私の場合、最初は「体の痛み」から、異変が始まった。
掌蹠膿疱症性骨関節炎だ。

最初は、足の痛み。
骨盤のあたりから、膝にかけてビリビリっと痛みが走り、
しゃがめなくなった。
特に右側が、曲げるとかなりの痛みで、
畳に座ったり、和式トイレを使うためにしゃがんだりといったことができなくなった。

なんだろう? と思っているうちに、
今度は、胸から脇にかけて、激しい痛みに襲われた。
「心臓が悪いのか?」と疑いたくなるほど、激しい痛み。
そのうち、背中が痛くなり、肩から肘にかけても痛くなり。

寝るために横たわろうとして、体を動かすたびに、痛みが走った。
寝返りを打つという動作も、「イテテテテ」と思わず声が出た。

湿布を貼ったり、ロキソニン(鎮痛剤)を飲んだりしても、まるでダメ。

それが、皮膚科で「掌蹠膿疱症の疑い」と言われて、
ミノマイシン(抗生物質)を飲んだとたんに、掌蹠膿疱症性骨関節炎の痛みが、消えた。
(ゼロになったわけではないけれど、消えた!と思えるほど、劇的な変化だった)
(現在は、鎖骨の先端が、微妙に痛いくらいです)

あまりにびっくりして、数日後に、「痛みが消えました」と
皮膚科の先生に、報告にいったほど、私にとっては、画期的な出来事だった。

ちなみに、掌蹠膿疱症性骨関節炎が発生しやすいといわれているのは
鎖骨、胸骨、脊椎、骨盤、肋骨(ろっこつ)。
これらの骨は、「皮膚由来の骨」らしい。

皮膚にブツブツができるのは、Aタイプの抗体ががくっついた結果。
骨に変形したり、虫食い状態になるのも、Aタイプの抗体が骨にくっついた結果。
(Aタイプの抗体とは、免疫が、異物の侵入を食い止めようとして働いた結果できる抗体のひとつ。掌蹠膿疱症では、免疫が過剰に反応してしまっていて、Aタイプ抗体が、多くなっているようだ)

このAタイプの抗体が、「どこに(どの組織、臓器に)くっつくか」によって、さまざまな病気になるらしい。
(つまり、掌蹠膿疱症の人は、下記の病気を併発しやすい)
・糖尿病
・IgA腎症
・アトピー性皮膚炎
・クローン病
・狭窄型狭心症
など

そのため、前橋医師は、掌蹠膿疱症は、皮膚や関節痛だけの病気ではなく、「いろいろな病気を伴ないやすい全身病」とみなして、
患者と向き合っているという。

信じてもらうための挑戦―掌蹠膿疱症は「治る」病気です
より。


私の場合、合計3週間ほど、ミノマイシンを飲んだように思う。
けれど、抗生物質の使用は、もっと短い期間にとどめておいたほうが、いいらしい。『信じてもらうための挑戦』には、投与することもあるが「ごく短期間」と書かれている。長期間


なぜなら、抗生物質は、腸内細菌を殺してしまうからだ。
風邪を引いて、抗生物質を飲んだことが原因で、
腸内細菌体系のバランスが崩れてしまうことも、少なくないそうだ。

いまはビオチン療法を続けて、安定してきた。

かなり極論(暴論)かもしれないが、
掌蹠膿疱症が発生するのは、腸内細菌バランスの崩れが原因
と、私は理解している。
(あくまでも、私、個人の理解です)

そのため、抗生物質で腸内細菌を殺し、一時的にそれが功を奏したとしても、
細菌をどんどん殺してしまうようなものを飲み続けて、いいはずがない。

本来、外側から食品として取り込まなくても問題ないとされているビオチンが
足りなくなるのも、
腸内細菌から生み出されているはずのビオチンの産生がうまくいっていない
(もしくは、他の腸内細菌にバクバク食べられてしまっている)ためだ。


どこかの時点で腸内細菌のバランスが崩れたはずだ……。
そう、思い返してみると、ある時点から、下記の変化が現れていた。

・オナラが、ものすご〜く臭い
・踏ん張らないと、オナラが出ない
・便が下痢に少し近いものになった

少なくとも、半年くらい前には、ものすご〜く臭いオナラが出ていたような気がする。

人によっては、下痢っぽい便ではなく、便秘になるようだ。

ここ半年くらいの間に、掌蹠膿疱症(もしくは掌蹠膿疱症性骨関節炎)の症状が
出た人は、一度、「くっさいオナラ」が気になった時期がなかったかどうか
思い出してみていただきたい。


「そういえば、『お腹の調子がいつもと違うな』と思った時期があった」
とすれば、やっぱり、あなたのお腹もどこかの時点で、
腸内細菌のバランスが崩れたのだと、納得できるだろう。

すると、強い作用を体に及ぼすような抗生物質や免疫抑制剤が
自分の体に必要なのではなく、
腸内細菌のバランスを、元に戻して、
自分の腸内でビオチンの産生が元通りできるようになるかが必要だ
とわかるはずだ。

抗生物質や免疫抑制剤で、仮に、痛みは取れたとしても、
骨の異常などが、正常化されるわけでは、決してない。

骨の異常にしても、自己免疫の仕組みがおかしくなっていることにしても、ビオチンを取っていくこと(ミヤリサンも必ず併せて)で、
「正常化」してくのだという。


腸内細菌バランスの取り戻し方に関連する過去記事
ビオチン飲むなら、ミヤリサン


掌蹠膿疱症は、手にブツブツが出ているだけの病気ではない。
手にブツブツが出ているだけの人でも、皮膚由来の骨や臓器に病変が進行していたり、糖尿病などが併発する可能性は高い。
根元をしっかり正す(治す)ことが、必須なのだ。

自分の病気をしっかり理解するためにも、
ぜひとも、読んでください↓
信じてもらうための挑戦―掌蹠膿疱症は「治る」病気です
 
→本の詳しい内容について、書いてみました



ビオチン、掌蹠膿疱症に効いてます!



掌蹠膿疱症の基本的な話は、こちらにまとめました。
掌蹠膿疱症の治療のABC