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〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

日本の歴史

本「図説 平泉 浄土をめざしたみちのくの都 (ふくろうの本・日本の歴史)」大矢邦宣5

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図説 平泉 ---浄土をめざしたみちのくの都 (ふくろうの本/日本の歴史)
図説 平泉 浄土をめざしたみちのくの都 (ふくろうの本・日本の歴史)

○著者: 大矢邦宣
○出版: 河出書房新社 (2013/4, 単行本 164ページ)
○定価: 1,890円
○ISBN: 978-4309762036






藤原清衡は「北方の王者」であることを宣し、みちのくの中央に「中尊寺」を建立した。藤原三代が願った「浄土」とは? ユネスコ世界遺産の「平泉」黄金伝説の謎を解く!


≪目次: ≫
序章 ユネスコ精神を実現しようとした文化が、九〇〇年前、みちのくにあった
1 「無知と偏見と不平等」の払拭をめざして
2 世界遺産「平泉」――何が評価されたのか
 コラム 世界遺産は、どうやって決まるの?
 コラム 「浄土」は本来「浄(返り点)土」だった!

第一章 浄土をめざすまで
1 「浄土都市・平泉」再現――一二世紀の平泉復元図
2 清衡に「浄土づくり」を決心させたみちのくの悲哀と誇り
 (1) みちのく・道の奥・陸奥、蝦夷征討(征夷)
 (2) 奥州藤原氏
 (3) 【二つの戦乱 その一】前九年合戦
 (4) 【二つの戦乱 その二】後三年合戦
 コラム 「陸奥」は、なぜ「むつ」と読むのか?
 コラム 深い縁で結ばれた都の霊場とみちのく
 コラム みちのくに賭けた源氏――「源威集」に見る“武家の棟梁”への道

第二章 浄土実現へのみちすじ
1 上京で見えてきた“みちすじ”
 (1) 過酷な“原体験”から
 (2) 清衡、上京す!
 (3) 都との人脈づくり
2 三つの戦略
 コラム 特論 清衡精神の総決算――現代文訳「中尊寺建立供養願文」

第三章 平泉開府と中尊寺
1 中尊寺建立――法華経による国づくり
 (1) みちのく中央の尊い寺・中尊寺
 (2) 「人中の尊」
 (3) サンキューの平泉
 (4) 関山
 (5) 釈尊の寺・法華経徒清衡
2 「文化力」でみちのくを護る
 (1) 都を以て都を制す
 (2) 中尊寺の秘宝――超一流、わが国唯一、わが国初
 ◎紺紙金銀字交書一切経――わが国唯一、金銀字の一切経
 ◎中国との密接な関係をもの語る――紺紙金字一切経と宋版一切経
 ◎金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅図――唯一の華やかな彩色の金字宝塔曼荼羅
 コラム 平泉研究の根本資料――「平泉寺塔已下注文」『吾妻鏡』文治五年九月十七日条
 コラム 法華経の特色――『法華経』は、なぜ、清衡の精神的基盤となったのか?
 コラム 五台山と平泉
 コラム 中尊寺・平泉に伝わる「わが国最古・唯一」

第四章 金色堂の謎を解く――清衡はなぜ金色堂に眠っているのか?
1 不思議な聖堂・金色堂
 (1) 金色堂の七不思議
 (2) 金色堂のコンセプトは? 金色堂はなぜ金色か?
 (3) なぜ、遺体を保存したのだろう?
2 謎を解く聖なる山・金鶏山
 (1) 金色堂とセットの聖山
 (2) 経塚の始まりは藤原道長
 (3) 金色堂の清衡は、金鶏山に復活――みちのくを浄土に、悲願実現への遠大な夢
 コラム 宮沢賢治と毘沙門天陀羅尼
 コラム 金色堂とマルコ・ポーロ『東方見聞録』
 コラム シルクロードの弥勒信仰――釈迦の後継者・弥勒仏の流行
 コラム 中尊寺の寺宝

第五章 自然美の浄土――毛越寺と無量光院
1 平泉で完成した浄土庭園
 (1) 「浄土庭園」なくして平泉の世界遺産登録はなかった
 (2) 浄土の池は四角形だった!
 (3) わが国の浄土は、なぜ方池を選ばなかったのか?
2 毛越寺
 (1) 二代基衡
 (2) 毛越寺の造営――「北の都」の偉観を調える
 (3) 完全に残る「自然美の浄土庭園」
3 観自在王院の浄土庭園
4 浄土庭園の完成形・無量光院
 (1) 三代秀衡
 (2) 無量光院建立――最も進化した浄土庭園
 (3) 平等院鳳凰堂との共通点
 (4) 平等院鳳凰堂との相違点
 (5) 館と私邸と仏堂と
 コラム 円隆寺本尊像は、最先端の新様式
 コラム 基衡・秀衡の人脈
 コラム 常行堂と「毛越寺の延年」
 コラム 『作庭記』の世界と平泉
 コラム 毛越寺とその寺宝
 コラム 「十五ならべ」と「七五三」
 コラム 無量光院、もう一つの見方――なぜ、禁断の殺生図を描いたのか? みちのくを代表して、懺悔・浄化の空間か
 コラム 小さなカエル絵の大きな意義――「鳥獣人物戯画」墨描折敷を推理する
 コラム 平泉文化の広がり

第六章 平泉の残照
1 義経と平泉
 (1) 牛若は、なぜ平泉をめざしたのか?
 (2) 源平合戦――義経の活躍と凋落 最大の功労者が、なぜ追われたのか?
 (3) 頼朝が仕組んだ「東下り」
2 平泉の滅亡
 (1) 頼朝の「宿意」
 (2) 平泉滅亡
 (3) その後の平泉――護り伝えた先人を受け継いで
 コラム 鎌倉を悩まし続けた平泉の「怨霊」
 コラム 平泉町からの出土

ガイド 平泉を歩く
1 松尾芭蕉『奥の細道』の道
 (1) 「秀衡が跡」
 (2) 中尊寺(世界遺産)
2 浄土庭園の道
3 西に足を伸ばせば――達谷窟から骨寺へ
4 北に足を伸ばせば――安倍氏の古跡
5 川東へ――広がる平泉文化
6 さらに足を伸ばせば――みちのく仏の宝庫

資料 清衡精神の総決算・「中尊寺建立供養願文」――基本資料の全注釈と読解
資料 第35回ユネスコ世界遺産委員会「平泉」に関する決議文

平泉略年表
参考文献・資料
あとがき


≪著者: ≫ 大矢邦宣 (おおや・くにのり) 1944年岩手県一戸町生まれ。東京大学文学部史学科卒業。民間企業、岩手県立博物館勤務、盛岡大学文学部教授を経て、平泉文化遺産センター館長、盛岡大学客員教授。岩手県文化財保護審議会会長、岩手史学会会長を歴任。「平泉の文化遺産」世界遺産登録推薦書作成委員として、世界遺産登録を実現。引き続き拡張登録検討委員を務める。2012年度岩手日報文化賞受賞。研究分野は、日本文化史、文化財学(宗教文化)、平泉文化論。主著に、『別冊・太陽200号記念特別号 みちのくの仏像』(2012年、平凡社、監修・執筆)、『日本の世界遺産5 平泉』(2012年、朝日新聞出版、監修・執筆)、『芸術新潮』 2011年10月号特集「奥州平泉とみちのくの仏たち」(新潮社、執筆・監修)、『平泉 自然美の浄土』(2008年、里山出版)、『奥州藤原氏五代』(2001年、河出書房新社)、『図説・みちのくの古仏紀行』(1999年、河出書房新社)、『図説・宮沢賢治』(「賢治を歩く」1996年、2009年新装版、河出書房新社、共著)など。


高橋富雄 『平泉の世紀 古代と中世の間』(講談社学術文庫、2012年) '12/02/22



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本「図説 明治の宰相 (ふくろうの本・日本の歴史)」伊藤雅人/前坂俊之 編著5

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図説 明治の宰相 (ふくろうの本/日本の歴史)
図説 明治の宰相 (ふくろうの本・日本の歴史)

○著者: 伊藤雅人/前坂俊之 編著
○出版: 河出書房新社 (2013/1, 単行本 128ページ)
○定価: 1,890円
○ISBN: 978-4309762005




富国強兵殖産興業の中で近代日本を創り上げた宰相7人の政策と政治。伊藤博文黒田清隆山県有朋松方正義大隈重信桂太郎西園寺公望らの業績を通じて、維新から憲法発布、帝国議会、産業革命、条約改正、日英同盟、日清・日露戦争、天皇崩御までの明治日本の足跡をたどる。


≪目次: ≫
口絵 錦絵で見る明治日本の姿
 開国/戊辰戦争の終結/富国強兵/殖産興業/征韓論/西南戦争/憲法発布/国会開設/日清戦争/日露戦争

はじめに 前坂俊之(静岡県立大学国際関係学部名誉教授)
 国家の興亡は六十〜八十年サイクル/若いエネルギーが明治維新を達成/薩長藩閥が独占し弊害を生んだ/首相・閣僚も薩長閥から/宰相・軍人がリーダーパワーを発揮/近現代史の見方


序章 近代国家への船出
明治新政府の誕生と伊藤博文
 松下村塾でのさまざまな出会い/「錦の御旗」を押し立てた新政府
新政府が戊辰戦争の内乱に勝利
 太古にもどす新政府の基本精神/戊辰戦争の終結
太政官政府の発足
 太政官政府の要職に就く伊藤/中央集権国家の成立に向けて
中央集権体制の確立
 中央集権への布石「版籍奉還」/用意周到に「廃藩置県」を断行
徴兵制の導入で富国強兵へ
 山県有朋による軍政改革/徴兵令を公布
政府主導の「殖産興業」へ
 伊藤・大隈が推進した殖産興業/官界と財界の癒着を生む/お雇い外国人の働き
条約改正に使節団を派遣
 条約改正に岩倉使節団を派遣/留守政府は遣韓使節案を決定
征韓論から「明治六年の政変」へ
 朝鮮への使節派遣をめぐる動き/伊藤・黒田・大隈は岩倉と連携
反征韓に矛盾する台湾出兵
 台湾出兵を決議/大久保は内務省で反乱に対処
最大の内乱「西南戦争」が終結
 朝鮮に欧米の方法で対処/大久保は反乱を各個撃破/私学校の暴発で西南戦争へ
活性化する自由民権運動
 下野した板垣退助の動き/伊藤らによる国会開設の動き/立憲政体に関する伊藤の意見書
大隈を追放した「明治十四年の政変」
 政争になった官有物払い下げ/伊藤による大隈追放劇

第一章 内閣制度
十年後に国会開設を詔勅
 伊藤と大隈の路線対立/国会開設を明言した政府/伊藤博文の欧州視察
貴族院を担う華族制度を創設
 四民平等の中の新身分制度/貴族院を担う華族の誕生
自由民権運動が「自由党」の結成へ
 「自由党」の誕生/激化する「自由党」を解散
福沢諭吉の「脱亜論」
 大隈重信を後押しした福沢諭吉/時事新報に掲載された「脱亜論」/隣国を見切った福沢諭吉
伊藤は政体調査に欧州視察
 欧州視察の重圧/法学者シュタインの教え/ドイツからイギリスへ
後れた隣国の近代化
 華族の制度改革/伊藤の慎重な外交
伊藤博文が初代内閣総理大臣に [第一次伊藤内閣1885・明治18年12月22日〜1888・明治21年4月30日
 内閣総理大臣になった伊藤博文/バランス重視の閣僚
不平等条約改正に欧化政策 [第一次伊藤内閣]
 鹿鳴館外交に批判/条約改正会議の失敗で外相辞任
憲法草案ができ退陣へ [第一次伊藤内閣]
 将来を見据えた制度改革/憲法草案の検討/憲法制定への伊藤の信念

第二章 憲法発布
ついに憲法発布なる [黒田内閣1888・明治21年4月30日〜1889・明治22年10月25日
 伊藤内閣を継承した黒田内閣/お祭り騒ぎの憲法発布/議会を牽制する超然主義
もつれた条約改正 [黒田内閣]
 知識人の憲法批判/難航する不平等条約改正交渉/短命の黒田内閣
天皇の大命で山県が総理に就任 [第一次山県内閣1889・明治22年12月24日〜1891・明治24年5月6日
 山県有朋へ天皇の大命/地方自治に力を注いだ山県

第三章 選挙と議会
多額納税者のみの選挙資格 [第一次山県内閣]
 選挙権・被選挙権の資格/選挙に向けて大同団結運動/反政府系政党の勝利
議会初めの議題は軍事費増強 [第一次山県内閣]
 議会政治のスタート/軍事費増強の予算案/議会運営を乗り切る現実路線
松方首相は解散権を行使 [第一次松方内閣1891・明治24年5月6日〜1892・明治25年8月8日
 首相の座は長州から薩摩へ/窮地に立たされた松方内閣/初めての解散権の行使
大津でロシア皇太子が襲われる [第一次松方内閣]
 ロシア皇太子ニコライの訪日/警備の警官が襲う/司法の独立を世界に証明
第二回選挙に干渉した松方政権 [第一次松方内閣]
 憲政史上初めての解散総選挙/死傷者も出した選挙戦/選挙干渉で崩壊した松方内閣
五人の元勲が揃う黒幕総出内閣 [第二次伊藤内閣1892年・明治25年8月8日〜1896年・明治29年9月18日
 ふたたび元勲主体の内閣へ/伊藤は解散で抵抗し予算を通す

第四章 日清戦争
東学党の乱で日清両国が出兵 [第二次伊藤内閣]
 朝鮮で東学党が武装蜂起/「天津条約」により日本軍も出動
条約改正がなり清国に宣戦布告 [第二次伊藤内閣]
 開戦前に大本営を設置/日英の条約締結が日本を後押し/宣戦布告のないまま日清は開戦
日清戦争に日本が勝利 [第二次伊藤内閣]
 中国海軍が長崎に入港し威嚇/高速巡洋艦と速射砲で対決
三国干渉で遼東半島を返還 [第二次伊藤内閣]
 下関で日清講和条約/三国干渉に屈した日本
具体的な構想となった対ロシア [第二次伊藤内閣]
 列強の蚕食が進む清国/日本は清国の賠償金で兵力増強/対戦に向け日本国内を整備/ロシアが朝鮮半島に進出
衆議院を解散し内閣は総辞職 [第二次松方内閣1896・明治29年9月18日〜1898・明治31年1月12日
 第二次松方内閣の誕生/民党の取り込みに失敗する
民党の取り込みに失敗した伊藤 [第三次伊藤内閣1898・明治31年1月12日〜1898・明治31年6月30日
 伊藤に三度目の組閣大命降る/伊東の善処を無視した伊藤/新党結成ならず伊藤は退陣
初の政党内閣は内部分裂で瓦解 [第一次大隈内閣1898・明治31年6月30日〜1898・明治31年11月8日
 政党内閣の誕生/内部分裂をする憲政党
田中正造は天皇へ公害を直訴 [第一次大隈内閣]
 日本の産業革命と労働争議/鉱毒被害者を官憲が弾圧
清国は義和団を支持し宣戦布告 [第二次山県内閣1898・明治31年11月8日〜1900・明治33年10月19日
 山県が第二次内閣を組閣/清国は八ヵ国に宣戦を布告
陸・海軍は日露戦争を構想 [第四次伊藤内閣1900・明治32年10月19日〜1901・明治33年6月2日
 伊藤は立憲憲政会を与党に組閣/日露戦争の構想を具体化する

第五章 日露戦争
「日英同盟」の締結に世界は驚愕 [第一次桂内閣1901・明治34年6月2日〜1906・明治39年1月7日
 桂太郎は「次官内閣」を組閣/「日英同盟」が成立
宣戦布告前に始まった戦闘 [第一次桂内閣]
 日露開戦を決断/巨大な敵を相手に陸軍の戦い
日本海海戦に完全勝利 [第一次桂内閣]
 旅順港封鎖作戦に失敗/ロシア海軍を壊滅させる
講和反対の民衆が暴動 [第一次桂内閣]
 アメリカの斡旋で講和会議へ/講和不満の民衆が暴徒化する/捕虜にも気遣った日本

第六章 桂園時代
公家出身の西園寺内閣誕生 [第一次西園寺内閣1906・明治39年1月7日〜1908・明治41年7月14日
 桂と西園寺の密約/西園寺内閣の最初の仕事
巨大な戦費が生んだ戦後不況 [第一次西園寺内閣]
 戦後不況と産業/戦後経営を積極的に推進
国民生活と地方改良運動 [第一次西園寺内閣]
 社会主義者が西園寺に期待/足尾銅山暴動事件
不況は社会主義を表面に [第二次桂内閣1908・明治41年7月14日〜1911・明治44年8月30日
 対立する西園寺と山県/緊縮財政を徹底する桂内閣
韓国併合と伊藤暗殺事件 [第二次桂内閣]
 伊藤博文の韓国統治構想/満州からの撤兵をめぐって
桂は再び西園寺に政権を授受 [第二次西園寺内閣1911・明治44年8月30日〜1912・大正元年12月21日
 原敬の政権授受交渉/西園寺内閣の内相と蔵相の争い
明治時代の終焉 [第二次西園寺内閣]
 天皇崩御の日の西園寺公望/桂太郎の動揺と山県有朋の動き

明治の宰相年表 (1867・慶応3年〜1912・明治45・大正元年)


参考文献

編集協力
 竜野 努 (たつの・つとむ) 1958年千葉県生まれ。早稲田大学卒業。新聞社を経て出版社勤務で歴史関係書籍後、古文書・史跡を中心に歴史研究家。著書に『日本史雑学人物伝 大貧乏大逆転』(毎日新聞社)『いま、時代小説がおもしろい』(別冊宝島)『お江戸あきない繁盛図鑑』(アスペクト)など多数
 後閑英雄 (ごかん・としお) 明治大学文学部卒業。出版社勤務を経て作家。著書に『妙楽大師』(第三文明社)『リングの鷲』(漫画原作 潮出版社)『横山光輝 三国志大研究』(共著 潮出版社)など多数
 海童 暖 (かいどう・だん) 1946年福島県生まれ。多くの職業を経験し歴史研究家。著書に『江戸「とんでも殿様」列伝』(PHP文庫)『幕末剣豪秘伝(監修・津本陽)』(ワニ文庫)『いざゆけ! ゼロ戦』(KKベストセラーズ)『栄光の日本海軍』(共著 茜新社)など多数


≪編著者: ≫ 伊藤雅人 (いとう・まさと) 1958年愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。歴史雑誌編集長を経て、歴史作家。編著書に『解き明かされる日はくるか? [歴史の謎]』(岩崎書店)、『実は平家が好き。目からウロコの「源平」、その真実』(メディアファクトリー)など多数。

≪編著者: ≫ 前坂俊之 (まえさか・としゆき) 1943年岡山県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。毎日新聞社入社。同社情報調査部副部長を経て、1993年静岡県立大学国際関係学部教授に就任。同名誉教授。著書に『太平洋戦争と新聞』(講談社学術文庫)、『日露インテリジェンス戦争を制した天才参謀明石元二郎大佐』(新人物往来社)、『死刑』(現代書館)、『ニッポン奇人伝』(社会思想社)など多数。


伊藤之雄 『山県有朋 愚直な権力者の生涯』(文春新書、2009年) '12/01/30
伊藤之雄 『元老西園寺公望 古希からの挑戦』(文春新書、2007年) '11/12/08
伊藤之雄 『政党政治と天皇』(日本の歴史22、講談社学術文庫、2010年) '11/10/23
瀧井一博 『伊藤博文 知の政治家』(中公新書、2010年) '11/11/30
瀧井一博 編 『伊藤博文演説集』(講談社学術文庫、2011年) '11/10/31
瀧井一博 『文明史のなかの明治憲法 この国のかたちと西洋体験』(講談社選書メチエ、2003年) '11/12/24

井上勝生 『幕末・維新』(シリーズ日本近現代史1、岩波新書、2006年) '11/08/13
井上勝生 『開国と幕末改革』(日本の歴史18、講談社学術文庫、2009年) '11/08/01
井上寿一 『日本外交史講義』(岩波テキストブックス、岩波書店、2003年) '13/02/23
オットマール・フォン・モール 『ドイツ貴族の明治宮廷記  Ottmar von Mohl: “Am japanischen Hofe”, 1904 』(金森誠也 訳、講談社学術文庫、2011年) '12/01/27
木村幸比古 編著 『図説 戊辰戦争』(ふくろうの本・日本の歴史、河出書房新社、2012年) '12/12/05
坂本一登 『伊藤博文と明治国家形成 「宮中」の制度化と立憲制の導入』(講談社学術文庫、2012年) '12/04/12
佐々木隆 『明治人の力量』(日本の歴史21、講談社学術文庫、2010年) '11/09/25
鈴木淳 『維新の構想と展開』(日本の歴史20、講談社学術文庫、2010年) '11/08/29
鳥海靖 『逆賊と元勲の明治』(講談社学術文庫、2011年) '11/12/02
西修 『図説 日本国憲法の誕生』(ふくろうの本・日本の歴史、河出書房新社、2012年) '12/06/10
原田敬一 『日清・日露戦争』(シリーズ日本近現代史3、岩波新書、2007年) '11/08/27
坂野潤治 『日本近代史』(ちくま新書、2012年) '12/07/06
坂野潤治 『明治国家の終焉 1900年体制の崩壊』(ちくま学芸文庫、2010年) '10/08/11
坂野潤治 『近代日本の国家構想 1871-1936』(岩波現代文庫、2009年) '10/04/01
坂野潤治+大野健一 『明治維新 1858-1881』(講談社現代新書、2010年) '10/02/23
坂野潤治 『明治デモクラシー』(岩波新書、2005年) '10/02/17
坂野潤治 『未完の明治維新』(ちくま新書、2007年) '10/02/10
牧原憲夫 『民権と憲法』(シリーズ日本近現代史2、岩波新書、2006年) '11/08/23
宮本又郎 編著 『図説 明治の企業家』(ふくろうの本・日本の歴史、河出書房新社、2012年) '12/09/09
松浦玲 『勝海舟と西郷隆盛』(岩波新書、2011年) '12/02/07






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本「図説 戊辰戦争 (ふくろうの本・日本の歴史)」木村幸比古 編著5

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図説 戊辰戦争 (ふくろうの本/日本の歴史)
図説 戊辰戦争 (ふくろうの本・日本の歴史)

○著者: 木村幸比古 編著
○出版: 河出書房新社 (2012/10, 単行本 111ページ)
○定価: 1,890円
○ISBN: 978-4309761978




2013年大河ドラマ『八重の桜』の舞台・会津落城の悲劇と戊辰の役の裏側。火蓋をきった鳥羽伏見の戦いから(、江戸無血開城彰義隊壊滅、会津落城、)箱館戦争までを、豊富な写真とともにたどる。新発見! 土方歳三辞世の句収録。


≪目次: ≫
序 戊辰戦争を歩く/木村幸比古(霊山歴史館)
内憂外患/攘夷の嵐/鳥羽伏見の戦い/上野彰義隊/奥羽越列藩同盟から会津戦争/北辺の地・箱館戦争/士族の反乱・西南戦争

第一章 開国と尊王攘夷
1 ペリー来航
アジアの激動/ペリー来航の影響
2 開国とその影響
日米和親条約ハリスの来日/安政の大獄桜田門外の変/薩摩・長州の動向/生麦事件/長州藩、攘夷決行/薩英戦争

第二章 大政奉還への道
1 混乱する京都政界
八月十八日の政変参与会議の崩壊/池田屋事件蛤御門の変四国連合艦隊下関砲撃事件
コラム 幕末最強の武装集団・新選組
新選組の誕生/池田屋事件/厳格な禁令/幕末を駆け抜けた新選組
2 幕長戦争から薩長同盟
第一次幕長戦争/高杉晋作の挙兵/坂本龍馬中岡慎太郎兵庫開港問題薩長連合/第二次幕長戦争
3 大政奉還
将軍慶喜の奮闘/海援隊陸援隊船中八策薩土盟約/大政奉還の上表

第三章 鳥羽伏見の戦い
1 王政復古
徳川慶喜の思惑/王政復古のクーデター/小御所会議/後退する討幕派
2 開戦
薩摩藩邸焼き討ち事件/鳥羽街道での衝突/城門を閉ざす淀城/津藩の寝返り/慶喜の大坂脱出

第四章 彰義隊の戦い
1 新政府軍、江戸に迫る
恭順を決意する慶喜/彰義隊の発足/江戸に迫る新政府軍
コラム 近藤勇の死
2 江戸無血開城
海舟の使者・山岡鉄舟/鉄舟、西郷と会見/海舟が敷いた背水の陣/旧幕府軍の抵抗/大村益次郎、江戸へ/彰義隊壊滅

第五章 会津戦争
1 奥羽越列藩同盟の成立
松平容保、会津へ/庄内藩の受難/水面下の謝罪嘆願工作/旧幕府軍、会津と連携/白石会議を開催/世良修蔵暗殺/奥羽鎮撫総督の孤立/白河の攻防戦/九条道孝、仙台を脱出
2 会津落城と東北戦争の終結
仙台藩の降伏/河井継之助と長岡藩/庄内藩降伏/白虎隊の悲劇/若松城下の戦闘/東北戦争の終結
コラム 女たちの会津戦争
中野竹子娘子隊/女傑・山本八重/壁に刻まれた無念/同志社と八重

第六章 箱館戦争
1 榎本武揚の夢
榎本軍、蝦夷地に上陸/榎本政権の誕生
2 箱館戦争の終結
宮古湾海戦五稜郭の落城

戊辰戦争関係年表
参考文献一覧・図版(写真)提供


≪編著者: ≫ 木村幸比古 (きむら・さちひこ) 1948年京都市出身。國學院大學文学部卒。幕末維新ミュージアム霊山歴史館学芸課長。高知県観光特使。NHK大河ドラマ「徳川慶喜」「新選組!」「龍馬伝」で展示委員を務める。著書に『龍馬語録』『新選組日記』『吉田松陰の実学』『龍馬暗殺の謎』(以上、PHP研究所)、『幕末維新 珠玉の一言』『京都 幕末維新かくれ史跡を歩く』(以上、淡交社)、『史伝 土方歳三』(学習研究社)、『新選組全史』(講談社)など多数。






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本「図説 明治の企業家 (ふくろうの本・日本の歴史)」宮本又郎 編著5

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図説 明治の企業家 (ふくろうの本/日本の歴史)
図説 明治の企業家 (ふくろうの本・日本の歴史)

○著者: 宮本又郎 編著
○出版: 河出書房新社 (2012/8, 単行本 143ページ)
○定価: 1,890円
○ISBN: 978-4309761961
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明治の新しい時代を生き、企業家として殖産興業の近代日本を歩んだ岩崎弥太郎、大倉喜八郎、渋沢栄一ら多士済済の企業家たち。その業績、企業の発展などを豊富な写真とともに見ていく。


≪目次: ≫
口絵 新時代を築いた企業家たちの足跡

序 いまふりかえる明治の企業家たち  宮本又郎(大阪大学名誉教授)
激動の時代/資産家たちの栄枯盛衰/江戸期商家の再生/躍り出たベンチャー企業家たち/技術者、職人出身の企業家たち/社会的企業家たち/財界指導者たち/明治企業家たちの出自と企業家精神

第1章 近代ニッポンを創った名企業家たち
岩崎弥太郎(いわさき・やたろう、天保5・1834〜明治18・1885、三菱グループ) 一代で巨大財閥を立ち上げた豪腕
学問で身を立てようとする/入獄も幸運になる/故郷での雌伏の日々/長崎商会の主任になる/四苦八苦の長崎商会/ベンチャー企業の立ち上げ/「三菱」の誕生/三菱財閥の飛躍/“海坊主”の意地
大倉喜八郎(おおくら・きはちろう、天保8・1837〜昭和3・1928、大倉グループ) 軍需品の調達から大倉財閥を形成
時代を読み武器商人で成功/自費洋行で政府の顕官たちと知り合う/「大倉組商会」を発足/死の商人と批判される/多くの事業に実績を上げる/気概を発揮する喜八郎/死の直前まで派手好みを貫く
コラム 金剛組 なんと“SINCE 578” 宮大工としての技術を1430年以上も伝承
渋沢栄一(しぶさわ・えいいち、天保11・1840〜昭和6・1931、第一国立銀行など) 五百もの企業を興した国造りの神
血洗島の攘夷主義者/幕臣となってパリへ/静岡で合本主義を試みる/国造りの神のバンク創設/金融を支える第一国立銀行/よろずやのこころ

