プロ先生の歯列矯正日記

矯正治療に対して興味のある方、いろいろと疑問をお持ちの方、このブログでは プロ矯正歯科の患者様の協力により私の矯正治療の経過日記を書いていきます。 御協力していただけるモニターの患者様ありがとうございます。矯正専門医の立場からの苦労していること、困っていることなどいろいろと記載する予定です。

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科 院長 田中憲男です!

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昨日は日本顎変形症学会で発表をしてきました。
本学会の発表はかれこれ10年くらい続けております。 学会発表というと最先端科学のようなきがしますが、実際はどうなんでしょうか?

もちろん、大学の教室では最先端の基礎的な研究もたくさん発表してます。
しかしながら、僕の場合はどのようなテーマで発表しているかというと、最先端医療機器もしくは診断機器の検証といった感じです。

つまり、自動車に例えれば新車が発売されたら試乗してリポートをする人がいると思います。
自動車評論家ですね。 それの歯科矯正板とおもっていただければ結構です。

もちろん、使用している医療機器や診断機器は薬事法を通過しているのは当然です。

大学病院というのは年間の予算があり、その中で新しい機器やソフトを導入します。また、耐用年数というのがあり、パソコンであれば6年といった具合にきまりがあります。
実際はパソコンの高性能化は著しく、6年も同じパソコンを使用するのは少々難があるのですが、大学とはそういうきまりがあるのです。

ところが、開業医の場合はパソコンを2年おきに購入しても問題ありません。診断機器も同じです。
ですから、アメリカ矯正学会などで発表された新しい手法が日本に導入されてきた場合、最初に手を挙げるのは開業医になるのです。

もちろん、大学が担当になることもありますが、大学というのは組織が大きい分、フットワークは重くなります。

じつは、本日も学会の続きがあるのですが、患者さんの予約状況的に土曜日の本日は診療をしないといけない状況になってしまいました。

実際の予約ノートをみると、この程度の人数であれば学会に行くことができたなあと少々反省をしてます。


それでは、時間も少なくなってきましたので本日の症例です

10代女子、出っ歯を主訴しての来院でした

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出っ歯の人というのは正面からみると、出っ歯の程度がわかりません。

それでは横からみると

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ここが1つのポイントです

本症例のように歯が出ているタイプの場合は 歯をひっこめるだけで良いのですが、歯茎も含めて前に出ているタイプの場合は口元のもっこり感がことなってきます。

難易度は歯だけの場合よりも歯茎も含めて前に出ているタイプが高くなります

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つまり、本症例の場合は難易度としては比較的軽度ということになります

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最近の10代の患者さんの場合、本当に虫歯が少なくなってきたなあというのが実感です

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詰め物が1つもありません。 これは現在の10代の患者さんの場合は結構普通です!

一方で、虫歯だらけのお子様もいますが、そういった方の場合はあまり歯列矯正までたどりつきません。


診断の結果、上顎の左右小臼歯を抜歯しての治療となりました。

患者さんからの質問の1つに 上顎だけ抜歯で大丈夫なのか?とか

右だけ抜歯で大丈夫なのか?などといった御質問をうけますが、 きちんと検査をして診断をしている以上大丈夫ということになります。

厳密に言えば、治療方針それぞれ利点と欠点がありますので、その点を踏まえた上で大丈夫ということになります。


それでは装置セットです

出っ歯をきにされる方の場合は特に表側の装置を装着するのを嫌うかたが多くいらしゃいます。そうなると裏側からの矯正治療になります。

同じ技術力の先生が担当した場合は表側のほうが、裏側装置よりも前歯をひっこめることは容易です。

したがって、症例によっては表側装置をすすめる場合も結構あります。

本症例は患者さんの強い希望もあり、裏側としました

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裏側だと矯正をしているのがわからないメリットがあります



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装置をつけていない歯が抜歯予定です


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だんだんと前歯がひっこんできました


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抜歯した隙間もほとんど閉鎖してます

おおよそ2年4か月の治療期間で装置をはずすことができました。

表側装置であれば1年8ヵ月程度で治療可能だったと思いますので、裏側だと6ヵ月くらいは治療期間が長くなったのでしょう。


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前歯の状態も非常にきれいです


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咬合状態も良好です



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奥歯に若干の着色があるのが気になります。 経過観察でも良いのですが御本人に確認する予定です


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上顎の場合は裏側装置を撤去してすぐの状態でしたので、前歯の歯茎が腫れています。

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御年齢も若いですから、この程度であれば1〜2週間もすれば健全になるでしょう

やはり、10代の場合は20代や30代の方と比較してもホルモンバランスが活発なためか、歯茎が腫れたりすることの頻度が高い気がします。


そのかわり、歯の移動スピードは御年齢が若い人のほうが速いので治療としてはやりやすいです。



繰り返しますが、

初診時が


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装置撤去時が



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それではもうすぐ診療がはじまります。

最後までありがとうございました。


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みなさまおはようございます! 東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です
本ブログでは歯列矯正治療に興味のある方、すでに矯正歯科治療をおこなっている方を対象とした情報を世界各地に発信しております。
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リオオリンピックが開催されるまで2か月を切りましたね。 東京は真夏の中、新都知事の選挙に熱くなるのでしょうか? 都知事選挙に使われる国民の税金は50億円と聞いております。 50億円は大変もったいない金額ですが、知事を交代して良かったと言われるような人が当選されると良いですね。

政治だけでなく、医療もお金もうけに利用する人が結構おります。 先日逮捕されたタレントの女医などもそうでした。 
僕は一時期 雑誌やテレビの取材等申込みが多数あった時もあり、少々興味も持ちましたが、そんなことをしてまで有名になりたいと思わなくなりました。

今回の知事も朝まで生テレビがきっかけで有名になりましたし、同じく女医もテレビがきっかけだと思います。

ただし、書籍だけは自分の人生の印として、必ず1冊は書き上げるつもりです

そんな中でもおかげさまでクリニックのほうも土曜日はキャンセル待ちの状態です。 

大変申し訳ありませんが、初診相談の患者さんの場合は御希望の時間帯に予約がとれないことが多々あると思いますが、初診無断キャンセルの場合はこちらから確認の連絡はいたしませんので、御了承ください。

御希望の時間にお越しいただけなければ、無理に予約を取ることはないと思います。他の人にゆずっていただければとてもありがたいことです。

どんな理由であれ、初診無断キャンセルというのはちょっと人間的に問題がある人がおこす行動と思います。

人間、初めての人に会う、困っている、悩んでいることを相談したいと思っていれば、約束を忘れるということはほどんとありません。 仮に、忘れてしまったとしても 先方からお詫びの連絡が来るのが人として当然と思います。

