2011年01月18日
概念についてのインタビュー。
  
2011年01月17日
ポニューン。
75リットルのゴミ袋だと余裕で中に入れる。
 
実際僕はよく入る。
 
中に入って内側からゴミ袋の口を自分で結んで閉じる。
 
外から見るとその部分はお尻の穴みたいに見えると思うけど、
 
それはどうでもいい。
 
母胎回帰のメタファーとかそんなんじゃない。たぶん。
 
袋の中では石ころを食べる。
 
比喩とかじゃなくて、石ころをコリコリ食べる。
 
野草と同じように石ころにも食べられるものと食べられないものがある。
 
知られていないだけで。
 
そういう知恵は沢山あるけど、人が生きる上で必要ないから淘汰されていく。
 
でも袋の中にいるとそういうのをいろいろ教えてくれる。主にパリス・ヒルトンが。
 
パリス・ヒルトンといっても現世の彼女ではなくて、彼女が死後に与えられる役割『ポニューン』として表れるので
 
見た目は永六輔に似ている。
 
ふとパリス・ヒルトン(現世の)がこの袋に入ってきたらどうなるんだろう?とか思うけど
 
その時はきっと永六輔の『ポニューン』として道端アンジェリカに似た人が出て来たりするんだろう。
 
まあそれはいいとして。
 
 
石ころを食べながら耳笛を吹いて踊る。 
肋骨から造り出した女の子たちとリンゴパーティーしたりして。
 
セックスなんかなくたって楽しいんだよ。
 
袋の中には見たこともない生き物がたくさんいて、言葉が通じないなりにも楽しくやってる。
 
『ポニューン』がいるということはもしかしてここは死後の世界なのかも知れないけど、まあ死後も現世も大して違いはないんだろう。
 
日々をそれなりに楽しく過ごすってのが一番だよ。
 
ここではセックスが大きな顔をしてのさばっていないし、無を包んだだけのキラキラした何かを我武者羅に追いかける必要もない。楽しくて楽しくて仕方ない。あはははははは、は、は、は、あー
 
 
 
 
ただ、ここには何も無い。本当は。
 
白く淡い光が在るだけ。
 
ゴミ袋を透けてゴミのような僕に届いた感情の無い光。
 
どうもありがとう。
 
ゴミ袋を切り裂いて、また、生まれてみる。
  
2011年01月12日
明邦印刷動画[1]
  
2010年12月02日
ホーリーマウンテン。
 
概念を得るのは容易い。
 
 
しかし、一度得た概念を捨て去ることは出来ない。
 
 
----
 
先日、ミシュランで72ツ星を獲得した砂料理専門店『スナヲカム』に行ってきた。
 
 
『スナヲカム』は新宿駅南口から徒歩3分という好立地にある。
 
 
砂料理というと日本ではまだ馴染みがないかもしれないがスリランカではポピュラーな料理で、冠婚葬祭の際によく食されるという。
 
 
『スナヲカム』の食材は新宿駅西口に広がる新宿砂丘で採れた新鮮な砂を使用しているためとにかく鮮度抜群で、特に砂の刺身は日本ではここでしか食べられない逸品である。
 
 
ジャリッジャリッという歯ごたえはまさに砂を噛む思いを堪能できる。
 
 
もちろん本場に倣いテーブル下にはバケツが用意されているので、ある程度咀嚼したら他の客や店の料理人に見られぬように砂を吐き出すことができる。
 
 
とは言え客も店の人間も砂が食べられないことは百も承知なので砂を吐き出す場面はお互いに見てみぬフリをする。
 
 
料理人は食べられぬことを前提として作り、
 
客は食べられぬことを前提として席につく。
 
 
食べられないものをすすめ、食べていないのに褒めるのである。
 
 
 
・・・・・いや、違う。
 
 
 
