プロ先生の歯列矯正日記

矯正治療に対して興味のある方、いろいろと疑問をお持ちの方、このブログでは プロ矯正歯科の患者様の協力により私の矯正治療の経過日記を書いていきます。 御協力していただけるモニターの患者様ありがとうございます。矯正専門医の立場からの苦労していること、困っていることなどいろいろと記載する予定です。

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!

寒い日と暑い日が交互に続く毎日ですね! 当院のスタッフの中にも風邪気味の人が出てきました。季節はずれの風邪は長引きますので、体調管理は徹底していきたいところです。

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ここのところ、自分が治療している患者さんから様々な質問を受ける機会が重なりました。
その中のほとんどは私が治した治療に対する批判のようなことでした。

急になんでそんなことをいいだすのか?と思い、本人に聞いてみると他の歯科医師の先生から治療結果に対する批判を受けたとのことでした。

その中でモニター患者さんの症例があったので、治療開始前と終了後の写真を掲載すると

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本症例はマウスピース矯正で治療完了したものでした。
マウスピースですので、最終的な仕上げは甘い部分があるのは否定できませんが、治っていないと言われるほどの治療結果ではないと思います。

本人に対しては、あなたのかみ合わせがおかしかったら、日本国民の90%くらいの人がおかしいかみ合わせになってしまいますよと話しました。

プロ矯正歯科には他クリニックで治療中の患者さんがたくさん相談にくることがたくさんあります。
本当にひどい状況であっても、前医師の治療内容に対しては批判的はことはいいません。
あまりにもたくさん相談に来たこともあり、現在は他医院で矯正治療中の相談はお断りしております。

この件は本題からそれてしまうので終わりにしますが、簡単に他所の治療を批判する人が増えたきたのでしょう。21年間歯列矯正を中心に休みなく歯科医師として働いてきましたが、本当に歯列矯正治療は奥が深く難しいです。これから歯列矯正治療を開始することを検討されている患者さんは治療費用だけでなく、先生の説明内容にも注意深く耳を傾けてください。


それでは、本日の症例です。

〜抜歯部位が異なると治療の難易度が変わる場合〜  です

一般的に抜歯が必要な歯列矯正治療の場合、左右対称の歯を抜歯することを好みます
ところが、過去に虫歯等で大きく歯を削ってしまっている場合
      歯茎の状態がよくない歯がある場合
      歯の神経をとってしまっている歯がある場合など

積極的に悪い歯を抜歯していくといった矯正治療方法もあります。

当然、治療しやすい歯を抜歯して矯正治療をする場合と 悪い歯を抜歯して残された歯でやりくりとする場合では、治療の難易度も異なりますし、場合によっては治療結果も変わってきます。

当然、治療期間も差がでてきます。 一般的には治療期間が長期になります。

つまり、 治療期間を優先する人の場合は 上記の方法は不向きと言えるでしょう。

本日はそのような症例を取り上げていきます。

初診時の状況です

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上下前歯部分のガタガタが主体の患者さんでした。
治療途中の歯があるのですが、彼女は他の歯科医院に勤務されている方でしたので、矯正歯科以外の処置(抜歯、虫歯、歯肉移植)はそこのクリニックでおこなう方向にしました。

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咬合状態は良好ですが、全体的に歯肉がさがっていました

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他の歯科医院で勤務している患者さんですから、担当の歯科医師の先生から治療経過をちょくちょくチェックされるのは明らかでした。

そのため、当職としましてもなるべくベストの環境下で歯列矯正治療を開始したかったので、矯正開始前の前処置として歯肉移植を依頼しました。

no title

結果的には100%といった状態にはなりませんでしたが、事前にオーダーをしておくことで歯列矯正治療後に歯肉が下がってしまったとしても 再度歯肉移植を依頼することが容易になると判断しました。

おそらく、患者さんが歯科医院に勤務されているような人でなかったら歯肉移植はおこなわず、歯列矯正治療後に歯茎がさがるようでしたら移植をしましょうといった話の方向になっていたと思います。

