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〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

長沼毅

本「辺境生物はすごい! 人生で大切なことは、すべて彼らから教わった (幻冬舎新書385)」長沼毅5

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「それはしょうがないね、今いるところで頑張りなさい」  (p50)


極地、深海、砂漠などの辺境は、人類から見ると「特殊で過酷な場所」だが、地球全体でいえばそちらのほうが圧倒的に広範で、そこに棲む生物は長寿で強い。「一見生きにくそうな世界も、そこに棲む者にとっては都」「“弱肉強食”は、生物の個体数が多い地域の特別なルールでしかない」など、辺境生物を知ると、我々の常識は覆され、人間社会や生命について考えることがどんどん面白くなる。辺境生物学者である著者の科学的冒険を辿りながら、かたい頭をやわらかくする科学エッセイ。


≪目次: ≫
はじめに――生命の限界を知ることで、生命の可能性が見える (2015年7月 辺境生物学者 長沼 毅)

第一章 「辺境」の超スローライフに学べること
 北極から帰国した翌日に富士山登頂
 南極、北極、赤道直下の氷河――海を隔てて、同じ遺伝子を持つ生命が存在する
 「極限環境」と「辺境」は同じだけどちょっと違う
 謎の深海生物・チューブワーム
 海底火山の発見が、科学に大きな意識変革をもたらした
 地球全体で見れば、「辺境」のほうが圧倒的に広い
 弱肉強食ばかりが自然界の掟ではない
 実は、スローライフこそが生物界の主流?
 勝ちも負けもなく「ニッチ」で生き延びるのが、辺境生物のライフスタイル
 「地球外生命」は、究極の辺境生物

第二章 どんな生物も「世界」にはかなわない――進化も仕事も「外圧」で決まる
 入る学部を間違えたので、生物学者になった
 細部にこだわることの大切さを知る
 「キリンの首は、高所の葉を食べるために進化して長くなった」というのは間違い
 生物の進化には、目的も方向性もない
 キリンの祖先は、首が長いことを「しょうがない」と受け入れて、「今いるところで頑張った」
 人生の転機が訪れるとき、いつも私は「外からの力」に身をゆだねてきた
 望んだわけではないが、契約研究員も単身赴任制度も「第一号」
 「外圧」を利用して、うまく立ち回ることもできる
 そもそも「世界」にはかなわない
 海底火山調査に忘れ物をして冷や汗・・・・・・、そんなときも無駄にしない
 南極、北極、そしてサハラ砂漠の共通点は「塩」!?
 風向きや星のめぐり合わせ次第では、ミスも「進化」のきっかけになる

第三章 生物にも人生にも「勝ちモデル」はない
 40代前半は人生のターニングポイント
 人生に「負けモデル」はあっても「勝ちモデル」はない
 生存競争に勝つために必要な“ナルホド納得”のこと
 私たち人類は、進化における「ベスト・オブ・ベスト」の結果ではない
 辺境生物は「足るを知る」生き方をしている
 なぜ、好きな仕事で苦しまなければいけないのか?
 立派な人生を送りたいなら、「誰かに勝つ」より、「ちゃんと生きる」こと
 自分のミスを頑なに認めないのは、いいことナシ
 生物の進化は、遺伝子のミスコピーから始まる
 「If I were you」で相手のミスを許す

第四章 サイズとノイズ――生物に学ぶ組織論
 生物はどこまで小さくなれのか
 0.2〜0.1マイクロメートルが生物と非生物の「境界線」?
 「小さすぎる」ことは、生物にどんな不都合となるのか
 ノイズに強い生物、弱い生物
 人間社会においても、サイズとノイズのバランスが大切
 どんな大きさの生物も、その細胞の大きさがほぼ同じなのはなぜか考える
 われわれの知る細胞の大きさは、地球上の生命体が強く生きるのに適したサイズ
 新種の微生物を見ればわかる、人間社会のシビアな現実
 多様性を許容しない人間集団の未来は暗い

第五章 生物界の正解は、「個性尊重より、模倣と反復」
 「個性重視の教育」が、社会の多様化を阻害する?
 先人に学ぶことなく自分勝手に勉強・練習して上達するわけがない
 「自分で考える」より、先人たちの知恵を学べ。「知恵」とは「失敗の歴史」だ
 「個性」を勘違いするな。放っておいても出てくるのが個性だ
 「私はこう思います」と言う人は「考えて」いない
 脳の深層から浮上してくる「思いつき」を確実につかむために
 自然科学は、批判し合うことで進歩した
 「自分」にこだわっていたら、新しいフロンティアには乗り出せない

第六章 男社会は戦争社会――人類はどう生き延びるのか
 口も肛門もない生命体がどうやって生きているのか
 バクテリアの生態から知る、「共生」という生き方
 生命現象の本質は卵子にある――卵子こそが主役
 チョウチンアンコウの「小さなオス」の哀しい運命
 戦争中心社会では「オス」が優位になるのはなぜか
 「無益な同胞殺し」をするチンパンジーやイルカ
 ネアンデルタール人は寒さに強かった?
 ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の明らかな差は「言語能力」
 「カインとアベル」の物語に潜む太古の記憶
 ペンギンはなぜ低体温症にならないのか
 人類の知能は「目的のある進化」を可能にした
 ヒトの脳が誕生後も成長するのは、ウイルスの仕業!
 生きているあいだに、遺伝子は変化する?
 ゲノムは生命の「楽譜」であり、これを「演奏」するのは、自分だ
 人類は「愛情遺伝子」を持っている
 世界の平和をコントロールできる「協調性遺伝子」を増やすには

終章 「動物」として生きるということ
 人間にあって、そのほかの動物にはない「自意識」の影響力
 自分の「動物的勘」に頼るなら、「頭」ではなく「腹」で判断する
 「人間性」も「個性」も、客観的なパラメータで説明される時代が来る!
 「世界」の一部として生きる幸福を知る


