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〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

伊藤之雄

本「山県有朋 愚直な権力者の生涯 (文春新書684)」伊藤之雄5

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山県有朋―愚直な権力者の生涯 (文春新書)
山県有朋 愚直な権力者の生涯 (文春新書684)

○著者: 伊藤之雄
○出版: 文藝春秋 (2009/2, 新書 485ページ)
○定価: 1,365円
○ISBN: 978-4166606849
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なかなかイメージが描き辛いなぁ(ぼくのイメージの想像力の理解力の能力なんかのさまざまの貧困)
ざくっと歴史をあとから、およそいまの価値観やら判断基準みたいなもので(もちろんそれさえも万人に共通の普遍的なモノなどないのであろう)、無自覚なままに批判してしまうことの(無批判に受け容れてしまうことの)、どうなんだろう、どのような立ち位置から視点を角度を採用するのが好ましいことであるのか、そもそも歴史的な背景を状況を、すこし考えればおもいいたる、あきらかにいまと同じではないであろうことからも(はたしてなにが同じではなく異なるのであろうか)、どうにもこうにも困難で容易ならざる、カンタンにペロッと語りえない、ふかく考察するに探究するにあたいしよう


陸軍と官僚を支配下において山県閥をつくり、デモクラシーに反対し、みんなに憎まれて世を去った元老・山県有朋は、日本の近代史にとって本当に害悪だったのか?


