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放射能汚染 ほんとうの影響を考える: フクシマとチェルノブイリから何を学ぶか (DOJIN選書)
放射能汚染 ほんとうの影響を考える フクシマとチェルノブイリから何を学ぶか (DOJIN選書040)

○著者: 浦島充佳
○出版: 化学同人 (2011/7, 単行本 256ページ)
○定価: 1,995円
○ISBN: 978-4759813401
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さて、「独身男性」にカテゴリされるぼくとしては、なるほど、第6章「処方箋」に手短に説かれる、ジッサイ本書のおおくは小児であり、子どもをもつ親としての、といったところの記述がメインとなる、まさに独身男性だったら、“放射能のことは忘れ、今までと変わらない生活をする。”(P.232)とは、まぁそういうことで、まぁ(およそ結果として)そうしている、とはいえ、今までと同じ生活は、どうなんだろう、できない、だろうなぁ


福島第一原発事故による放射能漏れは、人びとにどのような影響を及ぼすのか。チェルノブイリ原発事故から25年、この間に発表された報告書や論文に示されたデータを読み解くことで明らかになってきたことは何か。いつ終わるとも知れない原発事故。放射能汚染という現実に直面したいま、どう対処していけばよいのだろうか。チェルノブイリの教訓を生かすべく、疾病の発生リスクを分析する疫学も学んだ小児科医による、原発事故への処方箋。


≪目次: ≫
まえがき
プロローグ

第1章 爆発
1.1 事故
チェルノブイリ原子力発電所事故福島第一原子力発電所事故/震災後2カ月
1.2 封じ込め
液体窒素で冷却
1.3 リスク・コミュニケーション
チェルノブイリの避難指示/日本政府の会見/誰の発言を信用するか

第2章 影響
2.1 放射線被曝
外部被曝と内部被曝/日ごろから放射線に被曝している/チェルノブイリ原発事故での被曝量
2.2 放射線被曝による健康被害
国の基準/ICRPの基準/確定的影響/確率的影響/胎児被曝が知能発達に影響する可能性/1Sv被曝した場合、がん発症率はどれくらいに上がるのか?/胎児あるいは子どものときに広島・長崎原爆に被曝した場合/放射線被曝のがん以外の影響/放射線が寿命に及ぼす影響/新たな基準:10Sv/年
2.3 急性放射線病
骨髄移植も歯がたたない/急性放射線病生存者のその後
2.4 がんのリスクは原発事故被曝でたかくなるのか
X線写真撮影によるがんリスク

第3章 飛散
3.1 気象条件と放射性降下物(フォールアウト)
まずスウェーデンが感知/福島第一原発北西50km/レベル7/積算線量広域の緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(WSPEEDI)
3.2 避難
チェルノブイリ/福島第一原発周辺住民の避難
3.3 汚染地域住人の被曝
ヨーロッパ各国への広がり/飯舘村
3.4 放射能の土壌への影響
チェルノブイリ原発事故直後の家畜移送と出荷制限/原乳、野菜の出荷制限にいたる過程/対応の違い/セシウム137の除染

第4章 病気
4.1 小児の甲状腺がん
放射線内部被曝による甲状腺がん発症メカニズム/甲状腺がんの外部被曝によるリスク上昇/エコロジカル研究/子ども、胎児、卵のいずれが子どもの甲状腺がんリスクか?/ケース・コントロール研究/コホート研究/甲状腺がんの子どもたちはどうなった?/内部被曝測定の是非
4.2 小児の白血病
小児白血病の発症メカニズム/白血病の病態/ヨーロッパでのエコロジカル研究/胎児期に原爆被曝した場合、がんは増えるか?
4.3 集団発生する子どもの白血病
ナイルスでの集団発生/ウーバンで多発した子どものがん:映画『シビルアクション』のモデル/核燃料再処理施設付近での白血病の増加
4.4 がんスクリーニングによるバイアス
4.5 先天奇形
ウクライナ森の住人
4.6 原発事故によって引き起こされる社会病理
原発事故の胎児への影響/原発事故は子どもをもつ母親を不安障害にする/不安を取り除く方法は?/福島トリップ

第5章 危機発生時のリーダーのあり方
5.1 ジュリアーニの存在感――米同時多発テロ
すでに確立していたニューヨークの危機管理体制/9月11日朝/仮設指揮センター/脱出/最初のメッセージ/14時35分、すっかり汚れた姿でテレビ出演/18時、二度目の記者会見/テロ攻撃後の日曜日に行われた消防署の儀式において
5.2 ケネディの決断力――キューバ危機
キューバ・ミサイル危機/選択肢の把握/審議の過程/徹底した秘密主義/後日談/ピッグズ湾事件の教訓

第6章 処方箋

まとめ
エピローグ
あとがき (2011年4月25日 慈恵医大研究室にて  浦島 充佳)
参考文献


≪著者: ≫ 浦島充佳 (うらしま みつよし) 1986年東京慈恵会医科大学卒業後、附属病院において骨髄移植を中心とした小児がん医療に献身。93年医学博士。94〜97年ダナファーバー癌研究所留学。2000年ハーバード大学大学院にて公衆衛生修士取得。2006年より東京慈恵会医科大学准教授。小児科診療、学生教育に勤しむ傍ら、分子疫学研究室室長として研究にも携わる。9.11米国同時多発テロに強い衝撃を受け、医師として大勢の尊い命を守るべく活動するようになる。専門は小児科、疫学、統計学、がん、感染症。現在はビタミンDの臨床研究にフォーカスしている。またパンデミック、災害医療も含めた グローバル・ヘルスにも注力している。小児科専門医、日本血液学会代議員、 薬剤疫学会評議員。
ホームページ: http://dr-urashima.jp/






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