日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会のブログ

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私達は日々、プライマリ・ケアをはじめとして、家庭医療学・総合診療・地域医療などを学んでいる医療系学生の団体です。日本プライマリ・ケア連合学会を親学会としてその下部組織として先生方の協力を得ながら、主体的に活動しております。

全国に各支部があり支部ごとの活動報告やその全国総会である『学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー』の開催の要項などを更新していきます。

興味のある方はご覧ください!
また活動に興味のある学生・研修医の方の参加をお待ちしております!
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2013年05月

【報告】「はじめての勉強会の作り方」関東支部主催、80大学行脚プロジェクト共催

お世話になっております、関東支部副支部長の江川正規です。
先日開催されました、 「はじめての勉強会の作り方」の報告をさせていただきます。

【日時】2013年5月12日(日) 13~17時 (その後懇親会)
【場所】東京医科歯科大学 3号館6階大学院講義室
【講師】鉄蕉会 亀田ファミリークリニック館山 濱井彩乃先生
【プログラム概要】
 各自の「こんな勉強会をやってみたい」というアイデアを用いて、なぜその企画をやりたいのか、終了後にどうなっているのが目標か、という部分を参加者と対話をしながら昇華していく。
 そのうち何名かの企画案を取り上げ、目標から内容構成に落としこんでいく部分を参加者でアイデアを出し合う、といった内容。

【内容】 
○イケてる勉強会・イケてない勉強会
 自己紹介の後、参加者がこれまでに参加した勉強会や授業などで「これはよかった」「こういうのはよくなかった」というものを出し合いました。レクチャーよりも参加者で意見を出し合うようなものが”イケてる”という意見が多い一方、レクチャーであってもプレゼンテーターが面白かったり、聴きたかった内容を話している場合には満足度が高かった、という意見も出たりして、どういった勉強会を目指していけばよいのか参加者で共有することができました。
○ハマイメソッド
 ここからは濱井先生が用意してくださったシートを用いて、各人のやりたい勉強会を考えていきました。
①テーマを考える
 テーマは各人でもっていても、「誰のどんなニーズによるものか」を考えることで参加者のニーズがあるのか、あるいは企画者がやりたいだけなのかといったことが見えてきますね。
②参加者の背景を考える
 参加者層やニーズだけでなく、今後の学習予定や集団のステークホルダーがいるかどうかまで考えました。勉強会を行うにあたって参加者のことを考えることは大事だと思っていましたが、ここまで考えたことはありませんでした。
③自分について考える
 参加者との関係は?地域・社会での役割は?など、自分がその勉強会にどう関わるのか考えました。ここまでくると漠然としていたテーマがだんだん具体化していきます。
④改めて、目標をたてる。
 「知る・理解する・つながる」に関わる目標を入れていきます。この目標設定が一番重要なのだそうです。
⑤目標行動に落としこむ
 目標を「○○できる」といった目標行動へ変換します。単に「知ることができる」「説明できる」といった言語情報だけでなく、「実践できる」といった運動技能や「大切さを実感できる」といった態度も含まれることを再認識しました。
⑥目標行動達成のためには
 目標行動がはっきりしていると、勉強会で何をすべきかが見えてきますね。
⑦構成
 参加者から2名の例を共有して、実際の勉強会の構成を考えてみました。勉強会の時間内で何をするかだけでなく、その前後の準備やサポートなども話し合うことができました。
⑧実施
⑨終わってから

【まとめ・感想】
 勉強会についての勉強会という、面白い内容でした。勉強会はなんとなく進めていってもつくることはできるかもしれませんが、きちんと参加者と企画者を見据えた目標を立てることで、やるべきことが明確になるのだと実感しました。今回の経験が、今後の勉強会づくりに役立てられたら幸いです。”ハマイメソッド”を伝授してくださった濱井先生、ありがとうございました。


文責:東京医科歯科大学医学科5年 江川正規 

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最後に、これからの勉強会に対する意気込みを紙に書いて集合写真を撮りました♪ 