≪著者: ≫ 長沼 毅 (ながぬま・たけし) 1961年、人類初の宇宙飛行の日に生まれる。深海生物学、微生物生態学、系統地理学を専門とし、極地、深海、砂漠、地底など、世界中の極限環境にいる生物を探索する。筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了、海洋科学技術センター(JAMSTEC、現・海洋研究開発機構)研究員、カリフォルニア大学サンタバーバラ校海洋科学研究所客員研究員などを経て、広島大学大学院生物圏科学研究科准教授(を経て、広島大学教授)。『死なないやつら 極限から考える「生命とは何か」』(講談社ブルーバックス)、『長沼毅の世界は理科でできている』(全六巻 ほるぷ出版)、『地球外生命 われわれは孤独か』(共著・岩波新書)、ほか著書多数。


長沼毅/井田茂 『地球外生命 われわれは孤独か』(岩波新書、2014年) '14/04/09
長沼毅 『世界をやりなおしても生命は生まれるか? 生命の本質にせまるメタ生物学講義』(朝日出版社、2011年) '12/02/22
長沼毅 『形態の生命誌 なぜ生物にカタチがあるのか』(新潮選書、2011年) '11/08/31
長沼毅 『生命の星・エウロパ』(NHKブックス、日本放送出版教会、2004年) '11/05/14
長沼毅/藤崎慎吾 『辺境生物探訪記 生命の本質を求めて』(光文社新書、2010年) '11/03/16
長沼毅 『生命の起源を宇宙に求めて パンスペルミアの方舟』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/12/27



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本「地球外生命 われわれは孤独か (岩波新書1469)」長沼毅/井田茂5

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銀河系の多くの星のまわりで惑星系が見つかっている。地球に似た惑星は、ごくふつうの存在らしい。それでは、この宇宙にはわれわれ以外にも生命が存在するだろうか? 地球生命の仕組みとその限界をもとに、太陽系天体や他の惑星系に生命が誕生する可能性を考えてみよう。生命科学と惑星科学を総動員し、未来の科学を描く。


≪目次: ≫
はじめに 生命は星の一部

第1章 地球生命の限界
 1 辺境の生物たち
生物を生き方で分ける/生物を量でくらべる/新しい生物圏――地底/光合成と地下生物圏/バクテリアとアーキア/太陽光に依存しない生き方/地底の食物連鎖/岩石栄養/スローな地下圏/地下生物圏の広がり/海底火山に生きる/イオウをエネルギー源とする微生物/循環するチオトロフィー
 2 高温・低温・乾燥に耐える
ストレイン121/高温の限界/低温の限界/油の中で生きる/水がなくなると/放射線とラジカル/好塩菌と広塩菌

第2章 地球生命はどのように生まれ進化したか
 1 生命のふるさと
地球生命の祖先/遺伝暗号は単純だった?/地球生命の基本は細胞/生命の誕生は必然か偶然か/異系統は本当にいないのか/なぜL型か/生命はどこで生まれたか/パイライト仮説/細胞の起源/地球生命の火星起源説/火星から隕石に乗ってきた生物?/彗星の生命/オールトの雲
 2 知的生命体への進化
真核生物の起源/地球の大酸化事件/酸素への対抗戦略/低酸素に適応した鳥類/性の始まり/進化と文化/脳の起源/知性の起源/言語発生の偶然/知性には酸素が必要

第3章 地球の生成条件が少し変わっていたら
 1 ハビタブル惑星のできかた
原始惑星系円盤/惑星の延長/液体の水/ハビタブル・ゾーン/惑星の表面温度の決まりかた/地球の水はどこから来たか/水は小惑星が運んだ?/陸がなければ生命は生まれない?
 2 月と宇宙環境
月と地球の自転/月の大きさが違ったら?/もし月がなかったら?/もし地磁気がなかったら――宇宙線と太陽風/太陽が少し違う星だったら?/地球は奇跡の星だったか

第4章 太陽系の非地球型生命
 1 火星の太古の渚
「小さな地球」/火星運河論争/壮大な空振り――バイキング計画/火星の水/走り回るキュリオシティ
 2 氷衛星の内部海 ――エウロパ、ガニメデ、エンケラドス
氷衛星の熱源/木星のガリレオ衛星/内部海をつくる潮汐加熱/エウロパとガニメデ/水より重い氷/土星の衛星と木星の衛星/エンケラドス――生命探査の本命か
 3 マイナス180℃のメタンの湖 ――タイタン
メタンの霧雨の中を降り立つ――着陸機ホイヘンス/液体メタンの中の生命/“油っぽい生命”の困難/低温世界の水の代役/タイタンの謎/高等生物は進化するか/太陽系に生命を求めて

第5章 系外惑星に知的生命は存在するか
 1 生命を観測できるか
系外惑星系の発見/系外惑星観測の急進展/系外生命の存在は?/バイオマーカーを探す/系外惑星の世界地図/天体望遠鏡で森を見つける/ドレイクの方程式とフェルミのパラドックス/酸素と文明
 2 M型星惑星の生命を描く
M型星の水惑星/赤い星の世界/オーシャン・プラネットの生物/知性は生まれるか
 3 地球外知的生命と交信する
SETI(Seach for Extra-Terrestrial Intelligence)/アクティブSETI/SKA(Square Kilometer Array)で系外文明を探る/宇宙考古学/太陽系外への飛行/火星に住む

おわりに われわれは孤独か

参考文献


≪著者: ≫ 長沼 毅 (ながぬま・たけし) 1961年生まれ、筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了。広島大学大学院生物圏科学研究科准教授。専攻、微生物生態学、極限生物学。著書、『死なないやつら』(講談社ブルーバックス)、『生命の星・エウロパ』(NHKブックス)など。

≪著者: ≫ 井田 茂 (いだ・しげる) 1960年生まれ、東京大学大学院理学系地球物理学専攻修了。東京工業大学地球生命研究所教授。専攻、惑星系形成論。著書、『異形の惑星 惑星形成理論から』(NHKブックス)、『スーパーアース』(PHPサイエンス・ワールド新書)など。


