Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

中公文庫

本「馬の世界史  A World History of the Horse (中公文庫)」本村凌二5

ブログネタ
読んだ本♪♪♪ に参加中!






馬は、人間社会のなかで、多種多様な役割を担わされてきた。太古には狩猟の対象になり、やがて車を引き、人を乗せ、人間の世界に深く入りこんだ。人が馬を乗りこなさなかったら、歴史はもっと緩やかに流れていただろう。戦争、交易、世界帝国・・・・・・、馬から歴史を捉え直す。  JRA賞馬事文化賞受賞作。


≪目次: ≫
プロローグ――もし馬がいなかったら、二一世紀はまだ古代だった

1章 人類の友
 人間に飼い慣らされる動物の条件とは/馬は人間に飼い慣らされるべくして進化してきた?/野生の馬はなぜ衰退したか/シマウマを飼った男/家畜化の始まり

2章 馬と文明世界――戦車の誕生
 最初に馬に乗った人間はなにを思ったか/馬に荷物を引かせる/「山のロバ」と「砂漠のロバ」/戦車の誕生/戦車武人の登場/「速度」という観念が変えたもの/東アジアの戦車

3章 ユーラシアの騎馬遊牧民と世界帝国
I 西方ユーラシア
 騎乗の普及/古代人はどのように馬に乗っていたか/最古の騎馬遊牧民キンメリア人/ヘロドトスの描いたスキタイ人/スキタイ系文化はどこから来たのか/アッシリア帝国と騎馬軍団/アッシリア馬とエジプト馬/ペルシア帝国/スキタイ北伐作戦の失敗/「王の道」
II 東方ユーラシア
 東方の騎馬遊牧民/殷と周の対決/戦車から騎兵へ/秦の由来/司馬遷の描いた騎馬遊牧民/騎馬遊牧民と世界帝国のダイナミズム/汗血馬の伝説

4章 ポセイドンの変身――古代地中海世界の近代性
 ギリシアで戦車は用いられたか/オリンピックの花形、戦車競走/なぜ「馬の神」は「海の神」となったか/ギリシア人と騎馬/アレクサンドロスの愛馬/ローマ軍と騎兵隊/「パンとサーカス」の世界/競走馬の育成/古代地中海世界の近代性とはなにか/馬と海と「海域世界」
〈補論〉 馬なき古代文明――アメリカ

5章 馬駆ける中央ユーラシア
 ゲルマン民族大移動とフン族の脅威/ローマ帝国の解体/フン族とはどんな人々か/四つの自然区分/「オアシスの道」シルクロード/騎馬遊牧民の馬/夷狄は蛮族か?/突厥の大遊牧帝国

6章 アラブ馬とイスラム世界
 アラブ馬成立の謎/ベドウィンがもたらした馬/馬は「至上の祝福」/アラビア半島はなぜ名馬を生んだか/十字軍の重馬/軽装のトルコ騎兵

7章 ヨーロッパ中世世界と馬
 ビザンツ帝国の戦車競走/イスラム侵攻と騎士団の出現/騎士の理想の馬/英雄エル・シッドの馬バエビカ/十字軍が伝えたオリエントの馬/軍用馬を育てる/農耕馬の登場

8章 モンゴル帝国とユーラシアの動揺
 遊牧国家ウイグル/広がる遊牧国家のシステム/チンギス・ハンとモンゴル帝国/高度に組織化された編隊/「タタールの平和」/マルコ・ポーロのみたモンゴルの馬/モンゴルが「世界史」をもたらした/モンゴルを離れて/「南船北馬」/朝鮮半島と日本の馬

9章 火砲と海の時代――近代世界における馬
 ルネッサンスと獣医学への関心/馬術と馬産/アメリカ新大陸にわたった馬/馬の与えた衝撃/ヨーロッパの軍事革命の波間で/馬車の時代/小説が描いた馬車の旅

10章 馬とスポーツ
 狐狩りから障害競走へ/馬産への情熱/サラブレッドの誕生/近代競馬の成立/世界最強馬の追求

エピローグ――われわれは歴史の負債を返済しただろうか


あとがき (二〇〇一年六月 本村凌二)

参考文献
図版出典・所蔵機関一覧

文庫化によせて (二〇一三年一〇月吉日 ロンドンにて 本村凌二)


※『馬の世界史』二〇〇一年七月 講談社現代新書


≪著者: ≫ 本村凌二 (もとむら りょうじ) 1947年、熊本県生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学名誉教授。博士(文学)。専攻は古代ローマ史。主な著書に『薄闇のローマ世界』(サントリー学芸賞)、『古代ポンペイの日常生活』『ローマ人の愛と性』『多神教と一神教』『帝国を魅せる剣闘士』『世界史の叡智』など。本書でJRA賞馬事文化賞を受賞。


本村凌二 『はじめて読む人のローマ史1200年』(祥伝社新書、2014年) '14/12/29
本村凌二 『世界史の叡智 勇気、寛容、先見性の51人に学ぶ』(中公新書、2013年) '13/07/23
本村凌二 『古代ローマとの対話 「歴史感」のすすめ』(岩波現代文庫、2012年) '13/01/16
本村凌二 『ローマ人に学ぶ』(集英社新書、2012年) '13/01/10
本村凌二/中村るい 『古代地中海世界の歴史』(ちくま学芸文庫、2012年) '12/12/02
本村凌二 『多神教と一神教 古代地中海世界の宗教ドラマ』(岩波新書、2005年) '11/08/20
本村凌二/高山博 編著 『地中海世界の歴史 古代から近世 '09』(放送大学教材、共通科目;一般科目・人文系、放送大学教育振興会、2009年) '10/12/28
本村凌二 『古代ポンペイの日常生活』(講談社学術文庫、2010年) '10/11/02


人気ブログランキングへ






本「高度成長 日本を変えた六〇〇〇日 (中公文庫)」吉川洋5

ブログネタ
読んだ本♪♪ に参加中!




一体何であったのか


経済の成長とは何なのだろうか。著者自身の実体験を紹介しながら、一九五〇年代中頃から日本が経験した高度成長の歴史をふり返り、その本質に迫る。

高度成長は、わずかの期間に日本という国の姿を根本から変えた。それは、一七年間、合わせて六〇〇〇日に及ぶ。洗濯機、冷蔵庫、カラーテレビ……。現代生活の必需品は、すべてがこの時代に生まれたが、言うまでもなく、「甘い果実」だけがもたらされたわけではない。現代日本の原点に、歴史と経済の両面からあらためて迫る。


≪目次: ≫
はじめに

第一章 今や昔――高度成長直前の日本
戦争直後の混乱/農村/都市

第二章 テレビがきた!
洗濯機/テレビ/耐久消費財の普及/変わる街並み/「団地」とモダン・ライフ/「いざなぎ景気」――高度成長の終焉/中国の高度成長

第三章 技術革新と企業経営
旺盛な技術革新/投資が投資をよぶ/変わる職場/理工系学生の増員/石炭から石油へ/流通革命・通信革命・?革命

第四章 民族大移動
集団就職/変わる労働市場/世帯の増加/過密・過疎

第五章 高度成長のメカニズム
高度成長前史/高度成長を生み出した「因」と「果」/高度成長の終焉/高い個人貯蓄率/輸出と輸入原材料/インフレーション――卸売物価と消費者物価

第六章 右と左
政治の季節――一九五〇年代/六〇年安保と三池争議/所得倍増計画/高度成長と政党支持率/七〇年代へ

第七章 成長の光と影――寿命と公害
延びた寿命/乳児死亡率と医療保険/水俣病の悲劇/スモッグ公害

おわりに――経済成長とは何だろうか
GNPの限界/「近代化」のパラダイム/成長は「進歩」か?

あとがき (一九九七年二月十六日  吉川 洋)
経済成長とは何だろうか再論――文庫版あとがき (二〇一三年三月三十日  吉川 洋)
解説――鮮やかに描かれた高度成長の「空気」/安田洋祐政策研究大学院大学助教授
文献案内
関連年表(1945・昭和20年〜1974・昭和49年)
索引


※『高度成長 日本を変えた六〇〇〇日』一九九七年 読売新聞社刊
文庫化にあたり、加筆修正をいたしました。本文中の写真は特記のないかぎり、読売新聞社より提供を受けたものです。


≪著者: ≫ 吉川 洋 (よしかわ ひろし) 1951年、東京都に生まれる。専攻はマクロ経済学。東京大学経済学部卒業後、イェール大学大学院博士課程修了(Ph.D)。ニューヨーク州立大学助教授、大阪大学社会経済研究所助教授、東京大学助教授を経て東京大学大学院教授。著書に、『マクロ経済学研究』(東京大学出版会、日本経済図書文化賞、サントリー学芸賞)、『日本経済とマクロ経済学』(東洋経済新報社、エコノミスト賞)、『マクロ経済学』(岩波書店)、『ケインズ』(ちくま新書)、『転換期の日本経済』(岩波書店、読売吉野作造賞)、『いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ』(ダイヤモンド社)、Reconstructing Macroeconomics, with Masanao Aoki, Cambridge University Press など。


翁邦雄 『日本銀行』(ちくま新書、2013年) '13/09/09
武田晴人 『高度成長』(シリーズ日本近現代史8、岩波新書、2008年) '11/10/07


・・・一九五〇年代の中ごろから七〇年代初頭にかけて、およそ十数年間、日本経済は平均で一〇パーセントという未曾有の経済成長を経験した。この「高度成長」により、日本経済、日本の社会はすっかり姿を変えた。この間の変化があまりに大きかったため、今では高度成長以前の日本がどのような国であったのか、想像することすら難しい。
 時計の針を戻して一九五〇年(昭和25)の日本を振り返ってみよう。この年日本の就業者の四八パーセントは、農業・林業・漁業など「一次産業」に従事していた。つまり働いている日本人のほぼ二人に一人は「農民」であったわけだ。高校に進学する女子は三人に一人、男子も二人に一人は中学を出ると働き始めた。当時の為替レート一ドル=三百六十円の下で、一人当たりの国民所得は百二十四ドル、アメリカの十四分の一にすぎなかった。平均寿命(出生時の平均余明は、男五十八歳、女六十一・五歳である。
 それから二十年、高度成長が終焉した一九七〇年(昭和45)になると、一次産業に従事する就業者の比率は、一九パーセントまで低下している。逆に「雇用者」の比率は、六四パーセントまで上昇した。二十年間で働く日本人三人のうち二人は「サラリーマン」になった。・・・
 ・・・
 ・・・今日われわれが、日本の経済・社会として了解するもの、あるいは現代日本人をとりまく基本的な生活パターンは、いずれも高度成長期に形づくられたのである。高度成長は誇張でなく、日本という国を根本から変えた。
 ・・・これほど大きな変化が、「昭和」という一つの元号の三分の一にも満たない短い期間、わずか六〇〇〇日の間に生じたことは、考えてみれば驚くべきことである。
 ・・・   (p3-5、「はじめに」)



人気ブログランキングへ



本「世界史 〈下〉  A World History (中公文庫)」ウィリアム・H・マクニール、増田義郎/佐々木昭夫 訳5

ブログネタ
読んだ本♪♪ に参加中!
世界史 下 (中公文庫 マ 10-4)
世界史 〈下〉  William H. McNeill: “A World History”, Oxford University Press, 1967, 2nd ed., 1971, 3rd ed., 1979, 4th ed., 1999 (中公文庫)

○著者: ウィリアム・H・マクニール増田義郎/佐々木昭夫 訳
○出版: 中央公論新社 (2008/1, 文庫 452ページ)
○定価: 1,400円
○ISBN: 978-4122049673
クチコミを見る



なるほど、1500年という年を、世界史における重要な転回点として
地理上の大発見と、そのごに速やかに続いておこった宗教改革が、中世ヨーロッパにとどめを刺し、、、近代化


世界の文明の流れをコンパクトにわかりやすくまとめた名著。人類の歴史を一貫した視座から眺め、その背景と脈絡を知ることで、歴史のダイナミズムを描き出す。西欧文明の興隆と変貌から、地球規模でのコスモポリタニズムまでを概説する。新しい歴史的出来事を加え改訂された最新版の完訳。
地図・写真多数収録。年表・索引つき。


≪目次: ≫
関連図版……ヨーロッパの美術と社会(すべての支配者、化肉せる神/極西の美術様式の定着/自我の支配者、人間/キリスト教徒の生の遍歴/東欧の保守主義/西欧の保守主義/美術における旧体制/自由、平等、友愛/新しい体制/20世紀の解放/過去は始まりである)/産業時代における建築(伝統的な華麗さ/商業のための新しい技術/アメリカの建築家とビジネスマンが空に手をのばす/ふたつの工場建築にあらわれた、機能重視の形式/建築に現れた国家の圧力/国際スタイル/新しい素材を用いた華麗な建物/新しい材料を使った古いスタイル/人間が迷路を作った)

第III部 西欧の優勢
 ※ 探検と航海の時代/旧い体制/新しい体制/現代
 ※ アメリカ大陸/ヨーロッパ/ロシア/イスラム世界/南アジア/東アジア/太平洋とアフリカ
18 地理上の大発見とその世界的影響
価格革命/アメリカ大陸の栽培植物/病気の伝播/ヨーロッパ人の知識と発明の能力
19 ヨーロッパの自己変革――1500‐1648年
国際政治/ヨーロッパ人による植民と貿易/ルネサンス/宗教改革/地図 《宗教革命と反宗教革命》/科学の進歩/文化的多元性の出現
20 ヨーロッパの外縁部――ロシアと南北アメリカ 1500‐1648年
モスクワの台頭/西方の影響――政治的動乱/西欧の影響――文化変化/スペイン領アメリカ/ヨーロッパの他の植民者たち
21 イスラムの領域――それに従属するヒンズー教およびキリスト教の社会 1500‐1700年
地図 《アジアの諸帝国 1600-1700年》/ヨーロッパ商業の侵入/シーア派の反乱/知識の後退と芸術の進歩/イスラム支配下の他の宗教
22 東アジア――1500‐1700年
中国の繁栄と保守主義/日本の秀吉と徳川将軍/地図 《徳川時代の日本 1603年以後》
23 ヨーロッパのアンシャン・レジーム――1648-1789年
地図 《ヨーロッパ 1648-1789年》/限定的戦争/国家間の利益の均衡/イギリスの議会制/プロイセンの軍国主義/農業と技術の進歩/数学と諸科学/政治理論、歴史編纂および経験哲学/古典派およびロマン派の芸術/ヨーロッパの卓越の根
24 南北アメリカとロシア――1648-1789年
南北アメリカ大陸をめぐる競合/地図 《植民地時代のアメリカ 1789年ごろ》/壮麗なスペイン領アメリカ/植民地の後進性と早熟/ロシアの近代化/強国ロシアの登場/地図 《1795年のロシア》
25 ヨーロッパ旧体制へのアジアの反応――1700-1850年
ワッハーブ派の運動/改革の失敗/イギリスのインド支配/地図 《ムガール帝国の分裂》/イランとトルキスタン/ヒンズーの改革/バルカンのキリスト教/中国でのキリスト教の伝道/西欧貿易への中国の開国/日本の社会的緊張

