Gori ≒ ppdwy632

〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

歴史哲学講義

本「歴史哲学講義 〈下〉  Vorlesungen uber die Philosophie der Geschichte (岩波文庫)」ヘーゲル、長谷川宏 訳5

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歴史哲学講義〈下〉 (岩波文庫)
歴史哲学講義 〈下〉  G. W. F. Hegel: “Vorlesungen über die Philosophie der Geschichte” (岩波文庫)

○著者: ヘーゲル長谷川宏
○出版: 岩波書店 (1994/8, 文庫 381ページ)
○定価: 903円
○ISBN: 978-4003363003
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世界史を哲学的に考察する
世界史を理性のあゆみとしてあきらかにする、世界史を自由の発展の過程として描きだす
ヨーロッパ近代という同時代の社会の動向、その近代を代表する大事件として、宗教改革と啓蒙思想とフランス革命の三つ、そうした事件に底流する自由と理性の胎動、、、個人の自由と人権を確立し、理想的な国家を建設することがヨーロッパ近代の歴史的課題であり、その課題をゆるぎなく実現して見せるのが、ヘーゲル自身もそのなかに生きる、ヨーロッパ近代の歴史、であった、、、とは、おおむね巻末の「解説」より

ギリシャ、古代ギリシャ、あぁギリシャ


世界史の青年期として、その明るく新鮮な精神のもと、「個人」が形成されるギリシャ。「自由」という一般原理が姿を現すものの、精神の内実は貧しいローマ。そしてキリスト教の原理を体現すべく独特の発展を遂げるゲルマン世界。自由の理念の発展過程を追い、歴史のなかに神の存在を見いだすヘーゲルの弁神論は、ここに一応の完結をみる。


≪目次: ≫
第二部 ギリシャ世界
  第一篇 ギリシャ精神の諸要素
  第二篇 美しき個人の形成
    第一章 主観的芸術作品
    第二章 客観的芸術作品
    第三章 政治的芸術作品
  第三篇 外交の時代
    第一章 ペルシャ戦争
    第二章 アテネ
    第三章 スパルタ
    第四章 ペロポネソス戦争
    第五章 マケドニア王国
  第四篇 ギリシャ精神の没落

第三部 ローマ世界
  第一篇 第二回ポエニ戦争以前のローマ
    第一章 ローマ精神の諸要素
    第二章 第二回ポエニ戦争以前のローマ史
  第二篇 第二回ポエニ戦争から帝制成立までのローマ
  第三篇 帝制の時代
    第一章 帝制期のローマ
    第二章 キリスト教
    第三章 東ローマ帝国

第四部 ゲルマン世界
  第一篇 キリスト教=ゲルマン世界諸要素
    第一章 民族大移動
    第二章 イスラム教
    第三章 カール大帝のフランク王朝
  第二篇 中世
    第一章 封建制と位階組織
    第二章 十字軍の遠征
    第三章 封建制から君主制へ
    第四章 中世のおわりを告げる芸術と学問
  第三篇 近代
    第一章 宗教改革
    第二章 宗教改革が国家形成におよぼした影響
    第三章 啓蒙思想とフランス革命


解説 (一九九四年六月十三日  長谷川 宏)

「理性が世界を支配し、したがって世界の歴史も理性的に進行する」との確信にもとづき、世界精神の理性的かつ必然的なあゆみとしての世界史をヘーゲルは構想する。一八二二〜三一年に五回にわたって行われた講義を彼の死後に編集・整理したのが本書である。「語られたことば」であることを配慮した明快な訳文でおくる。


ヘーゲル 『歴史哲学講義 〈上〉  Vorlesungen uber die Philosophie der Geschichte 』(長谷川宏 訳、岩波文庫、1994年) '12/10/29
ヘーゲル 『法の哲学 自然法と国家学の要綱 下巻  Grundlinien der Philosophie des Rechts, 1821 〈ヘーゲル全集9b〉』(上妻精/佐藤康邦/山田忠彰 訳、岩波書店、2001年) '12/09/26
ヘーゲル 『法の哲学 自然法と国家学の要綱 上巻  Grundlinien der Philosophie des Rechts, 1821 〈ヘーゲル全集9a〉』(上妻精/佐藤康邦/山田忠彰 訳、岩波書店、2000年) '12/09/23
ヘーゲル 『歴史哲学講義 〈下〉  Vorlesungen uber die Philosophie der Geschichte 』(長谷川宏 訳、ワイド版岩波文庫、2003年) '08/12/20
ヘーゲル 『歴史哲学講義 〈上〉  Vorlesungen uber die Philosophie der Geschichte 』(長谷川宏 訳、ワイド版岩波文庫、2003年) '08/12/12