それでは、本日のテーマです

治療期間が長期間になってしまった症例 です


長期間になる場合は大きく3つに分類できます

1:症例が難しい 

2:患者自身の成長がある

3:患者自身の診療態度に問題がある


1については症例が難しい ということに加えて、 治療上、一番ベストといわれる治療計画でない方法を用いた場合も付け加えます。 

具体的には、 抜歯症例を抜歯したくない 4番抜歯を5番抜歯 左右抜歯を右のみ抜歯 などです。
他には、外科矯正を外科はやりたくない インプラント矯正を インプラントなしでやりたい などもです。


2:の患者自身の成長がある

これは身体の成長がある場合は顎の成長もあります。
したがって、顎の成長を有利に利用して治療がおこなえる場合と顎の成長があると治療に不利になる場合がございます。 プロ矯正歯科の場合は診断時に顎の成長があると不利になる場合については御説明しております。


3:患者自身の診療態度に問題がある

まず、施術する側からすると、スタートラインではどんな患者さんでも平等に接していきます。
もともと知り合いでないわけですから、それは当然です。

しかしながら、毎回遅刻する方、 キャンセル連発する方、 いきなり来院される方 これらの人に共通しているのは自己中心的な性格です。

これらの中、キャンセル連発する方の場合は他の患者さんに迷惑をかけないだけまだましなのですが、こちらとしては待っている間の時間を奪われてしまいます。 
やはりキャンセルが続く患者さんの場合は十分時間をとった治療を提供することが不可能になります。

毎回遅刻する方の場合は他の患者さんの時間をうばってしまいます。これが続いた場合は約束カードと診療予約帳に記載している時間をづらして記載しております。 たまたま毎回遅刻する患者さんが定刻に到着しても待ってもらう形になります。 そういったときに待たせてクレームが来たこともありますが、カルテには20分遅刻とか30分遅刻とか日時毎に詳細に記載がされております。 多くの患者さんは自分がそんなに遅刻していたことをきづいておりませんし、その時のクレーム後のやりとりから通常の患者さんと同様にきちんと来院される場合がほとんどです。

矯正治療の場合は1度治療を引き受けてしまうと、終了までお付き合いしないといけません。


それでは本日の症例です

結論からもうしあげると、本症例は治療期間が4年以上かかりました。

しかしながら、通常どおりに来院される患者さんであれば2年かからなかったでしょう。

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反対咬合の外科症例 臼歯部がすでに抜歯しておりました。

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診断の結果、左上の八重歯を改善するために、 左臼歯部の銀歯を抜歯、左下親不知の抜歯となりました。


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本写真は治療開始してからだいぶ結果しております。

理由は左上銀歯を抜歯した空隙がすでに閉鎖しております



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また、 未来院が続いたこともあり、 右下大臼歯(奥歯) が抜歯されてます。


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神経の治療を開始したまま放置していると、簡単に抜歯になってしまうことがあります。



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一刻も治療をおわらせなければと急ぎますが、手術可能な状態にするだけでも大変です


ようやく手術がおこなえました。



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ここまでで、治療開始から3年6ヵ月です


その後、6ヵ月間という短期間の術後矯正治療の末、ようやく矯正装置がはずれました。


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もちろん虫歯だらけです



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欠損しているのはあとで治療予定ですが、キャンセルが多い人ですので、他のクリニックで虫歯治療はおこなったほうが良いかもしれません。


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矯正治療は月に1回が基本ですから、 もし2か月に1回となってしまっても それほど問題にはなりません。

ブラッシングが適切に行われていれば治療期間4年でも問題ないと思います。





一方で 治療にくることがいい加減は人の場合は ブラッシングなどの自己管理もいい加減です

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自分の得意分野が今回のような歯並びだけでなく、歯や歯周組織にも問題があるような症例なのですが

きちんと来院してくれない人を相手にするのはとても精神的な苦痛をともないます。


患者さん自身の性格はとても良いのですが、性格が適当なのでしょう。

かといって、こちらも適当に接することができるほど、器用な人にはなれません。

さて、8時を過ぎました。 本日も本当に忙しいですが、一日がんばります。

最後までありがとうございました。



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ジメジメした毎日が続いておりますね。

私の方は親族に不幸などあって少しばかりバタバタしておりました。
バタバタしていたのが理由ではありませんが、朝の通勤中に電車内に財布を忘れてしまいました。
財布の中に入っているお金は1万円程度だった記憶でしたが、カードや免許証、健康保険証など重要なものがたくさんはいってました。 幸い、終点上野駅で忘れたこともあり、紛失後比較的早い時間で財布が無事であることが確認できました。 財布の紛失もトラブルの1つではあります。 何事もトラブル全般は放置するよりも、早め早めに対応しておいた方が結果的に傷口が広がらないということですね。

JRの職員ならびに清掃担当者の方、本当にありがとうございまいた。


本日のテーマは 矯正治療中に表側装置から裏側装置へ変更は可能かどうか?です

一般的に歯列不正を改善する方法としては 表側矯正装置が主流です。

一方で近年はマウスピース矯正装置といったものも普及されてきました。マウスピース矯正装置は個人的にはすべての症例をマウスピースで治療することは不可能と認識してます。すくなくとも、院長である私の歯はマウスピース矯正装置では動きませんでした。(笑)

そうなってくると、表側装置の次に候補となるのは裏側装置になるでしょう。


以前は表側装置と裏側装置とことなる装置で治療計画を立てる場合、表側なら何番目の歯を抜歯する、裏側装置なら××番目の歯を抜歯するといった 使用する装置によって治療ゴール設定が異なることが一般的でした。

ところが、カスタマイズリンガルシステムが登場したことと、インプラント矯正治療が普及してきたことで表側装置と遜色ない治療結果を提供することが可能となってきました。
あとは治療期間をどれだけ短縮するかがキーワードになりますが、PAOOなどを併用することでその問題も比較的容易に解決できると思います。

唯一、裏側矯正装置で解決できない問題は治療コストでしょう。

当院もそうですが、裏側矯正装置は材料代金や技工代金がとても割高です。反対に激安で裏側矯正装置の治療が可能ということは非常に危険な選択となります。 

表側矯正装置の場合は中国製の材料などを使用して思い切ったコストダウンも可能ですが、裏側矯正装置の場合は1人1人オーダメイドで作成したカスタマイズブラケット装置を用いないと、表側と同じレベルの治療ゴールを提供することは非常に難しいです。

まったく不可能ということではなく、 本当に限られた名医(ほとんど職人の領域)の全国数名の先生ならば可能かもしれませんが、そのような名医ではない普通レベルの先生であればカスタマイズブラケットは必須です。


それではカスタマズブラケットとはどんなものなのでしょうか?