第2章 江戸時代から継承した事業
鴻池家(こうのいけ) 日本一の豪商も事業拡大に乗り遅れる
手堅い経営方針/近代的な金融業の立ち上げ
三井家(みつい) 迎えた大番頭の機転で危機を乗り越える
三井財閥の原点/江戸へ進出した「越後屋」/高利が残した家訓/有為の人物をスカウト/政商としての復活/三井財閥の成長
住友家(すみとも) 本業の別子銅山を守り新時代を近代化で乗り切る
「家祖」と「業祖」/銅取り引きを本業とする/住友の“ドル箱”別子銅山/広瀬宰平が総理事となる/次々と危機が相次ぐ/伊庭貞剛の時代へ
安田善次郎(やすだ・ぜんじろう、天保9・1838〜大正11・1922、安田グループ) 金融一筋から財閥を作る
二十歳で富山から出奔/銀行以外の事業にも着手/独裁体制の安田財閥/破綻寸前の銀行を系列化に/守銭奴と誤解された善次郎

第3章 官営事業の払い下げで繁栄する政商たち
古河市兵衛(ふるかわ・いちべえ、天保3・1832〜明治36・1903、古河グループ) 銅鉱山一筋で財閥を形成
江戸商人が明治の実績で成功/鉱山開発事業に専念/廃山寸前の足尾銅山を近代化/世界は銅を求めていた/鉱毒対策に資金を投入
後藤象二郎(ごとう・しょうじろう、天保9・1838〜明治30・1897、高島炭鉱) 土佐藩参政が新時代に起業する
公武合体派から倒幕派へ/高島炭鉱を三菱に譲る
浅野総一郎(あさの・そういちろう、嘉永元・1848〜昭和5・1930、浅野セメントなど) 七転び八起きの半生に負けず起業
起業は失敗の連続/安田の資金援助で事業を拡大
川崎正蔵(かわさき・しょうぞう、天保8・1837〜大正元・1912、川崎重工業) 不運を超え造船所建設の夢を実現
海難事故が連続する半生/川崎造船所の船出
五代友厚(ごだい・ともあつ、天保6・1835〜明治18・1885、大阪証券取引所など) 官を辞し民間人で大阪を新商都に
イギリス留学で最新工業を視察/大阪新商都構想を推進
藤田伝三郎(ふじた・でんざぶろう、天保12・1841〜明治45・1912、藤田グループ) 長州閥を活かした多角的な起業
長州人脈を生かし事業を発展/軍需産業から多角的経営に転換

第4章 近代資本主義の中での繁栄
伊藤忠兵衛(いとう・ちゅうべえ、天保13・1842〜明治36・1903、伊藤忠商事・丸紅) 天秤棒を担ぐ商いから総合商社へ
最後の近江商人/「紅忠」開く/世界に向かう総合商社へ
根津嘉一郎(ねづ・かいちろう、万延元・1860〜昭和15・1940、東武鉄道) 鉄道再建のスペシャリスト
村長から株相場師へ/鉄道事業の経営に乗り出す
小林一三(こばやし・いちぞう、明治6・1873〜昭和32・1957、阪急グループ) 田舎鉄道をアイデアで大会社に
くすぶっていた青年時代/田舎の鉄道会社で才能を発揮/温泉街の宝塚を一新する/ターミナルにデパートを
山下亀三郎(やました・かめさぶろう、慶応3・1867〜昭和19・1944、山下汽船) 戦争景気で船舶会社を飛躍させる
船賃の前渡しを知り船主となる/第一次世界大戦で船成金に
早矢仕有的(はやし・ゆうてき、天保8・1837〜明治34・1901、丸善) 医師から新時代の会社を設立
福沢諭吉に学び人生が転換/独立自尊の精神で「丸善」を開業
鹿島岩吉(かじま・いわきち、文化13・1816〜明治18・1885、鹿島建設) スーパーゼネコンの土台を造る
原点は大工の棟梁/開国によって拡大した事業
大林芳五郎(おおばやし・よしごろう、元治元・1864〜大正5・1916、大林組) 呉服店をたたみ男の世界で成功
未知の東京で修業/大阪の男気
森村市左衛門(もりむら・いちざえもん、天保10・1839〜大正8・1919、ノリタケ) 不平等の挽回で海外貿易に進出
不平等条約の現実を知り貿易を志す/森村組と森村ブラザーズの設立/「国利民福」を目ざし社会貢献
福沢桃介(ふくざわ・ももすけ、慶応4・1868〜昭和13・1938、関西電力・中部電力) 相場での儲けを水力発電に投資
福沢諭吉の養子に/相場師から電力王へ
小平浪平(おだいら・なみへい、明治7・1874〜昭和26・1951、日立製作所) 国産機器で電力事業の強い意志
国産で電気産業を起ち上げたい/日立にこだわり、日立を育てる
小菅丹治(こすげ・たんじ、安政6・1859〜大正5・1916、伊勢丹) 米穀商の婿養子から呉服店で成功
旅籠町の呉服店

第5章 相次ぐ技術屋からの起業
田中久重(たなか・ひさしげ、寛政10・1799〜明治14・1881、東芝) 豊かな発想力の発明からの起業
“からくり儀右衛門”/佐賀藩精錬方に招かれる/万般の機械考案の依頼に応ず/“日本のエジソン”の流れ
山岡孫吉(やまおか・まごきち、明治21・1888〜昭和37・1962、ヤンマー) 農業・漁業用の小型発電機を製造
ガスの普及する都会で/故郷を思って作るもの
御木本幸吉(みきもと・こうきち、安政5・1858〜昭和29・1954、ミキモト) 真珠に付加価値を付け宝飾品に
真珠養殖で成功/真珠を装飾品に加工
山葉寅楠(やまは・とらくす、嘉永4・1851〜大正5・1916、ヤマハ) 偶然のオルガン修理から製造へ
オルガンとの出会い/音楽総合メーカーへの夢
島津源蔵(しまづ・げんぞう、天保10・1839〜明治27・1894、島津製作所) 科学にのめり込み気球を揚げる
舎密局出入りの鍛冶職人/エックス線と蓄電池
服部金太郎(はっとり・きんたろう、万延元・1860〜昭和9・1934、セイコー) 時計屋に憧れ信用で店を発展
時計屋に憧れ銀座に開店/信用を積み成功/熟練工を養成する
豊田佐吉(とよた・さきち、慶応3・1867〜昭和5・1930、豊田自動織機) 先を行く外国織機を新発想で駆逐
大工仕事で織機を作る/「自動」ではなく「自働」/工場法に合致した自動織機が完成

第6章 文明開化の新しい味覚
森永太一郎(もりなが・たいちろう、慶応元・1865〜昭和12・1937、森永製菓) 異国での失望から「製菓王」へ
起業までの苦難/一粒のキャンデー
木村安兵衛(きむら・やすべえ、文化14・1817〜明治22・1889、木村屋) 日本人の日本人相手のパン作り
四十七歳の上京/「あんパン」献上
蟹江一太郎(かにえ・いちたろう、明治8・1875〜昭和46・1971、カゴメ) 西洋野菜の栽培からソース作りへ
陸軍中尉の勧め/「トマトソース」を作る/農村発の事業へ
鈴木三郎助(すずき・さぶろうすけ、慶応3・1867〜昭和6・1931、味の素) うまみ調味料で美味しさを家庭に
相場師からの改心/“美味しさ”を家庭に届ける
相馬愛蔵(そうま・あいぞう、明治3・1870〜昭和29・1954、新宿中村屋) キリスト教精神で多くの人に恩恵
研究熱心でパン屋を繁栄/中村屋サロンで芸術・文化に功績
鳥井信治郎(とりい・しんじろう、明治12・1879〜昭和37・1962、サントリー) 新発想を好み慈善事業にも全力
鼻を活かしてぶどう酒を製造/宣伝、信心、社会還元に全力投入
正田貞一郎(しょうだ・ていいちろう、明治3・1870〜昭和36・1961、日清製粉) 輸入粉に勝てる高品質の小麦粉製造
日本での近代式機械製粉業の夜明け/日産五十バーレルからのスタート
馬越恭平(まごし・きょうへい、弘化元・1844〜昭和8・1933、サッポロビール) ビヤホールから東洋のビール王へ
三井物産社員からビール業界へ/経営再建とビール大手三社の大合同

第7章 新時代の新薬種からの起業
長瀬富郎(ながせ・とみろう、文久3・1863〜明治44・1911、花王) 粗悪な国産石鹸を憂い自らが製造
小間物卸問屋から高級石鹸製造へ/ブランド化と販路展開と広告戦略
津村重舎(つむら・じゅうしゃ、明治4・1871〜昭和16・1941、ツムラ) 家伝の秘薬から起業を志す
婦人薬「中将湯」/巧みな広告戦略
福原有信(ふくはら・ありのぶ、嘉永元・1848〜大正13・1924、資生堂) 健康の薬局から、美の化粧品まで
医薬分業体制を目指す/戦争で息を吹き返す/製剤に続き化粧品事業へ
森下博(もりした・ひろし、明治2・1869〜昭和18・1943、森下仁丹) 銀の小粒で人びとの健康に寄与
新しい時代の商業を目指す/事業を成功に導いた「広告」
小林富次郎(こばやし・とみじろう、嘉永5・1852〜明治43・1910、ライオン) 石鹸から歯磨きに参入が奏功
新事業、石鹸に生きる/獅子印の歯磨き粉
上山英一郎(うえやま・えいいちろう、文久2・1862〜昭和18・1843、金鳥) アメリカから送られた除虫菊の種から
富国のため除虫菊の栽培普及に尽力/世界で初めて蚊取り線香を発明
塩野義三郎(しおの・ぎさぶろう、安政元・1854〜昭和6・1931、塩野義製薬) 洋薬に転換し自家新薬で飛躍
和漢薬問屋から洋薬の製造販売へ/優れた経営手腕で安定基盤を築く
塩原又策(しおばら・またさく、明治10・1877〜昭和30・1955、三共) 高峰譲吉博士との巡り会い
絹織物販売から新薬販売へ/産学協同体制で新薬の三共へ
ヴォーリズ(William Merrell Vories、明治13・1880〜昭和39・1964、近江兄弟社) 宗教活動の慈悲を事業に反映
英語の教師で来日/実用的な建築設計など事業を拡大

明治の企業家年表 (1840・天保11〜1913・大正2)
参考文献/編集協力/撮影協力/写真提供


※カバー・扉写真 三菱一号館


≪編著者: ≫ 宮本又郎 (みやもと・またお) 1943年、福岡市生まれ。神戸大学大学院経済学研究科修士課程修了。大阪大学名誉教授。関西学院大学客員教授、放送大学客員教授。元経営史学会会長。企業家研究フォーラム会長。大阪企業家ミュージアム館長。経済学博士。著書に『近世日本の市場経済――大阪米市場分析』『日本企業経営史研究』(以上、有斐閣)、『日本の近代11 企業家たちの挑戦』(中央公論新社)、共編著に『日本をつくった企業家たち』(新書館)、『講座・日本経営史1 経営史・江戸の経験』(ミネルヴァ書房)、『日本経済史1 経済社会の成立』(岩波書店)など多数。






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まったくもって身勝手であり自己都合ばかり、なのであろうとは自覚していないものでもないのだが、いろいろあって(いまはまだうまくいえない、またまたいつものことでしかないのではあろう)どうにも落ち着かなくって、日常的なルーチンワークに乱れが生じることも、ある意味ではヤムヲエマイ、身が入らないことを為しても本末転倒なのかもしれない、よくわからないなりに、それなりに考えて考えて、ひとつひつひとつひとつ、、、暑い夏はまだまだ続いている、カラダはラクではない、軽快とはいえないような足取りで渋谷からトボトボとR246を歩くことおよそ35分(バスに乗るのが早くてラクであろう)、ぼくにチカラをください、見守っていてください、支えてください、チカラになってください、なにかと宜しくお願いします、とは、Aoyamaの、両隣さんからの樹木の枝葉が天空を覆いかぶさってヒカゲをこしらえてくれる、ぼくにとってこころやすらかなる場所、、、落葉も雑草も、さいきんどなたか手入れをなされたと思しき様子で、だから、入念な落葉と雑草の除去はすることなくカンタンに済ませ、敷石の上にどかっと尻餅をついて(なかなか重い腰を上げられない)しばらく本を読み耽ること一時間超、彼岸会まえの午前、そう、なるようにしかならない(わるいことにはならない)だろう




本「図説 日本国憲法の誕生 (ふくろうの本・日本の歴史)」西修5

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図説 日本国憲法の誕生 (ふくろうの本/日本の歴史)
図説 日本国憲法の誕生 (ふくろうの本・日本の歴史)

○著者: 西 修
○出版: 河出書房新社 (2012/4, 単行本 119ページ)
○定価: 1,890円
○ISBN: 978-4309761886
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壮大なドラマとしての、日本国憲法の誕生、として。国際社会を巻き込んだ豪華キャストによるドラマは、連合国総司令部(GHQ)の主導のもとに、日本国政府、帝国議会、そして、極東委員会、、、現在と過去との間の尽きることの知らぬ対話、としての歴史を豊富な図版のたすけをえて


戦後日本の原点「日本国憲法」。GHQ、日本政府、極東委員会……、その誕生は国際社会を巻き込む一大ドラマだった! 憲法施行65周年、「憲法」を論ずる上で必読の一冊。


≪目次: ≫
はじめに (二〇一二年(平成二十四)四月  西 修)

第1章 終戦と憲法改正の始動
1 ポツダム宣言の受諾とアメリカの対日占領政策
終戦の幕開け/新しい統治者、ダグラス・マッカーサーの誕生
2 マッカーサーの憲法改正示唆
近衛公への示唆/幣原首相への示唆
3 憲法改正の始動
憲法問題調査委員会の発足/松本委員会での審議
4 政党、民間グループ、個人の憲法改正案
共産党の合法化、諸政党の結成/革新政党の改正案/保守政党の改正案/民間グループ・個人の改正案――憲法研究会案について
5 総司令部の分析
マッカーサーの並々ならぬ関心

第2章 総司令部案の作成
1 『日本の統治体制の改革』の受領
『日本の統治体制の改革』の内容/『日本の統治体制の改革』の意義
2 毎日新聞のスクープとその波紋
毎日新聞の一大スクープ記事/民政局による記事の分析
3 マッカーサー・ノート
マッカーサーの熟慮
4 民政局での制定作業
憲法制定会議と化す/コラム「起草者たちの興奮」(チャールズ・ケーディス、オズボーン・ハウゲ、ミルトン・エスマン、ベアテ・シロタ、セシル・ティルトン、フランク・リゾー、ジョージ・ネルスン、リチャード・プール)/起草者たちの意気込み(「前文」について/「天皇」について/「戦争放棄」について/「人権」について/「立法権」について/「行政権」について/「司法権」について/「財政」について/「地方行政」について/「改正条項」について)

第3章 極東委員会の重圧
1 極東委員会および連合国対日理事会の設置
前身としての極東諮問委員会/極東委員会の設置/連合国対日理事会の設置/極東諮問委員会とマッカーサーとの会談
2 極東委員会の始動
第一回会議の開催/マッカーサーへの牽制/連合国対日理事会の始動

第4章 総司令部案の提示と政府案の作成
1 総司令部案の提示
二月十三日――運命の日/「天皇の身体」との関係
2 総司令部との折衝
白洲次郎の「ジープ・ウェイ・レター」/幣原・マッカーサー会談/『三月二日案』の作成に向けて/徹夜の作業I――松本、ケーディスの激論/徹夜の作業II――ホイットニーの深謝
3 要綱の発表と政府案の作成
『憲法改正草案要綱』の発表/『憲法改正草案要綱』に対する国内外の反響/ひらがな・口語体の条文/政府案の作成/枢密院での審査

第5章 帝国議会における審議
1 衆議院での審議
憲法専任国務相の誕生/社会党・共産党の反対演説/山吹憲法/『源氏物語』の法律版/吉田・野坂論争/衆議院特別委員会での審議/総司令部の干渉――「主権」の導入/衆議院小委員会での討議/衆議院特別委員会での議決/衆議院本会議での可決
2 貴族院での審議
衆議院本会議での討議/貴族院特別委員会での討議――八百長の質疑応答/貴族院小委員会での論戦――宮澤教授の本音/貴族院特別委員会での再審議/貴族院本会議を通貨/帝国議会での審議終了

第6章 日本国憲法の公布・施行
1 極東委員会の再審査要求
“保護観察期間”の設定/施行後再審査の決定
2 日本国憲法公布
公布の日取りをめぐって/十一月三日――公布の式典/各地での奉祝行事
3 日本国憲法施行
五月三日――施行の式典/日章旗の返還
4 “保護観察期間”の解除
政局の激変/極東委員会の自然承認
5 総司令部による検閲
検閲の実施/検閲の実際

付章 憲法第九条と文民条項の成立経緯
1 憲法第九条の成立過程
原点としての『マッカーサー・ノート』第二原則/第一条におかれていた戦争放棄条項/芦田修正/ケーディスの対応
2 文民条項の導入過程
打診されていた文民条項/極東委員会での検討/極東委員会での導入要求/貴族院小委員会での審議


日本国憲法 (昭和二十一年十一月三日公布、昭和二十二年五月三日施行)

日本国憲法成立過程略年表 (連合国司令部(GHQ)・連合国側/日本国側/極東委員会(FEC)側)

憲法第9条および文民条項導入の経緯(略年表)

主要参考文献
図版(写真)所蔵者・協力者


※カバー図版:「日本国憲法公布記念式典」(宮永岳彦画、衆議院憲政記念館蔵)


≪著者: ≫ 西 修 (にし・おさむ) 1940年、富山市生まれ。早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。同大学院修士課程・博士課程修了(憲法、比較憲法専攻)。政治学博士、法学博士。プリンストン大学、メリーランド大学、エラスムス大学(オランダ)、東南アジア研究所(シンガポール)等で在外研究。駒澤大学法学部助教授、同教授を経て、駒澤大学名誉教授。主な著書に、『日本国憲法成立過程の研究』、『憲法体系の類型的研究』、『現代世界の憲法動向』(以上、成文堂)、『日本国憲法の誕生を検証する』(学陽書房)、『日本国憲法はこうして生まれた』(中公新書)、『日本国憲法を考える』(文春新書)、『よくわかる平成憲法講座』(TBSブリタニカ)、Ten Days Inside General Headquarters, Seibundo など多数。






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本「日本はどこへ行くのか (日本の歴史25、講談社学術文庫1925)」C・グラック/姜尚中/T・モーリス=スズキ/比屋根照夫/岩奈緒子/T・フジタニ/H・ハルトゥーニアン5

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日本はどこへ行くのか 日本の歴史25 (講談社学術文庫)
日本はどこへ行くのか (日本の歴史25、講談社学術文庫1925)

○著者: キャロル・グラック姜尚中テッサ・モーリス=スズキ/比屋根照夫/岩奈緒子/タカシ・フジタニ/ハリー・ハルトゥーニアン
○出版: 講談社 (2010/7, 文庫 400ページ)
○定価: 1,260円
○ISBN: 978-4062919258
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熱海は、静岡県の伊豆半島の相模湾の熱海ね。そう、3・11の地震以来、フツーに(強迫的?!に)節約・倹約をつねとして、あぁモッタイナイモッタイナイ、アレも必要ないコレも必要ない、なにも要らない、だったもんね、、、カイシャの忘年会が熱海のホテルで泊まりであって(非日常的な“ハレ”というのか)、いやぁ、いろいろ考えさせられたいろいろ考えたなぁ(せわしいタイムスケジュールだったこともあろうけれども行き帰りのひとりの電車内をふくめてちっとも読書がすすまなかった)


近代日本の虚構と欺瞞を、周縁部から問い直す。単一民族史観による他者排斥・抑圧・侵略をくりかえし、資本主義的発展の不均衡の中で、同一性を求めて呼び寄せた永遠なる「日本」。アイヌや沖縄、朝鮮半島の人々を巻き込んだ「帝国」日本の拡張。グローバリズムの中の象徴天皇制。境界を超えた視点から「日本」のゆくえを論じる、シリーズ最終巻。


≪目次: ≫
はじめに 比屋根照夫

第一章 20世紀の語り キャロル・グラック、梅透 訳
二十世紀という過去
1 大きなことば、大きな事件    新世紀、二十世紀の始まり/再び「大きなもの」へ/「グローバル化」
2 大きな物語    二者択一症候群/国民国家の波/経済の変化/大衆の政治/社会の「大衆化」/複雑な世界
3 近代の物語    近代の自意識/近代批判/近代への期待/変化の地盤構造
4 ブレンドとしての近代    近代の世界化/歴史的ブレンド
5 世界を見る目と日本    二分法を越えて/境界を越えて

第二章 日本のアジア観の転換に向けて 姜尚中
1 「戦後の原像」と一国史観の限界    戦後歴史学の二つの立場/日米支配モデルの衰退と歴史修正主義の台頭/近代日本「国史」の優越史観
2 朝鮮の心象地理と「日本的オリエンタリズム」    日米関係の陰のアジア/「文明」日本と「野蛮」朝鮮というオリエンタリズム/徳川期以来の心象歴史/福沢諭吉の「朝鮮」表象
3 朝鮮=蕃国観とオクシデンタリズム  記紀神話以来の華夷秩序創作/アジア主義の主宰者としての日本/オリエンタリズムとオクシデンタリズムの結節点としての朝鮮
4 開かれた地域主義に向けて    日朝関係の深く長い歪み/旧宗主国に期待されるプロジェクト(投企)

第三章 マイノリティと国民国家の未来 テッサ・モーリス=スズキ、高橋豊子 訳
1 国境、国民、そしてアイデンティティ    境界を越える/境界と“文明”/旅行者、漂流者、そして前近代の境界
2 国境の確定    日本と国民国家システム/北の国境/境界線の移動/琉球――南の境界/太平洋方面の境界/帝国の境界
3 境界がマイノリティをつくる    生き延びるマイノリティのアイデンティティ/同化が差異をつくる/国々と人間の移動
4 自己決定権と国民国家の将来    国境を越えた人的交流/新しい自己決定権の創造へ

第四章 「混成的国家」への道――近代沖縄からの視点 比屋根照夫
1 琉球処分と歴史湮滅政策    琉球「両断」政策/謝花昇と参政権獲得運動/沖縄統治の原型と同化主義
2 伊波普猷の「個性」尊重論    「旧物保存、模倣排斥」/「無数の個性」を「抱合」する国家構想/吉野作造の「非同化主義」/「アイヌと同じく、虐げられたもの」
3 伊波月城のアジア認識と世界主義    郷土研究/ホイットマンのアメリカ/「新しき戦」の時代
4 世界人主義、コスモポリタニズムの開花    「囚はれざる自由人」/私は世界人主義/文芸復興/「無線世界」「資本主義の撤廃」へ
5 沖縄とハワイを繋ぐもの    「対琉政策」批判/タゴールへの共感
6 「混成的国家」論への道程    「個性の上に咲いた美しい花」/脳裡を去来する沖縄/国境や国家を超えた民族横断的社会

第五章 〈歴史〉とアイヌ 岩崎奈緒子
事実と叙述――〈歴史〉を構成するもの
1 アイヌの生業権の剥奪    国家領域のはざま/安政のニシベツ川争論/ヨイチ川周辺の漁場秩序/開拓使とアイヌの漁業権/蝦夷地と北海道のあいだ――〈歴史〉の断絶
2 歴史叙述のなかのアイヌ    初期人類学によるアイヌの〈発見〉/土蜘蛛論争――建国神話の〈他者〉/『新撰北海道史』――拡大する国家の〈周縁〉/『アイヌ政策史』――統治される〈原住民〉/〈歴史〉とアイヌ

第六章 象徴天皇制の未来について タカシ・フジタニ、沢田博 訳
1 象徴天皇制序説    狭義の「天皇制」/君主制の背後/合意形成のテクノロジー
2 グローバリゼーションのなかの象徴天皇制    皇室のアメリカ化とネオ国際化/「皇室外交」とグローバリゼーション/語りはじめた明仁天皇/ネオ国際化のゆくえ
3 ジェンダー、ネーション、レイス    男性優位、人権・民族をめぐる変化/女性天皇と民族的ナショナリズム/皇統の血の継承/植民地主義と「日鮮同祖論」/国籍法・入国管理法と「日本人」「日系人」
4 結びにかえて――「J天皇制」・平和・暴力    「J回帰」/「伝統」と「グローバル化」/〈天皇制〉の未来

第七章 国民の物語/亡霊の出現――近代日本における国民的主体の形成 ハリー・ハルトゥーニアン、樹本健 訳
1 近代と幽霊の目撃現場    日本近代史における政治と文化の相剋/近代――主体を構成する世界の成立/資本主義と国民国家の遭遇/虚構的統一性のための「国民形態」の創出
2 不均等な歴史――「国民形態」    不均等ゆえに要請された国民形態/明治維新――動乱から自由な聖域の構想/「国民の歴史」をめぐる二つの立場
3 ブルジョワ的自己    内外を区別しつつ時間を均質化する資本主義/明治国家の富国強兵政策/政治的可能性の逼塞と「私小説」/「公」と「私」の観念/精神主義の系譜――ブルジョワ的な自己の世界
4 常民    明治の終焉と社会的なものの出現/大衆社会の出現――消費する主体の登場と商品の物神性による支配/柳田民俗学が見出した「常民」とその風俗/「常民」を結びつける霊的なものと共同の身体/永遠化される「風俗」/常民と国民形態の癒着――亡霊性の消滅
5 よき日本人    戦後における「日本人論」の流行/高度経済成長と「戦後思想」の展開/『期待される人間像』と「文化の時代」/教育を通じての国民の主体化/戦後の経済復興への賛美と「京楽主義」への批判/戦後民主主義への非難/「民族」としての日本人と新たな「家族国家」/愛国心=日本国の象徴としての天皇を愛すること
6 文化の時代    「近代を超える時代」――新たな保守主義の台頭/文化的なものによる社会的対立の排除/日本文化の特質の再評価/「文化の時代」と「近代の超克」/経済大国と総中流化――無階級社会日本?/太平計画の帰趨と日常のゆくえ

参考文献
訳者紹介
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、2003年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ キャロル・グラック (Carol Gluck) 1941年生まれ。コロンビア大学教授。Japan's Modern Myths(Princeton)、Asia in Western and World History(M. E. Sharpe)、Past Obsessions(Columbia)、『歴史で考える』(岩波書店)他。

≪著者: ≫ 姜尚中 (カン・サンジュン) 1950年生まれ。東京大学大学院教授。『オリエンタリズムの彼方へ』『ナショナリズム』(以上、岩波書店)、『東北アジア共同の家をめざして』(平凡社)、『興亡の世界史18 大日本・満州帝国の遺産』(共著、講談社)他。

≪著者: ≫ テッサ・モーリス=スズキ (Tessa Morris-Suzuki) 1951年生まれ。豪州国立大学教授。『日本の経済思想』(岩波書店)、『辺境から眺める』(みすず書房)、Re-inventing Japan(M. E. Sharpe)他。

≪著者: ≫ 比屋根照夫 (ひねや・てるお) 1939年生まれ。琉球大学名誉教授。『近代日本と伊波普猷』(三一書房)、『自由民権思想と沖縄』(研文出版)、『近代沖縄の精神史』(社会評論社)他。

≪著者: ≫ 岩奈緒子 (いわさき・なおこ) 1961年生まれ。京都大学教授。『日本近世のアイヌ社会』(校倉書房)、「近世後期における他者像の創出」(『日本史研究』403)他。

≪著者: ≫ タカシ・フジタニ (Takashi Fujitani) 1953年生まれ。カリフォルニア大学サン・ディエゴ校教授。『天皇のページェント』(NHKブックス)、Splendid Monarchy(California)他。

≪著者: ≫ ハリー・ハルトゥーニアン (Harry Harootunian) 1929年生まれ。ニューヨーク大学名誉教授。『近代による超克』(岩波書店)、『歴史と記憶の抗争』(みすず書房)、『歴史の不穏』(こぶし書房、近刊)他。

[訳者: ] 梅 透 (うめざき・とおる) 1971年生まれ。フェリス女学院大学准教授。著書・論文に、『アメリカ史研究入門』(共著、山川出版社)、「アメリカ『60年代世代』の形成」(『歴史評論』)他。

[訳者: ] 高橋豊子 (たかはし・とよこ) ランカスター大学大学院修士号取得。広島修道大学・広島市立大学非常勤講師。著述・翻訳家。論文・訳書に、「大学にみる“和解”の論理――アイルランドとボスニアについて」(『知のフロンティア』勁草書房)、アリス・テイラー『アイルランド田舎物語』『アイルランド冬物語』『アイルランド青春物語』(以上、新宿書房)他多数。

[訳者: ] 沢田 博 (さわだ・ひろし) 1952年生まれ。東京都立大学卒。東京大学新聞研究所修了。「図書新聞」「ニューズウィーク日本版」「エスクァイア日本版」編集長を歴任。ジャーナリスト。著訳書に、『ジャーナリズム翻訳入門』(バベル・プレス)、ピート・ハミル『イラショナル・レイビングス』(青木書店)他。

[訳者: ] 樹本健 (きもと・たけし) 1971年生まれ。コーネル大学大学院アジア学部博士課程在籍。論文に、“Antinomies of Total War”(positions, Duke UP)、“Tosaka Jun and Question of Technoligy”(Whithter Japanese Philosophy?, UTCP Booklet)他。