第IV部 地球規模でのコスモポリタニズムのはじまり
26 産業革命および民主革命による西欧文明の変貌――1789‐1914年
産業革命/産業革命の影響/フランスにおける民主革命/フランス以外のヨーロッパ地域における民主革命/地図 《ナポレオン時代のヨーロッパ 1799-1812年》/計画に基づく社会改革と民主政治/知的、文化的革命/芸術における革命
27 産業主義と民主主義に対するアジアの反応――1850‐1945年
西欧の優越に対するイスラムの対応/地図 《1850年以降のイスラムの領域》/バルカンのキリスト教/ヒンズー教徒/西欧の優越に対する中国の対応/日本の自己変革
28 アフリカとオセアニア――1850‐1945年
地図 《ヨーロッパ人のアフリカ侵入 1914年まで》/地図 《ヨーロッパ人の太平洋侵入 1740-1914年》
29 西欧世界――1914‐45年
第一次世界大戦/ふたつの大戦間の時期/第二次世界大戦/地図 《ヨーロッパにおける第二次世界大戦》/思想と文化/地図 《東アジアと太平洋 1941-1945年》
30 1945年以後の世界規模の抗争とコスモポリタニズム
冷戦時代の終わり 1947-73年/地図 《1970年のヨーロッパ》/冷戦の氷解 1973-91年/地図 《1945年以後に独立した国》/1945年以後の社会と文化の変化


訳者あとがき (二〇〇一年六月七日 増田義郎)
参考文献
索引


※『世界史』 2001年10月 中央公論新社刊


≪著者: ≫ ウィリアム・H・マクニール William Hardy McNeill 1917年カナダ・ヴァンクーヴァ生まれ。シカゴ大学で歴史学を学び、1947年コーネル大学で博士号取得、同年以来、長い間シカゴ大学で歴史学を教えた。現在では引退し、コネティカット州のコールブルック在住。シカゴ大学名誉教授。著書に『疫病と世界史』『戦争の世界史』『ヴェネツィア』など。

[訳者: ] 増田義郎 (ますだ よしお) 1928年、東京に生まれる。1950年、東京大学文学部卒業。専攻は文化人類学、イベリア及びイベロアメリカ文化史。著書に『古代アステカ王国』『インディオ文明の興亡』『コロンブス』『略奪の海カリブ』『海賊』、訳書にアコスタ『新大陸自然文化史』、シエサ・デ・レオン『インカ帝国史』、リーンハート『社会人類学』、デフォー『完訳ロビンソン・クルーソー』など。

[訳者: ] 佐々木昭夫 (ささき あきお) 1933年、東京生まれ。東京大学文学部、同大学院(比較文学・比較文化)に学ぶ。東北大学名誉教授。訳書にマクニール『疫病と世界史』、クロスビー『ヨーロッパ帝国主義の謎』など。2009年1月没。

ウィリアム・H・マクニール 『世界史 〈上〉  A World History 』(増田義郎/佐々木昭夫 訳、中公文庫、2008年) '12/09/29
増田義郎 『図説 大航海時代』(ふくろうの本・世界の歴史、河出書房新社、2008年) '11/03/22
増田義郎 『黄金の世界史』(講談社学術文庫、2010年) '11/01/26





人気ブログランキングへ



……この『世界史』の読み方だが、これは英語の原題がいうように「ひとつの世界史」である。著者は、なにも力みかえって自称決定版を押しつけているわけではない。どうか、博士と同じように、寛容でリベラルな態度でこの世界史を読んでいただきたいと思う。『西欧の興隆』の序文にあるつぎのことばは、本書にもあてはまるだろう。
「読者にとってなじみ深い知識と、著者の前提との間の食いちがいは、つねに不均衡を生みだすだろう。そして、世界史のように大きな主題を扱おうとする試みは、とてつのなく大きな誤解をひきおこす。しかし、著者が考え記述したことのいくつかの側面を人がとりあげ、著者の思想を好きなように発展させ、歪曲し、解釈しなおして、じぶんの問題に答えを見いだしてこそ、はじめて印刷された冷たい文字に生命が注ぎこまれる。そして、そういうことが思い切ってひんぱんに起こってくれれば、本書のようなたった一冊の本も、人間の文化史の中で、ほんとうの力になるわけだ。だから、私は皮肉でもなんでもなく、この本が、くりかえしふんだんに誤解されることを望むのもである。」  (p409-410、「訳者あとがき」)




本「世界史 〈上〉  A World History (中公文庫)」ウィリアム・H・マクニール、増田義郎/佐々木昭夫 訳5

ブログネタ
読んだ本♪♪ に参加中!
世界史 上 (中公文庫 マ 10-3)
世界史 〈上〉  William H. McNeill: “A World History”, Oxford University Press, 1967, 2nd ed., 1971, 3rd ed., 1979, 4th ed., 1999 (中公文庫)

○著者: ウィリアム・H・マクニール増田義郎/佐々木昭夫 訳
○出版: 中央公論新社 (2008/1, 文庫 457ページ)
○定価: 1,400円
○ISBN: 978-4122049666
クチコミを見る



10月の面接授業の参考書として(もうまもなく)
おおむね歴史に関連するようなカテゴリの授業ばかりみっつ、10月と11月に集中的にまとめて、、、どうにかこうにか歴史に関連することがらならば、なんらかどこかしらにヒットを得て、マッタク分からないようなことは無いような、自信(確信)とまではいかないけれども、少なくとも不安に苛まれ畏れおののき縮こまるようなことは、漸く無くなったような、気がしていないものでもないけれども、まだまだ圧倒的に知識は不足している、明らかに足りていない、ムツカシイ



世界で四十年余にわたって読みつづけられているマクニールの「世界史」最新版完訳。人間の歴史の流れを大きく捉え、「きわめて特色ある歴史上の問題」を独自の史観で鮮やかに描き出す。ユーラシアの文明誕生とそのひろがりから、紀元後一五〇〇年までの四大文明の伸展とその周縁部との相互干渉まで。
地図・写真多数収録。年表つき。


≪目次: ≫
関連図版……ギリシャ彫刻の発展(ポリスの戦士と市民/古典ギリシャの美/ローマ共和国と帝国/古典芸術のたどりついたさき/古典芸術の終末)/ギリシャ彫刻の波動と変貌(西方でのスタイルの混合/東方でのスタイルの混合/インドの二つの顔)/インド建築の発展と波動(インド社会を反映する建築/東南アジアの寺院)/中国、モンゴル、ペルシャ、ムガールの絵画(古典期の中国絵画/中国美術のペルシャへの影響 I/中国美術のペルシャへの影響 II/中国からペルシャを経てインドへ/イスラム帝国の威風と光輝)

第四版への序文 (コネティカット州コールブルック W・H・M 一九九八年四月)
序文 (イリノイ州シカゴ W・H・M 一九七八年六月)

第I部 ユーラシア大文明の誕生とその成立――紀元前500年まで
 ※ (前50万年迄に人類、現人類の諸型が出現/前7万年迄に完全な現生人類――ホモサピエンスの出現/前7500年迄に中東における穀物耕作の開始)/新石器時代/青銅器時代/鉄器時代
 ※ ヨーロッパ/エジプト・アフリカ/シリア・パレスティナ/メソポタミア・イラン/インド/中国/その他
1 はじまり
最古の人類/生態学的影響/農耕のもたらした変化/最古の文明/シュメル人の発明/地図 《初期メソポタミア》/宗教/文字/灌漑/軍事力と君主制
2 文明のひろがり――紀元前1700年までの第一次の様相
遊牧民文化/地図 《牧民文化の発生 紀元前3000年ごろ》/犂(すき)/エジプト文明/地図 《古代エジプト》/古王国/中王国/インダス文明/地図 《古代インダス文明の遺跡》/紀元前2500年から1700年にいたるメソポタミア文明/天水地帯への移行/地図 《天水農耕地帯への文明の推移》/海洋民の文明/東アジアとアメリカ大陸
3 中東のコスモポリタニズム――紀元前1700-500年
戦車戦法の技術/地図 《戦車戦法の拡大 紀元前1700-1400年》/中東の三帝国/鉄器時代/地図 《古代中東 紀元前1200年ごろ》/鉄のおよぼした影響/騎馬の革命/地図 《騎馬革命 紀元前800-500年》/紀元前559年から330年までのペルシャ帝国/帝国統治の技術/アルファベット文字/一神教の出現/初期ユダヤ教/地図 《ヘブライ人のパレスティナ》/ゾロアスター教
4 インド文明の形成――紀元前500年まで
ガンジス地方への移行/カースト/超絶的な宗教/ヴェーダとブラーフマナ/ウパニシャッドと神秘主義およびヒンズー教のはじまり/ジャイナ教と仏教
5 ギリシャ文明の形成――紀元前500年まで
ミュケナイの海賊/都市帝国/地図 《古代ギリシャ世界》/植民と貿易/密集軍団(ファランクス)の効果/ギリシャ文化におけるポリスの優越/ポリスの限界
6 中国文明の形成――紀元前500年まで
殷王朝/周王朝/儒教と道教/地図 《古代中国 紀元前500-300年》
7 蛮族の世界の変化――紀元前1700-500年
地中海地方/ステップから西への動き/ステップから東への動き/要約

第II部 諸文明間の平衡状態――紀元前500-後1500年
 ※ ヘレニズム文明の拡大/インド文明の拡大/イスラム文明の拡大
 ※ 西ヨーロッパ/東ヨーロッパ/中東と北アフリカ/ユーラシアのステップ/中国/インドと東南アジア/その他
8 ギリシャ文明の開花――紀元前500-336年
アテナイの海上軍事行動の諸結果/地図 《紀元前432年ごろのアテナイ帝国》/古典時代/演劇/哲学/科学、修辞学、歴史/建築と彫刻/ペロポネソス戦争後の社会的変化
9 ヘレニズム文明の伸展――紀元前500-後200年
マケドニアの制覇/ギリシャの移民/宗教上の諸変化/ヘレニズムの科学と芸術/ローマの勃興/共和国の崩壊/地図 《ローマ帝国の興隆》/ローマ帝国におけるヘレニズム/キリスト教
10 アジア――紀元前500-後200年
インドのマウリア帝国/地図 《マウリア帝国》/中国の統一/地図 《中国の統一》/中央アジアの諸政権/戦術と通商における諸変化/諸芸術の発展/新しい世界宗教/疫病と諸帝国
11 インド文明の繁栄と拡大――100-600年
グプタ帝国/サンスクリットの学問/地図 《紀元400年ごろの中央アジア諸帝国》/サンスクリット文学/グプタ朝時代の美術/インド文明の東漸/地図 《大インド 紀元400-600年》/東アジアへの仏教の伝道/インド文明の西方への影響
12 蛮族の侵入と文明世界の反応――200-600年
フン族と西部草原地帯/地図 《中国統一の回復》/東方におけるステップの諸民族/ローマ帝国の弱体化/中国とイランにおける蛮族への反作用/ササン帝国/ササン朝の宗教/ビザンティン帝国/異端と正統/地図 《ユスティニアヌスの帝国 565年ごろ》
13 イスラムの勃興
マホメットの生涯/地図 《イスラムの興隆 622-733年》/アラブの征服事業とウマイヤ朝/イスラム教徒の聖典と律法/アラビアの宮廷生活と文化/アッバース帝国
14 中国、インド、ヨーロッパ――600-1000年
中国/インド/ヨーロッパ/地図 《カロリンガ朝 800-900年》/封建制度の始まり/地図 《ヨーロッパの反撃 1000-1100年》/学問の衰微/要約
15 トルコとモンゴルの征服による衝撃――1000-1500年
トルコ人の浸透/モンゴルの制覇/オスマン帝国/イスラム――スーフィー運動/美術/インド――ヒンズー教の変化/ギリシャ正教のキリスト教世界/地図 《1453年までのイスラム勢力のギリシャ教会圏支配》/中国――伝統の勝利
16 中世ヨーロッパと日本――1000-1500年
中世ヨーロッパ/地図 《中世ヨーロッパの拡大 1492年ごろまで》/ヨーロッパの経済的強化/政治的統合/文化的統合/日本
17 文明社会の外縁部――1500年まで
東南アジアと南太平洋/サハラ以南のアフリカ/地図 《アフリカ 1500年ごろ》/アメリカ大陸/地図 《アメリカの古代文明 1500年ごろ》
 (下巻に続く)

参考文献


※『世界史』 2001年10月 中央公論新社刊


≪著者: ≫ ウィリアム・H・マクニール William Hardy McNeill 1917年カナダ・ヴァンクーヴァ生まれ。シカゴ大学で歴史学を学び、1947年コーネル大学で博士号取得、同年以来、長い間シカゴ大学で歴史学を教えた。現在では引退し、コネティカット州のコールブルック在住。シカゴ大学名誉教授。著書に『疫病と世界史』『戦争の世界史』『ヴェネツィア』など。

[訳者: ] 増田義郎 (ますだ よしお) 1928年、東京に生まれる。1950年、東京大学文学部卒業。専攻は文化人類学、イベリア及びイベロアメリカ文化史。著書に『古代アステカ王国』『インディオ文明の興亡』『コロンブス』『略奪の海カリブ』『海賊』、訳書にアコスタ『新大陸自然文化史』、シエサ・デ・レオン『インカ帝国史』、リーンハート『社会人類学』、デフォー『完訳ロビンソン・クルーソー』など。

[訳者: ] 佐々木昭夫 (ささき あきお) 1933年、東京生まれ。東京大学文学部、同大学院(比較文学・比較文化)に学ぶ。東北大学名誉教授。訳書にマクニール『疫病と世界史』、クロスビー『ヨーロッパ帝国主義の謎』など。2009年1月没。


増田義郎 『図説 大航海時代』(ふくろうの本・世界の歴史、河出書房新社、2008年) '11/03/22
増田義郎 『黄金の世界史』(講談社学術文庫、2010年) '11/01/26





人気ブログランキングへ





本「美男へのレッスン 〈下巻〉 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本♪ に参加中!
美男へのレッスン(下) (中公文庫)
美男へのレッスン 〈下巻〉  Lektionen für einen schönen Mann (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (2011/6, 文庫 355ページ)
○価格: 800円
○ISBN: 978-4122054998
クチコミを見る



ところで、いわゆる集中力の持続みたいなことについて、、、ホントに集中した状態を高いレヴェルで維持して持続することができる時間って、どうだろう、たとえばぼくは、さいきんではすこしご無沙汰ではあるんだけれども(いちじき励んだ勤しんだ)クロスバイクでの峠越えのトレーニングで、およそ三時間半くらいのあいだはノンストップでひたすらペダルをこぎつづけることを、なんどかなんどもたびたび経験していることから、ある意味では限界を超えたヘロヘロのヘトヘトになって効率を著しく悪化させるような状況をもいろいろ経験して実験してみて試して図って、ひとつの自分自身のなかでの目安として、休憩なしで三時間くらいまでの作業の集中力の維持については、なんとかなるだろうと考えているようなところがあるんだけれども、、、逆に考えるならば、それ以上の長い時間を、それなりに高い集中力を持続させようと考えると、いくつかのなんどかの休憩を挟み入れたリズムをもたせた中長期的なプランニングをあらかじめ必要とするだろう、みたいなことも