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当院で使用しているカスタマイズリンガルブラケットです。

歯の形は表側は比較的どんな人でも面形状なのに対して、歯の裏側は10人10色です

そのため、治療ゴール(最終的に歯が並んだ状況)からブラケットデザインを決定していくのです。

チャートにすると


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ちょっとわかりずらいかもしれませんが、オーダーメイドということは御理解ください。

現代の主流は表側治療でもカスタマイズブラケットが導入されつつあります。



最後になりますが、当院でのカスタマイズブラケット症例 しかも 途中から表側から裏側に変更した症例を供覧しましょう


初診時です

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結構な八重歯です


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また、かみ合わせが深く

下の前歯があまりみえません。







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上からみると八重歯の状態が良くわかります



一方で下はどうでしょうか?






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永久歯の前歯が1本少ないです


もしかしたら小児期の時に変なところから生えてきたので抜いてしまった可能性もあります




それでは治療スタートです

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当院の場合は抜歯のタイミングも治療スピードを速める1つと認識しております。

この状況で下顎の抜歯をすすめてしまうのは、かえって治療スピードを遅くしてしまいます


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下顎のほうは抜歯はせずに横側だけ表側装置をセットしました。


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ところが




この患者さんは上が裏側でみえなかったのに、下は横側だけでも表側だったことで、下側も裏側装置で治療を希望されました。


急な変更でもカスタマイズブラケットは比較的対応が早いです。


表側でも裏側でも治療目標は共通しているので、それほど対応がむずかしくありません。


治療費用に関しては対応が難しくなりますが、本人の希望ですからそれはそれで良いと思います。




その結果、上も下も裏側からの装置に変更となりました。



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そろそろフィニッシュが近づいてきます



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裏側装置と表側装置の決定的な違いは 裏側の場合は小さな隙間をふさぐのに非常に時間がかかります。

表側なら1回で閉鎖するような隙間でも、裏側の場合は3回かかることはざらです。


ようやく装置がはずれました。



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まずまずの治療結果といえます。

裏側装置の場合はバイトコントロールが容易ですので、それはそれで利点があります。

初診の状況は

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現在の状況は




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あとは、裏側装置の場合は 保定装置も見えないのを希望されるので 永久固定を選択することが多くなります。


つまり、まとめると


裏側装置でも表側装置と遜色ない治療結果を提供できる方法が確立できてきた。
しかしながら歯の移動法則の問題でどうしても治療期間は長くなることが多い。
裏側矯正装置により治療費用に関しては安かろう悪かろうと判断したほうが良い。

つまり、裏側を希望される場合は治療費用は高額でなければきちんと治らないという認識で良いと思います。


8時になりました。 本日も最後までありがとうございました。 今日も1日がんばりましょう!

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北海道の男児行方不明事件が無事に解決してよかったですね!
このような事件は広義的には迷子になった子供が無事に保護されたということになると思います。
もうテレビや新聞で騒ぐことは本人、家族のためにもあまり良いことではないような気がします。

上記の男児事件と微妙に関連があることなのですが、歯列矯正治療を子供のうちからおこなうと大人になって治療の必要がなくなると認識している親御さんが多くいらっしゃいます。

この疑問点については、一部正解 で一部不正解といわざるをえません

まず、小児期の治療がツボにはまって 成人期で歯列矯正治療が必要でなくなるパターンとは

1:御両親の言うことをしっかりと理解し、きちんと約束をもって実践できる良い子であること
2:その結果、好ましい顎の発育を得ることができる場合

といえます。 上記のような子供さんは しつけなどなさそうな方のような気もします。
つまり、すべての子供さんが上記の条件にはまるはずはありません。


一方で、小児期の治療があまりうまくいかず、矯正治療なんてやらなかった方が良かったなあ〜といった類の人もいます。

それは
1:治療タイミングが早すぎる場合
2:治療タイミングが時を過ぎてしまった場合
3:今治療をおこなっても十分な効果が期待できない場合
4:小児の患者さん自身に問題がある場合

プロ矯正歯科では 小児期の治療がうまくいかなさそうな症例の場合は 初診相談もしくは診断時に御説明しております。 

当然、初診相談時にうまくいくかわからないなどと言われてしまえば御両親にしてみれば他のクリニックに当たってみようということになると思います。

歯列矯正治療は結果がでるのが何年も先ですから、相談時に患者さん側に都合の良いことを並べるのは簡単ですが、 期待した結果を提供できないことに対する落胆のほうがダメージが大きくなります

ですから、小児矯正治療の場合の相談時の対応はとても重要になるのです



それでは、本日の症例です

本症例は私が昭和大学病院に勤務時代に担当した患者さんでした。

お姉さんも自分が治療担当でしたから、母親からは信頼してもらえたのだと思います。

今から15年以上前ですから相当な年月です。

症例の概略は 永久歯が何本か欠損していたこともあり、 上下左右の歯各1本ずつ抜歯しての歯列矯正治療でした。

ところが、患者さんの母親の体調が悪くなったこともあり 毎日の仕上げ磨き等手伝ってくれる人が少なくなってしまいました

昔話ですが、矯正治療中に虫歯ができてしまい、痛くて私のところに連絡してきたことも何回もありました。

当時の歯科大学病院は 矯正歯科 小児歯科 入れ歯科 口腔外科 などと 歯科でも分業化されているので
虫歯が痛いと矯正科にやってきてもたいしたことがしてあげられません。

当然、彼女の担当の小児歯科の先生もいたのですが、僕のところに頼ってくるということは患者さん自身からも信頼されていたのでしょう


虫歯も多く、自分できちんと口腔ケアもできなかったのでなるべく早く矯正装置を外すように治療を急ぎ、そして保定治療に入りました。

保定時点では教授による保定チェックもありますので、ある程度以上の仕上がりになっていたはずです。




あれから10年

彼女は再矯正治療希望で昭和大学病院に再来院されました。

そこで、僕が墨田区錦糸町で開業したとのことを聞き、当院までやってきました。

再来院時はすでに社会人となって(しかも医療系の職業です) 立派な大人になってました。

23歳の再来院時の状態です

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なんとなく並んでいるだけで咬みあっていません











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横から見てもかみあっていません












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奥歯数本しか当たっていないですね(泣)





つまり、開咬という状況でした




おまけに虫歯の状況は

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これもひどい状況です



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虫歯多数でかたづけてしまうことができる上に

抜歯以外治療方法がない状態の歯が何本もありました。



やはり、小児期からブラッシングという習慣がない人の場合、大人になったからといって ブラッシングしなくても平気な生活になってしまうのでしょう


お風呂に入っても身体を洗わない人がいますが、それと同じといえます。


毎日の習慣は日々の積み重ねからです。 

このブログも12年間継続してますが、 これも1つの積み重ねです






下顎の状況もひどすぎます


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レントゲン上では


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黒印3本は抜歯必要でした。



小学生の時に上下左右各1本ずつ抜歯して矯正を完了したのにもかかわらず、23歳にして再矯正治療です



しかも、抜歯しないといけない奥歯が何本もあります







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CT画像もふくめていろいろと検討した結果、 保存できない歯は抜歯しての矯正治療となりました。


