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ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28)
ほんとうの「食の安全」を考える ゼロリスクという幻想 (DOJIN選書028)

○著者: 畝山智香子
○出版: 化学同人 (2009/11, 単行本 224ページ)
○価格: 1,680円
○ISBN: 978-4759813289
おすすめ度: 5.0
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オーガニックで食中毒でも、それもまた食育かも。
「基準」が万能(万全)なものでも絶対的なものでもなく、ライン(線)として、便宜上。いちど設定された「線(基準)」は、良くも悪くもひとり歩きをはじめて、経緯や意義よりも、上か下か、OKかNGか、善か悪か、安全か安全ではないか、ときに宣伝材料としても活用されて、、、
死生観についても考えよう。


≪目次: ≫
まえがき
第1章 「基準値」はいかに決まるか    一 残留農薬はすべて犂躙鵜瓩覆里? (毒性影響を確認する実験/一日許容摂取量(ADI)/最大残留基準値/基準値違反は安全性に問題があるのか/回収・廃棄は正しい対応なのか/農薬の暴露量評価/日本の対応に改善を望む)/二 天然は常に牋多喚瓩覆里? (食品添加物の基準値違反/天然添加物/天然だから安心なのか/安全側にどれだけ余裕をもたせるか)/●コラム1 安全性試験における優良試験所基準とガイドライン/三 安全基準は厳しければよいのか? (タマネギがもし食品添加物だったら/ジャガイモに含まれる配糖体がもし残留農薬だったら/遺伝子組換え食品の安全性)/●コラム2 レギュラトリーサイエンスとはなにか/四 参考にする値はなにを用いたらよいのか? (中国製冷凍餃子事件メタミドホスの影響が出る量/残留農薬の基準は中毒症状の値に当てはまらない/日本での毒物混入事件)
第2章 発がん物質のリスクの大きさをどう考えるか    一 発がん性とはなにか (「発がん性がある」という言葉の意味/注意すべきは遺伝毒性発がん物質/発がん物質のリスクを比較する/カビ毒臭素酸カリウムのどちらが危険?)/●コラム3 動物実験での「発がん性」の定義/二 発がん性のリスク評価 (遺伝毒性発がん物質の評価方法/MOEの計算方法/遺伝毒性のリスクをどう評価するか/微量でも発がん物質は危険か/マラカイトグリーンの危険な摂取量/マラカイトグリーンに発がんリスクはあるのか)/●コラム4 化学発がんの歴史/三 健康的な食生活にもっとも大切なことはなにか? (障害調整余命年数の損失原因/日本での推定/一般の人は発がんリスクをどう受け止めているか/がん予防のためにできること)/●コラム5 Alar
第3章 食品のリスク分析はどのようになされているか    一 魚中メチル水銀のリスク分析/●コラム6 リスクコミュニケーションの一方法としてのパブリックコメント募集/●コラム7 安全性が高いと小さいリスクが問題視される/二 トランス脂肪酸のリスク分析/三 緊急時のリスク分析 (中国のメラミン汚染ミルク事件/米国ペットフードのメラミン汚染事件/メラミン汚染事件のその後)/四 リスクとどう付き合うか (リスク分析の課題/多様な選択肢でリスクを分散させる/リスク分析は日常生活にも役立つ)  
第4章 食品の有効性をどう評価するか    一 抗肥満薬はやせ薬なのか? (競争の激しい抗肥満薬開発/食欲抑制作用/動物実験だけではわからない副作用/脂肪吸収抑制薬)/二 ビタミン剤でがんの予防ができるのだろうか? (ビタミンの健康影響/ビタミン剤にがんの予防効果は期待できない)/三 健康強調表示の牴奮愿根拠瓩箸呂覆砲 (健康強調表示はどのようになされているか/魅力的な健康強調表示は期待できない――FDAによる評価/厳密な根拠を要求するEFSA/特殊な認可基準――日本の特定保健用食品の評価/必要となる評価基準の統一)/●コラム8 高濃度にジアシルグリセロールを含む食品の安全性について/四 健康的な食生活とは/●コラム9 食品は効果も毒性も不明な多数の化学物質の塊
終章 健康的な食生活を送るために――科学リテラシーを育む    一 食の安全の本質はなにか? (オーガニックは優れているか?/情報の本質を見抜く)/二 ジャガイモから考える食の安全
あとがき (二〇〇九年九月 畝山 智香子)
付表
参考文献およびサイト
略語一覧


≪著者: ≫ 畝山 智香子 (うねやま ちかこ) 宮城県生まれ。東北大学大学院薬学研究科博士課程前期二年の課程を修了。薬学博士。現在、国立医薬品食品衛生研究所主任研究官。専門は薬理学、生化学。「食品安全情報blog」(http://d.hatena.ne.jp/uneyama/)では、食品や健康などに関するさまざまな情報を発信している。







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