日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会のブログ

日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会の公式blogへようこそ!



日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会の公式blogになります。

私達は日々、プライマリ・ケアをはじめとして、家庭医療学・総合診療・地域医療などを学んでいる医療系学生の団体です。日本プライマリ・ケア連合学会を親学会としてその下部組織として先生方の協力を得ながら、主体的に活動しております。

全国に各支部があり支部ごとの活動報告やその全国総会である『学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー』の開催の要項などを更新していきます。

興味のある方はご覧ください!
また活動に興味のある学生・研修医の方の参加をお待ちしております!
お問い合わせ先はこちらまで気軽にどーぞ♪ 

学生・研修医部会の公式HPはこちら:http://family-s.umin.ac.jp/

2012年01月

報告【1/15】「80大学行脚プロジェクト 順天堂大学勉強会」『家庭医マインドに触れよう!』

日時:2012115() 14:0019:00

場所:順天堂大学 本郷キャンパス 10号館105教室

企画代表者:順天堂大学医学部2年 久保伸貴

講師:新井大宏先生(静岡家庭医養成プログラム チーフレジデント)

飯田智子先生(静岡家庭医養成プログラム レジデント)

杉谷真季先生(東京医療センター 総合内科レジデント)

内山直樹先生(東京医療センター 総合内科レジデント)

宇井睦人先生(都立多摩総合医療センター 救急・総合診療プログラム)

特別講師:松村真司先生(松村医院 院長)

参加人数:合計39

医学生31名、看護学生5名、看護助手1名、会社員1名、医師1
 

タイムスケジュール:

14001420 オープニング&アイスブレーキング

14201430 岡野恵「家庭医療へのイントロダクション〜DiseaseIllness

14301530 新井先生「家庭医療とは(ワークショップ)」

15401610 飯田先生「家庭医研修の内容」

16101640 松村先生からの特別レクチャー

16501730 杉谷先生&内山先生「ホスピタリストを目指して」

17401840 宇井先生「離島医療の魅力(ワークショップ)」

18401900 新井先生「USMLE・海外留学関連団体の紹介など」 

19001915 日下伸明「学生・研修医部会の活動紹介」

 

企画経緯:

 医療系の大学に通われている学生なら一度は聞いたことある言葉「家庭医療」。しかし、大学のカリキュラムとはかけ離れた存在であり、なかなか知る機会がない。そこで、日本プライマリ・ケア連合学会の若手医師部会の先生方にご協力頂き、以下のような目標を掲げて、勉強会を開催するに至った。

・家庭医マインドとはなんだろう?病院の医師にも家庭医マインドは必要なのか?

・自分なりの言葉で家庭医マインドを語れるようになろう。

・家庭医療とは何か自分の言葉で言えるようになる。

・家庭医療の心、家庭医療の意義、家庭医療に携わる魅力を知る。

・患者の背景をみる医療とはどのようなものか知る。
 

企画内容:

久保さんによるオープニングとアイスブレーキング

 久保さんの個性的な自己紹介で空気をほぐした後、講師陣の紹介をし、事前に分かれていたグループ内で簡単な自己紹介をお互いにした。アイスブレーキングでは、「気づきのテスト」という動画を用いた。グループ対抗でいくつ「気づけたか」を競い、どのグループも5〜7個ずつは見つけられていた。ネタばらし動画をみて、多いに盛り上がり、場の空気は十分に暖まった。

(参照:”Test Your Awareness : Whodunnit?” http://www.youtube.com/watch?v=ubNF9QNEQLA

 

岡野さん「家庭医療へのイントロダクション〜DiseaseIllness

 家庭医療とは何かを勉強する前の導入として、DiseaseIllnessについて、簡単な症例を題材にグループワークを行った。医学的な診断と治療(Disease)はもちろん大切だが、患者さんの本人の体験(Illness)もとても大切な要素である。家庭医療ではこれらのバランスをとることも必要なのではないか、とまとめて頂き、これから家庭医療を学ぶための雰囲気を作った。


続きを読む

報告☆「家庭医×看取り 医療者のためのしゃべり場」

学生・研修医部会代表 関東支部長の埼玉医科大学5年日下伸明です。

今回は関東支部メンバーから家庭医療の各論を勉強したいという声の下、家庭医療の継続性の中で看取り、死生学を学びたいということで当テーマが企画されました。
今回の勉強会の特徴は以下の点です☆

1.学生から学生へ発信 (学生が発表者になる会)

2.関東の4大学のプライマリ・ケア、地域医療系サークル間の交流、活性化

3.対話(*1)で家庭医や死生学(*2)を学ぶ

*1:対等な立場の学生同士だから「教える」というより「一緒に学ぼう」のスタンス。

 *2:医療者になれば必ず考える立場になるのに学生ではあまり学ぶ場のない「死」を取り上げたい。)



詳細は以下のようになっております。

WS概要】

<勉強会名> 「家庭医×看取り 医療者のためのしゃべり場」

<日時>1211() 10:0017:15

<場所>東京都医師会館307会議室

<主催>主催:日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会関東支部

   (自治医大[Jichi Family Mates]、筑波大[プライマリケア研究会]、埼玉医科大[SAT]、横浜市大[社会医学研究会])

 

<参加人数>合計53名;(医学生48名、看護学生・薬学生・鍼灸学科生・獣医学生・救急救命学科生1名ずつ)