≪目次: ≫
凡例
吉田松陰の「忠実」な弟子――はじめに
下級武士からの立身/明治・大正時代の「悪役」/吉田松陰・高杉晋作の評価/西郷隆盛の評価/山県の実像を求めて
第一章 松陰門下の青春――尊王攘夷と奇兵隊
代官所の有能な下役人/さびしい青年期の影響/松陰門下となる/奇兵隊の軍監/高杉晋作と親しくなる/禁門の変/四国連合艦隊来襲する/山県と伊藤博文/実直な二人/攘夷にこだわる山県
第二章 西郷隆盛への憧れ――討幕への戦い
「正義派」の勝利/地味な役割と愚直な友情/長州再征軍を撃退する/山県の建言/奇兵隊軍監にあき足らず/京都に派遣される/西郷との出会い/島津久光に拝謁/あいまいな薩摩藩の態度/武力討幕への道/西郷との再会/やさしい志士たち/北越・会津での戦い/黒田清隆との仲違い/結婚する
第三章 「狂介」から「有朋」へ――欧米巡遊・廃藩置県
恩人木戸孝允/心境の変化/欧米巡遊/木戸から評価される/文官による兵部省支配/弱体兵部省の次官格/西郷引き出し/兵部省の最高責任者/廃藩置県に活躍する/気になる存在
第四章 山県参議兼陸軍卿の誕生――征韓論政変・台湾出兵
兵部省での山県/岩倉使節団からはずれる/徴兵制への夢/近衛都督を兼ねる/大窮地/西郷隆盛らが山県を救う/兵部省の武官化へ/征韓論の対立へのとまどい/征韓論政変から逃げる/伊藤に先を越される/現状をかろうじて維持/陸軍省内の対立を収拾できず/木戸を陸軍卿にする構想/佐賀の乱/乱の鎮圧にあまり関われず/「シビリアン・コントロール」と台湾出兵/島津久光の波紋/日清開戦を避けたい/参議兼陸軍卿となる/成熟/江華島事件/木戸との和解/二万坪の邸宅を買いたい
第五章 にがい勝利――西南戦争
私学校派の蜂起/西郷隆盛軍立ち上がる/木戸が作戦を愚痴る/山県は作戦を誤ったか/熊本方面への派兵/田原坂の指揮/大久保の新戦略/黒田清輝と再び対立する/黒田への怒り/てごわい西郷軍/政府軍への「鹿児島人」の敵意/西郷隆盛に逃げられる/城山に追い詰める/西郷との別れ/凱旋して椿山荘を建てる
第六章 陸軍の充実――朝鮮をめぐる日清対立
西南戦争の教訓/竹橋騒動/伊藤の友情で三度目の危機を脱す/参謀局を充実させよ/参謀本部の独立/明治天皇の異議/参謀本部長職に固執する/政変への慎重な対応/黒田の身勝手を批判/伊藤の留守を任される/自信に満ちた仕事ぶり/壬午事変に対応する/甲申事変と山県
第七章 陸軍の長老から政治家へ――日本陸軍の大枠形成
近代的内閣制度創設に加わる/ドイツ風陸軍への道/伊藤参議との連携/伊藤・井上による防衛改革の提起/陸軍拡張計画の繰り延べ/メッケル少佐の案/陸相中心の軍政/陸軍の提案に天皇が抵抗する/三浦将軍ら山県批判者が陸軍を去る/祇園の美妓
第八章 最初の組閣――帝国議会開設・伊藤博文との対立
山県と伊藤の時勢感覚の差/ドイツ風の地方自治制/市町村制と府県制・郡制に尽力/二度目の渡欧/グナイストの個人講義/大隈条約改正案への批判/条約改正の抗争下に帰国する/山県の慎重な行動/藩閥内の山県への期待/初めての組閣/帝国議会開会への不安と準備/二人目の陸軍大将となる/教育勅語の発布/初めての議会への意気込み/第一義会を切り抜ける/伊藤と山県の代理戦争/伊藤との正面対決の回避/「悪感」/元老の最初の一員となる/感情のもつれ
第九章 やせがまんの限界――日清戦争
日清開戦/戦地へ行きたい/第一軍司令官として/無念の帰国/天皇の信任・後進の軍人との対立/伊藤・井上の友情/伊藤との格差/友子夫人との永別/心の通う若い「妻」/無隣庵の日々
第一〇章 元老としての組閣――日露協商と山県系官僚閥の形成
ロシア行きへの不安/山県―ロバノフ協定/山県系官僚閥の形成/陸軍における山県・山形系官僚閥の優位/二度目の組閣をする/憲政党と提携する/地租増徴法案を成立させる/山形と伊藤・星の連携と水面下の戦い/政治に自信を持つ/ロシアへの不信/北清事変/急激な選挙法改正を妨害する/達成感/山県の幅と限界/後ろめたさと信念/満たされない誠意の代償/桂内閣の後援者となる
第一一章 参謀総長として陛下に仕える――日露戦争
強気の対露交渉方針/「彼の術中に陥らざる様」/山県系官僚閥の陸軍支配/腹のすわった両元老/陸海軍の対立を調停する/山県の戦争指導/強気の新作戦構想に乗る/講和と「名誉」の影に
第一二章 きどわい勝利の後の現実――桂太郎と原敬の挑戦
桂への怒り心頭に達す/満州からの撤兵に同意する/政友会の台頭を警戒する/桂への疑惑/伊藤への遠慮/山県の体の衰え/伊藤博文との永別/「天つ日の光」は消えた/二個師団増設の目標/桂を宮中に押し込める/桂が妥協を妨害する/元老批判の声に囲まれて/消えない憤り/山本内閣にがまんする/枢密院議長辞任問題/シーメンス事件がやってきた/古稀庵を作る/「古稀庵」が常住居となる
第一三章 元老筆頭の権力――第一次世界大戦と大正デモクラシー
大隈重信に期待する/二人の大物/大戦後への不安/陸軍統制をめぐりいらだち/山県の気迫/大隈への警戒と連携/大隈との戦い/寺内内閣への不満と山県の権力/天皇が山県に「辞職勧告」する/山県の陸軍に対する権力/中国政策への不満/シベリア出兵への態度/原敬内閣を承認する/普選運動による打撃/大患から弱気になる/「どうも原は偉い」/最後の京都
第一四章 晩年の落とし穴――宮中某重大事件
良子女王の色覚異常遺伝子/婚約辞退をめぐる戦い/完敗/謹慎の日々/「平民になつて」雑誌をやりたい/原首相暗殺の衝撃/「原と云ふ男は実に偉い男であつた」/眠るような死
山県有朋と日本――おわりに
山県は着々と権力の階段を登ったのか/山県の陸軍は太平洋戦争につながるか/山形系官僚閥と山県の陸軍統制/これまでの山県有朋の人柄叙述の限界/山県の人柄と理念/その愚直な人生