また、本来ならばインプラントなども検討するのですが

この患者さんは 自分にとっては娘みたいな子でしたので 治せるか治せないかはわからないのですが、

やれるところまでやってみようということで チャレンジとしての歯列矯正治療がスタートしました。


再来院の経過も経過ですから、治療費用もほとんどもらわず 男気 でやらせてもらってます


それでは現在の状況です






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なんとなく雰囲気がでてきました。


とりあえず開咬は改善してきてるみたいです(笑)









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だいぶ普通です








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歯磨きも本人なりにがんばっているそうですから、それは評価してあげないといけません。



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智歯をうまく利用して復活してきました。








再来院時は





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現在は





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一方で

下顎の再来院時は








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現在は







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右下の智歯がなかなか出てきてくれないので 現在はそれを待っている状況です






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レントゲン的には 問題なく生えてくると予想されています









とりあえず上顎だけでも装置を外していこうかと検討中です







本日も最後までありがとうございました。



これからも みなさまに少しでも役にたつ歯列矯正の情報発信をしていきたいと思います


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8時を回りました 本日も1日がんばりましょう!

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!

寒い日と暑い日が交互に続く毎日ですね! 当院のスタッフの中にも風邪気味の人が出てきました。季節はずれの風邪は長引きますので、体調管理は徹底していきたいところです。

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ここのところ、自分が治療している患者さんから様々な質問を受ける機会が重なりました。
その中のほとんどは私が治した治療に対する批判のようなことでした。

急になんでそんなことをいいだすのか?と思い、本人に聞いてみると他の歯科医師の先生から治療結果に対する批判を受けたとのことでした。

その中でモニター患者さんの症例があったので、治療開始前と終了後の写真を掲載すると

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本症例はマウスピース矯正で治療完了したものでした。
マウスピースですので、最終的な仕上げは甘い部分があるのは否定できませんが、治っていないと言われるほどの治療結果ではないと思います。

本人に対しては、あなたのかみ合わせがおかしかったら、日本国民の90%くらいの人がおかしいかみ合わせになってしまいますよと話しました。

プロ矯正歯科には他クリニックで治療中の患者さんがたくさん相談にくることがたくさんあります。
本当にひどい状況であっても、前医師の治療内容に対しては批判的はことはいいません。
あまりにもたくさん相談に来たこともあり、現在は他医院で矯正治療中の相談はお断りしております。

この件は本題からそれてしまうので終わりにしますが、簡単に他所の治療を批判する人が増えたきたのでしょう。21年間歯列矯正を中心に休みなく歯科医師として働いてきましたが、本当に歯列矯正治療は奥が深く難しいです。これから歯列矯正治療を開始することを検討されている患者さんは治療費用だけでなく、先生の説明内容にも注意深く耳を傾けてください。


それでは、本日の症例です。

〜抜歯部位が異なると治療の難易度が変わる場合〜  です

一般的に抜歯が必要な歯列矯正治療の場合、左右対称の歯を抜歯することを好みます
ところが、過去に虫歯等で大きく歯を削ってしまっている場合
      歯茎の状態がよくない歯がある場合
      歯の神経をとってしまっている歯がある場合など

積極的に悪い歯を抜歯していくといった矯正治療方法もあります。

当然、治療しやすい歯を抜歯して矯正治療をする場合と 悪い歯を抜歯して残された歯でやりくりとする場合では、治療の難易度も異なりますし、場合によっては治療結果も変わってきます。

当然、治療期間も差がでてきます。 一般的には治療期間が長期になります。

つまり、 治療期間を優先する人の場合は 上記の方法は不向きと言えるでしょう。

本日はそのような症例を取り上げていきます。

初診時の状況です

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上下前歯部分のガタガタが主体の患者さんでした。
治療途中の歯があるのですが、彼女は他の歯科医院に勤務されている方でしたので、矯正歯科以外の処置(抜歯、虫歯、歯肉移植)はそこのクリニックでおこなう方向にしました。

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咬合状態は良好ですが、全体的に歯肉がさがっていました

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他の歯科医院で勤務している患者さんですから、担当の歯科医師の先生から治療経過をちょくちょくチェックされるのは明らかでした。

そのため、当職としましてもなるべくベストの環境下で歯列矯正治療を開始したかったので、矯正開始前の前処置として歯肉移植を依頼しました。

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結果的には100%といった状態にはなりませんでしたが、事前にオーダーをしておくことで歯列矯正治療後に歯肉が下がってしまったとしても 再度歯肉移植を依頼することが容易になると判断しました。

おそらく、患者さんが歯科医院に勤務されているような人でなかったら歯肉移植はおこなわず、歯列矯正治療後に歯茎がさがるようでしたら移植をしましょうといった話の方向になっていたと思います。

症例的には上下4番抜歯が治療時間、仕上がりを考えるとベストでしたが、〇印の部分が治療済みの歯でした。


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つまり、4番ではなく上下左右5番抜歯の治療となりました。

4と5の抜歯部位での治療の難しさは 本症例ならば4が良いのですが、 他の症例だったら5の方が良いというふうに、 個々の症例 治療目標によっても変わってきます。

ですから、 一概に4番がやさしく、5番が難しいといった判断ではありません。


それでは矯正治療開始です

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下顎の歯肉が下がり気味なこともあり、下前歯に装置をつけるのは可能なかぎり遅くしたいと考えております。

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上の方は、前歯を後方に移動するために矯正用のミニスクリューをセットしてます。

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6ヵ月もすると 上前歯がならんできます。

やはり、インプラント矯正治療をおこなうと 5番抜歯でも4番抜歯と同等レベルの治療スピードが活かせます

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上顎の歯列はいいのですが、下顎の歯列に関しては 前歯の歯肉に配慮してじっくりとおこなう必要があります。


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ただし、 いくらじっくりと治療をおこなっても残念ですが、歯肉が下がるものは下がります。

同様に歯根も短くなる場合は短くなります。 

このようなことを100%防ぐことは不可能です。

現在の状況です。

5番抜歯の場合は4番抜歯と比較して隙間が後方に残ります。

そのため、最後の閉鎖時に上下の正中線を一致させることが難しいです。

本症例は他歯科医院で勤務中の患者さんです。

また、勤務先の院長先生は知人ではありません。(面識もありません)

まだ矯正装置装着から1年です

治療期間にも余裕があるので、なるべくベストの状態まで結果を追求する予定です

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空隙も咬合もまだまだですが、 装置装着してからちょうど1年です。

当初予定していた治療期間が1年8か月でしたからまだまだ8か月も猶予があります。

来月は東京で日本顎変形症学会が開催されます。

今回も懲りずに学会発表してきます。


本日も最後までありがとうございました。

今日も1日がんばりましょう!

