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〈ぼく〉の思索の一回性の偶然性の実験場。

長谷川眞理子

本「進化と人間行動 '07 (放送大学教材)」長谷川眞理子/長谷川寿一5

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進化と人間行動
進化と人間行動 '07 (放送大学教材)

○著者: 長谷川眞理子長谷川寿一
○出版: 放送大学教育振興会 (2007/3, 単行本 192ページ)
○価格: 2,415円
○ISBN: 978-4595307584
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そう、残念ながら平成22年度で終了してしまった科目であるのだが(改訂されなかった)、、、各地にある学習センターには、終了してから1年間は、テキストもDVD(講義 全15回分)も、補講(?!追試?!)用として備えてある

平成22年度第2学期の単位認定試験(2011年1月30日(日)第5時限目)の成績評価はA(89〜80点、合格)


人間は生物界の一員であり霊長類の一種だが、社会通念としては、他の動物とは異質な、あるいは超越した存在であるとみなされている。実際のところ、人間と他の動物との間の断絶はどれほど深いのだろうか。私たちが進化的な存在であるならば、現代人は進化的過去をどのように背負っているのだろうか。一介のサルにすぎない「ヒト」と、テクノロジーで無数の文化を花開かせ、地球を征服した「人間」の間にある諸問題を、進化と適応の観点から考察する。


≪目次: ≫
まえがき (2007年1月 長谷川眞理子 長谷川寿一)
1.人間の本性の探求――理論的枠組み    1.人間の本性の探求/2.適応とは何か/3.人間の本性の進化を探るいくつかのアプローチ/4.遺伝と環境  長谷川眞理子(総合研究大学院大学教授)長谷川寿一(東京大学大学院教授)  DVD '10/09/08, '10/12/01
2.進化適応    1.進化とは何か?/2.A、B、O血液型遺伝子をめぐる進化/3.自然淘汰/4.中立進化/5.進化をめぐるいくつかの誤解  長谷川眞理子(総合研究大学院大学教授)  DVD '10/09/11, '10/12/05
3.行動の進化    1.可塑性のない行動プログラム/2.マウスの母性行動に影響を与える遺伝子/3.行動の進化における遺伝子の働き/4.生得的な行動と学習との関係/5.遺伝と環境の相互作用  長谷川眞理子(総合研究大学院大学教授)  DVD '10/09/15, '10/12/08
4.「種の保存」論と「利己的遺伝子    1.「利己的遺伝子」という意味/2.「種の保存」の考え方:群淘汰/3.群淘汰はなぜ成り立たないか?/4.生物の階層性と多層性淘汰  長谷川眞理子(総合研究大学院大学教授)  DVD '10/09/21, '10/12/12
5.霊長類の進化と適応    1.生物界におけるヒトの地位/2.霊長類の系統分類と生息地/3.霊長類の足と手/4.霊長類の眼と視覚/5.霊長類の脳/6.霊長類の一生(生活史)  長谷川寿一(東京大学大学院教授)  DVD '10/09/22, '10/12/19
6.ヒトの心を生んだ進化環境    1.ヒトの生物学上の位置づけ/2.初期の人類/3.ホモ属の進化/4.ホモ・サピエンスの進化/5.ヒトを生み出した進化環境/6.言語と抽象化  長谷川眞理子(総合研究大学院大学教授)  DVD '10/09/26, '10/12/25
7.血縁淘汰――血縁者に対する利他行動    1.アリとクジャク/2.個体間の社会交渉の4つのタイプ/3.包括適応度と血縁淘汰/4.社会性昆虫における血縁淘汰/5.哺乳類と鳥類における血縁者に対する利他行動/6.血縁者の認識  長谷川寿一(東京大学大学院教授)  DVD '10/09/28, '10/12/26
8.ヒトにおける血縁淘汰と家族関係    1.ヒトにおける血縁者の認識――同居の効果/2.人間社会における血縁者に対する利他行動/3.非血縁者とのトラブル――殺人に見られる非血縁者と血縁者への態度の違い/4.親と子の対立/5.ヒトの母親による嬰児殺しと中絶/6.親による子どもに対する差別的投資  長谷川寿一(東京大学大学院教授)  DVD '10/09/30, '11/01/05
9.協力行動の進化    1.互恵的利他行動の理論/2.チスイコウモリの血の貸し借り/3.霊長類における互恵的利他行動/4.ヒトにおける互恵的利他行動/5.「囚人のジレンマゲーム」を用いた協力行動の成立の分析  長谷川寿一(東京大学大学院教授)  DVD '10/10/02, '11/01/09
10.ヒトの協力行動を支える心理    1.2者間の互恵的利他行動を越えて/2.社会的ジレンマ/3.裏切り者検知モジュール/4.進化によって生じたと考えられる心のモジュール/5.社会的交換ヒューリスティック/6.実験経済学からの証拠  長谷川寿一(東京大学大学院教授)  DVD '10/10/05
11.ヒトにおける生活史パターンの進化    1.生活史戦略の進化/2.霊長類の生活史戦略/3.ヒトの生活史パターンの特徴/4.おばあさん仮説/5.ヒトの生態的ニッチェと生活史  長谷川眞理子(総合研究大学院大学教授)  DVD '10/10/08
12.性淘汰の理論    1.さまざまな性差/2.ダーウィンの性淘汰の理論/3.潜在的繁殖速度と実効性比/4.配偶相手の選り好み/5.選り好みの進化/6.配偶者防衛と雌雄の対立/7.性淘汰の新しい枠組み  長谷川眞理子(総合研究大学院大学教授)  DVD '10/10/10
13.ヒトの繁殖配偶システム    1.からだの大きさ、精巣の大きさ、犬歯の大きさ/2.排卵の隠蔽/3.ヒトの配偶システム  長谷川眞理子(総合研究大学院大学教授)  DVD '10/10/13
14.ヒトの配偶者選択と配偶者防衛    1.ヒトにおける性差/2.ヒトにおける性的魅力/3.ヒトの配偶者選択/4.ヒトにおける配偶者防衛  長谷川眞理子(総合研究大学院大学教授)  DVD '10/10/14
15.言語文化    1.文化とその継承/2.言語の起源と進化/3.ニッチェ構築と文化、言語  長谷川眞理子(総合研究大学院大学教授)長谷川寿一(東京大学大学院教授)  DVD '10/10/17