症例的には上下4番抜歯が治療時間、仕上がりを考えるとベストでしたが、〇印の部分が治療済みの歯でした。


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つまり、4番ではなく上下左右5番抜歯の治療となりました。

4と5の抜歯部位での治療の難しさは 本症例ならば4が良いのですが、 他の症例だったら5の方が良いというふうに、 個々の症例 治療目標によっても変わってきます。

ですから、 一概に4番がやさしく、5番が難しいといった判断ではありません。


それでは矯正治療開始です

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下顎の歯肉が下がり気味なこともあり、下前歯に装置をつけるのは可能なかぎり遅くしたいと考えております。

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上の方は、前歯を後方に移動するために矯正用のミニスクリューをセットしてます。

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6ヵ月もすると 上前歯がならんできます。

やはり、インプラント矯正治療をおこなうと 5番抜歯でも4番抜歯と同等レベルの治療スピードが活かせます

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上顎の歯列はいいのですが、下顎の歯列に関しては 前歯の歯肉に配慮してじっくりとおこなう必要があります。


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ただし、 いくらじっくりと治療をおこなっても残念ですが、歯肉が下がるものは下がります。

同様に歯根も短くなる場合は短くなります。 

このようなことを100%防ぐことは不可能です。

現在の状況です。

5番抜歯の場合は4番抜歯と比較して隙間が後方に残ります。

そのため、最後の閉鎖時に上下の正中線を一致させることが難しいです。

本症例は他歯科医院で勤務中の患者さんです。

また、勤務先の院長先生は知人ではありません。(面識もありません)

まだ矯正装置装着から1年です

治療期間にも余裕があるので、なるべくベストの状態まで結果を追求する予定です

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空隙も咬合もまだまだですが、 装置装着してからちょうど1年です。

当初予定していた治療期間が1年8か月でしたからまだまだ8か月も猶予があります。

来月は東京で日本顎変形症学会が開催されます。

今回も懲りずに学会発表してきます。


本日も最後までありがとうございました。

今日も1日がんばりましょう!

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みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!

五月連休を過ぎてから暖かい毎日がつづいておりましたが、ここ数日は寒い日が続いております。特に日中と夜間の寒暖の差が著しいです。風邪をひいている患者さんも結構な数いらっしゃいます。みなさまも体調管理にはくれぐれも御注意ください。

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当院の患者さんは一般の矯正歯科に比べると難易度の高い症例の割合がおおいいと思います。理由はいろいろとあるのですが、代表的なものとしては。

1:はじめはなんとなく自宅の近所の歯科医院もしくは矯正歯科で診察をする。
2:その結果、治療不可能といった返答をもらう。
3:自分自身の症状が重傷なことが理解でき、御自身でクリニックを真剣に検索しはじめる。
4:いくつか候補にあがったクリニックの中から当院を選択。

といった流れになると思います。

それでは、治療不可能といわれる症例とはどのような場合でしょうか?

大きくわけると 1:歯の問題 2:歯茎の問題 3:顎の問題と 3つに分類できます

1:歯の問題は 多数の虫歯 もしくは 多数の歯が欠損している といった状況です。

2:歯茎の問題は 歯周病に罹患してしまった人の場合です。

3:顎の問題とは 歯列不正の原因が歯ではなく、顎のズレやサイズ、曲がりなどが原因の場合です。


今回のテーマは2の 歯周病に罹患してしまった人の場合です。


まず、基礎知識ですが、歯周病は虫歯同様に菌による感染症です。
ですから、症状を放置しておくと病気はどんどんと進行します。

また、治療の基本は症状の緩和です。 

治癒というよりは症状をおちつかせるといった事が主体ですので、
歯茎の状態が歯周病に罹患する前の状態(つまり若いころの状態)にもどるということではありません


これは非常に重要な知識です。

歯周病の再生療法 つまり、うしなった歯周組織を再生する

といった事も部分的には行われておりますが、本当に健康な状態(つまり若いころ)にもどることはありません。

ですから、

歯周病が原因で歯並びが悪くなった症例を歯列矯正治療した場合、治療後のメンテナンスがとても重要になってきます。 


それでは本日の症例です。

患者さんは30代の男性でした。 主訴は 最近歯並びが悪くなってきたということです。


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素人目にみても 下の前歯などは かなり歯茎が痩せているのがわかると思います。