長沼毅 『世界をやりなおしても生命は生まれるか? 生命の本質にせまるメタ生物学講義』(朝日出版社、2011年) '12/02/22
長沼毅 『形態の生命誌 なぜ生物にカタチがあるのか』(新潮選書、2011年) '11/08/31
長沼毅 『生命の星・エウロパ』(NHKブックス、日本放送出版教会、2004年) '11/05/14
長沼毅/藤崎慎吾 『辺境生物探訪記 生命の本質を求めて』(光文社新書、2010年) '11/03/16
長沼毅 『生命の起源を宇宙に求めて パンスペルミアの方舟』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/12/27


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本「世界をやりなおしても生命は生まれるか? 生命の本質にせまるメタ生物学講義」長沼毅5

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世界をやりなおしても生命は生まれるか?
世界をやりなおしても生命は生まれるか? 生命の本質にせまるメタ生物学講義

○著者: 長沼 毅
○出版: 朝日出版社 (2011/7, 単行本 304ページ)
○定価: 1,680円
○ISBN: 978-4255005942
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この(あの)セッションは、僕(著者)の3度目の南極行きの第52次南極地域観測隊(夏隊)の出発まで2ヵ月というタイトなスケジュールの中で企画された、4日連続の講義、そしてそれは南極観測船(砕氷船)「しらせ」の艦上であり南極の昭和基地と野外キャンプで編まれた。 @広島大学付属福山中・高等学校 5年生と4年生の「十人の侍」


生命の本当の姿は、常識を超えている

光も食べ物も必要としない生命
1つの数式でできてしまう生命
宇宙が死ぬのを早めている生命

「生物」の常識をぶっ壊すと、見たこともない「生命」の姿があらわれる。
生命とは何か? 生命は「なぜ」存在するのか?――謎の深海生物、生物進化、人工生命、散逸構造、そして地球外生命まで。想像を超えた世界に、その答えの手がかりはある。

世界の果てを探究する生物学者――「科学界のインディ・ジョーンズ」――が、高校生と対話し、生命という「とびっきり大きな問題」に挑む。驚くべき知見とサイエンスの迫力に満ちた、熱いセッションの記録。


≪目次: ≫
はじめに
第1章 地球外生物の可能性は地球の中にある
記念日で結びついた宇宙と人生/スペースシャトルは危険な乗り物/君が宇宙を目指す理由は何か/滑り台の下で考えた「生命とは何か」/生命は光を食べて生きている/世界の果てにも生物は棲んでいる/光のない深海に棲むチューブワーム/「暗黒の光合成」を行なう共生微生物/「植物みたいな動物」は悩まない/クジラの死体でチューブワームは増える/海底の下に広がる微生物の巣/地下1000メートルの研究所/地下にこそ本当の生物圏が広がる/地球の生命は地球そのものの恵みを受けている/海と火のある星を求めて/50キロメートルの氷の下に眠る神秘の生態系/エウロパに生命を発見する日
第2章 生命のカタチを自由に考える
もしも「悪魔の実」を食べたなら――理想の生き物になる/「回る」生物は存在しない/アゴはもともとエラだった/跳び上がるよりも、跳び降りるほうがたいへん/おにぎり1個分のエネルギーで人は死ぬ/生命は時間を巻き戻せない/科学は未来を予知するために発展した/生物の基本形は繰り返しで長くなった筒/「天使の羽」はどうなっている?/キリンの首は、ただ、伸びた?/進化は数式で表わせない?/2つの関係は解けても、3つの関係は解けない/切られた足から全体が復活するヒトデ/生命は勝手に元に戻る「福笑い」/分化していないからこそ、分化できる/「生物」が動き回るルールが「生命」/生物つくって生命入れず/生物の3大特徴/ミスコピーによって進化は起こる――増殖/正体の見えないエネルギーをつかまえるには――代謝/情報だけでは生命は動かない/細胞膜はエネルギーを生み出すひとつの機械/代謝をしない生物は考えにくい/僕たちは「生きている」生物を本当は見ていない/パソコンの中のウィルスは生きている?/コンピュータが脳を超える日が来る/増えない生物の可能性――神様は一人でいい/「地球は生命か」を科学的に考えると/人間は地球が増えるためのウィルスか?
第3章 生命を数式で表わすことができるか?
動物は体のつくりで分類されている/入口が先か出口が先か、それが問題/多細胞生物への進化は「モゾモゾ」から「ニョロニョロ」へ/究極的には人間もミミズの子孫/誰も見たことがない進化の過程を見る方法――エヴォ・デヴォ/遺伝子の文字を比較すれば進化が再現できる/8〜9億年前に生物の設計図は出そろった/「カンブリア大爆発」の原因は何か/眼の誕生によって体のつくりが顕在化した/植物はいとも簡単に作れてしまう/L-システムは実在する生命のルール/オセロでL-システムを体感する/自然界の神秘のナンバーもL-システム/生命は知らず知らず、数式を現実化している/生命っぽい動きをする油の滴/目の前の「これ」がどうして生命だと言えるのか/油滴を動かす不思議な対流――マランゴニ対流/生命を簡単に作るには――コアセルベートの作り方/生命になるまでの、あと一歩/DNAを人工的に合成して生物を動かす/生命を動かすオペレーティングシステム(OS)/細胞の歴史はずっと書き継がれている/今日の講義をふりかえって/生命は曖昧さをもった歯車
第4章 生命は宇宙の死を早めるか?
生命になるまでの、あと一歩(ふたたび)/平衡とは何か――動いているのに、変わらない/開放とは何か――物質とエネルギーが出入りする/エントロピーの増大とは「汚れる」イメージ/エントロピーの増大は一方通行/進化はエントロピー増大原理からの逸脱/フィフティ・フィフティの情報は無価値/傾きが「平ら」になる過程が、エントロピーの増大/水を落とすことと、火を燃やすことはまったく同じ/エネルギーが高まるとエントロピーは減少する/太陽は宇宙にとっての反逆者?/生命とは渦巻だ/パターンが同じであれば、同じ生命か?/散逸構造の仕組み――対流によって早く熱を捨てる/六角形は散逸構造の典型/散逸構造は「小を捨てて大を取る」ための手段/生命は宇宙の熱的死を早めている/カオスを利用して生命を作る/宇宙のエントロピーの測り方/太陽系の外に生命を探知するには/熱の正体は原子や分子の運動/散逸構造をポジティブに捉える/とびっきり大きな問題を考えよう