長谷川宏 『ヘーゲルの歴史意識』(講談社学術文庫、1998年) '12/11/06
長谷川宏 『新しいヘーゲル』(講談社現代新書、1997年) '09/02/02
長谷川宏 『ヘーゲル『精神現象学』入門』(講談社選書メチエ、1999年) '09/01/29
長谷川宏 『格闘する理性 ヘーゲル・ニーチェ・キルケゴール』(洋泉社MC新書、2008年) '09/01/27

村岡晋一 『ドイツ観念論 カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル』(講談社選書メチエ、2012年) '12/09/06
加藤尚武 編著 『ヘーゲル 「精神現象学」入門』(原崎道彦/伊坂青司/栗原隆/松山壽一/座小田豊/滝口清栄/山純 著、講談社学術文庫、2012年) '12/06/11
熊野純彦 『ヘーゲル 〈他なるもの〉をめぐる思考』(筑摩書房、2002年) '09/12/30






 意識はここまでやってきました。のべてきたのは、自由の原理を実現していく主要な精神の形態です。世界史とは自由の概念の発展にほかならないのですから。が、客観的な自由の表現たる実在の法律は、形式的なものにすぎぬ偶然の意思の抑制を要求します。客観的な法そのものが理性的であれば、人びとの認識も理性にふさわしいものとなり、主観的な自由も社会に不可欠な要素となります。わたしたちは自由の概念の進展だけを追いかけ、幸不幸、民族の全盛期、個人の美しさと偉大さ、個人の喜怒哀楽こもごもの運命については、くわしくのべてみたい気持ちをしりぞけねばなりませんでした。哲学は、世界史にうつしだされた理念のかがやきしか相手としないもので、現実世界のうんざりするようなむきだしの情熱的行動については、考察の外におくほかはない。哲学の関心は、実現されてゆく理念の発展過程を、それも、自由の意識としてあらわれるほかない自由の理念の発達過程を、認識することにあるのです。
 歴史に登場する民族がつぎつぎと交替するなかで、世界史がそうした発展過程をたどり、そこで精神が現実に生成されていくこと――それこそが正真正銘の弁神論であり、歴史のなかに神の存在することを証明する事実です。理性的な洞察力だけが、聖霊と世界史の現実とを和解させうるし、日々の歴史的事実が神なしにはおこりえないということ、のみならず、歴史的事実がその本質からして神みずからの作品であることを認識するのです。  (p373-374、第四部 ゲルマン民族、第三篇 近代)

 ギリシャにやってくると、ただちに故郷にいるような気分になる。そこに精神の土台がしっかりあるからです。民族の起源や言語の派生のさまを追ってインドにまでさかのぼることは可能だが、精神の本格的な登場と真の再生は、ギリシャとともにはじまるといわねばなりません。わたしは以前にギリシャ世界を世界史の青年期になぞらえたことがありますが、といっても、それは、青年には将来にむけてのまじめな使命があり、いまだ未完成で未熟な身として、はるかな目的にむかって研鑽を積む必要がある、という意味でいったのではない。完成にはほど遠いまちがいだらけの青年期、、という意味ではなく、窮屈な分別くさい目的のための労働や労苦をに身をいれる必要がいまだなく、具体的で新鮮な精神生活を謳歌できるという意味での青年期、いいかえれば、肉体化された精神、ないし、精神化された感性として、精神的な統一のもとに感覚的な現在を生きるという意味での青年期になぞらえたかったのです。ギリシャに見られるのは、青年期の精神生活の新鮮にして明朗な情景です。ギリシャにいたってはじめて、精神は水からを意思と知の内容とするまでに成熟し、しかも、国家、家族、法、宗教が同時に個人の目的となり、個人はそれらにかかわることで個人としてみとめられる、という関係が成立しています。壮年期になると、ときには個人とての自分を犠牲にしてまでも、客観的な目的のために持続的にはたらかねばならないのですが。  (p8-9、第二部 ギリシャ世界)