河野康子 『戦後と高度成長の終焉 (日本の歴史24)』(講談社学術文庫、2010年) '11/11/19
有馬学 『帝国の昭和 (日本の歴史23)』(講談社学術文庫、2010年) '11/11/04
伊藤之雄 『政党政治と天皇 (日本の歴史22)』(講談社学術文庫、2010年) '11/10/23
佐々木隆 『明治人の力量 (日本の歴史21)』(講談社学術文庫、2010年) '11/09/25
鈴木淳 『維新の構想と展開 (日本の歴史20)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/29
鬼頭宏 『文明としての江戸システム (日本の歴史19)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/09
井上勝生 『開国と幕末改革 (日本の歴史18)』(講談社学術文庫、2009年) '11/08/01
吉田伸之 『成熟する江戸 (日本の歴史17)』(講談社学術文庫、2009年) '11/07/12
横田冬彦 『天下泰平 (日本の歴史16)』(講談社学術文庫、2009年) '11/06/19
池上裕子 『織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史15)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/26
大石直正/高良倉吉/高橋公明 『周縁から見た中世日本 (日本の歴史14)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/07
久留島典子 『一揆と戦国大名 (日本の歴史13)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/20
桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「戦後と高度成長の終焉 (日本の歴史24、講談社学術文庫1924)」河野康子5

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戦後と高度成長の終焉  日本の歴史24 (講談社学術文庫)
戦後と高度成長の終焉 (日本の歴史24、講談社学術文庫1924)

○著者: 河野康子
○出版: 講談社 (2010/6, 文庫 400ページ)
○定価: 1,260円
○ISBN: 978-4062919241
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およそ〈五五年体制〉とは、なるほど日本のいわゆる〈戦後〉の政治的側面のみならず考察し検証し理解のなにがしかをえるうえでの
どうなんだろう、安保、安全保障とは、、、日本に自衛隊はあって、しかし


戦後とはどのような時代だったのだろうか。敗戦、占領政治、そして新憲法が制定され、日本は平和と民主主義を旗印に復興への道を歩み始める。東西冷戦朝鮮戦争ベルリンの壁崩壊と激しく変わる国際社会。講和日米安保五五年体制の自社両党の攻防とその終焉、高度経済成長バブルの崩壊政党政治を軸に内政・外交に揺れた戦後の日本を追う。


≪目次: ≫
第一章 復興期の政党政治――1945年〜1949年
1 戦後体制への始動    二つの極への収斂――混乱期としての十年/ポツダム宣言受諾と初期対日方針/政党復活と新憲法制定の経緯/戦時協同から戦後競合へ
2 「民主化」への時代認識    「悲しみをもたらさざる所以」――石橋湛山の敗戦認識/「この敗戦必ずしも悪しからず」――吉田茂の高揚感/「よき戦前」への回帰願望/暗転――薄氷を踏む吉田/民政局草案憲法の受け入れ/もう一つの民主主義――大来グループ
3 保守連立の出発    戦後初の総選挙と第一次吉田内閣成立/生産資材の輸入懇請――石炭小委員会の活動/司令部との軋轢――経済安定本部と二・一スト/社会党への期待
4 中道連立の経験    新党結成と一九四七年総選挙芦田均民主党三木武夫国民協同党片山三党連立内閣の発足/都留グループと経済安定本部による経済政策/芦田内閣への移行と中道連立終焉
5 自由党の軌跡――結党から1949年総選挙まで    吉田茂自由党総裁の誕生経緯/ヨーロッパとアメリカの情勢変化/対外認識による政策転換/IMF(国際通貨基金)認識と貿易立国論/山崎首班工作の頓挫と一九四九年総選挙

第二章 国際環境のなかの講和と安保――1949年〜1955年
1 講和論争と政党再編    保革二党論の谷間――第三政党の創出/社会党の再建――全面講和・永世中立の主張/民主自由党から自由党へ――吉田茂の早期講和外交/国民民主党の結成――中道・進歩的保守の二側面/芦田意見書と挙国一致政権構想
2 講和構想の変転と二国間安全保障条約    「寛大な講和」の代償――日米安全保障条約/国務省極東局案へのマッカーサーの反論/国務省政策企画室とケナンの講和構想/外務省の講和構想と懸念
3 占領政策の転換    国際社会との接点――為替レートの一元化に向けて/ドレイパー使節団の来日――経済安定が先か為替一元化が先か/ヤング調査団の報告――対日政策の方針転換
4 交渉の成果と限界――サンフランシスコ講和の成立    講和再開をめぐる英米の動向/講和後の安全保障――イギリスによる日米二国間協定案/ダレスの講和七原則/外務省の四つの作業/吉田・ダレス会談の経過――サンフランシスコ講和
5 五五年体制への道――社会党統一と保守合同    社会党の分裂/国民民主党から改進党へ/自由党と党内民主化同盟――反吉田勢力の拡大/一九五二年総選挙と財界の動向/自由党内紛糾と一九五三年総選挙/明らかになった新憲法制定の経緯/社会党統一と保守合同――五五年体制の成立

第三章 変貌する戦後――1955年〜1972年
1 保守合同の成果    対決と安定――自由党と社会党/自由党と二つの系譜/日本民主党の遺産――「完全雇用」という理念/もうひとつの日本民主党の遺産――国民皆保険の実現
2 外交の調整と自民党政治――日ソ国交回復と安保改定    日ソ共同宣言と国連加盟/鳩山積極外交と「重光豹変」/吉田自由党系の妨害/鳩山内閣期の安保改定構想/岸内閣による安保改定
3 高度経済成長と開放体制への移行    「国民所得倍増計画」の二つの起源/下村構想の「戦後」認識/岸と池田の政治的妥協/貿易自由化への歩み
4 二党制の苦悩と多党化現象    社会党の分裂――民主社会党の出現/江田ビジョンへの批判/労働姿勢の変容と労使協調/公明党と中道革新連合路線/新たな争点――公害と環境問題
5 日米協調と地域外交    国連加盟と対アジア外交/日韓国交正常化――国会の与野党対決/沖縄返還交渉の核心――「核抜き・本土並み」の意味/国会審議の変化――多党化現象の帰結/二つのニクソン・ショック日中国交正常化――アジアでの緊張緩和へ

第四章 政党再編への胎動――1972年〜1993年
1 列島改造から財政再建へ    世紀末を前にして/与野党伯仲の現実/田中内閣期の自民党/自民党主導の福祉拡充――医療と年金/ロッキード事件と党内対立/社公民路線と福田内閣/財政再建へ向けて――大平から中曽根
2 国際経済秩序の変動と日本外交    アジアにおける経済的役割分担/福田ドクトリンからアジア太平洋協力構想へ/資源ナショナリズムと先進国首脳会議の発足/冷戦の変容から終焉へ
3 労働再編と社会党    国民春闘と雇用保険法案審議――総評と同盟/スト権ストの失敗と国鉄民営化/ニュー社会党と新綱領
4 五五年体制の終焉    日米通商摩擦と農政転換/日米構造協議と官邸主導政治/自民党分裂への兆し――創政会から経世会へ/消費税導入――高齢化社会政策としての位置づけ/湾岸戦争から自民党分裂へ

終章 連立政権とその行方    コメの部分開放と細川政権/自・社・さ連立村山内閣と社会党のきしみ/橋本内閣新進党民主党小泉内閣の登場と自民党支配の空洞化/政党再編の十六年間――二大政党への模索と民主党の軌跡/冷戦終焉以後の政党政治/五五年体制とは何であったか/未完の戦後


学術文庫版あとがき (二〇一〇年四月二十六日 河野康子)

年表 (1945・昭和20年〜2009・平成21年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇二年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 河野康子 (こうの やうこ) 1946年生まれ。東京都立大学大学院博士課程修了。法学博士。法政大学法学部教授。専攻は日本政治史・日本政治外交史。著書に『沖縄返還をめぐる政治と外交』、主な論文に「吉田外交と国内政治」、「同盟の制度化と日米関係」などがある。

有馬学 『帝国の昭和 (日本の歴史23)』(講談社学術文庫、2010年) '11/11/04
伊藤之雄 『政党政治と天皇 (日本の歴史22)』(講談社学術文庫、2010年) '11/10/23
佐々木隆 『明治人の力量 (日本の歴史21)』(講談社学術文庫、2010年) '11/09/25
鈴木淳 『維新の構想と展開 (日本の歴史20)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/29
鬼頭宏 『文明としての江戸システム (日本の歴史19)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/09
井上勝生 『開国と幕末改革 (日本の歴史18)』(講談社学術文庫、2009年) '11/08/01
吉田伸之 『成熟する江戸 (日本の歴史17)』(講談社学術文庫、2009年) '11/07/12
横田冬彦 『天下泰平 (日本の歴史16)』(講談社学術文庫、2009年) '11/06/19
池上裕子 『織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史15)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/26
大石直正/高良倉吉/高橋公明 『周縁から見た中世日本 (日本の歴史14)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/07
久留島典子 『一揆と戦国大名 (日本の歴史13)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/20
桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20

シリーズ日本近現代史 全10巻 》(岩波新書)
岩波書店新書編集部 編 『日本の近現代史をどう見るか』(シリーズ日本近現代史10、岩波新書、2010年) '11/10/14
吉見俊哉 『ポスト戦後社会』(シリーズ日本近現代史9、岩波新書、2009年) '11/10/10
武田晴人 『高度成長』(シリーズ日本近現代史8、岩波新書、2008年) '11/10/07
雨宮昭一 『占領と改革』(シリーズ日本近現代史7、岩波新書、2008年) '11/09/28
吉田裕 『アジア・太平洋戦争』(シリーズ日本近現代史6、岩波新書、2007年) '11/09/22
加藤陽子 『満州事変から日中戦争へ』(シリーズ日本近現代史5、岩波新書、2007年) '11/09/18
成田龍一 『大正デモクラシー』(シリーズ日本近現代史4、岩波新書、2007年) '11/09/01
原田敬一 『日清・日露戦争』(シリーズ日本近現代史3、岩波新書、2007年) '11/08/27
牧原憲夫 『民権と憲法』(シリーズ日本近現代史2、岩波新書、2006年) '11/08/23
井上勝生 『幕末・維新』(シリーズ日本近現代史1、岩波新書、2006年) '11/08/13





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本「帝国の昭和 (日本の歴史23、講談社学術文庫1923)」有馬学5

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帝国の昭和  日本の歴史23 (講談社学術文庫)
帝国の昭和 (日本の歴史23、講談社学術文庫1923)

○著者: 有馬 学
○出版: 講談社 (2010/5, 文庫 400ページ)
○定価: 1,260円
○ISBN: 978-4062919234
クチコミを見る



さて、ゆるゆると「日本の歴史」シリーズ全26巻を、長大ないわゆる〈通史〉を読んでみよう!?などと読みはじめたのは、そうかぁ、およそいちねんまえの平成22年11月ころのことなんだなぁ(このところペースダウン傾向が顕著ながらも、あぁあと2巻だっ)、〈歴史〉が苦手で苦手な意識がつよくってず〜っとず〜っと避けてきちゃってベンキョウしてこなかったことから、まじでシャレにならないくらいになぁ〜んにも知らなくってね、ジッサイ読んでもちっとも分からない、まるで日本語とも思えないくらいに、だから頭にはいらない、まずはコトバの意味が分からない、ナンノコトヤラ、んでもって、仕方がないから覚悟を決めて時間と労力を惜しむことなく(もしかしたら、そうできちゃうことって、ある意味ではとっても贅沢なオハナシなのかもしれないなぁ)、誰か他人に上から強要されて無理を強いられて記憶する必要もないしぃ〜、ゆるゆると気のおもむくままにとりとめもなく♨



窮乏する農村と「モダン」な帝都という二重構造のなか、指導層と大衆は何を希求したか。「満蒙権益」を正当化し、日中戦争を「聖戦」とした陸軍中堅層、革新官僚、経済テクノクラートたちの論理と野望。挙国一致内閣翼賛体制に至る「非常時」の政治・イデオロギー抗争……。帝国日本と日本人にとっての〈戦争〉とは。昭和戦前期の「歴史」を問い直す。


≪目次: ≫
凡例
プロローグ 過去は外国である    異文化としての過去/日本という空間/ある食卓の風景/「国民われ」の投ずる一票
第一章 普通選挙政党内閣    1 政党内閣制の現実(元老という存在/首相候補者)/2 普通選挙の時代(普通選挙の時代/日本共産党の再建と無産政党の成立/三派鼎立/期待と幻滅/政党化と選挙/情実か政策か)/3 二大政党へ(不確実な次期政権/若槻内閣の場合/政界スキャンダル/三党首会談/金融恐慌/田中内閣の成立と二大政党制)
第二章 ワシントン体制の変容と日本    1 北伐と日本外交(変動する国際秩序/五・三〇事件と北京関税会議/国民政府の成立と北伐の開始/山東出兵田中外交/日本陸軍と中国/張作霖爆殺/田中内閣の倒壊)/2 金解禁昭和恐慌浜口民政党内閣の成立/金解禁/不況と合理化/ロンドン軍縮浜口狙撃
第三章 「挙国一致」内閣の時代    1 満洲事変と国内政治(陸軍中堅層/満洲の陰謀者/満洲事変の勃発/協力内閣運動犬養政友会内閣の成立/上海事変と「満洲国」建国)/2 「挙国一致」か「立憲的独裁」か(五・一五事件と「挙国一致」内閣の成立/「生命線」満蒙/「立憲的独裁」と政党/高橋財政と景気回復/経済更生/恐慌と日本の「農本主義」)
第四章 「非常時」の表と裏    1 モダニズム・マルクス主義・ナショナリズム(復興の帝都=大東京/メディアと情報/社会運動と有識無産階級/視線のモダニズム/マルクス主義と歴史観/社会進歩主義とナショナリズム)/2 「軍部」と政治(国際連盟脱退/内外の「危機」と斎藤内閣岡田啓介内閣の登場/陸軍の政治抗争)/3 二・二六事件の衝撃(国体明徴/陸軍パンフレットと国策/広田外交/二・二六事件)
第五章 革新の光明?    1 近衛の登場(陸軍の政治的進出/石原構想とその後の満洲国/林内閣の成立/近衛の登場/盧溝橋の銃声と戦争の全面化/汪兆銘工作と近衛声明)/2 「聖戦」と「革新」(イデオロギーの戦争/「革新」対「反革新」/東亜共同体論と「支那事変の世界史的意義」)/3 「再編成」という「革命」(戦時統制経済の開始/革新官僚/氾濫する「調査」と「国策」/「再編成」という革命/「推進」する力)/4 万民翼賛の親和と反撥(ヨーロッパの暗雲と近衛の再登場/新党から新体制へ/観念右翼と革新右翼/新体制から大政翼賛会へ/大政翼賛会をめぐる攻防/宮沢俊義の合憲論/翼賛会はいかなる権力だったか/草の根の新体制)
第六章 総力戦の諸相    1 日米開戦(意思決定の不思議/南進/日米交渉/非決定の崩壊)/2 「大東亜戦争」と「共栄圏」(なぜ「大東亜戦争」か/占領地軍政と「共栄圏」/「日本語」の最前線/大東亜共同宣言)/3 戦時下の「政治」(翼賛選挙と戦時議会/戦時議会の抗争/水面下の政治的対抗/近衛上奏文と皇道派史観)/4 敗戦(戦局の転換/東条内閣の崩壊/小磯内閣と末期の戦局/和平工作/ポツダム宣言の受諾/)
終章 「戦時」とモダニティ    1 街頭の主婦、台所の国家(もう半分の〈国民われ〉/台所と街頭/「母性」の拘束と開放/「生活科学」の誕生)/2 モダン空間としての戦時社会(戦時言説の虚実/日常の価値化とドキュメンタリズムの視線/変わる農村/「負けやしませんでしょうねえ」)

学術文庫版あとがき (二〇一〇年四月  有馬 学)

年表 (1926・大正15・昭和元年〜1945・昭和20年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇二年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 有馬 学 (ありま まなぶ) 1945年生まれ。東京大学文学部卒業。九州大学名誉教授。専攻は日本近代史。主著に『日本の近代4「国際化」の中の帝国日本』、『近代日本の企業家と政治』(共編著)、『日中戦争期における社会運動の転換』などがある。

伊藤之雄 『政党政治と天皇 (日本の歴史22)』(講談社学術文庫、2010年) '11/10/23
佐々木隆 『明治人の力量 (日本の歴史21)』(講談社学術文庫、2010年) '11/09/25
鈴木淳 『維新の構想と展開 (日本の歴史20)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/29
鬼頭宏 『文明としての江戸システム (日本の歴史19)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/09
井上勝生 『開国と幕末改革 (日本の歴史18)』(講談社学術文庫、2009年) '11/08/01
吉田伸之 『成熟する江戸 (日本の歴史17)』(講談社学術文庫、2009年) '11/07/12
横田冬彦 『天下泰平 (日本の歴史16)』(講談社学術文庫、2009年) '11/06/19
池上裕子 『織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史15)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/26
大石直正/高良倉吉/高橋公明 『周縁から見た中世日本 (日本の歴史14)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/07
久留島典子 『一揆と戦国大名 (日本の歴史13)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/20
桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20

シリーズ日本近現代史 全10巻 》(岩波新書)
岩波書店新書編集部 編 『日本の近現代史をどう見るか』(シリーズ日本近現代史10、岩波新書、2010年) '11/10/14
吉見俊哉 『ポスト戦後社会』(シリーズ日本近現代史9、岩波新書、2009年) '11/10/10
武田晴人 『高度成長』(シリーズ日本近現代史8、岩波新書、2008年) '11/10/07
雨宮昭一 『占領と改革』(シリーズ日本近現代史7、岩波新書、2008年) '11/09/28
吉田裕 『アジア・太平洋戦争』(シリーズ日本近現代史6、岩波新書、2007年) '11/09/22
加藤陽子 『満州事変から日中戦争へ』(シリーズ日本近現代史5、岩波新書、2007年) '11/09/18
成田龍一 『大正デモクラシー』(シリーズ日本近現代史4、岩波新書、2007年) '11/09/01
原田敬一 『日清・日露戦争』(シリーズ日本近現代史3、岩波新書、2007年) '11/08/27
牧原憲夫 『民権と憲法』(シリーズ日本近現代史2、岩波新書、2006年) '11/08/23
井上勝生 『幕末・維新』(シリーズ日本近現代史1、岩波新書、2006年) '11/08/13





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本「政党政治と天皇 (日本の歴史22、講談社学術文庫1922)」伊藤之雄5

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政党政治と天皇  日本の歴史22 (講談社学術文庫)
政党政治と天皇 (日本の歴史22、講談社学術文庫1922)

○著者: 伊藤之雄
○出版: 講談社 (2010/4, 文庫 416ページ)
○定価: 1,260円
○ISBN: 978-4062919227
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マエハタガンバレマエハタガンバレ、、、1936(昭和11)年8月11日のベルリン・オリンピックの200メートル平泳ぎで、日本人女性として初の金メダリストとなった前畑秀子(1914-1995)、その七年前の全米女子水泳競技大会日本予選(1926.6.30)の目前の東京市の玉川プールでの連日の猛練習中、夏型の好天気の 1926.6.27


張作霖爆殺事件後、昭和天皇はなぜ田中義一首相を問責したか――。東アジアをめぐる国際環境のうねりのなか、変容していく近代日本の君主制。「天皇の政治関与」の理想と危うさとは。のびやかな大正時代が閉塞の昭和を迎える過程で、庶民は何を感じ、どう行動したか。明治天皇崩御から五・一五事件による政党政治の崩壊までを、斬新な視角で活写する。


≪目次: ≫
序章 一九二九年六月二十七日    天才スイマー前畑の登場/昭和天皇の田中首相問責/田中内閣総辞職/西園寺の政治的判断/明治天皇と昭和天皇
第1章 大正政変    1 明治天皇崩御(早い死/大喪儀/大正新帝)/2 閥族打破のうねり(桂太郎の渡欧/桂太郎の誤算/西園寺内閣倒る/桂内閣への世論の反発/第一次護憲運動の盛り上がり/地域における大喪と護憲運動/山本権兵衛首相・原敬内相の改革路線/シーメンス事件のインパクト/元老の復活と限界)
第2章 第一次世界大戦と日本の跳躍    1 大隈内閣と世界大戦の「天佑」(大隈内閣の実力/参戦と青島攻略/二十一ヵ条要求の反響/好況・総選挙/即位の御大礼/大隈内閣の後継問題/大正天皇をめぐる争い)/2 寺内内閣の迷走(山県系官僚内閣と西原借款/政友会の復活、憲政会の没落/大正天皇の発病/ロシア革命とシベリア出兵/シベリア出兵の検討と山県有朋の影響力/シベリア出兵の実施/米騒動と暑く長い夏)
第3章 原敬首相の信念――「秩序」の再生と漸進的改革    1 政党政治と協調外交の成立(原敬内閣の成立/新状況への模索/積極政策と秩序の維持/国際協調外交の成立/パリ講和会議/反植民地運動と「文化政治」/米・英と日本)/2 普選運動と労働争議の時代(都市の普選熱と原首相/山県系官僚閥の衰退/普選運動の盛り上がり/一九二〇年総選挙/政友会勝利の要因/労働者の生活を守れ)
第4章 天皇と立憲君主制    1 宮中問題の浮上(宮中某重大事件の発生/山県の宮中支配の崩壊/皇太子妃選定の最後の揺らぎ/皇太子裕仁の渡欧/摂政の設置)/2 巨星落つ――原・大隈・山県の死(原首相の暗殺/原の「盛岡市民葬」/大隈の「国民葬」/山県の国葬/明治という「理想」の始まり)/3 日本とイギリスの立憲君主制(日本とイギリスの近代君主/近代イギリスの君主の政治関与/十四歳の天皇の即位と明治憲法/立憲君主制の父・明治天皇/天皇機関説と天皇主権説/吉野作造と民本主義)
第5章 改革のうねり――国際協調とデモクラシー    1 ワシントン体制の形成と政治改革(ワシントン会議と幣原外交/政友会の改革路線の形成/高橋是清内閣と改革路線/関東大震災と山本権兵衛内閣)/2 デモクラシー運動と女性開放(農村にも浸透したデモクラシー/農村青壮年の改革への期待/融和運動と解放運動/紡績女工と製糸女工/看護婦・女性の小学校教員と車掌/女性の最高学府/女性に政治的自由を/婦人参政権獲得期成同盟会)
第6章 護憲三派内閣    1 第二次護憲運動と普選法(官僚内閣を打倒せよ/斎藤隆夫の立候補と青年党の結成/勝利へ向けての青年党の活躍/加藤内閣と普選法の成立/政党間構想の本格化)/2 牧野内大臣・元老西園寺の連携(牧野内大臣の摂政教育と政治関与/牧野内大臣の危機と元老西園寺)/3 ワシントン体制の限界と幣原外交(排日移民法と幣原協調外交の展開/北京関税会議と協調のゆくえ)
第7章 北伐と御大礼    1 田中内閣の暴走(北伐と金融恐慌/田中外交の始まり/北伐への対抗/第一回普選への道/不人気内閣と三・一五事件)/2 即位の御大礼と「理想」の明治(大正天皇の死と昭和天皇の政治関与/秩父宮と昭和天皇/即位の御大礼)
第8章 世界恐慌と立憲君主制の危機    1 ロンドン海軍軍縮条約と浜口内閣(浜口内閣への期待/増幅された憎悪/鈴木侍従長の上奏阻止/調停をしり込みする昭和天皇/軍部・国粋主義者の絶望と西園寺)/2 昭和恐慌と帝国の諸相(都市の失業/農村の窮乏/朝鮮・台湾の独立への思い/朝鮮・台湾の産業の成長と生活/教育と本国言語の普及)/3 満州事変と昭和天皇・元老西園寺(柳条湖事件の発生/林朝鮮軍司令官の統帥権干犯/事変の拡大と天皇の苦悩/見捨てられた若槻内閣/犬養毅内閣の困惑と満州国建国/淡い期待の行方/五・一五事件/西園寺の神通力の限界)
終章 庶民文化と天皇    市民文化と庶民文化/『キング』の成功/庶民文化の中の天皇像と明治/天才スイマー前畑秀子のその後

明治後半から昭和戦前期の政党政治の系譜


学術文庫版あとがき (二〇一〇年一月 伊藤之雄)

年表 (1911・明治44年〜1932・昭和7年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇二年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 伊藤之雄 (いとう ゆきお) 1952年福井県生まれ。京都大学文学部史学科卒業、同大学大学院文学研究科修了、博士(文学)。名古屋大学文学部助教授等を経て、京都大学大学院法学研究科教授。1995〜97年、ハーヴァード大学イェンチン研究所・同ライシャワー日本研究所で研究。専攻は近・現代日本政治外交史。主な著書に『大正デモクラシーと政党政治』『昭和天皇と立憲君主制の崩壊』、『明治天皇』(ミネルヴァ書房)、『元老 西園寺公望』『山県有朋』(文春新書)、『伊藤博文』(講談社)などがある。

佐々木隆 『明治人の力量 (日本の歴史21)』(講談社学術文庫、2010年) '11/09/25
鈴木淳 『維新の構想と展開 (日本の歴史20)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/29
鬼頭宏 『文明としての江戸システム (日本の歴史19)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/09
井上勝生 『開国と幕末改革 (日本の歴史18)』(講談社学術文庫、2009年) '11/08/01
吉田伸之 『成熟する江戸 (日本の歴史17)』(講談社学術文庫、2009年) '11/07/12
横田冬彦 『天下泰平 (日本の歴史16)』(講談社学術文庫、2009年) '11/06/19
池上裕子 『織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史15)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/26
大石直正/高良倉吉/高橋公明 『周縁から見た中世日本 (日本の歴史14)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/07
久留島典子 『一揆と戦国大名 (日本の歴史13)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/20
桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20

シリーズ日本近現代史 全10巻 》(岩波新書)
吉見俊哉 『ポスト戦後社会』(シリーズ日本近現代史9、岩波新書、2009年) '11/10/10
武田晴人 『高度成長』(シリーズ日本近現代史8、岩波新書、2008年) '11/10/07
雨宮昭一 『占領と改革』(シリーズ日本近現代史7、岩波新書、2008年) '11/09/28
吉田裕 『アジア・太平洋戦争』(シリーズ日本近現代史6、岩波新書、2007年) '11/09/22
加藤陽子 『満州事変から日中戦争へ』(シリーズ日本近現代史5、岩波新書、2007年) '11/09/18
成田龍一 『大正デモクラシー』(シリーズ日本近現代史4、岩波新書、2007年) '11/09/01
原田敬一 『日清・日露戦争』(シリーズ日本近現代史3、岩波新書、2007年) '11/08/27
牧原憲夫 『民権と憲法』(シリーズ日本近現代史2、岩波新書、2006年) '11/08/23
井上勝生 『幕末・維新』(シリーズ日本近現代史1、岩波新書、2006年) '11/08/13





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本「明治人の力量 (日本の歴史21、講談社学術文庫1921)」佐々木隆5

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明治人の力量 日本の歴史21 (講談社学術文庫)
明治人の力量 (日本の歴史21、講談社学術文庫1921)

○著者: 佐々木 隆
○出版: 講談社 (2010/3, 文庫 416ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919210
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♪チョッコレイトォ、チョッコレイトォ、チョコレートは○○○♪♪

さて、「不羈(ふき)独立」とは、本書からの書き抜き(書き写し)は↓



列強から認知され、侵略の危機を回避するために、日本は「不羈独立」を国家目標とした。帝国憲法制定、藩閥と政党による議会政治の進展、条約改正、軍事力強化と朝鮮半島・大陸への関与は、西欧に伍す強国たらんとした苦闘の姿にほかならなかった。帝国議会の攻防の日々、調整者としての天皇、一般人の生活等、新知見を満載して描く近代日本の実像。