おわりに (2011年4月 宇宙飛行50周年の日(僕の50歳の誕生日)に  長沼 毅)
参考文献
謝辞


≪著者: ≫ 長沼 毅 (ながぬま・たけし) 1961年、人類初の宇宙飛行の日に生まれる。生物学者。理学博士。広島大学大学院 生物圏科学研究科准教授。1989年、筑波大学大学院生物科学研究科博士課程終了。海洋科学技術センター(現・独立行政法人海洋研究開発機構)、カリフォルニア大学サンタバーバラ校海洋科学研究所客員研究員等を経て現職。北極、南極、深海、砂漠など世界の辺境に極限生物を探し、地球外生命を追究する吟遊科学者。著書に『深海生物学への招待』『生命の星・エウロパ』(ともにNHKブックス)『宇宙がよろこぶ生命論』(ちくまプリマー新書)『辺境生物探訪記』(光文社新書)『生命の起源を宇宙に求めて』(化学同人)などがある。
長沼毅ホームページ: http://home.hiroshima-u.ac.jp/hubol/members/naganuma/
長沼毅ブログ「炎と酒の夢日記」: http://blog.livedoor.jp/ibaratenjin/

長沼毅 『形態の生命誌 なぜ生物にカタチがあるのか』(新潮選書、2011年) '1108/31
長沼毅 『生命の星・エウロパ』(NHKブックス、日本放送出版教会、2004年) '11/05/14
長沼毅/藤崎慎吾 『辺境生物探訪記 生命の本質を求めて』(光文社新書、2010年) '11/03/16
長沼毅 『生命の起源を宇宙に求めて パンスペルミアの方舟』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/12/27

アンドリュー・パーカー 『眼の誕生 カンブリア紀大進化の謎を解く  Andrew Parker: “In the Blink of an Eye: The Cause of the Most Dramatic Event in the History of Life”, 2003 』(渡辺政隆/今西康子 訳、草思社、2006年) '10/02/05
スティーヴン・ジェイ・グールド 『ワンダフル・ライフ バージェス頁岩と生物進化の物語  Stephen Jay Gould: “Wonderful Life: The Burgess Shale and the Nature of the History”, 1989 』(渡辺政隆 訳、ハヤカワ文庫NF、2000年) '10/01/20





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本「形態の生命誌 なぜ生物にカタチがあるのか (新潮選書)」長沼毅5

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形態の生命誌―なぜ生物にカタチがあるのか (新潮選書)
形態の生命誌 なぜ生物にカタチがあるのか (新潮選書)

○著者: 長沼 毅
○出版: 新潮社 (2011/7, 単行本 229ページ)
○価格: 1,260円
○ISBN: 978-4106036835
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8月の最終日31日は、曇りがちながら暑く東京の最高気温は30℃を超えたのであろう、夕方18時半頃にはグラリと千葉県北西部を震源とするマグニチュード4.5で最大震度3の揺れが地震があって、台風12号(Talas, タラス)は大型で強くゆっくりと日本列島にむかっていて3日後の上陸が予報されている
とくに大したことはしていないのだけれども“夏バテ”を口外しちゃっていて、しかし考えてみたら朝早くから起きて、もちろんだから夜は早目に寝るんだけれども(ひとりサマータイム)、ガッコウのベンキョウのカリキュラムをこれまでにも増してコツコツとたんたんと(アタリマエのように仕事もこなすよ)、もっともフツーのいわゆる社会生活イッパンと言われるようなことのほとんど多くは疎かに意識して積極的に(放棄?!)しちゃっているから、むしろそのことのほうを咎められたとしてもシカタガナイ(ゴメンチャイ♪)だろうなぁ


奇妙で不思議な生物の「形」に、壮大な進化の秘密が隠されている!
ヒマワリの花はなぜ美しい螺旋を描いているのか? シマウマや熱帯魚はどうして「アニマル柄」なのか? 数学者もビックリした蜂の巣の六角形構造とは? 最先端の研究である進化発生学(エヴォ・デヴォ)の成果を援用しながら、「生命が織り成す形」の法則性を探り、個体の発生プロセスに進化のダイナミズムを見出す、生物学の新しい冒険!


≪目次: ≫
まえがき――メタバイオロジー序説
第1章 イノチのカタチ――体節と左右対称
生物種の多様性と種分化/動物の「カタチ」の起源/骨格の効用/「かたち」の基本――体節と左右対称/カンブリアの「進化の大爆発」
第2章 イノチの小部屋――細胞骨格の構造
生物学に対する死物学/生物と生命/細胞――具現化された生命の基本単位/細胞壁――細胞の多彩の外骨格/細胞骨格――細胞の強くて柔らかい内骨格
第3章 不都合なカタチ――食道と気管
不都合な二叉路/惜しかった幻の排気口/「人体の十字路」改造への期待
第4章 口のカタチ――タテグチかヨコグチか
タテグチとヨコグチ/口吻というストロー/節足動物の体のツクリ/タテグチ――旧口動物対ヨコグチ――新口動物/恐ろしき陥入吻/異形の生物、オパビニア
第5章 不動の動のカタチ――植物の「原型」
神の御心(デザイン)に宿る原型/仮想植物の帰結
第6章 数学的なカタチ――黄金比と螺旋
仮想的(ヴァーチャル)と現実的(フィジカル)/アルキメデスの螺旋/「黄金分割」は本当か?/白銀螺旋のオウムガイ
第7章 哲学的なカタチ――生成のアルゴリズム
細胞が細胞列を生む/簡単なルールで構成される複雑なカタチ/生成文法と合成生物学/襞として畳み込まれた差異
第8章 模様のカタチ――チューリング・パターン
「天邪鬼の自己言及」/チューリング・パターン/アニマル柄になる理由/エントロピーに対峙する生命体
第9章 イノチをつくる散逸構造――ミツバチの巣の謎
散逸構造は凹凸に現れる/テセウスの船/省コスト図形・六角形/空間をぎっしり埋める立体
第10章 カタチをつくる衝動――カメは甲羅を脱げるのか
イノベーションかリノベーションか/肋骨の急速な扇状外展/whyでなくhowを問え
第11章 逸脱したカタチ――天使の翼と昆虫の翅
ペンギンの脛が長い理由/生物学の難問、昆虫の翅の起源/蛹の中味がドロドロになる謎/心配な「少指化問題」
第12章 カタチの原型――進化と発生のリズム
幸福な捕食者・三葉虫の天下/眼が生んだ「同族食い」地獄/カタチの淵源としての「形成衝動」/宇宙の根源形象は渦巻きである/ゲノムに記録された一期一会の歴史
あとがき (二〇一一年三月 南極観測船(砕氷艦)「しらせ」にて  長沼 毅)