男が「美しい」ということはどういうことか。アラン・ドロン石原裕次郎加山雄三マイケル・ジャクソンなど、東西さまざまな具体例から美男について考察しつつ、「近代」という時代を考えるスリリングな美男論。


≪目次: ≫
第III学期 演習A
Lesson12 アラン・ドロンの肖像
――あるいは、物語を生きてしまった男    1 彼の肖像/2 彼のその「影」/3 物語よりすごく/4 青年がやって来る/5 「貴族」というものについて/6 さまざまな前提/7 一九六〇年代の変貌/8 美青年の登場
Lesson13 美男と階級――あるいは、トム・リプリーは錯覚する    1 『太陽がいっぱい』/2 中産階級の匂い/3 寂しい口づけ/4 中産階級の娘/5 彼女は彼を愛している/6 彼は、彼女の愛する彼を愛さない/7 中産階級の嫉妬/8 外側にいる男/9 彼になりたい、彼女になりたい/10 愛せない男、愛されるのがこわい男/11 彼は見る、彼は見られる、彼は見させて、それを見る彼自身も知っている
Lesson14 美男が意味をなくした時――あるいは、フランス人はアメリカ人じゃない    1 「be familiar with〜/〜と親しい」/2 差別――一体感を崩すものへの警戒/3 「一体感」を作るもの/4 階級――生活習慣の違うもの/5 アメリカ人がアメリカ人でないことのトリック/6 誰がどのようにして魚を食べるか/7 成り立たない「その自由」/8 あるいはそれを「同性愛」としてではなく/9 美男の意味がなくなるとき

第IV学期 一般教養
Lesson15 タフガイのいる歴史
――あるいは、石原裕次郎は足が長かった    1 象徴/2 羨望の条件/3 「背が高くて足が長い」ということ/4 ユーチャンの中の「両性具有」/5 ヘンな身体の論/6 いつから日本人は「背が高くて足が長い男」を評価するようになったのか?/7 日本近代筋肉胸毛小史/8 加山雄三と石原裕次郎のいる昭和三十六年/9 「シヤワセだな!」/10 昭和がはじけて
Lesson16 美男のための生物学I――あるいは、「可愛い」という本能    1 美男になる方法/2 祈りなさい/3 「可愛い」という本能/4 人間はなんでも勝手に可愛がる/5 「可愛い」という防衛本能/6 子供はそれでショックを受ける/7 美男になるための二段階/8 遺伝子に聞いてみよう/9 エッチな成長/10 人間は必然的に、恋に狂う/11 プロポーションがいいということは……/12 そういうことを考えていたの?/13 おどかすわけじゃないけれど/14 人間はメチャクチャなことしか考えない
Lesson17 美男のための生物学II――あるいは、「美しい」という機能    1 あらためて、美男になるための二段階/2 はじめて、「愛情」という知能/3 あたらめて、「可愛い」という機能/4 はじめて、「自我」というスタート/5 更にあらためて、美男になるための二段階/6 「可愛い」という主観、「美しい」という客観/7 「美しいけれど可愛くない」/8 更にあらためて、「可愛い」という本能/9 そこから先、世界は滝になって落っこちている/10 共和制は「愛の無政府状態」だ/11 王様は美に関する暴君である/12 「美しい=愛される」を錯覚するのは、「子供」だけである/13 更に更にあらためて、美男になるための二段階/14 「顔のない美男」を救う「神」/15 「美しい」という機能/16 あらためて、人間はメチャクチャなことしか考えない

第IV学期 演習B
Lesson18 少年の論への門口
――あるいは、マイケル・ジャクソンの混乱    1 「美」とは、平気で混乱を招くものである/2 マイケル・J・フォックスミッキー・ルーニーによる少年の論への門口/3 マイケル・J・フォックスの美貌/4 サナギの頃/5 「まだ」と「もう」のジレンマ/6 少年達の沈黙/7 通過段階――二十代でも少年が少年のままでいられた時代/8 真打ちの登場/9 思想としての犯罪/10 当人の理性の下で/11 「自分のもの」と「他人のもの」/12 体の傷なら癒せるけれど/13 少年がなにを考えているかは分からない
Lesson19 少年の論――あるいは、架空のマイケル・ジャクソンの物語    1 フィクションとしての導入部/2 架空の人物マイケル・ジャクソンの物語/3 「前衛」という行為/4 化粧する女が求めるもの/5 「本来の自分」/6 体を作る男の求めるもの/7 男になりたい女は「男への性転換手術」の存在を望んでいるか?/8 「本来の自分」という厄介/9 男にとっての「本来の自分」/10 そうして、マイケル・ジャクソンなる架空の人物の混乱が始まる/11 架空のマイケル・ジャクソンは二十五歳で顔を変える/12 そこは、「本来のある現在」ではなく、「存在しない過去」だった/13 他人の顔をした自分の過去を語るもの/14 架空のマイケル・ジャクソンが「カカシ」だった頃/15 あるいは、普遍的な十九歳の少年として/16 「僕は怪物かもしれない」という恐怖(スリラー)/17 そんなこと、僕には関係がない/18 『虹の彼方に(オーバーザレインボー)』が歌えない少年/19 僕の住む世界の「外」に住んでいる人

最終学期 社会研修
Lesson20 少年は空が飛べる
――あるいは、少年は少年でいいじゃないか    1 少年は空が飛べる/2 青年は、空を飛ばない/3 少年がうなだれる時/4 少年は傲慢になる/5 少年は「青年」になれない/6 青年は、少年を「子供」だと思う/7 少年は錯覚する/8 美少年の大沢健は「すぐ胃が痛くなる」とこぼした/9 「美少年の秘密」に迫る/10 ボランティアとしての美/11 少年は、「表情」によってでさえも、空を飛ぶ
Lesson21 ある数奇な中年の物語――あるいは、橋本治と大沢健は『明星』の同級生だった    1 大沢健をほめる/2 大沢健を、ほめてんだかけなしてんだか……/3 大沢健はぼやいている/4 橋本治は「アイドル」をやっていた/5 橋本治は、いやがらせにハゲを公言した/6 橋本治は更にいやがらせに金髪にした/7 ハゲに仮託される「なにか」の話/8 大沢健はまだぼやいていた/9 橋本治は営業する/10 大沢健はまだぼやいていたが……/11 突然のマリリン・モンロー/12 どうして男は「バカな女」が好きか/13 挑戦状も出て来る/14 男はつまらない認識のしかたをする/15 大沢健のことも少しは考えてやらなくちゃ/16 弱いは強い、強いは弱い
Lesson22 知性はそれ自体が美である――あるいは、「なーんだ」というような話    1 私は光源氏だった/2 光源氏の条件/3 知性とは、すでにそれ自体で「美」である/4 知性から「美」を奪ったやつら/5 自分の知性を検証する方法/6 橋本の悩み/7 美女の論理は美男の論理/8 どうして橋本は美男でなくても平気か/9 美男になっちゃう方法/10 やっぱり美男はすごかった/11 前世からの因縁/12 橋本は科学する/13 橋本はもう支離滅裂である/14 内面にだって形はある/15 古代の真理/16 橋本治は、けっこう努力の人である/17 結語

文庫版のあとがき


※本書は『美男へのレッスン』(一九九四年十月、中央公論社刊)に、加筆、訂正し、上下二巻に分割したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『窯変 源氏物語』『小林秀雄の恵み』『巡礼』『』『リア家の人々』等、著書多数。

橋本治 『美男へのレッスン 〈上巻〉』(中公文庫、2011年) '11/06/14





人気ブログランキングへ



本「美男へのレッスン 〈上〉 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本♪ に参加中!
美男へのレッスン (中公文庫)
美男へのレッスン 〈上〉  Lektionen für einen schönen Mann (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (2011/5, 文庫 374ページ)
○価格: 800円
○ISBN: 978-4122054899
クチコミを見る



いちおうぼくは四十をすぎて、いわゆる初老といわれるような年齢だから、モチロン老化といったような身体機能のあれこれの衰え(機能低下)を自覚しつつ、だからといって若くないとも誇れるようなものでもなくって、上には上がいるからね、年齢もそのひとつのモノサシであり、、、ぼくは男で、ぼくは長男で、男三人兄弟の五人家族で育ったから(なのかどうなのか)、女といったものが、どう対応したらよいものなのか、どのようにカテゴリして位置づけすべきなのか(なんのことやら)、いまだによく分からない


「男達の圧倒的多数がそんなに美男でもないし醜男でもない」という状況にありながら、男のカテゴリーには「美男」と「醜男」の二つしかない。しかし、果たして「男の美貌」というものに価値はあるのか。いまだかつて論じられたことのなかった「美男とは何か」を解き明かす、スリリングな美男論。


≪目次: ≫
ORIENTATION

第I学期 概論
Lesson1 美男のいた時代
――あるいは、トニー・カーティスはいいやつだ    1 白い歯がキラッと光る/2 古典的な時代/3 『パリで一緒に』という映画/4 「典型的なハンサム」であるトニー・カーティス/5 美男はバカかもしれない
Lesson2 男というものは――あるいは、ウィリアム・ホールデンもいいやつだ    1 オジサンの自己弁護/2 オジサンはこう考える/3 色白の美男と、日に灼けた美男と/4 ただの「ごっついオッサン」/5 女の美貌は誰が決めたか?/6 美男の座標軸/7 オジサンは悲しい   
Lesson3 若いということ――あるいは、若さに関する残酷なジョーク    1 そのトニー・カーティスは、三十八歳であり、四十歳だった/2 「私は年を取らない」と言う男/3 美男の技術/4 年を取らない男達/5 なにが美男を可能にするか/6 ノン・クレジットという存在/7 若いということ
Lesson4 美男というもの――あるいは、美男はやっぱりバカかもしれない    1 喜劇になってしまう時代/2 冒険活劇の世界/3 特別な人間/4 「スター」という特別/5 最後のスター/6 美男・美女はそれだけで「芸能」である/7 「お笑い」をやるとモテるので――/8 美男は、本質的にアホである
Lesson5 美男の社会学――あるいは、すべての大学教授は美男だろうか    1 なぜ「二枚目」は「二枚目」か/2 職人は世界をこのように認識する/3 バラバラの世界/4 「二枚目」とは「ナンバー2」のことである/5 誰がドラマの主役か/6 美男がナンバー2にしかなれない理由/7 悪人なんだけど悪人じゃない/8 美男は悪人になれない/9 美男のいる男社会/10 すべての私立大学の教授が美男ではないだろう/11 中村勘三郎という江戸の「実業家」/12 実業家にも色気がいる

第II学期 本論
Lesson6 美男の思想I
――あるいは、美男は体質の職人である    1 美男とは、体質である/2 美男の仕事/3 美しいということ/4 美男とは、己の適性を無視して哲学に憧れる職人である/5 美男は、すでに達成されたなにかである/6 「美男」と「美男じゃない男」/7 「美男の悩み」と「美男に関する悩み」/8 「現実が自分を受け入れない」という悩みはあるか/9 美男は「他人」を必要とする/10 具体性の王者には「愛の議論」が分からない/11 美男が不条理に走る時/12 「美男」とは誰のことか?
Lesson7 美男の思想II――あるいは、「難しいことが嫌いな人はこの章を飛ばしなさい」    1 思想上の美男=顔を持たない美男/2 近代という時代/3 「平等」と「基本単位」/4 中国人は「理想」を持っているだろう/5 「美男」は近代人の基本単位である/6 近代とは「繰り返しの時代」である/7 平等であっても差異はなくならない/8 「近代人」とは、顔を持てない美男である/9 近代人である男の没落/10 すごーく難解な話/11 「顔がない」ということ/12 女達は「美人」を捨て、男達は「自分」を捨てた
Lesson8 明快ブオトコ講座――あるいは、この本で唯一わかりやすいところ    1 おことわり/2 ブオトコ・チェック/3 「ブオトコ」とは、「顔のない美男」を自覚しない男のことである/4 マザコンは「顔のない美男」の典型である/5 女はブオトコが嫌いである/6 女が絶対に認めないもの/7 「下品な女」とは、「女のブオトコ」である/8 「ハゲ・デブ・中年」はブオトコではないのか?/9 ブオトコに関する誤解/10 「顔のない美男」が美男の真似をしても、悲劇にしかならない/11 貴男は「空気」じゃない/12 美男は本質的にゲイである/13 ブオトコは自分に対してウソをつく/14 お父さんはブオトコだった

第III学期 一般教養
Lesson9 美女の論
――あるいは、整形美女はどのように幸福か    1 美男と美女はこう違う/2 内面美人と整形美女/3 見れば分かる/4 「その内面」にフィットした顔を作るのはとてもむずかしい/5 美女は大変だ/6 美女は退屈する/7 美女はどうして食って行けばいいのか?/8 「労働する美女」というカテゴリーの矛盾/9 美男は「プラス」でも美女は「ゼロ」だ/10 男顔の美少女/11 坂東玉三郎の発見/12 不器用の未来
Lesson10 美男のための美術史――あるいは、「男のように美しいオバサン」の存在しない昔    1 腹筋のある女=『ミロのヴィーナス』/2 乳房をつけられた青年=ミケランジェロの『朝』と『夜』/3 たとえば「髭の生えた美女」=作品例ナシ/4 たとえば「ヴィクトリア女王の特徴を完全に備えた肖像画」=作品例ナシ/5 たとえば「老婆の図」=作品例省略/6 「ジジーの彫像」=古代ローマ彫刻/7 絶対王政ルノワールルーベンスの感想/8 若い男女の美術史=作品例省略/9 男女差のない美術史=国宝『源氏物語絵巻』/10 平均的な日本人の美術史=『伴大納言絵詞』と『信貴山縁起絵巻』/11 デブの美術史=『鳥毛立女屏風』と『扇面法華経冊子』/12 ロリコンと中年の美術史=鈴木春信喜多川歌麿/13 結論
Lesson11 美男のための職業ガイド――あるいは、美男とは「壁の花」を本質とする    1 「少年」という職業/2 女の召使い・男の召使い/3 召使いは売春婦より重要だ/4 なぜ日本のウェイターは英語で「ウェイター」なのか/5 少年給仕の東西/6 女給は独立する/7 日本の風俗産業には一千年の伝統がある/8 日本に上流階級は成り立つか?/9 日本には「革命」というものがなかった/10 労働者(ブルーカラー)に美しい仕事/11 美男は、その歴史的経緯から見て、本質的に「壁の花」である
(『美男へのレッスン』下巻へ続く)


※本書は『美男へのレッスン』(一九九四年十月、中央公論社刊)に、加筆、訂正し、上下二巻に分割したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『窯変 源氏物語』『小林秀雄の恵み』『巡礼』『』『リア家の人々』等、著書多数。






