学期が入学してはじめての試験だったんだけど(だから今回は2回目)、そこでの成績評価は6科目中、ひとつだけAで、あとはマルAだった。そのとき、それなりに勉強したから、それなりの成績が評価が与えられて得られて、ウレシカッタ、ホッとした。
で、今回、平成22年度第2学期、油断したわけじゃないけれど、もしかしたら、慢心はあったかもしれない(緊張は持続しない、いやいや、緊張を持続させようよ)。第2学期の7科目中、マルAはたったの1つだけ、以下Aが3つで、Bが2つ、そして、Cが1つ。ショック、、、もっとも、単位認定試験としては合格なのであり、目的のひとつの、もっともおおきな目的である、単位の取得は果たしたわけだから、59点だったらダメ(不合格)で、60点ならオーケー(合格)で、任意に線引きされたライン(線)の上か下か越えているか越えなかった、そのラインにたいする位置ポジションのみが問われる、判定においては、採用される



ともに発達科学に属する教育学心理学には、必要となる基礎的知識に関して共通する部分が極めて多い。そうしたいわば学習の土台となる考え方や知識のエッセンスは、その多くがそれぞれの“学”の歴史に一時代を画す“巨人たち”の業績の中に凝集されている。それらは現代でもなお輝きを失わず、我々に多くの重要な示唆を与えてくれる。本書では、ジェームズフロイトルソーペスタロッチなどといった教育学と心理学の先達を取り上げる。


≪目次: ≫
まえがき (2010年2月 岩永雅也・星薫)
1.巨人たちの系譜 | 岩永雅也(放送大学教授)、星薫(放送大学准教授)、岡崎友典(放送大学准教授)、森津太子(放送大学准教授)    1 人間とその教育(教育学と教育/教育を見る視点とその系譜)/2 心理学の誕生とその展開(心理学前史/心理学を作った人々/心理学者とその業績)  CD '10/09/08、'11/01/09
2.古代世界の教育 | 岩永雅也(放送大学教授)    1 教育と教育論/2 古代ギリシアの教育論(プラトンアリストテレス)/3 古代中国の教育論(孟子荀子)/4 二つの教育観  CD '10/09/11
3.コメニウス Comenius, Johan Amos, 1592-1671 | 岩永雅也(放送大学教授)    1 コメニウスとその時代(近代教育の父/30年戦争と亡命の生涯)/2 『大学教授』と汎知学(『大学教授』の構成/現状への失望と神学的視点/近代的教授論/汎知学と『世界絵図』/コメニウスという存在)  CD '10/09/15
4.ルソー Rousseau, Jean-Jacques, 1712-78 | 岩永雅也(放送大学教授)    1 ルソーとその時代(フランス革命と『百科全書』/ルソーの生涯)/2 教育の聖典『エミール』(『エミール』の目指したものとその構成/自然人の形成/消極教育/自己愛と利己愛)/3 『エミール』とルソーの影響  CD '10/09/21
5.ペスタロッチ Pestalozzi, Johann Heinrich, 1746-1827 | 岩永雅也(放送大学教授)    1 ペスタロッチの生涯――すべてを他人のために(1780年以前/1780年以降)/2 著作に見るペスタロッチの精神(『隠者の夕暮』/『シュタンツだより』/ペスタロッチの教育観)  CD '10/09/22
6.フレーベル Fröbel, Friedrich Wilhelm August, 1782-1852 | 岩永雅也(放送大学教授)    1 フレーベルの生涯(18世紀ドイツの思想状況/ペスタロッチとの出会い/カイルハウの学園と幼稚園の創設)/2 『人間の教育』と幼児教育(『人間の教育』を読む/フレーベルの教育観――ペスタロッチとの比較)  CD '10/09/26
7.ヘルバルト Herbart, Johann Friedrich, 1776-1841 | 岩永雅也(放送大学教授)    1 ヘルバルトと教育学の確立(ヘルバルトの生涯/科学的教育学の確立)/2 『一般教育学』とその影響(『一般教育学』を読む)  CD '10/09/30
8.デューイ Dewey, John, 1859-1952 | 岡崎友典(放送大学准教授)    1 デューイとその時代(南北戦争後のアメリカ/研究者としてのデューイ)/2 『学校と社会』と民主主義(『学校と社会』の構成/学校と社会の進歩 第1章)/3 学校と子どもの生活 第2章  CD '10/10/02
9.ジェームズ James, William, 1842-1910 | 森津太子(放送大学准教授)    1 その生涯と業績(『心理学』執筆まで/『心理学』と『心理学原理』)/2 『心理学』を読む(構成と特徴/習慣/意識の流れ/自我/情動)/3 『心理学』の衰えない魅力  CD '10/10/06
10.フロイト Freud, Sigmund, 1856-1939 | 森津太子(放送大学准教授)    1 人と業績(フロイトの生涯/『夢判断』の意義)/2 『夢判断』を読む(『夢判断』の背景/夢の理論と夢判断/夢の作業/夢の象徴的表現/夢事象の心理学)  CD '10/10/10
11.桐原葆見 Kirihara Shigemi, 1892-1968 | 星薫(放送大学准教授)    1 業績の背景(桐原葆見とその時代/『労働の生産性』の構成)/2 『労働の生産性』を読む(労働科学の誕生/現場主義/職業技術教育論/職場のメンタル・ヘルス/創造的余暇)  CD '10/10/14
12.ヴィゴツキー Vygotsky, Lev Semenovich, 1896-1934 | 星薫(放送大学准教授)    1 人と思想(生い立ち/ヴィゴツキーとピアジェの発達観)/2 『思想と言語』を読む(発達の最近接領域/人間の心理的特質/思考と言葉/内言と外言/科学的観念と生活的観念)  CD '10/10/15
13.オルポート Allport, Gordon W., 1897-1967 | 森津太子(放送大学准教授)    1 その生涯と出会い(生い立ち/出会い)/2 パーソナリティの心理学(パーソナリティ心理学のガイドブック/パーソナリティの定義/パーソナリティ、人格、性格)/3 特性の理論(類型論と特性論/共通特性と個別特性)/4 パーソナリティをめぐる議論(人間−状況論争/『パーソナリティ』以降)  CD '10/10/16
14.エリクソン Erikson, Eric Homburger, 1902-94 | 星薫(放送大学准教授)    1 その生涯(エリクソンの青少年期/精神分析との出会い/アメリカでの活躍)/2 『幼児期と社会』を読む(『幼児期と社会』の構成/自我同一性/アメリカ・インディアン社会と民族的同一性/同一性の邪悪な側面/自我の発達段階)/3 八つの発達段階(基本的信頼と不信/自律 対 恥と疑惑/自発性 対 罪悪感/勤勉 対 劣等感/同一性 対 役割の混乱/親密 対 孤独/生殖性 対 停滞/自我の統合 対 絶望)  CD '10/10/20
15.スキナー Skinner, Burrhus Frederic, 1904-90 | 星薫(放送大学准教授)    1 人と業績(スキナーの人物像/人間行動科学)/2 『科学と人間行動』を読む(行動の原因/オペラント条件付け/人間のオペラント行動/強化と強化子/罰と消去/意識的過程/コントロール)  CD '10/10/24

索引


≪編著者: ≫ 岩永雅也 (いわなが・まさや) 1953年、佐賀県に生まれる。1982年、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。放送大学教授。専攻、社会教育学。主要著書、『才能と教育』(共編著、放送大学教育振興会)、『こころとからだ』(共編著、放送大学教育振興会)、『教育社会学』(共編著、放送大学教育振興会)、『大人のための「学問のススメ」』(共著、講談社)、『生涯学習論』(放送大学教育振興会)、『創造的才能教育』(共編著、玉川大学出版会)。

≪編著者: ≫ 星 薫 (ほし・かおる) 東京都に生まれる。1979年、慶應義塾大学社会科学研究科博士課程満期退学。放送大学准教授。専攻、心理学。主要著書、『心理学入門』(共著、放送大学教育振興会)、『物忘れの心理学』(近代文藝社)。