初出 『考える人』2008年夏号〜2011年春号


≪著者: ≫ 長沼 毅 Naganuma Takeshi 1961年生まれ。辺境生物学者。広島大学大学院生物圏科学研究科准教授。専攻、微生物生態学。著書に『深海生物学への招待』、『生命の星・エウロパ』、『深層水「湧昇」、海を耕す!』、『長沼さん、エイリアンって地球にもいるんですか?』、『宇宙がよろこぶ生命論』、『辺境生物探訪記』(藤崎慎吾との共著)など、訳書に『生物海洋学入門』がある。

長沼毅 『生命の星・エウロパ』(NHKブックス、日本放送出版教会、2004年) '11/05/14
長沼毅/藤崎慎吾 『辺境生物探訪記 生命の本質を求めて』(光文社新書、2010年) '11/03/16
長沼毅 『生命の起源を宇宙に求めて パンスペルミアの方舟』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/12/27

アンドリュー・パーカー 『眼の誕生 カンブリア紀大進化の謎を解く  Andrew Parker: “In the Blink of an Eye: The Cause of the Most Dramatic Event in the History of Life”, 2003.』(渡辺政隆/今西康子訳、草思社、2006年) '10/02/05
スティーヴン・ジェイ・グールド 『ワンダフル・ライフ バージェス頁岩と生物進化の物語  Stephen Jay Gould: “Wonderful Life: The Burgess Shale and the Nature of the History”, 1989.』(渡辺政隆訳、ハヤカワ文庫NF、2000年) '10/01/20
チャールズ・ダーウィン 『種の起源〈下〉  Charles Darwin: “On the Origin of Species by Means of Natural Selection”, 1859.』(渡辺政隆訳、光文社古典新訳文庫、2009年) '10/01/28
チャールズ・ダーウィン 『種の起源〈上〉  Charles Darwin: “On the Origin of Species by Means of Natural Selection”, 1859.』(渡辺政隆訳、光文社古典新訳文庫、2009年) '09/10/27

デリック・E.G. ブリッグス/ダグラス・H. アーヴィン/フレデリック・J. カリア、チップ・クラーク 写真 『バージェス頁岩 化石図譜  Derek E.G. Briggs/Douglas H. Erwin/Frederick J. Collier/Chip Clark: “The Fossils of the Burgess Shale”, 1994.』(大野照文 監訳、鈴木寿志/瀬戸口美恵子/山口啓子訳、朝倉書店、2003年) '10/02/15
サイモン・コンウェイ・モリス 『カンブリア紀の怪物たち 進化はなぜ大爆発したか  Simon Conway Morris: “Journery to the Cambrian: the Burgess Shell and the explosion of animal life”』(木下智子訳、松井孝典監訳、講談社現代新書、1997年) '10/02/11
ニール・シュービン 『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト 最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅  Neil Shubin: “Your Inner Fish: A Journey into the 3.5-Billion-Year History of the Human Body”, 2008.』(垂水雄二訳、早川書房、2008年) '10/01/24

田近英一 『地球環境46億年の大変動史』(DOJIN選書、化学同人、2009年) '09/07/02
田近英一 『凍った地球 スノーボールアースと生命進化の物語』(新潮選書、2009年) '09/02/28
川上紳一 『全地球凍結』(集英社新書、2003年) '08/05/18
ガブリエル・ウォーカー 『スノーボール・アース 生命大進化をもたらした全地球凍結  Gabrielle Walker: “Snowball Earth: The Story of the Great Global Catastrophe that Spawned Life as We know it”, 2003.』(川上紳一監修、渡会圭子訳、早川書房、2004/2) '08/05/16

大島育雄 『エスキモーになった日本人』(文藝春秋 、1989年) '10/03/07
武田剛 写真・文 『地球最北に生きる日本人 イヌイット大島育雄との旅』(グラフィックドキュメント・シリーズ、フレーベル館、2009年) '10/03/02





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本「生命の星・エウロパ (NHKブックス992)」長沼毅5

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生命の星・エウロパ (NHKブックス)
生命の星・エウロパ (NHKブックス992)

○著者: 長沼 毅
○出版: 日本放送出版教会 (2004/3, 単行本 236ページ)
○価格: 1,071円
○ISBN: 978-4140019924
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life、、、生命、生活、人生(一生)


[生命とは、エネルギーの渦である]
1995年、ガリレオ探査機によって木星の第二衛星エウロパ表面にあるリッジ、カオスなどの不思議な地形の詳細が明らかになった。これらの形成理論と精密な観測から、厚い氷の下には、海と火山活動があることが確実視されるようになった。著者は、生命は火山活動によって地中から湧出する科学物質と科学反応の「場」としての水があれば誕生できるという。深海・地底といった地球の極限環境微生物の研究成果から、光合成の不可能な太陽系の辺境に棲む生命の存在可能性を探る。地球生命からエウロパ、そして宇宙に普遍的な生命の姿を考察し、「生命とは何か」という問いに迫る野心的な試み。