索引


≪著者: ≫ 長谷川眞理子 (はせがわ・まりこ) 1952年、東京生まれ。1976年、東京大学理学部卒業。1983年、東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学。1983年、東京大学理学部助手。1986年、理学博士取得(東京大学)。1990年、専修大学法学部助教授。1992年、1994年、エール大学人類学部客員準教授。1996年、専修大学法学部教授。2000年、早稲田大学政治経済学部教授。総合研究大学院大学先導科学研究科教授。専攻、行動生態学。主な著書、「進化とはなんだろうか」(岩波ジュニア新書、1999)、「科学の目」(岩波新書、1999)、「進化と人間行動」(長谷川寿一、長谷川眞理子、東京大学出版会、2000)、「生き物をめぐる4つの『なぜ』」(集英社新書、2002)、「クジャクの雄はなぜ美しい? 増補改訂版」(紀伊国屋書店、2005)、「進化生物学への道」(岩波書店、2006)など。

≪著者: ≫ 長谷川寿一 (はせがわ・としかず) 1952年、神奈川県生まれ。1976年、東京大学文学部心理学専修課程卒業。1983年、東京大学大学院人文科学研究科修了、東京大学教養学部助手、帝京大学文学部心理学科助教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授・文学博士。専攻、動物行動学・進化心理学。主な著書、「進化と人間行動」東京大学出版会、「心と進化」岩波書店、「はじめて出会う心理学」有斐閣。


長谷川眞理子 『動物の生存戦略 行動から探る生き物の不思議』(放送大学叢書、左右社、2009年) '10/03/25
ジャネット・ブラウン 『ダーウィンの『種の起源』  Darwin's“Origin of Species”』(長谷川眞理子訳、名著誕生シリーズ、ポプラ社、2007年) '08/04/24





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本「動物の生存戦略 行動から探る生き物の不思議 (放送大学叢書002)」長谷川眞理子5

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動物の生存戦略--行動から探る生き物の不思議 (放送大学叢書)
動物の生存戦略 行動から探る生き物の不思議 (放送大学叢書002)