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本「歴史哲学講義 〈上〉 (岩波文庫)」ヘーゲル、長谷川宏 訳5

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歴史哲学講義 (上) (岩波文庫)
歴史哲学講義 〈上〉  G. W. F. Hegel: “Vorlesungen über die Philosophie der Geschichte” (岩波文庫)

○著者: ヘーゲル長谷川宏
○出版: 岩波書店 (1994/6, 文庫 363ページ)
○定価: 945円
○ISBN: 978-4003362990
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ぼくが手にしている(読んだ)のは、第21刷 2008年4月 発行版(もちろん図書館で借りた)
Vorlesungen über die Philosophie der Geschichte

まるい月が空に照る夜、満月の前夜、月齢13.6


ヘーゲルGeorg Wilhelm Friedrich Hegel, 1770-1831)は歴史Geschichte)を通して歴史哲学Geschichtsphilosophie)に関心を持ち続けてきた。彼が構想したのは個別的な歴史記述ではなく、世界精神の自己発展としての哲学的な歴史であった。上巻には、そうして世界史のとらえかたの原理を説いた「序論」と、第一段階をなす東洋世界を考察する第一部を収録する。古典を今によみがえらせる達意の新訳。(全2冊)


≪目次: ≫
凡例

序論
 A 歴史のとらえ方
   (a) 事実そのままの歴史
   (b) 反省をくわえた歴史
   (c) 哲学的な歴史
 B 歴史における理性とはなにか
   (a) 精神の抽象的定義
   (b) 自由を実現する手段
   (c) 自由の実現体たる国家
 C 世界史のあゆみ
   (a) 発展の原理
   (b) 歴史のはじまり
   (c) 世界史のすすみかた
 D 世界史の地理的基礎
   (a) 新世界
   (b) 地理的条件
   (c) 旧世界
 E 世界史の時代区分

第一部 東洋世界
 第一篇 中国
 第二篇 インド
     (付録)仏教について
 第三篇 ペルシャ
   第一章 ゼンド民族
   第二章 アッシリア、バビロニア、メディア、ペルシャ
   第三章 ペルシャ帝国と帝国内の各地域
     一 ペルシャ
     二 シリアとセム族の住む小アジア
     三 ユダヤ
   第四章 エジプト
   第五章 ギリシャ世界への移行

「理性が世界を支配し、したがって世界の歴史も理性的に進行する」との確信にもとづき、世界精神の理性的かつ必然的なあゆみとしての世界史をヘーゲルは構想する。一八二二〜三一年に五回にわたって行われた講義を彼の死後に編集・整理したのが本書である。「語られたことば」であることを配慮した明快な訳文でおくる。


ヘーゲル 『歴史哲学講義 〈下〉  Vorlesungen uber die Philosophie der Geschichte 』(長谷川宏 訳、ワイド版岩波文庫、2003年) '08/12/20
ヘーゲル 『歴史哲学講義 〈上〉  Vorlesungen uber die Philosophie der Geschichte 』(長谷川宏 訳、ワイド版岩波文庫、2003年) '08/12/12
ヘーゲル 『法の哲学 自然法と国家学の要綱 下巻  Grundlinien der Philosophie des Rechts, 1821 〈ヘーゲル全集9b〉』(上妻精/佐藤康邦/山田忠彰 訳、岩波書店、2001年) '12/09/26
ヘーゲル 『法の哲学 自然法と国家学の要綱 上巻  Grundlinien der Philosophie des Rechts, 1821 〈ヘーゲル全集9a〉』(上妻精/佐藤康邦/山田忠彰 訳、岩波書店、2000年) '12/09/23