≪目次: ≫
まえがき
第一章 エウロパの海――大いなる生命の予感    コペルニクスからガリレオへ/星界の報告/美男美女ぞろいの木星の月/ガリレオ以降の望遠鏡/木星探査機パイオニア10号11号/惑星探査機ボイジャー1号2号イオの火山噴火発見/イオをゆさぶる潮汐摩擦/イオウだらけのイオ/イオ火山ツアー/火山の期待高まる第二惑星エウロパ/出発が遅れた木星探査機ガリレオ/探査機ガリレオの旅/木星に突入したガリレオ・まだまわるガリレオ/ガリレオが示した「エウロパの海」/ガリレオ・オービターの感覚器官/縦横無尽の筋模様/カオス地帯とクレーター/謎の「ミトン型」地形/さよならガリレオ/近未来のエウロパ探査
第二章 地球の中のエウロパ――多様な生命の代謝戦略    太陽に背を向けた生物の存在/一九七七年、大いなる発見への序奏/一九七九年、大いなる発見/暗黒の光合成/太陽食か惑星食か/深海に咲く化学合成の花――チューブワーム共生系/チューブワーム礼賛/チューブワームを育む熱水噴出孔/惑星の運命の流れ「熱史」/惑星は放熱器(ラジエター)を持つ/味噌汁に学ぶ対流のしくみ/地球を冷ますマントル対流/生命観の革命は続く/生物圏の大きさ比べ/地球最大の“隠された生物圏”/巨大な生物庫、地下生物圏/光も酸素もない地下世界/無酸素呼吸/独立栄養と従属栄養/岩石栄養/深海、地底、そして南極――エウロパ生命探査のフロンティア
第三章 地底に広がる海――知られざる生命のゆりかご    地球の中の他界・異界/地球生物圏のフロンティア/まずは深海へ行く/深海生物学から宇宙生命探査へ/「しんかい六五〇〇」でエウロパの海に潜る?/海中の酸化還元フロント/一様ではない海中の酸素量/酸素がなくてもできる脱窒という呼吸/カルチャーの意味/メタン酵素とメタン生成/海洋無酸素事件/脱窒による窒素損失を補う窒素固定/海洋無酸素事件と大量絶滅/地底に広がる海――地下生物圏/海底下生物圏へのアクセス/「生命の起源」の研究はプロセスからサイトへ/生命誕生と鉱物の密接な関係/熱水噴出孔から地底の海へ/エウロパの熱水噴出孔の下/地球の熱水噴出孔の下/熱水噴出孔下のモザイク/地下生物圏I 海洋地殻内の玄武岩生物圏/地下生物圏II 海洋地殻内の堆積物生物圏/地下生物圏III 陸上の地下生物圏/日本の地下生物圏研究/世界に誇れる東濃地下生物圏研究室
第四章 氷の下の海――エウロパ生命探査の前哨戦として    極寒にして極乾の極冠/海と陸の壮大なリンク/岩石内隠棲という戦略/乾燥と塩に立ち向かう生物/「広塩菌」の謎/日本の湖沼調査とエウロパ氷殻下海/湖沼調査から氷床掘削へ/氷は生命のタイムカプセル/エウロパの氷殻コア/永眠の本当の意味/南極の氷床下湖、ボストーク湖/ボストーク湖への氷床掘削で学ぶこと/白い病
第五章 酸素、酸素、酸素!――エウロパ生命の進化を探る    エウロパに酸素はあるか/ライオンがガーと吼えて酸化還元/最初の生命は好気呼吸をしていた?/酸素あっての知的生命/地球の海が光分解で蒸発する?/代謝進化と体制進化/岩石に残された酸素増加の記録/細胞共生進化/シアノバクテリアはどうやって自分自身を酸素から守ったか/酸素ホロコースト説?/沈黙の一〇億年/惰眠を破った全地球凍結真核生物の覚醒前夜――ミトコンドリアの誕生/もうひとつの覚醒――多細胞化/進化の爆発/Hox遺伝子の揺籃/進化の爆発はHox遺伝子の爆発/「融合」から「爆発」への背景/大型動物の出現が酸素を増加させた/陸上への進出/酸素に富んだ地球は昆虫の星/エウロパと酸素
第六章 火と水を探せ――エウロパ生命から太陽系生命へ    地球の原始生命とLUCA/火と水の持つ意味/月の水/小惑星への着陸/小惑星サンプルリターンは日本人の手で/地球の水は小惑星と隕石から持ち込まれた?/隕石科学の祝祭年、一九六九年/左手キラリティー問題/炭素質コンドライトとD型小惑星――宇宙での生命の揺籃?/木星の氷衛星/意外とおもしろいかもしれないカリスト/土星の氷衛星タイタン/タイタンに着陸/氷惑星の氷衛星/謎の氷惑星――冥王星/冥王星の故郷/エッジワース・カイパーベルト天体オールトの雲
終章 生命探査とは    脱・「知的」生命探査/エウロパ生命をどう理解するか/生命、人生、生活――ライフの三相/生命の定義/定義された生命の探査/生命は“負のエントロピー”がつくるもの/生命の渦/ポテンシャル・エネルギー/科学的ポテンシャル・エネルギー/水素と酸素で考える/惑星地球が再生する水素と窒素/惑星力と生命力/生命とポテンシャル/酸化還元勾配の緩急/進化する「生命の渦」
参考文献・資料
あとがき (二〇〇四年二月 長沼 毅)


≪著者: ≫ 長沼 毅 (ながぬま・たけし) 1961年生まれ。1984年、筑波大学第二学群生物学類卒業。1989年、同大学大学院で理学博士号取得後、海洋科学技術センターに入所。1991年から1993年まで、米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校で海洋科学研究所客員研究員。1994年より、広島大学生物生産学部助教授。2002年より、広島大学大学院生物圏科学研究科助教授(准教授)。専攻、微生物生態学。著書に『深海生物学への招待』(NHKブックス)、訳書に『生物海洋学入門』(講談社)他。

長沼毅/藤崎慎吾 『辺境生物探訪記 生命の本質を求めて』(光文社新書、2010年) '11/03/16
長沼毅 『生命の起源を宇宙に求めて パンスペルミアの方舟』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/12/27





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本「辺境生物探訪記 生命の本質を求めて (光文社新書472)」長沼毅/藤崎慎吾5

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辺境生物探訪記 生命の本質を求めて (光文社新書)
辺境生物探訪記 生命の本質を求めて (光文社新書472)

○著者: 長沼毅/藤崎慎吾
○出版: 光文社 (2010/7, 新書 406ページ)
○価格: 1,470円
○ISBN: 978-4334035754
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なるほど、「生命とは破壊だぁ!」とは