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みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!

五月連休を過ぎてから暖かい毎日がつづいておりましたが、ここ数日は寒い日が続いております。特に日中と夜間の寒暖の差が著しいです。風邪をひいている患者さんも結構な数いらっしゃいます。みなさまも体調管理にはくれぐれも御注意ください。

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当院の患者さんは一般の矯正歯科に比べると難易度の高い症例の割合がおおいいと思います。理由はいろいろとあるのですが、代表的なものとしては。

1:はじめはなんとなく自宅の近所の歯科医院もしくは矯正歯科で診察をする。
2:その結果、治療不可能といった返答をもらう。
3:自分自身の症状が重傷なことが理解でき、御自身でクリニックを真剣に検索しはじめる。
4:いくつか候補にあがったクリニックの中から当院を選択。

といった流れになると思います。

それでは、治療不可能といわれる症例とはどのような場合でしょうか?

大きくわけると 1:歯の問題 2:歯茎の問題 3:顎の問題と 3つに分類できます

1:歯の問題は 多数の虫歯 もしくは 多数の歯が欠損している といった状況です。

2:歯茎の問題は 歯周病に罹患してしまった人の場合です。

3:顎の問題とは 歯列不正の原因が歯ではなく、顎のズレやサイズ、曲がりなどが原因の場合です。


今回のテーマは2の 歯周病に罹患してしまった人の場合です。


まず、基礎知識ですが、歯周病は虫歯同様に菌による感染症です。
ですから、症状を放置しておくと病気はどんどんと進行します。

また、治療の基本は症状の緩和です。 

治癒というよりは症状をおちつかせるといった事が主体ですので、
歯茎の状態が歯周病に罹患する前の状態(つまり若いころの状態)にもどるということではありません


これは非常に重要な知識です。

歯周病の再生療法 つまり、うしなった歯周組織を再生する

といった事も部分的には行われておりますが、本当に健康な状態(つまり若いころ)にもどることはありません。

ですから、

歯周病が原因で歯並びが悪くなった症例を歯列矯正治療した場合、治療後のメンテナンスがとても重要になってきます。 


それでは本日の症例です。

患者さんは30代の男性でした。 主訴は 最近歯並びが悪くなってきたということです。


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素人目にみても 下の前歯などは かなり歯茎が痩せているのがわかると思います。

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側面写真です


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下前歯はかなりぐらついてきてます

上の歯列は

前歯のガタガタが著明です









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まずは、歯周病の状態を改善するために 歯周治療をおこないました。 また、喫煙者だったので、禁煙を指示しました。

みなさまの知識として押さえておきたいのが

歯周病は歯磨きだけしっかりしていても、悪化するときは悪化します。

たとえば、 喫煙者は 悪化する因子の1つです。

また、糖尿病も悪化する因子の1つです。

喫煙は禁煙すればいいのですが、糖尿病に関しては一度なってしまうと、治癒という結果は難しくなり、
歯周病と同様に症状を安定化することがメインとなります。


歯周治療をおこない、 正しいブラッシングをおこない、 生活習慣を改善し 禁煙をする

簡単そうで、なかなか難しい目標といえます。

ところが、当院に相談にこられる患者さんの多くは 上記の問題を楽々クリアしてしまいます。

本当に治したいという希望が強いのでしょう。 他のクリニックで治療を断られることも、自分の症状が重傷と認識しているのでしょう。

そこで、本日の症例も歯周治療を数か月おこない、症状が改善したことから歯列矯正治療開始となりました。

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このように上顎からワイヤーをセットしました。




上顎が並んできたら


下顎にワイヤーをセットします






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下顎はこんな感じです






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上顎も整ってきました。




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歯周病の場合は一般症例とくらべると 歯の動くスピードが速いです。

理由は歯を支えている骨が痩せているので、抵抗がすくなく移動するためです。

そのため、強すぎる力を加えると歯が抜けてしまう可能性もあります。




ワイヤー装置撤去後の状態です

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かなり頑張ってなおしたと思います。

下前歯は抜歯にならなくてよかったです。



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この段階では 禁煙 生活習慣改善 ただしいブラッシング と3拍子そろってよくがんばってました。

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ところが、矯正治療が終了しメンテナンスに移行していくと 生活習慣がみだれてきます。


一般患者のメンテナンス周期は 1年に2〜4回です。

つまり

ワイヤーが入っていたときは1月に1回だった通院が

ワイヤーがとれてしまうと、場合によっては1年に1回の通院になります。


毎月いろいろと注意されていたことが、そうでなくなると 人間 甘い部分が出てきてしまいます。


本患者さんは 禁煙に成功したとおもっていたのですが、 喫煙を再開してしまいました。

また、喫煙をしていることで、今以上にブラッシングをおこなうことで 歯周病の状態が安定するのではないかと

素人考えが生じてしまい、 ブラッシングも 強い力でおこなうようになってしまいました。

患者さんも大人ですし、 自己の判断でそうしているのですから こちらとしても 必要以上に注意することはできません。

おそらく、本人は禁煙したいのでしょうが、身体がやめられないのでしょう。

矯正装置終了後、3年以上経過した状態です


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歯茎はさらに下がってきております。

初診時が


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矯正装置撤去時が



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装置撤去後3年後は



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一見かわっていないようですが、 

比較してみると歯茎の状態や 色、 下がり具合が進行しているのがわかります



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幸い、咬合状態はなんとか良好にたもっております。



どんな症例でも 治すよりも 治った歯列をキープすることが本当に難しいと思います。


本日も最後までありがとうございました。




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みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!

新学期がはじまり、学校検診で虫歯や歯並びを指摘された患者さんがピンクや黄色い紙をもって矯正相談にこられる人がおおくなる時期です。 虫歯の場合はレントゲンを撮影しなくても診るだけで虫歯かそうでないかの判断は十分可能ですが、歯列不正となるとさまざまな問題が生じてきます。

歯列不正の場合、一番ネックなのは、明らかに治療が必要と思われる症例でも、健康保険治療ができないということです。 国民の多くのかたは、歯列矯正治療が健康保険対象外となっていることを承知だと思いますが、一部ですが知らない方も存在します。

虫歯の治療の場合は治療費用が高額といっても子供の場合なら5000円位だと思いますが、歯列矯正治療の場合は部分矯正だったとしても10万〜といった費用が発生します。多くの場合は20万〜40万くらいはかかるのではないでしょうか?