<企画 (兼当日ワークショップ講師)>

自治医科大学6年 山本 愛 平野 貴大

埼玉医科大学5年 日下 伸明

筑波大学3年   木村 紀志

横浜市立大学4年 黒岩 冴己 曾原 雅子

<講師>

  佐藤 弘太郎 先生(北海道家庭医療学センター 家庭医フェロー)

  安藤 高志 先生 (北海道家庭医療学センター)

  宮地 純一郎 先生(北海道家庭医療学センター 家庭医フェロー)

<詳細>

10:00 開場

今回の会場設営のモットーは「落ち着いた対話のできる環境を提供する」ことでした。

音響、照明、机の配置、すべてが『場づくり』の要素でした。

必要最低限の経費で、ゴミの少ない、参加者も、企画者も安心できるような雰囲気作りになるようデザインに工夫を凝らしました。

10:30 開演、イントロ

10:45Conversation」:横市…自分の死生観に気づき、人の死生観を受け入れる場

横浜市大が最初のセッション「Conversation」を企画しました。

まず、事前に参加者に宿題を出しました。

お題は「最期の日の日記」です。自分が亡くなる日を想像し、その日の日記を書いてきてもらうというものでした。

この宿題は、参加者個人の死に対する考え(=死生観)を言語化する目的で出しました。

当日はペアを組み、軽いロールプレイを行いました。一人が医療者役になり、一人が余命一ヶ月の患者役です。

医療者役は、最期を迎えつつある患者さんの心情を聞き出しました。その後、6人グループを作り、ディスカッションの時間を設けました。

上手な死生観の聞き出し方や、死生観の多様性などを共有し、セッションを終わりました。

このセッションを通して得たことが三つあります。まず、自分の死生観を言語化できました。

次に、患者さんから死生観を聞き出すことの難しさを感じました。

最後に、他の人の死生観を聞くことで、その多様性を知り、自分の死生観を深めることができました。

 

11:35「理論」:埼玉医…患者さんの死を迎える過程を学ぶ場

2つ目の「理論」というセッションを埼玉医科大学では企画しました。

死生学を語る上で主観を持つことは大切ですが、少し死を客観的にとらえた上で死を語ることを目標としました。

そこで死生学のバイブルともいえるエリザベス・キュブラー・ロス著「死ぬ瞬間」を題材にあげました。

まず、最初のセッションでの最期の日記の中での感情をピックアップしました。

主観から客観へと移ること、自分の想像を上回ることが死には存在することを意識したかったためです。

その後、死の過程である否認・怒り・取り引き・憂鬱・受容の五段階を解説した上で、それぞれの過程における症例を提示し、

出来る限り抽象的に死の段階の考察と対処を考えました。

グループごとに議論してもらい、最後にキュブラー・ロスはどう向き合ったかという話をしました。

はじめは抽象度の高い議論に戸惑いもありましたが、死を客観的に考えるという作業を通して自分の中での死に対する思考力を向上させるきっかけになったと感じました。 

12:20 昼休み

13:20「実践」:自治医…家庭医の看取りの実際を知る場

自治医科大学では3つ目の「実践」というセッションを担当しました。

ここでは、看取りにおける家庭医の技術だけを学ぶのではなく、家庭医一人一人で異なる感じ方・在り方に基づいてどう看取りを行っていくのかに焦点を当てました。

流れとしては、まず佐藤弘太郎先生関わった末期の患者さんのお看取りを通して先生が感じたこと思ったことなどを30分ほど講演していただきました。

そして、その講演に対する質問を参加者にあらかじめ配布していた付箋に書いてもらい、壁に質問を分類してまとめてそれをもとに、佐藤先生、安藤先生、宮地先生と座談会を行いました。

一つの質問に対して先生方が一人一人異なる回答をしていただいたことで、今回の勉強会のグランドルールにあげていた「人との違いを楽しむ」ことができました。

また、自分自身の死生観をはっきりさせていくことが、これからの医療行為に大きく影響していくのだということが実感できました。

 

14:35「再考」:筑波…自分の死生観に基づき、看取りの症例を演じる場

最後のセッションは『再考』ということで,それまでのセッションで学んだことを生かして実際に看取りの症例に対するアプローチを考える,という試みをしました.

短時間で参加者全員が患者さんの背景について周知できるよう,シナリオの題材には『サザエさん』を選び,末期癌になったサザエさんに医療者としてどうアプローチするか,というテーマで議論をしました.

議論は二つに分け,前半で議論した内容からピックアップしたテーマについて,後半は議論をより深める,という流れで進行しました.

最後ということで,セッションと会全体のまとめを一つにして司会を先生方にお任せし,

先生方と私たち学生との間で対話形式のディスカッションを行いました.

話のセッションから始まった死生観の話題と,自治医大のセッションから次第に大きくなっていった家族に対するアプローチの話題,二つの話題が最後にまとまって終わることができたかと思います.

 

15:30 まとめ

16:15 振り返り

16:45 活動紹介

17:15 終了

 -------------------------------------------------------

是非他支部の皆様も家庭医×各論勉強会を開催してみてください!
またblogをご覧の皆様も私達の活動に興味がございましたらHPなどからの連絡お待ちしております☆

DSC01275
 
analyze
Analytics
  • ライブドアブログ