≪目次: ≫
序章 不羈(ふき)独立を求めて    明治のキーワード/不羈独立とは?/西欧標準――立憲政治国際法/主権線と利益線/政党人と不羈独立/個人レベルの不羈独立/「人民」から「国民」へ/不羈独立の次に来るもの/天皇は国造りの結節点/明治時代とは?
第一章 立憲政治の開闢    1 帝国憲法超然主義(憲政の導入と習熟/憲法発布への道程/君権と民権/憲法は国際社会の入構権/新憲法との共通点/国体と政体/日本の不文律/統合と分立/元老――統合の代行者/帝国憲法の時限爆弾/超然主義演説/超然主義の類型)/2 船出の前夜(功臣網羅/大隈条約問題の発端/井上毅のジレンマ/伊藤もジレンマ/非条約運動の高まり/条約改正の破綻/三条内閣内閣官制第一次山県内閣の成立/伊藤貴族院議長就任問題/進歩党合同問題と温和派結集問題/政府の議会開設準備)/3 初期議会の嵐(帝国議会の開幕/電話の開業/民力休養論の表裏/一院主格説と両院主格説/歯止めの真価/周郎の一顧/大津事件児島惟謙は護法之神か/力の空白・松方内閣/政府系新聞統一提理問題/政務部の破綻/松方・伊藤の確執/最初の解散/選挙干渉の真実/板垣検挙未遂事件?/明治二十五年伊藤新党問題/伊藤枢長進退問題/温和派から非民党へ/政界の余震/両院協議会の効能/超然主義の実験場)
第二章 元勲内閣の手腕    1 末路の一戦(元勲総出――第二次伊藤内閣/龍虎と狐狸/国民協会――早すぎた良民政党/迷走の三週間/決戦前夜/治乱の機は今日にあり――和協の詔勅/神学論争の終熄/超然主義の現実)/2 条約改正と対外硬派(公約の履行/「体外硬派」の形成/政党の地殻変動/肉迫する体外硬派/ハワイ事変/朝鮮との不協和音/再度の解散/条約問題の進展)/3 真夏の関門(日英新条約の調印/朝鮮半島の動乱/行文知照/我れは被動者/陸奥外交の本領/真夏の開戦/平壌から直隷へ/日清戦争と新聞/下関条約
第三章 島帝国の孤独    1 変転する朝鮮情勢(多難な戦後/三国干渉/自由党宣言書/朝鮮の内政改革/王城事変/自由党との提携/露館播遷事件/板垣入閣/大連立の失敗)/2 すさぶ凄風(松隈内閣/『二十六世紀』事件/新聞紙条例の緩和/党人猟官/日露国交調整/米布併合米西戦争/提携断絶/連立組替え工作/黄海の突風/天皇の退陣勧告)/3 世紀末の危機(第三次伊藤内閣の発足/孤独な島国/豺狼の異教徒/板垣再入閣問題の波瀾/進む清国分割/西・ローゼン協定/二つの新党計画/失速する伊藤新党/綸言(りんげん)汗の如し――天皇を巻き込む政変)
第四章 相次ぐ転機    1 大波逆波(不羈独立への曲り道/隈板内閣と憲法中止論/隈板内閣の瓦解/第二次山県内閣と地租増徴/伊藤の対外展望/西徳二郎の予言/三門湾と鼓浪嶼/新条約の実施/転換の胎動)/2 内外の転換点(義和団事件の拡大/桂太郎の保険料説/渡辺国武の日本倒産論/山県首相進退問題/伊藤派の地殻変動/三度目の正直/新党計画の進展/伊東の脱落/立憲政友会創立宣言/伊藤系と山県系/政友会の発足)/3 明治三十三年――日本・東京(日本の身体測定/明治三十三年夏・鎌倉・東京管見)/4 世代交代の波動(山県政権退陣の真相/心機一転事件/貴族院の反抗/貴族院改革問題/再発した渡辺問題/幻の二内閣/次官内閣)
第五章 巨頭宰相の真骨頂    1 日露協商日英同盟桂太郎の本領/日英同盟の端緒/韓国中立化構想の出現/ロシアからの韓国中立化論/近衛篤麿国民同盟会の強硬論/日英同盟交渉の進展/日露協商か日英同盟か/第一回日英同盟/鯨と鯱の盃)/2 戦争への螺旋段階(平穏の一年間/増徴継続は実現せず/ロシア外交の転換/伊藤の枢密院祀り上げ/日露交渉の開始/恐露病と露探/危機の深化/奉答文解散/近づく発火点/日本の開戦準備/日露交渉の決裂)/3 最後の関門・日露戦争(開戦奇襲/現存艦隊の脅威/広報外交の展開/日露戦争と新聞の号外競争/戦費調達問題/韓国の保護国化へ/陸と海の決戦/ポーツマス条約
第六章 明治の日蝕    1 一等国の面目(島帝国から両棲帝国へ/桂園体制の端緒/勢力分界線の設定/満鉄問題/第一次西園寺内閣/都市問題の深刻化/続く分界線作り/帝国国防方針の改定)/2 桂園体制の表裏(元老化する桂/伊藤の保護国路線/不羈独立の達成――桂の内外展望/日米シーパワーの角逐/伊藤博文の退場/日韓併合/深入り進む大陸政策)/3 明治が終る日(平和の配当と情意投合/アメリカを選んだイギリス/錆びゆく時代の精神/新しい羈絆/明治最後の日)

学術文庫版あとがき (平成二十二年ニ月 佐々木 隆)

年表 (1889・明治22年〜1912・明治45・大正元年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇二年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 佐々木 隆 (ささき たかし) 1951年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。聖心女子大学教授。専門は国史学(日本近代史)。主な著作に『藩閥政府と立憲政治』(吉川弘文館)、『伊藤博文の情報戦略』(中央公論新社)、『日本の近代14 メディアと権力』(同)、『明治日本の政治家群像』(共編著、吉川弘文館)ほかがある。

鈴木淳 『維新の構想と展開 (日本の歴史20)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/29
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筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20

シリーズ日本近現代史 全10巻 》(岩波新書)
吉田裕 『アジア・太平洋戦争』(シリーズ日本近現代史6、岩波新書、2007年) '11/09/22
加藤陽子 『満州事変から日中戦争へ』(シリーズ日本近現代史5、岩波新書、2007年) '11/09/18
成田龍一 『大正デモクラシー』(シリーズ日本近現代史4、岩波新書、2007年) '11/09/01
原田敬一 『日清・日露戦争』(シリーズ日本近現代史3、岩波新書、2007年) '11/08/27
牧原憲夫 『民権と憲法』(シリーズ日本近現代史2、岩波新書、2006年) '11/08/23
井上勝生 『幕末・維新』(シリーズ日本近現代史1、岩波新書、2006年) '11/08/13





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・・・「羈」とは馬具のたづな、おもがいのことであり、「不羈」とは「制御に従わぬこと」「束縛されないこと」である。一方、「独立」は本来、「ただひとりで立っている」という意味である。
 明治の「不羈独立」とは「ある主体が他の主体から拘束・干渉を受けることなく自主性・主体性を保ち、自己決定権を十分に行使出来ること、またはそのような状態」のことである。単純化すれば「自分のことを自分だけで決められる状態」である。ちなみに「ある主体」「自分」には、国家・民族、党派・集団、個人・家など様々なレベルの政治的・社会的単体があてはまる。
 不羈独立は明治初年から三十年代にかけて、様々な分野で様々な人々によって追及された。それは不羈独立が国家的・国民的な関心事だったことを示す一方、不羈独立が十分に実現していなかったことを意味する。すでに実体として存在しているなら、事々しく言挙げする必要などないのである。不羈独立はそこに欠けているからこそ目標になったのだ。 (P.10「序章 不羈独立を求めて」より)






本「維新の構想と展開 (日本の歴史20、講談社学術文庫1920)」鈴木淳5

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維新の構想と展開 日本の歴史20 (講談社学術文庫)
維新の構想と展開 (日本の歴史20、講談社学術文庫1920)

○著者: 鈴木 淳
○出版: 講談社 (2010/2, 文庫 384ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919203
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いわゆる近代に突入して、語られる時間の流れみたいなものが遅い、などと感じるものなのか、ストレートに一筋縄ではまっすぐに一直線にはすすんでゆかないのは、そんなことは、時代を問わず、なのかもしれないなぁ、いまに伝わる(遺されている)情報量の多い少ないであったり、印象として近しいとか縁遠いといったような感覚的なものが作用しないものでもないであろうし(どうにも語りえない、理解にはほどとおい)



短期間で近代国家を作り上げた新政府。それは何をめざし、どのような手法で、誰の手によってなされたのか。また、前時代の遺産の清算や、新たな政策・制度の伝達・徹底はどのように行われたのか。地方官や戸長の役割と活動に注目し、「上からの変革」と人々の自前の対応により形作られてゆく「明治」を、五箇条の御誓文から帝国憲法発布までを舞台に活写。


≪目次: ≫
はじめに――海を見る天皇

第一章 明治の「藩」    1 五箇条の御誓文(御誓文から憲法へ/明治維新の構想/天神地祗御誓祭/盟約した人々/『太政官日誌』/御親征の意味/五榜の掲示/経綸の誤解)/2 公議(至当之公議/戊辰戦争のはじまり/徳川家の公議所/奥羽越列藩同盟白石公議府/公議の制度化/公議人依田学海/公議所と武士/公議所の限界/版籍奉還論の登場/四藩主の上表/版籍奉還に向けた公議/国是を商議するは議員の任/公議の変容)/3 藩制改革(藩治職制/佐倉藩の藩制改革/禄制の転換/山口藩の流血/鹿児島藩の変革/高知藩の課題/藩政改革の意味)
第ニ章 戸長たちの維新    1 藩から県へ(金札と相唱へ申すべく候/民衆にとっての太政官/県の誕生/司法の分離/新国家の像/知らしむべからず/明治五年の変革)/2 戸長の仕事(戸長の登場/区・村の戸長へ/維新の担い手/筆写の苦労/郵便制度/学制の論理/徴兵令/管内の守衛)/3 戸長と地域(血税反対一揆/地租改正反対一揆真土村事件/区戸長民会/県会議員と民権/殖産興業の担い手)
第三章 士族の役割    1 外征の変容(黒田清隆ガトリング砲江華島事件/書き直された報告書/黒田艦隊の征韓/征韓論/琉球住民の保護/台湾出兵)/2 民権・反乱・巡査(新たな公議の場/『明六雑誌』/征韓から民権へ/佐賀の乱/民権と外征/士族の団結/初期の警察/板ばさみとなった番人/川路利良と巡査の誕生/地方官会議と地方警察/地方警察/棒と洋服/徴兵制の定着)/3 秩禄処分(秩禄処分の構想/処分の進行/金禄公債国立銀行条例の改定/国立銀行の意味/藩の銀行と第十五国立銀行/銀行の銀行/士族の役割)
第四章 官と民の出会い    1 西郷大久保(西郷芝居/英雄豪傑/松田道之地方三新法/文明の化に従ひ/自由民権運動の勃興/明治十四年の政変)/2 道路県令と民権家(起業公債/道路県令/県会議長河野広中/豪農民権/福島事件/高等法院と地方での司法手続)/3 軍人勅諭西南戦争と参謀本部/徴兵制の危機/竹橋事件の原因/徴兵制改定/軍人訓誡/軍人勅諭/軍人読法と民権/壬午事変
第五章 内治(ないち)を整え民産を殖(ふや)す    1 造船業と外国人(キルビーの死/工部省/汽船の時代/三菱/小汽船とその建造/キルビーの限界と遺産/外国人造船家たちの起業勃興/三菱と外国人)/2 企業勃興(松方デフレ困民党/企業勃興/株式会社の父渋沢栄一/士族授産会社/華族の資金/企業勃興の技術/二つの産業類型の意味)/3 維新の貫徹(「江戸の華」の終焉/消防の近代化/蒸気ポンプの導入/工部・農商務省と道路/三島土木局長/条約改正/保安条例)
第六章 憲法発布    1 憲法発布式(宮城/紀元節御親祭/憲法発布式/憲法の起草者/イギリス型かプロイセン型か/立憲カリスマ/伊藤宮内卿/憲法草案)/2 東京と地方(東京市中の祝祭/権利自由と大赦/大赦の論理/万歳、万歳、万々歳/東北なる某々二県知事/沖縄/北海道/一般の地方制度/師団)/3 「書物奴隷」の維新(宮城前/小学生の「君が代」/私立法学校/選叙の法/帝国大学修身森有礼暗殺/森文部大臣/光輝ある国史の成跡/神代復古請願/重野の演説)

学術文庫版あとがき (二〇〇九年十ニ月  鈴木 淳)

年表 (1868・慶応4年〜1889・明治22年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇二年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 鈴木 淳 (すずき じゅん) 1962年生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学准教授。専攻は日本近代史、明治時代の社会経済史。著書に『明治の機械工業』『町火消たちの近代』『新技術の社会誌』などがある。


鬼頭宏 『文明としての江戸システム (日本の歴史19)』(講談社学術文庫、2010年) '11/08/09
井上勝生 『開国と幕末改革 (日本の歴史18)』(講談社学術文庫、2009年) '11/08/01
吉田伸之 『成熟する江戸 (日本の歴史17)』(講談社学術文庫、2009年) '11/07/12
横田冬彦 『天下泰平 (日本の歴史16)』(講談社学術文庫、2009年) '11/06/19
池上裕子 『織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史15)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/26
大石直正/高良倉吉/高橋公明 『周縁から見た中世日本 (日本の歴史14)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/07
久留島典子 『一揆と戦国大名 (日本の歴史13)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/20
桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「文明としての江戸システム (日本の歴史19、講談社学術文庫1919)」鬼頭宏5

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文明としての江戸システム 日本の歴史19 (講談社学術文庫)
文明としての江戸システム (日本の歴史19、講談社学術文庫1919)

○著者: 鬼頭宏
○出版: 講談社 (2010/1, 文庫 352ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919197
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市場経済が、システムとして文明?!として、よくもわるくも


豊かな自然に依存した徳川文明。国際的には近代世界システムと冊封体制に対抗して日本型華夷秩序が形成され、国内は幕藩体制下、各領国が拡大する市場経済により統合されていた。そこに現出した貨幣経済の発達、独自の物産複合、プロト工業化による地方の発展、人口停滞と出生抑制。環境調和的な近世日本のあり方に成熟した脱近代社会のヒントを探る。


≪目次: ≫
第一章 日本文明史における近世    1 ある文明の滅亡(日和下駄で歩く「江戸」/「生活総体のありよう」)/2 日本文明史の時代区分(江戸文明の懐胎と終焉/発展段階説と時代区分/江戸時代は中世か、それとも近代か/転換期としての近世)/3 人口波動と文明システム(日本列島における人口の長期波動/縄文システムから工業化システムへ/分岐点としての市場経済化)
第ニ章 江戸時代の村に生きた人々    1 夜明け前の世界(木曾湯舟沢村から/人口史料の宝庫/さまざまな夫婦――“郎となべ/さまざまな夫婦――伝ニ郎としわ)/2 江戸時代の農村の結婚・離婚(二億七千万人の江戸時代人/結婚継続期間の地域差/妻の死亡――リプロダクティブ・ヘルス/皆婚傾向と再婚事情)/3 出生力の地域差(「西高東低」の出生率/十七世紀の出生率上昇/階層間格差がもたらす社会構造の安定性/江戸のライフサイクルと高齢化)
第三章 人口にみる江戸システム    1 江戸時代前期の人口(将軍吉宗の人口調査/一六〇〇年の人口/江戸時代前期の人口増加/市場経済化がもたらした人口増加/小農世帯の成立/本百姓体制の確立と人口の持続的成長/死亡率の改善)/2 江戸時代中・後期の人口変化(停滞の十八世紀/出生抑制の実態――間引き・子返し・母乳哺育/豊かな社会の出生抑制/中・後期の死亡の特徴)/3 都市人口と幕末の成長(流動性の高い都市住民/都市の「蟻地獄効果」/都市への人口流入/武士の人口学/武士社会のワークシェアリング/幕末以降の人口成長/生態学的均衡の崩壊)
第四章 人間を取り巻く環境    1 「花綵列島」をたずねて(江戸版日本地図/歴史遺産としての自然環境)/2 江戸の列島改造(第二の列島改造時代/耕地開発ブームの到来/石高と村の増大)/3 森林再生のために(はげ山と「諸国山川掟」/「人民が山木と共にあった時代」に)/4 災害列島(気象災害と飢饉/気温変化と連動する地域人口/火山噴火と地震/災害の社会的要因)/5 生活環境としての都市(都市の大成長/用水整備と都市衛生の実情/都市と農村の有機的関係/先進的なゴミ処理とリサイクル)
第五章 産業発展と生活革命    1 鎖国のもった意味(「鎖国」の悲劇/「日本型華夷秩序」の補完として/生糸・銀貿易の幕府支配/鎖国による「物産複合」の発展)/2 『毛吹草』『府県物産表』にみる「物産複合」(十七世紀初期の先進地、畿内周辺の特産物/全国の主な特産物/『府県物産表』が語る江戸末期/江戸末期の産業構造/産地の拡大/競争の激化と藩専売制)/3 プロト工業化社会の成立(プロト工業化とは――フランドルの例から/プロト工業化における江戸システムの特徴/美濃国西条村にみる「負のフィードバック」効果/江戸の「藩民総生産」――「長州経済表」から)/4 成長の光と影(農本主義vs.消費革命/経済思想家たちの歩み/産業発展の負の側面――江戸の公害)
第六章 生活を支えた経済システム    1 拡大する市場と流通(拡大されたクローズド・システム/江戸社会の経済循環構造/大坂と江戸――西高東低から地方分散へ/流通ネットワーク――海運の発展)/2 連動する貨幣と物価(三貨制度の確立/藩札の為替取引/改鋳のもった意味/物価の地域間連動/米価変動と貨幣政策――初期の高騰期/白石吉宗の貨幣改鋳――米価の長期低迷期/幕末インフレーション)/3 江戸時代の経済的達成(商品経済化がもたらした一揆の多発/地方の時代――都市の衰退/幕末の経済発展/領主財政の悪化をもたらしたもの/新システムへの模索――財政改革と経済思想/「近代日本の先駆者」――田沼意次/日本のアダム・スミス――三浦梅園
第七章 生活としての徳川文明    1 生活のリズム(「慶安触書」が説く勤勉のすすめ/勤勉革命と「慶安触書」の成立/個人の時間・共同体の時間/時の標準化――時計と暦/大衆文化の興隆――余暇と休日/伊勢参りの効用)/2 生命の時間(寿命の不公平/「七歳までは神のうち」――生命の曖昧な境界/老人を活かす江戸システム)/3 食生活の教育水準(農民は米を食べたか/地域による主食の多様性/江戸人の栄養バランス/読み書き・計算・読書の隆盛)
エピローグ 徳川文明の成熟    豊かな人口停滞社会?/江戸時代の歴史的評価/江戸システムの終焉と再生

学術文庫版あとがき――文明としての二十一世紀システム (二〇〇九年十一月一日  鬼頭 宏)

参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇二年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 鬼頭 宏 (きとう ひろし) 1947年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程満期退学。上智大学経済学部教授。専門は日本経済史・歴史人口学。著書に『人口から読む日本の歴史』『環境先進国・江戸』『図説 人口で見る日本史』などがある。


井上勝生 『開国と幕末改革 (日本の歴史18)』(講談社学術文庫、2009年) '11/08/01
吉田伸之 『成熟する江戸 (日本の歴史17)』(講談社学術文庫、2009年) '11/07/12
横田冬彦 『天下泰平 (日本の歴史16)』(講談社学術文庫、2009年) '11/06/19
池上裕子 『織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史15)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/26
大石直正/高良倉吉/高橋公明 『周縁から見た中世日本 (日本の歴史14)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/07
久留島典子 『一揆と戦国大名 (日本の歴史13)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/20
桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「開国と幕末改革 (日本の歴史18、講談社学術文庫1918)」井上勝生5

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開国と幕末改革 日本の歴史18 (講談社学術文庫)
開国と幕末改革 (日本の歴史18、講談社学術文庫1918)

○著者: 井上勝生
○出版: 講談社 (2009/12, 文庫 408ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919180
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さて、


十九世紀は一揆、打ちこわしが多発した。その中、雄藩は独自の改革を進め、自立をめざした。一方、ペリーの来航、開国を迫る列強の圧力に幕府は根底から揺さぶられる。「開国」「尊皇」「攘夷」「討幕」が入り乱れ、時代は大きく動き、幕府は倒壊への道をたどる。本書は、特に沸騰する民衆運動に着目し、世界史的視野と新史料で「維新前夜」を的確に描く。


≪目次: ≫
序章 人間の静かな大地    間宮海峡の発見まで/アイヌ・モシリ、静かな大地/蝦夷地のニシン漁/クナシリ・メシナの戦い/裁判で証言された近世後期のアイヌ史/「自分稼ぎ」のニシン漁
第一章 「成熟」の進展    1 富農の発見(人口変動/文化文政期の評価/十九世紀の綿づくり/氏田家の富農経営/自作経営の展開)/2 木綿業の到達点(江戸後期の農村工業/濃尾平野の木綿生産/マニュファクチュア/イギリス綿業との比較史)/3 市場のさらなる進展(「米を買って綿を売る」/「行商する商人」の登場/地域間市場/七年ケカチ(飢渇)/江戸経済システムを支えたもの)
第ニ章 民衆運動の高まり    1 合法運動としての「国訴」(一千七ヵ村の集団訴訟/国訴の仕組み/頼み証文/訴願のための必要経費/利害の分裂/近代の代議制へ)/2 百姓一揆の実像(竹やり、むしろ旗の虚像/天保の飢饉と打ちこわし一揆/「兵乱」の芽生え/天保の改革と一揆/「一揆の作法」/旗、のぼり、打ち物、鳴り物/百姓の規律)/3 民衆意識の高揚と変化(かご訴の作法/かご訴は重罪か/一揆のオージー/朝鮮の民乱/処罰の原則/一揆の思想)
第三章 十九世紀世界と天保の改革    1 西欧との出会い(ロシアの根室来航/衝突と友好/イギリスの登場/モリソン号事件と「蛮社の獄」/「在村の蘭学」の発掘/江戸博物学と近代博物学/「ファーブル大名」)/2 「天保の改革」(改革のねらい/苛酷な抑圧と統制/遠山の金さんと悪魔外道/株仲間解散令/支配復旧の試み)/3 アヘン戦争と改革の挫折(「不義の戦争」/アヘン戦争情報」/アヘン戦争に備える/上知令と改革の撤退)/4 天保の改革前後の日朝関係(朝鮮通信使と対等外交/日朝関係/天保の改革と朝鮮通信使)/5 雄藩の改革(薩摩藩の改革/肥前藩の改革/長州藩の改革/改革の指導者、有司/雄藩有司の「支配の知」の体制)
第四章 開国と外交交渉    1 ペリー来航(激しい論戦での幕開け/万国公法と日本の国法/与力三郎助の外交/半未開の国、日本/黒船との軍事力格差/江戸湾内海侵入/臨海都市、江戸)/2 幕府外交の実力(人道の問題/日米和親条約の締結/近代国際法の光と影/軍艦上のレセプション/江戸湾入江の友情/阿部政権の雄藩連合策)/3 クリミア戦争と日本の開国(ロシアの長崎来航/スターリングの布告書/海戦と私掠船/水野忠徳の「慎重」/「弱国」の選択/異文化との出会い)/4 漸進的な開国策(日露和親条約/外交姿勢の変化/ハリスの大演説/勘定奉行の外交判断)
第五章 開国から尊王攘夷    1 天皇・朝廷と条約承認問題(「人心おり合いそうろうよう」/天皇と貴族たち/改革派大名/縁家の大名と貴族/朝廷への事情説明/孝明天皇と鷹司太閤の対決)/2 孝明天皇の条約拒否(貴族たちの列参/創造された「物語」/朝廷の世界/不時登城/戊午の密勅の真相/桜田門外の変岩倉具視の登場/削除された天皇の手紙)/3 薩長の幕政改革(周布政之助/長州藩の開国策/薩摩藩兵の上京/薩摩藩の「尊王」/産物交易)/4 尊皇攘夷と京都(攘夷実行の決定/天誅の時代の群像/幕末武士の御前会議/奇兵隊高杉晋作
第六章 動乱の幕末    1 貿易の開始(横浜開港と輸出入/生糸売り込み商人/「民族的防壁」と綿織物業の再編/薩英戦争/「植民地化の危機」)/2 攘夷戦争八月十八日の政変/参与会議/四国連合艦隊下関砲撃事件/攘夷戦争と民衆蜂起/長州藩と民衆/薩長同盟幕長戦争と奇兵隊/「一種の農民反抗」/「脱隊事件」/長州藩の「神風神話」)/3 幕末の政争(慶応の幕政改革/イギリス外交と慶喜/岩倉の再登場/決裂/討幕派の戦略/「船中八策」と大政奉還/討幕派とイギリス/天皇の「御前」/多彩な世界)
終章 富貴繁昌    幕末の世直し一揆/民衆世界の「仁義」/「一揆作法」の多彩さ/ええじゃないか/うどん花

学術文庫版あとがき (二〇〇九年十月十二日 井上勝生)

年表 (1763年・宝暦14年〜1867年・慶応3年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇二年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 井上勝生 (いのうえ かつお) 1945年生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院文学研究科日本史専攻博士課程中退。国文学研究資料館助手、北海道大学文学部教授、同大学院文学研究科教授を歴任。北海道大学名誉教授。専門は幕末・維新史。主な著書に『幕末維新政治史の研究』『幕末・維新』、主な論文に「幕末の御前会議」「志士と民衆」「日本軍による最初の東アジア民衆虐殺」などがある。


吉田伸之 『成熟する江戸 (日本の歴史17)』(講談社学術文庫、2009年) '11/07/12
横田冬彦 『天下泰平 (日本の歴史16)』(講談社学術文庫、2009年) '11/06/19
池上裕子 『織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史15)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/26
大石直正/高良倉吉/高橋公明 『周縁から見た中世日本 (日本の歴史14)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/07
久留島典子 『一揆と戦国大名 (日本の歴史13)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/20
桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「成熟する江戸 (日本の歴史17、講談社学術文庫1917)」吉田伸之5

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成熟する江戸 日本の歴史17 (講談社学術文庫)
成熟する江戸 (日本の歴史17、講談社学術文庫1917)

○著者: 吉田伸之
○出版: 講談社 (2009/11, 文庫 408ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919173
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七月の風を、ジッサイには照りつける太陽の下を無防備のままにおよそ三時間ちかくもかち(徒歩)したならば(オシゴトオシゴトオシゴトオシゴト雇用を報酬の獲得を持続させるためとあらばおよそなんでもするよ)、ぼくのけっしてたかくはない(どちらかといえばひくく、まっすぐではなく、そして上を向いている)鼻の頭は赤く、疲労感?!はなかなかとれない抜けない



十八世紀、社会的成熟をとげた「江戸」。それは豪商などが君臨する上層から貧しい乞食(こつじき)=勧進層や芸能者が身分的周縁を形作った最下層まで、様々な階層が溶け合う小宇宙たる大都市だった。そのさまを現代に伝える絢爛絵巻の内実とは何か。また、人々の営みやネットワークとはどのようなものか。前近代の達成である成熟の諸相をミクロの視点から描き出す。