○著者: 長谷川眞理子
○出版: 左右社 (2009/3, 単行本 221ページ)
○価格: 1,800円
○ISBN: 978-4903500119
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「2年生の部活の先輩がイヤなんだ」とは、まもなく中学2年生に進級する当時中学1年生のわが娘の言葉で、たぶん昨年秋から冬にかけてのことであったと記憶しているのだが、最年長の3年生が高校受験で引退して、部活動にも慣れてきて周囲を見る余裕が生じる頃だったかと(結果的にやめることなく続いているということは)。1年生から見る3年生は大きな存在で、ずいぶんとかけ離れて距離感があって近くない。3年生から見れば1年生は小さくて、ときに保護すべき存在。1年生と2年生の距離?!は近い、大した差異はない。


≪目次: ≫
まえがき (2008年11月29日 長谷川眞理子)
第一章 動物の行動と生態 研究の目的と歴史    はじめに/動物に必要な情報処理/四つの「なぜ」/行動研究の歴史――エソロジー行動生態学/行動研究の意味
第二章 自然淘汰適応 理論的枠組み    はじめに/生物の適応/自然淘汰のプロセス/変異の源泉/自然淘汰の実例/遺伝子と行動と自然淘汰
第三章 行動の進化と適応    はじめに/遺伝子と行動――行動を司る遺伝子はあるか?/行動に対する自然淘汰の結果/戦略という言葉/行動の利益と損失――最適化
第四章 ゲーム理論による行動の分析    はじめに/頻度依存淘汰ESS/一対一の性比の進化/スキアシガエルの餌選択/条件つき戦略/さまざまな条件つき配偶戦略
第五章 血縁淘汰包括適応度    はじめに/遺伝子の複製と行動/群淘汰の誤り/ハミルトンの法則と血縁淘汰/包括適応度/真社会性の進化
第六章 協力行動の進化    はじめに/互恵的利他行動/囚人のジレンマゲーム/肉食動物における共同狩猟/ライオンの雌のなわばり行動/ヒヒの雄たちの連合形成/ミーアキャットの共同生活/協力行動の進化の見直し
第七章 親による子の世話    はじめに/配偶子の大きさと性/受精後の世話(無脊椎動物魚類両生類爬虫類鳥類哺乳類)/親による子の世話の進化
第八章 性淘汰と配偶の機会をめぐる競争    はじめに/性差の存在/ダーウィン性淘汰の理論/潜在的繁殖速度と性淘汰/繁殖の機会をめぐる競争/さまざまな代替戦略
第九章 配偶者選択    はじめに/評判の悪かったダーウィンの考え/雌による配偶者選択の証拠/雄から雌への資源提供がある場合/雄からの資源提供がない場合/配偶者選択の進化――「優良遺伝子仮説」/配偶者選択の進化――「ランナウェイ仮説」/一夫一妻の種における両方向性の配偶者選択
第十章 配偶者防衛と雌雄の対立    はじめに/精子間競争と雌の多数回交尾(受精確率の向上/資源獲得の直接的利益)/一夫一妻の鳥のつがい外交尾/配偶者防衛/雌雄の対立
第十一章 配偶システム    はじめに/雄が子の世話をしない場合/一夫一妻/一夫多妻(雌防衛型一夫多妻/資源防衛型一夫多妻/一夫多妻の閾値モデル/スクランブル競争型一夫多妻)/レック繁殖/一妻多夫
第十二章 共進化と進化的軍拡競争    はじめに/共進化と軍拡競争/植物と動物の共進化(食う、食われる、食われない、の軍縮競争/花の送受粉と動物/アリとアリ植物)/擬態托卵
あとがき


≪著者: ≫ 長谷川眞理子 (はせがわ・まりこ) 生物学者。専門は行動生態学。総合研究大学院大学教授。 著書に『オスとメス=性の不思議』講談社現代新書、『科学の目 科学のこころ』岩波新書、『生き物をめぐる4つの「なぜ」』集英社新書、など。1952年 東京に生まれる。83年 東京大学大学院博士課程単位取得退学(理学博士)、東京大学理学部助手。92年 イェール大学人類学部客員准教授。96年 専修大学法学部教授。2000年 早稲田大学政治経済学部教授。06年より現職(総合研究大学院大学教授)。08年 日本進化学会会長。






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本「ダーウィンの足跡を訪ねて (集英社新書ヴィジュアル版)」長谷川眞理子5

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ダーウィンの足跡を訪ねて (集英社新書)

