2006年12月11日
硫黄島からの手紙 栗林忠道中将に見るリーダーシップ コーチング

先週9日映画「硫黄島からの手紙」を観て来ました。改めて戦争の悲惨さや愚かさを思い知らされました。
太平洋戦争の末期、敗色濃厚な日本軍硫黄島の守備司令官に任命されたのが、栗林忠道中将です。
栗林中将は、敵米軍のスミス中将から「太平洋で戦った敵指揮官のなかで、栗林中将はもっとも勇猛であった」と言わしめたほど、優秀かつリーダーシップのあった方です。
コーチングでもリーダーシップについて扱います。
リーダーシップ コーチングの視点から栗林中将に見るリーダー像について書きます。
リダーに必要な条件に何があるでしょうか?
条件はいくつかありますが、私は「リーダーは先頭に立ってメンバーを引っ張る」ことが基本だと思います。
リーダーが陣頭指揮をとることにより、メンバーは「この人について行こう」とモチベーションを高くして仕事ができます。
メンバーの影に隠れて、後ろから「行け!」と言っているリーダーの為に「がんばろう!」と思う人はいませんよね。
栗林中将は小笠原兵団長で、小笠原兵団の本部は父島にありました。
しかし、栗林中将は後方の父島から指揮をとるのではなく、劣悪な環境である硫黄島で陣頭指揮を選んだのです。
「リーダーは先頭に立ってメンバーを引っ張る」というリーダーシップがあったからこそ、圧倒的不利な条件で、米軍反攻開始ののちに死傷者数が米軍が上まわった唯一の戦いができたと言えます。(米軍28,686名、日本軍21,865名)
投稿者コーチングHP:コーチング/クリスチャン専門コーチング