【報告】2nd Medical Festival

こんにちは、東京医科歯科大学5年の原萌です。

GW12日で行われた2nd Medical Festival内で学生・研修医部会を代表して富田、江川、河合、吉岡、原で2時間のセッションを行ってまいりましたので、ご報告いたします。

 

2nd Medical Festivalとは、看護学生団体ION、医療系学生サークルMEDICUSIFMSA-Japanjaih-s、日本薬学生連盟、JIMSA、救急救命士学生団体PSA、そして、日本プライマリ・ケア連合学会 学生・研修医部会の8つの学生団体がそれぞれの活動内容を発表しながら交流を深める会です。

今回、2nd Medical Festivalの主催者側から学生・研修医部会に対して、2時間のワークショップを行って欲しいとの依頼を受けましたので、以下のようなセッションを企画し、実行してまいりました。

 

1.団体PR

2.プライマリ・ケアとは?地域医療とは?

3.シネメデュケーション 『潜水服は蝶の夢を見る』

 

1.団体PR

参加者の中には学生・研修医部会を知らない人もいるため、まずはどのような団体であるかを説明しました。年に1度の夏期セミナー、そして支部活動の様子を伝えることで、私たちが何者で、普段どのような活動をしているかを少し分かって頂けたと思います。

 

2.プライマリ・ケアとは?地域医療とは?

次に、私たちのメインテーマであるプライマリ・ケアや家庭医療について、説明を行いました。初めてこれらの言葉に向きあう参加者もいる中で、限られた時間でどのように説明したら理解してもらえるのか、非常に悩みました。今回は、プライマリ・ケアについてはACCCAに基づいて説明し、家庭医療はそれと対応させつつ、臓器別専門医との違いをつかんでもらうようにしました。

 

3.シネメデュケーション 『潜水服は蝶の夢を見る』とディスカッション

普段の支部主催の勉強会では、家庭医療やプライマリ・ケアに興味を持った人が集まります。しかし、この2nd Medical Festivalではそうでない方も沢山参加されていました。また、医学生だけではなく、看護、薬学、救急救命、放射線など参加者の専門領域も多様でした。そのため、全員が共通のスタートラインに立てるように、映画の力を借りることにしました。

映画の中から、主人公(脳梗塞により閉じ込め症候群となった雑誌編集長)と言語聴覚士のやり取りを抜きたしたクリップを見てもらいました。まず、最初の15分間は映画の感想を思ったまま語ってもらいました。次の15分では、「主人公がこれから家に帰るときどんなことが必要でしょうか」という質問を投げかけました。これにより、「地域で生活していく」というファクターを入れ、よりプライマリ・ケアに近い場面を設定してのディスカッションを行ってもらいました。そして、グループメンバーをシャッフルして、最後の15分間も同じテーマでディスカッションを行いました。

いくつかのグループに発表してもらいましたが、家族への支援や多職種連携に言及するグループが多かった印象です。

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最後に、このテーマをプライマリ・ケアや家庭医療の視点から見ると、どのようであるかを「家庭医はオーケストラの指揮者である」という比喩を用いて、そして、最初に説明した
ACCCAと結びつけて説明しました。

 

参加者からも、多様な意見が聞けて良かった、映画を使うのが新鮮で楽しかった、オーケストラの比喩が分かりやすくてしっくりきたなどの感想を聞くことができました。

 

学生・研修医部会は、1日目の最後のセッションを担当しました。この後は、懇親会が開催され、参加者同士が交流を深めました。他の参加団体もとても面白そうで、例えば日本薬学生連盟とプライマリ・ケア認定薬剤師をテーマにして勉強会を企画するなど、今後の勉強会でもコラボしていけたらいいなと思いました。また、学生・研修医部会としても外部の企画に参加することによって、部会や家庭医療の認知度を上げることができたり、活動に対するヒントを得ることができたりするので、有意義であると感じました。

 

最後になりましたが、シネメデュケーションを行うに当たり、福島県立医科大学の葛西教授に映画クリップをお借りするなど多大なご協力をいただきましたことを感謝いたします。


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(文責:東京医科歯科大学5年 原萌)

 

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