≪目次: ≫
第一章 十八世紀、通史から全体史へ    1 通史と全体史 (「成熟」を描く――通史とは/全体史と社会的結合/全体史と「重層と複合」論/社会的権力と分節構造)/2 十八世紀の政治過程 (赤穂事件から伊能忠敬まで/静まる国際情勢/十八世紀の中央政治史――家宣家継期/吉宗政権期=享保改革家重家治期(宝暦天明)と田沼政治/家斉政権初期=寛政改革)/3 秩序構造――支配身分 (将軍家――多様な身分の頂点/大名――幕府と似た支配機構をもつ武家/旗本御家人――名家から「組の者」まで/朝廷社会――天皇家と公家/僧侶――四十六万の寺院)/4 秩序構造――民間社会 (在地社会――村と百姓/都市社会――町と町人/六万三千の村、一万の町/仲間と組合――町・村とは異なる共同組織/社会的権力と身分的周縁/本書の構成)/5 『熙代勝覧』の世界 (繁栄する江戸を描く/町並みを上空から俯瞰/表店と振売り/雛市のにぎわい/道行く魚屋、大道舂、太神楽、そして読売り/巨大な三井越後屋の店舗/市場周辺の大にぎわい/“成熟”のリアルなイメージ)
第二章 社会的権力――豪商と町    1 「社会的権力」とは何か (地域社会と社会的権力/村方地主――在地社会の社会的権力/大店――都市域の社会的権力/本章の構成――三井越後屋の確立過程)/2 超大店・三井越後屋 (三井の各家と店舗/三井越後屋以前――高安から殊宝まで/高利の三人の兄/高利と三井越後屋の誕生/本町一、二丁目店/店前売/前売と町売・脇売/「下店」と前売/呉服仲間からの営業妨害を乗り切る/両替屋の集まる駿河町へ/三井、両替業にも携わる/三井の窮状を救った男伊達/拝領町屋敷を買い取る/二つの幕府御用を務める/高利の遺産/日本第一の家徳/売場のセクション/手代と子供――前売の単位/「兄弟一致」で永続を願う)/3 町と大店――京都冷泉町 (三井本店の京都仕入れ店/京都の町についての稀有な史料/冷泉町文書との出会い/有力商人が預かった町有文書/町のスケール/十六世紀末は零細な手工業者の町/土地売買の急増と有力商人の登場/超大店の出現/初期町人の残映/若者が町から出奔した/冷泉町の古い町人十一屋の家系/十一屋は弁太郎のものに/弁太郎出奔の真相は/発見された妖怪封じの鎮札/祈祷者に説諭された妖怪/妖怪の怨念を金銭で封じこめる/「妖怪の難」がある井筒屋の町屋敷を借地/木嶋神社を取り込んだ三井/現代に蘇った妖怪)
第三章 身分的周縁――勧進と芸能    1 近世社会を構成する「身分的周縁」 (士農工商の身分枠に収まらない人々/百姓と職人――近世民衆の基幹的な身分/商人――身分社会における異端/日用――一日単位の労働者/乞食=勧進層――他者からの施しを乞う/芸能者――乞食=勧進層から派生/身分的周縁と十八世紀/本章の構成――最底辺の実態解明)/2 願人坊主――僧侶か乞食か (子供がにらみおろす僧形の男/芸能を生業とする/源義経のお供の僧を由来とす/触頭――願心集団のリーダー/願人と乞食坊主との違いは何か/古刹にあった願人の記録/鞍馬寺が願人を認定し礼銭を徴収/触頭から下願人まで――願人仲間の構造/町家の裏店に居住/三井抱屋敷に願人が居住した――橋本町/御家人の町屋敷に住んだ願人――下谷山崎町/願人の職分 宗十す坿進/女願人は存在したか/願人の職分◆宗修阿貊彪弍帖心蠖与頭動詞の主導権争い/後任候補への正反対の人物評/先代触頭に「法師僧正」位を願い出た/財産を継承するイエ集団の存在/江戸の「繁花」に寄生した願人たち/家、財産、法をもつ共同組織を達成/願人の門付け芸が生んだスター)/3 乞胸――特異な芸能者集団 (浪人に発するそのルーツ/乞胸の家業は十二種/乞胸仲間の構造――頭が手下から札銭を徴収/非人頭が乞胸を“支配”/浅草寺での芸能者の争いの記録/乞胸頭の支配をきらう下級芸能者/「売薬渡世」と乞胸のちがい/浅草寺境内に位置する見世・小屋/幕府公認の芝居と未公認の宮地芝居/三座に準じそこねた江戸七太夫座/「三座」とは別流のオデデコ芝居/采女ケ原でも興行された香具芝居/寄席――町家で催された芸能/文化・文政期、寄席は乞胸頭に認知される/寄席への大弾圧と復活/新たな民衆文化の形成へ/民衆文化の化石化を超えて)
第四章 市場に集う人々    1 商人と市場社会 (民間社会と小経営/問屋――売場と金融/仲買――産地と消費地での売買に携わる商人/小売――商人の本源的形態/社会的権力としての市場社会)/2 青物市場と薩摩芋 (日本最大の青物市場/市場と散在問屋/八ケ所組――地域の問屋仲間/駒込市場と市場仲間/山方荷主と仲買の売買/仲買と小売商人の売買/御用品確保が問屋経営の鍵/御用システムの確立/水菓子の御用と納入/特化品目の御用システム――慈姑の場合/水菓子の特化品目と御用/卵と乾物も青物役所下に/特異な品目だった薩摩芋/文化度の議定――芋売買のとりきめ/山方が御用芋を直納/芋問屋仲間結成をめぐる争い/芋荷の運送をめぐる争い/焼芋が庶民の主食に/八百屋と現代社会)/3 魚市場内部を探る (四つの魚市場と九組の魚問屋仲間/日本橋――魚河岸と売場/新肴場――創出された魚市場/四日市――塩干魚の市場/芝雑魚場――東海道筋の市場/御用システムで高級魚を大量に消費/魚問屋と浜方の関係/新肴場の成立と浜方/幕府の資金で新肴場付浦に/隠売買と脇売がくり返される/「日本橋魚市」図/板舟権をもたない仲買/板舟のひろがる範囲が魚市場/安針町にも板舟は並ぶ/室町一丁目の出商人への規定/品川町裏河岸――鮮魚市場の周縁/塩干魚の出商人――売場の利権をめぐる争い/深川・築地の「肴屋」と七組の争い/市場社会のゆれ動き/近世から伝わる魚市場のざわめき)
第五章 江戸の小宇宙    1 広場と境内 (居所と分離した空間/江戸橋広小路――錯綜する利権/四日市の塩干魚市場――二重の空間構造/塩干魚という特性/前栽物と蜜柑を季節ごとに扱う/棒手振が通った市場――民衆的位相 深禺圓板火消の喧嘩――民衆的位相◆森場――経済、遊興、文化の成熟の集約点)/2 十八世紀社会の達成と歴史の「最深宇宙像」 (近世社会の全体像へ――外圧の動き/宝暦〜天明期の社会状況――民衆世界と権力/文化状況――民間社会が発信源に/歌舞伎や出版文化の隆盛/ミクロコスモスと全体史/歴史の「最深宇宙像」/社会の分節的な把握/社会的権力と地域/十八世紀と「成熟」)

学術文庫版あとがき (二〇〇九年九月 吉田伸之)

江戸市街図
年表 (1701年・元禄14年〜1800年・寛政12年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇二年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 吉田伸之 (よしだ のぶゆき) 1947年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は日本近世史。主な著作に『近世巨大都市の社会構造』『近世都市社会の身分構造』『巨大城下町江戸の分節構造』『身分的周縁と社会=文化構造』『21世紀の「江戸」』などがある。


横田冬彦 『天下泰平 (日本の歴史16)』(講談社学術文庫、2009年) '11/06/19
池上裕子 『織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史15)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/26
大石直正/高良倉吉/高橋公明 『周縁から見た中世日本 (日本の歴史14)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/07
久留島典子 『一揆と戦国大名 (日本の歴史13)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/20
桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「天下泰平 (日本の歴史16、講談社学術文庫1916)」横田冬彦5

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天下泰平 日本の歴史16 (講談社学術文庫)
天下泰平 (日本の歴史16、講談社学術文庫1916)

○著者: 横田冬彦
○出版: 講談社 (2009/10, 文庫 416ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919166
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まさに、天下泰平、、、ホントはそんなひとことではカンタンに語りえないよぉ〜、とか思ったんだけれども、どうなんだろう(ぼくには語りえないことには変わりはない)、平安時代末からながくつづいた戦乱の世をへて、パックス・トクガワーナ



大坂の陣島原の乱を経て、〈徳川の平和〉が実現した。中世末期から続いた戦乱は終わりを告げた。人々が冀(こいねが)ってきた泰平の世はどのようにして確立したのだろうか。武力の凍結、諸法度の制定、「訴」の制度の樹立。新しく生み出された徳川家と諸大名、また公家の関係、町や村の仕組みなどを解析し、情報と知が大衆化した〈書物の時代〉出現の過程を追う。


≪目次: ≫
序章 「天下泰平」の時代    古活字版『大坂物語』/むさと殺し候事御停止――徳川幕府最初の法令/訴の時代――政治への回路
第一章 乱世の終焉    1 元和偃武(城を破る――一国一城令武家諸法度――下剋上の凍結/禁中並公家諸法度――天皇を規定する/朝廷機構と公家社会秩序の再編/元和二年正月拝賀/家康、神に祝わせらる)/2 将軍上洛と大名改易(権力継承の課題/元和三年と五年の上洛/元和八年、九年の政治危機/家光御代始」の改易/全国的所領配置の確定)/3 朝廷と幕府(和子入内/二条城行幸/紫衣事件と俄の譲位/家光最後の上洛)/4 幕府機構の確立(将軍直轄軍団――徳川「家中」の編成/寛永十年軍役令/武家諸法度改定――「公儀」の編成/幕府機構の確立)
第二章 「鎖国」――虚構の華夷秩序    1 「鎖国」への道程(日本型華夷秩序の形成/キリシタン禁教の展開/日本人海外渡航禁止)/2 宗門改制度の成立(初期の改/南蛮起請文/日本型「戸籍」制度としての宗門改)/3 島原の乱(蜂起――立上がり/迫害下のコンフラリア/展開/一揆の展望/落城――生き残り候ものは二十九日迄殺し申し候/戦後処理)/4 東照宮の荘厳化(柳川一件/東照宮荘厳/対外的武威の虚構化)
第三章 寛永飢饉    1 寛永飢饉と大名(藩主たちの叱責――我等に恥を与え申し候/寛永二十年――飢人・乞食の群れ/仕置の責任――小浜藩での対策)/2 将軍の改革(始動/飢饉対策グループの形成/浅草蔵奉行不正事件/不正のしくみ/勘定奉行所の成立/将軍への批判――落書・大黒舞・仮名草子)/3 〈民政〉への転換(諸国人民草臥れ候――軍役の凍結/百姓は米多くたべざる様に/訴訟する百姓たち)
第四章 村落社会と知    1 万改帳にみる寛永期の農村(碓井村の家政人数万改帳――九兵衛家の場合/小農民経営――善次郎家の場合/下人と百姓の間/下女たちの運命/信濃の添屋・門屋)/2 村の文書主義(身上よき百姓と成らざる百姓/村の文書主義と行政調査/村落事務公開令と村方騒動)/3 公儀の法と村の掟――近江湖東の村々(惣村自治を生み出した村々/法の村請/寄合堂と庄屋の家/さまざまな法と掟/読み書きの能力・訴訟する能力)
第五章 都市社会の成立    1 武家国家の首都――江戸(天下泰平、武運長久の祭/首都江戸の建設/大名妻子集住――広き籠にて候/大名屋敷武家奉公人/都市の平和――かぶき者)/2 三都と全国流通(分裂する首都――三都/三貨制度/金融制度の発達)/3 町自治の伝統と都市行政(三都の町触/町触と町共同体/都市基本法の制定/町触を読めたか/さまざまな町触、願い触)
第六章 文治政治の陰翳    1 泰平の世の武士(いくつかの異議申し立て/家綱の御代始/家格制と役料制/京極家改易/家臣団会議――武士道の揺らぎ/「仁政」――一天下の人民一人も飢え凍え人なく)/2 将軍の「仁政」と賤民(綱吉親政/政策体系としての生類憐れみ令/捨牛馬禁止令/服忌令――東照宮と穢れ/宗門改と類族改)
第七章 開けゆく書物の世界    1 書物蔵を開く(在郷商人三田家と柏原船/蔵書目録/『河内鑑名所記』の世界――前句付のネットワーク/俳諧流行の分裂――女子童べ・山賤の類迄もてあそぶ/『徒然草』の読者――「古典」文学の「成立」/村人と俳句や謡――師匠のしらぬとはいひ難く)/2 本屋と読者(『元禄太平記』にみる当世本屋事情/地方読者の実態――益軒と「旧識」の人々)/3 書物の知(農書の出版――「農人帳」から『農業全書』へ/医書と医療/「女書」の成立と展開)/4 歴史への回路(村の学者、契沖――元禄文化の担い手たち/身分と文化/家・地域・国の歴史)

学術文庫版あとがき (二〇〇九年八月 横田冬彦)

年表 (1614年・慶長19年〜1700年・元禄13年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇二年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 横田冬彦 (よこた ふゆひこ) 1953年生まれ。京都大学文学部卒、同大学院文学研究科博士後期課程修了。文学博士。京都橘大学文学部教授。日本近世史専攻。編著に『近世の身分的周縁2 芸能・文化の世界』『身分的周縁と近世社会5 知識と学問をになう人々』などがある。


池上裕子 『織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史15)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/26
大石直正/高良倉吉/高橋公明 『周縁から見た中世日本 (日本の歴史14)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/07
久留島典子 『一揆と戦国大名 (日本の歴史13)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/20
桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史15、講談社学術文庫1915)」池上裕子5

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織豊政権と江戸幕府 日本の歴史15 (講談社学術文庫)
織豊政権と江戸幕府 (日本の歴史15、講談社学術文庫1915)

○著者: 池上裕子
○出版: 講談社 (2009/9, 文庫 400ページ)
○価格: 1,260円
ISBN-13: 978-4062919159
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そう、およそ半世紀(約50年)のできごと


信長秀吉家康…… 群雄が覇を競い、戦乱に明け暮れた半世紀
信長の黄金の安土築城、商業・貿易促進。秀吉の検地と刀狩と朝鮮出兵。家康の身分固定支配。三代にわたる天下統一・覇権確立の過程とは? その結果、社会構造はどう変化したのか? 戦国時代より続いた乱世の中で、民衆はどのように生き抜いたのか? 一五六八年の信長の上洛から、一六一五年の大坂夏の陣での豊臣氏滅亡までの半世紀を描きだす。


≪目次: ≫
はじめに
第一章 「天下布武」をめざして
    1 信長上洛(義昭を奉じて上洛す/将軍と上洛の意味/麒麟に託した志/副将軍にも管領にもならず)/2 将軍と信長――思惑違いの二頭政治(室町御所の新築/殿中掟/当知行安堵政策/木下秀吉の違乱停止命令/信長の領土拡張策/「天下の儀」委任の論理)/3 反信長同盟の結成と解体(朝倉・浅井同盟の成立/本能寺決起す/比叡山焼き討ち/十七ヵ条の意見書/織田・上杉同盟/三方ケ原の戦い/義昭挙兵/朝倉・浅井滅亡す)
第二章 都市・流通の世界と信長    1 長島・長篠・越前の攻略(一向宗のネットワーク/長島一向一揆の壊滅/長篠の戦い/越前一向一揆の蜂起と敗北/越前国掟の制定――権力の転換)/2 安土築城(元亀元年の上洛命令/土地政策の欠如/官位につく/安土築城)/3 金銀づかいの経済(土地よりも金銀/三つの海の支配/今井宗久の活躍/貨幣問題/楽市楽座と安土城下町)
第三章 地上の神の挫折    1 瀬戸内海勢力の結集(反信長同盟の再結成/荒木村重の寝返り/本能寺の屈服)/2 本能寺の変(武篇道ふがいなきを責める/秀吉の才覚/武田勝頼の滅亡/本能寺に死す)/3 天下人の構想(信長の人物像/迅速果敢な軍事行動/信長の馬廻衆/弓衆・馬廻衆の城下集住策/いっさいの官職につかず/安土城の構想/安土宗論/華麗な馬揃の演出/地上の神とならん)
第四章 関白政権の成立    1 天下布武路線の転換(山崎の戦い/清洲会議/柴田勝家自刃す/馬廻と外様の配置/小牧・長久手の戦い)/2 関白就任(はじめての叙爵/紀州出兵/関白豊臣秀吉/出自を偽る)/3 惣無事令と平定戦(家康の服属/九州停戦令/九州出兵/聚楽第行幸/関東・奥羽惣無事令/小田原合戦/伊達政宗の服属と奥羽仕置/奥羽の一揆の反撃/奥羽の再仕置)
第五章 検地と刀狩    1 太閤検地の再検討(画期的政策か?/石高の役割/天正五年の越前検地と石高制の成立/大和の指出と荘園/斗代の性格/御前帳の徴収)/2 刀狩令と海賊停止令(百姓救済をうたう/一揆を恐れる/海賊停止令のねらい)/3 身分法令とキリシタン禁令(天正十四年令――奉公人と百姓の規範/天正十八年の浪人追放令/身分固定の法令/キリシタン禁令)
第六章 村の世界    1 村の自治と領主(村請の継続/検地への参加/誓約と磔/喧嘩停止と磔・鉄火)/2 百姓の権利と義務(名請人の決定/井戸村与六と「被官」への扶持/介若後家の主張/役の負担と身分)/3 農の道・兵の道(大名の滅亡と再仕官/兵か農か/上杉氏の会津転封/畿内近国の改易・転封/庄屋の役割と特権/惣百姓の運動)
第七章 秀吉の重商政策と都市の発展    1 流通・貿易の促進と掌握(日本国の諸役を没収/近江・日本海物流の支配/東国の物流の掌握/日本を核とする朝貢貿易構想/貿易の利をともにする/商人・運輸業者をうるおす)/2 新しい都市空間の創出(大阪城を築く/広大豪壮な本丸/城下町の広がり/京都の御土居建設/大名たちの城下町建設)/3 豪商の活躍と町人の自治(小西立佐・行長父子の活躍/豪商たちの茶の湯の世界/商と士の相克/町人の自治・自律/町人身分の確立)
第八章 朝鮮出兵と政権の動揺    1 秀吉の外交政策(中国制服構想の表明/秀吉の侵略構想とその理由/秀吉の外交/「日輪の子」の論理)/2 侵略戦争の強行と破綻(「唐入」準備/文禄の役(壬辰倭乱)の緒戦勝利と三国構想/指出を取り、人質を取る/義兵の決起、民軍の救援/講和交渉/慶長の役(丁酉再乱))/3 豊臣政権の末路(朝鮮出兵における残虐行為/日本の人々の苦悩/関白秀次の失脚・自殺/五大老・五奉行制/太閤の最期)
第九章 江戸幕府の成立    1 関ケ原の合戦(七将の三成襲撃事件/大老家康の独走/上杉景勝の対抗/石田三成の決起/関ケ原の合戦)/2 征夷代将軍の政権(関ケ原戦の論功行賞/五奉行制の壊滅/征夷大将軍となる/徳川姓と源氏の名乗り/将軍の威光と権限)/3 大坂の陣(将軍世襲/大御所と将軍/方広寺鐘銘問題/大坂冬の陣・夏の陣)
おわりに
学術文庫版あとがき――時代区分と統一政権
   1 中世と近世の境目/2 中近世移行期論と時代区分 (二〇〇九年八月 池上裕子)

年表 (1568年〜1615年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇一年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 池上裕子 (いけがみ・ひろこ) 1947年生まれ。新潟大学人文学部経済学科卒。成蹊大学文学部教授。専門は日本中世史。主な論文、著作に「大名領国制と荘園」(『講座日本荘園史』4、吉川弘文館)、『戦国の群像』(集英社版『日本の歴史』10)、『戦国時代社会構造の研究』(校倉書房、角川賞)ほかがある。


大石直正/高良倉吉/高橋公明 『周縁から見た中世日本 (日本の歴史14)』(講談社学術文庫、2009年) '11/05/07
久留島典子 『一揆と戦国大名 (日本の歴史13)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/20
桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「周縁から見た中世日本 (日本の歴史14、講談社学術文庫1914)」大石直正/高良倉吉/高橋公明5

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周縁から見た中世日本  日本の歴史14 (講談社学術文庫)
周縁から見た中世日本 (日本の歴史14、講談社学術文庫1914)

○著者: 大石直正/高良倉吉/高橋公明
○出版: 講談社 (2009/8, 文庫 416ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919142
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どうなんだろう、〈周縁〉とは、周りであり縁であり〈中心〉に在らざるところ、モチロン〈中心〉の多数派を擁する正統な正統な位置があって、ある意味では〈中心〉が確定するってことは、中心に在らざる(中心以外の)位置も〈中心ではない〉位置として確定することを意味し、、、〈正統〉にたいする〈異端〉みたいな位置づけって見方って、(角度を視点を変えて)見られ方って、解釈って、ぼくは積極的にヨクモワルクモあえて意識して着目したい、かなぁ


国家の求心力が弱かった十二〜十五世紀、列島「周縁部」で起こった国境を越えた人々の自由な活動。安藤氏による津軽・十三湊の繁栄、琉球王国の成立と中継貿易の展開等、海域での国境を越えた交流により、交易を基盤とした自立的な権力は形成された。多様な民俗と文化が織りなす、もう一つの日本史を追い、京都中心の一元的な歴史展開を相対化する。


≪目次: ≫
はじめに

第一部 北の周縁、列島東北部の興起 大石直正
序章 日本国の東の境界    外が浜のイメージ/排外的な境界概念/外が浜の出現/悪しきものの流刑地/東は日之本
第一章 外が浜奥州藤原氏    1 柳之御所跡遺跡の発見(園池のある寝殿造り風の館/大量の陶磁器とカワラケ/北奥の渥美・常滑焼とカワラケ/カワラケのはたらき)/2 北奥の日本国への編入(北奥の郡の成立/奥州藤原氏の関与/北奥の水田開発/馬と水田/シール・ロード/蓬田大館遺跡/荘園年貢と外が浜交易)/3 北からの衝撃(安倍氏の城柵の伝統/北奥の防御集落/高屋敷館遺跡/九、十世紀の北奥の蝦夷反乱/擦文文化の変容/北奥の非農業生産/奥州藤原氏をめぐる二つの学説)
第二章 奥州十三湊日之本将軍    1 十三、四世紀のエゾ反乱(反乱のはじまり/反乱の拡大/幕府への衝撃/エゾとは何か/アイヌ文化の成立時期/サハリン・アイヌの元との戦い)/2 北辺の湊町、十三湊(関東御免の津軽船/外が浜から十三港へ/十三湊の史料/十三湊遺跡の発見)/3 十三湊=日之本将軍体制(北奥の南北朝内乱/南九州との比較/南部氏の上洛・安藤氏の遣使/ラッコの交易ルート/遣使の意義/明の平和・義満の平和)/4 日之本地域(日之本将軍とは/北へ渡った人たち/海峡をこえる地域/銭があふれる世界/日之本将軍と海内将軍)
第三章 日之本地域の解体    1 勝山館の落日(安藤氏の敗走/十三湊の終幕/夷千島王遐叉の遣使/コシャマインの戦い/勝山館・夷王山墳墓群の調査/町が取り込まれたような館/『新羅之記録』の論理/アイヌ蜂起の実相/帆を下げる/夷島浄願寺の創建と退転)/2 松前藩の成立(北奥の戦国争乱/日之本まで/奥羽仕置/石高のない大名/夷島のなかの蝦夷地)
おわりに

第二部 琉球の形成と環シナ海世界 高良倉吉
序章 琉球という主体の登場    首里城に対する「違和感」/アジアの城・宮殿と通じる理由/共通の文化的基層から出発/主体としての琉球王国の出現
第一章 統一王国の形成    1 グスク(城)時代へ(環東シナ海世界への眼差し/グスク時代の開始とその変化/中世社会形成期のインパクト)/2 首里城の成立(浦添城から首里城へ/拠点としての首里・那覇地区の成立/朝鮮漂流民の見た首里城/圧倒的な中山のパワー/今帰仁城跡の発掘調査から)
第二章 アジアとの交流    1 朝貢国としての琉球(中国における政権交代/柵封使の派遣と柵封の儀式/琉球を規定する中国との関係/琉球王足利将軍/琉球の入域港としての福建)/2 アジアの架け橋(アジア最大の朝貢貿易国家/琉球が提供した軍需物資/日本貿易勢力との提携/支援勢力としての中国人)
第三章 尚真王の時代    1 在地首長層への対策(国営事業としてのアジアとの交流/揺れる第一尚氏王朝/ゆるやかな琉球王権の内実/王国の転換点、尚真王の登場)/2 王権と中央集権体制(先島支配の強化/官職・位階の整備/玉御殿の碑文が教えるもの/王国の新しい体制の出現)
第四章 組織化された島々    1 組織を写す辞令書の世界(一パーセントにも満たない残存史料/組織を前提とする辞令書の論理/具体的な規定を記す宮古島の辞令書)/2 琉球のネットワーク(奄美の加計呂麻島の状況/ネットワーク化された王国の島々)
終章 アジアの変動のなかで    尚真尚清二代にわたる土木事業/「嘉靖の大倭寇」に対する対応/薩摩・将軍権力に対する王国の従属/両大国に対する関係バランス

第三部 海域世界の交流と境界人 高橋公明
序章 海域世界という見方    東南アジア島嶼部の人々/港市国家/ネットワーク・港町・島・境界人/海を伝わる言葉――アチャールサンパン/陸から見た海/文学表現のなかの多層性
第一章 境界としての対馬島と鬼界ヶ島    1 対馬島の版図(朝鮮図のなかの対馬島/応永の外寇/対馬島とそれ以外/復交交渉/朝鮮に向かう人々/朝鮮牧場の地)/2 鬼界ヶ島の虚像と実像(硫黄島にて/芥川龍之介の「俊寛」/覚一本『平家物語』の俊寛と鬼界ヶ島/現実からの反撃/貴賀之嶋から鬼界島)
第二章 港町    1 点と線(謡曲「唐船」/中国語の台詞/『老松堂日本行録』/浙江省からきた中国人/朝鮮遣使ブーム/背景としての応仁・文明の乱/南蛮船、若狭国小浜に来たる)/2 港町の外国人(福岡市博物館/中世の外国人街、唐坊/「寧波の三石碑」と博多の宋人/長期間続いた人の流れ/鹿児島、持躰松遺跡の中国陶磁/中国系と朝鮮系の唐人町/三浦の倭人)
第三章 移動する人々    1 舟を以て家と為す(顔は黒、髪は黄/済州島の海人/「鮑作人」/海賊の島、海浪島/公権力をおびやかす存在)/2 倭寇済州島(済州島の地図/耽羅国から耽羅県へ/三別抄の乱と済州島の反乱/蘭秀山の乱/阿只抜都李成桂/境界人の役割)
終章 海域世界の変貌    海上交通の活性化/対馬島の朝鮮貿易独占/荒唐船、朝鮮半島のあらわる/荒唐船、第二波/公権力と海域世界

年表 (875年〜1611年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇一年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 大石直正 (おおいし なおまさ) 1931年生まれ。東北大学卒業。東北学院大学名誉教授。

≪著者: ≫ 高良倉吉 (たから くらよし) 1947年生まれ。愛知教育大学卒業。琉球大学法文学部教授。

≪著者: ≫ 高橋公明 (たかはし きみあき) 1949年生まれ。名古屋大学卒業。名古屋大学大学院国際開発研究科教授


久留島典子 『一揆と戦国大名 (日本の歴史13)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/20
桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「一揆と戦国大名 (日本の歴史13、講談社学術文庫1913)」久留島典子5

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一揆と戦国大名  日本の歴史13 (講談社学術文庫)
一揆と戦国大名 (日本の歴史13、講談社学術文庫1913)

○著者: 久留島典子
○出版: 講談社 (2009/8, 文庫 384ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919135
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ところで、「一揆」ということばの意味するところは、本書の冒頭に説かれる、、、“ある目的をもって組織や集団をつくること、そしてつくられた集団自体をいう、、、あらゆる階層で一揆が結ばれた。”(P.10)、、、とは。
さて、「戦国大名」って、なんだかやたらと大勢いるような印象ばかりがあって(覚えきれない?!)、だからぼくにはまったくピンとこなくて苦手意識ばかりがあって興味も関心もなかったんだけど、分からないながらも(苦痛に耐えながら)あれやらこれやらとすこしずつ読みすすめるうちには、、、いやいや、まったく分かった気がしていない♪


応仁・文明の乱を機に未曾有の「地殻変動」に曝される中世社会。室町幕府の権威は失墜し始め、荘園公領制も変質してゆく。集権的性格が薄れるなか、民衆は村や町を拠点にどう自立性を強めていったのか。また守護や国人たちはいかにして戦国大名へと成長したのか。あらゆる階層で結ばれた「一揆」に着目、史上最も激しく社会が動いた時代を分析する。


≪目次: ≫
第一章 領主の一揆――戦国大名の登場    1 戦国時代のキーワード(一揆と戦国大名/一揆と民衆)/2 応仁・文明の乱が残したもの(京都での戦闘終息/地方への戦乱拡大/家督の分裂/畠山斯波細川氏の場合/将軍独裁化/幕府の分裂/山城の国一揆)/3 戦国の世――明応の政変(明応の政変/細川政元の人物像/政元の政権構想と覇権の性格/細川京兆家の分裂)/4 北条早雲と東国(応仁・文明の乱と関東の情勢/北条早雲の登場/関東の戦国状況/古河公方の分裂と北条氏/北条早雲の強さ)/5 流浪する将軍(将軍の改名/義稙改名の事情/強権への願望/義稙と大内義興/西国の状況/越後の下剋上/父たちの時代)
第二章 百姓の内と外――村と村々    1 村のかたち(村と町の時代/文書が映す多様な村の姿/動く村、消える村/村という単位/絵図と戦国時代の村/戦国期の用水差図/村の由緒と絵図)/2 村の構成(畿内村落の代表者/侍衆の選択/北条氏領国の郷村と名主百姓棟札にみる伊豆の郷村/東北の「在家」、西国の「名」)/3 村の動き(近江の村入り相論/相論が示す惣村の動向/共同する地下)/4 村と地域権力(百姓の一揆、国衆の一揆/徳政のコントロール/小倭郷と甲賀都中の一揆/代納請負制と徳政問題)
第三章 家中の形成から合従連衡へ――西と東の戦国大名    1 契約する領主たち(家分裂の回避――一族契約/越後黒川氏の親類被官誓約状/石見益田氏の家督継承/益田氏と領主間契約)/2 家中の形成と毛利氏(毛利氏の家中形成/享禄起請文天文の起請文/毛利氏の覇権)/3 合従連衡――領主間連合(新たな領主たちの結合/大和宇陀郡沢氏と都内掟/「方」と「方質」の形成/越後の国衆連合/島津氏大友氏と自立的勢力)/4 縁約の世界(養子縁組と家臣団/伊達氏天文の乱/家を結ぶ女性/女性の執政/政略結婚武田氏/甲駿相三国同盟/北条氏の領国形成と縁約)
第四章 家中と国家――領国の仕組み    1 身分と「役」の成立(統合の運動/身分呼称の諸相/赤松氏分国法の「侍」と「被官」/被官関係の一元化/身分と役負担の体制)/2 領国支配の仕組み(家臣団の構造/給人・同心衆・軍役衆/国衆他国衆検地の意義/)/3 支配の内実――賦課の諸相(北条氏の検地と軍役・百姓役/東国大名と棟別役段銭/西国大名と諸賦課)/4 家中から国家へ(戦国大名の裁判/戦国家法の制定/裁定の実態/寺社造営への動員/道・橋の普請/家中の徳政、領国の徳政/戦国大名と徳政/偏諱授与/権威の構造)
第五章 都市と都市民    1 職人と戦国大名(権威と職人集団/職人のなわばり/職人の由緒/北条氏の職人編成/特権の否定と付与/畿内・西国の職人と領主)/2 流通と商人の世界(坂東屋富松氏と奥羽大名/商人の多面的機能/領国下の商人役/撰銭大内氏毛利氏/東西通貨圏の発生)/3 地方都市の幕開け(城郭と町場/越前一乗谷の生活/多様な城と城下/宗教都市の興隆/伊勢・杵築と大名/大名と都市法/上杉氏の越後府内支配/由緒の起点)
第六章 戦乱に生きる    1 戦乱と飢饉(戦場への動員/乱取り・苅田・放火/飢饉と戦争/自衛する人々/軍陣定と兵農分離/領有権の再編――還住と山林保護)/2 民衆の救い(一向宗とは/本願寺教団と一向一揆天文法華一揆/社寺参詣の興隆/廻国する宗教者/死者供養と寺院/キリスト教の受容/多様な信徒)
終章 戦国の収束    1 鉄砲の伝来と受容(伝来の実像/各大名の鉄砲受容)/2 各地の覇権確立の戦い(九州における覇権確立/中国・四国地方の状況/畿内の政権の推移/畿内周辺・東海・北陸の情勢/関東・東北の覇権争い)/3 戦国時代――十六世紀が残したもの(「国家」の転換/身分の変質と「家」の成立/十六世紀の転換の行方)