2011.03.11_14:46、、、計画停電は、第3日目にしていよいよぼくんとこの「市(自治体)」でも実施されたようだ。そう、「ようだ」、などと言うのも、どういうわけだか選定基準が不明ながら直接的にぼくが居住しているところの「町」であり「丁目」は停電対象エリアから外れていて、それはあらかじめ市のHPでチェックして知っていたことなんだけど、三度目の正直、時間前の市の災害対策本部からの有線放送のスピーカーから流れるお知らせに、まもなく停電です、とのアナウンスに、身を固くした、緊張する、どことどこが対象エリアであり対象エリアでないかとかの詳細は、混乱を避ける意味からも発せられない、あくまでも、停電が実施される、との、注意を促すアナウンスであり、聞き手(一般市民)に要求されるのは準備と注意を怠りなく、ということであろうか。その後には、停電の終了を知らせる旨の災害対策本部からのアナウンスもあったことから、予定通り実施されたようす。なんだか草臥れてしまって、でかける気力も失せて引きこもっていたので、じっさいにどうだったのかは分からない。
どうなんだろう、たとえばぼくはいまひとり暮らしで、いろいろあってテレビも新聞もない、積極的に世間と距離をおいた、他人との交渉を可能なかぎりで避けるような生活を選択しているんだけど、なんだかんだとケッコウ不安で恐怖して、よくもわるくもいろいろ考えて、、、たとえばこれが共同生活だったら、家族とかと一緒だったら、それぞれに役割分担というのか立場が与えられていて、そう、ぼくだったら、長男とか、父親とか、これまでは、どちらかといえば、仮にみずからも不安を覚えたとしたとしても、みずからの立場や役割などということを、そういったものがあるとするならば、(ちなみに、ぼくはそういったものがあると歴然と信じて疑うことがなかったのだが、じっさいのところはよく分からない)、不安に恐怖する守るべき(弱き??!)者たちを、不安を増大させることがないように、みなが周囲が落ち着いて冷静になるようになれるように、みずからは毅然とした態度で大きく構えて、安心感を与えるように(みずからの不安を感じ取られることがないように)装い演じることを当然のこととして
そうそう、ひとつには、開放であり、負担が解消した(開放された)というような考え方があるかもしれない、一方では、気が抜けて、アイデンティティのゆらぎというのか、無力感、、、なんだったんだろうアレは、なんなんだろうオレって


南極や北極などの極地、深海底、火山、砂漠、地底、宇宙空間…… 低温、高温、高圧、乾燥、無酸素、高放射能など、どんな過酷な環境にも生命は存在する!? 辺境生物学者で、「科学界のインディ・ジョーンズ」の異名を持つ長沼毅と、『クリスタルサイエンス』『ハイドゥナン』などの小説で辺境を描いてきた藤崎慎吾が、地球の“極限環境”に生きる奇想天外な生物たちを訪ね、生命の謎や本質について語り合った。生物学の最前線がわかり、科学の面白さが堪能できる一冊。


≪目次: ≫
はじめに (2010年7月吉日 藤崎慎吾)
プロローグ 辺境の生物を訪ねる旅へ    「酒まつり」たけなわの町で/地球は微生物の星/あらゆる場所に全種類がいる/コラム対談1 運命に導かれて極限環境へ
第1幕 南極は“しょっぱい大陸”    マイナス20℃の実験室で南極を語る/氷の中にも生物はいる/微生物で地球史を知る/「何でも来い」の生物を発見/北極でわかったハロモナスの正体/コラム対談2 IPY、MERGEとは何か?
第2幕 深海で出会った生物の「大群」    深海は餌が少ない世界/ズワイガニに襲われる/自殺するエビ/深海生物チューブワームの謎/富山湾のオオグチボヤの大群/コラム対談3 有人潜水と無人探査/コラム対談4 生命の起源を探す
第3幕 原始地球は温泉三昧    陸上の火山と海底火山/幅広い条件に耐えるのも極限環境生物/原始地球の環境と生命/高温でも生きられる理由/海底ではチムニーから温泉が噴出する/コラム鼎談5 塚原温泉(大分県由布市)にて
第4幕 乾燥と「高イオン強度」に耐える生物    地球にある陸地の大半は「デザート」/塩に強い生き物は乾燥にも強い/砂漠から日本に運ばれる微生物/深海底から見つかった砂漠の微生物/月の砂漠、火星の砂漠/コラム対談6 日本で絶対に見られない景色
第5幕 「スローな生物学」への挑戦    穴を掘ることの影響を調べる/地球内部の実験室/地上に匹敵するバイオマスが地下に存在/地下生命の分布は不均一で複雑/長い時間スケールで生きる地下生命/微生物がウラン鉱床をつくる/マントルに生命は存在するか/まだごく一部しか見えていない地下生命圏/コラム対談7 微生物が地震の引き金を引く!?/コラム対談8 地下から病原菌が出る可能性はゼロに近い/コラム対談9 D型生物の発見に人智を尽くすとき
第6幕 宇宙空間で生き延びる方法    放射線という極限環境/放射線を浴びても死なない微生物/宇宙放射線から守られている地球/地球生命の起源は宇宙?!/隕石から見つかった有機物/パンスペルミアはナノバクテリアか
エピローグ 生命は宇宙を破壊する     銀河系の三次元地図をつくる/月で生き延びた微生物/火星でも生命のいられる環境はある?/氷の下に海があるエウロパ/メタンの海に水滴生命?/氷を噴き上げる天体/氷は多すぎても生命誕生を妨げる/星間ガスの中にもある有機物/生命の本質は「運動」/生命はエントロピー増大の徒花/珪藻が最も進化している?/最初に大罪を犯したのは植物/地球は温暖化した方がいい?/火星が不毛になったのは生物のせいか/創造ではなく、破壊だ!/コラム鼎談10 内部構造探査で月の起源に迫る
あとがき (2010年6月 第52次南極地域観測隊(JARE52)の夏季総合訓練にて 長沼毅