≪分担執筆者: ≫ 岡崎友典 (おかざき・とものり) 1945年、長野県に生まれる。1972年、東京大学大学院教育学研究科修了。放送大学准教授。専攻、社会教育学、地域教育論。主要著書、「地域社会の子ども」(亀井・児島編著『地域と結ぶ学校』教育出版)、『現代社会と教育』(共著、放送大学教育振興会)、『地域社会と教育』(共著、放送大学教育振興会)、『幼児の教育と保育』(共著、放送大学教育振興会)、『教師が読む子どものための「学校五日制」』(共著、ぎょうせい)。

≪分担執筆者: ≫ 森 津太子 (もり・つたこ) 1970年、岐阜県に生まれる。1998年、お茶の水女子大学大学院博士課程単位取得退学。放送大学准教授。博士(人文科学)。専攻、社会心理学(社会的認知)。主要著書、『対人認知における文脈効果――生起メカニズムと調整要因』(風間書房)、『サブリミナル効果の科学――無意識の世界では何が起こっているか』(共編著、学文社)、『記憶の心理学』(共著、放送大学教育振興会)、『社会心理学――社会で生きる人のいとなみを探る』(共著、ミネルヴァ書房)。


工藤庸子+岩永雅也 『大人のための「学問のススメ」』(講談社現代新書、2007年) '11/0/16





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本「大人のための「学問のススメ」 (講談社現代新書1896)」工藤庸子+岩永雅也5

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大人のための「学問のススメ」 (講談社現代新書)
大人のための「学問のススメ」 (講談社現代新書1896)

○著者: 工藤庸子岩永雅也
○出版: 講談社 (2007/6, 新書 224ページ)
○価格: 756円
○ISBN: 978-4061498969
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そう、よそ(40歳)にしていろいろあっていろいろ考えたすえに(それゆえそれなりの覚悟を決意して)大学に入学して、あぁ、いちねんが経過するんだなぁ、セカンドステージ?!、まず一歩を踏み出して、踏み出した一歩を確実なものとするために、不安定で不安で吹けば飛ぶような消え入りそうな小さなちいさなちっぽけで弱弱しい芽を、ダメでもともと失うものなどなにもない(ホントになんにもないカナシイホドニ)、なんのために?!、なにがたのしくて??!、じぶんで言うのも可笑しいけれど(甘いなぁ)、ガンバッタ、そう、ここまでガンバルことができたのは、もちろん周囲の助力(支援、協力)や理解があっての話で、自力(ぼくじしんの努力)みたいなものは他人の周囲の力量(他力?!)に比するにはちっぽけで、、、そう、考えるに、ぼくには失って困るようなことはなにもない、なにを失おうともコワイものなどオソレルことなど




「いまさら」から「いまこそ」へ――
世に教育論議は花盛り。でも、まずは大人が学んでみたら? 市場原理が拡大するなか、「市民教育」の意義を問い直し、真の教養人とは何かを探る生涯学習論。あなたの「結晶性知力」で、人生の午後を輝かせませんか?


≪目次: ≫
前口上 大人こそ学んでみたら?
イラダチの時代/市民のための教育論を/一緒に怒ってください! --工藤庸子
「ボケ」と「ツッコミ」でいきましょう/「人生の正午」と「ミドルエイジ・クライシス」 --岩永雅也
第章 問題提起--「わたしも主婦です!」
1 「社会人」って誰? (工藤)    では「ボケ」と「ツッコミ」ということで……/内心は憤然/「高度専門職業人」と「資格取得」/主婦は「社会人」でも「職業人」でもない?/第三のターゲットは「虚学」
2 「主婦」と「社会人」 (岩永)    「主婦」という語の国際基準/「社会人」という教育用語の不思議
3 「生涯学習」って何? (工藤)    もう一度、「主婦」にこだわります/行政のヴィジョンと現場の感覚にギャップは?
第2章 市場原理と生涯学習
1 新自由主義と生涯学習 (岩永)    あらためて自己紹介/あらためて「主婦」のこと/「学んだ人ほどよく学ぶ(education more education)」/生涯学習はドロップアウトの受け皿だった!?
2 「団塊の世代」よ…… (工藤)    歴史の復習/大学紛争と大学改革と新自由主義/大学をもう一度、のぞいてみませんか?/「百パーセント企業戦士」と「百パーセント主婦」
第3章 大人のための「教育と国家」論
1 「成人学習」の社会的根拠 (岩永)    「非紛争団塊世代」こそがカギを握る/成人の学習が公的にサポートされる根拠
2 「需要」はどこに? (工藤)    世代論にこだわってみます/「巨大な潜在需要」という神話?/公的にサポートされた教育プログラムの責務/面接授業の教室から
第4章 大人の知力は結晶性
1 成人の知力にあった学び方とは (岩永)    「賢明な市民」と大衆化社会/成人学習者の特性/「流動性知力」と「結晶性知力」/学習メディアと年齢層
2 生涯学習の醍醐味 (工藤)    成人学習とメディアの多様化/生涯学習の醍醐味は知の結晶作用/コピペ!/言葉の風景
第5章 教養と学問と研究と
1 「深さの教養」と「広さの教養」 (岩永)    「教養」について思うこと/教養の来歴/深さの教養/広さの教養/大学における「教養知」の不当な地位
2 ふたたび大学へのお誘い (工藤)    「教養」の次には「研究」を/「研究」にも深さと広さがある/学問の世界のジェンダー構造/放送大学から東大へ……
第6章 「大人の教育」の現場から
1 家庭の教育力と企業の教育力 (岩永)    子どもの「学力」と大人の「教養」/大人の「教養」とスポーツ新聞/内的コミュニケーションの技法と教養/OJT=日本の企業の教育力/OJTの変質/生涯学習としての企業内教育
2 外国語教育と異文化コミュニケーション (工藤)    現場の教師として考える/役に立つ知識と外国語/外国語教育の「第三の道」/社会人教育のための「第四の道」/世界に向けて窓を開く
第7章 海外の生涯学習事情 岩永雅也    イギリス--労働者教育と教養主義の葛藤/フランス--公的継続教育とアソシアシオン/ドイツ--学校教育の補完としての継続教育/アメリカ--生涯教育の最先進社会/韓国--統制と自由市場の狭間で/中国--社会主義体制と巨大な教育市場
第8章 持続する社会のための教育論 工藤庸子    サステイナビリティとは何か/なぜゴーギャンなの?--人文学的解説の試み/「持続する社会」の哲学と生涯学習/多文化の共生と多言語主義/それは「国民教育」の責務です

あとがき (二〇〇七年五月 岩永雅也)


≪著者: ≫ 工藤庸子 (くどう ようこ) 1944年浦和生まれ、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学教授を経て、放送大学教授、東京大学名誉教授。主な著書に『フランス恋愛小説論』(岩波新書)、『ヨーロッパ文明批判序説』(東京大学出版会)、『宗教vs.国家』(講談社現代新書)などがある。

≪著者: ≫ 岩永雅也 (いわなが まさや) 1953年佐賀生まれ、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。放送大学教授。専門は教育社会学。主な著書に『生涯学習論』(放送大学教育振興会)、『創造的才能教育』(共編著、玉川大学出版部)、『高齢化社会への意識改革』(共著、勁草書房)などがある。






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本「理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則 (中公新書1216)」杉原厚吉5

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理科系のための英文作法―文章をなめらかにつなぐ四つの法則 (中公新書)
理科系のための英文作法 文章をなめらかにつなぐ四つの法則 (中公新書1216)

○著者: 杉原厚吉
○出版: 中央公論社 (1994/11, 新書 173ページ)
○価格: 693円
○ISBN: 978-4121012166
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いまのところ、まだ二回目だから、それでも、一回目に比較するには随分手を抜いて肩の力を抜いて(よくもわるくも)、そう、他人に強要されたのではなく、みずからの意思により決めたことを、やるべきことをやらないことは、みずからのために、誰のためでもなく、、、あぁ、大学の単位認定試験は7科目、今月末、とくにドイツ語(入門II)と英語(の基本)が、どちらも初心者レベルなんだけど、、、