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側面写真です


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下前歯はかなりぐらついてきてます

上の歯列は

前歯のガタガタが著明です









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まずは、歯周病の状態を改善するために 歯周治療をおこないました。 また、喫煙者だったので、禁煙を指示しました。

みなさまの知識として押さえておきたいのが

歯周病は歯磨きだけしっかりしていても、悪化するときは悪化します。

たとえば、 喫煙者は 悪化する因子の1つです。

また、糖尿病も悪化する因子の1つです。

喫煙は禁煙すればいいのですが、糖尿病に関しては一度なってしまうと、治癒という結果は難しくなり、
歯周病と同様に症状を安定化することがメインとなります。


歯周治療をおこない、 正しいブラッシングをおこない、 生活習慣を改善し 禁煙をする

簡単そうで、なかなか難しい目標といえます。

ところが、当院に相談にこられる患者さんの多くは 上記の問題を楽々クリアしてしまいます。

本当に治したいという希望が強いのでしょう。 他のクリニックで治療を断られることも、自分の症状が重傷と認識しているのでしょう。

そこで、本日の症例も歯周治療を数か月おこない、症状が改善したことから歯列矯正治療開始となりました。

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このように上顎からワイヤーをセットしました。




上顎が並んできたら


下顎にワイヤーをセットします






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下顎はこんな感じです






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上顎も整ってきました。




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歯周病の場合は一般症例とくらべると 歯の動くスピードが速いです。

理由は歯を支えている骨が痩せているので、抵抗がすくなく移動するためです。

そのため、強すぎる力を加えると歯が抜けてしまう可能性もあります。




ワイヤー装置撤去後の状態です

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かなり頑張ってなおしたと思います。

下前歯は抜歯にならなくてよかったです。



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この段階では 禁煙 生活習慣改善 ただしいブラッシング と3拍子そろってよくがんばってました。

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ところが、矯正治療が終了しメンテナンスに移行していくと 生活習慣がみだれてきます。


一般患者のメンテナンス周期は 1年に2〜4回です。

つまり

ワイヤーが入っていたときは1月に1回だった通院が

ワイヤーがとれてしまうと、場合によっては1年に1回の通院になります。


毎月いろいろと注意されていたことが、そうでなくなると 人間 甘い部分が出てきてしまいます。


本患者さんは 禁煙に成功したとおもっていたのですが、 喫煙を再開してしまいました。

また、喫煙をしていることで、今以上にブラッシングをおこなうことで 歯周病の状態が安定するのではないかと

素人考えが生じてしまい、 ブラッシングも 強い力でおこなうようになってしまいました。

患者さんも大人ですし、 自己の判断でそうしているのですから こちらとしても 必要以上に注意することはできません。

おそらく、本人は禁煙したいのでしょうが、身体がやめられないのでしょう。

矯正装置終了後、3年以上経過した状態です


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歯茎はさらに下がってきております。

初診時が


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矯正装置撤去時が



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装置撤去後3年後は



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一見かわっていないようですが、 

比較してみると歯茎の状態や 色、 下がり具合が進行しているのがわかります



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幸い、咬合状態はなんとか良好にたもっております。



どんな症例でも 治すよりも 治った歯列をキープすることが本当に難しいと思います。


本日も最後までありがとうございました。




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みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!

