Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

入門

本「入門 朱子学と陽明学 (ちくま新書990)」小倉紀蔵5

ブログネタ
読んだ本♪♪ に参加中!
入門 朱子学と陽明学 (ちくま新書)
入門 朱子学と陽明学 (ちくま新書990)

○著者: 小倉紀蔵
○出版: 筑摩書房 (2012/12, 新書 253ページ)
○定価: 840円
○ISBN: 978-4480066954




論語』のおもしろさがわからないという人は、その解釈の魅力を知らないからである。孔子・孟子の古典から知的営為を積み重ねてきた儒学。その中から宋代に新しい学問として現れ、儒教的な「宇宙認識」を哲学化した朱子学。そしてそれを継承しつつ克服しようとした陽明学。これらの世界観はいかなるものだったのか。東アジアの思想空間を今も規定するその自己・社会・宇宙のとらえ方を、心・性・理・気・鬼神などのタームを通して平易に解説。その魅惑に満ちた世界へと読者を誘う。


≪目次: ≫
凡例
はじめに――世界観としての朱子学陽明学

第一章 儒教の「宇宙快感」と「宇宙認識」
1 宇宙快感
霊と快感/快感と社会/村の快感構造
2 宇宙認識
鬼神的統治/「宇宙認識」と統治/日本の場合

第二章 まず儒教を理解する
1 儒教の多様性
儒と恐怖心/儒教の定義/愛/知/道徳的エネルギー/変革の宗教/文明――「中華世界」と儒教/感性的なアプローチ/攻撃性
2 何を読めばよいのか
四書/朱子学・陽明学

第三章 朱子学の玄関口
1 朱子学が問題にする論点
玄関口/「朱子学」という名称
2 人間性に関して
四端/性善
3 心に関して
義内
4 宇宙の動態について
太極

第四章 朱子学の核心――「理」とは何か
1 朱子学の世界
思想史と哲学の一致/美の哲学/若さとスピード/世界の二重性
2 気と理
気=スピリチュアル・マテリアル/気とアニミズム/理/もの・ことの本性/理ともの・こと/理の構造
3 人間をどうとらえるか
心/性と情

第五章 陽明学の核心――「ひとつになること」
1 陽明学の世界
心のエネルギー
2 世界とは何か
万物一体の仁/良知
3 人間をどうとらえるか
心/格物と誠意/知行合一/無善無悪

第六章 「空虚」をめぐる思索
1 孔子の「空」
『儒門空虚聚語』/『論語』の「空」
2 朱子学と陽明学の「空」
「空空如」とは何か/朱子以前と朱子/王陽明の空虚/王竜渓の空虚/空虚の実学

第七章 鬼神と社会
1 心、知、社会
心とスピード/スピードと鬼神/「愛×知×道徳」的エネルギー
2 鬼神と霊魂
鬼神の新しい見方/「純粋な洞察(die reine Einsicht = pure insight)」/ヘーゲルの集団的霊魂
3 鬼神的社会をどうつくるか
ふたつのグループ/夾雑物のない世界へ

第八章 気と生命
1 生命エネルギーとしての気
生命エネルギーの思想/生命の定義
2 気の思想
気は民衆的か/気と平等/貨幣との類似/気と還元主義/多様性と稀少性
3 自我と生命
自我が先か、生命が先か/自我の興亡/期は自我を救えるか/気は新しい思想?/新しい生命観へ

あとがき (二〇一二年十月 京都深草にて 小倉紀蔵)


≪著者: ≫ 小倉紀蔵 (おぐら・きぞう) 1959年東京生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。東京大学文学部ドイツ文学科卒業、韓国ソウル大学校哲学科大学院東洋哲学専攻博士課程単位取得。専門は東アジア哲学。著書『朱子学化する日本近代』(藤原書店)、『創造する東アジア』『〈いのち〉は死なない』(以上、春秋社)、『心で知る、韓国』(岩波現代文庫)、『韓国は一個の哲学である』(講談社学術文庫)、『ハイブリッド化する日韓』(NTT出版)、『日韓中はひとつになれない』(角川oneテーマ21)など。