人気ブログランキングへ



本「源氏供養 下巻 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本♪ に参加中!
源氏供養〈下〉 (中公文庫)
源氏供養 下巻 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/12, 文庫 419ページ)
○価格: 940円
○ISBN: 978-4122027596
クチコミを見る



なるほどぉ〜♪、などとトボケテいまさらながらに、、、そう、橋本治は「窯変源氏物語」は、紫式部の「源氏物語」の原典に、可能なかぎりに忠実であろうとして、いまのことばに翻訳を試みて、試みて現代に生きる読者の理解を得るためにと考えて、原典の物語に多くを補って改編を加えて、原典の物語に数多く存在する語り手(主人公)の一人である“男”の“光源氏”を語り手としてピックアップして、光源氏を主人公に立てることで第三部の光源氏が死んだあとの物語に少なからぬ不都合?!が生じた(ぼくにはどうしても第三部をフツーに読み進めることができなかった)としても、、、ということなのかどうなのか?!。いやいやどうしてなるほどそうかぁそうなのかぁ、などとカンタンに理解にいたることはなくとも、このような解釈を試みてみました、その意図としては……、で、多少の誤解があったとしても、そうそうカンタンに読み終えることのできる物語でもなければ(とっても長大な物語だ)、カンタンに理解できちゃうような、いちどくらい読んだだけですべてを分かった気になれる程度のものでもないであろう、なにが誤解や誤読であって、なにをして正解と言いえるのか。すでに多くの著名な作家が翻訳を試みて、日本語にかぎられず、いくつものバリエーションの「源氏物語」が、ひろく世の中には流通している。



光源氏という華やぎの陰で、己れの生き方を模索する女達の物語――。走り出す少女だった紫の上。さすらう女だった玉鬘。そして、拒絶する女になるしかなかった浮舟。それを書いた一千年前の作者、紫式部の孤独を、今の時代に噛みしめてみたかった――。 著者


≪目次: ≫
その二十二  60 一千年前のキャリア・ウーマン達/61 紫式部と清少納言/62 弘徽殿の大后の見識
その二十三  63 自立する女と、国を作ってしまった女/64 逃れ去る女達/65 浮舟の拒絶
その二十四  66 「理想」の中に眠るもの/67 明石の一族の物語/68 凍える冬の住吉大社で
その二十五  69 つれない父――光源氏と少年夕霧/70 女にして可愛がってみたい――光源氏と青年夕霧/71 ただ一人許してしまった相手
その二十六  72 不思議な養父と玉鬘/73 華麗なる女遍歴の「実情」/74 妖しい父親
その二十七  75 異母弟・蛍兵部卿の宮と光源氏/76 恋という“手続き”/77 三角関係の謎
その二十八  78 孤独な男の孤独/79 それは孤独から始まった/80 フェミニストでなければよかった……
その二十九  81 朝顔の姫君のこと/82 もしも、源氏物語を男が書いたのだとしたら……/83 社会に逢いたい!
その三十  84 「何もすることがない」という、欲望の喪失/85 藤壺の女御(中宮)とは何か?/86 誰が彼を愛しうるか?
その三十一  87 オイディプス神話の伝えるもの/88 「父」というもの/89 桐壺帝という父
その三十二  90 光源氏が愛した人、そして、愛するということ/91 「父の妻」か、「帝の后」か/92 冷泉帝と光源氏
その三十三  93 「至高のもの」と「人間」/94 壮麗なる六条の院の主/95 「関係」の錯綜/96 腹違いの姉と弟――柏木玉鬘
その三十四  97 存在しえない近親相姦――玉鬘と夕霧と/98 「親しさ」というもの/99 女の安心
その三十五  100 男と女の「なんでもない関係」/101 玉鬘の物語/102 若紫の物語/103 一千年という時間
附記  1 源氏物語を創る/2 「歌物語」ということ/3 神をも恐れないこと――/4 北山の僧都は、なぜ「いやなやつ」なのか?


※源氏供養 下巻 一九九四年四月 中央公論社刊

カバー画・挿画 小市美智子


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞受賞。

橋本治 『源氏供養 上巻』(中公文庫、1996年) '10/08/29
橋本治 『窯変源氏物語 〈14〉 浮舟供蜻蛉・手習・夢浮橋』(中公文庫、1996年) '10/08/20
橋本治 『窯変源氏物語 〈13〉 寄生・東屋・浮舟機戞蔽羝文庫、1996年) '10/08/10
橋本治 『窯変源氏物語 〈12〉 椎本・総角・早蕨』(中公文庫、1996年) '10/07/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈11〉 雲隠・匂宮・紅梅・竹河・橋姫』(中公文庫、1996年) '10/07/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈10〉 横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻』(中公文庫、1996年) '10/06/22
橋本治 『窯変源氏物語 〈9〉 若菜下・柏木』(中公文庫、1996年) '10/05/28
橋本治 『窯変源氏物語 〈8〉 真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上』(中公文庫、1996年) '10/05/23
橋本治 『窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴』(中公文庫、1996年) '10/05/11
橋本治 『窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音』(中公文庫、1996年) '10/04/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ


本「源氏供養 上巻 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本♪ に参加中!
源氏供養〈上巻〉 (中公文庫)
源氏供養 上巻 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/11, 文庫 388ページ)
○価格: 900円
○ISBN: 978-4122027343
おすすめ度: 4.0
クチコミを見る




いわゆる世の中の「ジョウシキ」みたいなものが、ぼくにはどうにも苦手な印象がつよくて、あぁきっとズレちゃってるんだろうなぁ、結果として他者に周囲になんらかのメイワクがかかっていなければ(不利益であり不快感を与えていなければ)いいのだが、、、と気に病まないことなない(などと言ってしまうほどの細やかな配慮が隅々まで行き届いているとも思えないのではあるが)。ところで、そもそも「ジョウシキ」ってなんなんだろう??!
そう、無知の知というのか、分からないことを分からない。なんら分かっていない(理解も修得もしていない)ことをも、ゼンゼン知りえていないことをも、そのことにさえ(気づくこともないから、もちろん知りえることもない)。そう、こう言ってしまうぼくだって、果たしてなにを分かって、分かった気になって語って(書き記して)いるというのか??!、もっとも、意見することは、その正誤や正当を問わず、マッタクなんらの責任をも問われないことはなくとも、すくなくとも一定のレヴェルまでは許容されよう、むしろ意見を表明することは推奨されることなのかもしれない!??などと




一千年のその昔、紫式部がそっと目を閉じて語り始めた物語――。光源氏の栄華と孤独、そして流れ去る女。様々な人物たちと、様々なレトリック、様々な物語の綾を織り込んで作られた大長編物語の謎を、ゆるやかに解き明かしてみたい――。 著者


≪目次: ≫
その一  1 現代の源氏物語/2 空洞としての光源氏/3 女性の書く男性
その二  4 恋の残酷/5 女房の文学と『ぼんち』/6 源氏物語の構成/7 男性的と女性的
その三  8 対句という修辞法/9 イメージとしての名前/10 夕顔朝顔
その四  11 六条の御息所と「前の春宮」の謎/12 『若紫』の不思議/13 三つの始まりとその特徴
その五  14 紫式部の視点/15 紫式部の好み/16 紫式部の敵討ち/17 夕顔と末摘花
その六  18 近衛の中将という位置/19 二人の不遇な中将――夕顔の父と明石の入道/20 二人の按察使大納言
その七  21 源氏遊び/22 「情景」は王朝美学の人間心理/23 源氏物語をフランス映画で/24 主語のない物語
その八  25 眠れる紫式部/26 半睡半醒の筆
その九  27 桐壺帝のこと/28 小学校六年生の「夫」達
その十  29 狂気の帝がいた/30 “自分”が叫んでいる/31 暴発する光源氏
その十一  32 「亡き母」と藤壺の女御/33 不思議な三角関係/34 朱雀院の不思議
その十二  35 同性愛の存在しない時代/36 自分のない男達/37 「ない」という不思議
その十三  38 トップレスが公然とあった時代/39 まだ道徳が及ばない時代/40 頭の中将のこと
その十四  41 たとえば、常陸の宮家の姫君のこと/42 うるはしき姫君の日常/43 信仰の対象としての女性
その十五  44 聖なるもの/45 親王と諸王と大王と直人
その十六  46 唯幻論の時代/47 意味という即物性
その十七  48 果たしてそれは「タブー」だったのか?/49 「物笑いの種」というタブー
その十八  50 三角関係の定理/51 夕顔の系譜/52 放浪する女
その十九  53 姉妹というモチーフ/54 父という男のエゴイズム
その二十  55 「弘徽殿の女御」の意味/56 美しい男と美しくない男
その二十一  57 横川の僧都の変心/58 愛とは無縁の権力者/59 紅梅の大納言の悲しみ


※源氏供養 上巻(その一〜十九) 一九九三年一〇月 中央公論社刊、源氏供養 下巻(その二十〜二十一) 一九九四年四月 中央公論社刊

カバー画・挿画 小市美智子


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞受賞。

橋本治 『窯変源氏物語 〈14〉 浮舟供蜻蛉・手習・夢浮橋』(中公文庫、1996年) '10/08/20
橋本治 『窯変源氏物語 〈13〉 寄生・東屋・浮舟機戞蔽羝文庫、1996年) '10/08/10
橋本治 『窯変源氏物語 〈12〉 椎本・総角・早蕨』(中公文庫、1996年) '10/07/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈11〉 雲隠・匂宮・紅梅・竹河・橋姫』(中公文庫、1996年) '10/07/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈10〉 横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻』(中公文庫、1996年) '10/06/22
橋本治 『窯変源氏物語 〈9〉 若菜下・柏木』(中公文庫、1996年) '10/05/28
橋本治 『窯変源氏物語 〈8〉 真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上』(中公文庫、1996年) '10/05/23
橋本治 『窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴』(中公文庫、1996年) '10/05/11
橋本治 『窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音』(中公文庫、1996年) '10/04/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ


本「窯変源氏物語 〈14〉 浮舟供蜻蛉・手習・夢浮橋 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本♪ に参加中!
窯変 源氏物語〈14〉 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈14〉 浮舟供蜻蛉・手習・夢浮橋 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/10, 文庫 597ページ)
○価格: 1,500円
○ISBN: 978-4122027213
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



生きてみよう、生きてみよう、生きてみよう、生きてみたい、生きてみたい、生きたい、かなぁ
オイシイところを、ぼくのこころにジ〜ンときてヒットして、すでに酒がすすんでまわっているいまとなっては、移動中の電車内とは違って周囲に誰も人気のない、ひとりの自室にあっては、堪えて我慢する必要もないよね、もっとも電車の中でも図書館でもファーストフードの店内でも、ところ構うことなく、ひとり本の物語の世界に這入り込んで、さすがに声をあげて泣くことはなくても、ウルウルしちゃうことは、よそ(40歳)の男子(おぢさん、初老の紳士、短パンの少年)として、カッコイイものではないけれど、だからといって咎められるものでもあるまい、みんなジブンノコトデセイイッパイ、他人に注意を払う余裕なんかフツーに持ち合わせていない(と思う)、さらには、なにかを感づかれてしまった、感づいてしまった他者も、だからといって関心を寄せることをしないことのほうが多いであろう、フツーに知らん顔をして(よくもわるくも)無視をする、見て見ないふりをするのも、ある意味では大人のルール、現代の社会の無関心というのとは少し違うんだろうけれど、おもむろにプライバシーとか持ち出されちゃう(掲げちゃう)世の中だからね、確立して自立した「個人」(自己?!)なんてものがあるとも思えないけれど(ぼくを筆頭に迷いまくって翻弄されまくって、ときに見失っちゃって取り乱してみたりもして)、まぁそういうことなんだろうか?、あいかわらずいつもの通り、ズルズルズルズルと滑り落ちて下降線を辿って転落(意味不明!?)、、、そうそう、引用したい個所が本文中にあったとして、ついつい読了した勢いで、盛り上がった気分のままに、そこまでに、まさにそのオシイシ部分に辿り着くまでに、コツコツセツセツと積み重ねられた往々にして膨大な情報の上に立って、その積み重ねてきた前提があるからこそ、たとえば秋に蒔いた種が、暗く冷たく寒く厳しい冬に耐えて乗り越えて、地中にあって養分を蓄えて着実に根をはって、やがて春に芽を出し根を拡げ、芽を出したのちの困難にも克って生き残り、蕾のときを経て、やがて花開く、みたいな、その咲き誇る花だけを見て、たしかにキレイで美しい、のだけれども、あぁ
ぶっちゃけ、およそ5カ月の時間('10.03.24〜)を費やして、文庫版「窯変源氏物語」全14巻を読了して、読了したにもかかわらず、まったく分かった気がしていないのであって、なんとか物語の流れというのか展開みたいなものが雰囲気が、薄らボンヤリと、、、どちらかといえば、やっとスタートラインにつく、スタートラインに立つ準備が、う〜ん、まだまだ、とっかかりをえた、というレヴェルなのかもしれないなぁ



俗塵の狂気をよそに肚を括って作家をやるには、昭和の御代の終りの時期が丁度相応しいと考え、さっさと信州に籠った。とにかく文豪になりたかったとはいえ、まさか三年居るとは思わなかった。 著者 (浮舟供翠驩戞深蟒/夢浮橋)


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈14〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 14

51 浮舟(うきふね)供 Le ballotement de la vie laisse entrevoir une autre volonté. 人の世は波立って 更に一つの意志を生む
52 蜻蛉(かげろう)  Par la suite, après…. そして その後――
53 手習(てならい)  Prosternée, je me repens, seule avec moi-même. 額(ぬか)づいて ただ一人思う胸の内
54 夢浮橋(ゆめのうきはし)  Au loin, vers le futur de mille annés…. 一千年の未来へ遠く――


※『窯変 源氏物語』14 一九九三年一月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈13〉 寄生・東屋・浮舟機戞蔽羝文庫、1996年) '10/08/10
橋本治 『窯変源氏物語 〈12〉 椎本・総角・早蕨』(中公文庫、1996年) '10/07/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈11〉 雲隠・匂宮・紅梅・竹河・橋姫』(中公文庫、1996年) '10/07/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈10〉 横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻』(中公文庫、1996年) '10/06/22
橋本治 『窯変源氏物語 〈9〉 若菜下・柏木』(中公文庫、1996年) '10/05/28
橋本治 『窯変源氏物語 〈8〉 真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上』(中公文庫、1996年) '10/05/23
橋本治 『窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴』(中公文庫、1996年) '10/05/11
橋本治 『窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音』(中公文庫、1996年) '10/04/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ


本「双調平家物語〈16〉  落日の巻(承前) 灌頂の巻 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本♪ に参加中!
双調平家物語〈16〉落日の巻(承前)潅頂の巻 (中公文庫)
双調平家物語〈16〉  落日の巻(承前) 灌頂の巻 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (2010/7, 文庫 347ページ)
○価格: 1,100円
○ISBN: 978-4122053489
クチコミを見る