つまり、歯列矯正治療は子供たちにとっては必要な治療メニューの1つなのですが、治療を受ける側の整備が整っていないのが現状です。

東京都知事の公金横領で盛り上がるよりも、このような問題をどうやって改善していくのかが、少子化対策の1つにもなるのではないかと思います。


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さて、本日のテーマは45歳女性 治療期間を優先して抜歯部位を選択した症例です

一般的な歯列矯正適応年齢は10代〜20代と言われております。
最近は審美目的だけでなく、一生自分の歯で食事がしたいとの思いなども含めて、30代〜40代
なかには50代の患者さんでも歯列矯正を希望される方が多くなりました。

特に思うのが、時代の変化というのか、一般人の会社員や主婦の方でも30代〜40代でも本当に若々しく、外見と実年齢が10や15歳異なって見える人が多くなりました。

外見が実年齢よりも若く見えるのと同様に、お口の中も若々しくしたいと思うのは当然のことと思います。

施術する先生の立場からだと、治療目標の設定の基準が10代の方の場合と40代の方の場合は異なります。

10代の方の場合は、なるべく100点に近い治療ゴールを求めますが、 40代の方の場合はすべての症例に対して100点を追求すると治療がまとまらなくなる恐れがあります。

重要なことは、患者さんに対して検査結果の事実を正直に説明をして、どこまで治療可能かというゴールを提示することだと思います。

当然、患者さんサイドの考えは、いくつになっても100%の治療結果が得られると思っております。

実際は症例によりますが、すべての症例が100%になるのは不可能に近いとおもってよいです。

それでは、本日の症例です。

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このような前歯のガタガタを改善したいとの主訴での来院でした。

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上下前歯の状態は問題ありません


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左右のかみ合わせの状態も比較的良好でした。


















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歯並びがガタガタなのに加えて、歯の治療多数おこなわれております。



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上顎も歯の神経をとって銀歯をかぶせているところがたくさんありました。





患者さんの中にはこの銀歯を抜歯して健康な歯を残して治療してほしいといったリクエストもあります。




もし、本症例でもそのような抜歯部位を選択したとしたら、治療期間は3年6月〜4年以上はかかるでしょう。











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また、銀歯も1本ではなく、両サイドに2本、3本とあります。



正面からみると、前歯の歯茎も下がっております。






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患者さんは抜歯をするなら全身麻酔で抜歯してほしいとのことでした。(笑)

奥歯の銀歯を抜歯しての治療計画を採用した場合、1本1本抜歯をしていかないと、治療はまとまりません。

つまり、歯1本抜歯するたびに全身麻酔をしないといけないことになります。


実際は静脈鎮静法という、全身麻酔ではないのですが、点滴をしながら意識をなくす(つまり全身麻酔の導入開始の時に使用する方法)を併用しての抜歯となりました

矯正治療の抜歯は健康保険が適用されません。したがって、静脈鎮静費用も健康保険が適用されません。

当院の静脈鎮静費用は1回6万円ですので、抜歯を4回したら抜歯費用だけで、24万円プラス抜歯代金となります。


結論としては、そんな治療計画をしていたら、歯列矯正治療どころではなくなってしまうということです。


また、本人にとって歯列矯正治療の目的は健康ではなく、審美色が強かったです。

抜歯を全身麻酔で希望されているくらいですから、治療期間も早くしたいとのことです。

もちろん、スピード矯正などの処置も拒みました。


つまり、最少の労力で治療期間も早く、見た目もソコソコ、機能的にも合格点といった小さくまとめた治療目標を設定することとしました。

それでも、予定された治療期間は1年6ヵ月。 また、銀歯に関しては治療後に作り直しということになりました。


装置セット時です


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抜歯は上顎が2本、下顎は歯肉の下がっていた前歯1本としました。

3本同時に抜歯プラス静脈鎮静費用1回分が抜歯費用です。

この費用負担は現実的な患者負担額ではないかと思います。


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治療開始後7ヵ月目に入りました。


おもっていたよりもスピードがはやかったです


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上顎は左右2本抜歯しましたので、空隙閉鎖に時間がかかります。


本症例は銀歯を作り直すとの前提で治療を開始しました。


そのため、必要以上に銀歯に矯正力をかけると、歯の保存状態が悪化する可能性もあります。


また、銀歯同士に若干の空隙があった方が、その後の歯科治療が適切におこなえやすいです。




最終資料です




治療期間は1年1ヵ月でした。


当初の予定では1年6ヵ月だったのですが、小さな空隙閉鎖を銀歯のやりなおしでおこなうことでしたので、

その分、治療期間を短縮することができました。





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上下の前歯の本数が異なりますので、正中線は一致しません



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ただし、かぶせものが多数あることもあり、側方のガイダンスはとれていると思います。




また、奥歯の空隙はこの部分にのこっております



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もともとの状態が



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約1年で





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このようになるのであれば


これはこれで治療としては良かったのではないでしょうか?





ご意見もいろいろとあると思いますが、掲載は本人の了解をとっております!(モニター患者です)



最後まで読んでいただきありがとうございました。


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もう8:30になってしまいました。

今日も1日がんばりましょう!


5月土日の初診相談の御予約は難しくなってきました。

平日に御都合をつけての御来院よろしくお願いします。








みなさまこんばんは。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
GWの連休はみなさまいかがおすごしでしょうか? プロ矯正歯科は昨日の金曜から通常診療を開始しました。

少しばかり休暇をいただくと、装置がはずれたとか壊れたといった急患の連絡が多くなります。

これは患者さん側にも少々問題があって、休みということもあり、普段食べない食事や行動をおこなった結果、装置が壊れてしまうということにつながることが結構あります。

ブログランキングは休みの間にどんどん下降してしまいました!

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さて、本日のテーマはいささかマニアックです

前歯の大きさが小さい場合の対応についてです。

前歯すべての大きさが大きいとか小さいとかではなく、 1本、もしくは2本のサイズが他と比べてとても小さい場合の歯列矯正治療についてです。


具体的には


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上からみた写真がわかりやすいと思います。

黒〇印部分の歯のサイズがとても小さいのです。

また、歯が小さいことも原因でスキッ歯になりやすいです

他の症例ですと

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このような状態です



これらの歯列を改善する方法としては大きく2通り考えられます。

どちらにするか否かは状況にもよりますが、まず現状を知るために上下の歯のサイズを計測します

そして、上下の歯のバランスをチェックします


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縦軸が上顎の歯のトータルサイズ 横軸が下顎のトータルのサイズです

斜めの3本線の中に入れば そこそこのバランスになりますが、そこから外れてしまうと
仕上がっても やや出っ歯気味になったり、しゃくれ気味になったりします。

普通に考えてみると

上顎の歯のほうが、下顎の歯よりも小さい つまり 受け口気味の仕上がりになってします。

そうならないようにするためには 

1:本来小さい歯を 通常のサイズまで回復させる 
つまり、小さい歯にかぶせものをすることによって 本来もっている歯のサイズに回復します。

さきほどの治療例ですと

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この状況で歯列矯正治療に加えて 歯のかぶせものをおこないました。

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矯正治療も部分矯正で対応可能でした。


一方で 歯をかぶせたり、詰めたりといった行為は 治療費用もかかりますし、 健康な歯を削るという抵抗もあります。 

その場合は 下の歯列で対応することもあります。

さきほどの症例ですと

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このような状態でした。

一方で下の歯列は

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下の歯列も適度に乱れておりました!