長谷川宏 『新しいヘーゲル』(講談社現代新書、1997年) '09/02/02
長谷川宏 『ヘーゲル『精神現象学』入門』(講談社選書メチエ、1999年) '09/01/29
長谷川宏 『格闘する理性 ヘーゲル・ニーチェ・キルケゴール』(洋泉社MC新書、2008年) '09/01/27

村岡晋一 『ドイツ観念論 カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル』(講談社選書メチエ、2012年) '12/09/06
加藤尚武 編著 『ヘーゲル 「精神現象学」入門』(原崎道彦/伊坂青司/栗原隆/松山壽一/座小田豊/滝口清栄/山純 著、講談社学術文庫、2012年) '12/06/11
熊野純彦 『ヘーゲル 〈他なるもの〉をめぐる思考』(筑摩書房、2002年) '09/12/30





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本「歴史哲学講義 〈下〉 VORLESUNGEN ÜBER DIE PHILOSOPHIE DER GESCHICHTE , G.W.F.Hegel (ワイド版岩波文庫226)」ヘーゲル、長谷川宏 訳5

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歴史哲学講義 (下) (ワイド版岩波文庫 (226))
歴史哲学講義 〈下〉 VORLESUNGEN ÜBER DIE PHILOSOPHIE DER GESCHICHTE , G.W.F.Hegel (ワイド版岩波文庫226)

○著者: ヘーゲル長谷川宏
○出版: 岩波書店 (2003/5,文庫 381ページ)
○価格: 1,365円 (品切重版未定)
○ISBN: 978-4000072267
おすすめ度: 5.0
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ヘーゲルはベルリン大学で「世界史の哲学」と題する半年単位の講義を、計五回おこなっている。いずれも冬学期(十月下旬開講・三月下旬閉講)の講義で、一八二二―二三年、二四―二五年、二六―二七年、二八―二九年、三〇―三一年の五回である。
この講義はヘーゲルの生前は活字になることがなく、ヘーゲルの死後、弟子のE・ガンスがヘーゲル自身の草稿と聴講者のノートをもとに編集した『歴史哲学講座』がまず一八三七年に出版され、三年後の一八四〇年、ガンス版を改訂増補した第二版が息子K・ヘーゲルの編集のもとに出版された。本書の底本としたグロックナー版ヘーゲル全集第十一巻は、K・ヘーゲル編集の第二版をそのまま採用している。  (P.375、「解説」)



≪目次: ≫
第二部 ギリシャ世界
第一篇 ギリシャ精神の諸要素
第二篇 美しき個人の形成

第一章 主観的芸術作品
第二章 客観的芸術作品
第三章 政治的芸術作品
第三篇 外交の時代
第一章 ペルシャ戦争
第二章 アテネ
第三章 スパルタ
第四章 ペロポネソス戦争
第五章 マケドニア王国
第四篇 ギリシャ精神の没落

第三部 ローマ世界
第一篇 第二回ポエニ戦争以前のローマ

第一章 ローマ精神の諸要素
第二章 第二回ポエニ戦争以前のローマ史
第二篇 第二回ポエニ戦争から帝制成立までのローマ
第三篇 帝制の時代

第一章 帝制期のローマ
第二章 キリスト教
第三章 東ローマ帝国

第四部 ゲルマン世界
第一篇 キリスト教=ゲルマン世界の諸要素

第一章 民族大移動
第二章 イスラム教
第三章 カール大帝フランク王国
第二篇 中世
第一章 封建制と位階組織
第二章 十字軍の遠征
第三章 封建支配から君主制
第四章 中世のおわりを告げる芸術と学問
第三篇 近代
第一章 宗教改革
第二章 宗教改革が国家形成におよぼした影響
第三章 啓蒙思想フランス革命

解説 (一九九四年六月十三日 長谷川宏


歴史哲学講義 〈上〉 (ワイド版岩波文庫225、ヘーゲル 著、長谷川宏 訳、2003/5)
芸術の体系 (光文社古典新訳文庫、アラン・ポー 著、長谷川宏 訳、2008/1)』

cloudy




本「歴史哲学講義 〈上〉 VORLESUNGEN ÜBER DIE PHILOSOPHIE DER GESCHICHTE , G.W.F.Hegel (ワイド版岩波文庫225)」ヘーゲル、長谷川宏 訳5