さて、ひとコマ45分弱の講義のDVD(もしくはCD)を10コマ、およそ450分、およそ7時間30分、閉館時間ギリギリの18時25分ころまで。自習室(視聴学習室)の開館が10時だから、暑くてユックリ寝ていられない(老化現象)、最寄駅近くでの朝マック(朝食は自室で済ませても、ときどき食べたいジャンクフード、氷少なめアイスコーヒーとのコンボで200円也)、レシートの印字時間は09:13、約50分弱の読書タイム(電車での移動時間は、2度の乗り換えが煩わしい往復は待ち時間を含めて約2時間弱くらいかなぁ?!)。で、自習ノートの記録によると、10:15〜「ドイツ語入門'06」(共通科目・外国語)15.形容詞の語尾変化, 識名章喜(第1学期履修の復習)、11:00〜「世界の名作を読む'07」(基礎科目)5.チェーホフ「ワーニカ」「可愛い女」「犬を連れた奥さん」, 沼野充義、11:50〜「物質循環と人間活動'07」(基礎科目)5.生命の誕生, 濱田嘉昭・小林憲正、12:35〜「精神分析入門'07」(共通科目・人文系)5.エディプス・コンプレックス, 平島奈津子、13:50〜「博物館概論'07」(共通科目・人文系)5.博物館資料取扱論――工芸品1, 原田一敏、14:35〜「住まい学入門'07」(共通科目・社会系)5.東アジアの住文化と日本, 本間博文、15:20〜「芸術史と芸術理論'10」(共通科目・人文系)6.ゴシック美術――内在のアリストテレス主義, 青山昌文、16:10〜「歴史と人間'08」(基礎科目)6.ルターとクラーナハ――宗教改革理念の伝播をめぐって, 森田安一、16:55〜「コミュニケーション論序説'07」(基礎科目)6.演奏とコミュニケーション, 大橋理枝・根橋玲子・ゲスト 徳丸吉彦、17:10〜「世界の名作を読む'07」(基礎科目)6.ハーマン・メルヴィル「書写人バートルビー」, 柴田元幸。(いずれも、第1学期の単位認定試験終了後の8/6から自習開始。ただしドイツ語入門気和茖群櫃ら)。ちなみに、講義は全15回(各回約45分)、ということは総計12時間+αを費やすことによって、ひとつの科目がおわる(時間を費やせばいずれ必ず終わる、終わらせるには時間を費やす以外に方途はないだろう)。じつは、10月からはじまる第2学期に履修する7科目(予定)を、まったく別にチョイスしていて、◆銑を自習科目と位置づけしていて、もしかしたら後に◆銑の科目のいずれかを履修する可能性を否定できないけれど、チョ〜自己満足♪(かなりアヤウイ!?、なにが失われても、なにかを失ったとしても、まぁ仕方がないだろうなぁ♨)

(おいおい、こんな終わり方で、橋本治の全16巻の超大作、源氏物語の窯変源氏物語に次ぐ平家物語の創作?!物語、『双調平家物語』を終えてしまっていいのだろうか??!、じゃぁ、なにを書き記せばいいというのか!?、はたしてなにを書き記しえるというのか!??、アイムソーリー、ゴムゾーリィ、ヒゲソ〜リ)



信濃から北陸にまでその勢力を広げ、進攻する平氏軍を打ち破った源義仲は、敗軍を追って都へ攻め上る。義仲軍に都を包囲され、これを恐れた平氏一門は都を捨て西国へと落ちて行くが、義仲もまた都に受け入れられず無残な死を遂げる。後白河法皇は再び御世最大の権力者となり、源頼朝は鎌倉に覇権を確立し、動かなかった。そして、屋島にあった平氏一門は、源義経率いる源氏軍によって、ついに長門の国壇ノ浦で海に沈む。


≪目次: ≫
落日(らくじつ)の巻(承前)
北陸決戦(ほくりくけっせん)/砺波山(となみやま)/俱利迦羅落(くりからおとし)/篠原合戦(しのはらかっせん)/義仲襲来(よしなかしゅうらい)/都落(みやこおち)/義仲入京(よしなかにゅうきょう)/山陽道(さんようどう)/水島合戦(みずしまかっせん)
灌頂(かんじょう)の巻
法住寺攻(ほうじゅうじぜめ)/御所炎上(ごしょえんじょう)/室山合戦(むろやまかっせん)/義仲最期(よしなかさいご)/一谷(いちのたに)/首渡(くびわたし)/海(うみ)/文治(ぶんじ)/鎌倉(かまくら)

文庫版のあとがき


※本書は『双調 平家物語15  源氏の巻(承前) 落日の巻 灌頂の巻』(二〇〇七年十月 中央公論新社刊)を、二分冊し、後半部分を改題の上、加筆・訂正したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『窯変 源氏物語』『ひらがな日本美術史』『小林秀雄の恵み』『』等、著書多数。

橋本治 『双調平家物語〈15〉  源氏の巻(承前) 落日の巻』(中公文庫、2010年) '10/07/30
橋本治 『双調平家物語〈14〉  治承の巻供幣義亜 源氏の巻』(中公文庫、2010年) '10/06/19
橋本治 『双調平家物語〈13〉  治承の巻供戞蔽羝文庫、2010年) '10/06/07
橋本治 『双調平家物語〈12〉  治承の巻機戞蔽羝文庫、2010年) '10/04/18
橋本治 『双調平家物語〈11〉  平家の巻(承前)』(中公文庫、2010年) '10/03/27
橋本治 『双調平家物語〈10〉  平治の巻 平家の巻』(中公文庫、2010年) '10/03/16
橋本治 『双調平家物語〈9〉  平治の巻機幣義亜法戞蔽羝文庫、2009年) '10/03/03
橋本治 『双調平家物語〈8〉  保元の巻(承前) 平治の巻機戞蔽羝文庫、2009年) '10/02/14
橋本治 『双調平家物語〈7〉  保元の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/26
橋本治 『双調平家物語〈6〉  院の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '10/01/16
橋本治 『双調平家物語〈5〉  女帝の巻 院の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/09
橋本治 『双調平家物語〈4〉  奈良の巻』(中公文庫、2009年) '09/12/20
橋本治 『双調平家物語〈3〉  近江の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/29
橋本治 『双調平家物語〈2〉  飛鳥の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '09/11/10
橋本治 『双調平家物語〈1〉  序の巻 飛鳥の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/03
橋本治 『院政の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2009年) '09/10/18
橋本治 『権力の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2006年) '09/09/12





人気ブログランキングへ


本「窯変源氏物語 〈13〉 寄生・東屋・浮舟機(中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本♪ に参加中!
窯変 源氏物語〈13〉 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈13〉 寄生・東屋・浮舟機(中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/9, 文庫 525ページ)
○価格: 1,400円
○ISBN: 978-4122027008
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



はじまったものは(みずからの意志ではじめたものであっても、みずから意識することなくしてはじまったものであっても)、途中でやめることなくただただひたすらつづけていれば(おおきく方法であり方向でありを違えることがなければ)、いずれやがて、終わりが来ないものではないのであろう。アリガタイことに、これは親に、ぼくを産んでくれて(遺伝子的?!)育ててくれた両親に感謝すべきなんだろうと思うのだが、おおきな病気を患うことがなく、集中力を保てる体力や精神力の源となる健康な身体。ちょっといろいろと考えなくちゃいけないことや迷い惑うことに忙殺されないでもないようなプライヴェートのさまざまがあって、それはそれとして、どんなに時間と労力をを費やしたとしても、真摯に正面からうけとめて、とりくんで、なんとかなるかどうかをともかくとして(相手のある話だから、ぼくの思い通りになることはないだろう)、ひとつひとつ。分からない分からない分からない分からない分からない、明けない夜は、あるかもしれない、終わりが来ないことも、あるかもしれない、可能性は否定できないのだけれども、来なければ来ないで仕方がない、来ると信じて、願いを籠めて遣るものでもなく、ぼくがただただみずからの意志で遣りたいと欲したことだけを、なにはなくとも



実は僕には、有名な古典をわかりやすくポピュラーにしようという発想は、全然ない。原典が要求するものしか書かない。古典に対する変な扱いや、変な迷信を取り除きたい、それだけのこと。 著者 (寄生/東屋/浮舟機


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈13〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 13

49 寄生(やどりぎ)  Les belles, solitaires, les élégants, ailleurs. 華やかな孤独達はそれぞれに
50 東屋(あずまや)  Dans une flaque de pluie, aux alentours de Sanjô, se reflètent vagues, attendris, les souvenirs de Gojô. ほのぼのと 遠い五条の面影を 三条辺りの雨に映して
51 浮舟(うきふね)機 Le ballotement de la vie laisse entrevoir une autre volonté. 人の世は波立って 更に一つの意志を生む


※『窯変 源氏物語』13 一九九二年一一月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈12〉 椎本・総角・早蕨』(中公文庫、1996年) '10/07/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈11〉 雲隠・匂宮・紅梅・竹河・橋姫』(中公文庫、1996年) '10/07/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈10〉 横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻』(中公文庫、1996年) '10/06/22
橋本治 『窯変源氏物語 〈9〉 若菜下・柏木』(中公文庫、1996年) '10/05/28
橋本治 『窯変源氏物語 〈8〉 真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上』(中公文庫、1996年) '10/05/23
橋本治 『窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴』(中公文庫、1996年) '10/05/11
橋本治 『窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音』(中公文庫、1996年) '10/04/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ


本「双調平家物語〈15〉  源氏の巻(承前) 落日の巻 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本♪ に参加中!
双調平家物語〈15〉源氏の巻(承前)、落日の巻 (中公文庫)
双調平家物語〈15〉  源氏の巻(承前) 落日の巻 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (2010/6, 文庫 340ページ)
○価格: 1,100円
○ISBN: 978-4122053335
クチコミを見る



主に仕える、君主に従属する下僕。主従関係、君と僕。
出自をともかくとしても、主になりえて名を成すこと。もっとも、ぼくには無理だ(どうやら無理みたいだなぁ)と、つよく自覚しているから、やっとさいきん自覚するようになったから、だからこそぼくは、ぼくが従属する盲従する君主を選択しなければならない、と考えるようになって。そう、役割分担というのか適性というのか、だれもかれもが君主になれるものでもなく、君主とひとくちに言ってもいろいろなタイプでありスタイル、在り方があろう。いずれにしても、みずから主として立つことと、主として立ったことを社会が認知する(社会に認知される)ことと。仮に従属する者がひとりもいなくても、それでも主としては成立するであろうけれど、社会的に孤立して他者との関係を断っていたら、それでも生活できるだけの糧が、資産があるならともかくとして、イッパンテキにはひとりでは、他者との関係を経ずしてなんらかの収益をえることは難しいのではないだろうか。いわゆる取引というのか、社会的な関係をもってはじめて、取引の関係者である他者から社会的?!に認知されなければ、なにもうまれないはじまらない


石橋山の合戦に敗れた頼朝ら一行は、安房三浦一族と合流し、上総へ進軍する。さらに下総武蔵等の兵を従え鎌倉へ入った頼朝は、二十万騎を擁する源家棟梁となっていた。一方、重盛の嫡長・平維盛を大将軍とする頼朝追討の軍勢は、富士川で水鳥の羽音に驚き、戦わずして福原へ逃げ戻る。これに怒った清盛は、「還都」を決断し、反撃を開始した。しかし、還都から三月後、清盛は病に倒れ、激しい熱さの中で息を引き取る。


≪目次: ≫
源氏の巻(承前)
頼朝再起(よりともさいき)/広常参上(ひろつねさんじょう)/東八箇国武者揃(とうはちかこくむしゃぞろえ)/進軍(しんぐん)/集結(しゅうけつ)/富士川(ふじがわ)
落日(らくじつ)の巻
入道再起(にゅうどうさいき)/跫音(あしおと)/仏法炎上(ぶっぽうえんじょう)/新院崩御(しんいんほうぎょ)/四海騒然(しかいそうぜん)/焦熱地獄(しょうねつじごく)/法皇再臨(ほうおうさいりん)/墨俣合戦(すのまたかっせん)/横田河原(よこたがわら)/旱天(かんてん)/崩壊前夜(ほうかいぜんや)/叔父二人(おじふたり)/木曾殿鎌倉殿(きそどのかまくらどの)


※本書は『双調 平家物語15  源氏の巻(承前) 落日の巻 灌頂の巻』(二〇〇七年十月 中央公論新社刊)を、二分冊し、前半部分を改題の上、加筆・訂正したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『窯変 源氏物語』『ひらがな日本美術史』『小林秀雄の恵み』『』等、著書多数。

橋本治 『双調平家物語〈14〉  治承の巻供幣義亜 源氏の巻』(中公文庫、2010年) '10/06/19
橋本治 『双調平家物語〈13〉  治承の巻供戞蔽羝文庫、2010年) '10/06/07
橋本治 『双調平家物語〈12〉  治承の巻機戞蔽羝文庫、2010年) '10/04/18
橋本治 『双調平家物語〈11〉  平家の巻(承前)』(中公文庫、2010年) '10/03/27
橋本治 『双調平家物語〈10〉  平治の巻 平家の巻』(中公文庫、2010年) '10/03/16
橋本治 『双調平家物語〈9〉  平治の巻機幣義亜法戞蔽羝文庫、2009年) '10/03/03
橋本治 『双調平家物語〈8〉  保元の巻(承前) 平治の巻機戞蔽羝文庫、2009年) '10/02/14
橋本治 『双調平家物語〈7〉  保元の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/26
橋本治 『双調平家物語〈6〉  院の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '10/01/16
橋本治 『双調平家物語〈5〉  女帝の巻 院の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/09
橋本治 『双調平家物語〈4〉  奈良の巻』(中公文庫、2009年) '09/12/20
橋本治 『双調平家物語〈3〉  近江の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/29
橋本治 『双調平家物語〈2〉  飛鳥の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '09/11/10
橋本治 『双調平家物語〈1〉  序の巻 飛鳥の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/03
橋本治 『院政の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2009年) '09/10/18
橋本治 『権力の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2006年) '09/09/12





人気ブログランキングへ


本「窯変源氏物語 〈12〉 椎本・総角・早蕨 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本♪ に参加中!
窯変源氏物語〈12〉 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈12〉 椎本・総角・早蕨 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/8, 文庫 496ページ)
○価格: 1,400円
○ISBN: 978-4122026742
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



ねぇ、光源氏のいない『源氏物語』ってどうよ?!、ってどうよ、ってどうよ??!、(ぶっちゃけ、あらたな展開の物語のながれになかなか這入り込めない、理解できていないのは、あぁいつものこと)。そう、光源氏はもういない、死んでしまった、、、のであれば、あるならば、主人公を欠いた物語として終わってしかるべき、などという、その〈べき〉なるものは、なにゆえになにを根拠としてなのか(まぁそういうことだ!?)。「」の君(おとこのこ)が、光源氏にかわる、おおやけ?!には光源氏の〈子〉として、仮にそうではなくて不義の子であったとしても、そのあたりまでふくめても、薫の君が光源氏の子であることに、すでに一旦は社会的な認知?!を得たうえでは、ますますもって、生物学的に遺伝子学的にそうでろうがなかろうが、むしろそうでなかったとしてもアタリマエ(フシギなことばだなぁ)のように。どうやらこのあたりの展開というのか、内面のこころのの奥深いところに這入り込んで描かれる、だからどうした?!、的な、分かったような分からないような分からないようなような