○著者: 長谷川眞理子
○出版: 集英社 (2006/8,新書 205ページ)
○価格: 998円
≫Amazon



なんだろう、“ダーウィン (Charles Robert Darwin,1809-1882)”であり、その1859年に出版された進化論についての著作“自然選択の方途による、すなわち生存競争において有利なレースの存続することによる、種の起原 On the Origin of Species by Means of Natural Selection, or the Preservation of Favoured Races in the Struggle for Life”を知りたい、というか、知らずにはいられない。
そう思って、確か最初に手にしたのが、ポプラ社の名著誕生シリーズ「ダーウィンの『種の起源』(ジャネット・ブラウン、長谷川眞理子訳,2007.9)」、そこにいたる前には、“茂木健一郎 (1960- )”かなぁ?!、前後して国立科学博物館で開催(2008.3.18〜6.22)されていた「ダーウィン展」にも足を運んだし、、、まもなく発表(1859年)から150年を経過しようとしているにもかかわらず、いまだに異論反論を含めて、話題とされる、ということが、すでにスゴイ♪

本来であれば、ダーウィン本人が著した書籍の翻訳版(原著は今はまだ無理)でも読めばいいのであろうが、そこまでの根性はない。研究の意志もない。あくまでも知識として習得しておきたい。
そう考えるに、ぼくが欲する知識の一部として、ダーウィンとのファーストコンタクト(名著誕生シリーズ)を担った(?!)翻訳者“長谷川眞理子 (1952- )”によって著された本書を読んでおく意義はあろう。仮にその記述内容が、紀行形式により、専門性に乏しかったとしても、そこを言及(批判)し得るレベルに、ぼくは未だ到達していない。現に、手にしている段階で、それがぼくの欲している現実のレベルであり、そこを欠いて、次のステップには行けない?!、次のステップへの足掛かりでもあろう!、慌てることはない、敵(?!)はすでに(死しているから!?)先に進むことはない。歩み続ければ、かならず到達する♪

そして“集英社新書ヴィジュアル版”を謳うに相応しい、豊富なカラー写真♪

ところで実は、足を運んだ「ダーウィン展」からの興味に、チャールズ・ダーウィン30歳にして、いとこで一歳年上のエマ・ウエッジウッドとの結婚。研究者らしく(?!)十分な検証を重ねての判定。
彼は、結婚についての利点と欠点の表を作り始める。結婚することの利点は、やすらぎ、子どもができる楽しみ、生涯の伴侶を得ること。しかし、こんな楽しみを享受し、しかも科学の研究を続けるためには、お金が十分になければならない。お金がなかったらどうしよう? 子どもにはとてもお金がかかるに違いない。これは、結婚の欠点。さらに結婚の欠点は、時間の無駄としか言いようのない親戚づきあい。自由に世界を旅行できなくなること。一方、結婚しなかったとしたら、その利点は自由であること。ヨーロッパもアメリカも、見たいものは気ままにいくらでも見れる。無駄な親戚づきあいも、独身ならばしなくてすむ。しかし、ロンドンのむさくるしいアパートで、いつまでも独居するむなしさ。年老いて、何も残らない寂しさ。
と、思いつくままに、結婚すべきか、しないべきか、チャールズはノートに書き散らす。これはエマを結婚の対象として真剣に考え始める以前のことだ。こんなことを冷徹に考えるチャールズ・ダーウィンとは、いったいどんな男なのだろう? なんでも直情、即決型である私としては、これはチャールズ・ダーウィンの少し理解しがたい面でもある。 (P.145-P.146)



≪目次: ≫
1 ダーウィンのおもしろさ
2 シュルーズベリ
3 メア・ホール
4 エジンバラ
5 ケンブリッジ Part1
6 ケンブリッジ Part2
7 ウェールズの山
8 ビーグル号の航海
9 ガラパゴスの動物たち Part1
10 ガラパゴスの動物たち Part2
11 標本のゆくえ
12 エマとの結婚
13 ダウン・ハウス Part1
14 ダウン・ハウス Part2
15 モールヴァン&イルクリー
16 ダーウィンの死

 初出『青春と読書』2004年1月号〜2005年4月号



≪著者: ≫ 長谷川眞理子 東京生まれ。東京大学理学部卒。同大学院理学系研究科博士課程修了。総合研究大学院大学教授。専門は動物行動学行動生態学。著書に『生き物をめぐる4つの「なぜ」』『進化生物学への道』『進化とはなんだろうか』『オスとメス 性の不思議』『クジャクの雄はなぜ美しい?』『雄と雌の数をめぐる不思議』、共著書に『進化と人間行動』、訳書に『霊長類のこころ』(ファン・カルロス・ゴメス)などがある。