あとがき (二〇〇八年極月 糺の森の最後の紅葉を眺めつつ  伊藤 之雄)
主要参考文献


≪著者: ≫ 伊藤之雄 (いとう ゆきお) 1952年福井県生まれ。京都大学教授。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。京都大学博士(文学)。犬と酒と人間を愛す。確かな史料にもとづいて、明治維新から現代までの政治家の伝記を執筆するのをライフワークとする。主な著書に、『明治天皇』(ミネルヴァ書房)、『元老西園寺公望』(文春新書)、『政党政治と天皇 日本の歴史22』(講談社)、『昭和天皇と立憲君主制の崩壊』(名古屋大学出版会)、『立憲国家の確立と伊藤博文』(吉川弘文館)等がある。

伊藤之雄 『元老西園寺公望 古希からの挑戦』(文春新書、2007年) '11/12/08
伊藤之雄 『政党政治と天皇』(日本の歴史22、講談社学術文庫、2010年) '11/10/23





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本「元老西園寺公望 古希からの挑戦 (文春新書609)」伊藤之雄5

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元老西園寺公望―古希からの挑戦 (文春新書)
元老西園寺公望 古希からの挑戦 (文春新書609)

○著者: 伊藤之雄
○出版: 文藝春秋 (2007/12, 新書 358ページ)
○定価: 987円
○ISBN: 978-4166606092
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ぶっちゃけ、結婚とかってなんだろうとかって、制度としての結婚みたいなことを、少なくともぼくはある時期はなんらも疑うことなく夢を見ているがごとく信じて疑うことがなかったのであって、しかしやがて、、、
どうなんだろう、なにごとにも変わらないものなどなくって、フツーに時間の経過とともに変わりゆくというのか、時間を経過してなお同じ状態を維持することの困難というか、、、およそ人間関係もそうであろう、年齢が変われば、加齢に伴いよくもわるくもなんらかの社会的なさまざまなの出来事を経ることによって、周囲の環境もトウゼンに変われば