学術文庫版あとがき (二〇〇九年六月 久留島典子)
年表 (1493年〜1568年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇一年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 久留島典子 (くるしま のりこ) 1955年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。東京大学史料編纂所教授。日本中世史専攻。中世武家文書の編纂に従事しながら、中世から近世への社会の転換の特質を明らかにするために、村落史や領主制の研究をすすめている。主な論文に、「領主の一揆と中世後期社会」(『岩波講座 日本通史 中世3』)、「東寺領山城国久世庄の名主職について」(『史学雑誌』第93編8号)など。

桜井英治 『室町人の精神 (日本の歴史12)』(講談社学術文庫、2009年) '11/04/11
新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「室町人の精神 (日本の歴史12、講談社学術文庫1912)」桜井英治5

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室町人の精神 日本の歴史12 (講談社学術文庫)
室町人の精神 (日本の歴史12、講談社学術文庫1912)

○著者: 桜井英治
○出版: 講談社 (2009/7, 文庫 400ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919128
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恨みを忘れず報復の機会を虎視眈々と狙う人々、コネと賄賂が威力を発揮する訴訟、籤引きによる後継者選び、外聞ばかりを気にかける歴代将軍――。三代将軍義満の治世から応仁・文明の乱にかけての財政、相続、贈与、儀礼のしくみを解明、幕府の権力構造を描き、時代を覆う精神世界に迫る。無為と恐怖と酔狂に彩られた混沌に、中世的秩序は崩れゆく。


≪目次: ≫
はじめに――室町亭のもののけ
第一章 神々の戦い    1 上皇の憂鬱(勢力交代劇と日野宣子/正平の一統が残したもの/三種の神器問題/渋川幸子と紀良子/崇光流と後光厳流の対立/暗黙の約束事、武家執奏/中世人の心性/上皇の自殺未遂)/2 『明徳記』の世界(先例を超越した存在/家礼扈従義満細川頼之/守護所領観と守護吏務観/同族連合、転じて対立へ/明徳の乱/神々の戦い)/3 批判者了俊南北朝の合体後南朝大内義弘関東公方/将軍の分身、九州探題/鳩と赤鳥/今川泰範との確執/了俊は冤罪か/応永の乱/将軍のストック/「昔心」の衰退と「政治」の誕生)
第二章 「神慮」による政治    1 上杉禅秀の乱(上皇の礼と伝奏奉書/公武の一体化/北山院日野康子と藤原慶子の明暗/義満の死/先例は光源氏?/偽りの外交/室町亭を捨てた「室町殿」/上杉禅秀の乱/「うやむや」の政治学/北山院の死)/2 後小松上皇足利義持(「身の弓あり」/栄仁親王の無念/貞成は兄を殺したか/新内侍懐妊事件/たそがれの王土思想/菊亭上臈の悲劇/霊鳩落つ/称光天皇出奔未遂/後小松上皇足利義持/影の直轄軍)/3 応永の外寇(対馬奇襲/マージナル・マン/日朝貿易/夷千島王遐叉と北方世界/「神国何事あらんや」)/4 会議と神託(義満と義持/京都扶持衆評定会議の招集/「神人責め殺すべし」/赤松満祐下国事件/赤松持貞の死/「神慮」による政治/「面々用ひ申さずば……」/籤引き将軍/家督相続と将軍宣下/称光天皇の死)
第三章 「無為(ぶい)」と「外聞(がいぶん)」    1 「諸人愁訴を含まざる様に」(義満に帰れ/「折中の法」/内奏と外様/「諸人愁訴を含まざる様に」/『御前落居記録』/遵行システム/「意見」の成立/失脚者に群がる訴人たち/原告有利の判決/神訴から理訴へ/義教の挫折)/2 幕府政治の基調(「無為」と「外聞」の政治/遠国宥和策と大和放任論/「国の時宜」/大名取次制/根まわしの政治の源流/大名意見制/全会一致と多数決/管領の地位低下/「一同の儀」)/3 薄氷をふむ時節(盛見と栄子の死/万人恐怖の世/将軍直轄軍、奉公衆永享の山門騒乱/「政治」の死/永享の乱一色義貫土岐持頼の謀殺/嘉吉の変/企業体としての家/戦う天皇)
第四章 徳政一揆    1 連合する村々(嘉吉の徳政一揆/村の合力関係/合力しあう村と領主/殿原と軍役/被官化の動き/村の財政と村役/膨れあがる村の債務/革命的群衆/延暦寺と六角氏)/2 荘園の秋(幕閣たちの思惑/徳政令発布/代官請負/代官職の商品化/荘園領主の知恵/統治者意識の欠如/追いつめられる代官たち)/3 幕府と土倉(富者は貧者を救うべし/貸し渋り/室町幕府の財源/二つの地頭御家人役/贈与としての守護出銭/幕府段銭/段銭の誘惑と魔力/土倉役酒屋役の成立/「国に府庫なし」)
第五章 酔狂の世紀    1 「無為」と「恐怖」の文芸(「無為」の世の芸術家/応永永享文化/武士の文芸/神託連歌の世界/仁和寺常光院の庭/女連歌師・女猿楽/「恐怖」の世の芸能/後花園天皇一休宗純)/2 酒宴と贈与(酒宴の日々/嘔吐の象徴性/折紙銭/贈与依存型財政/五山十刹と公文官銭/徳政分一銭の創出/「日本衰微」/渡来銭の経済)/3 枯淡美の世界へ(売物と借銭/『心の文』/唐物から和物へ/枯淡美の系譜/禅仏寺無双亭/対照的な人生、雪舟宗湛/有馬の湯にて/一期一会)
第六章 下剋上の波    1 「一流安全」のはかりごと(畠山持国の上洛/「礼儀を存ずる輩」の不在/義持に帰れ/禁闕の変/守護家の内紛/管領執政か将軍親政か/実務賤業観/日野重子今参局/畠山家の内紛)/2 主従敵対(江の島合戦享徳の乱/義教に帰れ/義政の暴君性/「室町殿御父」伊勢貞親満済待望論/斯波家の内紛/戦国大名出現の条件/長禄・寛正の飢饉文正の政変)/3 応仁・文明の乱御霊合戦/応仁・文明の乱/京都焼失/貴族たちの意識変化/西軍諸将連書状/二つの幕府/実力本位の登用/朝倉孝景の寝返り/細川山名の和議/乱の終焉/理由なき大乱)
第七章 京都開陣    1 それぞれの戦国へ(不変神話の解体/守護在京原則の崩壊/守護判物の世界/大内政弘の小幕府/下剋上のフラクタル/細川政元の選択/日野富子の利殖活動/寺社本所領還付政策の再開/政府から企業へ)/2 兼倶蓮如大山崎神人/神威から武威へ/神秘主義の流行/天皇の心をとらえた吉田兼倶秘密結社の戦略/教祖誕生/宗教と家/文化の還俗/蓮如兼寿と「宗教の還俗」/御文の戦略/大衆化の戦略の陥穽/秘事口伝との戦い)/3 王朝の挽歌(遁世シンドローム/義尚の奇行/謀略と神頼みと/魔王後醍醐/一揆せず)


学術文庫版あとがき (二〇〇九年四月十二日)
年表 (1389年〜1490年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇一年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 桜井英治 (さくらい えいじ) 1961年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国史学専攻博士課程単位取得退学。博士(文学)。東京大学准教授。専攻は日本中世史、流通経済史。著書・編著に『破産者たちの中世』『日本中世の経済構造』『流通経済史』などがある。

新田一郎 『太平記の時代 (日本の歴史11)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/27
筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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ゆらぎ、ゆらぐ、


本「太平記の時代 (日本の歴史11、講談社学術文庫1911)」新田一郎5

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太平記の時代  日本の歴史11 (講談社学術文庫)
太平記の時代 (日本の歴史11、講談社学術文庫1911)

○著者: 新田一郎
○出版: 講談社 (2009/6, 文庫 368ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919111
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なるほど、『太平記』の時代、南北朝時代(あぁ、あえて間接的に表現して直接的にかかげることを避けているのにぃ)


後醍醐の践祚、廃位、配流、そして建武政権樹立。足利氏との角逐、二つに分裂した皇統。十四世紀は動乱と変革の時代であった。後醍醐の「王権」復活の夢はついえ、武家の権能は拡大し、日本社会は構造的な大きな変化を遂げた。南北朝とはどのような時代であったのか。また、鮮烈な個性たちはどのように生きたのか。その時代相を斬り取り解析する。


≪目次: ≫
序章 「歴史」としての『太平記    『太平記』の成り立ち/世界を語る物語
第一章 動乱前夜    1 「蒙古襲来」の遺産(公武間の均衡/戦時態勢の構築/戦時態勢の平時への延長)/2 徳政の帰結(徳政――社会構造の再定義/反作用としての「悪党」)
第二章 帝王後醍醐    1 後醍醐親政(後醍醐の立場/王権の思想/倒幕計画の頓挫)/2 建武政権の成立(北条政権の滅亡/元弘の一統/後醍醐周辺の人々)/3 建武政権の構造(官司機構の改編/官司運営の方法/所領政策の特質/財政政策の構想)/4 建武政権の理念(改革と復古/永代と遷替/事実と規範)
第三章 将軍足利尊氏    1 建武政権への反作用(公家社会内における不協和音/公家社会周辺における不協和音/関東の動静)/2 「内乱」の勃発(尊氏の叛旗/尊氏の再起と軍事的勝利/公家社会の対応)/3 「伝統」への回帰(「北朝」の擁立/「伝統」の創出/「南朝」の成立)/4 初期室町幕府の構造(足利氏政権の諸機関/「両将軍」の政務/朝廷との関係)/5 足利氏の内訌(直義師直/政策上の対立/観応の擾乱
第四章 『太平記』の世界    1 京童たちの視線(『二条河原落書』/「下剋上」の時代/「ばさら」の文化)/2 「内乱」の再生産(北畠親房の活動/正平の一統/南朝の存立)/3 南朝の頽勢(鎌倉府と東国/九州の動静/南朝の諸帝)/4 二代将軍義詮の時代(幕府職制の整備/訴訟手続の整備/守護分国の形成)
第五章 社会統合の転換    1 「法」の存立(「天下一同の法」/ローカルな法の変化/村落と「法」)/2 文書の浸透(口承から文書へ/偽文書の効用/リテラシィと統治の技術)/3 貨幣と流通(都市と流通/信用経済の存立/財の流通と政治状況)/4 世界認識の型(世界認識の尺度/文化的中心としての京都/物語の流布)/6 知識と故実(実践的知識の形態/振る舞いの型/武家故実の流布)
第六章 北山殿源道義    1 幕府体制の安定(康暦の政変/対抗勢力の駆逐/花の御所)/2 公武関係の再編(公家としての義満/作法の再編成/京都市中行政)/3 南北朝の合一(合一の条件と交渉/南朝の終焉/合一の意味と帰結)/4 「日本国王」と天皇制(「日本国王」の登場/義満の意図/中華世界システム)/5 「北山殿」の政務(義満の「院政」/義満と武家/ポスト義満)
終章 南朝の行方――物語の場としての歴史    後南朝と王権の物語/我々の?物語

学術文庫版あとがき (二〇〇九年、大相撲三月場所初日 新田一郎)
年表 (1317年〜1457年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇一年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 新田一郎 (にった いちろう) 1960年生まれ。東京大学文学部卒、同大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学大学院法学政治学研究科・法学部教授。日本法制史・中世史専攻、余技に相撲史の研究も。著書に『日本中世の社会と法』『相撲の歴史』『法が生まれるとき』(共編著)がある。


筧 雅博 『蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/15
山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10、講談社学術文庫1910)」筧雅博5

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蒙古襲来と徳政令 日本の歴史10 (講談社学術文庫 1910 日本の歴史 10)
蒙古襲来と徳政令 (日本の歴史10、講談社学術文庫1910)

○著者: 筧 雅博
○出版: 講談社 (2009/5, 文庫 416ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919104
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3.11_14:46、、、アタリマエのように、ぼくのなかにも迷いや悩みや苦しいおもいはある(恐怖する不安だ)、いろいろなプラスもマイナスも含めてごちゃ混ぜの冷静さとは程遠く、いつ崩れ落ちないとも沈み込まないとも限られない、いろいろなおもいがあるなかで、ぼくはぼくなりに考えたことをまとめておこう
余震が、夜には静岡県東部から山梨県東部・富士五湖にも拡がって、明日から京王線は通常のダイヤに戻すとの発表があって、東急線は8割方の運転のようだけれども、スーパーマーケットのガソリンスタンドのドラッグストアの商品棚の在庫の欠品のさまを見るには少なからぬ不安を覚えつつも、しかし確実に着実に商品は入荷している印象をぼくは持っていて(それなりに自転車で必要な食料品を、必要最低限マイナスアルファくらいの食材を求めて、必要以上の買いだめを目的とせず、朝に夕にあちらこちらと足を向けているなかでの、混乱の収縮に向けてのいろんなところでの献身的な努力の場面の数々を姿を少なくなく目にするには)、どこまでいってもなにをどうしたって不安や恐怖がないわけではないけれども、あの3.11_14:46の揺れを東京で体感して恐怖して、余震にもずいぶん慣れた(つねにグツグツと小刻みに振動しているような気がしているのは気のせいだろう)、楽観できる状況にはないけれども、、、
そうそう、東京電力のHPを見るには(テレビや新聞をちゃんと見てないから詳しいことは分からない、間違っているかもしれない、よく分からない、でも黙っていられない)、「首都圏で使われる電気の約4割は、新潟県と福島県から送られてきている」、とあって、これはたぶん原子力発電所のことで、そのうちの福島県の側の原子力発電所が、震災で危機的な状況にあって、そこからの供給がストップすると、もしかしたら他の発電機関の故障や不具合などがあったりするのかもしれないけれども、どうなんだろう、最大で4割ちかくの供給減になって、いままでのおよそ6割程度の供給で賄わなければならないから、当然に不足することは説明するまでもないことで、しかしある日突然ギブアップして「やっぱりダメみたいなので」などと電気の供給を止めちゃうわけにもいかないから、そんなことしちゃったら大混乱でパニックで、どうなっちゃうんだろう、想像するのも恐ろしい(だから「計画停電」を無理を強いても準備不足でも断行して、広く節電の協力を強力に要請している、危機意識を共有する目的も強くあるだろう、ぼくは積極的に理解を示したい)、この先ずっと福島からの供給が見込めなくなるとすると、いちど問題を生じさせてしまったら2度目(再構築)はないだろうから、、、
そう、いままでの6割の供給になってしまう状況を、その対応の方向性としての選択肢として大きくふたつあげてみるとすると(ほかにもいろいろ考えられるとおもう、考えつづけたい)、
,覆鵑箸して、いかなる方途を駆使しても、資金(税金とか)を注入して、エネルギー供給が減少した4割分を取り戻して、いままでと同じエネルギー消費活動を維持する(その活力が日本にまだ残されているとして?!、その必要が、さらなる便利が快適が、規模の拡大や成長みたいなものが求められているとして??!)、
△海海濃廚だ擇辰董環境問題とか地球温暖化とか持続可能性やなんかを考えて、これまでの大量消費・大量廃棄の人間活動をエネルギー消費の現状を見直して縮小させて、一気に4割減はムリとしても、減少の縮小の方向に思考をスライドさせる(げんに景気の後退なんかもあって方向として減少であり縮小の傾向に進行しているだろうことから、さらに減少であり縮小を加速させることに、多大な努力を要しない、もっともいろいろな方面からの、とくに経済界からの反対や反発は小さくないだろうけれども、もちろんぼくにも迷いがないわけではない)、
とかって、いろいろな考え方ができるとおもうし、ぼくたちはいろいろ考えなくちゃいけない、目先のいまいまのことだけじゃなくって


鎌倉幕府は二次にわたるモンゴル来襲を乗り切り、御家人御内人との争闘のなか、北条得宗家は権力を伸張し、朝廷をも支配下におく。「徳政令」は通説のように、はたして衰退の兆しを示すものなのか。「極盛期」にあった鎌倉幕府が突如倒壊に至ったのはなぜか。「御謀反」を企てた後醍醐天皇の確信とは――。鎌倉後期の時代像を塗り替える画期的論考。


≪目次: ≫
第一章 十三世紀半ばの鎌倉    1 鎌倉を支配する人々(円覚寺の僧が見た夢/和賀江の津の成り立ち/中世都市鎌倉の状況/「鎌倉中(かまくらじゅう)」の人々)/2 開発地と恩給地(相模渋谷氏の経歴/「十九丁四反」の意味するもの/「恒例」御公事を負担する土地)/3 執権政治の日々(北条泰時の「庭中」/銅銭を受容する心/恐るべき敵/将軍家直筆の名簿)
第二章 錯綜する領域支配圏    1 守護人国司(国司(守)、幕府統治権を執行す/東国に生まれた朝廷支配圏/公家、武家兼帯の人々/前大宮司の告発/六波羅探題府の支配圏)/2 「不入地」をめぐる状況(鎌倉の下知のみを受ける土地/国司(守)が地頭を兼ねる荘園/「悪遠江守」の誅殺から霜月騒動まで/西国に分布する幕府領荘園/宗像社大宮司、六波羅職員となる)/3 境界領域の島々(高麗国の浦々を襲う武士団/対馬国司、守護所と争う/「青方文書」の世界――鎮西御家人内部の断層/志賀島代官の報告書/さまざまな貢納品)
第三章 文永の役――苦闘する鎮西御家人たち    1 防衛の備え、進展せず(第一次来襲に至る経緯/女真文字に接した鎌倉武士/鎌倉幕府の対応策/唐糸伝説の意味するもの)/2 竹崎季長の戦い(元、高麗の軍船、姿を現わす/竹崎季長の立場/苦闘する季長主従/竹崎季長、鎌倉へ赴く/季長、恩賞地をたまわる)
第四章 時代の基本律を探る    1 法と訴訟の場の基本律(東国法を拒否する土壌/「鉢木」伝説の意味するもの/三問三答制の限界/「賑はひ、豊か」な東国人/五百貫で購った政所下知状)/2 共同体内部の基本律(濫用される荘内権断権/地頭、荘全体に関東御公事を課す/地頭、訴陳状を受理する/新旧両勢力の対立)/3 幕府中枢の基本律(門注所執事の日記/連署、職を辞して信濃国へ赴く/安達泰盛「御下文」の作成を指示する/起請文をもとめられた評定衆たち)
第五章 岐路に立つ鎌倉幕府――弘安の役から平頼綱誅殺まで    1 第二次襲来前夜の状況(鎮西の人々、恩賞地を得る/守護人の交代、十数ヵ国に及ぶ/身延山から鎌倉を見る/悲喜こもごもの状況)/2 動揺する幕府中枢部(元・高麗軍、ふたたび来襲す/得宗家の「御使」現地に入る/鎮西早打役/時宗、死す)/3 鎌倉幕府、あらたな成長への企て(沽却地とりもどしと「御下文」付与/「不入地」の解消/安達泰盛と兄弟たち/鎌倉幕府訴訟制度の到達点/塔ノ辻の宿所、囲まれる)/4 もう一つの御家人制度(「得宗」のはじまり/もうひとつの御家人制度/別途求められる得宗家の許可証)/5 平頼綱の時代(霜月騒動直後の状況/恩賞地の配分/第三次日本征討計画、中止さる/恐懼(きょうく)の外、他事なし/『とはずがたり』の作者、平頼綱と出会う/検非違使になった御内人/六波羅を支配する御内人)
第六章 両統迭立の日々    1 後宇多弘安)から伏見正応)へ(天皇交代の状況/鎌倉幕府、皇位に介入する/分割される王家領荘園/後醍醐天皇生母の兄、蔵人頭となる/蔵人になった関東御家人/両統迭立期の廷臣たち/三条実躬の場合)/2 六波羅から見た京都(鎌倉時代の平安京/沽価法土倉役/穢物山の如し/内裏をめざす神輿/天皇を囲む女官たち/蔵人たちの争い)/3 公家徳政のめざすもの(「徳政」はじまる/三人の武者、伏見天皇襲う/三条実盛の女/伏見天皇の「徳政」)
第七章 永仁徳政令    1 北条貞時の時代、始まる(貞時、判決確定権を握る/『永仁三年記』/得宗と越訴/関東に仇なす護持僧)/2 徳政令、全土に及ぶ(かんばしくない歴史的評価/徳政令の条文/読みかえられる徳政令/正反対のベクトル/宇佐社神官たちの対応/下総国における紛擾/第三条が規定する世界/徳政令のゆくえ)/3 僧形になった得宗(得宗家と貿易船/禅僧となった得宗家の子弟/新執権と越訴頭人)
第八章 金沢文庫金沢北条氏    1 金沢貞顕の日々(六波羅時代)(鎌倉幕府後期政治史の扉、開く/金沢北条氏の成り立ち/金沢貞顕の履歴/貞顕、六波羅探題となる/貞顕、吉田定房の所蔵本を書き写す/得宗家の子弟、再び禅林に入る)/2 金沢貞顕の日々(連署時代)(鎌倉時代の日本図/先代得宗の肖像画(頂相)/熊野山の檜、称名寺金堂の資材となる/貞顕兄弟と園城寺/六波羅、山陽・南海道の海路の安全をはかる/貞顕、陸奥守を望む)
第九章 鎌倉時代の終焉    1 都市民は内裏をめざす(紫宸殿上の悲劇/取り去られた護身具/「文保御和談」の意味するもの)/2 後醍醐天皇の登場(淀魚市の下司職をめぐる相論/引き絞られた弓/天皇親政、始まる/文観(弘真僧正)と後醍醐/摂関家隋一の琵琶、内裏に召し上げられる)/3 天皇御謀反(鎌倉幕府、天皇を更迭せず/天王寺の妖霊星/渡来僧の参内)/4 楠木合戦(楠木正成の出自/急転する情勢/六波羅の滅亡/鎌倉時代の終焉)

学術文庫版あとがき (二〇〇九年四月吉日  筧 雅博)
年表 (1247年〜1333年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇一年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 筧 雅博 (かけひ まさひろ) 1957年生まれ。東京大学文学部卒。フェリス女学院大学国際交流学部教授。専門は日本中世史。主な論文に、「鎌倉幕府掌論」(『三浦古文化』50号)、「公家政権と京都」(『岩波講座日本通史 中世2』)、「中世王権の周辺をめぐって」(『思想』893号)、「鎌倉時代の異文化受容をめぐって」(フェリス・カルチャー・シリーズ3『異文化の交流と共生』翰林書房)、「正中の変前後の情勢をめぐって」(『金澤文庫研究』322号)がある。


山本幸司 『頼朝の天下草創 (日本の歴史09)』(講談社学術文庫、2009年) '11/03/04
大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「頼朝の天下草創 (日本の歴史09、講談社学術文庫1909)」山本幸司5

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頼朝の天下草創  日本の歴史09 (講談社学術文庫)
頼朝の天下草創  (日本の歴史09、講談社学術文庫1909)

○著者: 山本幸司
○出版: 講談社 (2009/4, 文庫 400ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919098
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というわけで(どういうわけなんだか)、けふもまた歴史、日本の歴史を(全26巻の10巻目)。じっさい、なかなか読みすすめるのが困難で(カンタンなものではない)、ついアッチふらふらコッチふらふらと併読などと言ってみたりして(たぶん1週間以上にわたって)、ようするに集中力を著しく欠くことのイイワケにすぎないのだが、、、そう、理解を深める目的もあって近似する内容のひろく〈日本の歴史〉についての著書に触れる機会は少なくなく(好んで意識して積極的に手にする)、さらにはDVDによる講義「日本の古代 '05」「日本の中世 '07」「日本美術史 '08」もインプットされてミックスされて、混乱、混濁、混線状態♪


古代から中世へ、京都から東国へ、貴族政治から武士政治へ。古代国家が解体し、群雄割拠の中から、武士の棟梁、清和源氏の嫡流頼朝鎌倉幕府を開いた。彼は何ゆえ天下を掌握し得たのか。妻政子はどんな役割を果たしたのか。幕府の職制、東国武士の特性、全国支配の地歩を固めた北条氏の功績など日本歴史の転換点、鎌倉前期の時代像を描き出す。


≪目次: ≫
はじめに
第一章 幕府開創    1 頼朝という人間(流人生活の与えたもの/温情の人/源氏一門への対応/弟たち)/2 頼朝の原則(嫡庶の別と源氏の歴史/公平の原則/情報の重視)/3 平氏滅亡まで(幕府成立/挙兵/最高権力者、後白河義仲の自滅/義経と頼朝)/4 奥州合戦秀衡の死/本隊千騎、白河関越えて/前九年の合戦の先蹤に従う/「公選」へのこだわり)
第二章 頼朝の構想    1 西国への視線(頼朝、入京す/西国への支配強化/建久七年の政変/全国支配の構想/側近、梶原景時/東国武士の発想を超えて)/2 御家人制の成立(家人から御家人へ/政治的フィクション/御家人相互の平等性)/3 守護地頭の設置(富の再配分装置としての地頭制/ブロック支配と守護/基盤としての地頭職)/4 組織としての鎌倉幕府(簡単な機構/担当者の非固定化/人間関係の体系/幕府の秩序原理)
第三章 頼家実朝政子    1 頼家の失政と廃位(頼朝の死/「人の愁い、世の謗り……」/敬神の念の欠如/頼家の悲劇/景時追放)/2 将軍実朝(波乱の出発/治者としての自覚/和田合戦/東国への愛着とこだわり/神秘的能力の持ち主/死の予感/公暁の期待と実朝のニヒリズム)/3 実朝の後継者と政子の役割(陰の主人公/尼将軍の強さ)/4 女人相承の構図(女性による政治的結合/北条氏の地位の強化/政子から竹御所へ)
第四章 京都朝廷と承久の乱    1 後鳥羽天皇の即位と倒幕の企て(西面の新設/寺院への強硬姿勢/宝剣への執着)/2 幕朝の軋轢、そして承久の乱(「藤原将軍」頼経/承久の乱の発端/甘かった京方の見通し/東国武士十九万騎の進発/濃尾三川地域での攻防/最後の攻防戦、宇治川渡河/大義なき戦の結果)/3 京方兵力の構成と戦後処理(倒幕の決意/京方についた守護たち/反北条氏の意識/修験者と後鳥羽/全国政権への第一歩)/4 荒れる京都と飢饉(強盗・群盗の横行/貴族社会の退廃/僧侶たちの悪行/「寛喜の大飢饉」)
第五章 幕府の確立と武士社会    1 泰時の襲職(頼朝期待の人/評定衆の設置)/2 『御成敗式目』と幕府訴訟の特質(簡素な武家法/式目五十一ヵ条の価値観/土地所有を媒介とした人間関係/武力解決=私闘への歯止め)/3 武士社会の実践智(機知を用いて窮地を脱す/東国武士の行動様式/思慮と狡智)/4 東国社会の自己主張(東国と京畿内/源氏と鎌倉の縁/東国勢の共通認識)
第六章 北条時頼の登場    1 後嵯峨天皇の即位(利用された天変/天皇位の空白/泰時の死と不穏な情勢/後鳥羽の怨霊)/2 将軍頼経の追放と宝治合戦北条光時らの陰謀/道家の恐怖心/伏線/宝治合戦)/3 時頼の政治と皇族将軍(謀叛事件/宗尊の将軍襲職/引付の新設)/4 北条氏と怨霊(根深い怨霊信仰/後鳥羽の祟り/後鳥羽の置文/続く短命、怨霊へのおびえ)
第七章 新時代の息吹    1 都市鎌倉(中心、鶴岡八幡宮/頼朝以前/大倉から若宮大路へ)/2 法から見た女性の地位(強い女性たち/所領をめぐる女性の権利/「内々の密儀」と家内支配/男性優位への流れと自由の余地)/3 新仏法の勃興(末法の時代/法然の称名念仏/法然の多彩な弟子たち/親鸞の信仰/栄西道元と比叡山の迫害/攻撃する日蓮

