掌蹠膿疱症に、なぜビオチンなの?


掌蹠膿疱症の人は、ビオチン欠乏症になっています。
この「ビオチンの欠乏」が、手のぶつぶつや骨の異常(掌蹠膿疱症関節炎の痛み)を引き起こしています。

なぜ、掌蹠膿疱症の人がビオチンの欠乏症になるのかというと・・・
腸内の細菌バランスが、悪玉菌優位になっているから

ビオチンは別名ビタミンHともよばれるビタミンB郡の一種です。
ビオチンは「腸の中でつくられるビタミン」です。
だから食べ物で摂取しなくてもいいのです。
腸の中の菌が、ビオチンをつくり出してくれているので、健康な人がビオチン不足になることはありません。

けれど・・・。
掌蹠膿疱症の人の腸の中では
ビオチンが悪玉菌に食べられてしまっている・・・
のだそうです。

腸の中が、 悪玉菌>善玉菌 というわけです。

その悪玉菌がウヨウヨといる腸内環境を整えるために、
掌蹠膿疱症では整腸剤(ミヤリサン)を飲みます。

ビオチンだけを飲んでいる状態は
悪玉菌にエサをあげて、悪玉菌をどんどん増やしている
のと同じなのだそうです

ビオチン療法は、3点セットで飲むのが大事


ビオチンに、なぜミヤリサン(ミヤBM)なのか


前橋賢先生の本によると
・乳酸菌の一部やフェーカリス菌は、ビオチンをどんどん食べてしまう
といいます。

つまり、ビオチンにとっては、一部の乳酸菌=悪玉菌、というわけです。

掌蹠膿疱症患者の便を調べたところ、
桁違いに多い乳酸菌が検出される患者さんが多かったのだそうです。

掌蹠膿疱症の治療にビオチンだけを飲んでいると・・・


当初は、血液中のビオチンの濃度は上昇
   ↓
次第に、血中のビオチンの濃度は低下


ミヤリサンを飲まないで、ビオチンだけを飲んでいると
・ビオチンが乳酸菌のエサになる
・ビオチンを食べてしまう乳酸菌が増える
・ビオチンを飲んでも、どんどん食べられてしまう

掌蹠膿疱症の治療には・・・
ビオチンだけ飲んでも、ビオチンは吸収されず、効果なし!
ということです。

ミヤリサンのすごいところ

ビオチンとミヤリサン(宮入菌。別名酪酸菌)を一緒に飲むと
・ミヤリサンが悪玉菌の増殖を抑えてくれる
・そのためビオチンが腸から吸収されやすくなる

また、ミヤリサンは、くっさいオナラの原因になっている乳酸菌以外の悪玉菌(病原菌や有害菌)も抑制してくれます。


ミヤリサンのすごいところはほかにも
・ビオチンを食べない
・値段が安い
・副作用がない
・腸の運動を活発にして便通を改善
・病原因や有害菌などの悪玉菌から出る毒素を抑制
 (おならが臭くなくなります)



例えばほかの整腸剤の構成は・・・

ビオフェルミンS…ビフィズス菌、フェーカリス菌、アシドフィルス菌
新ラクトーンA…ビフィズス菌、フェーカリス菌、アシドフィルス菌
(ビオチンを食べてしまう菌が入っているようです)

やっぱりビオチンには、ミヤリサン
なんですね。


注:
病院に行って、処方箋をもらう薬が「ミヤBM」
市販の薬として売られているのが「ミヤリサン」

このふたつは、呼び方が違うだけで
ミヤリサンとミヤBMは、成分的にまったく同じです。

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粒はかなり小さく飲みやすい
1回4錠×1日3回
を服用します。

私は当初、「下痢ぎみ+オナラが異臭」と、腸の状態がとても悪かったので1回6錠を飲んでいました。
自分の体調に合わせて、調節してみるといいかもしれません。




ミヤリサン 錠 630錠
630錠で約50日分です。

注)
「ミヤリサン」→1錠。宮入菌10mg
「強ミヤリサン」→1錠宮入菌30mg。

成分は同じ。1錠あたりの含有量が違うだけです。
ミヤリサンのほうが、4錠にしたり6錠にしたりと腸の調子に合わせて変えられて便利ですが、ミヤリサン錠が売り切れで入手できない場合は、強ミヤリサンを飲むといいと思います。



掌蹠膿疱症のビオチン治療のために必要なもの

掌蹠膿疱症のビオチン療法
摂取量1回分(これを1日3回)

ビオチン療法
・ミヤリサン4錠(40mg)
・ビオチン3mg
(私が飲んでいるのは1錠5mgのもの)
・ビタミンC(300mg)
(私が飲んでいるのは500mgのもの)


ビオチン療法では、上記のように1回あたり3mg、1日あたり9mgのビオチンを飲むことになります。
(ビオチンサプリは、1錠5mgの場合、1回1錠5mg、1日3回分で15mgを飲みます)

 
掌蹠膿疱症の治療の薬となる
ビオチン+ミヤリサン+ビタミンCを半年、1年と飲み続ければ
掌蹠膿疱症は、だんだんよくなっていきます。
しっかり治すには、2〜3年が目安。

少し時間がかかるかもしれません。
気長に飲み続けてみてください。


掌蹠膿疱症って、どんな病気?