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本「男学女学」養老孟司、長谷川眞理子5

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本「男学女学」長谷川眞理子
男学女学

○著者: 養老孟司長谷川真理子
○出版: 読売新聞社 (1995/03,単行本 221ページ)
○価格: 1,000円
≫Amazon


住居の近くの図書館の入口(出口)付近に、「ご自由にお持ちください」とあった棚に並んだ数冊のうちの一冊で、最近ではすっかり所有欲が減退したぼくは、それでも元来の貧乏性が顔を出し、横目で眺めているうちに、「長谷川真理子を読みたかったんだった」とふと思い出す。そう、「ダーウィンの『種の起源』(ポプラ社 名著誕生,ジャネット・ブラウン著、長谷川眞理子訳,2007.9)」以来、読みたいと思いつつも読めてない。ということで、刊行年月日を確認して(ハッキリと確認して)、なにをどう勘違いしたのか、「古くない」って、すでに刊行から13年、初出の最初の頃からは15年半、しかもそんな重要(?!)なことに、本書を読み始めてから気が付いた、「そうか、そんなに古い本だったかぁ」とは、いくらぼくがボンヤリしていて、先日の健康診断で(看護師に言われた細かい数値は失念したが)、血圧が上が80台で下が50台、身長181cmで体重61kgでウエスト73cmだったかなぁ、そんな数値を耳にして、ますます細々と生きてます〜、って気分がダウン気味だとしても、とてもとても笑えない!?、とはいえ、そこはノー天気なO型気質をも併せ持つぼくには織り込み済み(?!)で、そんなことにメゲている場面ではない、とばかりに、最近あまり耳にしなくなった(?!、ぼくが無関心で鈍感なだけ??!)“フェミニズム”、“ジェンダー”文化論についての知識を習得すべし!、とばかりにサクッと読了。新聞の夕刊に掲載されたコラム記事だけに、それぞれがわずか2ページに収まる短い文章のみで構成されるエッセイ集。その文章の短さに、どうしても論説の展開に無理が生じて(言葉足らず)、浅さを否めないものの、切り口の多様さという側面に着目しよう♪

養老孟司が前半で展開する解剖学的見地から展開する「からだ」の構造、そして遺伝子にいたっては、男女の性差を論じることの意義をも問いただす。
男女は、ほんとうは生殖細胞の奴隷である。脳はそれが気に入らない。だから、いろいろ反抗するが、要するにつぎの世代を作って終わりである。作らなくたって、いずれ終わり。生き永らえるのは受精した生殖細胞だけで、あとの細胞はいずれ寿命が来てかならず死んでしまう。あなたも私も、子どもが育てあがれば、あとは不用である。不用な証拠に、生殖年齢を過ぎれば、だれであれ、かならず老化して死んでしまう。
死ぬ前に、しばしばボケる。個人の生活では、脳はいばっているが、百年も持たずにはたらけなくなる。生殖細胞は、その前にさっさと逃げ出し、新しい個体を作って、つぎの生殖細胞を準備している。 (P.49)


そう、海外著書では「巨乳はうらやましいか? −Hカップ記者が見た現代おっぱい事情 (スーザン・セリグソン、実川元子 訳,早川書房,2007.10)」などという乳房文化論を真面目に説く著書があったし、橋本治が1987年に刊行した現代女性論エッセイ「貞女への道 (ちくま文庫)」が2008年2月に文庫化されていた。
男と女とに、違いがあることには相違ない。論じる意義を否定はしない。否定することにこそ意義を感じない。違いがあるのだから。
最後の“付記”にて、長谷川眞理子が、
男と女は、どこか根本的に理解しあえないところがあり、でも、互いに相手がなくてはならず、また、男と女がいるからこそ、この世の中はこんなにも楽しいのでしょう。 (P.220)
と言及すれば、
一方の養老孟司は、
男と女は永遠の課題だから、どう論じても終わりはない。
(中略)
私はもうどっちでもいいという気になってきたが、社会はそれを画然と分けようとする。男女いずれにせよ、老人になって、死ぬことには変わりはない。身も蓋もないが、今はそんな気分である。 (P.220-P.221)



