2006年09月27日

ビューティーポイント、その後。

日々の生活の中で、優しさを誰にどうやって放つのか。
 
砂漠のような欲望を遠ざけるのか引き寄せるのか。
 
相反するようでいて、同じテーブルにのせられた問題。
 
至極個人的で‘いやらしい’問題。
 
 
無用のロッカーから取り出したはんなりとした性欲を、
 
活かさず殺さず、
 
ただ忘れないだけ。
 
 
コーヒーを飲んでいるようでいて、角砂糖とミルクを飲んでいるだけ。
 
 
悲しくはなく、ただ甘いだけ。
 
 
高揚感を煽られて跳んだ気になって眠っていたくないだけ。
 
 
変なズボンを履いていた頃のあなたを忘れたくないだけ。
 
 
 
少しずつ忘れ始めていることを認められないだけ。
 
 
  

Posted by print_shop_meiho at 23:03Comments(0)TrackBack(0)

2006年09月08日

チンパムアレイ。

学生生活の集大成として、みんなでトーテムポールを作ろうということになった。
 
どれだけ大きなトーテムポールができるかな、とみんなで盛り上がった。
 
間もなくやってくるであろう別れの淋しさと、その別れまでの一秒一秒を無駄にはしまいという気持ちがごちゃ混ぜになって、みんな泣きそうな顔で笑っていた。

夕暮れの教室でみんなが確かに一つだった。
 
 
 
 
ただ一つだけ問題があるとすれば、僕は現在、学生ではない。
 
よって、集大成をなすべき学生生活を送ってないし、
 
「みんな」って、いったい誰だかわからない。
 
それに今は仕事帰りの電車の中だ。
 
トーテムポールって何だ?
 
 
誰の得にもならない意味のわからない妄想は止めだ。
 
  
Posted by print_shop_meiho at 01:06Comments(3)TrackBack(0)