若き日の昭和天皇に政治を指南して、首相を二度つとめ、日本の将来を真摯に憂えた巨人政治家。その一方で文学と食を愛し、三人の若い「妻」をもったエピキュリアンの人生。


≪目次: ≫
西園寺公望という人物の描かれ方――はじめに
西園寺公望とは/一般的な西園寺像/老獪な西園寺/若い「妻」を持つ西園寺
第一章 青年公卿の維新体験
かんしゃく持ちの少年/鉄砲を撃つ公卿/軍人志望/長崎に行く/フランスへの道
第二章 あこがれのパリ
パリ・コミューンへの嫌悪/鼻血を流して勉強/フランス人の恩師と友人/パリでの日本人の先輩と友人/自費留学生となる/パリ大学に学ぶ
第三章 伊藤博文に見出される
東洋自由新聞の社長/圧力で社長を辞任/お菊を身請けする/憲法調査に参加/伊藤と親しくなる/オーストリア公使/陸奥宗光との出会い/ドイツ公使に任命/新子が生まれる/三等国の公使館/異国の鉛色の空/不遇の時代/帰国後の地味な仕事
第四章 政界入り――日清戦争
文相となる/外相臨時代行として/閔妃虐殺事件起きる/政治家としての成長と外相就任/フランスへの旅/異国での大病・友の死/伊藤博文の後継者/政治への意欲/新政党への理想/政友会創設に参加する/家庭生活の充実/わがままな一面
第五章 二度の組閣と元老の仲間入り――日露戦争第一次世界大戦
日露の対立/政友会総裁となる/対露強硬論に憤慨/戦勝と密約/最初の組閣/西園寺は無能な首相か/列強との強調/陸軍軍拡を抑える/女が好く相/雨声(うせい)会/健康の悪化/そろそろ辞任したい/の党務掌握/そりの合わない二人/総裁の職務に嫌気を覚える/二度目の組閣/鉄道建設にこだわる原内閣大正政変/「違勅」を利用する/清風荘に引こもる/総裁を原に譲る/元老となる/山県が西園寺を信頼する/お菊さんのその後
第六章 パリ講和会議
パリ講和会議の通知/パリへの出発/「お花」への視線/パリでのとまどい/重要議題/講和会議で活動を始める/フランス語が話せない/西園寺の役割/帰国/駿河台の新邸/宮中某重大事件/元老山県の敗北と没落/皇太子渡欧/摂政設置
第七章 元老の自覚――元老山県有朋の死
原が刺殺される/山県の死/興津の生活/新子との永別/後継首相はどのように推薦するか/第二次護憲運動が起きる/元老西園寺の実力/興津での政治生活への自信/牧野を内大臣にする/西園寺と牧野の連携/牧野が摂政裕仁を導く/西園寺が牧野をかばう/西園寺八郎の迷走/内大臣の地位を高める
第八章 昭和新帝への期待と不安――老練な政治指導の落とし穴
大正天皇の崩御/昭和天皇の意気込み/昭和天皇への不安/よく食べる西園寺/「お花」が女子を生む/「お花」騒動/家政の嵐/もめごとの原因/爆殺は誰のしわざか/天皇の異様な「問責」/気を取り直した西園寺/波紋の大きさ
第九章 老熟と誤算――ロンドン条約・満州事変
浜口内閣の方針/海軍軍縮に期待する/大患/上奏阻止事件/軍縮条約の成立/怨念/三月事件宇垣大将が裏切る/満州事変が起きる/統帥権干犯/弱気の昭和天皇・宮中・内閣/自信のない天皇を支える/犬養内閣への期待/五・一五事件の衝撃/精力的な演技の限界
第十章 最後の御奉公――国際連盟脱退と二・二六事件
最後の京都滞在/熱河侵攻から国際連盟脱退/後継首相推薦を柔軟に考える/平沼を拒否/毅然として反撃する/警備が強化される/天皇機関説事件の戦い/二・二六事件起きる/どうせ死ぬなら坐漁荘の居間がよい/宮中側近の主導/命がけの後継首相推薦/結局人民の程度しかいかない/宇垣一宇に組閣の命/希望と不安/落胆
第十一章 すべては「小夢」――日中戦争の拡大
近衛内閣への淡い期待/専科の拡大に心を痛めて/近衛内閣への失望/ちっともわからない/末期への達観/緊張の糸が切れる/最後の正月/勝沼を替えても良い/奉答を辞退する/元老の死
西園寺公望と現代――おわりに
記憶の中の西園寺/西園寺の残したもの

主要参考文献
あとがき (二〇〇七年晩秋 鴨川堤の落ち葉を踏んで愛犬と散歩しつつ 伊藤之雄)


≪著者: ≫ 伊藤之雄 (いとう ゆきお) 1952(昭和27)年福井県生まれ。京都大学教授。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。京都大学博士(文学)。犬と酒と人間を愛す。確かな史料にもとづいて、明治維新から現代までの政治家の伝記を執筆するのをライフワークとする。主な著書に、『明治天皇』(ミネルヴァ書房)、『政党政治と天皇 日本の歴史22』(講談社)、『昭和天皇と立憲君主制の崩壊』(名古屋大学出版会)、『立憲国家の確立と伊藤博文』(吉川弘文館)、編著に『近代京都の改造』、『20世紀日本と東アジアの形成』(以上、メネルヴァ書房)等がある。

伊藤之雄 『政党政治と天皇』(日本の歴史22、講談社学術文庫、2010年) '11/10/23





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本「政党政治と天皇 (日本の歴史22、講談社学術文庫1922)」伊藤之雄5

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政党政治と天皇  日本の歴史22 (講談社学術文庫)
政党政治と天皇 (日本の歴史22、講談社学術文庫1922)

○著者: 伊藤之雄
○出版: 講談社 (2010/4, 文庫 416ページ)
○定価: 1,260円
○ISBN: 978-4062919227
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マエハタガンバレマエハタガンバレ、、、1936(昭和11)年8月11日のベルリン・オリンピックの200メートル平泳ぎで、日本人女性として初の金メダリストとなった前畑秀子(1914-1995)、その七年前の全米女子水泳競技大会日本予選(1926.6.30)の目前の東京市の玉川プールでの連日の猛練習中、夏型の好天気の 1926.6.27


