キーボードを叩くとテキストボックスに文字が並ぶ。
放たれた文字たちは嬉しそうに手を取り合って、
少ないながらも意味を紡ぎ出そうとする。
僕は、文字たちが意味を持てないようにいじわるをする。
観念的に、不条理に、文字たちを弄ぶ。
それでも文字たちは意味を得て、はにかみながらアップロードされていく。
更新された文字たちは僕に、
「あなたはまだ人間ですよ」と伝えてくれる。
それは励ましや慰めではなくて、ただの客観的情報として伝達される。
その客観性こそが支えになっている。
僕はまだきっと人間です。
Posted by print_shop_meiho at
00:46
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