小倉紀藏 『韓国語はじめの一歩』(ちくま新書、2000年) '11/08/18
小倉紀蔵 『歴史認識を乗り越える 日中韓の対話を阻むものは何か』(講談社現代新書、2005年) '11/08/14
小倉紀蔵 『ハイブリッド化する日韓』(エヌティティ出版、2010年) '11/08/05
小倉紀蔵 『日中韓はひとつになれない』(角川oneテーマ21、2008年) '11/07/29
小倉紀蔵 『韓国は一個の哲学である 〈理〉と〈気〉の社会システム』(講談社学術文庫、2011年) '11/06/22






 二千数百年にわたって変化しつつ生命力を保ってきた思想としての儒教を、ひとことで定義することは困難なのである。……著しく多義的で曖昧でもあるのである。
 儒教は思想であり哲学であり、また宗教でもあり統治理念でもあり芸術理念でもあるという多面性を持っている。
 ……それらの多義性の中から、どれをもっとも重要な中核的思想ととらえるかによって、儒教の相貌は著しく変わってくるのである。
 そのような多様性をすべて説明できるような定義は困難だが、私なりに規定してみると、次のようになる。

  儒教とは、血の連続性および超越的存在(天)との合一感を基本にして、生者と死者を包摂した愛と血と美の共同体を構築する宗教思想であり、かつ、その愛の道徳的エネルギーを外部に拡散する変革運動によって他者への統治を実現し、世界的な文明共同体を完成しようとする政治思想である。【定義A】

   (p033-035、「第二章 まず儒教を理解する」



人気ブログランキングへ




本「入門 経済学の歴史 (ちくま新書837)」根井雅弘5

ブログネタ
読んだ本♪ に参加中!
入門 経済学の歴史 (ちくま新書)
入門 経済学の歴史 (ちくま新書837)

○著者: 根井雅弘
○出版: 筑摩書房 (2010/4, 新書 250ページ)
○価格: 798円
○ISBN: 978-4480065322
クチコミを見る



ジッサイ、数式を目にすると、自動的に無意識のうちに苦手意識がつよく働くからであろう、スルスルっとスルーして、見て見ないふりというのか、明らかに見えているハズ(読んでいるんだから数字や記号だって数式も、文字と同じく目で追って視認して見落としていないハズ)なのにまるで見えていないかのような振る舞い、、、ダメだ!と言われても、そう、(困ってしまって)笑って誤魔化すか、はたまた逆ギレする?!のか

さて、「古典」は永遠に新しい、、、



経済システムを貫く客観的法則をはじめて見出したケネー。国民を豊かにするために何が必要かを徹底的に考え抜いたスミス。こうした経済学の草創期からリカードマルクスワルラスらを経てケインズシュンペーターガルブレイス、そしてフリードマンマンキューなど現代の経済理論に至るまでを平明に解説。重要トピックごとに学説史を再構成することで、それぞれの経済学者が提示した理論間のつながり・対立点が鮮やかに浮き彫りになる。第一人者による入門書の決定版!