新学期がはじまり、学校検診で虫歯や歯並びを指摘された患者さんがピンクや黄色い紙をもって矯正相談にこられる人がおおくなる時期です。 虫歯の場合はレントゲンを撮影しなくても診るだけで虫歯かそうでないかの判断は十分可能ですが、歯列不正となるとさまざまな問題が生じてきます。

歯列不正の場合、一番ネックなのは、明らかに治療が必要と思われる症例でも、健康保険治療ができないということです。 国民の多くのかたは、歯列矯正治療が健康保険対象外となっていることを承知だと思いますが、一部ですが知らない方も存在します。

虫歯の治療の場合は治療費用が高額といっても子供の場合なら5000円位だと思いますが、歯列矯正治療の場合は部分矯正だったとしても10万〜といった費用が発生します。多くの場合は20万〜40万くらいはかかるのではないでしょうか?

つまり、歯列矯正治療は子供たちにとっては必要な治療メニューの1つなのですが、治療を受ける側の整備が整っていないのが現状です。

東京都知事の公金横領で盛り上がるよりも、このような問題をどうやって改善していくのかが、少子化対策の1つにもなるのではないかと思います。


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さて、本日のテーマは45歳女性 治療期間を優先して抜歯部位を選択した症例です

一般的な歯列矯正適応年齢は10代〜20代と言われております。
最近は審美目的だけでなく、一生自分の歯で食事がしたいとの思いなども含めて、30代〜40代
なかには50代の患者さんでも歯列矯正を希望される方が多くなりました。

特に思うのが、時代の変化というのか、一般人の会社員や主婦の方でも30代〜40代でも本当に若々しく、外見と実年齢が10や15歳異なって見える人が多くなりました。

外見が実年齢よりも若く見えるのと同様に、お口の中も若々しくしたいと思うのは当然のことと思います。

施術する先生の立場からだと、治療目標の設定の基準が10代の方の場合と40代の方の場合は異なります。

10代の方の場合は、なるべく100点に近い治療ゴールを求めますが、 40代の方の場合はすべての症例に対して100点を追求すると治療がまとまらなくなる恐れがあります。

重要なことは、患者さんに対して検査結果の事実を正直に説明をして、どこまで治療可能かというゴールを提示することだと思います。

当然、患者さんサイドの考えは、いくつになっても100%の治療結果が得られると思っております。

実際は症例によりますが、すべての症例が100%になるのは不可能に近いとおもってよいです。

それでは、本日の症例です。

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このような前歯のガタガタを改善したいとの主訴での来院でした。

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上下前歯の状態は問題ありません


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左右のかみ合わせの状態も比較的良好でした。


















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歯並びがガタガタなのに加えて、歯の治療多数おこなわれております。



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上顎も歯の神経をとって銀歯をかぶせているところがたくさんありました。





患者さんの中にはこの銀歯を抜歯して健康な歯を残して治療してほしいといったリクエストもあります。




もし、本症例でもそのような抜歯部位を選択したとしたら、治療期間は3年6月〜4年以上はかかるでしょう。











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また、銀歯も1本ではなく、両サイドに2本、3本とあります。



正面からみると、前歯の歯茎も下がっております。






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患者さんは抜歯をするなら全身麻酔で抜歯してほしいとのことでした。(笑)

奥歯の銀歯を抜歯しての治療計画を採用した場合、1本1本抜歯をしていかないと、治療はまとまりません。

つまり、歯1本抜歯するたびに全身麻酔をしないといけないことになります。


実際は静脈鎮静法という、全身麻酔ではないのですが、点滴をしながら意識をなくす(つまり全身麻酔の導入開始の時に使用する方法)を併用しての抜歯となりました

矯正治療の抜歯は健康保険が適用されません。したがって、静脈鎮静費用も健康保険が適用されません。

当院の静脈鎮静費用は1回6万円ですので、抜歯を4回したら抜歯費用だけで、24万円プラス抜歯代金となります。


結論としては、そんな治療計画をしていたら、歯列矯正治療どころではなくなってしまうということです。


また、本人にとって歯列矯正治療の目的は健康ではなく、審美色が強かったです。

抜歯を全身麻酔で希望されているくらいですから、治療期間も早くしたいとのことです。

もちろん、スピード矯正などの処置も拒みました。


つまり、最少の労力で治療期間も早く、見た目もソコソコ、機能的にも合格点といった小さくまとめた治療目標を設定することとしました。

それでも、予定された治療期間は1年6ヵ月。 また、銀歯に関しては治療後に作り直しということになりました。


装置セット時です


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抜歯は上顎が2本、下顎は歯肉の下がっていた前歯1本としました。