文法的に正しい英文でも、つながりが良くないと明快な文章にはならない。本書は、コンピュータで開発された文章解析技術と、言語学の新分野である「談話文法」が明らかにした文と文をつなぐ画期的法則を紹介する。この法則は、自分で書いた英文を客観的に眺め、自然な英文をつないでいくための道標となり、気のきいた言い回しよりもまず英文で主張を明確に表現しなければならない多くの人にとって、すぐに役立つ道具となるだろう。


≪目次: ≫
第1章 談話文法を利用しよう    1 足りないのは文をつなぐ技術である/2 談話文法との出会い/3 初心者は安全第一/4 いくつかの約束など
第2章 話の道筋に道標を    1 読み手は霧の中を進まなければならない/2 道標としての接続詞と副詞/3 道標の型/4 道標の種類と代表例(帰結を表わす道標/理由を表わす道標/逆接または対照を表わす道標/焦点を絞ることを表わす道標/情報の追加を表わす道標/仮定・条件を表わす道標/動機を表わす道標/類似を表わす道標/例を表わす道標/言い換え・要約を表わす道標/話題の転換を表わす道標/古い情報の確認を表わす道標/先を指すための道標/共通の座標軸に対する位置を表わす道標/列挙を表わす道標)/5 道標の使われ方
第3章 中身に合った入れ物を    1 文は階層構造をもっている/2 名詞列、形容詞句、形容詞節/3 節と文/4 仮定や約束の及ぶ範囲/5 用語や記号の定義/6 括弧とピリオド
第4章 動詞が支配する文型    1 外国人の手紙から/2 基本5文型では不十分である/3 Hornbyによる動詞の分類
第5章 古い情報を前に    1 古い情報の引き継ぎ/2 引き継ぎの省略/3 英文による引継ぎ(定冠詞による引き継ぎ/指示形容詞による引き継ぎ/代名詞による引き継ぎ/冠詞と形容詞による引き継ぎ/関係代名詞による引き継ぎ)/4 同じ語句のくり返しが最もよい/5 新しい情報は一つずつ
第6章 視点をむやみに移動しない    1 文には視点がある/2 分詞構文の中の視点/3 to不定詞の意味上の主語/4 所有格と視点/5 一人称と視点/6 重文と複文における視点/7 文章の流れと視点/8 情報の新旧と視点
おわりに (1994年10月 杉原厚吉)
参考文献

コラム    コンピュータは行間を読むのがにがて/誤りの検出はやさしいが訂正はむつかしい/チョムスキーの生成文法/図における入れ物/接尾語 -able は受身を表わす/切りの良いところでやめてはいけない/特殊な視点をとる動詞


≪著者: ≫ 杉原厚吉 (すぎはら・こうきち) 1948年(昭和23年)、岐阜県に生まれる。1973年、東京大学院計数工学修士課程修了。電子技術総合研究所、名古屋大学情報工学専攻助教授、東京大学工学部計数工学科教授(などを経て、東京大学名誉教授、明治大学研究・知財戦略機構特任教授)。著書、『不可能物体の数理』(森北出版)、『計算代数と計算幾何』(共著、岩波書店)、『計算幾何工学』(培風館)、Machine Interpretation of Line Drawings (The MIT Press)、Spatial Tessellations――Concepts and Applications of Voronoi Diagrams (共著, John Wiley & Sons, Ltd.)。

杉原厚吉 『大学教授という仕事』(水曜社、2010年) '10/12/30
杉原厚吉 『だまし絵のトリック 不可能立体を可能にする』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/12/16





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本「大学教授という仕事」杉原厚吉5

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大学教授という仕事
大学教授という仕事

○著者: 杉原厚吉
○出版: 水曜社 (2010/1, 単行本 170ページ)
○価格: 1,680円
○ISBN: 978-4880652290
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そう、今年(平成22年、2010年)の4月によそ(40歳)にして大学生になって、まもなくいちねん。カリキュラムをコツコツクリアしていけば、あと3年で(アクシデントがなければ)卒業できるだろう。大学卒業がひとつのおおきな目標ではあって、しかし、大学を卒業したからと言ってなにがどうなるものでもない、みずからの(積年の)学歴コンプレックスの除去と、自己満足と、、、はたしてぼくは、なにを欲して大学に大学生になったのだろう??!、とくに劇的ななにかハプニングみたいなものは期待しない
大学の大学生としてのシステムがよく分かっていない理解できていないのだけど、たとえば卒業論文を書くとなると、だれか特定の教授(または准教授)に師事して、ということになるのだろう。ぼくはどうにも想像力が貧困で、なにをどうしてそうなるのか、なにをどうしたらそうできるのか、



≪目次: ≫
はじめに
1- ストレスの少ない職業    1-1 一国一城の主/1-2 卒業から大学教授までの道
2- 講義の担当    2-1 教え方を教わっていない先生/2-2 教壇は最良の勉強の場
3- 研究と学生指導    3-1 研究者としての大学教授/3-2 学生の獲得/3-3 研究指導/3-4 研究室のスタイルづくり/3-5 秘書
4- 研究資金の獲得    4-1 経常研究費と外部資金/4-2 不正防止
5- 論文の精算    5-1 原稿の執筆/5-2 学生の原稿の添削
6- 管理運営の仕事
7- 入学試験    7-1 入試問題の作成/7-2 出題ミスとその対策/7-3 試験監督と採点
8- 学会活動    8-1 研究交流・研究発表の場/8-2 研究業績蓄積の場/8-3 学会の役員
9- 国際会議活動    9-1 学会活動の国際版/9-2 学生指導と国際会議/9-3 会議運営・国際交流
10- 審査
11- 他大学の非常勤講師
12- 著作活動
13- 研究成果の社会還元    13-1 ソフトウェアの公開/13-2 幾何計算駆け込み寺/13-3 研究成果と知的財産
14- 専門知識の社会還元    14-1 講演などの依頼/14-2 マスコミへの協力
15- 大学教授のセルフマネージメント

参考文献
あとがき


≪著者: ≫ 杉原厚吉 (すぎはら こうきち) 1948年生まれ。名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻助教授、東京大学大学院情報理工学研究科数理情報学専攻教授などを経て、09年より明治大学研究・知財戦略機構特任教授。主著に、『理科系のための英文作法』(中公新書)、『だまし絵の描き方入門』(誠文堂新光社)など。

杉原厚吉 『だまし絵のトリック 不可能立体を可能にする』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/12/16





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本「花物語 (ポプラ文庫)」橋本治、さべあ のま 絵5

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花物語 (ポプラ文庫)
花物語 (ポプラ文庫)

○著者: 橋本治さべあのま
○出版: ポプラ社 (2009/10, 文庫 213ページ)
○価格: 714円
○ISBN: 978-4591111970
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そう、花物語♪、紫陽花もコスモスも沈丁花も、、、どうなんだろう?!、あるとき、ふっと、なんなんだろう?!、なにかがあって、なんにもなくっても、どちらの場合にも可能性はあって可能性を否定できなくって、いつもとおなじ、これまでとマッタク変わることがない(ハズの)、風景や景色や、そう、具体的には花、であり、草や木や、見慣れた、、、あぁ、思わず涙が出ちゃうくらい、涙が溢れてこぼれ落ちちゃうのを我慢できない耐えられない堪えられないくらいに、なにも異なることは差異は相違はない、ことやなんかも意識して、明白に意識したうえで、なんなんだろう?!、なんでだろう??!、ハッキリと意識して記憶している、記憶に深く(ときに痛み苦しみとして)刻み込まれて忘れられない、忘れることなどどうしてできようか?!、いまでも思い出すと切ないなぁ胸苦しいなぁ、グッときちゃう、、、だからどうした?!、そう、どうってことない、なんでもないよ、ダイジョウブ、ダイジョウブ♪♪




小説の名手・橋本治さべあのまの美しいイラストでおくる、「サクラ草」ではじまり「旅立ち」で終わる14の物語。揺れ動く心の動きとせつなさを、季節の花々や自然に託し見事に語った、みずみずしい物語。巻末に特別対談を収録!


