2024年06月24日

日本にいながらニューヨークのオペラを見る

昨シーズンからニューヨークメトロポリタンオペラのライブビューイングを楽しんでいます。
今シーズンはこの演目が最後、誰もが知っている「蝶々夫人(マダムバタフライ)」
この演目も前回の「ロミオとジュリエット」と同じくとても楽しみにしていて、友人と一緒に行く約束をしていました。


ニューヨークメトロポリタンオペラの「マダムバタフライ」は、オペラ界の名作であり、観客を涙と笑いで包み込む、まさに心のジェットコースターです。この作品は、アメリカの海軍士官ピンカートンと、日本の若い娘、蝶々さん(マダムバタフライ)の悲恋物語を描いています。

まず、ピンカートンは、ちょっと浮ついたアメリカ人で、日本に来て蝶々さんと結婚します。彼はこの結婚を遊び半分で考えているのですが、蝶々さんは純真無垢で、彼を心から愛してしまうのです。ピンカートンがアメリカに帰った後、彼女は彼の帰りをひたすら待ち続けます。この待ち続ける姿は、現代で言うところの「既読スルー」状態のようなものです。

しかし、ピンカートンは数年後、アメリカ人の妻を連れて帰ってくるのです。蝶々さんの心はズタズタ。ここからは、涙なしでは見られません。彼女の最後の決断には、観客全員がハンカチを取り出す瞬間です。

メトロポリタンオペラの演出は、舞台美術や衣装が豪華で、まるで日本の古き良き時代にタイムスリップしたような気分にさせてくれます。音楽も感動的で、あの「ある晴れた日」美しいアリアが心に響きます。

今回驚いたことに、蝶々さんの子供の役は人形でした。これも日本の文化を取り入れたのでしょうか。人形を使う黒子が8人ほどで子供の人形と、蝶々さんの幻の役をやっておりまし。非常にリアルで素晴らしかったです。友人はちょっと怖いと言っておりました(笑)

なぜにオペラの巨匠プッチーニが日本を舞台にしたオペラを作ったのかはまだ勉強していませんが、ニューヨークで海外のオペラ歌手が中国人のデザイナーによる豪華で華やかな着物を着て、舞台で演じる姿は、日本の美と麗しさ、そして謙虚さを海の遥か彼方ね発信しているような、そんな感じがしました。

しかし、毎回思うのですが、こんな素晴らしいオペラを車で30分走れば映画館で見れるのですからこんなチャンスはありません。
来期は11月から始まります。
皆さんぜひぜひ劇場で体験してみてください。

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日本人はこんな格好しないよ。とデザイナーさんは言われたそうです(^^)

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