≪著者: ≫ 長沼毅 (ながぬま たけし) 1961年、人類初の宇宙飛行の日に生まれる。生物学者。理学博士。海洋科学技術センター(現・独立行政法人海洋研究開発機構)等を経て、94年より広島大学大学院生物圏科学研究科准教授。著書に『深海生物学への招待』(NHKブックス)、『「地球外生命体の謎」を楽しむ本』(PHP研究所)などがある。

≪著者: ≫ 藤崎慎吾 (ふじさき しんご) 1962年、東京都生まれ。作家、サイエンスライター。小説に『ハイドゥナン』(ハヤカワ文庫JA)、『鯨の王』(文春文庫)、『祈望』(講談社)など、ノンフィクションに『深海のパイロット』(共著、光文社新書)、『日本列島は沈没するか?』(共著、早川書房)がある。


長沼毅 『生命の起源を宇宙に求めて パンスペルミアの方舟』(DOJIN選書、化学同人、2010年) '10/12/27





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本「生命の起源を宇宙に求めて パンスペルミアの方舟 (DOJIN選書036)」長沼毅5

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生命の起源を宇宙に求めて―パンスペルミアの方舟 (DOJIN選書36)
生命の起源を宇宙に求めて パンスペルミアの方舟 (DOJIN選書036)

○著者: 長沼毅
○出版: 化学同人 (2010/11, 単行本 240ページ)
○価格: 1,785円
○ISBN: 978-4759813364
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そりゃ、なにかがある(ないわけではない)から、なんらかのきっかけがなんらか(たまたま偶然とかであったとしても、事実として)あったからこそ、なにかは生じて誕生するのであろうことから、「自然発生」するような考え方を採用することはできないような気がするのだが、、、しかし、じゃぁ果たして、なにから生じて誕生したのか?、そのなにを問われて証明することの困難の想像は難くない、、、たとえばそのひとつとしての「地球外生物の発見」♪


生命の起源は地球にあったのだろうか? 宇宙空間を飛び交う生命の種が、地球に飛来し、進化して人間になったと考えてもおかしくないのではないか? 本書では「パンスペルミア説」として知られる、地球生命の宇宙起源論を、さまざまな証拠をもとに精緻に論証する。地球から始まる生命の起源を探る旅は、火星、彗星、天の川銀河などをめぐり、どこに漂着するだろうか。あなたの常識が激しく揺さぶられることと必至の、知的興奮の書。


≪目次: ≫
まえがき
第一章 生命は地球で誕生しなかった    生物の自然発生説/自然発生説への疑念/自然発生説の否定――パスツールの偉大な功績/自然発生説の復活――生命の起源/「最初の生命」の自然発生/ミラーの実験――化学進化の再現/天然のミラーの実験室――深海熱水噴出孔/最古の生命の痕跡と微生物の化石/後期重爆撃期の後にでた祖先?――LUCA(Last Universal Common Ancestor)/いきなり完成度の高い生命体の存在/LUCAの祖先/LUCAの祖先のゲノムの大きさ/偶然の確率論/RNAワールド/RNAワールドの弱点/RNAワールドの救世主
第二章 生命は火星から地球に飛来した?    火星に生命が存在した可能性/原始火星の「海」/原始火星の磁場/暗い太陽のパラドックス/原始火星の大気/原始火星の大地/生命の必要条件と十分条件/生命のエネルギー源――酸化還元反応/原始火星の酸化還元環境/原始火星の熱水噴出孔/バイキング生物学実験/火星から地球に飛来した隕石
第三章 パンスペルミア説の発展と受難    宇宙胚種としてのパンスペルミア/パンスペルミア説の系譜/トムソン(ケルビン卿)のパンスペルミア説/ヘルムホルツのパンスペルミア説/アレニウスのパンスペルミア説/ホイル卿の登場/ホイルとウィクラマシンジのパンスペルミア説/ホイル卿へのインタビュー/クリックのパンスペルミア説/パンスペルミア説を支持する近年の論拠/パンスペルミア説が支持されない理由
第四章 パンスペルミアを生みだす宇宙    生物と天体/惑星ソラリスはあり得るか/宇宙の大きさ/宇宙の星の数、原子の数/地球型生物の元素と原子/宇宙における元素の生成/元素合成のマジックナンバー/鉄が豊富になる宇宙/宇宙の元素存在度のカレンダー/生命誕生に必要な大数性
第五章 パンスペルミアの故郷    地球生命の起源は地球ローカルか/ローカル起源からユニバーサル起源へ/パンスペルミアの故郷を考えるにあたって/パンスペルミアは星雲で生まれた/試行錯誤の場としての宇宙塵の大数/生命誕生の偶然と必然/がらくたワールド仮説/円偏光とβ線/宇宙塵をイメージする/宇宙塵が彗星になる/フランケンシュタインの怪物の生気/非生命から生命への大跳躍/生命への「一撃」/生命誕生への試行錯誤/散逸について/散逸構造とエントロピー増大原理/生命という散逸構造/カオスによる増殖という可能性
第六章 パンスペルミアの方舟    パンスペルミアの継代/生命に過酷な宇宙環境/宇宙放射線と生命/遮蔽ということ/太陽フレアと宇宙天気予報/大気、水、岩石の遮蔽効果/銀河ハビタブルゾーン/隕石・彗星内ハビタブルゾーン/大気圏突入による加熱/地表への衝突ショック/単体で旅するパンスペルミア?/照射実験/彗星こそ「方舟」の実体か/銀河系の「腕」/アンドロメダ銀河との衝突/西暦三〇〇〇〇年、ふたつの太陽系のニアミス/西暦一〇〇〇〇年、ウォルフ424の大接近

あとがき (二〇一〇年七月 天の川を眺めながら  長沼 毅)
参考文献


≪著者: ≫ 長沼 毅 (ながぬま たけし) 1961年、人類初の宇宙飛行の日に生まれる。89年、筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了。海洋科学技術センター(現、独立行政法人海洋研究開発機構)などを経て、広島大学大学院生物圏科学研究科准教授。理学博士。夢は、地球外生物の発見。著書に『深海生物学への招待』『生命の星・エウロパ』(ともに日本放送出版協会)、『宇宙がよろこぶ生命論』(筑摩書房)、『辺境生物探訪記』(光文社、共著)などがある。





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写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

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