【28週後…】 公式サイト
監督 フアン・カルロス・フレスナディージョ
出演 ロバート・カーライル、ローズ・バーン、ジェレミー・レナー、ハロルド・ペリノー、キャサリン・マコーマック、他

28週後…たった一滴の血液によって感染し、
瞬時に凶暴性を引き起こしては
見境なく人間を襲いだす新種ウィルス『RAGE』。
ロンドンに蔓延し、
発生してから28日後にイギリスは崩壊。
11週間後に米軍がイギリスへ上陸し、
18週間後にはRAGEは根絶されたと宣言される。
やがて24週後、
イギリス国民は都市の再構築を始めた。
しかし誰に知られる事もなく
RAGEはある一人の体内に潜伏していたのだ。
そして28週後、
再び目覚める日がやってきた・・


暗闇の中、静かに灯るろうそく。
その明かりは、仄かに周囲を照らし出す・・

これから起きるであろう惨劇の予兆を
まるで
ひた隠すかのように静かに幕は開く

前作である、

【28日後...】の続編となる本作だが

ストーリー的には
続編という位置付けではなく

同じ時間軸内で起こった、
全く別のエピソードを発端
とする、
新たな物語となっている。

ウィルス感染から、発症までの時間は20秒

体内にウィルスへの
抵抗物質を有すると思われるキャリア(保菌者)の登場

凶暴化し襲いかかる感染者だけではなく
コードレッドを発動し
住民全員を皆殺しにしようとするアメリカ軍までもが
敵として立ちはだかるという驚異。

これらの新たな設定達と

監視カメラ等、
舞台中に登場するカメラを駆使し
捉えた映像


物語自体を盛り上げるのみならず
作品に斬新さ、
かつ前作とは異なる魅力を付与していた。

またこの作品が

ハリウッド映画と決定的に異なる点

あまりにも非情なその展開。
この物語には
いわゆるヒーローもヒロインも登場しない。
ハリウッド映画では
ヒーロー、ヒロインとなり得るであろう、

仲間を守り、
道を開く為に己の身を投げ出す者達は容赦なく滅び

その善意も
そして命を投げ出した行為すら報われる事はない

むしろ彼らの『善意』が
状況を更に悪化させる事に繋がるなど

ことごとく皮肉な結果をもたらしていく

正義感に溢れ
善意の行動を行う者が
むざむざと無駄死にしていくシニカルさは

正にイギリス映画ならでは。
想いを託した再会のキス

恐怖の再開となった事を考え合わせると

必然的な展開とも言えるであろう。

「緊急事態!!コード・レッド。
 感染者識別不能。全員射殺せよ!」