3本同時に抜歯プラス静脈鎮静費用1回分が抜歯費用です。

この費用負担は現実的な患者負担額ではないかと思います。


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治療開始後7ヵ月目に入りました。


おもっていたよりもスピードがはやかったです


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上顎は左右2本抜歯しましたので、空隙閉鎖に時間がかかります。


本症例は銀歯を作り直すとの前提で治療を開始しました。


そのため、必要以上に銀歯に矯正力をかけると、歯の保存状態が悪化する可能性もあります。


また、銀歯同士に若干の空隙があった方が、その後の歯科治療が適切におこなえやすいです。




最終資料です




治療期間は1年1ヵ月でした。


当初の予定では1年6ヵ月だったのですが、小さな空隙閉鎖を銀歯のやりなおしでおこなうことでしたので、

その分、治療期間を短縮することができました。





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上下の前歯の本数が異なりますので、正中線は一致しません



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ただし、かぶせものが多数あることもあり、側方のガイダンスはとれていると思います。




また、奥歯の空隙はこの部分にのこっております



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もともとの状態が



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約1年で





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このようになるのであれば


これはこれで治療としては良かったのではないでしょうか?





ご意見もいろいろとあると思いますが、掲載は本人の了解をとっております!(モニター患者です)



最後まで読んでいただきありがとうございました。


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もう8:30になってしまいました。

今日も1日がんばりましょう!


5月土日の初診相談の御予約は難しくなってきました。

平日に御都合をつけての御来院よろしくお願いします。








みなさまこんばんは。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
GWの連休はみなさまいかがおすごしでしょうか? プロ矯正歯科は昨日の金曜から通常診療を開始しました。

少しばかり休暇をいただくと、装置がはずれたとか壊れたといった急患の連絡が多くなります。

これは患者さん側にも少々問題があって、休みということもあり、普段食べない食事や行動をおこなった結果、装置が壊れてしまうということにつながることが結構あります。

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さて、本日のテーマはいささかマニアックです

前歯の大きさが小さい場合の対応についてです。

前歯すべての大きさが大きいとか小さいとかではなく、 1本、もしくは2本のサイズが他と比べてとても小さい場合の歯列矯正治療についてです。


具体的には


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上からみた写真がわかりやすいと思います。

黒〇印部分の歯のサイズがとても小さいのです。

また、歯が小さいことも原因でスキッ歯になりやすいです

他の症例ですと

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このような状態です



これらの歯列を改善する方法としては大きく2通り考えられます。

どちらにするか否かは状況にもよりますが、まず現状を知るために上下の歯のサイズを計測します

そして、上下の歯のバランスをチェックします


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縦軸が上顎の歯のトータルサイズ 横軸が下顎のトータルのサイズです

斜めの3本線の中に入れば そこそこのバランスになりますが、そこから外れてしまうと
仕上がっても やや出っ歯気味になったり、しゃくれ気味になったりします。

普通に考えてみると

上顎の歯のほうが、下顎の歯よりも小さい つまり 受け口気味の仕上がりになってします。

そうならないようにするためには 

1:本来小さい歯を 通常のサイズまで回復させる 
つまり、小さい歯にかぶせものをすることによって 本来もっている歯のサイズに回復します。

さきほどの治療例ですと

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この状況で歯列矯正治療に加えて 歯のかぶせものをおこないました。

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矯正治療も部分矯正で対応可能でした。


一方で 歯をかぶせたり、詰めたりといった行為は 治療費用もかかりますし、 健康な歯を削るという抵抗もあります。 

その場合は 下の歯列で対応することもあります。

さきほどの症例ですと

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このような状態でした。

一方で下の歯列は

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下の歯列も適度に乱れておりました!