≪目次: ≫
サクラ草
紫陽花
プール
夏休み

秋のヒマワリ
コスモス
夕焼け
将来
大掃除
お年玉
白い梅
沈丁花
旅立ち


特別対談『永遠の残る物語』橋本治×さべあのま    教科書に載るような小説を/物語の余白/絵の情報量/午後の光の下のサイダー/「子どもであること」の普遍性/本は長く存在してほしい/感覚の世界を伝えたい/肌触り


≪著者: ≫ 橋本 治 Hashimoto Osamu 1948年東京生まれ。東京大学在学中に駒場祭のポスターで話題を集めるが、イラストレーターから小説家に転身。小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッセイ・芝居の演出等、あらゆるジャンルで精力的な活動を行う。『双調平家物語』で第62回毎日出版文化賞を受けるなど受賞歴多数。小林秀雄賞選考委員。

[絵] さべあ のま Sabear Noma 漫画家/イラストレーター。大阪生まれ東京育ち。'78年〜'90年にニューウェーブの漫画家として活動した後、絵本やイラストに活動を移行。'99年絵本『スージーちゃんとマービー』(小学館)アニメ化。'03年『さべあのま全集』(メディアファクトリー)刊行。

橋本治 『帰って来た桃尻娘』(ポプラ文庫、2010年) '10/11/10
橋本治 『その後の仁義なき桃尻娘』(ポプラ文庫、2010年) '10/09/08
橋本治 『桃尻娘』(ポプラ文庫、2010年) '10/08/01





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本「きみはなぜ生きているのか?」中島義道5

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きみはなぜ生きているのか?
きみはなぜ生きているのか?

○著者: 中島義道
○出版: 偕成社 (2010/6, 単行本 187ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4038143106
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そう、いつか死ぬ、かならず死ぬ、死なないことは(避けることができ)ない。いつ死ぬかは、分からない。ぼくが欲している67歳(娘が40歳になるとき)まで生きられるものなのか、もっと長く生きるのか、はたまた明日には今日にも死んでしまうかもしれない(みずから欲していないにしても、なんらかの外的な要因で命を落とす可能性は誰しも否定できない)。
じゃぁ、生きることに意味があるものなのかどうなのか?、意味がないものでもないだろう、意味があるかどうかは分からない。が、少なくともぼくは自分自身では(他人の意見は知らない)「みずからが生きる意味はあるだろう(意味がないものではない、よりも積極的に)」と考えるにいたっている(それなりには考えたつもりだし、これからもつねに考えつづけるであろう、たぶん死ぬまでず〜っと)、いまのところ、じぶんのなかでは、だから死なない、死にたくない、みずから死を選択(自殺)することなく、生きたい、かなぁ。そう、たとえば、朝から愛用のクロスバイクで峠越えのトレーニングに行くとして、月に一度くらいのトレーニングをみずからになんとなく(気分次第で)課していて、ときどきは煮詰まりすぎないようにアタマカラッポにカラダヘトヘトにしたいと欲するような気分のときが、みずから発するサインのようなもの(見逃すとタイヘンだ暴発しちゃう)を感じたりして。クロスバイクランはトレーニングだから、約88kmの大垂水峠を越えるルートを、3時間半から4時間くらい集中してハードに走りまくる、基本的にはノンストップで、所要時間(平均速度)を気にしながら。汗を大量にかく。専用のウェアが、高機能なもの(ポケットが優れモノのようだ)を欲しいなぁとは思いながら、いろいろあって(イチバンはモッタイナイから貧乏性)、ユニクロだから、ポケットが使えない(汗まみれになる)こともあって、携帯も財布もお金も持たず、給水ドリンクと自室のカギを1本だけで、ここ数回は。なにかトラブル(パンクとか事故とか)があったらどうしよう?!、とか考えないわけではないのだが、そのときはそのとき、なんとかなるだろう、なんともならないものでもないだろう。フツーに車が走っている舗装道路を走行するのだから、人知れず、なんてことにはならないハズ。コケないように注意しながら(どんなに注意しようがトラブルや事故を避けることは不可能だ)、そう、自室に辿り着くと毎回ホッとするのだが、まさに、無事が何より、とつくづく思う。出発前には、前日(前夜)から、縁起でもない話だがホントのところ毎回毎回、事故にあって死ぬ可能性を考えないときはない。高速走行中に車と接触したら命はないだろう、などと事故に遭遇して死ぬ可能性を考えて、もちろんみずからの意志としては生きたいと欲しているからこそ、さらには、よく(好く、善く)生きたいと欲しているからこそ、リスクを引き受けて。というわけで、どういうわけだか知らないが、、、2010/8/8(sun) 5:43-9:20(3:37), Tm 3:28'58, Dst 88.02km, Av 25.2km/h, Mx 55.9km, Odo 2975.1km. 津久井湖畔でトイレ休憩(給水)。


「ぼくはきみの味方。これから五日に一度手紙を書くよ――」
高校生になって、ひきこもってしまったクライ君のもとに、ある日とどいた一通の手紙。そこには少年を勇気づけるように、「過去」「未来」「いま」そして「死」について、つづられていました。
死を見つめ、考え続ける哲学者が放つ、哲学ファンタジー。


≪目次: ≫
はじめに
1 きみがいつか死ぬということ
2 未来はどこから来るんだろう?
3 過去はどこへ行ってしまったのだろう?
4 「いま」って何だろう?
5 どうしたらきみは幸せになれるんだろう?
6 どうせ死んでしまうのに、なぜ自殺してはいけないんだろう?
7 きみはだれだろう?

「生きること」を真剣に考えているきみへ (二〇一〇年二月二日 立春の前の前の日 中島義道)


≪著者: ≫ 中島義道 (なかじま・よしみち) 1946年福岡県生まれ。東大大学院人文科学研究科修士課程修了。哲学博士(ウィーン大学)。2009年、電気通信大学教授を定年前に退官。現在「哲学塾カント」を主宰。著書に『哲学の教科書』『孤独について』『不幸論』『「死」を哲学する』『「時間」を哲学する』などがある。

[カバー装画] 谷内こうた (たにうち・こうた) 1947年神奈川県生まれ。1971年、絵本『なつのあさ』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。そのほかの絵本に『のらいぬ』『ひこうきとぼく』、画集に『緑と風の丘』などがある。

[本文挿絵] 井筒啓之 (いづつ・ひろゆき) 1955年香川県生まれ。長沢節氏に師事。1998年、講談社出版文化賞受賞。主な仕事に『鉄道員(ぽっぽや)』『負け犬の遠吠え』(以上、装画)、「8月の果て」「流星の絆」(以上、連載小説挿絵)などがある。





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本【第二読】「関口・新ドイツ語の基礎  Bausteine der deutchen Sprache (復刻版・CD付)」関口存男、関口一郎 改訂5

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関口・新ドイツ語の基礎 CD付 復刻版
関口・新ドイツ語の基礎  Bausteine der deutchen Sprache (復刻版・CD付)