≪目次: ≫
養老孟司
身体から考察する男女関係/女性が長生きする理由/実証されない男女差/女の骨盤/恋愛は同じ種である証拠/自然に生じた違い/外部生殖器/精巣と卵巣/脳ミソの“都合”/女性と精管/女性の前立腺/精子とオシッコ/ムダ遣い/卵子が拾われる不思議/遺伝子を選ぶ特殊精子/染色体Yから始まる性分化/男と女のある理由/染色体の品質管理/遺伝子戦略/性 −脳とからだの矛盾
養老孟司
遺伝子オンリーの危険/遺伝子が脳を作る/男性中心への疑い/脳中心社会と女性の身体/自然に近い「女子供」/脳中心社会と女性の身体/計算不能の男女の差/家庭の社会化/女性と環境保護/異性と仕事効率/寿命にとっての平均社会/能力は天与のもの/育児と仕事の対立/反オフィス論者/お茶くみ/建前と女の自然/女が怖い/結婚/教育ママ/企業社会の中の父親
長谷川眞理子
個人と集団/二つにひとつ/当然への挑戦/女性だけのシンポジウム/伴侶選びはゆっくりと/男の自然、女の自然/おしゃれ/文系、理系/「スタートレック」と「エイリアン」/日本女性の甘え声/動物が教える教訓/女が一人で歩けぬ町/消えてゆく父性/女性のネットワーク/家事こそ生活の基本/おとな/人種差別から性差別へ/カップル中心/男の甘え/女が男になる不幸
長谷川眞理子
イェール大学の日本学/お弁当文化/楽しみと犠牲/日本女性科学者史/社会の励まし/跡継ぎへのこだわり/「キス・ミー・ケイト」/性差/日本女性への同情/オスの連合/旅立ち/チューリップ/モナ・リザ/ひげ/名誉男性/女性統治者/女性兵士/中絶/脆い男女関係
養老孟司
夏目漱石/井上靖 機人吉佐和子 機人吉佐和子 供浸核楴五郎 機浸核楴五郎 供森田文 機森田文 供秦縮邂住 機秦縮邂住 供真鷗外/杉本鉞子/井上靖 供真実七郎/太田治子/森於菟/石川好/マンガについて/『動く遺伝子』/『サッチャー回顧録』
付記 長谷川眞理子 (1952- )養老孟司 (1937- )


初出=「読売新聞」夕刊1992年11月16日付から1994年12月9日付


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本「ダーウィンの『種の起源』 (名著誕生 2) Darwin's“Origin of Species”」ジャネット・ブラウン、長谷川眞理子 訳5


ダーウィンの『種の起源』 (名著誕生 2) Darwin's“Origin of Species”
著者: ジャネット・ブラウン、長谷川眞理子 訳
単行本: 203ページ
出版社: ポプラ社 (2007/09)




そうかぁなるほどねぇ〜、いやぁすごいね、『種の起源』、“ダーウィン (Charles Robert Darwin,1809.2.12-1882.4.19)

恥ずかしながら、というより敢えて当然に!?、と言い放って、「ぼくは、ダーウィンも種の起源も進化論も、何も知らない、まるで読んだことがない」。
そう、読書の習慣がまったくなかった2年前までのぼくだったら、そこでお終い、何ら困ることはない。カッコつけて知ったかぶりをしてでしゃばった真似をしなければ、無知を暴かれて恥ずかしい思いをすることもない。
ところが、毎日のように本を読み耽るようになって、何が哀しいって、やっぱり無知。読めば読むほど、ジャンルが拡がって、ちょっと深い内容になればなるほどに、どうにもこうにも愉しくない。えっ?!、何が可笑しいの??!、ぼくには肝心要のところが腑に落ちない。
こればっかりは誰を責めることもできず、自らの不勉強を今さらながらにどんなに悔いたところで、突然に理解が訪れるはずもなく、地道な学習、本来であれば10代で為すべき知識の習得を、時間と手間を費やしてコツコツと取り組むしかない。