≪目次: ≫
はしがき
プロローグ――経済学史の全体像をおさえる    ケネーからアダム・スミスへ/古典派経済学マルクス経済学/「限界革命」と新古典派経済学ケインズ革命/新古典派総合から現代経済学へ/経済学の異端児たち
第一章 経済循環の発見    ケネー経済表』の偉業/「重農主義」の思想/『経済表』の経済政策/アダム・スミスとケネー/『資本論』の再生産表式/マルクスの剰余価値論/資本の蓄積過程/シュンペーターの「静態 stationary state」/「新結合」とは何か/「銀行家」こそが真の「資本家」/シュンペーターの発展理論――好況と不況のしくみ/「静態」vs「動態」/コラム1 経済思想家としてのシュンペーター/コラム2 マルクスとシュンペーター
第二章 価値と分配の理論    リカード経済学の体系――四本の柱/リカード理論を図式化する/比較生産費説/限界効用説vs生産費説/マーシャルの価値論――需要と供給の均衡/ワルラス一般均衡理論/限界革命のもたらしたもの/スラッファによる「古典派アプローチ」の再生/『商品による商品の生産』の骨子/コラム3 「定常状態」をめぐって/コラム4 メンガーの主観主義
第三章 ケインズ革命    ケインズとヴィクセル/ケインズの『貨幣論』/「有効需要の原理」へ――「セーの法則」との決別/「国民所得」はどう決まるか/乗数理論/ケインズ像はなぜ歪められたのか――「波及論的乗数」の幻想/ケインズの投資決定論/流動性の罠/「不確実性」の問題――「投資の社会化」とは何か/ケインズの「危機意識」/コラム5 二つの貨幣数量説/コラム6 「自由放任の終焉」をめぐって
第四章 多様なケインジアン    ケインズ経済学を「長期化」する/ハロッドの三つの基本方程式/ハロッドの「経済行動学」/ソローの「新古典派成長理論」/カルドアによるハロッド理論への批判/「新古典派総合」の黄金時代/ポスト・ケインジアン――「不確実性」をめぐって/マクロ経済学のミクロ的基礎――ルーカスの勝利/「新しい」ケインジアン?――マンキューの理論/私は大不況をこの目で見た!――トービンの疑問/「よい経済学者」の条件とは?/コラム7 悲運のハロッド/コラム8 J・ロビンソンの「血気」/コラム9 価格の決定と産出量の決定の分離
第五章 制度主義の展開    ヴェブレンの『有閑階級の理論』/アメリカにおける「制度主義」の展開/ガルブレイスの「制度的真実」への挑戦/「ジャーナリスト」としてのガルブレイス/「非経済的要因」への着目――ミュルダールの制度主義/「新制度学派」の経済分析――コースの問題提起/青木昌彦の「比較制度分析」/コラム10 ミュルダールの「価値前提の明示」/コラム11 「審美的次元」について

あとがき (二〇一〇年三月十日 根井雅弘)
文献案内

補説中村隆之)    1 スミスの「自然価格」と「市場価格」の区別/2 マーシャルの「部分均衡理論」/3 スラッファはなにゆえ「古典派の価値論」を再生しようとしたのか/4 「セーの法則」について/5 「IS/LM分析」再入門/6 ケインズ理論の長期化・動学化/7 マクロ経済学のミクロ的基礎/8 「制度」とは何か?――「経済学の本流」が軽んじてきたもの

人名索引


≪著者: ≫ 根井雅弘 (ねい・まさひろ) 1962年宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。京都大学大学院経済学研究科教授。専攻は現代経済思想史。経済学の歴史を丁寧にひもとき、経済学者らが残していった思想や考え方を、多くの読者に伝えつつ、経済学のさらなる発展に努めている。著書に『経済学はこう考える』(ちくまプリマー新書)、『経済学の歴史』(講談社学術文庫)、『経済学の教養』『ケインズとシュンペーター』(NTT出版)、『現代イギリス経済学の群像』(岩波書店)、『経済学とは何か』(中央公論新社)、『物語現代経済学』『市場主義のたそがれ』(中公新書)ほか多数。

根井雅弘 『ケインズとシュンペーター 現代経済学への遺産』(NTT出版、2007年) '10/07/18
根井雅弘 『シュンペーター』(講談社学術文庫、2006年) '10/05/04





人気ブログランキングへ


訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

since 2007.11.19

Categories
じゃらんnet 宿・ホテル予約

Amazon
honto
TagCloud
本が好き!
本が好き!
記事検索
管理人・連絡先
管理人 Gori が書き記しています。 不適切な表現及び解釈などありましたら連絡ください。
ppdwy632@yahoo.co.jp
livedoor プロフィール

Gori

主として“本”が織りなす虚構の世界を彷徨う♪

‘表 BLOG (since 2006.8)
▲ロスバイク TREK 7.3FX(神金自転車商会 since 2008.8)
写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

Archives
Recent Comments
Recent TrackBacks
父が子に語る近現代史 (本の宇宙(そら) [風と雲の郷 貴賓館])
本「父が子に語る日本史」小島毅
BlogRanking
  • ライブドアブログ