○著者: 関口存男関口一郎 改訂
○出版: 三修社 (2008/9, 単行本 302ページ)
○価格: 2,310円
○ISBN: 978-4384030310
おすすめ度: 5.0
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さいしょに読んだとき(平成22年5月3日読了)にも、読み進めるのがしんどかったような記憶だけはあって、たしか時間もずいぶん費やしたはず(ただただ読み終えるのがセイイッパイ)。
なにが愉しくて?!(ソンナニイッショケンメイニナッテルノ?)、とは、ぼくだって途中に何回か自問した。そこまでやる必要はないんじゃないの?、意味あるの(意味ないんじゃないの)??、テキストは182ページ、およそ練習問題といっていいであろう課題(6月に解答して提出したもの)とその解説が手元にある。それを丸暗記するだけで、もしかしたら単位認定試験はクリアできちゃうかもしれない(いやいやそんなに甘くはない)。まぁまぁ単位認定試験は近いところでのクリアしなければならないハズスことがあってはならない通過点、チェックポイントなのであって、けっして目標にはなりえない。あくまでもドイツ語の習得(修得)を目的としているぼくは、できることなら可能なかぎりで、やれるときに気持ちがあるうちに(ウワキモノ)、と考えるのかどうなのか。書いて書いて書き写して書きまくって体で覚えること(とりあえずいまのところの試みとして)、A4ノート17ページ、いずれも静かで集中できる図書館の自習室にこもって、ときに受験勉強に励む高校生と机を並べての、14:20〜17:40(本書〜P.53)、10:00〜12:50(〜P.88)、10:05〜13:50(〜P.134)、14:05〜17:00(〜P.185)、10:00〜13:45、13:52〜14:15。(ダカラドウシタノ??!)、ノリとしては写経?!、もちろん意味を考えながらも頭真っ白にして雑念を払い除けて集中して、またある側面ではクロスバイクでのトレーニングのイメージで、峠を越えるルート(道)をただただひたすらに休むことなく、およそ3時間半から4時間くらいのあいだノンストップでクルクルクルクルあしを回転しつつづける、みたいな♪
で、忘れちゃいけないのが、この作業(本書の読書と筆記と)は、あくまでも近いところでの単位認定試験対策として、テキストを復習する前にクリアしておきたいと考えた、ぼくの自己満足にすぎない



≪目次: ≫
改訂の序 (昭和59年3月 関口一郎)
序(初版の序文) (昭和二十二年二月九日 長野県西筑摩郡吾妻村妻籠にて 著者識)
トラック対応表(CD)

第1講 アルファベートと字体/第2講 発音の要点/第3講 動詞の不定形と人称変化(1)/第4講 動詞の不定形と人称変化(2)/第5講 動詞の不定形と人称変化(3)/第6講 定冠詞・名詞の格変化/第7講 人称代名詞の格変化/第8講 der、dieser、jenerなど、および形容詞の格変化/第9講 ein、kein、meinなど、および形容詞の格変化/第10講 名詞の複数形/第11講 定形とその位置/第12講 話法の助動詞/第13講 動詞の3要形/第14講 過去と未来/第15講 受動形/第16講 前置詞/第17講 分離動詞/第18講 関係代名詞/>第19講 完了時称/第20講 zu不定句/第21講 再帰動詞/第22講 比較級と最高級/第23講 形容詞の名詞化/第24講 非人称動詞/第25講 命令法/第26講 接続法の形/第27講 接続法の用法(1)間接話法/第28講 接続法の用法(2)要求話法/第29講 接続法の用法(3)約束話法/第30講 講数詞
付録 不規則変化動詞表
索引

福本義憲 『はじめてのドイツ語』(講談社現代新書、1991年) '10/07/03 【第二読】
関口一郎 『すぐに役立つ はじめてのドイツ語』(NHK CDブック、日本放送出版協会、1992年) '10/05/16
関口存男、関口一郎改訂 『関口・新ドイツ語の基礎  Bausteine der deutchen Sprache (復刻版・CD付)』(三修社、2008年) '10/05/03
福本義憲 『はじめてのドイツ語』(講談社現代新書、1991年) '10/04/04





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本「社会力を育てる 新しい「学び」の構想 (岩波新書1246)」門脇厚司5

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社会力を育てる――新しい「学び」の構想 (岩波新書)
社会力を育てる 新しい「学び」の構想 (岩波新書1246)

○著者: 門脇厚司
○出版: 岩波書店 (2010/5, 新書 256ページ)
○価格: 840円
○ISBN: 978-4004312468
おすすめ度: 5.0
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そう、判断能力というのか、まぁ、往々にして間違えちゃったりミスをおかすものであり、イッパンテキには修復だって可能であり一定レヴェルでは認められるものであろうことから、あんまり難しく考えすぎることの方こそが、もしかしたらモンダイなのかもしれないけれど、どうにもこうにもヘタクソで自信を持ちえない、あぁ、記憶しているかぎりで幼少のころから、で、このところ明白に意識しちゃって。だからなのなかどうなのか、独り暮らしをはじめて、しばらくしてから住民登録を移動(異動?!)する必要に迫られて(宅地建物取引主任者の登録の更新?!)渋々ながらメンドクサイなぁなどと思いながら、仕方がないので要求された住民票だけ取得して、印鑑登録をすることなく。そう、印鑑登録をするか否かは、少しだけ迷った。登録しておけば、印鑑証明書が必要になったときに、すぐに交付が受けられる。さて、印鑑証明書を必要とするときとは、如何なるときであろうか??!、などと考えるには、それなりに重要なことを為すとき、たとえば、まとまった大きなお金を借りるとか、クルマを買うとか、そうそう、家を売る、とか。閑話休題、家を買うときには、家を買うこと自体においては印鑑証明書は必要とされない、住宅ローンを借りるために銀行に要求される(銀行が要求する)のと、登記記録に抵当権を設定登記する(みずからの不動産に現行の抵当権を設定されてしまうことを認めたことの意志確認?!)ために要求される。で、話を戻すと、そうそう、判断能力に自信がなくって、いろいろ考えること(判断を迫られること)を煩わしいと思うようなキブン♨でもあって、リスクヘッジ!!?みたいな


子どもや若者に広がる社会や他人への無関心。協力し、助け合える社会は築けるか。著者は前著『子どもの社会力』で「人と人がつながり、社会をつくる力」を「社会力」として提唱し、注目を集めた。いま互恵的協働社会の実現に向けて、地域や学校で社会力を育てる必要性を説き、学力重視の教育からの転換を提案する。