よく見れば店内には誰もおらず、料理人や他の客だと思っていた人影は枯れ枝が揺れる木々で、店内どころかそこは吹きさらしの公園で私は地面に這いつくばって一心不乱に砂を口に入れて租借しては吐き、吐いては砂を掻き集め泣きながら何度も口に運んでいた。
 
 
いったい此処は何処なのだ。 
 
 
私はいったい誰なんだ。
 
 
遠くに青白い山が見えるが、
 
 
あれもきっと書き割りだろう。 
 
 
その証拠に稜線が少し空にはみ出している。
 
 
はみ出した線の先を光学ズームで10倍にして見てみるとなにやら文字が書かれている。
 
 
20倍にして見てみたら判読できた。
 
 
「概念を得るのは容易い。しかし、一度得た概念を捨て去ることは出来ない。」
 
 
という文言が繰り返し繰り返し小さい字でびっしり書かれて、それが遠くから見ると青黒い線に見えるようだ。
 
 
落ち着かない気分でピリオドを打つ。
 
 

 
  
2010年11月14日
★。
夏からの記憶がありません。
 
うそです。
 
クアラルンプールに行ってました。
 
うそです。
 
 
それではここで一曲お聴きください。
 
美空ひばりさんで『川の流れのように』
 

 
 
うそです。  
2010年08月21日
ファナ meets Key。

うーすべにい〜ろの〜 Cowardly give me no name
 
ハテナ in 夢 ガッチャンと
 
ウォーアイニー mouse 夜に〜
 
Give me no 好きな人 god
 
100年 Two three mouse 夜に〜
 
  
2010年08月02日
メガンテ。
 
大切なメガネを傷つけないために、外を出歩く時はメガネをはずすことにした。
 
 
視界はぼやけ、世界はグンニャリとした輪郭になった。
 
 
目が見えづらいから何だというんだ。
 
 
大切なメガネを守るためなら、階段を踏み外したり車にひかれたりするのは些細なことだ。
 
 
その代わり、お風呂には一緒に入る。
 
 
シャンプーするときにメガネも一緒にぐねぐね洗うと心なしか嬉しそうだ。
 
 
メガネが。
 
 
 
生きる上で見るべきものって、実はすごく少ないんじゃないかと思う。
 
 
それ以外のものなんかはどうせよく見ても理解できないんだからグンニャリでいいんだ。
 
 
美人もグンニャリ。
 
ブスもグンニャリ。
 
バカもおっぱいも本当もウソも全部グンニャリしてれば何が何だかわからなくなって、落ち着く。
 
 
わからないことって幸せだ。
 
 
わかることで更にわかりたくなり、わかりたいのにわからないことでワカリタイワカリタイになり、わかってたことさえわからなくなっちゃうんだ。
 
 
それならすっぱりわからないほうがいい。
 
 
 
白鵬ビーームッ
 
 
 
…いや、わかんないよ、自分でも。
 
 
ただ、気に入ってんだ、このメガネ。
 
 
そんだけ。
  
2010年07月19日
プログラム野狐禅。
 
半眼にて心を静め、Enterキーをゆっくりと押す。
 
 
始まる。
 
 
 
----------
 
 
白鵬も頑張ってはいるもののいつまでも一人横綱では淋しかろうと思い、ウサギを一羽飼うことにした。
 
 
うまく交配すれば緑色に輝く九尾の尻尾を持つ羊に似た何かが産まれるだろう。
 
 
パリス・ヒルトンに似てる人、10人が10人みな口を揃えて言うのだから間違いない。
 
 
もしくは間違えている。
 
 
いつだってそうさ、可能性はフィフティ・トゥエンティ。
 
 
残りのサーティはパーティー。
 
 
小粋なパーティー。
 
 
沢口靖子さんのおでこに貼り付けたリッツをむしり取ってクリームチーズ的なものをディップして一番最初に食べた人が勝ち、なパーティー。
 
 
むしろスポーティー。
 
 
ヘブンリィ。
 
 
ティリリィー
 
 
スタンダップ!ダンスをしたいのは誰?
 