おわりに
学術文庫版あとがき
年表 (1185年〜1262年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇一年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 山本幸司 (やまもと こうじ) 1946年生まれ。慶應義塾大学大学院経済史専攻修士課程修了。出版社勤務を経て、中央大学大学院国史学専攻博士課程単位取得。神奈川大学短期大学部・同大学院歴史民俗資料学研究科教授を経て、静岡文化芸術大学教授。専門は日本中世法制史・思想史。主な著書に『穢と大祓』『天武の時代』『頼朝の精神史』『〈無口〉という文化』などがある。


大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史 『古代天皇制を考える (日本の歴史08)』(講談社学術文庫、2009年) '11/02/14
下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「古代天皇制を考える (日本の歴史08、講談社学術文庫1908)」大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史5

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古代天皇制を考える  日本の歴史08 (講談社学術文庫)
古代天皇制を考える (日本の歴史08 、講談社学術文庫1908)

○著者: 大津透/大隅清陽/関和彦/熊田亮介/丸山裕美子/上島享/米谷匡史
○出版: 講談社 (2009/3, 文庫 384ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919081
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そう、天皇制って、よく分からない。ある意味では「天皇」は王様で君主で、だから日本王国(君主国)でもあるわけで、、、今上天皇は第125代(多いのか少ないのか、ながいのか短いのか)



古来、千数百年にもわたり連綿と続く天皇制。しかし、それは創成期と同じかたちで存続されてきたわけではない。そもそも、古代、天皇の権力を育み、その権威を支えたものとは何か。天皇以前=大王の時代から貴族社会の成立、院政期までを視野に入れつつ、七人の研究者が、朝廷儀礼、神祇祭祀、神話等多様な角度から古代天皇制の本質と変容に迫る。


≪目次: ≫
第一章 「日本」の成立と天皇の役割--大津透    1 「日本」はどのように成立したのか(網野史学/天皇号の成立/これまでの研究の流れ/儀式研究と皇位継承)/2 律令制における天皇の役割(衣服令と天皇の服/荷前と調庸/天皇に何を奏上するか/天皇の人格的支配の意義)
第二章 君臣秩序と儀礼--大隅清陽    (歴史的生成物)/1 畿内政権と群臣(熾烈な王位継承争い/畿内政権の形成/群臣による大王の推挙/即位儀礼と氏族社会)/2 過渡期としての奈良時代(畿内豪族から貴族官人へ/天皇の代理としての五位以上官人/天皇の超越性と在来・外来思想/現御神への試み/直系の継承--天武草壁文武/権力の絶対化と群臣からの自立/権力分掌体制の名残)/3 平安貴族社会の形成と天皇の変貌(画期としての桓武朝/唐風化/一君万民的秩序の形成/畿内政権の解体/平安貴族の誕生/貴族社会のなかの天皇)
第三章 民衆世界の天--関和彦    1 「天皇の御代」の形成(時代区分を問いなおす/「宮の御代」の創出/地名起源伝承にみる「王化」/「落ち伝承」と王化地圏拡充/国見と国形/国見の限界/天皇支配の昼・神支配の夜)/2 「民衆の世」と天皇(天皇巡行がもたらしたもの/「宮の御代」の民衆的現実/生活体験としての遷都/民衆による地名訛化)/3 律令制における皇命(「御言持ち」としての国司/皇命と「風化」/「大君の命恐み」の心情/「宮の御代」から年号へ)
第四章 夷狄諸蕃と天皇--熊田亮介    (「多賀城碑」)/1 エミシとアシハセ(「東方に住む勇猛な人々」/「未開・野蛮で未服の異種族」/境界地域における支配領域の拡大/阿倍比羅夫の遠征)/2 南島人と隼人(南島政策と隼人集団の服属・朝貢/京を起点とした新たな国土像/服属儀礼としての風俗の歌舞)/3 夷狄・諸蕃と帝国の論理(帝国型国家の論理と構造/王化思想と相容れないエミシ/帝国の論理への抵抗と反乱)/4 皇帝の時代(聖武と積極的なエミシ政策/「新羅撃つべし」--帝国型国家の再編/エミシ社会内の亀裂)/5 帝国の論理の崩壊(三十八年戦争の時代/「異域」と「神国」の論理)
第五章 天皇祭祀の変容--丸山裕美子    (権威の純粋化と普遍化)/1 スメミマノミコトの祭祀(集わり待る国造たち/地域の神祭りへの介入/神祇令の祭祀の創出/班幣の場に天皇はいない/「皇御孫の命」による一元的支配)/2 中国の皇帝祭祀と神祇令の祭祀(他を超越する皇帝の権威/社稷--地域の神祭りへの楔/天命思想の天子と「天つ神の御子」/国つ神の上に立つ天皇へ)/3 新たな天皇祭祀(公家(天皇)祭祀の出現/「皇御孫(すめみま)」祭祀から「天皇」祭祀へ/純粋な権威の器/「在すが如きの礼」なき新年祭/国司の神拝(じんばい)/天皇の権威は皇帝に近づく)
第六章 中世王権の創出と院--上島享    (〈天皇〉観の変貌/院政の成立/中世王権はいかにしてできたのか)/1 国家・社会構造の転換--古代の終焉(財政構造の変化/官人機構の縮小/中世の胎動--古代から中世へ)/2 新たな天皇権威の形成(天皇を権威化する神々/王権を支える仏教/新たな天皇の出現)/3 藤原道長と院政--中世王権の確立(王権構造に組み込まれる摂関家/道長が目指したもの/新たな権力形態--〈道長の王権〉/〈道長の王権〉から院政へ/院政は道長〈政治〉を継承/摂関家の地位強化/院権力の出現--中世王権の確立/院・天皇・摂関による補完的支配)/4 中世王権秩序の社会的浸透(一宮と仏教/神仏習合の進展と本地垂迹思想/護国仏教秩序の社会的浸透/王権の民衆的基盤--一国平均役/官位秩序の社会への浸透/衛門・兵衛/〈天皇制〉を考える)
第七章 古代東アジア世界と天皇神話--米谷匡史    1 東アジア世界における王権と文字(「皇帝」と「王」のネットワーク/東アジア世界における文字の交通)/2 「倭王」の誕生と「日本天皇」への転換(東アジア世界における「倭王」の誕生/「天」と「日」の思想/「日本天皇」への転換/「天皇」号と東アジア世界の軋轢)/3 『古事記』『日本書紀』を読む視座(帝国「日本」の「天皇」神話/「天皇」という文字)/4 『古事記』における帝国的秩序(「言向」の論理--「天下」平定の物語/神功皇后応神天皇--朝鮮服属の物語)/5 『日本書紀』における帝国的秩序(『日本書紀』の世界像/『日本書紀』における高句麗・加耶諸国・耽羅)/6 東アジア世界の歴史と「天皇」(東アジア世界における「天皇」号/「天皇」の「国民化」)

参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇一年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 大津 透 (おおつ とおる) 1960年生まれ。東京大学卒業。東京大学大学院准教授(を経て、東京大学大学院教授)。

≪著者: ≫ 大隅清陽 (おおすみ きよはる) 1962年生まれ。東京大学卒業。山梨大学教育人間科学部准教授

≪著者: ≫ 関 和彦 (せき かずひこ) 1946年生まれ。早稲田大学卒業。共立第二中学高等学校校長。

≪著者: ≫ 熊田亮介 (くまた りょうすけ) 1947年生まれ。東北大学卒業。秋田大学教育文化学部教授

≪著者: ≫ 丸山裕美子 (まるやま ゆみこ) 1961年生まれ。お茶の水女子大学卒業。愛知県立大学文学部教授

≪著者: ≫ 上島 享 (うえじま すすむ) 1964年生まれ。京都大学卒業。京都府立大学准教授。

≪著者: ≫ 米谷匡史 (よねたに まさふみ) 1967年生まれ。東京大学卒業。東京外国語大学国語学部准教授


下向井龍彦 『武士の成長と院政 (日本の歴史07)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/29
大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「武士の成長と院政 (日本の歴史07、講談社学術文庫1907)」下向井龍彦5

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武士の成長と院政 日本の歴史07 (講談社学術文庫)
武士の成長と院政 (日本の歴史07、講談社学術文庫1907)

○著者: 下向井龍彦
○出版: 講談社 (2009/3, 文庫 392ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919074
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いわゆる「国衙軍制(こくがぐんせい)」というような、日本の古代末期から中世初期に10〜12世紀にかけて成立した国家軍事制度を示す歴史概念が、どうやらあるみたいで、武士の発生(そして「成長」)に密接に関係していると考えられて(有力な説のひとつに位置づけられて)いるようだ



律令国家から王朝国家への転換期、勃発する武装蜂起を鎮圧する中で、戦士という職能集団=「武士」が登場する。将門・純友の乱の実態とは? 彼らを倒し中央の軍事的官職や受領を経験しながら、武家の棟梁へと成り上がる源氏と平氏。両者の拮抗を演出し、強権を揮(ふる)う「院」たち。権力闘争の軍事的決着に関与し、国家権力を掌握するに至った武士こそが、中世社会を生む原動力だった。


≪目次: ≫
第一章 武士以前    1 律令国家の変質(武士と軍制/日本古代国家の「侵略」的性格/律令国家と律令軍制/律令国家の治安法体系――捕亡令罪人追捕規定/対新羅外交の解消と律令軍制の廃止/富豪層の成長/受領への権力集中)/2 群盗海賊と鎮圧システム(群盗海賊と「党」/捕亡令「臨時発兵」規定の適用/群盗海賊の戦術、追捕側の戦術)/3 俘囚の傭兵的利用(俘囚の教化政策/俘囚と公民/蕨手刀と俘囚の戦術/俘囚の反乱と陸奥還住)
第二章 武士たちの英雄時代    1 武士第一号(寛平・延喜の国制改革/寛平・延喜東国の乱と軍制改革/武士第一号――高望利仁秀郷/日本刀の成立と戦術改革/承平南海賊と藤原純友――西国における武士第一号)/2 平将門の乱(延喜勲功者の子孫たち/平氏の内紛/武蔵国の紛争への介入/常陸国の紛争への介入/まぼろしの「坂東独立王国」/将門の最期)/3 藤原純友の乱(土着承平勲功者問題/純友蜂起――承平海賊平定勲功賞の要求/栄光と誤算/攻防/決戦)/4 天慶の乱の歴史的位置(二つの乱の共通点/二つの乱の相違点)
第三章 摂関期の武士と国家軍制    1 武士身分の成立(天慶勲功者子孫こそ武士/武士は「国家の支え」/武士の名誉と「私合戦」)/2 武士の在京勤務と在地的性格(武士の大量任官と在京勤務/大内守護と滝口/検非違使/貴族と武士の主従関係――九条流と源氏、小野宮流と平氏/主従関係と官職位階/武士受領と受領郎等/武士の在地的性格/武士の館・軍事訓練・郎等)/3 王朝国家の軍制と武士(天皇の在京武士動員――内裏警固と大索/追捕官符/国衙の徴税と反受領闘争/大和国解が語る凶党蜂起/重犯検断手続き/廻文による武士動員/国内武士注文――武士の権利と義務/勲功賞申請手続き)
第四章 武家の棟梁の形成    1 平忠常の乱源頼信(忠常蜂起と追討使選定/奇妙な追討/追討使源頼信と坂東武士)/2 前九年の役源頼義(九〜十世紀の奥郡支配/奥六郡司安倍氏の登場/源頼義の謀略/前九年の役の経過/新たな神話)/3 後三年の役源義家(清原氏の内紛/陸奥守義家の介入/義家と坂東武士との主従関係)
第五章 激動の院政    1 荘園公領制と後期王朝国家(造内裏役と荘園整理令/荘園公領の区分と国衙領再編/武士の在地領主化と国衙機構掌握/後期王朝国家体制への転換/国家軍制の転換)/2 院政への道(王朝国家と摂関政治/責任を押しつけ合う天皇と関白/後三条天皇の親政/院権力の根源――院継承者決定権/院による「国家大事」の決裁)/3 院政の権力構造(院近臣の国家機構への配置/院宣による支配と除目の掌握/軍事警察権の掌握――武士と検非違使/荘園整理と荘園寄進/荘園政策の展開と後期王朝国家の限界/仏教政策と強訴/逸脱と熱狂――過差と田楽)/4 院政下の源氏と平氏(源氏の利用/源氏の抑圧/義家の遺産/院近親としての平氏/院の演出による「武家の棟梁」化/戦わない棟梁と西国武士との絆)
第六章 武家政権に向かって    1 保元平治の乱鳥羽院の皇位継承構想/摂関家の内紛/後白河即位と頼長の失脚/追い詰められる崇徳と頼長/武士が院を攻撃/保元の荘園整理令/信西の国家構想/平治の乱/保元・平治の乱における源平武士団)/2 後白河院政と平氏政権(「直系」二条天皇と「傍系」後白河院の相克/後白河院政と清盛政権/院と清盛の亀裂――「鹿ケ谷の陰謀」/清盛政権の軍事独裁化/孤立する平氏/以仁王の挙兵/清盛の瀬戸内海支配/警固屋――海賊監視のネットワーク/平氏軍制)/3 治承・寿永の乱頼朝の挙兵――以仁王の令旨と貴種再興/平氏の戦時体制/飢饉にあえぐ京都と平氏/源義仲の上洛/「見るべき程の事は見つ」――平氏の最期/頼朝の軍事政権の形成/天下草創へ――守護地頭の設置)

学術文庫版あとがき (二〇〇九年一月三日 妻の誕生日に 下向井龍彦)

年表(780年〜1192年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇二年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 下向井龍彦 (しもむかい たつひこ) 1952年生まれ。広島大学文学部卒業。同大学院修了。広島大学大学院教育学研究科教授。専門は、奈良・平安時代の軍制・国制の研究、出身地呉市の地域史研究。共著に、国立歴史民俗博物館監修『人類にとって戦いとは2 戦いのシステムと対外戦略』(東洋書林)、論文に「国衙と武士」(『岩波講座日本通史 古代5』)など多数ある。


大津 透 『道長と宮廷社会 (日本の歴史06)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/21
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20

川合康 『源平合戦の虚像を剥ぐ 治承・寿永内乱史研究』(講談社学術文庫、2010年) '10/09/26
橋本治 『双調平家物語』(全16巻、中公文庫、2009〜10年) '09/11/03〜'10/08/17





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本「道長と宮廷社会 (日本の歴史06、講談社学術文庫1906)」大津透5

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道長と宮廷社会 日本の歴史 06 (講談社学術文庫)
道長と宮廷社会 (日本の歴史06、講談社学術文庫1906)

○著者: 大津 透
○出版: 講談社 (2009/2, 文庫 416ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919067
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なるほど、編集委員のひとりとして(網野善彦の次に名を連ねる)、「十年や二十年はもつことを書いた自負がある」とは、旧著執筆から八年を経ての「学術文庫版あとがき」に
これでもかこれでもかと、あっちからもこっちからもこんなところからもあんなところからもそんなところからも多角的に多方面から読み解かれる


平安時代中期、『源氏物語』や『枕草子』など、すぐれた古典はどうして生まれたのか。栄華を誇った藤原道長はどのように権力を掌握したのか。貴族の日記や古文書の精緻な読解によって宮廷を支えた古代国家のシステムを解明、日本の古典文化の形成に重要な役割をはたした中国文明との交流に迫る。貴族政治の合理性を鮮やかに描く平安時代史研究の劃期。


≪目次: ≫
はじめに――システムの解明をめざして    国際経済史学会と宮廷社会/宮廷の経済機構/貴族社会のイメージ/謀略史観と外戚政治
第一章 道長の登場    1 摂関制度の変遷(延喜・天暦の聖代藤原忠平の時代/摂政関白実頼から兼通頼忠花山朝の政治)/2 兼家とその子息(兼家の登場/兼家の政権/中関白家の栄光と没落/伊周と道長の対立/伊周の自滅/定子の悲劇と彰子の入内)/3 藤原道長一条天皇(道長の二人の妻/土御門第東三条殿/後見と里内裏/一条朝の政策)/4 政と定――政務の構造(朝政と旬政/外記政と陣申文/陣定のすすめ方/主要議題/諸国申請雑事定/内覧一上叙位除目
第二章 一条朝の名臣と貴族社会    1 日記を記す貴族(『御堂関白記』の自筆本/日記の使われ方――『九暦』/日記のはじまりと終わり/家の日記/切り張りされた『清慎公記』/三大儀式書)/2 小野宮右大臣実資(出世のコース/近衛府行事所上卿/大臣になる/官奏を奉仕する/大臣大饗小野宮流)/3 藤原行成と書(寛弘の四納言/天皇の信頼が厚い蔵人頭弁官局太政官行政/和様書道を完成した三蹟行成の活躍/屏風歌の芸術/和歌の鑑賞)/4 藤原公任三舟の才/『北山抄』編纂の偉業/公任の和歌/花山院との合作『拾遺和歌集』/道長と漢文学/漢詩の作り方と白詩/『本朝文粋』と『和漢朗詠集』/王朝文学と紫式部
第三章 宮廷社会を支えたもの    1 受領支配の成立(負名体制と官物の成立/尾張国郡司百姓等解/受領郎等と「所」/検田の手続/任国への旅と神拝)/2 受領の役割と任官システム(下級官人の昇進と受領巡任/受領の出世/受領挙の意義/国司の交替と交替政の形骸化/受領功過定の重要性)/3 財政の再編(率分と年料――調庸制の再編/行事所召物と弁済使/内裏の造営はどうして可能になったか/給与制度の変化と地方財政の役割)/4 裁判秩序(摂関期の裁判システム/罪名定の実例/刑罰のあり方と律令法/検非違使と使庁政/着ダ勘文/下手人制の慣習と拘禁制/天皇の裁定者としての役割)
第四章 王朝の文化    1 神事と祭(我が朝は神国なり/奉幣対象は二十二社に/諸社行幸と公卿勅使/大嘗祭御禊/大嘗会和歌/賀茂祭と御禊/祭の運営/文久の賀茂行幸)/2 仏教と法会(諸法会と僧侶/仁王会季御読経/内論義と最勝講慈恵大師良源)/3 道長の信仰(法華八講と三十講/浄妙寺の建立/金峯山埋経/法性寺五大堂と五檀法/康尚と同聚院不動明王法成寺供養/道長の歴史的意義)/4 定朝平等院鳳凰堂(大仏師定朝/鳳凰堂阿弥陀如来像/寄木造の完成/極楽の再現/来迎図と『往生要集』/恵心僧都源信)/5 貴族の文化(内裏と大内裏/紫宸殿賢聖障子清涼殿年中行事と朝議/「絵」と「和絵」/後宮文化と女房)/6 外交と唐物刀伊の襲来/政府の対応/渡海制/年期制と唐物使/五台山天台山
第五章 道長のあとに    1 三条天皇から頼通の時代へ(三条天皇と藤原道長/後一条天皇/頼通と摂関家/家格の成立と家業の形成へ)/2 受領支配と国家財政の変質(公田官物率法の成立/郡郷制の再編/一国平均役荘園整理令後三条天皇の登場/)
あとがき――日本の古典文化
学術文庫版あとがき (二〇〇八年十二月  大津 透)

年表(901年〜1072年)
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇一年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 大津 透 (おおつ とおる) 1960年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。東京大学准教授(を経て、東京大学文学部・大学院人文社会系研究科教授)。専攻は日本古代史、唐代史。著書に『律令国家支配構造の研究』『古代の天皇制』『日唐律令制の財政構造』、共編著に『法社会史』『王権を考える』『日唐律令比較研究の新段階』などがある。


坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/12
渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05、講談社学術文庫1905)」坂上康俊5

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律令国家の転換と「日本」 日本の歴史05 (講談社学術文庫)
律令国家の転換と「日本」 (日本の歴史05、講談社学術文庫1905)

○著者: 坂上康俊
○出版: 講談社 (2009/1, 文庫 376ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919050
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八世紀の末から十世紀の初めまで、中心を九世紀(平安時代)として、さて、律令国家は律令制度はそのはじまり(誕生)から、中国大陸を明白に意識して、そう、再建?!であったり崩壊??!であったり、さまざまな、転換♪



律令国家の誕生から百年になろうとする頃、桓武天皇長岡京平安京と遷都を重ねる。そして九世紀、天皇の権威が確立してゆくなか、中央では藤原氏北家による摂関制度が成立、地方では伝統的郡司層の没落と国司長官の受領化が進展する。奈良時代末期〜平安時代初期に展開した「古代の終わりの始まり」と著者が位置づける古代社会の再編を精緻に描く。


≪目次: ≫
はじめに――揺れる九世紀像
第一章 平安遷都皇位継承    1 改新と回帰の桓武朝(天武系から天智系へ/他戸廃太子/桓武即位と氷上川継の変/皇太子早良長岡遷都/首都陪都か/種継暗殺/長岡京造営の断念/平安楽土、万年春)/2 動揺の平城、風格の嵯峨伊予親王事件薬子の変/「二所朝廷」の清算)/3 両統迭立承和の変(嵯峨と淳和の神経戦/承和の変/仁明天皇良房の思惑/爛熟の仁明朝)
第二章 天皇いかにあるべきか    1 神から人へ(即位式での天皇/即位儀礼の再編成/皇太子制の成熟/キサキの再編成/太上天皇の位置づけ)/2 天皇と系譜(郊祀祭天の儀/国忌の変遷/『新撰姓氏録』の編纂/桓武天皇と『続日本紀』)/3 天皇と崇り・穢れ(鎮魂祭の変容/大嘗祭御禊/怨霊の表面化)
第三章 帝国の再編    1 国際秩序構想の転換(なぜ使来日を嫌がったか/天子南面の原則を曲げる/新羅使の貢調/自らをどう位置づけるか/軍縮への転換/小帝国構想の再編成)/2 列島内の帝国構造の清算(隼人の公民化/伊治呰麻呂の乱/対蝦夷戦争の推移/中外無事)/3 境界の内と外(帰化の拒否/徳治主義とは無縁の功利的政策/日本の「境界」の設定/商人の来航を朝貢と見なす/舶来品への憧れ/文室宮田麻呂事件/新羅との通謀事件と北部九州の事情/新羅の海賊と神国思想/死刑の停止と流刑/動かない王、動けない王)
第四章 求法の人々    1 最澄空海(唐決と新羅調伏の世紀/鎮護国家仏教/最澄の登場/延暦遣唐使年分度者/大乗戒壇の設置をめざして/天台宗真言宗/最澄・空海と南都/敵の敵は味方)/2 円仁、求法の旅(承和の遣唐使/仏教界の期待/入唐求法巡礼行記天台山への巡礼失敗/赤山法華院と在唐新羅人/会昌の廃仏/十年ぶりの帰国へ/『巡礼行記』の執筆意図/円仁の後に続くもの)
第五章 政務処理と法    1 政務の流れと場(格式の時代/朝座政/天皇の決裁の場/朝座政の衰退/外記政の成立/公卿の内裏伺候)/2 官僚機構の再編成(蔵人の設置/検非違使勘解由使/官制改革のゆくえ)/3 格式の編纂(法典としての格/幻の延暦格/弘仁格式貞観格式・延喜格式/立法への熱意/菅原道真と反法/経に反して宜を制す/狭まる律令の適用範囲)
第六章 摂関制度の成立    1 摂関良房文徳 対 良房/外戚の浮上/荷前別貢幣の展開/良房、太政大臣に/摂政良房の誕生/応天門の変)/2 関白基経光孝天皇の擁立/阿衡の紛議/関白基経)/3 宇多天皇とその時代(報復人事と道真の抜擢/寛平の治/遣唐使派遣計画/歌合から『古今集』へ/昌泰の変
第七章 徴税論理の転換    1 律令税制の論理(の由来/調・庸の起源/公出挙の論理/籍帳支配の崩壊)/2 脱神話化と地税の成立(租の行方/正倉に放火する/調庸の違期・未進の背景/公営田の意義/「不論土浪人」政策/返挙の正体/公出挙地税化の完成/「里倉」という弥縫策)
第八章 地域社会の変容    1 消えゆく集落(千葉県村上遺跡の消長/洪水で放棄された村/百年早く消えた九州の集落/畿内の集落遺跡/備中国邇磨郷の惨状/気候の変動・環境の変化)/2 郡司の変貌と郡衙の消滅(有力者への土地集中/富豪層の出現/郡司と律令制/擬任郡司の登場/郡衙の消滅)
第九章 受領負名    1 受領の誕生(財政難の原因/専当国司制と連帯責任制/調庸違反への懲罰/調庸未進の補填問題/藤原保則の解状/受領の誕生/徴物使の発生/受領の国内支配の確立へ)/2 名と負名(堪百姓から取り立てる/名の発生/郡司の徴税請負の消滅/里倉負名の出現/国衙の変貌)
おわりに――始まりの終わり、終わりの始まり
学術文庫版あとがき

年表
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇一年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 坂上康俊 (さかうえ やすとし) 1955年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。九州大学大学院教授。専攻は、奈良・平安時代史。主な編著書に『唐令拾遺補』「安芸国高田郡司藤原氏の所領集積と伝領」などがある。


渡辺晃宏 『平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04)』(講談社学術文庫、2009年) '11/01/07
熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04、講談社学術文庫1904)」渡辺晃宏5

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平城京と木簡の世紀 日本の歴史04 (講談社学術文庫)
平城京と木簡の世紀 (日本の歴史04、講談社学術文庫1904)

○著者: 渡辺晃宏
○出版: 講談社 (2009/1, 文庫 400ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919043
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ことしかぞえで42歳のぼくは、どうやら厄年(本厄)みたいで、などということを知ったのは娘とここ何年か一緒に行っている初詣の約束を昨年末からとりつけていて、もっとも娘との約束はカンタンに反故にされる危険性?!を含んだ不安定なものではあったのだが、そう、中学二年生の女子ともなると男親の父親とは疎遠になるのが敬遠してアタリマエであろう、友だちとの約束がトウゼンに優先されよう、それで構わないとぼくは思っている(と強がってみせる)、親離れし、親の方も子離れしなければならない、そうあるべきだろう(とは、みずからに言い聞かせるごとく)。なにか印象的な、記憶に残る、ぼくの印象?!がアップするような(また会ってもいいかなぁと思わせるような)イベントを企画しなければ!、などと考えるのは、年若い頃のデートみたいで(すっかり昔話だなぁ)、それはそれでたのしいワクワクする(適度に緊張もする)。で、厄祓い神社で。そう、賽銭箱の向こう側のフツーには入れないような近寄りがたい厳かな雰囲気のある建物のなか、賽銭箱に向かって賽銭を投じて拝む頭を下げる人びとの気配を視線を背後にうけながら(交通整理を促す警備員のアナウンスはチョイ耳障りなBGM♪)。
本日の午前中にぼくのママン(母)からのメッセージがあって(ウレシカッタョ、ありがとう♪)、そろそろ日付も変わろうとしている22時過ぎ(22:10)に娘からの写メールが届いた(あぁ忘れられちゃっているんだろうなぁとず〜っといちにち気懸りだったことを隠すことをしない)、バースデーケーキ「パパ たんじょうびおめでとう」、すでにおいしくいただいてしまった、とのことだけど(ぼくは何もいらない、モノは必要としない欲しない、ただただ気持ちがウレシイ、涙なしには語れない)、ありがとうありがとうありがとう♪




日本の八世紀は、中国を範とした律令制を、日本の実態に適うように試行錯誤した、日本型律令国家の建設期である。この間の歴史は平坦ではなく、遷都が繰り返され、変や乱も相次いだ。木簡や文献史料、発掘の成果等により、天武天皇飛鳥に都を造営してから、桓武天皇平安京へと都を遷すまで、平城京の時代を中心に、古代国家百年の歩みをたどる。