平安朝の美人の条件は、まず身分が高いこと。経済的、政治的後ろ楯がしっかりしていること。教養が高くて、和歌などの受け答えがしゃれていることなど……だから顔の造形は美人の第一要素にはならない。 著者 (椎本/総角/早蕨)


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈12〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 12

46 椎本(しいがもと)  Défilé de nuages dans la pleine unit, incertitude. 夜半に流れた雲の後――
47 総角(あげまき)  Embarras devant la cordelette emmêlée. 縺れる糸を結びかねて
48 早蕨(さわらび)  Qui sommeillent sous cette terre noire? 黒い大地に眠れるものは


※『窯変 源氏物語』12 一九九二年九月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈11〉 雲隠・匂宮・紅梅・竹河・橋姫』(中公文庫、1996年) '10/07/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈10〉 横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻』(中公文庫、1996年) '10/06/22
橋本治 『窯変源氏物語 〈9〉 若菜下・柏木』(中公文庫、1996年) '10/05/28
橋本治 『窯変源氏物語 〈8〉 真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上』(中公文庫、1996年) '10/05/23
橋本治 『窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴』(中公文庫、1996年) '10/05/11
橋本治 『窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音』(中公文庫、1996年) '10/04/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ


本「窯変源氏物語 〈11〉 雲隠・匂宮・紅梅・竹河・橋姫 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
窯変 源氏物語〈11〉 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈11〉 雲隠・匂宮・紅梅・竹河・橋姫 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/7, 文庫 511ページ)
○価格: 1,400円
○ISBN: 978-4122026520
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



あいもかわらず詳細をよく分からないままにフンイキだけで読みすすめてしまっているんだけど、などと言いながらすでに11巻、そう、知ってる人はアタリマエに知っている(のであろうと思う、いわゆるジョーシキ!?として)、ぼくはマッタク知らなかった(ハズカシイ)、主人公、これまでの10巻の物語の語り手?!、物語に欠くことのできない中心人物、たる、「光源氏は死んでしまった」「その人はもういない」(P.20、P.74、P.77)



女の作った物語の中に閉じ込められた男と、男の作った時代の中に閉じ込められた女――光源氏紫式部。虚は実となり、実は虚を紡ぐ。『窯変源氏物語』は、物語を書く女の物語として、改めて始められる。 著者 (雲隠/匂宮/紅梅/竹河/橋姫)


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈11〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 11

雲隠(くもがくれ)  A peine retrouvé, mais qu'en est-il? めぐり逢いて 見しや それとも――
42 匂宮(におうみや)  Le printemps appelle le renouveau,…. ふたたびの 春を求めて
43 紅梅(こうばい)  Allegro des fleurs frivoles. 浮気な花の軽やかに
44 竹河(たけかわ)  Histoire d'un jardin au-delà du pont. その橋の彼方の園の物語
45 橋姫(はしひめ)  Apparition d'une nouvelle source issue du temps caché. 覆われた時の中から現われる 新しい流れ


※『窯変 源氏物語』11 一九九二年七月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈10〉 横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻』(中公文庫、1996年) '10/06/22
橋本治 『窯変源氏物語 〈9〉 若菜下・柏木』(中公文庫、1996年) '10/05/28
橋本治 『窯変源氏物語 〈8〉 真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上』(中公文庫、1996年) '10/05/23
橋本治 『窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴』(中公文庫、1996年) '10/05/11
橋本治 『窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音』(中公文庫、1996年) '10/04/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ


本「窯変源氏物語 〈10〉 横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
窯変 源氏物語〈10〉横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈10〉 横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/6, 文庫 474ページ)
○価格: 1,300円
○ISBN: 978-4122026308
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



せつないせつない、光源氏49歳から52歳の物語。そう、光源氏が誕生のときから若くてイケイケで、ブイブイいわせて、いいときばかりじゃなくて不遇のときももちろんあって、もっともそのひとつひとつの(物語られない部分まで含めての)経験が、年齢を重ねて、年齢をひとつひとつ重ねてきたからこそ、生きのびて(まわりの人びとの死をも経験しながら生きて死ぬことなく生きて)、若くない。
どうやら光源氏の物語は、ここで終わるらしい、52歳。若くはないけれど、若くなくもない、じゅうぶんに若い。
いま40歳のぼくには、39歳までの人生はみずから経験してきたけれど、40歳以降は未経験、未知の世界だ。さいきん、それなりに老いや衰えを自覚して、さて♪


日本語の美文はどうしても七五調になるが、平安朝のものはどこか破調が必要。七五調になる前の際どい美しさ。となるとBGMはクラシック。文章も九〇〇〇枚全体で一つの交響曲になっているようなものに仕上げたい。著者 (横笛/鈴虫/夕霧/御法/幻)


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈10〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 10

37 横笛(よこぶえ)  Errance des sons d'une flûte dans la nuit, souvenir ci et là du disparu. 夜に漂う 思いは切れ切れ
38 鈴虫(すずむし)  Au milieu des herbes sauvages, comme un rêve éphémère d'une unit. 草叢に結ぶ一夜の夢
39 夕霧(ゆうぎり)  C'est aussi une façon de vivre. それも一つの人の在り方
40 御法(みのり)  De vaines prières qui s'éteignent. 声は 空しく消える
41 (まぼろし)  Sous le ciel de cet univers, tel un fantôme, je divague. 私はさまよう その空の下


※『窯変 源氏物語』10 一九九二年五月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈9〉 若菜下・柏木』(中公文庫、1996年) '10/05/28
橋本治 『窯変源氏物語 〈8〉 真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上』(中公文庫、1996年) '10/05/23
橋本治 『窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴』(中公文庫、1996年) '10/05/11
橋本治 『窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音』(中公文庫、1996年) '10/04/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ


本「双調平家物語〈14〉  治承の巻供幣義亜 源氏の巻 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
双調平家物語〈14〉治承の巻2(承前) 源氏の巻 (中公文庫)
双調平家物語〈14〉  治承の巻供幣義亜 源氏の巻 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (2010/5, 文庫 445ページ)
○価格: 1,100円
○ISBN: 978-4122053236
クチコミを見る



そう、話の展開の大筋のところを、歴史的な出来事として、それなりになんとなく学校の歴史の授業とかで教わって知っちゃているんだけど、イイクニツクロウ(1192年の説には異論もある)鎌倉幕府は、源氏と平氏が戦って平氏が敗れて源氏が勝利して、源頼朝が幕府をひらいて、読んで字の如く平安なる平安時代が終わって、王朝(朝廷)貴族の時代から戦国時代、古代から中世へと、云々(でいいのかなぁ??!)
ところで、頼朝は、たしかに源氏の嫡流であったけど、平氏が全盛の平安時代の世にあって、どう考えてもフツーに考えるには、幕府をひらくような展開が想像できないような境遇(朝敵として伊豆に流され都を離れて20年)にあった。人知れず野垂れ死んだとしても、まったく不思議はなかった。誰しも、栄華を誇る(ほころびがなかったわけではなかったのであろうが)平氏、平清盛を打ち倒すことなど、考えないことはなくとも、容易いことではない、リスクばかりが大きくてインセンティブが働かない(チャレンジするに値しない)、と考えるのがフツーだろう。源頼朝だって多分にもれず、まさかみずからが、平氏に戦いを挑む!、だなんて、そんな大それたことを、みずから行動を起こす!、だなんて、思っていたのかどうなのか(まったく思っていなかったこともないだろう)。だから、頼朝を語るには、頼朝が意を決する、行動を起こさざるを得ない状況に追い込まれるに至る、欠くことができない(であろう、小さくない)要因のひとつとしての、荒聖文覚(遠藤盛遠)。聖なのに荒れちゃってる、まともじゃない、やることなすことムチャクチャだ、ぶっ壊れてる♡


源三位入道頼政、さらに三井寺の大衆をも巻き込んだ「以仁王のご謀叛」は、頼政自害、以仁王も首を打たれ、平定された。しかし清盛は、得体の知れぬ不安に駆られ、「福原への遷都」を決断する。その三月後、伊豆の配所にある頼朝は、荒聖文覚のもたらした偽の院宣により、まず伊豆へ着任した平氏の目代の住む山木館襲撃を決行する。この戦に勝利を収めた頼朝は、舅の北条時政等東国武士を従え、遂に平家追討の兵を挙げた。


≪目次: ≫
治承(じしょう)の巻供幣義亜
三井寺(みいでら)/牃状(ちょうじょう)/源三位入道脱出(げんさんみにゅうどうだっしゅつ)/永僉議(ながせんぎ)/蟬折(せみおれ)/橋合戦(はしがっせん)/源三位入道最期(げんさんみにゅうどうさいご)/都遷(みやこうつし)/福原(ふくはら)
源氏の巻
仲秋(ちゅうしゅう)/早馬(はやうま)/蛭ヶ小島(ひるがこじま)/盛遠(もりとお)/荒聖文覚(あらひじりもんがく)/髑髏到来(どくろとうらい)/偽院宣(にせいんぜん)/頼朝挙兵(よりともきょへい)/佐々木一族(ささきいちぞく)/山木夜討(やまきようち)/棟梁出現(とうりょうしゅつげん)/石橋山(いしばしやま)/敗走(はいそう)/小坪坂合戦(こつぼざかかっせん)/衣笠落城(きぬがさらくじょう)/頼朝出航(よりともしゅっこう)/福原騒然(ふくはらそうぜん)


※本書は『双調 平家物語14  治承の巻供幣義亜 源氏の巻』(二〇〇六年十二月 中央公論新社刊)を、加筆・訂正したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『窯変 源氏物語』『ひらがな日本美術史』『小林秀雄の恵み』『』等、著書多数。

橋本治 『双調平家物語〈13〉  治承の巻供戞蔽羝文庫、2010年) '10/06/07
橋本治 『双調平家物語〈12〉  治承の巻機戞蔽羝文庫、2010年) '10/04/18
橋本治 『双調平家物語〈11〉  平家の巻(承前)』(中公文庫、2010年) '10/03/27
橋本治 『双調平家物語〈10〉  平治の巻 平家の巻』(中公文庫、2010年) '10/03/16
橋本治 『双調平家物語〈9〉  平治の巻機幣義亜法戞蔽羝文庫、2009年) '10/03/03
橋本治 『双調平家物語〈8〉  保元の巻(承前) 平治の巻機戞蔽羝文庫、2009年) '10/02/14
橋本治 『双調平家物語〈7〉  保元の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/26
橋本治 『双調平家物語〈6〉  院の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '10/01/16
橋本治 『双調平家物語〈5〉  女帝の巻 院の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/09
橋本治 『双調平家物語〈4〉  奈良の巻』(中公文庫、2009年) '09/12/20
橋本治 『双調平家物語〈3〉  近江の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/29
橋本治 『双調平家物語〈2〉  飛鳥の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '09/11/10
橋本治 『双調平家物語〈1〉  序の巻 飛鳥の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/03
橋本治 『院政の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2009年) '09/10/18
橋本治 『権力の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2006年) '09/09/12





人気ブログランキングへ



本「双調平家物語〈13〉  治承の巻供(中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
双調 平家物語〈13〉治承の巻2 (中公文庫)
双調平家物語〈13〉  治承の巻供(中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (2010/4, 文庫 432ページ)
○価格: 1,100円
○ISBN: 978-4122053106
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



そう、いつのまにやら気がついたら(意識していないわけではない)、日本の古典文学作品を読み進めていたりなんかして、じつは講義でも『日本語学――母語のすがたと歴史』(杉浦克己)の全15回(各45分)を終え、『国文学入門』(林達也)を第8回まで終えている(残り7回)のだが、、、ぼくが好き勝手にテキトウに読み散らかしているような乱暴な読書ならともかくとして、そう、ぼくの日々の読書は理解よりもあくまでも読了することを優先しているのであって、ホントにこれ(乱暴な読み方)で、この遣り方(読書方法、スタイル)が正しいのか適切なのか意味があるのか、迷いがないわけではないけれど、迷っているヒマがあったら、とりあえず一歩前に進む行動を採用したい!、ムダを承知して、失敗を恐れることなく、なにごとも経験、経験、意味のないことはない(だろう)。ニシテモ、チットモワカッタキダシテイナイノダカラ、ドウニモコウニモコマッテシマウ〜〜
なにをどうしていいものやら学習方法を散々迷って、今試みている方法としては、45分間のCDまたはDVDによる講義(自習)の時間中に、とにかく書いて書いて書きまくる(センターの視聴学習室を活用、自室では気が散って集中できない)。テキストにタイトルとして掲げられている文言にはじまり、キーワードとなりそうな言葉、人の名前、生没年、作品、、、1回の講義の45分間で、すくなくともA4ノート1ページを真っ黒にして、ビッチリ文字で埋めて、右手が手首が疲れることを厭わずに、耳で先生の声を聞いて、目でテキストの文字を追って読んで、手で書いて書いて書いて書いて、からだに(記憶に)刻み込む、、、単位認定試験(効果測定)があることから、しかし、タンジュンな記憶力を要求されるような学習を、本心では否定して忌避して拒絶したいんだけど(あぁ若くないのだよ、記憶力の衰えは隠せない)、一方では、学習の方法として一定レヴェルでは丸暗記というか記憶力みたいな作業による判定(効果測定)を採用せざるを得ないのだろうことに理解を示し、その効果(丸暗記や記憶を要求する学習方法)は、あぁ、やっぱり否定できない


中宮徳子の懐妊――待望の男子(後の安徳天皇)誕生に、平氏一門は湧き返る。だが、摂関家の北の政所である白河殿盛子、さらに、病を得ていた重盛が世を去ると、後白河院と摂関家は再び反平氏を明確にした。これに対し、重盛という歯止めを失った清盛は、関白基房を逐い、院を鳥羽の離宮へ幽閉する。父院を救うため、高倉帝は中宮の皇子に御位を譲り、この暴挙に対して、異母兄である以仁王源頼政に平氏追討を要請する。


≪目次: ≫
治承(じしょう)の巻
魔王鎮魂(まおうちんこん)/想夫恋(そうふれん)/中宮懐妊(ちゅうぐうかいにん)/皇子誕生(おうじたんじょう)/鬼界ヶ島(きかいがしま)/赦免船(しゃめんふね)/少将都帰(しょうしょうみやこがえり)/俊寛堕地獄(しゅんかんだじごく)/屍(しかばね)/重盛逝去(しげもりせいきょ)/法皇含笑(ほうおうがんしょう)/政変(せいへん)/潮騒(しおさい)/大地震(おおじしん)/胴震(どうぶるい)/関白追放(かんぱくついほう)/法皇幽閉(ほうおうゆうへい)/離宮憂愁(りきゅうゆうしゅう)/玄冬(げんとう)/御袴着(おんはかまぎ)/以仁王(もちひとおう)/斜光(しゃこう)/新宮十郎行家(しんぐうじゅうろうゆきいえ)/飆風(ひょうふう)/鼬(いたち)/宮御脱出(みやごだっしゅつ)