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歴史哲学講義 〈上〉 VORLESUNGEN ÜBER DIE PHILOSOPHIE DER GESCHICHTE , G.W.F.Hegel (ワイド版岩波文庫225)
歴史哲学講義 〈上〉 VORLESUNGEN ÜBER DIE PHILOSOPHIE DER GESCHICHTE , G.W.F.Hegel (ワイド版岩波文庫225)

○著者: ヘーゲル長谷川宏
○出版: 岩波書店 (2003/5,文庫 363ページ)
○価格: 1,365円 (品切重版未定)
○ISBN: 978-4000072250
おすすめ度:4.5
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地理的な概観によって、世界史の一般的な特徴があきらかになりました。光をもたらす太陽は東方から昇ります。が、光は単純に自分と関係します。自分の内部にあって四方を照らす光は、同時に、主体として太陽のうちにある。日の出の情景は、盲人が突然目が見えるようになって、夜明けの光の生成と燃えあがる太陽をながめる場面として、しばしば思いえがかれます。純粋な明るさのなかですっかりわれをわすれてしまうというのが、最初にやってくる心からの感嘆のありさまです。が、太陽は上にむかい、感嘆の情はしだいに弱まります。まわりのものに目がいき、そこからさらにおのれの内面が見つめられて、ここに、外界と内面との関係があらわれてくる。人間は、なにもしないでただおどろいている状態から、なにかにはたらきかける状態へと移行し、夕方には、自分の内面の太陽にうながされて、建造物をつくりあげる。そして、夕方になってこの建造物をながめたとき、それは、朝早く遠くに見た太陽よりもすぐれたものに思える。建造物を見ることは、自分の精神と関係することであり、自由に関係することだからです。わたしたちがこのイメージをしっかりと保持すれば、そこにはすでに、精神の偉大な日々の労苦である世界史のあゆみがこめられています。
世界史は東から西へとむかいます。ヨーロッパな文句なく世界史のおわりであり、アジアははじまりなのですから。東それ自体はまったく相対的なものですが、世界史には絶対の東が存在する。というのも、地球は球形だが、歴史はそのまわりを円をえがいて回るわけではなく、むしろ、特定の東を出発点とするからで、それがアジアです。外界の物体である太陽はアジアに昇り、西に沈みます。とともに、自己意識という内面の太陽もアジアに昇り、高度なかがやきを広く行きわたらせます。世界死は野放図な自然のままの意志を訓練して、普遍的で主体的な自由へといたらしめる過程です。東洋は過去から現在にいたるまで、ひとりが自由であることを認識するにすぎず、ギリシャとローマの世界は特定の人びとが自由だと認識し、ゲルマン世界は万人が自由であることを認識します。したがって、世界史に見られる第一の政治形態は専制政治であり、第二が民主制および貴族制、第三が君主制です。 (P.175-P.176、序論「E世界史の時代区分」)


≪目次: ≫
凡例

序論
A 歴史のとらえかた

(a)事実そのままの歴史/(b)反省をくわえた歴史/(c)哲学的な歴史
B 歴史における理性とはなにか
(a)精神の抽象的定義/(b)自由を実現する手段/(c)自由の実現体たる国家
C 世界史のあゆみ
(a)発展の原理/(b)歴史のはじまり/(c)世界史のすすみかた
D 世界史の地理的基礎
(a)新世界/(b)地理的条件/(c)旧世界
E 世界史の時代区分

第一部 東洋世界
第一篇 中国
第二篇 インド

(付録)仏教について
第三篇 ペルシャ
第一章 ゼンド民族
第二章 アッシリアバビロニアメディア、ペルシャ
第三章 ペルシャ帝国と帝国内の各地域
一 ペルシャ/二 シリアセム族の住む小アジア/三 ユダヤ
第四章 エジプト
第五章 ギリシャ世界への移行


≪著者: ≫ ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル Georg Wilhelm Friedrich Hegel (1770-1831) ドイツの哲学者。ドイツ観念論を代表する思想家。

芸術の体系 (光文社古典新訳文庫、アラン・ポー 著、長谷川宏 訳、2008/1)』

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