ところで、“名著誕生”シリーズ三作品目にして、やっと慣れてきたのか、コンセプトの理解に多少は及んだのか(にしても遅すぎ!?)、ちょっぴり氷解!、電車の中でも辺りを構わず、「ふむぅ〜、なるほどねぇ〜」と漏れる感嘆。こ〜んなにも盛り沢山な歴史的な背景から現代に至るまで様々な批判や論争、その及ぼした影響など広範な記述が、コンパクトに凝縮、入門書と侮れない!?
だって、残念ながら今のぼくが、1859年11月24日に出版された論文である『種の起源』の原著翻訳本を読んだとしても、仮に頑張って読み切ったとしても、間違いなく「ふぅ〜ん、そうなんだぁ〜」で終わっちゃうことが容易に想像できる。そりゃさ、「世界的で歴史的な著作を読んだ!」ってことで意義はあるんだろうけれども、今から150年近く前の論文でしょ、研究目的か相当な興味がない限り、正直なかなか読む気になれない。
だからこそ、本書の翻訳者で進化生物学に精しい人類学者“長谷川眞理子 (1952- )”は、『はじめに』で読者に投げ掛ける、
ダーウィンが何を書いたのか、ダーウィンがなぜそう考えたのか、なぜ、どんな論争が起こったのかの概要を、すべての人に知って欲しいと思うのである。それは、このことが、私たちの生命観、自然観、人間観に、深い影響を及ぼす問題だからである。
すべての生き物は歴史の産物である。私たち人間も例外ではない。私たちが歴史の産物であるということはどういうことなのか。人間の本性とは何なのか。私たちはこれからどこへ行くのか。進化の知識と考えは、これからの問題の核心に迫る自然科学である。ここに、出版以来ずっと、ダーウィンが、宗教や哲学の分野にまでわたって。つねに論争の中心におかれた理由がある。
本書はダーウィンの生い立ちから晩年までの人生をたどるとともに、『種の起源』の内容、その意味、論争の背景について解説してくれる。 (P.4-P.5)


なるほど、進化の理論は、ヒト(人類)の起源におよぶことが必至で、自然界における創造主たる神の存在に関する議論に発展し、宗教(神学)的、哲学的な問題を避けられない。批判論も擁護論も含めた様々な論争にあっても、公の論争を好まず、対立を嫌って表舞台を避け続けたダーウィンは、時代の恩恵や強力な仲間の支持を得て、さらに著述を重ねて究めることによって、その地位を確立した。
それでも、進化理論から発展した“優生学”は、その後のナチス・ドイツにおけるホロコーストとの関連を否定することはできないけれども、その一方で、人種差別と大量虐殺はダーウィン以前からあったとの指摘もされる。
アメリカでの、政治家と宗教家による、“ダーウィン理論”を公教育の世界から追放する運動は、現在でも結束と大衆の支持を取り付けているらしい。そういえば、以前に読んだ「反★進化論講座 −空飛ぶスパゲッティ・モンスターの福音書 (ボビー・ヘンダーソン,築地書館,2006.11)」にも、公然としたアメリカでの支持が謳われていた。なるほど、未だに聖書が決定的な役割を果たしている、ユニークなプロテスタント国家、アメリカ。そこには、科学の進化に対する嫌悪、それ以前に、専門化と大衆の乖離の拡大への不満、不安定さを増す世の中における安心(宗教への依存!?)が垣間見えると著者は説く。
それ故!?に、「明らかに“事件”だった『種の起源』の出版」との小見出しが付けられて、締め括られる論説。
古い書物は、しばしば、新しい視点によって読み替えられるものだが、ダーウィンの『種の起源』は、主要な論点において揺るがずに生き残るとともに、読み手がどうあるかによって、いかようにも変われるもののようである。それゆえ、彼の著作は、教会の伝統や社会の道徳観に対してことさらに挑戦しようとした、孤立した声ではなく、西欧の思想をさまざまに変容させるもととなった中心点と見ることができるだろう。
 (P.194)


≪目次: ≫
 序章 起源
 第一章 始まり
 第二章 使える理論
 第三章 発表
 第四章 論争
 第五章 遺産
 原注
 ダーウィンを知ることの喜び 茂木健一郎


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ダーウィン展
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 2008年3月18日(火)〜6月22日(日) 国立科学博物館
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主として“本”が織りなす虚構の世界を彷徨う♪

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写真 Canon IXY900IS(since 2006.12.4) & EOS40D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM(since 2008.7.23) + EF100mm F2.8 Macro USM(used, since 2008.9.10) + EF-S55-250mm F4-5.6 IS(used, since 2008.9.30) + EF50mm F1.8 供used, since 2009.4.4)

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