コーチングスキル

2007年08月16日

コーチングスキル チャンクダウン

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 チャンクとは英語で「大きなかたまり」という意味です。

 コーチングスキルのチャンクダウンは「クライアントの目標を細分化
して行動を促す」ことです。

 大きなかたまりの目標をコーチのサポートにより、小さなかたまりに
することで、自分がとるべき行動が具体的に考えやすくなります。

 また、大きなかたまりのままの目標を目の前にすると、圧倒され行動
する前にあきらめてしまうことがあります。

 しかし、目標を小さなかたまりにすれば、1つ1つを乗り越えるハー
ドルが下がり、行動に移しやすくなります。

 以下は、コーチングスキルのチャンクダウンの例です。

 目標「1年で商品の売り上げを20%上げる」

    「そのためにすべきこと?」という視点でチャンクダウンする。
                  
    1.「商品の販売キャンペーンをする」
    2.「ライバル商品の価格を調査する」
    3.「客先の市場動向を調査する」
    4.「見込み客にダイレクトメールを送る」

 上記のようにそれぞれチャンクダウンされた、1.〜4.の行動を更に
「そのためにすべきこと?」という視点でチャンクダウンすると、
目標に向けて更に行動すべきことが明確になります。

投稿者コーチングHPコーチング/クリスチャン専門コーチング

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2007年08月07日

コーチングスキル フィードバック

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 コーチングスキルにおけるフィードバックとは「クライアントがコーチに
向けて伝えていることをコーチがクライアントに返す」ことです。

 フィードバックは、もともと軍事用語で「大砲の着弾地点が目標に対し、
どれだけずれているか測定して射手に伝える」という意味で使われました。

 コーチングスキルにおけるフィードバックは大きく以下の2つに分けるこ
とができます。

 1.客観的事実を伝える(YOUメッセージ)
    「聞こえていること、見えていること」の客観的事実

   例:「あなたは嬉しいと3回言いました」
     「あなたは話しているうちにだんだん笑顔になりました」
     「あなたは出来ないと言いました」

 2.主観的事実を伝える(Iメッセージ)
    「クライアントから聞いて・見てコーチが感じた」主観的事実

   例:「あなたの嬉しいという言葉に力強さを感じました」
     「あなたの笑顔を見て安心しました」
     「最初から出来ないとあきらめていると感じました」

 コーチングにおいてフィードバックは重要なスキルです。
 なぜなら、クライアントはコーチからフィードバックを受けることにより、
自分が気づいていない、自分を知ることができます。

 コーチングでは、厳しいと思われるフィードバックを受けることもあります。
 しかし、自分の成長のための贈り物として受けとる時に、早めの軌道修正が
でき、目標達成を早めることができます。

投稿者コーチングHPコーチング/クリスチャン専門コーチング

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2007年07月25日

コーチングスキル 承認

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 コーチングスキルの承認は、相手の重要感を高めるために行い
ます。

 あなたは、人から自分の考えや意見を認められた時、「うれしい!」
という気持ちになりませんか?

 自分が認められたということに関連して、自分の価値・重要さを感じ
ることができます。

 コーチから「その考えいいですね」等、承認されるとクライアントは行
動に向けてのエネルギーが上がります。

 このエネルギーを利用して、行動を起こすことが出来ます。

 承認はお世辞になってはいけません。

 相手を喜ばせようとして、心にもないことを言っては、かえって逆効果!
 信頼関係を失います。

 コーチングのスパイスとして承認を使うことで、このスキルが生きるの
です。

投稿者コーチングHPコーチング/クリスチャン専門コーチング



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2007年07月20日

コーチングスキル 質問2

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 コーチングスキルの「質問」は大きく分けると以下のようになります。

 1.閉ざされた質問(クローズドクエスチョン)
 2.開かれた質問 (オープンクエスチョン)