※本書は『双調 平家物語13  治承の巻供戞米鵝察始伺一月 中央公論新社刊)を、加筆・訂正したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『窯変 源氏物語』『ひらがな日本美術史』『小林秀雄の恵み』『』等、著書多数。

橋本治 『双調平家物語〈12〉  治承の巻機戞蔽羝文庫、2010年) '10/04/18
橋本治 『双調平家物語〈11〉  平家の巻(承前)』(中公文庫、2010年) '10/03/27
橋本治 『双調平家物語〈10〉  平治の巻 平家の巻』(中公文庫、2010年) '10/03/16
橋本治 『双調平家物語〈9〉  平治の巻機幣義亜法戞蔽羝文庫、2009年) '10/03/03
橋本治 『双調平家物語〈8〉  保元の巻(承前) 平治の巻機戞蔽羝文庫、2009年) '10/02/14
橋本治 『双調平家物語〈7〉  保元の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/26
橋本治 『双調平家物語〈6〉  院の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '10/01/16
橋本治 『双調平家物語〈5〉  女帝の巻 院の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/09
橋本治 『双調平家物語〈4〉  奈良の巻』(中公文庫、2009年) '09/12/20
橋本治 『双調平家物語〈3〉  近江の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/29
橋本治 『双調平家物語〈2〉  飛鳥の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '09/11/10
橋本治 『双調平家物語〈1〉  序の巻 飛鳥の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/03
橋本治 『院政の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2009年) '09/10/18
橋本治 『権力の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2006年) '09/09/12





人気ブログランキングへ



本「窯変源氏物語 〈9〉 若菜下・柏木 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
窯変 源氏物語〈9〉 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈9〉 若菜下・柏木 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/5, 文庫 502ページ)
○価格: 1,400円
○ISBN: 978-4122026094
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



若さって(はたまた老いとは)、沈黙って♪
そう、若さも老いも、相対的に比較するものではなく。ただただ若い、であり、すでに若くない(老い)なのであろう。しかし、単純に年齢によるものでもないだろう。ある年齢になったら一律に、といったものでもなく(ではなにに起因しよう?)。
そして、“「ただ黙せよ」と。(P.342)”
なんだろうなぁ、沈黙の効果、といってみていいのだろうか、意識してあえて言葉を発しない、説明しない(言い訳しない)、実験中。誤解されるリスクをすべて引き受けちゃう(しかたがない)。他者にたいする、他者がみずからにたいする、正しい理解(分かる)とはなんだろう。他者は他者のことを他者について、果たして精確に理解しうるのか(説明は可能か?、ぼくには自信がないなぁ)。


執筆中は光源氏が、原稿を書く僕の右手のところにいて、それをコントロールしている僕がいるという感じだ。だから、源氏物語を書いている万年筆で他のものは書けない。(若菜下/柏木)


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈9〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 9
35 若菜下(わかな)  L'approche de la déchéance. 闇の訪れ
36 柏木(かしわぎ)  Le bourgeon d'une feuille morte sur un arbre dépouillé par l'hiver. 散り果てて再び芽吹く 冬の病葉(わくらば)


※『窯変 源氏物語』9 一九九二年三月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈8〉 真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上』(中公文庫、1996年) '10/05/23
橋本治 『窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴』(中公文庫、1996年) '10/05/11
橋本治 『窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音』(中公文庫、1996年) '10/04/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ



本「窯変源氏物語 〈8〉 真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
窯変 源氏物語〈8〉 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈8〉 真木柱・梅枝・藤裏葉・若菜上 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/4, 文庫 493ページ)
○価格: 1,400円
○ISBN: 978-4122025882
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



光源氏、37歳の従一位大政大臣准太上天皇・六条院の41歳まで。



カバー・口絵写真はおおくぼひさこのモノクロ写真。50年代ヴォーグの雰囲気でいきたかったから。ハーフトーンで、エロチックでしかも透明度があってイメージぴったりの出来上がりだ。(真木柱/梅枝/藤裏葉/若菜上)


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈8〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 8
31 真木柱(まきばしら)  Douces séparations. 緩やかな 別れ
32 梅枝(うめがえ)  Senteur des préparatifs du printemps. 燻り立つ春の仕度
33 藤裏葉(ふじのうらは)  Heureux dénouement, peut-être? あるいは一つの大円団
34 若菜上(わかな)  Long crépuscule avant la tombée du jour. 落日への距離


※『窯変 源氏物語』8 一九九二年一月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴』(中公文庫、1996年) '10/05/11
橋本治 『窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音』(中公文庫、1996年) '10/04/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ



本「哲学・航海日誌 供(中公文庫)」野矢茂樹5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
哲学・航海日誌〈2〉 (中公文庫)
哲学・航海日誌  (中公文庫)

○著者: 野矢茂樹
○出版: 中央公論新社 (2010/3, 文庫 259ページ)
○価格: 940円
○ISBN: 978-4122053007
クチコミを見る



他者を、自らの意思によって自由に行為する他者を、他者の行為を、理解


野矢茂樹 『哲学・航海日誌 』(中公文庫、2010年)

≪目次: ≫
行為の意味    20 行為のアポリア/21 身体と環境/22 意図の在りか/23 行為の構造/24 理解と裁き/25 殺害時刻問題/26 行為における身体/27 行為する他者
他者の言葉    28 コミュニケーションという行為/29 グライスのパラドクス/30 根元的解釈/31 デイヴィドソンの「墓碑銘」/32 意味と使用/33 常識という神話/34 解釈かゲームか/35 言語ゲーム間コミュニケーション

文献
文庫版のあとがき (二〇一〇年二月 野矢茂樹)
解説――二人称の哲学 下條信輔(カリフォルニア工科大学教授)
索引

※『哲学・航海日誌』1999年4月 春秋社刊 文庫化にあたり、二分冊としました。


≪著者: ≫ 野矢茂樹 (のや しげき) 1954年(昭和29年)、東京に生まれる。1985年、東京大学大学院博士課程修了。北海道大学文学部助教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は哲学。著書に、『論理学』(東京大学出版会)、『心と他者』(勁草書房)、『大森荘蔵――哲学の見本』(講談社)、『哲学の謎』『無限論の教室』(講談社現代新書)、『論理トレーニング』(産業図書)、『無限論の教室』(講談社現代新書)、『はじめて考えるときのように』(PHP文庫)、『論理トレーニング』『論理トレーニング101題』(産業図書)、『ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」を読む』(哲学書房/ちくま学芸文庫)、『ここにないもの』(大和書房)、『同一性・変化・時間』(哲学書房)、『入門!論理学』(中公新書)がある。

野矢茂樹 『哲学・航海日誌 』(中公文庫、2010年) '10/05/12
野矢茂樹 『入門!論理学』(中公新書、2006年) '10/02/02
ウィトゲンシュタイン 『論理哲学論考  Ludwig Wittgenstein: “Tractatus Logico-Philosophicus”1921.』(野矢茂樹訳、岩波文庫、2003年) '10/01/31
ロバート・フォグリン 『理性はどうしたって綱渡りです  Robert Fogelin: “Walking the Tightrope of Reason: The Precarious Life of a Rational Animal”2003.』(野矢茂樹/村上祐子/塩谷賢訳、春秋社、2005年) '10/01/30
野矢茂樹 『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む』(ちくま学芸文庫、2006年) '10/01/22





人気ブログランキングへ


本「哲学・航海日誌 機(中公文庫)」野矢茂樹5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
哲学・航海日誌〈1〉 (中公文庫)
哲学・航海日誌  (中公文庫)

○著者: 野矢茂樹
○出版: 中央公論新社 (2010/3, 文庫 253ページ)
○価格: 940円
○ISBN: 978-4122052994
クチコミを見る



「他人(ひと、相手、わたし)の痛み」が分からない人、とは、ぼくは何回か面と向かってハッキリと言われたことがあって。否定できない、まったく否定できなかった。そう、分からない、分からなかった、いまでも分からない、どう考えても分かりえない(だろうと思う)。もっとも、どうなんだろう?!、言葉をそのまま額面通りにだけ、ただただ額面通りに捉えてしまって、果たしてそれでいいのだろうか??!(まずはキチンと正面から受け止める、受け容れることをしなければならないということに異論はない)
個人的なことを言うならば、私はあまり他者が好きではないし得意でもない。ウィトゲンシュタインは不意打ちが嫌いだったというようなことを読んだ覚えがあるが、その点に関してぐらいは、私もウィトゲンシュタインに似ているかもしれない。私も不意打ちは嫌いというか苦手であり、他者はまさに私に不意打ちを食わせるのである。だからといって他者を排除して独我論に立つ気にはならない。私にとっての他者は、確かに私の周りにごろごろいる。それは、なんだか分からないくせに圧倒的なリアリティで私の前に立つ。彼らは私と同じものを見ているのだろうが、まったく違うものを見ているとも言いたくなる。彼らは私と同じ世界に住んでいるのだろうが、まったく違う世界に住んでいるとも言いたくなる。なんなんだ、こいつは、と私は思う。これが、他者を巡る哲学的考察の、私の非哲学的な出発点である。  (P.堯嵎幻鉾任里泙┐き」)



≪目次: ≫
文庫版のまえがき
他我問題    1 他者という謎/2 「他人の痛み」の意味/3 大森荘蔵の「他我の意味制作」論/4 フッサールの「他我構成」と大森の「意味制作」/5 「自我から他我へ」という袋小路/6 逆転スペクトルの懐疑/7 無痛人間の「痛み」理解/8 世界の眺め/9 感覚と知覚/10 身体の人称性/11 知覚因果説の誤り
規範の他者    12 「意味」という幻想/13 クリプキの誤謬/14 根元的規約主義/15 論理の作成/16 言語ゲームと他者/17 アスペクト論/18 反転する世界/19 自己知の謎

文献
索引

※『哲学・航海日誌』1999年4月、春秋社刊 文庫化にあたり、二分冊としました。


≪著者: ≫ 野矢茂樹 (のや しげき) 1954年(昭和29年)、東京に生まれる。1985年、東京大学大学院博士課程修了。北海道大学文学部助教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授。教養学部助教授。専攻は哲学。著書に、『論理学』(東京大学出版会)、『心と他者』(勁草書房)、『大森荘蔵――哲学の見本』(講談社)、『哲学の謎』『無限論の教室』(講談社現代新書)、『論理トレーニング』(産業図書)、『無限論の教室』(講談社現代新書)、『はじめて考えるときのように』(PHP文庫)、『論理トレーニング』『論理トレーニング101題』(産業図書)、『ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」を読む』(哲学書房/ちくま学芸文庫)、『ここにないもの』(大和書房)、『同一性・変化・時間』(哲学書房)、『入門!論理学』(中公新書)がある。

野矢茂樹 『入門!論理学』(中公新書、2006年) '10/02/02
ウィトゲンシュタイン 『論理哲学論考  Ludwig Wittgenstein: “Tractatus Logico-Philosophicus”1921.』(野矢茂樹訳、岩波文庫、2003年) '10/01/31
ロバート・フォグリン 『理性はどうしたって綱渡りです  Robert Fogelin: “Walking the Tightrope of Reason: The Precarious Life of a Rational Animal”2003.』(野矢茂樹/村上祐子/塩谷賢訳、春秋社、2005年) '10/01/30
野矢茂樹 『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む』(ちくま学芸文庫、2006年) '10/01/22





人気ブログランキングへ


本「窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
窯変 源氏物語〈7〉 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈7〉 胡蝶・蛍・常夏・篝火・野分・行幸・藤袴 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/3, 文庫 495ページ)
○価格: 1,400円
○ISBN: 978-4122025660
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



「成程、物語に心を奪われる人の気働きとはこのようなものか」と、私は思う。
人は、人の話を聞くのではない。人の面(おもて)に書かれた物語を読み取って、それで各自(おのがじし)の得るべき話として作り直すのだ。  (P.142)
「思いこみ」などと言ってみていいのだろうか。「思いこみ」が歴然と存在していて、人が往々にして「思いこみ」に大きく左右されること。そう、ぼく自身も相手のことを(ひとり勝手に)思いこみ、ぼく自身はまた相手に(相手の好き勝手に)思いこまれる。思いこみは、意識レヴェルのものだから、よくもわるくも、ダメともイイとも言いえるものでもなく、正しいか間違っているかどうか??、思うに、思いこむ(思いこまれる)には、それなりのなにかがなければそのキッカケをえないものであり、本人の意識無意識にかかわらず、さらには、本人にだって意識できていない、自分ことでみずからが分かっていないことは、どうなんだろ、少なくないような気がしている。


源氏物語をただの王朝美学の話ではなく、日本にあまりない、きちんと書きこんだ人間の物語にしたかった。だから僕は『赤と黒』のスタンダールでやろうと思った。(胡蝶/螢/常夏/篝火/野分/行幸/藤袴)


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈7〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 7
24 胡蝶(こちょう)  Après la fête des fleurs, réveil douloureux dans l'obscurité de la nuit. 夜に目覚める 花の果て
25 (ほたる)  Sous la lueur des lucioles, quelle vérité? 照らし出すのは誰の真実?
26 常夏(とこなつ)  Deux pères inquiets, ah! leurs filles en été. 男心を騒がせて ああ 娘達の夏
27 篝火(かがりび)  Les soucis de l'été, s'éteignent avec les étincelles des torchères. 思いの夏は 火の粉と共に
28 野分(のわき)  Bourrasque d'un typhon, le store soulevé découvre deux visages embarrassés. 風に戸惑う 素顔と素顔
29 行幸(みゆき)  Allez! vole de tes propres ailes! さァ 自身の足で歩きなさい
30 藤袴(ふじばかま) Une femme seule. Dans la brume de l'automne. 女は一人 霧の中


※『窯変 源氏物語』7 一九九一年一一月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音』(中公文庫、1996年) '10/04/27
橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ



本「窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
窯変 源氏物語〈6〉 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈6〉 朝顔・乙女・玉鬘・初音 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/2, 文庫 471ページ)
○価格: 1,300円
○ISBN: 978-4122025226
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



父と息子


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈6〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 6
20 朝顔(あさがお)  Le sombre hiver chasse même les moments inoubliables. 玄(くら)い冬には 思い出さえも消えてゆく
21 乙女(おとめ)  Amours d'enfants, clameurs furieuses, farce de la vie. 幼い恋にうろたえ騒ぐ 時の寸劇
22 玉鬘(たまかずら)  Fille de ma belle-du-soir, rejetée sur le rivage, telle une spirée sublime. 流れ寄る花の縁(ゆかり)は 美貌の山吹
23 初音(はつね)  Epoque de grandeur, chants des réjouissance du palais. 歌声満ちる豊饒(ほうじょう)の時


※『窯変 源氏物語』6 一九九一年一〇月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲』(中公文庫、1996年) '10/04/21
橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ