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重要なのは この表です。


結果的に下の前歯を1本抜歯すること。上の1番目の前歯を若干小さくする

といった方法で 票の中にある 斜めのライン中におさめていきます


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治療結果です


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上顎のわいしょう歯はそのまま排列しました。

一方で下顎の歯列は前歯を1本抜歯しました。

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もともとが

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どちらの方法でも問題ありませんが、ポイントは下の歯並びだと思います。


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本日も最後までありがとうございました。

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5月の土曜日初診相談枠は21日まで埋まってしまいました。

大変申し訳ありませんが、初診相談の方はなるべく平日にお時間をとっていただいた方が御自身のためにもなると思います。

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。
ゴールデンウイークに突入しましたね!

今年の連休は飛び飛びの平日に休暇をとることで最大10連休という大型連休をとることが可能です。
読者のみなさまの中にも10連休をとられた方もいらっしゃるとおもいます。

休暇とお金はあっという間になくなりますから、計画的に利用しましょう!

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さて、プロ矯正歯科のほうもゴールデンウイークをとらせていただきました、院長の私は外勤があるので連休とはなりませんが、それでも休暇は休暇です。連休をとるなんて正月休み以来なので久しぶりに家族サービスをします。

私の場合はこの職業を天職と思っておりますし、日本国内でもそこそこ名前が売れてきたと思っております。
また、もし自分が病気などになってしまい仕事をするのが不可能になれば仕事を辞めるなり、後輩に継承するなりすれば良いと考えております。本当に駆け足で行動しつづけてきたので、歯科医師としてのキャリアは21年目ですが、すくなくとも30年程度の経験と症例数をこなしてきました。つまり、実年齢は46歳でも56歳くらいの実績を積んできたと自負しております。


ところが、スタッフはそうはいきません。 まず、院長である自分とスタッフでは目指す目標が異なります。
スタッフは仕事の中身や給料も重視しますが、休暇も重視します。これは労働者として当たりまえの権利です。

また、当院のようなスタッフ10人程度の零細クリニックの場合は 各々が各自自由に休暇をとってしまうと、業務が機能しなくなります。

つまりは、全員でこのような機会に有休休暇という形で一斉にとることで日々の業務に障害が生じないように努めております。

歯科医院はサービス業といわれてかれこれ20年近く経過していると思います。年中無休などとサービスに徹するあまり、優秀なスタッフの雇用が継続できないことはくれぐれも避けたいと思っております。

確かに医療職はサービス業ですが、技術力、学力がそれを上回るはずです。

何卒御理解のほどよろしくお願いします。



さっそくですが、本日のテーマです。

虫歯の治療は歯列矯正開始前におこなうのか?歯列矯正治療後におこなうのか?です。

まず、知識の整理として 歯科における疾患の代表は 虫歯と 歯周病です

結論から言うと、 虫歯も歯周病も 歯列矯正治療前に治すことが必要です

本日は虫歯の話を中心にお話しする理由があります。

虫歯の治療とは?

虫歯を取る→詰める という場合
虫歯を取る→かぶせる という場合
虫歯を抜歯→入れ歯を入れるという場合
虫歯を抜歯→ブリッジを入れるという場合
虫歯を抜歯→インプラントを入れるという場合

などなど、 虫歯といってもいろいろなケースが想定されます。

一方で歯周病の場合もいろいろと想定されるケースがあるのですが、

歯周病→ 出血 → 炎症がる→ 炎症を抑える、出血を抑える→症状を安定させる

というように、歯周病の場合は 治療ゴールが治癒というようりも 症状を安定させるといったほうが適当です

つまり 気を抜くと すぐに再発してしまうのが歯周病なのです。

ですから、虫歯の場合は虫歯を削るなり、抜歯すれば原因を除去できるのに対して、歯周病は症状と一生お付き合いしていくという形になります。

それでは、虫歯の話にもどります

みなさま御存知のとおり、虫歯という病気は放っといても自然に治癒することはありません。進行するだけです。

虫歯のことをカリエス caries と呼びます 進行度は cariesの頭文字のCをとって C0 C1 C2 C3 C4と4段階に分類します。 一般の人にわかりやすく説明すると C0は注意してください C1は痛みのない虫歯
C2はしみる虫歯 C3は激痛の虫歯 C4は抜歯以外治療方法のない虫歯です

これらののうち、矯正治療開始前に必ず処置したいのはC1〜C3です。

C4に関しては どうせ抜歯なわけですから、歯列矯正治療に支障がなければ時間のあるときに抜歯すればよいのです。 、また、C0に関しても 削るのではなく、予防をしっかりすれば良いといわれてます。

当然、C1とC3では虫歯の進行度はことなりますから、 虫歯を取るという治療は同じでも歯を削る量がことなります、詰めるのか?かぶせる?のかといった違いになります。

虫歯の進行をとめるのは必須ですが、かぶせるといった行為につきましては歯列矯正治療後のほうが具合が良い場合もおおくあります。

前置きがながくなりましたが、本日の症例です

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初診時年齢は47歳の女性でした。 主訴は前歯の隙間ということでした。

虫歯等で奥歯をうしなってしまうと、このように前歯がスキッ歯になってしまう傾向があります。

また、年齢とともに歯列というのは前方に移動する傾向がございます。

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ざっくりと様々な角度からの写真ですが、本日は上記患者さんの虫歯の状況を説明させていただきます。



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正面からみると黒〇印だらけですが、この部分はすべてが虫歯です。

歯茎の部分に黒丸があるのは 虫歯菌が根の先まで到達しており、そこからニキビのような膿の穴があいてきてます。 

上からみるとどうでしょうか?