 簡単な違いは、閉ざされた質問はYES,NOで答えられる質問で、
開かれた質問はYES,NOで答えられない質問であるという点です。

・閉ざされた質問の例
  「〜と理解していいですか?」,「やる気は充分ですか?」等

 コーチングの中で閉ざされた質問は、主に「相手との理解が一致して
いるか?」、「意思があるか?」等の確認に使います。

・開かれた質問の例
  「目標を達成したい理由は何ですか?」,「どんな方法がありますか?」等

 コーチングの中で開かれた質問は、相手に自由に考えさせて答えを引き
出すために使います。


 コーチングは、相手に質問を投げかけ、相手が持っている答えを引き出
すことを目的としていますので、セッションでは、開かれた質問を多く使い
ます。
 
 投稿者コーチングHPコーチング/クリスチャン専門コーチング


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2007年07月18日

コーチングスキル 質問1

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 一般の会話で質問する主な目的は、相手から情報を得ることです。

 一方、コーチングで質問する主な目的は、相手に考えさせることです。

 海面に浮かぶ氷山は、海面で出ている部分はほんの一部分で、大部分は
海の下に隠れています。

 これと同じように日常生活で、人は表面の意識レベルでしか考えておらず、
大部分の意識レベルは眠ったままです。

 「そんなこと考えもしなかった!」と深く考えた時に意識レベルから、
無意識レベルにアクセスされ、自分でも気づいていなかった答えを出すこと
ができます。

 無意識レベルに、アクセスする質問をどれだけ出来るかが、コーチの腕の見せ
どころなのです。

 投稿者コーチングHPコーチング/クリスチャン専門コーチング


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2007年07月14日

コーチングスキル 話を聴く

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 「話を聴く」ことは、コーチングで一番大切なスキルです。

 コーチングでは、「聞く」ではなく「聴く」という字を使うのが適切です。

 聴くとは、相手の話を傾聴することです。

 聴くという字は「耳」に+「目」、「心」と分解できます。
 相手の話に耳を傾けるだけでなく、目と心で話をきくのです。

 目で話をきくとは、相手に顔を向けて、アイコンタクトを取り「しっかり話しをき
いていますよ」という姿勢を伝えることです。

 心で話をきくとは、相手に共感してきくことです。
 共感してきいていると、自然と「うなずき」や「相づち」をすることができ、相手
に「話をきいてもらっている」という信頼感を与えます。

 コーチングは、相手に話しをしてもらえなければ始まりません。
 
 コーチングの肝は、話すことで考えが整理され、次にとるべき行動を相手に自ら気
づかせることです。

 相手に気持ちよく、信頼感を持って話しをしてもらうことが重要です。
 
 ですから、「話を聴く」ことは、コーチングで一番大切なスキルと言えます。   

投稿者コーチングHPコーチング/クリスチャン専門コーチング

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2006年11月30日

ユニセフタジキスタン代表 杢尾雪絵さんに見るコーチングスキル 

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 今日は、NHKプロフェッショナル仕事の流儀に出演した、ユニセフタジキスタン代表 杢尾雪絵さんに見るコーチングスキルについて書きます。

 タジキスタンは内戦により荒廃し、子どもの13人に1人が5歳まで生きられない。
 死亡する子どもが、年間2万人以上のタジキスタンで杢尾雪絵さんは、子どもを支援するためにユニセフ職員として働いている。

 タジキスタンでは、財政が苦しい理由からユニセフの事業に協力的ではない。そのような状況で働く杢尾さんが大切にしているのが、「一歩目を踏み出す」ということです。どうしたら相手が最初の一歩を踏み出してくれるか、その具体策を考えることを大切にしています。

 一気に目標まで進めればいいけれど中々世の中上手くいかないものですよね。

 私もコーチングで、クライアント様に最初の「一歩目を踏み出す」ことを大切にしています。

 目標まで一気に到達しようと思うと、「やらなくてはいけないこと」の多さに圧倒されて行動できないものです。

 ですから、コーチングで私は中々前に進めないクライアント様にこう質問します。「今できる小さな一歩は何ですか?」このように問いかけることによって小さくても具体的な行動方法を引き出すことができます。

 何か壁にぶつかった時に自分に問いかけてみて下さい「今できる小さな一歩は何だろう?」
 きっとあなたは、小さくても前進できるはずです。

投稿者コーチングHPコーチング/クリスチャン専門コーチング

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