
Y-038 羽根モノ!? な件について
新入社員、初々しいですね。わたしはドサクサで社員になったり、バイト昇格だったりでいわゆる新卒新入社員として取り扱われた経験がないからわからないんですが、新入社員って楽しいんですか? 期待と不安でドキがムネムネなんでしょうか? もしそうならくっそうらやましい。もう年寄りには経験できない時をすごしているんでしょう? ずるいよね。
ヒマなときならそういう光景を茶でもすすりながら眺めてほのぼのできるんでしょうが、こちとら忙しい。彼ら彼女らが早く戦力になってくれることを祈りつつ、今日も肩こり腰痛をだましだまし、ExcelとAfter Effectsと特殊なツールやデバイスと格闘するわけです。
さて、弊社では、新入社員への研修の一環で「ぱちんことはなんぞや、その仕組みとは?」といった基礎的なことを教えます。わたしはもうその責務から解き放たれたのでその光景を横から見ているだけですが、今年はどうやら仕組みに対しての食いつきがいいようで、担当のトークも1.5倍速です(ふだんから早口の担当なので一般比1.75~2.5倍速ぐらい)。
そんな研修のあいまの世間話で、羽根モノについての軽い茶飲み講義をしているのを耳にしました。そしてこう思ったのです。「若い子は気の毒だなあ」と。
ぱちんこに限らず、「こーして→あーして→そーなった」の歴史を知ることはとても大切です。技術と経験の蓄積で成り立った結果の現状を理解するには、いまだけを切り取るだけではなく、その過程についての知見を深めたほうがいいに決まってます。
ですが、遊技機の歴史は古くて深い。すべてを理解することは時間的に難しいし、なによりもそのすべてを体験するための機械も機会も充実しているとは言えません。それが気の毒でなりません。
できれば若い人には羽根モノを打ってみてほしい。なぜならわたしは「玉の動き原理主義者」、ぱちんこをぱちんこたらしめる「あおり」の原点は羽根モノだと考えているからです。誤解を恐れず言えば「すべてのスーパーリーチは羽根モノのvゾーンまえに及ばない」とすら思っています。
そんな過激派ですから、ぱちんこのなにが面白いのか、なぜそれが面白いのかを体感して理解して演繹するきっかけとしては、羽根モノがいちばん。仕組みを知ることも重要ですが、まずは面白さを知って欲しいですね。なかなか難しいですが。
研修には口出ししませんでしたが、いま経験しやすいのは『Pポチッと一発!おだてブタ2』と『Pニュートキオ』シリーズでしょうか。もう少しさかのぼっても数機種ですね。できれば『CRAファインプレー』シリーズか『CRうちのポチーズ』シリーズを打ってほしい。本音を言えば『パチンコ大賞』が好き、っていうかもう一度打ちたい。俺の好きはどうでもいいか。でもオススメします。
初々しいうちにホールに行って玉の動きに一喜一憂してほしいな、と思いながら、このつぎも、ゼッたいLvアップ!