 
ティリリィー
 
 
スタンダップ!ダンスをしたいのは誰?
 
 
 
 
フロアに響き渡るミュージック。
 
 
踊り出す白鵬。
 
 
もう一人ぢゃない。
 
 
俺は、もう一人ぢゃない。
 
 
ほとばしる汗、
 
胸を打つビート、
 
昨日までの思い、
 
今日からの決意、
 
忍び寄る忍者、
 
バラバラのジェンガ、
 
なみなみと注いだ養命酒、
 
3年2組の食いしん坊、
 
カマキリに説得されるサラリーマン、
 
サーリプッタとパラノイア、
 
乳酸菌が生きている、
 
俺はここで生きている、
 
 
俺が、ここで、生きているから、
 
 
君はもう、
 
 
一人ぢゃない!
 
 
ゴゴゴーッ
 
 
フロア中央の床が崩れ落ちて地の底から巨大な九尾の羊(的なサムシング)が顔を出す。
 
 
逃げ惑う人々。
 
 
逃げ遅れてサムシングにパクパク食べられる人々。
 
 
…幻かもしんない。
 
 
今まで見たことがないものはすんなり信じられない。
 
 
いや、でも…現実に目の前に…
 
 
「白鵬ビーームッ」
 
 
ピカーッ
 
 
(一人横綱でいる期間の寂しさが白鵬に新たな力を目覚めさせていたのだ)
 
 
「何をしている!この隙にみんなを逃がすんだ!」
 
 
と、叫ぶ白鵬。
 
 
ポカーンとしながらお茶漬けをすする僕。
 
 
「何をしているのッ?アナタがやらずに誰がやるの!!」
 
 
と、叫ぶ葛城三佐。
 
 
え?え?といった表情でとりあえずハーフパンツを脱いで差し出す僕。
 
 
「カニを蒸しているのッ?アナザーイェロー愚民、彼がギャル脳!!」
 
 
と、叫ぶカツラにファーファ。 
 
 
 
辺りには溶け出した不条理が霧のように充満し、世界の輪郭が曖昧になっている。
 
 
個の区別が無くなり、心の真ん中から宇宙の果てまで全てが自分のようでいて全てが自分でなくなっていく。
 
 
…気持ちぃぃ。
 
 
 
 
 
 
 
 
------------
 
 
 
 
 
 
 
"Hello, world!"
 
 
 
 
      
  
2010年05月25日
パクチーといんげん豆。
 
鬱々とした気分で浅草線を降りて地上に出ると五反田駅上空はぱれっぱれに晴れている。
 
 
気持ちの暗さと空の青さのあまりのギャップにむぎーッとなり、
 
 
「わー」と叫びながらPASMOをパスケースごとフリスビーのようにしゅばーんと投げたい衝動に駆られる。
 
 
しゅるるーっと飛んでくPASMOはきっと空の自動改札にピッと触れてパラダイス銀河行きのホームへの扉が開くはず。
 
 
でも、滑り込んでくる電車に僕は乗れない。
 
 
地上でぴょんぴょん跳ねてもホームには全然届かないし、
 
 
…そもそもすべてのすべてがすべて妄想だから。
 
 
PASMOは投げたりせずにしっかり手に持っている。
 
 
僕は大人ですから。
 
 
 
‐‐‐
 
浅草線で夢を見ていた。
 
 
黒い大きな球体の上に立たされた僕はちょうど曲芸の玉乗りのような格好で足元がぐらぐらふわふわ落ち着かず、
 
 
転ばないように全身に力を入れているせいで徐々に疲弊していき、遂には球体から転げ落ちてしまう。
 
 
どすん。
 
 
そうか、落ちないように踏ん張ったりしないで初めから球体を降りてしまえば良かったのか、
 
 
少しホッとして膝に手をあてて立ち上がってみて愕然とする。
 
 
僕はまた黒い大きな球体の上に立っている…
 
 
 