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重要なのは この表です。


結果的に下の前歯を1本抜歯すること。上の1番目の前歯を若干小さくする

といった方法で 票の中にある 斜めのライン中におさめていきます


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治療結果です


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上顎のわいしょう歯はそのまま排列しました。

一方で下顎の歯列は前歯を1本抜歯しました。

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もともとが

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どちらの方法でも問題ありませんが、ポイントは下の歯並びだと思います。


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本日も最後までありがとうございました。

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5月の土曜日初診相談枠は21日まで埋まってしまいました。

大変申し訳ありませんが、初診相談の方はなるべく平日にお時間をとっていただいた方が御自身のためにもなると思います。

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。
ゴールデンウイークに突入しましたね!

今年の連休は飛び飛びの平日に休暇をとることで最大10連休という大型連休をとることが可能です。
読者のみなさまの中にも10連休をとられた方もいらっしゃるとおもいます。

休暇とお金はあっという間になくなりますから、計画的に利用しましょう!

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さて、プロ矯正歯科のほうもゴールデンウイークをとらせていただきました、院長の私は外勤があるので連休とはなりませんが、それでも休暇は休暇です。連休をとるなんて正月休み以来なので久しぶりに家族サービスをします。

私の場合はこの職業を天職と思っておりますし、日本国内でもそこそこ名前が売れてきたと思っております。
また、もし自分が病気などになってしまい仕事をするのが不可能になれば仕事を辞めるなり、後輩に継承するなりすれば良いと考えております。本当に駆け足で行動しつづけてきたので、歯科医師としてのキャリアは21年目ですが、すくなくとも30年程度の経験と症例数をこなしてきました。つまり、実年齢は46歳でも56歳くらいの実績を積んできたと自負しております。


ところが、スタッフはそうはいきません。 まず、院長である自分とスタッフでは目指す目標が異なります。
スタッフは仕事の中身や給料も重視しますが、休暇も重視します。これは労働者として当たりまえの権利です。

また、当院のようなスタッフ10人程度の零細クリニックの場合は 各々が各自自由に休暇をとってしまうと、業務が機能しなくなります。

つまりは、全員でこのような機会に有休休暇という形で一斉にとることで日々の業務に障害が生じないように努めております。

歯科医院はサービス業といわれてかれこれ20年近く経過していると思います。年中無休などとサービスに徹するあまり、優秀なスタッフの雇用が継続できないことはくれぐれも避けたいと思っております。

確かに医療職はサービス業ですが、技術力、学力がそれを上回るはずです。

何卒御理解のほどよろしくお願いします。



さっそくですが、本日のテーマです。

虫歯の治療は歯列矯正開始前におこなうのか?歯列矯正治療後におこなうのか?です。

まず、知識の整理として 歯科における疾患の代表は 虫歯と 歯周病です

結論から言うと、 虫歯も歯周病も 歯列矯正治療前に治すことが必要です

本日は虫歯の話を中心にお話しする理由があります。

虫歯の治療とは?

虫歯を取る→詰める という場合
虫歯を取る→かぶせる という場合
虫歯を抜歯→入れ歯を入れるという場合
虫歯を抜歯→ブリッジを入れるという場合
虫歯を抜歯→インプラントを入れるという場合