本「窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
窯変 源氏物語〈5〉 (中央文庫)
窯変源氏物語 〈5〉 蓬生・関屋・絵合・松風・薄雲 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1996/1, 文庫 474ページ)
○価格: 1,300円
○ISBN: 978-4122025219
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



“親”とは一体、なんなのだろう?(P.165、「絵合」)、女にとっての幸福とは??!
光源氏、28〜32歳、権大納言→内大臣、すでに要職にあって若くもなく


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈5〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 5
15 蓬生(よもぎう)  Même là, une fleur s'épanouissait. そこにも花は 咲いていた――
16 関屋(せきや)  S'éloignant à l'infini, sur le sentier des montagnes disparaît le passé. 遠ざかる山路に消えて行った過去
17 絵合(えあわせ)  Carte d'or, carte d'argent tissent la toile de leur discorde. 確執の形を番える綾錦
18 松風(まつかぜ)  Amour séparé, de temps à autre, comme de loin, tout proche se fait entendre. 隔てられて 遠くの思いが近くに響く
19 薄雲(うすぐも)  Ames proches disparues, seul devant un ciel de confusion. 消え失せて知る 狼狽の空


※『窯変 源氏物語』5 一九九一年九月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年「桃尻娘」で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標』(中公文庫、1995年) '10/04/13
橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ


本「双調平家物語〈12〉  治承の巻機(中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
双調平家物語〈12〉治承の巻〈1〉 (中公文庫)
双調平家物語〈12〉  治承の巻機(中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (2010/3, 文庫 406ページ)
○価格: 1,100円
○ISBN: 978-4122053045
クチコミを見る





安元三年、都では、亡き信西の乳母子・西光の息子が白山の寺僧達と加賀・鵜川で起こした騒動に端を発した叡山大衆の強訴、さらに大内炎上と事件が続く。重盛と愛情関係にあった藤原成親は、平氏の専横を憎み、後白河院の近臣達と俊寛の預かる鹿ヶ谷の山荘に集い、「平氏打倒」の謀議を重ねる。しかし、多田蔵人行綱の訴人によって事は露見し、院が背後で関与したことがわかると、清盛は院の罪を問い、幽閉しようとする。



≪目次: ≫
治承(じしょう)の巻
平相国(へいしょうこく)/祇王(ぎおう)/宿木(やどりぎ)/一門繁昌(いちもんはんじょう)/重盛復帰(しげもりふっき)/殿下乗合(てんがののりあい)/報復(ほうふく)/御賀(おんが)/小督(こごう)/同床異夢(おもわくちがい)/成親七夜詣(なりちかしちやもうで)/鹿ケ谷(ししがたに)/鵜川騒動(うかわそうどう)/神輿入京(しんよにゅうきょう)/白山到来(はくさんとうらい)/洛中騒然(らくちゅうそうぜん)/畳紙僉議(たとうせんぎ)/大内炎上(おおうちえんじょう)/露見(ろけん)/周章狼狽(しゅうしょうろうばい)/重盛諌言(しげもりかんげん)/終熄(しゅうそく)


※本書は『双調 平家物語12  治承の巻』(二〇〇四年十月 中央公論新社刊)を、改題の上、加筆・訂正したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『窯変 源氏物語』『ひらがな日本美術史』『小林秀雄の恵み』『』等、著書多数。

橋本治 『双調平家物語〈11〉  平家の巻(承前)』(中公文庫、2010年) '10/03/27
橋本治 『双調平家物語〈10〉  平治の巻 平家の巻』(中公文庫、2010年) '10/03/16
橋本治 『双調平家物語〈9〉  平治の巻機幣義亜法戞蔽羝文庫、2009年) '10/03/03
橋本治 『双調平家物語〈8〉  保元の巻(承前) 平治の巻機戞蔽羝文庫、2009年) '10/02/14
橋本治 『双調平家物語〈7〉  保元の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/26
橋本治 『双調平家物語〈6〉  院の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '10/01/16
橋本治 『双調平家物語〈5〉  女帝の巻 院の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/09
橋本治 『双調平家物語〈4〉  奈良の巻』(中公文庫、2009年) '09/12/20
橋本治 『双調平家物語〈3〉  近江の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/29
橋本治 『双調平家物語〈2〉  飛鳥の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '09/11/10
橋本治 『双調平家物語〈1〉  序の巻 飛鳥の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/03
橋本治 『院政の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2009年) '09/10/18
橋本治 『権力の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2006年) '09/09/12





人気ブログランキングへ


本「窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
窯変 源氏物語〈4〉 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈4〉 花散里・須磨・明石・澪標 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1995/12, 文庫 421ページ)
○価格: 1,300円
○ISBN: 978-4122024991
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



不遇の時を経て、
そう、花散里(・系図)で「参議・近衛の大将」にあって、須磨(・系図)と明石(・系図)で「無位無官」になった(都落ちした)のは、光源氏26歳から28歳にかけて。ところが、澪標(・系図と移動)で「権大納言→内大臣」、都に呼び戻される。
位(地位)や立場や役職が人を変えるのか、年齢もあるかもしれない、そもそも歳月を経ても変わらないことの方をこそ懸念すべきかもしれない、アタリマエのように変わりうる。
不遇、と言いえる状況だって、かつて遇されていた時期があったからこその不遇であり、一度も遇されたことのない者に不遇はそもそもない。


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈4〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 4
11 花散里(はなちるさと)  Seuls les souvenirs heureux descenden du ciel. 懐かしい 思い出だけが降りてくる
12 須磨(すま)  Au village du chant des vagues, mon regard se retourne vers le lointain. 遠く見返る 潮騒の里
13 明石(あかし)  Un homme éloigné, une femme éloignée, ma harpe s'accorde au souffle du vent dans les pins. 遠い男 遠い女 松風を貫いて鳴る琴の弦(いと)
14 澪標(みおつくし)  Mon étoile perdue, le temps divague. 失われた道標(しるべ) たゆとう時刻


※『窯変 源氏物語』4 一九九一年八月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木』(中公文庫、1995年) '10/04/07
橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ


本「窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
窯変 源氏物語〈3〉 (中公文庫)
窯変源氏物語 〈3〉 花宴・葵・賢木 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1995/12, 文庫 433ページ)
○価格: 1,300円
○ISBN: 4122024984
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



妻が死んだら、、、
たとえ別居していてすれ違いでかよいあうところがなかったとしても、であるならばなおさらのことサラリとカンタンには言い表せない。どうにも無関係ではなく関係があるのに、その関係はなんとも複雑で、関係が複雑ならば心情はさらにもっともっと複雑


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈3〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 3
8 花宴(はなのえん)  Chant cinglant, bourrasque de pétales sur la voie dangereuse. 朗々と 危険な行路の華吹雪
9 (あおい)  Adieu ma femme, adieu ma famille, une époque se termine devant ma solitude. さらば妻よ さらば家族よ 孤独の前で時代は変わる
10 賢木(さかき)  Pourtant, je poursuis mon chemin! それでも私は進んで行く!


※『窯変 源氏物語』3 一九九一年七月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀』(中公文庫、1995年) '10/04/02
橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ


本「窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
本「窯変源氏物語2(中公文庫)」橋本治
窯変源氏物語 〈2〉 若紫・末摘花・紅葉賀 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1995/11, 文庫 417ページ)
○価格: 1,300円
○ISBN: 978-4122024755
おすすめ度: 5.0
クチコミを見る



若紫の、紫の幼い少女、小さな姫、紫のゆかりの姫♪
「あの人がほしい」
「あの少女がほしい」


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈2〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 2
5 若紫(わかむらさき)  Quelqu'un... qu'il me présente à elle! 誰か…… 彼女に私を会わせてほしい!
6 末摘花(すえつむはな)  Sous la lune brumeuse, se rencontrent en secret les cœurs des méprises. 朧月夜に 錯誤の心は忍び逢う
7 紅葉賀(もみじのが)  Comme une flèche, la lumière tombe étincellante. 射るように 煌めく光が落ちて来る


※『窯変 源氏物語』2 一九九一年六月 中央公論社刊

※2008年4月30日 再版発行


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞を受賞。ほかに『写真集窯変源氏』『双調 平家物語』『窯変 源氏物語』『ひらがな日本美術史』『小林秀雄の恵み』など、著書多数。

橋本治 『窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔』(中公文庫、1995年) '10/03/24
橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ


本「双調平家物語〈11〉  平家の巻(承前) (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
双調平家物語〈11〉―平家の巻(承前) (中公文庫)
双調平家物語〈11〉  平家の巻(承前) (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (2010/2, 文庫 407ページ)
○価格: 1,100円
○ISBN: 978-4122052888
クチコミを見る



「成績表(通信簿)見ても怒らないでね」とは、まもなく中学2年生になる娘の言。「そうだなぁ。結果にたいして、結果は結果だから、どう足掻いてもなにをどうしても変わりようがないものだから、怒ってみて怒ったことによって成績がアップするならば、300万回くらい怒ってみてもいいんだけれど、怒るのは得意だから。でも、どうにもしようがないことだからなぁ」と久しぶりの電話で。まとまった休みのときには、夏休み、冬休み、春休みには、これまでなんとなく一緒に旅行に出掛けることにしてきたんだけど、今回の春休みは美術館で絵画鑑賞。


都へ戻った義朝の嫡男・悪源太義平は首を打たれ、東国への下向途中捕えられた三男・頼朝は伊豆へ流される。一方、大和に身を隠していた妾常盤は幼な子達と共に六波羅の清盛のもとに赴く。御世には、近衛帝の皇后であった太皇太后藤原多子の再度の入内を巡って後白河院二条帝の新たなる角逐が生まれ、その狭間で摂関家は復活を果たす……。乱後の政局は動き、欲を知らぬ清盛は己れの意志と関係なく栄華の道を駆け上る。


≪目次: ≫
平家(へいけ)の巻(承前)
悪源太漂泊(あくげんたひょうはく)/清盛変貌(きよもりへんぼう)/二代后(にだいのきさき)/分水嶺(ぶんすいれい)/御親子相剋(ごしんしそうこく)/頼朝命乞(よりともいのちごい)/桟敷諍(さじきあらそい)/御幸(みゆき)/二卿追放(にきょうついほう)/嘆願常盤(たんがんときわ)/頼朝東下付常盤転変(よりともあずまくだりつけたりときわてんぺん)/厳島(いつくしま)/公家平氏時忠(くげへいしときただ)/女院崩御(にょいんほうぎょ)/夢想上皇(むそうじょうこう)/院政終焉(いんせいしゅうえん)/忠通往生(ただみちおうじょう)/望月朧(もちづきおぼろ)/清水寺炎上(せいずいじえんじょう)/時忠再謀(ときたださいぼう)/吾身栄花(わがみえいが)/東宮立(とうぐうだち)


※本書は『双調 平家物語11  平家の巻(承前)』(二〇〇三年十二月 中央公論新社刊)を、改題の上、加筆・訂正したものです。


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『窯変 源氏物語』『ひらがな日本美術史』『小林秀雄の恵み』『』等、著書多数。

橋本治 『双調平家物語〈10〉  平治の巻 平家の巻』(中公文庫、2010年) '10/03/16
橋本治 『双調平家物語〈9〉  平治の巻機幣義亜法戞蔽羝文庫、2009年) '10/03/03
橋本治 『双調平家物語〈8〉  保元の巻(承前) 平治の巻機戞蔽羝文庫、2009年) '10/02/14
橋本治 『双調平家物語〈7〉  保元の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/26
橋本治 『双調平家物語〈6〉  院の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '10/01/16
橋本治 『双調平家物語〈5〉  女帝の巻 院の巻』(中公文庫、2009年) '10/01/09
橋本治 『双調平家物語〈4〉  奈良の巻』(中公文庫、2009年) '09/12/20
橋本治 『双調平家物語〈3〉  近江の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/29
橋本治 『双調平家物語〈2〉  飛鳥の巻(承前)』(中公文庫、2009年) '09/11/10
橋本治 『双調平家物語〈1〉  序の巻 飛鳥の巻』(中公文庫、2009年) '09/11/03
橋本治 『院政の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2009年) '09/10/18
橋本治 『権力の日本人 (双調平家物語ノート)』(講談社、2006年) '09/09/12





人気ブログランキングへ


本「窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔 (中公文庫)」橋本治5

ブログネタ
読んだ本 に参加中!
窯変 源氏物語〈1〉
窯変源氏物語 〈1〉 桐壺・帚木・空蟬・夕顔 (中公文庫)

○著者: 橋本治
○出版: 中央公論新社 (1995/11, 文庫 368ページ)
○価格: 1,200円
○ISBN: 978-4122024748
おすすめ度: 4.5
クチコミを見る



というわけで(ドウイウワケナンダカ??)、全14巻の古典長編物語を読みは


≪目次: ≫
窯変源氏物語 〈1〉』  Yōhen Genji-monogatari, Tome 1
1 桐壺(きりつぼ)  Autrefois, la lumière est née des ténèbres. その昔 闇の中から光が生まれる
2 帚木(ははきぎ)  Nuit dormante, nuit languissante. 眠れぬ夜 つれづれなる夜
3 空蟬(うつせみ)  Et commence le combat entre l'homme et la femme. そして 男と女の戦さが始まる
4 夕顔(ゆうがお)  Fleur blanche à la fin de l'été de tes jeunes années, fleur blanshe. 白い花よ 十代の夏の終わりに短くも咲け

※本書は紫式部が書いたという王朝の物語『源氏物語』に想を得て、新たに書き上げた、原作に極力忠実であろうとする一つの創作(フィクション)、一つの個人的な解釈である。 橋本 治

※『窯変 源氏物語』1 一九九一年五月 中央公論社刊


≪著者: ≫ 橋本 治 (はしもと おさむ) 1948年3月、東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以降、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。主な著作として「桃尻娘」シリーズ(全6巻)、『愛の帆掛舟』、『89』、『桃尻語訳枕草子』、『絵本徒然草』、『橋本治歌舞伎画文集/かぶきのよう分からん』、『江戸にフランス革命を!』、『写真集窯変源氏物語』、『浮上せよと活字は言う』、『美男へのレッスン』、『秋夜小論集』、『春宵小論集』などがある。

橋本治 『TALK 橋本治対談集』(ランダムハウス講談社、2010年) '10/03/14





人気ブログランキングへ

訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

since 2007.11.19

Categories
じゃらんnet 宿・ホテル予約

Amazon
honto
TagCloud
本が好き!
本が好き!
記事検索
管理人・連絡先
管理人 Gori が書き記しています。 不適切な表現及び解釈などありましたら連絡ください。
ppdwy632@yahoo.co.jp
livedoor プロフィール

Gori

主として“本”が織りなす虚構の世界を彷徨う♪

‘表 BLOG (since 2006.8)
▲ロスバイク TREK 7.3FX(神金自転車商会 since 2008.8)
写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

Archives
Recent Comments
Recent TrackBacks
父が子に語る近現代史 (本の宇宙(そら) [風と雲の郷 貴賓館])
本「父が子に語る日本史」小島毅
BlogRanking
  • ライブドアブログ