≪目次: ≫
第一章 律令国家としての出発    1 「天皇」天武の「日本」建設(平城京と木簡の世紀の旅へ/天武による諸政策/飛鳥池遺跡が語る天武朝時代/天武の死と天武朝の官制/そして即位した持統)/2 藤原京の成立(天武悲願の新益京/大藤原京の復原/藤原宮の構造)/3 律令の制定(飛鳥浄御原令の施行/文武即位と藤原不比等の台頭/版図確定と銭貨鋳造/大宝律令の施行と年号制定)
第二章 平城京への道    1 律令国家の基本構造(二官八省と天皇権力/式部省兵部省の人事分掌/京の行政組織と東西官市/郡司を通じた地方支配)/2 民衆とイネの支配(歴名と戸籍の作成/口分田条里制大税と公出挙調と律令制的贄の成立/中男作物制度と雑徭による在地支配/とさまざまな労役/軍団衛士防人)/3 日本型律令制への船出(大宝遣唐使派遣/大周と日本国の邂逅/長安城で粟田真人が見たもの/持統太上天皇の死/都城・律令・銭貨への課題/慶雲の改革元明の即位と不改常典)/4 平城遷都(和同開珎の発行/新都造営と世情不安/平城宮の構造/寧楽の都の町並)
第三章 長屋王から光明皇后    1 長屋王の登場(長屋王家木簡の発見/長屋王の微妙な位置/邸宅と家政機関/荷札が語る美食生活/北宮王家の人々)/2 不比等から長屋王へ(地方支配の拡充/元正女帝の即位/不比等晩年の政策/不比等と元明の遺産/長屋王政権スタート/即位した聖武天皇をめぐって)/3 長屋王の変と光明子立后(長屋王一家の自尽/藤原四子政権の発足/光明子立后布告の勅/「旧皇后宮」の謎)/4 二条大路木簡の世界(大ゴミ捨て溝の発見/藤原麻呂の家政機関の木簡群/衛府に関わる木簡群/贄の荷札木簡/「内」に関わる木簡群/長屋王邸から皇后宮へ)
第四章 天平の日々    1 藤原四子政権の時代(官稲混合と地子京進/渤海使来日と惣管・鎮撫使任命/東アジア情勢と遣唐使・節度使天然痘の流行/十一年ぶりの芳野行幸)/2 聖武・光明の仏教信仰(五月一日経書写の始まり/母三千代からの受け継いだもの/聖武の沈思)/3 橘諸兄政権の時代(藤原麻呂の東北遠征/藤原四兄弟の死と橘諸兄政権の発足/阿倍内親王の立太子)/4 藤原広嗣の乱(藤原四兄弟の息子たち/乱の経過と結末)
第五章 大仏開眼への道    1 相次ぐ遷都(天武の足跡をたどって/恭仁京の建設/国分寺・国分尼寺の造営構想/七四三年の五節舞墾田永年私財法の意義/紫香楽での大仏造立宣言/難波遷都の混迷/新京甲賀宮の挫折)/2 平城遷都(難波行幸からの完全遷都/大仏造立再開と一切経書写/国司懐柔策としての公廨制定・廝丁停止/兵士役復活と対新羅情勢/)/3 東大寺盧舎那大仏の造立(行基良弁の貢献/大仏を造った人々/大仏の原材料調達)/4 開眼供養会へ向けて(藤原仲麻呂の台頭/二十部六十花厳経の書写/元正太上天皇と行基の死/「神」聖武の出家/華厳信仰のセンター大安寺孝謙即位と仲麻呂の強権/八幡大神の入京、そして大仏開眼)
第六章 平城京の終焉    1 仲麻呂専制時代(相対的安定期としての天平勝宝年間/聖武の死/皇太子交代劇/橘奈良麻呂のクーデター未遂事件淳仁天皇の即位/東北版図拡大と対新羅関係/新羅征討計画中止の背景)/2 光明の死と押勝の挫折(光明子追善の舞台、阿弥陀浄土院/保良宮「遷都」/中宮院・法華寺への皇権分裂/鈴印をめぐる争奪戦/押勝敗死)/3 最後の女帝(王たちの死、法王道鏡の誕生/称徳―道鏡政権の特殊性と普遍性/不破内親王の悲劇/宇佐八幡宮託宣事件)/4 新王朝の成立(称徳の死、そして光仁の即位/桓武の即位/平城京と木簡の世紀の終焉)


学術文庫版あとがき
年表
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇一年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 渡辺晃宏 (わたなべ あきひろ) 1960年生まれ。東京大学文学部卒。同大学院を経て、奈良文化財研究所都城発掘調査部史料研究室長として、平城宮・京跡の発掘調査と木簡の整理・解読に従事。専門は日本古代史。共著に奈良国立文化財研究所『平城京左京二条二坊・三条二坊発掘調査報告』、論文に「平安時代の不動穀」(『史学雑誌』第98編12号)などがある。

熊谷公男 『大王から天皇へ (日本の歴史03)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/29
寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「大王から天皇へ (日本の歴史03、講談社学術文庫1903)」熊谷公男5

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大王から天皇へ 日本の歴史03 (講談社学術文庫)
大王から天皇へ (日本の歴史03、講談社学術文庫1903)

○著者: 熊谷公男
○出版: 講談社 (2008/12, 文庫 400ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919036
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第一章「列島と半島と大陸」とは、もちろんわざわざ言うまでもなく、〈日本〉列島と〈朝鮮〉半島と〈中国〉大陸とをさししめし、対馬を経由しての



四世紀、倭王権=ヤマトはカラ(半島)と出会う。列島の君主は、朝鮮半島・大陸との関係を持つことで、鉄や先進技術・威信財を独占し、その再分配で地方の首長と互酬関係を築く。緊迫する半島情勢、渡来人の定住、王位継承争い、仏教伝来、大化改新、クーデター……。度重なる試練が支配体制を強化し、神の代理人=「治天下大王」が、「現神(あきつかみ)」=天皇になった時、「日本」が誕生する。


≪目次: ≫
プロローグ 「天下」の支配者    日本人の天下意識の起源/アメノシタを支配する大王/“王中の王”から“神”へ
第一章 列島と半島と大陸――東アジア世界の中の倭国    1 「ヤマト」と「カラ」をつなぐ道(「ヤマト」と「カラ」をつなぐ道/半島の窓口「カラ」/「任那」のもつニュアンス/「ヤマト」と「カラ」の出会い/半島ルート掌握の目的/国家の成立はいつか)/2 半島の動乱と倭王権の発展(百済との国交樹立――七支刀銘文/軍事同盟の誕生/参謀本部が目をつけた広開土王碑/辛卯年条は前置き文/広開土王碑に現われた倭は海賊か/先進文物供与の見返りとしての派兵/「小帝国」意識の芽生え)/3 渡来人の来住と列島の技術革新(渡来人の第一波は五世紀前半/新しい生活スタイルの伝来/先進技術の地方への伝播/渡来人の故郷「カラ」/「カラ」への思いの原点/技術革新から社会変革へ/五世紀の列島支配とその限界)/4 倭の五王――冊封体制への参入と離脱(南朝宋から授かった官爵/倭の五王とは誰か/高句麗への対抗意識/倭王武の上表文の真意/倭王の官爵の弱点は将軍号/臣下の官爵も要求/中国王朝との決別/倭王柵封の歴史的意義とは)
第二章 「治天下大王」の登場    1 倭王権の拠点(巨大古墳の世紀/移動する王墓の地/在地勢力の弱体な河内/倭王権の直轄地/政治的センターの移動/氏族の拠点も河内へ/倭王権の飛躍と王墓の移動)/2 倭王権と地域社会(ヒトとモノによる支配/五世紀は「内乱の時代」か/地方の動乱への介入/火山灰に埋もれたムラ/巨大な豪族居館/地域社会と渡来人)/3 初の「治天下大王」――ワカタケル大王(鉄剣銘の発見/ワカタケル大王は雄略天皇/オワケ臣が銘文に込めた思い/鉄剣銘の系譜が語りかけるもの/王宮での奉仕/郷里に帰ったオワケ臣/治天下大王の出現/「天下」的世界の形成/百済との関係の緊密化/旧豪族の没落)
第三章 自立する倭王権    1 継体欽明の王権(異例ずくめの即位/息長氏の重要な役割/継体は王位簒奪者か/謎の使徒「両朝対立」説/蘇我氏の登場と欽明天皇/大王の即位式と群臣/天つ神の“ヨサシ”)/2 半島政策の挫折(新羅の自立と領土拡大/三つどもえの死闘/「任那四県割譲」事件/百済と大加耶の抗争/金官国の滅亡と近江毛野の派遣/「日本府」と「任那復興」/半島南部の倭系人「韓子」たち/「任那」の滅亡/「任那の調べ」の政治的演出)/3 国造と氏(筑紫君磐井の乱と国造・屯倉の成立/国造による地方支配/ミヤケは王権の政治的拠点/部とカキ/タテ割りの部の組織/ウジとカバネ/六世紀の倭王権――ウジごとのタテ割り支配)/4 “前方後円噴の時代”の終焉(横穴式石室の普及と群集墳の激増/名無しの巨大古墳/最後の前方後円墳)
第四章 王権の転機    1 仏教の伝来と蘇我氏(救援要請の見返り/“世界宗教”の衝撃/崇仏・排仏の争い/改革派蘇我氏の立場/蘇我・物部両氏の武力抗争/最後の伽藍――飛鳥寺)/2 女帝と太子(大王暗殺/非蘇我系王族の旗頭――彦人大兄皇子/蘇我系王族の代表――厩戸皇子/初の女帝、推古の擁立/「聖徳太子は実在しなかった」!?/厩戸皇子の政治的地位)/3 大陸ルートの復活と内政の改革(倭王武以来の対中外交/“対等外交”の実相/柵封体制外の「不臣」倭国/小墾田宮の造営と冠位十二階――第一回遣隋使の衝撃/憲法十七条の真偽/倭国的「天」の思想と大王/「朝庭」の形成と朝政)
第五章 律令国家への歩み    1 乙巳のクーデターへの道(女帝没後の王位継承問題/百済大寺――まぼろしの大寺の発見/上宮王家の滅亡/伴造――トモ・部制の行きづまり/改新の対外的要因/中大兄皇子中臣鎌足の出会い/クーデターの決行)/2 大化改新(史上初の譲位/新政権と「改新の詔」/政治改革の内実/ミコトモチの派遣とクニの解体/部廃止とその限界/「評」の設置の意義/前期難波宮――改新の考古学的「証拠」/巨大な王宮の必要性/改新政治の影)/3 改新政治からの逸脱と敗戦――斉明朝白村江の戦い(斉明の重祚/「興事」好きの女帝/倭京の形成――古代都市の芽ばえ/“石の王都”――酒船石遺跡/倭京の儀礼空間――石神遺跡/“化外の民”と王権/阿倍比羅夫の北方遠征/百済の滅亡/老女帝の西征/白村江の敗戦――百済復興策の失敗/外征軍の兵士たち)/4 厳戒体制下の国政改革――天智期(必死の国土防衛/唐・新羅との関係修復/甲子の宣――非常時下の氏族改革/近江遷都と天智即位/はじめての戸籍――庚午年籍/天智十年官制――「近江令」はあったか)/5 神への飛躍の戦い――壬申の乱額田王をめぐる二人の兄弟/天智の後継者問題/決死の吉野脱出/先手をとった大海人方/近江朝廷の最期)
エピローグ 「天皇」の出現    大王は神にしませば/“カリスマ”天武の尊称/「天皇」号の理念/点と日のイデオロギー/古代天皇制の成立/日本的「天下」の究極の権威

学術文庫版あとがき (二〇〇八年十月  熊谷 公男)
年表
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇一年一月に、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 熊谷公男 (くまがい・きみお) 1949年生まれ。東北大学文学部卒。同大学院、宮内庁正倉院事務所をへて、東北学院大学文学部教授東北文化研究所所長)。専門は日本古代史。古代氏族、古代蝦夷、政務・儀礼などから古代王権の問題に取り組んでいる。主な著書に『蝦夷の地と古代国家』(山川出版社)、『古代の蝦夷と城柵』(吉川弘文館)、『新版 古代の日本 近畿I』『新版 古代の日本 東北・北海道』(いずれも共著、角川書店)、『列島の古代史』1(共著、岩波書店)などがある。

寺沢薫 『王権誕生 (日本の歴史02)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/17
岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「王権誕生 (日本の歴史02、講談社学術文庫1902)」寺沢薫5

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王権誕生 日本の歴史02 (講談社学術文庫)
王権誕生 (日本の歴史02、講談社学術文庫1902)

○著者: 寺沢 薫
○出版: 講談社 (2008/12, 文庫 400ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4062919029
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なるほど、「弥生」とは?!、春の明るい豊かなイメージ♪
ズバリ、「王権誕生」のタイトルは、まさに、、、コメ(ドングリ)、金属、青銅、ムラ、クニ、、、


前六世紀末から四世紀末、稲作伝来以来、日本列島は大きく変貌した。弥生人の生活はどのようなものであったのか。各地に残る環濠集落、石剣が突き刺さった人骨、大量に埋納された銅鐸銅剣巨大墳丘墓の築造。カミから神へ、マツリから祭りへ、ムラからクニ、国へ。王権誕生・確立までのダイナミックな歴史のドラマを最新の研究成果を結集し描く。


≪目次: ≫
はじめに
凡例
プロローグ 弥生時代とは    1 ようこそ弥生時代へ(“弥生”のルーツとイメージ/この時代に何をみるか)/2 様式論とタイムスケール(「弥生時代」「弥生文化」とは……/いつのことか――暦年スケールをつくる)
第一章 稲作伝来    1 水稲農耕の始まりと広がり(最古の水田跡と急速な波及/縄文か弥生か/最北端の水田稲作/水稲以前/北のコメと穀物)/2 イネのきた道(東アジアの稲作はどこで始まったか/弥生農業のふるさと/「直接伝来」説と「海上の道」説/朝鮮半島への稲作伝来/畑稲作のきた道/北方ルートの提唱)/3 金属器の登場と渡来人(渡来人登場/渡来人の足跡/弥生文化の東進・縄文人との遭遇/青銅器への憧憬と生産の開始)/4 壕をめぐらすムラ(環壕の出現/環壕はなぜ掘られたか――「うち」と「そと」/環壕集落のルーツを探る/北の環壕集落/環濠集落のルーツ――水をたたえるムラ/弥生文化の二つの重なり)
第二章 コメと日本文化――日本的農業と食生活    1 弥生人の食事情(貯蔵穴をのぞいてみれば/コメの収穫量を推定すると/コメはどれほど食べられたか/多彩な畑作物/ドングリの力)/2 稲作の技術と開発(多様化する農具/農具の鉄器化は飛躍的か/田植えはおこなわれていたか/灌漑水田と低地開発の志向/古代開発神話の誤算)/3 弥生農業のすがた(倭人の四季/日本的農業の原像としての弥生農業)
第三章 青銅のカミとマツリ    1 マツリを再現する(倭人のマツリ/祭器としての青銅器/銅鐸と武器形青銅祭器の共存――青銅のマツリの第I段階/豊穣のためのマツリ/戦うシャーマンと穀霊を運び、守るシャーマン/銅鐸の二面性/銅鐸はなぜ埋められたのか)/2 銅鐸の絵画は何を語るか(絵と図像を描く目的は何か/鳥が魚を銜えている絵/「工」の呪力/鹿の生命力/祖霊の顔/家族の祖霊像/政治性をおび始める青銅のマツリ)
第四章 倭人伝の国々    1 戦争の始まり(犠牲者の無念の声/拡大・激化する戦争/戦死か処刑か/縄文時代に戦いはあったか/抗争と戦争の区別/なぜ戦争が起きたのか)/2 戦争がもたらしたもの――戦争の人類学(首長権の生まれる時/日本列島における階級の発生/地域の統合をどう理解するか/ムラからクニへ、クニから国へ)/3 北部九州のクニと国(墓に権力の動きを読む/クニから国へ――「マツロ」国/「早良」のクニと国の消長/吉野ヶ里遺跡と佐賀平野のクニグニのオウ族墓)/4 王墓の出現と王のなかの王(「ナ」・「イト」のクニ・国と楽浪郡/三雲遺跡群と「イト」国王墓/須玖遺跡群と「ナ」国王墓/イト国連合とナ国連合/連合下での擬似冊封システム)/5 近畿周辺のクニグニのすがた(方形周溝墓とオウ族墓/顕在化し始める共同体内の階層差)/6 ムラに権力の胎動をみる(環壕の内と外と/オウの住居と祭祀空間/祭祀的なシンボル塔)/7 青銅祭器とクニ・国(シンボルとしての青銅祭器――銅鐸をとるか武器をとるか/大量埋納はなにを語るか/イズモ社会と銅剣形祭器の創出/イズモの青銅器大量埋納の背景/呪禁としての武器形青銅祭器)/8 帝国の外縁で(首長制社会と初期国家/弥生時代の国家をどう捉えるか)
第五章 情報の争奪と外交    1 倭人争乱(多重環濠のムラ/高地性集落とは何か/ピークは三回/第一次高地性集落と北部九州の脅威/高地性集落の本質と歴史的意義)/2 分業と流通システム(南北市糴/分業と社会構造/青銅器の生産体制/拠点的高地性集落出現の意味/鉄器化と鉄をめぐる争奪論への疑問)/3 外交は大海を越えて(金印をめぐる情勢/倭国の誕生/倭国王帥升はイト国王)/4 マツリからマツリゴトへ(巨大化する青銅のカミ/青銅のマツリの第III段階/変貌するシャーマン)
第六章 倭国乱れる――王権への胎動    1 倭国再編への兆し(平原遺跡とイト倭国の行方/倭国乱の背景と東アジア情勢/倭国乱はいつ、どのように起こったか/イズモの巨大墳丘墓/巨大墳丘墓の鼎立)/2 穀霊から首長霊へ(「キビ」の変貌/首長霊の誕生――銅鐸から特殊器台・壺へ/首長霊の継承と秘儀)
第七章 王権の誕生    1 新時代の幕開け(新生倭国とヤマト王権の誕生/王権と王国と大王と/首都・纒向遺跡の出現/日本的都市「纒向」の誕生/前方後円墳の誕生/「前方後円」形はなぜ生まれたか/定型化前方後円墳の成立事情/ヤマト王権の系譜はどこか/邪馬台国と纒向遺跡/纒向ホケノ山古墳の発掘)/2 卑弥呼共立(公孫氏政権の台頭と新生倭国/卑弥呼の外交と東アジア情勢/三世紀の伊都国/三世紀の奴国/イト倭国その後/投馬国狗奴国はどこか/狗奴国連合は存在するか/狗奴国の興亡/女性史からみた卑弥呼像と鬼道)/3 王権成立への道(古墳時代の始まりとは?/布留式と庄内式の画期/近畿に向けての物流・近畿からの王権の浸透/カミから神へ、マツリから祭祀へ)
第八章 王権の伸長    1 前方後円墳体制(前方後円墳からみた政治秩序/前方後円墳の意味/箸墓は卑弥呼の墓か/三角縁神獣鏡論争/三角縁神獣鏡の性格/銅鏡百枚は何か/三角縁神獣鏡の誕生と意義)/2 王権の祭祀(首長霊の秘儀/首長霊継承と大嘗祭/火と水の祭儀――纒向祭祀と導水施設/王権と境界祭祀/三輪山の祭祀の原像と成立/王権祭祀の地域への浸透)/3 巨大古墳の世紀(ヤマトの大王墓/おおやまと古墳集団の性格/大王墓の移動は何を語るか/ヤマト王権内部の権力闘争説)/4 王権確立への道――五世紀史への展望(東アジア情勢と鉄の掌握/朝鮮半島侵攻と佐紀大王家/四世紀後半の王権構図/河内大王家と葛城氏/瀬戸内海道・五世紀へ)
エピローグ 世界史と現代へのまなざし    世界のなかの弥生文化/戦争と王権形成/日本的創造の現像/環境破壊と農業の発展

学術文庫版あとがき (二〇〇八年八月二十日  寺沢 薫)
弥生時代の遺跡・古墳地図
年表
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇〇年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 寺沢 薫 (てらさわ かおる) 1950年東京都生まれ。同志社大学文学部卒。奈良県立橿原考古学研究所総務企画部長。専門は日本考古学で、考古学からの国家形成史、東アジアの農業史、比較文化史をめざす。古代学研究会代表。第15回濱田青陵賞受賞(2002年)。主な編著書に『考古資料大観10 弥生・古墳時代遺跡・遺構編』(小学館)、『最新邪馬台国事情』(共著、白馬社)、『弥生土器の様式と編年 近畿篇I・II』(共編著、木耳社)、『日本の古代遺跡5 奈良中部』(共著、保育社)ほかがある。


岡村道雄 『縄文の生活誌 (日本の歴史01)』(講談社学術文庫、2008年) '10/12/03
網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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本「縄文の生活誌 (日本の歴史01、講談社学術文庫1901)」岡村道雄5

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縄文の生活誌 日本の歴史01 (講談社学術文庫)
縄文の生活誌 (日本の歴史01、講談社学術文庫1901)

○著者: 岡村道雄
○出版: 講談社 (2008/11, 文庫 352ページ)
○価格: 1,208円
○ISBN: 978-4062919012
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考古♪


日本列島に人類が住み始めたのは何万年前か。そこでどのような暮らしを営み、大陸や東アジア地域とどんな交流をしたのか。近年の発掘と研究の成果は人々が自然の恵みとともに生きてきたことを明らかにし、さらには生と死の実態に迫っている。旧石器時代人の遊動生活から日本文化の基層となった縄文人の定住生活まで、古代観を一変させる考古の探究。


≪目次: ≫
第一章 列島最古の文化を求めて    1 どこまで遡るか、列島の人類史(「岩宿の発見」による後期旧石器文化の確認/前期・中期旧石器文化の可能性/アフリカ起源の古人類とアジアへの進出/中国大陸の古人類と前期・中期旧石器文化)/2 中期旧石器文化の可能性(最古の列島人の痕跡/八万年前か、二十万年前か/中期旧石器文化末期の野尻湖底遺跡/後期旧石器文化への移り変わり)
第二章 「新人」たちの登場――後期旧石器時代    1 「遊動」する人びと(後期旧石器時代とは/集合時の生活を示す「環状ブロック」/頻繁な移動生活と石器/協業を契機とした定住のさきがけ/遊動生活中のキャンプ跡、富沢遺跡)/2 氷河期、男三人の偵察行――宮城県東部・富沢物語(物語の設定/焚き火を囲んでの石器作り/美しい原生草原の地/拠点となっていたムラへ帰る)/3 列島文化のはじまり(地域的まとまりと言語の使用/後期旧石器時代の終末と生活)
第三章 縄文文化の成立    1 温暖化と土器の出現(縄文文化とは/縄文土器の特色と型式編年/「縄文文化」の文化圏と広がり/縄文文化は、どこからはじまったか/北の縄文文化のはじまり/南からの、縄文文化のはじまり)/2 九州南端ではじまった「定住」生活――鹿児島県・栫ノ原、掃除山物語(物語の設定/夏の日の家族団欒/予定外のイノシシの捕獲/炉穴と石斧を中心とする定住生活/越冬の地、掃除山へ/冬ごもりの生活/母と娘の死)/3 「定住」の意味するもの(定住とは、どのように定義されるか/定住の拡大)
第四章 三内丸山遺跡の生活誌    1 縄文時代観は変わったか(自分たちの原点を求めて/都心での“縄文”発見/十年で書き換えられた縄文観)/2 三内丸山遺跡とは(三内丸山遺跡は、なぜすごいか)/3 三内丸山ムラの祭り――青森県・三内丸山物語(物語の設定/満月の日の祭り/三内ムラへ/威圧感ある大型掘立柱建物竪穴住居に滞在する/ムラの探検/祭とムラの集団組織・階層/大型掘立柱建物は祭殿/祭のクライマックスと送りの儀礼/ムラの生活ぶり/家の中心、炉/収穫のとき/交易ネットワーク/三内ムラを去る日)
第五章 関東・中部地方の縄文集落    1 縄文前期・中期社会の隆盛と土器文化圏(縄文のクニグニとそれぞれの文化/円筒土器文化圏火炎土器文化圏/関東・中部地方の縄文集落/集落の統合と再生を求めて)/2 集落の再興を祈る祭り――千葉県・権現原貝塚物語(物語の設定/権現原集落の来歴/最初の集落の設営/権現原の暮らし/再興をはかる祈り/権現原を捨てる日)/3 遺跡から何がわかるか(「事実」から「解釈」へ/大規模集落の存在/遺跡から発掘した遺構・遺物による検証/粘土からわかること/植物質、動物質食料の復元/黒曜石ヒスイなどの材質分析と原産地推定/漆、漆器の製作)
第六章 縄文人の一年――前期・中期定住社会の生活基盤    1 春夏秋冬の衣食と生活道具(自然とともに生きる、島の四季/「縄文カレンダー」/四季折々の狩猟と漁撈/「サケ・マス論」/木の実などはどう食べていたか/列島各地の主要な食料/栗の栽培から酒づくりまで/バラエティーに富んでいた食料/作業に用いられた道具と、繊維製品、衣類)/2 住居と集落はどうなっていたか(縄文集落景観の大転換/竪穴建物と掘立柱建物/竪穴住居の構造と間取りは、どうなっていたか/集落の規模と集落内外の施設/前期・中期の集落変遷と地域性)/3 集団内の階層とリーダーの有無(これまでの縄文社会観/リーダーを必要とした社会/墓地・墓・副葬品などから見た階層/縄文絵画・土偶から見たシャーマン/階層化の程度)/4 生産と流通――列島内と東アジアでの動き(広かった“縄文世界”/石器石材の流通と手工業生産/加工・供給されていた干し貝/コハクとヒスイの道/遠隔地への運搬は丸木舟で/海を越えた物と人の動き/東アジアの中の日本列島)
第七章 縄文人の一生――生と死と祈りの心情    1 生と死と再生(豊穣を願う/出産/生から死へ/考古学にとっての死/祈りと祭りのはじまり/土偶祭祀)/2 墓と埋葬と副葬品(なぜ墓地を作るのか/遺体の処理から埋葬まで/さまざまな墓と埋葬法/副葬の意味/中期以前における、北海道から西日本までの地域性)
第八章 大規模集落の解体と祭祀的社会    1 中期社会の崩壊と西日本の発展(なぜ東日本中期社会は崩壊したか/東日本社会全体の凋落傾向/後期・晩期の生業と技術・道具類/東北日本縄文人の関東・甲信地方への移住/後期半ば以降から晩期に発達した地域/西日本の復活と発展/小牧野遺跡とは)/2 三内丸山の解体――青森県・小牧野環状列石物語(物語の設定/集団の結束を強めるために/環状列石の建設/環状列石とはどういうものか/環状列石での祭祀と葬祭/収穫と豊猟の祭り)/3 祭祀に支えられた後期・晩期社会(環状列石の成立/石狩低地での環濠と周堤墓の成立/環状列石・周堤墓の終焉と土坑墓群/環状列石で行なわれた祭りの種類/祭祀を核にした後期・晩期社会)
第九章 「縄文時代の終わり」は、何を意味するか    1 一万年も続いた縄文の終末期(東北地方と水田稲作/東から西へ――西日本の活性化/食いつめていなかった縄文人)/2 縄文的生活の継承(縄文的基層文化の存続/弥生時代から、何が新しくはじまったのか/だれが水田稲作をはじめたのか/弥生文化の過大評価)/3 なぜ水田稲作を受容したか(古い議論から新しい議論へ/直接的な原因と背景)
補章 遺跡捏造事件について    1 発覚と検証(考古学史上、前代未聞の事件/私と旧石器時代研究、そして事件との関わり)/2 消えた前期・中期旧石器(捏造された歴史/検証とその根拠/なぜ捏造は露見しなかったのか/事件の再発防止と今後の研究方針)/3 旧石器時代の研究の方法と限界(石器しか残っていない時代/どんな所の、どんな地層から発見したか/人工品か、石器に似た自然破砕礫か/石器の特徴から判定する古さ(年代)/石器自体の古さかを測定する方法/むずかしい歴史・生活の復元/自然科学との連携/残留脂肪酸と受熱などの分析)

学術文庫版あとがき (二〇〇八年十月 岡村道雄)
全国の旧石器・縄文時代の遺跡地図
年表
参考文献
索引


編集委員 網野善彦大津透鬼頭宏桜井英治山本幸司


※本書の原本は、二〇〇二年、小社より刊行されました。


≪著者: ≫ 岡村道雄 (おかむら みちお) 1948年生まれ。東北大学文学部卒業、同大学大学院修了。東北大学、東北歴史資料館、文化庁、奈良文化財研究所などで勤務。専門は日本の旧石器時代から縄文時代、埋蔵文化財保護。主な論文に「機能論」、、編著書に『縄文物語 海辺のムラから』『貝塚と骨角器』『縄文遺跡の復原』『やってみよう縄文人生活』などがある。


網野善彦 『「日本」とは何か (日本の歴史00)』(講談社学術文庫、2008年) '10/11/20





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