2006年11月28日
■ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールで感じたコーチングの基本

今日は第1回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール in 八王子の第2予選を聴いてきました。さすがに第1予選を通過された方々の演奏は美しく心が癒されました。
第2予選は日本人3人を含む16人が演奏し、審査の結果本選には以下の4名の方が選ばれました。(惜しくも日本人は選ばれませんでした。)
ユンソン・ホンさん(韓国)、ソンミン・カンさん(韓国)、ダビド・レキロさん(米国)、マーヤ・ボグダノヴィッチさん(セルビア)
「何故この4人が選ばれたのか?」とのインタビューに、副審査委員長の林峰男さんがこのように答えていました。「アレンジした中にも、いかに楽譜を基本としてチェロを演奏したか」
また、このようにも答えていました。「楽譜を無視した演奏はサーカスになってしまう」
要するに「いかに楽譜を基本として演奏したか?」が審査基準であったわけです。
林峰男さんのお話を聞いて、私は「コーチングもやはり基本が大切」だと改めて思わされました。
コーチングの流れにも基本があります。それはGROWモデルと言われる基本です。
下記のように、各段階の英語の頭文字をとってGROWモデルと言いす。
GOAL(目標)→REALITY(現状)→OPTIONS(方法)→WILL(着手)
コーチングも慣れてくると、チェロの演奏のように、コーチがアレンジし過ぎて、いつの間にか基本から外れてしまうことがあります。
今日は、第1回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール in 八王子の演奏で心癒され、コーチングスキルの基本の大切さも再認識できた1日でした。
投稿者コーチングHP:コーチングで切り拓く!