張作霖爆殺事件後、昭和天皇はなぜ田中義一首相を問責したか――。東アジアをめぐる国際環境のうねりのなか、変容していく近代日本の君主制。「天皇の政治関与」の理想と危うさとは。のびやかな大正時代が閉塞の昭和を迎える過程で、庶民は何を感じ、どう行動したか。明治天皇崩御から五・一五事件による政党政治の崩壊までを、斬新な視角で活写する。


≪目次: ≫
序章 一九二九年六月二十七日    天才スイマー前畑の登場/昭和天皇の田中首相問責/田中内閣総辞職/西園寺の政治的判断/明治天皇と昭和天皇
第1章 大正政変    1 明治天皇崩御(早い死/大喪儀/大正新帝)/2 閥族打破のうねり(桂太郎の渡欧/桂太郎の誤算/西園寺内閣倒る/桂内閣への世論の反発/第一次護憲運動の盛り上がり/地域における大喪と護憲運動/山本権兵衛首相・原敬内相の改革路線/シーメンス事件のインパクト/元老の復活と限界)
第2章 第一次世界大戦と日本の跳躍    1 大隈内閣と世界大戦の「天佑」(大隈内閣の実力/参戦と青島攻略/二十一ヵ条要求の反響/好況・総選挙/即位の御大礼/大隈内閣の後継問題/大正天皇をめぐる争い)/2 寺内内閣の迷走(山県系官僚内閣と西原借款/政友会の復活、憲政会の没落/大正天皇の発病/ロシア革命とシベリア出兵/シベリア出兵の検討と山県有朋の影響力/シベリア出兵の実施/米騒動と暑く長い夏)
第3章 原敬首相の信念――「秩序」の再生と漸進的改革    1 政党政治と協調外交の成立(原敬内閣の成立/新状況への模索/積極政策と秩序の維持/国際協調外交の成立/パリ講和会議/反植民地運動と「文化政治」/米・英と日本)/2 普選運動と労働争議の時代(都市の普選熱と原首相/山県系官僚閥の衰退/普選運動の盛り上がり/一九二〇年総選挙/政友会勝利の要因/労働者の生活を守れ)
第4章 天皇と立憲君主制    1 宮中問題の浮上(宮中某重大事件の発生/山県の宮中支配の崩壊/皇太子妃選定の最後の揺らぎ/皇太子裕仁の渡欧/摂政の設置)/2 巨星落つ――原・大隈・山県の死(原首相の暗殺/原の「盛岡市民葬」/大隈の「国民葬」/山県の国葬/明治という「理想」の始まり)/3 日本とイギリスの立憲君主制(日本とイギリスの近代君主/近代イギリスの君主の政治関与/十四歳の天皇の即位と明治憲法/立憲君主制の父・明治天皇/天皇機関説と天皇主権説/吉野作造と民本主義)
第5章 改革のうねり――国際協調とデモクラシー    1 ワシントン体制の形成と政治改革(ワシントン会議と幣原外交/政友会の改革路線の形成/高橋是清内閣と改革路線/関東大震災と山本権兵衛内閣)/2 デモクラシー運動と女性開放(農村にも浸透したデモクラシー/農村青壮年の改革への期待/融和運動と解放運動/紡績女工と製糸女工/看護婦・女性の小学校教員と車掌/女性の最高学府/女性に政治的自由を/婦人参政権獲得期成同盟会)
第6章 護憲三派内閣    1 第二次護憲運動と普選法(官僚内閣を打倒せよ/斎藤隆夫の立候補と青年党の結成/勝利へ向けての青年党の活躍/加藤内閣と普選法の成立/政党間構想の本格化)/2 牧野内大臣・元老西園寺の連携(牧野内大臣の摂政教育と政治関与/牧野内大臣の危機と元老西園寺)/3 ワシントン体制の限界と幣原外交(排日移民法と幣原協調外交の展開/北京関税会議と協調のゆくえ)
第7章 北伐と御大礼    1 田中内閣の暴走(北伐と金融恐慌/田中外交の始まり/北伐への対抗/第一回普選への道/不人気内閣と三・一五事件)/2 即位の御大礼と「理想」の明治(大正天皇の死と昭和天皇の政治関与/秩父宮と昭和天皇/即位の御大礼)
第8章 世界恐慌と立憲君主制の危機    1 ロンドン海軍軍縮条約と浜口内閣(浜口内閣への期待/増幅された憎悪/鈴木侍従長の上奏阻止/調停をしり込みする昭和天皇/軍部・国粋主義者の絶望と西園寺)/2 昭和恐慌と帝国の諸相(都市の失業/農村の窮乏/朝鮮・台湾の独立への思い/朝鮮・台湾の産業の成長と生活/教育と本国言語の普及)/3 満州事変と昭和天皇・元老西園寺(柳条湖事件の発生/林朝鮮軍司令官の統帥権干犯/事変の拡大と天皇の苦悩/見捨てられた若槻内閣/犬養毅内閣の困惑と満州国建国/淡い期待の行方/五・一五事件/西園寺の神通力の限界)
終章 庶民文化と天皇    市民文化と庶民文化/『キング』の成功/庶民文化の中の天皇像と明治/天才スイマー前畑秀子のその後