黒い大きな球体が何のメタファーかはわかっている。
 
 
そしてその正体から僕は生涯逃れられないのかもしれない。
 
 
あぶら虫がテントウ虫に食い散らされるように、陽光が雲に遮られるように、
 
 
慈悲はおちんちんに蹂躙される。
 
 
やさしさはやらしさ。
 
 
赦されたい。
 
 
黒い大きな球体からそっと降りたい。 
 
 
‐‐‐
 
自動改札って好きだ。
 
 
PASMOをかざして閉じていた扉が開くと何かを許された気持ちになれる。
 
 
‐‐‐
 
 
井の頭恩寵公園の一角には天国があって、
 
 
そこには世界で一番美味いグリーンカレーがある。
 
 
そのことを思うときだけ、僕は大きな黒い球体から開放される。
 
 
得たもの、得られなかったものから離れ、
 
 
ただただ仕合せを感じる。
 
 

  
2010年04月30日
さよならなんて云えないよ。
e583f694.jpg 
 
 
 
 
 
 
 
 
せっかく開いた悟りを都営浅草線の座席に置き忘れてしまった。
 
 
東西線に乗り換えると同時にどこかに隠れていた煩悩があっと言う間にしゅるしゅると僕のもとに戻ってきた。
 
 
おかえり。
 
 
君たちのこと本当は嫌いじゃないよ。
 
 
ただ、数えてみると107つしか無い。
 
 
あと一つは何処へ行った?
 
 
聞いても他の煩悩たちは知らんぷりをしている。
 
 
まあ、たぶんアレだろう。
 
 
…もう、いいか。
 
 
‐‐‐
 
 
人生において、愛する、愛される、ということ意外は、すべてその2つの付属品である。
 
 
にもかかわらず、愛自体はおちんちんが投影する幻に過ぎない。
 
 
幻に捕らわれ、幻が生み出す更なる幻の幻性にたぷたぷ浸ることでのみ人は生き、いつかパラダイス銀河に辿り着くことを潜在的に信じている。
 
 
 
…この説のポイントは「潜在的に」というところ。
 
 
「潜在的に」と言っておけば調べようがないし、なんとなく思い付いた説をそれっぽく仕立て上げることができる。
 
 
いいんだよ、確かなものなんて何も無いんだから。
 
 
それっぽいことこそが正義だよ。
 
 
‐‐‐
 
 
きっとずっと愛しいよ。
 
 
潜在的に。
 
 
‐‐‐
 
 
パラダイス銀河について言及しておくべきかもしれない。
 
 
うん、言及する。
 
 
言及するからちょっと待って。
 
 
ちがっ、待ってってば、違うってば。
 
 
そうじゃないんだってば。
 
 
大丈夫だってば、痛くないから、ホントに痛くないんだってば。
 
 
ほら、見てほら、ね?
 
 
ぺろーん
 
 
‐‐‐
 
 
僕が開いた悟りを乗せて都営浅草線はパラグアイ上空をスカイフィッシュみたいにぴゅーッと飛んでいる。
 
 
‐‐‐
 
 
ぺろーん
 
 
僕は何でもない顔をして中指のささくれをぺろーんと思い切り剥いた。
 
 
肘の辺りまでささくれ(っていうか皮)がめくれ上がって、
 
 
…中からなんか見えてる。
 
 
きっとこれはブランニュー僕。
 
 
周りにいる人から見たらブランニュー何?この人。
 
 
近くを通りがかった野良犬から見たらブランニューわんわわん。
 
 
宇宙的な視点から見たらブランニュー小さくてよく見えない。
 
 
 
着いた。
 
 
さあ、ここがパラダイス銀河だよ。
 
 
‐‐‐
 
 
ブランニューさよなら。