≪目次: ≫
はじめに    (山積する世界と日本の難問/共有したい資質能力としての社会力/目指される「つながり」のある社会)
序章 なぜ、若い世代の「社会化不全」が進むのか    (子どもの変化への危惧)/1 変容する生育環境(無機質化し無人化が進んだ生活空間/激減した生きた人間との直接的な交流)/2 「非社会化」という変質――社会化不全に通底するもの(「若い世代」の年齢的な広がり/社会科不全現象に通底するもの/社会全体に広がる非社会化現象)
第1章 教育と子どもの現状をどうみるか    1 戦後教育六〇年の転変(経験重視から学力重視へ/テスト学力偏重教育が生んだ病理/受検本位の教育からゆとり教育へ/再びの学力向上競争へ)/2 学力向上に偏した教育の問題(全国学力テストがもたらした弊害/身につかぬPISA型の学力/培われぬ「社会の一員」という自覚/顕著になった階層格差)/3 四〇年前から進んでいた学力の階層格差(顕在化した階層格差問題/近代公教育制度の理念/注目された文化的再生産論/教育の階層格差、四〇年前の警告/ドーア博士の鋭い洞察と警告/行き詰まった階層間の社会移動/避けられない発想の転換/残される貧困層の子どもの問題)/4 見逃せないもう一つの教育問題(メディア機器がもたらす脳の機能低下/現実の世界を侵すバーチャルな世界/IT病理としてのネットいじめ)
第2章 なぜ、いま社会力なのか    1 人が社会をつくる(社会の実体は生きている人間/人間の質が社会の質を左右する)/2 社会力という資質能力(人とつながる力が社会をつくる/社会関係資本の核をなす社会力/社会力の豊かな人間のイメージ)/3 人の脳機能を高める社会力(社会生活とヒトの脳の進化/高まる社会的知性の重要性への関心/高度な社会的脳機能を可能にする脳部位/脳機能を高める社会性)/4 社会問題を解決する能力としての社会力(「人間の本来的利他性」を主張する諸言説/人間の利他性のルーツに関わる言説/人間の利他性を補強する研究と言説/難問を解決する「互恵的協働社会」/互恵的協働社会のイメージと特性)/5 互恵的協働社会を可能にする社会力(社会関係資本のもとになる社会力/他者への信頼が社会力のもと)
第3章 社会生活を営む能力としての社会力    1 社会生活を営むということ(当り前にすぎる日常生活/社会生活の実体は人と人との交わり/社会の一員になるということ/社会生活に必要な諸能力/他者との相互行為こそ鍵)/2 ヒトの子が備えている高度な能力(顔を弁別する能力と目を読む能力/表情の読み取り能力と「社会的参照」能力/ヒトの会話と音声の聞き分け能力/意思あるものの動きを特別視する能力/他者の情動に共感する能力/随伴性探知能力/ヒトの子の先天的な能力が示唆すること)/3 後天的に形成される人間の社会的能力(言葉の習得/意味の読み取り(解釈)能力/状況を把握する能力と「現実」を共有する能力/社会的関係の認識/他者の行為や態度や表情を読み取る能力/適切な言葉と行為を選び応答する能力/相互行為を可能にする諸能力/再び、社会生活を営むということ)/4 社会的知性の核としての社会力(促したい社会生活の見つめ直し/好ましい社会的知能(EQ)への関心の高まり/再び、社会生活と脳機能の関連をみる/社会的知性の核となる社会力)
第4章 急を要する教育目標の転換    1 戦後新教育が目指した「新しい学力」(戦後新教育の教育目標/「社会をつくる力」こそ学力とする学力論)/2 OECDの学力観に学ぶ(OECDの新しい能力観と教育観/PISA型学力の核心)/3 よき社会人を育てる教育(弊害が増すだけの競争する教育/新しい教育目標の核になるもの)/4 公教育の目標を転換する(公教育制度と産業社会の関係/産業社会の担い手を育てるためではなく/個人の善き生と社会の健全な発展を可能にする教育へ)
第5章 社会力をどう育てるか    1 社会力が学力を高める(高い社会力と学力の相関/社会力の内部構造)/2 多様な他者との交流が育てる社会力(長野県のゼロ歳からの社会力育て/山形県戸沢村の社会力育成教育/舞鶴市立中筋小学校の教育実践/ラボ教育メソッドで育つ社会力/筑波学院大学の社会力育成教育/NPO法人「ニュースタート」の挑戦)/3 地域社会を新しい親密圏に(親密圏を家族から地域に/地域における二つの3C運動)
終章 互恵的協働社会の実現に向けて    1 実現するための困難な道のり(立ち塞がる二つの難問/論理学者ロールズ教授の提案/ドーア博士とセン博士の問題提起/難問を克服する社会力)/2 互恵的協働社会を実現する教育(再び、互恵的協働社会について/メリトクラシーからディーセントクラシーへ/未来を開くための教育/互恵的協働社会の実現こそ)
あとがき (二〇一〇年三月一日 今年初めてわが家の庭を訪れた鶯の声を耳にしつつ識す 門脇厚司)
参考文献


≪著者: ≫ 門脇厚司 (かどわき・あつし) 1940年、中国・青島で生まれる(山形県出身)。1970年、東京教育大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育社会学専攻)。淑徳大学講師、東京教育大学助教授、筑波大学教授、同大学人間学類長・教育学系長、筑波学院大学長、日本教育社会学会長、日本教師教育学会長など歴任。現在、筑波大学名誉教授。著書、『子供と若者の〈異界〉』(東洋館出版社)、『子どもの社会力』(岩波新書)、『学校の社会力』、『親と子の社会力』(ともに、朝日選書)、『社会力再興』(学事出版)、『日本教員社会史研究』(共編著、亜紀書房)、『東京教員生活史研究』(学文社)など。





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本「日本語は論理的である (講談社選書メチエ445)」月本洋5

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日本語は論理的である (講談社選書メチエ)
日本語は論理的である (講談社選書メチエ445)

○著者: 月本洋
○出版: 講談社 (2009/7, 単行本 220ページ)
○価格: 1,575円
○ISBN: 978-4062584456
おすすめ度: 4.0
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なるほど、「〜は…である。」、日本語は論理的である、吾輩は猫である、にゃぁ〜♪


≪目次: ≫
はじめに
1.日本語否定論・日本語特殊論の系譜    1.1 明治以来の日本語廃止論(森有礼と志賀直哉)/1.2 「日本語には文法がない」(谷崎潤一郎『文章読本』での主張)/1.3 「日本語は非論理的」説(萩原朔太郎から現在へ至る日本語非論理説)/1.4 「日本語の論理は西欧の言語の論理とは違う」説(西田幾多郎の日本語特殊説/三上章の日本語特殊説/その他の日本語特殊説)
2.論理とは比喩の形式である    2.1 理解の二重性――想像可能性と記号操作可能性(「理解できる」とはどういうことか/想像可能性という「理解」と記号操作可能性という「理解」/異なる二つの「理解」)/2.2 記号操作可能性は想像可能性に基づく(丸記号はなぜ身につかないか)/2.3 イメージの言語的側面が比喩である(言葉の基盤としての比喩/比喩こそが言葉を成り立たせている)/2.4 抽象的な表現は比喩を通じてイメージにつながる(比喩が必要とされる文章、されない文章/死んだ比喩と生きた比喩)/2.5 論理は比喩の形式である(空間の比喩と擬人の比喩がよく使われる/比喩の形式/論理は比喩の形式である)
3.日本語の論理と英語の論理    3.1 英語の論理は主体の論理(生成文法とはどのような理論か/認知文法の考え方/生成文法と認知文法も「主体の論理」)/3.2 「主語―述語」は普遍的か?(「川が見える」の主語は何か?/英語の文法を基にして作った日本語の文法/低レベルな英文法を手本にした日本語の文法/世界では主語を強要しない言語のほうが多い)/3.3 「主語―述語」という関係(「象は鼻が長い」の主語はどれか/「主題」という考え方/主題のない「無題文」と主題のある「有題文」/日本語の文を木の形にしてみると)/3.4 日本語の論理の基本は容器の論理(人を「場所」にする日本語/「は」が日本語の論理の基本/「は」は容器の比喩)/3.5 一文法二論理(日本語には主体の論理もある/一つの論理だけでは図式化できない/「なる」の論理と「する」の論理)/3.6 空間の論理としての格助詞(格助詞「に」の多様な使われ方/「に」に関する三つの学説/空間の論理としての格助詞/一助詞二論理)
4.日本語の論理の基本は形式論理である    4.1 ものすごく簡単な論理学入門(論理学の基本 正しい推論と間違っている推論/論理学の基礎 古典論理は中途半端を許さない/論理学の基礎 記号で書く)/4.2 命題論理とは何か(命題論理は文の接続に関する論理/日本語と古典論理のずれ 「かつ」/日本語と古典論理のずれ 「または」/日本語と古典論理のずれ 「ない」/日本語と古典論理のずれ 「ならば」)/4.3 述語(文が関数になる/「すべての人間は死ぬ」をどう表すか/述語と論理接続詞が組み合わさると)/4.4 命題論理は容器の比喩の形式、述語は擬人の比喩の形式(命題論理は、文の接続の論理の類似物/容器の比喩の形式としての命題論理/擬人の比喩の形式としての述語)/4.5 日本語の論理の基本は命題論理(日本語の論理は命題論理、英語の論理は述語の部分/非論理説・特殊説のどこが誤っているか/西田幾多郎「場所の論理」/省略について/日本語を形式化する試み)
5.学校文法が自虐的言語観を生んでいる    (日本語と国語)/5.1 学校文法とはどのようなものか(主語―述語という問題点/小学校の指導要領での「主語」)/5.2 日本語文法(日本語を教える文法ではどうなっているか/学校文法と日本語文法との違い/文部科学省は批判されても学校文法を直さない)/5.3 学校文法が自虐的言語論の原因である(学校文法が「日本語は非論理的」の原因/文部科学省はなぜ学校文法を直さないのか/「主題―解説」も教えよう)/5.4 文法教育はどのようにあるべきか(二つの文法がもたらす混乱/文法を意味重視で教える/英語教育の準備としての日本語文法教育)/5.5 国語で論理訓練を(日本語は論理的であるが、それを使いこなさねばならない/国語の授業では論理的訓練をしない)/5.6 日本語は変わってしまった(森有礼の英文と和文/日本語の英語化と安定化)
6.小学校英語教育は廃止すべきである    6.1 小学校英語教育とは(文部科学省の悲願/英語教育が国語を伸ばす?)/6.2 小学校英語教育の賛成派と反対派の意見(賛成派の意見/反対派の意見1――精神の植民地化/反対派の意見2――国語教育を充実させる方が重要/まとめ)/6.3 音声で決まる文法(小学校英語教育は音声中心/日本語の音声と文法/母音出現率と人称代名詞出現数は反比例する/脳科学の知見1――右脳で識別する自分と他人/脳科学の知見2――発話は母語を脳内で「聴く」ことから始まる/脳科学の知見3――日本人は左脳で母音を聴き、イギリス人は右脳で母音を聴く/音声と文法の関係の脳科学的説明/発話中の人称代名詞省略現象の脳科学的説明/比喩の形式と母音の左右差/角田仮説との違い)/6.4 脳科学的立場からの小学校英語教育廃止論(小学生は日本語を母語にしきっていない/音声中心の小学校英語教育で、日本語は廃れるかもしれない/英語教育は中学校からにすべきである)
おわりに
参考文献
索引