明治後半から昭和戦前期の政党政治の系譜


学術文庫版あとがき (二〇一〇年一月 伊藤之雄)

年表 (1911・明治44年〜1932・昭和7年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇二年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 伊藤之雄 (いとう ゆきお) 1952年福井県生まれ。京都大学文学部史学科卒業、同大学大学院文学研究科修了、博士(文学)。名古屋大学文学部助教授等を経て、京都大学大学院法学研究科教授。1995〜97年、ハーヴァード大学イェンチン研究所・同ライシャワー日本研究所で研究。専攻は近・現代日本政治外交史。主な著書に『大正デモクラシーと政党政治』『昭和天皇と立憲君主制の崩壊』、『明治天皇』(ミネルヴァ書房)、『元老 西園寺公望』『山県有朋』(文春新書)、『伊藤博文』(講談社)などがある。

佐々木隆 『明治人の力量 (日本の歴史21)』(講談社学術文庫、2010年) '11/09/25
鈴木淳 『維新の構想と展開 (日本の歴史20)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/29
鬼頭宏 『文明としての江戸システム (日本の歴史19)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/09
井上勝生 『開国と幕末改革 (日本の歴史18)』(講談社学術文庫、2009年) '11/08/01
吉田伸之 『成熟する江戸 (日本の歴史17)』(講談社学術文庫、2009年) '11/07/12
横田冬彦 『天下泰平 (日本の歴史16)』(講談社学術文庫、2009年) '11/06/19
池上裕子 『織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史15)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/26
大石直正/高良倉吉/高橋公明 『周縁から見た中世日本 (日本の歴史14)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/07
久留島典子 『一揆と戦国大名 (日本の歴史13)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/20
桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20

シリーズ日本近現代史 全10巻 》(岩波新書)
吉見俊哉 『ポスト戦後社会』(シリーズ日本近現代史9、岩波新書、2009年) '11/10/10
武田晴人 『高度成長』(シリーズ日本近現代史8、岩波新書、2008年) '11/10/07
雨宮昭一 『占領と改革』(シリーズ日本近現代史7、岩波新書、2008年) '11/09/28
吉田裕 『アジア・太平洋戦争』(シリーズ日本近現代史6、岩波新書、2007年) '11/09/22
加藤陽子 『満州事変から日中戦争へ』(シリーズ日本近現代史5、岩波新書、2007年) '11/09/18
成田龍一 『大正デモクラシー』(シリーズ日本近現代史4、岩波新書、2007年) '11/09/01
原田敬一 『日清・日露戦争』(シリーズ日本近現代史3、岩波新書、2007年) '11/08/27
牧原憲夫 『民権と憲法』(シリーズ日本近現代史2、岩波新書、2006年) '11/08/23
井上勝生 『幕末・維新』(シリーズ日本近現代史1、岩波新書、2006年) '11/08/13





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