【アーサーとミニモイの不思議な国】 公式サイト
監督 リュック・ベッソン
出演 フレディ・ハイモア、ミア・ファロー、他
声の出演 マドンナ、デヴィッド・ボウイ、スヌープ・ドッグ、ロバート・デ・ニーロ、アレン・ホイスト、チャズ・パルミンテリ、他

アーサーとミニモイ
どこもかしも
吹き替え版での上映・・
(#゚Д゚)=○)`Д)、;'.・
お金を出してまで
吹き替え版を観るのは絶対に嫌だったので
1日1回(しかもレイトショー)上映に
わざわざ都合を合わせて
字幕版を観て来ました・・

好奇心旺盛な
10歳の少年アーサーは、
祖母の語る冒険家の祖父の昔話が大好きだった。
ある日、
4年前に突然失踪した祖父の屋敷が
人手に渡る事を知る。
アーサーは
祖父が昔庭のどこかに埋めたルビーを
借金の返済にあてようと、
古い地図を頼りに宝探しを始めるのだが・・


この作品が極めて斬新なのは

アーサーが
住んでいる現実の世界-実写パート-と

ミニモイ達が
住んでいる裏庭にひっそりと存在する、
小さな世界-3Dアニメーションパート-が

なんの違和感もなく融合している事。

アーサーが住む家の映像と、
ミニモイの国-裏庭-を
冒険する体長2世砲覆辰織◆璽機蔀の姿

1つの画面に
当たり前のように共存しているのだ。

そして

この現実世界とミニモイの世界とが
リンクするエピソードや映像も非常に秀逸

突然姿を消してしまったアーサーを探し
裏庭を見る祖母の目線

祖母の声を聞き、
玄関口に意気消沈して佇む彼女の姿を
ミニモイになったアーサーが
裏庭から見つめる視線の
双方を捉えてみせる


ここからは家族の強い絆と
文字通り

現実世界のすぐ裏側に
この不思議な世界が存在
している事が
浮き彫りにされ

なんともいえない余韻を
作品全体に与える事に成功していた。

また
ミニモイ達の国に現実の世界の品々
意外な形で登場し使用されていたり
(アーサー達が曲に合わせ
大バトルを繰り広げるターンテーブルを
使ったシーンが印象的)
『ファンタジー』という世界を構築しながらも
いわゆる

魔法や超常現象的な類のものは存在しないなど

そこかしこに感じられる『リアル』さ
リュック・ベッソンらしかった。

しかしながら

アーサーが
誰も抜く事が出来ない魔法の剣を引き抜くという

アーサー王の伝説』を基にしたエピソードが登場したり
(おそらく主人公の名前の由来もここから)
見るからに悪人らしい悪人が登場し
胸をすくような
勧善懲悪の物語を堪能出来るなど
新しくも

リュック・ベッソンらしい一味違った
ファンタジーに仕上がっている。

類い稀な心の強さと勇気を持ちながらも
両親不在の中迎える、
自らの誕生日の辛さに涙を流すなど

アーサーのキャラクターも
それを演じたフレディ・ハイモア
素晴らしさも筆舌に尽くしがたく

祖母役のミア・ファローや

声優をつとめるマドンナや
デヴィッド・ボウイなど豪華キャストとの
息の合ったアンサンブルも見応えがあった。

登場人物達全員(現実パートの出演者達までも)が
ミニモイの姿で登場するエンドロールも最高。