≪著者: ≫ 月本 洋 (つきもと・ひろし) 1955年東京都生まれ。東京大学工学部計数工学科卒業。同大学院修士課程修了。東京電機大学工学部教授。工学博士。専攻は人工知能。著書に『日本人の脳に主語はいらない』(講談社選書メチエ)、『ロボットのこころ』(森北出版)ほか、共著書に『想像――心と身体の接点』(ナカニシヤ出版)、『脳機能画像解析入門』(医歯薬出版)など。





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本「日本人はなぜ「科学」ではなく「理科」を選んだのか」藤島弘純5

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日本人はなぜ「科学」ではなく「理科」を選んだのか
日本人はなぜ「科学」ではなく「理科」を選んだのか

○著者: 藤島弘純
○出版: 築地書館 (2003/10, 単行本 234ページ)
○価格: 2,520円
○ISBN: 978-4806712732
おすすめ度: 4.0
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あぁ、このままではいけない、なんとかしなけらばならないだろうなぁ、と思わないものでもないのだけれど、なにをどうしていいものやら、かんがえあぐねてなにもしない(行動をおこさない)のは、もっとも好ましくないような気がしているが、、、じつは最近になってボンヤリと感じていることとして、すこしだけ行きすぎた(と感じるような)あたりで、完全に行き過ぎてしまってどうにもならない状態になるすこし手前あたりで、なんとも不思議な力が働いて(だれかがなにかをしている!?)、あれよあれよという間に(あぁそんなこともあったかもしれないなぁ)。




≪目次: ≫
「理科」はなぜ必要か?――「はじめに」にかえて
第1章 さまざまな自然観    日本の自然(箱庭のような地形/春・夏・秋・冬/雨と森に恵まれた自然)/日本人の自然観(古代日本の神々――古事記から/マタギの生活/祈りの言葉/田の神と相撲をとる/山岳宗教/日本の昔ばなし――たにし長者/武田信玄のかすみ堤)/西洋人の自然観(ギリシャ神話の自然観/聖書にみる自然観)
第2章 自然科学の自然観・理科の自然観    自然科学はどのように自然をみているか(キリスト教的な自然観をもつ自然科学/科学技術は自然を破壊する/科学は万能か――日本人の科学信仰)/「理科」のなかみ/「理科」の自然観(小学校「理科」で求められているもの/中学校理科――「自然に親しむこと」と「科学的な目を養う」/高校の理科では?)/日本の「理科」は自然科学教育か(日本の「理科」は自然科学教育か/「理科」の誕生/現在の学校教育のなかでの「理科」の性格)
第3章 百姓仕事がささえた「理科」    身近にあった自然(異界との接点/生き物とのふれあい/農村がささえた「理科」/農村文化の崩壊)/自然が育む感性(感性とは何か/多様な感性は、多様な生活経験から/五〇年前の子どもの生活/子どもは外遊びが好き/理科の実験はおもしろい)
第4章 理科の変遷〜一九四五年から現在〜    問題解決力を重視した戦後の「理科」(戦後にはじまった「生活単元学習」/「系統学習」が生んだ「落ちこぼれ」/理科ぎらいが増えた「探究学習」/新しい「問題解決学習」と「総合学習」)/学力とは何か(学校教育のなかでの学力/「強制」を排除する学力観/「知識」の軽視)
第5章 理科ばなれの現実    理科がきらい(「理科ばなれ)と「理科の学力低下」/なぜ理科ばなれは起きたのか?/小・中学校の「理科ぎらい」は物理と化学)/理科の「学力の低下」はほんとうか(「わかった」ということ/もうひとつの「わかった」ということ――科学的観念の形成/理科の学力は低下していない?/二極分化、二重構造の学力/大学生の学力はどのくらい低下しているか/理科の学力低下は、ほんとうか)/子どもの理科ぎらいは、教師の理科ぎらいから(証拠その1 高校時代、そして進学/証拠その2 学生時代、野外実習への参加/証拠その3 卒業、そして教員時代)
第6章 何を、何で、どう教えるか〜理科教育の三つの要素〜    「何を」教えるか(易から難へ――系統性と順次性/教科間および校種間の問題)/「何で」教えるか(「何で」教えるか――教材と教育内容との関係/アブラナの花は教材にふさわしいか?――教材研究/ハナダイコンとアブラナの花――教材研究/教師の教材研究が、理科を楽しくする)/どう教えるか――教師の力量/理科教師の条件
第7章 「理科」のなかの環境教育    子どもは地域の自然とどうかかわっているのか(自然環境の変化と環境教育/激変する自然環境/公害教育から環境教育へ/子どもの自然認識/体験がともなわない環境汚染への子どもの認識)/理科における環境教育の視点(土地倫理の提唱/国際環境教育ワークショップ)
第8章 「理科」がになう心の教育    「心」をどう見るか(分子生物学的な生命観/サンタクロースはいるの?)/ニワトリを殺して食べる――心の教育の実践(命の重み/ニワトリを殺して食べる/「ニワトリを殺して食べる」のは、残酷か)/小学校で牛を飼う――鳥取県泊村立泊小学校の実践/生命の躍動(ミミズの解剖が教える命の神秘/生命の誕生と躍動――ウニの発生実験)
おわりに (二〇〇三年八月一日 藤島弘純)
引用文献
巻末資料 1 日本国憲法(抜粋)/2 教育基本法(抜粋)/3 幼稚園教育要領(抜粋)/4 小学校学習指導要領(抜粋)/5 中学校学習指導要領(抜粋)/6 高等学校学習指導要領(抜粋)


≪著者: ≫ 藤島 弘純 (ふじしま ひろすみ) 1933年愛媛県松山市生まれ。1962年愛媛大学教育学部卒業。理学博士。高校教諭を経て、鳥取大学教育学部助教授、教授、附属教育実践研究指導センター長(併任)などを歴任し、1999年停年退官。現役時代は、田畑の雑草の種分化についての生体遺伝学的研究のほかに、附属小学校の教師と共同で五感に働きかける理科授業や、生命の神秘を実感する社会人向けの理科講座などを実践。本書は、こうした研究や教育実践の体験から、理科再生の願いをこめて、理科本来のもつ意味を問いかけている。現在は、雑草として除草されながらもたくましく生きている、ツユクサやキツネノボタン等の種分化の機構を遺伝学的・生態学的にもっと解明したいと、中国や韓国の研究者たちと共同研究を進行中。また、メダカやホタル、カエル、トンボなど生き物がにぎわい、子どもの歓声がこだまする水田環境の再生にも取り組んでいる。主な著書に、『新しい教材生物の研究』(共著、講談社)、『生物観察ハンドブック』(共著、朝倉書店)、『鳥取砂丘の住人たち』(編著、富士書店)、『重信川の自然』(編著、創風社出版)、『地域社会に育ち・学び・生きる』(共著、多賀出版)など多数。

