掌蹠膿疱症(掌蹠膿庖症 / 掌蹠膿胞症)の治療について、基本的なABCをおさらい。

掌蹠膿疱症の原因は、ビオチン不足にあった

掌蹠膿疱症(掌蹠膿庖症)の原因に、歯の金属アレルギーとか、扁桃腺を切ったほうがいいなど、いろいろなことが言われています。
けれど掌蹠膿疱症の原因は「ビオチン不足」説が一番強そうです。

ビオチンとは、腸内でつくられるビタミンですが、
腸内の細菌のバランスが崩れ、ビオチンを食べてしまう悪い菌が繁殖して
ビオチンが不足。

それが、掌蹠 膿疱症の原因に。

掌蹠 膿疱症の人(整腸剤を飲んでいない人)は、
・いわれてみれば、下痢(or便秘)ぎみ
・オナラは、けっこう臭いかも

の傾向が、あるかもしれません。
これは、腸の中が正常な状態ではないサインだといえるでしょう。

掌蹠膿疱症は、ビオチン治療で治る

掌蹠膿疱症の専門医である
秋田の本荘第一病院の前橋医師は

ビオチンを飲みながら、
ミヤリサンで腸内環境を改善する


というビオチン療法で、掌蹠膿疱症は治療できるといいます。
難治性といわれる掌蹠膿疱症ですが、ビオチンによる治療で完治は可能なのです。

逆に、
扁桃腺を切ったり、歯を直したりといったことは意味がないらしいです。

掌蹠膿疱症ができやすい場所

掌蹠膿疱症は、手と足の裏に膿み(白いにきび)のようなブツブツが無数にできます。
特にぶつぶつができやすいのは

・手の親指のつけね、小指の下の膨らんでいる部分
・足の裏は、土踏まずの部分


掌蹠膿疱症の酷かったときの写真。
0811掌蹠膿疱症左手

掌蹠膿疱症0811左手









掌蹠膿疱症の人は、骨にも異常があることが多い

また、手にぶつぶつができるだけでなく、
掌蹠膿疱症性骨関節炎も併発して、体中に痛みを感じることも多いのです。

私自身、掌蹠膿疱症性骨関節炎がありました。
・骨盤から膝にかけて痛みがはしり、しゃがめなくなった
・鎖骨、胸、背中、肩から肘にかけて、激痛。とてもじゃないけど、寝返りが打てない

そして、次に手にブツブツが。
手にブツブツができて初めて、「掌蹠膿疱症だったんだ〜」とわかったんです。

前橋医師によると、掌蹠膿疱症のほとんどの人は、骨の病変があるそうです。
(鎖骨、胸骨、脊椎、骨盤の変形、破壊、石灰化)

前橋医師の掌蹠膿疱症の患者の69%が、胸、背中、腰に激痛があり、
痛みを訴えなかった31%の人も、レントゲンでは骨に異常があったといいます。


また、
・皮膚の病変がひどい人は、比較的骨の病変は軽い
・骨の病変がひどい人は、皮膚の病変は軽い
という傾向があるそうです。

そのため、「手のブツブツさえ、消えればいい」というものではなく、
ビオチン不足を補っていくことが、
掌蹠膿疱症と掌蹠膿疱症関節炎の治療には、とても大事。


「骨に異常がある」と聞くと、「そんなに大変なの?」と
不安になるものですが、
ビオチン毎日飲むことで、
2〜3年かけて、正常な状態へ戻る
といいます。

掌蹠膿疱症のビオチン治療とは

・ビオチン
・ミヤリサン(酪酸菌入りの整腸剤)
・ビタミンC

3点セットを毎日飲み続けることです。



ミヤリサンも一緒に飲んで、腸の状態を改善する

腸内の環境を整えないままビオチン飲んでも効きません
ビオチンが、腸内細菌(乳酸菌)に食べられてしまうからです。

そのため、酪酸菌の入ったミヤBM(ミヤリサン)で、腸の環境を善玉菌の多い状態にすることがとても大切。

整腸剤は、ミヤBM(薬局で買うならミヤリサン)。
ほかの整腸剤は、NGです.
→ビオチン飲むなら、ミヤリサン(ミヤBM)

なぜなら、乳酸菌の一部やフェーカリス菌は、ビオチンを食べてしまうんだそうです。

喫煙も、厳禁
タバコを吸うと、ビオチンが大量に使われます。
せっかくビオチンを飲んでも、喫煙をしていては意味がなくなるそうです。
(禁煙は、インターネットで禁煙外来を探し、「チャンピックス」を処方してもらうと、比較的ラクにできますよ)

掌蹠膿疱症の治療には根気が必要

掌蹠膿疱症のビオチン療法を始めて
手のブツブツがよくなるのに、6ヶ月以上
足のブツブツがよくなるのに、7ヶ月〜8ヶ月以上
骨の痛みが軽くなるのに、2〜4ヶ月
骨の病変がよくなるのに、2年
状態が悪い人は、2年半〜3年


の時間がかかるといいます。

2〜4ヶ月で、骨の痛みが軽くなるのは、骨膜のむくみが改善するためです。
けれど、短期間で骨が正常になるわけではなく、骨がちゃんと回復するには、2〜3年かかるようです。

掌蹠膿疱症の治療は、
途中でやめたりせず、気長に取り組まねば。

掌蹠膿疱症の治療で有名な病院


岩橋診療所 (大阪)

※掌蹠膿疱症治療で有名な、本荘第一病院での前橋先生の外来は、なくなってしまったようです。


掌蹠膿疱症の第一人者/前橋賢医師の本
信じてもらうための挑戦―掌蹠膿疱症は「治る」病気です



掌蹠膿疱症の治療は、ビオチンを気長に飲み続けること

ビオチン、ミヤリサン、ビタミンCをきちんと飲み続けることが
掌蹠膿疱症の治療にはとても大切です。



少なくとも私は、ビオチンのおかげで掌蹠膿疱症が本当によくなりました。


掌蹠の治療には、時間がかかります
2、3カ月では「よくなったかどうか」の実感は、得られないものです。
だけど、半年〜1年、きちんとビオチン療法を続けていけば
その効果を感じ始めるはずです。



→→掌蹠膿疱症の原因とは

→→掌蹠膿疱症の手の膿疱が、出たり消えたりするサイクル