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上からみても〇印がたくさんあります。


これらのうち、 抜歯する予定の歯は治療をおこないません。 また、本当は抜歯したくないのですが、歯の状態が良くない場合などは とりあえず歯の治療を優先します。 治療の結果 歯の状態が改善しない場合は残炎ですが、抜歯となります。

つまり、 虫歯が多数ある症例の場合は 保存することが不可能な歯を抜歯し 残った歯でどうやってやりくりするかが重要になってきます。

料理に例えれば 最高の食材で提供するのではなく、 冷蔵庫にあるもので本日の献立をつくるようなものです。

また、無事に虫歯を除去することができたとしても、最終的なかぶせもの等の治療に関しては歯列矯正治療終了後のほうが安全といえます。

大切なことは、虫歯の進行は止めるが、最後のかぶせものまでは行わないということです。




虫歯の治療がひと段落した状態です


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保存不可能な歯の抜歯も完了しました。



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この段階で 歯周病のコントロールも一定のレベルまでコントロールできていれば歯列矯正治療開始となります。


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奥歯に白い歯がはいっておりますが、これは 仮歯というものです。 



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つまり、歯列矯正治療前の虫歯治療は プラスチックで虫歯をつめたり、かぶせたりといった処置にとどめておくこと。


最終的なかぶせもの  入れ歯、 金属の歯 、 セラミックスの歯 などは 歯列矯正治療後におこなうのがのぞましいです。


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装置がはずれました。



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奥歯がない、仮歯の状態とかみ合わせが不安定ですので、気を抜くと歯が動いてしまいます。

保定装置をしっかりとすることが重要です。


本患者さんは5月連休明けからかぶせものの治療を開始します。

最後までありがとうございました。

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みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です

熊本地震本当に大変ですね。僕の友人は2家族とも無事でしたが、県の外れに住んでいる友人はなんともなかったのに対して、市内中心部に住んでいる友人は避難所生活をしておりました。 一刻も早く日常生活を取り戻したいと願います。

また、日本国民の民族性といいますか、たくさんの支援物資や人的ボランテイア、募金運動などさまざまな活動をして熊本を支援してます。 一時的なフィーバーで終わらないようにしたいです。

僕が支援できることとすれば現地にいくことなどは無理です。 自分自身可能なことは 寄付と仕事(矯正歯科医師)としての支援と思います。 寄付についてはやはり熊本市に直接寄付が一番と思い、ふるさと納税を利用しました。 また、仕事での支援については 熊本地震によって東京に避難されている方の歯列矯正治療は無料にて対応する(新規治療開始患者さんは除く)ことといたしました。 これは東日本大震災の際にも福島から避難されてきた患者さんの治療を引き受けた実績があります。熊本から避難されてきた方でこのブログを読まれたかたは遠慮なく御連絡をください。 また、私だけでなく、日本臨床矯正歯科医会のメンバーのクリニックは皆同じ対応をされているはずです。1人ではたいした力にならなくても数百人規模になれば大きな力になります。


さて、ブログの方ですがランキングが固定されてきました! 今週は3位の位置をキープしつづけた感があります。いままでは4位のさくら先生という美人女医さまのブログが3位だったのですが、なかなか上位には食い込めなく、友人の先生からはいくらがんばっても色気には勝てないだろ〜なんて冷やかされたり笑われたりといろいろありました。 本ブログのすごいところは、どこの部分を読んでも歯科、特に歯列矯正の情報しか入っていないという点です。 まさに金太郎飴のように どこから切っても 歯列矯正の記事 となっております。

これからも、国民のみなさまに正しい歯列矯正治療の情報について発信をしていきますので、応援のクリックをよろしくお願いします!

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本日のテーマは 治療計画を立てる上で前歯を抜歯する症例とは?です

まず、前歯を抜歯するということは、よほどのことでないと嫌なものです。
これは患者さんの心理状況はもちろんのこと、歯科医師側の立場もそうですし、
歯科医学的にもなるべくなら避けたいのが本音です。

ですから、 前歯抜歯症例ということは いわゆる アクロバット的な治療となります

つまり、 どの先生でも治療可能か?と言えば  答えは NO となります。

この点は重要なポイントです。

その上で前歯抜歯をする理由としては

1:前歯の状態が悪いので抜歯。つまり、健康であれば他の歯を抜歯したかったのに、
前歯をぶつけて折ってしまったり、根の治療が良くない状況であったり、歯周病その他の理由です。

最近開始した症例では、前歯を抜歯する前に前歯が抜けてしまった患者さんが歯列矯正治療で来院されました。

no title

この患者さんの治療経過については 数か月先になりますが、御報告させていただきます。


2:他には治療のスピードを速くしたい場合です。

これは前歯に限らず、八重歯の人などの場合に八重歯を抜歯してしまって矯正治療をおこなうといった場合にも適応となります

歯列矯正治療ではまれな選択ですが、美容歯科の場合はよくおこなう手法です。


3:最後は、 治療計画的に無理がある症例の場合です

これは、本来ベストな治療計画は外科矯正治療に対して、患者さんがそれを拒んで一般矯正治療での開始となった場合、設定した治療目標を達成するために抜歯部位を前歯に変更するといった具合です。

くりかえしますが、さきほどの写真は1の場合でした。
no title



3の場合とはどんな症例となるのでしょうか?


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年齢は39歳、本症例の場合は 第一候補が外科矯正 もし外科矯正をしない場合は上下の歯4本抜歯しての一般矯正治療も可能でしたが、年齢的な問題から下顎の抜歯はなるべくおこないたくありませんでした。

下の歯を抜歯することで見た目は改善しますが、前歯の歯茎の退縮は相当な状態になることは治療経過をみなくても容易に想像がつきました。


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10代とか20代前半であればそのような治療方針も視野にはいりますが、治療開始年齢が40歳となると
年齢的な考慮も必要になります



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完全に下顎前突の傾向です

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下顎は大きいので歯列はきちんと並んでます。


上顎はどうでしょうか?

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結構なガタガタですね


今回の治療のポイントは 上の前歯の位置をなるべく後退させたくないということでした。

つまり、中顔面の陥没感をなるべく目立たないようにすることです。

もし、上下の小臼歯抜歯をおこなうと DISH FACE 皿状顔貌 になることが懸念されます。 顔も一気に老け顔になると思います。

という理由から 前歯抜歯をおこないました。
つまり、今の顔の変化を最小限にすることが目標になります。


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それでは現在の状況はどうでしょうか?



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下の前歯には装置は装着されておりませんが、上の前歯は前方に移動してきております。


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横からみても正常な被蓋に改善されております。

初診時の横からの写真です




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左右のかみ合わせです



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一方で上下はどうでしょうか?




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上顎は黒〇印の歯を抜歯してますが、現在は違う部分に空隙があります。




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下顎歯列は抜歯をしておりまえん。




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つまり、上顎は歯列を前方に 下顎は歯列を後方に移動しているのです。



本日も最後までありがとうございました。

8時になりました。 今日も1日がんばりましょう!

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