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Y-013 サイコロ演出の図柄を考える(2)

 桜も散って(こちら関東、東京です)、新緑も眩しくなってきたなと思ったら、間髪入れずに暑くなったり冷え込んだりで春っぽくなってまいりました。いいですよね、春。朝起きるや否や眠くなったりして、春眠暁を覚えずとはよく言ったもんですが、でも昼も眠いんですけど。

 さて、前回の図柄についてのお話のなかで、こんなことを書きました。

この『Pプル』の図柄は「シンプル」「ハートマーク予告に絡みそう」「数字が見やすい」「かわいい」ということをテーマにして、デザイナさんにひとつ作ってもらうことにしましょう。まだ相談してませんが、きっとやってくれます。知らんけど。じゃ!

 手前味噌ですがさすがは弊社の敏腕デザイナ、お願いしたらサクッと素案をこしらえてくれました。ふだん先輩後輩の間柄は気にしてませんが、こういうときは効果を発揮します。ちゃんとお願いはしましたヨ!

 こちらからのお題は上に書いたとおり

  • シンプル
  • ハートマーク予告に絡みそう
  • 数字が見やすい
  • かわいい

の4つの要件だけです。なのに、そこは手練れ、ちゃんとこちらの意図を汲み取ってくれたうえで、さらに要素マシマシの素案を返してくれました。

数図_案A_コメント付き

 それぞれの意図を軽くヒアリングしてみたところ…

  • シンプルということでカード型にしてみた
  • 親しみやすさということでトランプをモチーフにしてみた
  • デザインとしても、構成要素としても、ハートをちりばめてみた
  • ハートの数も数字を表すようにしてみた
  • トランプを見る目線の位置に奇をてらわない数字を配置してみた

 ただ数字回ってハートがあって可愛きゃいいやー、ぐらいに思っていたのですが、ぐっとイメージが膨らんできましたね。さらにうれしいことに

  • リーチがかかったときに、カードからキャラが飛び出るようにしてみた
  • 立体感を醸すためにY軸にクルっと回るようにしてみた
  • 裏も予告で使えそうだから軽くデザインしてみた
  • デザインはカードだけど、造形的にはデコられたスマホケースのイメージ

 要件にはなかったアイデアが詰め込まれています。カードから飛び出す、とか、クルクル回転するとか、なーんにもこだわりがなかったんですが、映像的主体のアイデアが盛り込まれています。いずれも演出として楽しめそうですから、仕様にくわえてみたくなります。

 こういうのはひとりでネチネチ考えるよりも、いろんな人とセッションしながら醸造させるとドンドン膨らんでいきますね。今回は投げっぱなしだったんですが、もらったアイデアからこちらのイマジネーションも広がっていきますし、それを打ち返すとまた膨らんで返ってきます。

 実制作に移ると「あんなこと言わなきゃよかった」とか「マジダリー」とかいろんな障害が立ちふさがりますが、それをおそれてしまうとチンケなアイデアしか出てきません。いまは期待に胸膨らませ、鼻の穴広げてフンガフンガと妄想するときですから、将来のことを考えるのはやめましょう。

 次回以降、この素案をもとにプラスアルファしたり、整理したり、仕様を追加したりすることにします。すでにいくつかお願いしていることやトライしてもらった結果の案Bもありますが、そのまえに大型連休! それじゃ!

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企画課Y

昭和生まれ。初めて打ったぱちんこは『三共フィーバー(初代)』。初めて打ったぱちすろは『アニマル(無印)』。無人島に持っていきたい遊技機は『ナナシー』と『緑ドンVIVA! 情熱南米編』。