藤島弘純 『雑草の自然史 染色体から読み解く雑草の秘密』(築地書館、2010年) '10/05/18





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本「学歴社会の法則 教育を経済学から見直す (光文社新書330)」荒井一博5

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学歴社会の法則   教育を経済学から見直す (光文社新書)
学歴社会の法則 教育を経済学から見直す (光文社新書330)

○著者: 荒井一博
○出版: 光文社 (2007/12, 新書 269ページ)
○価格: 777円
○ISBN: 978-4334034313
おすすめ度: 4.0
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市場(マーケット)の理論は、多数決(パワーゲーム)的なところに苦手意識があって、それでも意識して活用する機会もないわけではないのだが、もちろんぼくがゲームの勝者であり多数派のボリュームゾーンに存することも(否定的に)考えている以上に多々あるんだろうけれど、むしろほとんどがそうなんだろうとは思うけど、統計として数値データとされたときに、切り捨てられちゃう両端に散らばるような取るに足らない数量のデータ、もっとも切り捨てることの効用(いちいち細かいところまで対応しきれないよぉ)を理解したうえで、少数派、マイノリティ、異端なるものの存在に、もちろんぼくが気がつくことがないことの方が多いんだろうけど、ちょっとかなしくせつない気分になったりする(バカみたい)。忌避したい個人的な感情は、その情報自体の有用性を冷静に客観的に判断すべきであろう、とは、忌避という意識が生じた時点において明白に関心を抱いていることでもあり、関心を抱いたという事実であり現象が生じた事柄について、みずから積極的な関与を否定して排除することの危険をも考慮すべきか?!、やはり、市場の原理、生物的なヒトの行動の習性・原則のようなものを、一定のレヴェルで採用して、みずからの行動の判断の材料のひとつとすべきであろうとも。
経済学。

そう、「教育」のタイセツさ。
ひとつには、みずからの劣等感として。大学教育を受けていないこと(みずからの不作為に起因して)のビハインドを、社会生活のさまざまな場面で思い知らされる機会は少なくない。
そして、ぼくの中学一年生の娘のこと。とくに、女の社会的なあり方が、ぼくたちの時代とはずいぶん異なるというのか、多様化、などと言えば聞こえはいいかもしれないけれど、男女の雇用機会が均等化されて、個人が尊重されるようになって、しかしそれはまた、女という存在(性別)が、男が庇護すべき存在ではなくなった(ぼくの考えは古臭い)、ということをも意味していて、女だからと言って特別扱い(優遇)されることがなくなって、提供する労働にたいして同等の報酬が支給されて、アタリマエのように同等の能力や同等の労働の提供が求められる。
そういえば、読書に耽る電車のなかでの年若い女学生と思しきグループの会話にあって、「最初のデートくらいは、男子におごってほしいよねぇ(割り勘はダメ)」とは。わざわざ読書を中断して顔を上げて視認することをしなかったのだが、これに類する(年若い女性の古風とも言えなくもない)会話が耳に入ってくる機会は少なくはない。


≪目次: ≫
はしがき (二〇〇七年一一月 荒井一博)
登場人物紹介

第一部 学歴社会には「法則」がある
第1章 学歴はなぜ所得格差を生み出すのか
    学歴は所得を決める要因か/人的資本とは何だろうか/教育経済学的に考えること利点/高学歴の多様な利益/教育は被教育者以外にも利益をもたらす/正確に理解されていない教育の費用/人的資本の論理/教育投資の収益率
第2章 学歴シグナルによる「差別」は正当か    シグナルとは何だろうか/シグナリング理論の基本的なアイディア/最も平易な説明/学歴が能力を示すメカニズム/シグナリング理論の解釈/お金がなくて大学にいけない場合は?/資金が自由に借りられないときのシグナル/学歴な富裕度を示すシグナルでもある/教育投資はポトラッチと似ている/正しい理論はどちらなのか/大学進学行動のネットワーク理論/教育改革の留意点/授業料は学生自身が払う時代が来た/シグナルの弊害を克服しよう/シグナル偏重が必修科目の履修漏れを生む
第3章 働く母親と専業主婦、子どもの学歴を上げるのはどっち?    親の学歴は子どもにどう影響するのか/社会階層の固定化に果たす教育の役割/父親と母親のどちらの学歴が重要か/経済発展と親の学歴の効果/母親との読書や百科事典の効能/女性の教育を再評価しよう/母親の学歴効果はなぜ相対的に大きく低下するのか/母親の所得を何に使うか/働く母親の子どもの成績はよい?/母親の就業は子どもの能力を下げるのか/軽視されてきた女子教育/なぜ短大進学率が急減しているのか

第二部 経済学的に正しい教育とは?
第4章 学校選択制教育バウチャー制度で何が変わるか
    学校選択制と教育バウチャー制度/学校選択の自由と子どもの能力/需要と供給の調整/学校に選択の自由があるのか/教育バウチャー制度とは/バウチャー制度で誰が利益を得るのか/バウチャー制度で平均学力は向上するのか/好ましい学校選択制・バウチャー制度は?
第5章 英語ネットワークへの投資法    言語の経済学/ネットワーク外部性/なぜ英語は準世界共通言語なのか/英語ネットワークに立ち向かう教育/問題意識が必要です。/ネットワーク外部性が生み出す不平等/英語の国際化が始まった?/英語は習得しやすいか/英語は準世界共通語にふさわしいか/日本語はなかなか使いやすい言語/収益率の低い日本の英語教育投資
第6章 「いじめ」を経済学で解決する    いじめは西欧でも広く見られる/自由主義といじめ/西欧と日本のいじめの比較/いじめのインフォーマル・ネットワーク/教師や親は頼れるのか/他の生徒は頼れるのか/いじめの経済学/いじめを防止・根絶する方法
第7章 教師と学級規模の経済学    教師という職業は聖職か/不適格教師排除で教育の質は上がるのか/教育の場に望ましい文化とは/どのような教師が望ましいのか/学生による授業評価の問題点/少人数学級は学力を高めるのか/多数の実証研究の結論/計量経済分析の結果が異なる理由/学級規模と学力に関するテネシー州の実験/学級規模の経済理論/クラスにおけるピア効果(peer effect)/学級規模は何人が最適なのか/能力別クラスは好ましいか

実践編 収益率をアップさせる学習法
機ヽ惱の一般理論
    教育の経済学はどんな能力が有用と考えるのか/道具・体系・独創の理論の提唱/道具の習得を楽しくする工夫/数学力が個人所得を高める/思考のパターンを見に付けよ/体系的思考の利点/独創(応用)と体系の関係/常に考える癖をつける/数学の難問練習は役立たない
供 ̄儻譴粒惱論    日本人の英語はカタカナ英語/収益率を考慮した英語の人的資本投資/英語の難問練習も不要/英語を各能力の育成法/正しい英語の話される環境を整えよ/どうしたら英語が話せるのか/英語の早期教育は好ましいのか/小学生で英語を教える条件が整っているか/自動翻訳機の作成に本格的に取り組め

あとがき
参考文献


≪著者: ≫ 荒井一博 (あらいかずひろ) 1949年長野県生まれ。イリノイ大学大学院博士課程修了(Ph.D.)、一橋大学大学院経済学研究科教授。79年パデュー大学客員助教授、92年クィーンズランド大学客員教授。専門はミクロ経済学・日本経済論。著書に『教育の経済学』『ミクロ経済理論』『文化・組織・雇用制度』(以上、有斐閣)、『雇用制度の経済学』『ファンダメンタル ミクロ経済学』(以上、中央経済社)、『教育の経済学・入門』『信頼と自由』(以上、勁草書房)、『終身雇用制と日本文化』(中公新書)、『文化の経済学』(文春新書)、『脱・虚構の教育改革』(日本評論社)、The Economics of Education (Springer-Verlag)などがある。

荒井一博 『自由だけではなぜいけないのか 経済学を考え直す』(講談社選書メチエ、2009年) '09/11/17







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主として“本”が織りなす虚構の世界を彷徨う♪

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写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

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