17歳って。
June 10, 2004
May 17, 2004
もうすぐ中間試験なんだが。
久しぶりの更新です。
彼女の学校では高校3年の6月の中旬に修学旅行があるとか。
で、その前に立ちはだかっているのが中間試験という
私から見ると些細な、でも彼女にとっては切実な問題。
どうも計画をきちんと立てて試験の準備をするというやり方を
彼女はまだ身につけていないようで、なかなか勉強に集中できないようです。
集中できない理由のひとつにはぼくとの関係があるようで、
あまり電話をかけることが好きではない彼女が、
試験が迫ったここ最近、泣きそうな子猫のような声で電話してきます。
私としてはいろんな可能性がある彼女の将来を、
ぼくと交際することで狭めるようなことだけは避けたい。
「あまり試験の成績が悪かったら会いにいけないよ」
ぼくがそう言うと、彼女は「どうして?」と切なそうな声で抗議するのですが、
ぼくだってつらいということをわかって欲しいと思う一方、
新幹線で飛んでいって、彼女を息が止まるほど
抱きしめてしまいたいという衝動にも駆られるのです。
彼女の学校では高校3年の6月の中旬に修学旅行があるとか。
で、その前に立ちはだかっているのが中間試験という
私から見ると些細な、でも彼女にとっては切実な問題。
どうも計画をきちんと立てて試験の準備をするというやり方を
彼女はまだ身につけていないようで、なかなか勉強に集中できないようです。
集中できない理由のひとつにはぼくとの関係があるようで、
あまり電話をかけることが好きではない彼女が、
試験が迫ったここ最近、泣きそうな子猫のような声で電話してきます。
私としてはいろんな可能性がある彼女の将来を、
ぼくと交際することで狭めるようなことだけは避けたい。
「あまり試験の成績が悪かったら会いにいけないよ」
ぼくがそう言うと、彼女は「どうして?」と切なそうな声で抗議するのですが、
ぼくだってつらいということをわかって欲しいと思う一方、
新幹線で飛んでいって、彼女を息が止まるほど
抱きしめてしまいたいという衝動にも駆られるのです。
May 12, 2004
金色のうぶげ。

ぼくから見れば思春期特有の分泌物を
っけんで洗いすぎたせいに思えるのだけど、
彼女は真剣にその対策のスキンケアの研究を怠らない。
「弱酸性のビオレを使えば? 肌に優しいよ」
「ビオレはあまりよくないって聞いたよ?」
「でも多分、普通のせっけんよりいいと思うよ」
こんな風に彼女の若い肌について会話ができるだけで
ぼくはシアワセを感じてしまう。
どうしても思考や行動の端々に、彼女の若さへの羨望がのぞく。
窓辺煮立つ彼女の顔に光が差しているのを凝視したら、
彼女の頬の表面に生えている産毛が光に透けて、
金色に輝いていた。
お手上げ寸前。
そんな彼女はぼくの腕をさすり、
「肌がきれいだー!」と声を上げる。
数日後、「ビオレ買ったよ」というメールが
ぼくの携帯に届いた。
May 07, 2004
発情期。
14歳から18歳は女の発情期だと書いていたのは、
元気のよかったころの田口ランディだったか。
ランディいわく、校則や制服といった枷が、
かろうじて発情期の少女の暴走を抑えているらしい。
彼女はぼくの胸に頭をすりつける。
まるで猫のように、指で髪を梳くことを要求する。
ぼくは覚悟を決めて、休日の大阪環状線の車内で、彼女の頭をなでる。
「体を売るって、ちょっとあこがれる」
背筋がひやりとするようなセリフを言って、安野モヨコのコミックを貸してくれる。
そこには江戸時代の吉原の、絢爛かつ壮絶な絵巻が。
彼女はマゾヒストだから、自分の体をモノのように扱われても
屈しない女性像にひそかな憧れを抱く。
思春期と発情期とマゾヒズムと。
彼女がその華奢な体の中でもてあます命の息吹は、やけどしそうなぐらいに熱い。
元気のよかったころの田口ランディだったか。
ランディいわく、校則や制服といった枷が、
かろうじて発情期の少女の暴走を抑えているらしい。
彼女はぼくの胸に頭をすりつける。
まるで猫のように、指で髪を梳くことを要求する。
ぼくは覚悟を決めて、休日の大阪環状線の車内で、彼女の頭をなでる。
「体を売るって、ちょっとあこがれる」
背筋がひやりとするようなセリフを言って、安野モヨコのコミックを貸してくれる。
そこには江戸時代の吉原の、絢爛かつ壮絶な絵巻が。
彼女はマゾヒストだから、自分の体をモノのように扱われても
屈しない女性像にひそかな憧れを抱く。
思春期と発情期とマゾヒズムと。
彼女がその華奢な体の中でもてあます命の息吹は、やけどしそうなぐらいに熱い。