などなど、 虫歯といってもいろいろなケースが想定されます。

一方で歯周病の場合もいろいろと想定されるケースがあるのですが、

歯周病→ 出血 → 炎症がる→ 炎症を抑える、出血を抑える→症状を安定させる

というように、歯周病の場合は 治療ゴールが治癒というようりも 症状を安定させるといったほうが適当です

つまり 気を抜くと すぐに再発してしまうのが歯周病なのです。

ですから、虫歯の場合は虫歯を削るなり、抜歯すれば原因を除去できるのに対して、歯周病は症状と一生お付き合いしていくという形になります。

それでは、虫歯の話にもどります

みなさま御存知のとおり、虫歯という病気は放っといても自然に治癒することはありません。進行するだけです。

虫歯のことをカリエス caries と呼びます 進行度は cariesの頭文字のCをとって C0 C1 C2 C3 C4と4段階に分類します。 一般の人にわかりやすく説明すると C0は注意してください C1は痛みのない虫歯
C2はしみる虫歯 C3は激痛の虫歯 C4は抜歯以外治療方法のない虫歯です

これらののうち、矯正治療開始前に必ず処置したいのはC1〜C3です。

C4に関しては どうせ抜歯なわけですから、歯列矯正治療に支障がなければ時間のあるときに抜歯すればよいのです。 、また、C0に関しても 削るのではなく、予防をしっかりすれば良いといわれてます。

当然、C1とC3では虫歯の進行度はことなりますから、 虫歯を取るという治療は同じでも歯を削る量がことなります、詰めるのか?かぶせる?のかといった違いになります。

虫歯の進行をとめるのは必須ですが、かぶせるといった行為につきましては歯列矯正治療後のほうが具合が良い場合もおおくあります。

前置きがながくなりましたが、本日の症例です

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初診時年齢は47歳の女性でした。 主訴は前歯の隙間ということでした。

虫歯等で奥歯をうしなってしまうと、このように前歯がスキッ歯になってしまう傾向があります。

また、年齢とともに歯列というのは前方に移動する傾向がございます。

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ざっくりと様々な角度からの写真ですが、本日は上記患者さんの虫歯の状況を説明させていただきます。



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正面からみると黒〇印だらけですが、この部分はすべてが虫歯です。

歯茎の部分に黒丸があるのは 虫歯菌が根の先まで到達しており、そこからニキビのような膿の穴があいてきてます。 

上からみるとどうでしょうか?

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上からみても〇印がたくさんあります。


これらのうち、 抜歯する予定の歯は治療をおこないません。 また、本当は抜歯したくないのですが、歯の状態が良くない場合などは とりあえず歯の治療を優先します。 治療の結果 歯の状態が改善しない場合は残炎ですが、抜歯となります。

つまり、 虫歯が多数ある症例の場合は 保存することが不可能な歯を抜歯し 残った歯でどうやってやりくりするかが重要になってきます。

料理に例えれば 最高の食材で提供するのではなく、 冷蔵庫にあるもので本日の献立をつくるようなものです。

また、無事に虫歯を除去することができたとしても、最終的なかぶせもの等の治療に関しては歯列矯正治療終了後のほうが安全といえます。

大切なことは、虫歯の進行は止めるが、最後のかぶせものまでは行わないということです。




虫歯の治療がひと段落した状態です


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保存不可能な歯の抜歯も完了しました。



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この段階で 歯周病のコントロールも一定のレベルまでコントロールできていれば歯列矯正治療開始となります。


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奥歯に白い歯がはいっておりますが、これは 仮歯というものです。 



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つまり、歯列矯正治療前の虫歯治療は プラスチックで虫歯をつめたり、かぶせたりといった処置にとどめておくこと。


最終的なかぶせもの  入れ歯、 金属の歯 、 セラミックスの歯 などは 歯列矯正治療後におこなうのがのぞましいです。


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装置がはずれました。



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奥歯がない、仮歯の状態とかみ合わせが不安定ですので、気を抜くと歯が動いてしまいます。

保定装置をしっかりとすることが重要です。


本患者さんは5月連休明けからかぶせものの治療を開始します。

最後までありがとうございました。

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みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です

熊本地震本当に大変ですね。僕の友人は2家族とも無事でしたが、県の外れに住んでいる友人はなんともなかったのに対して、市内中心部に住んでいる友人は避難所生活をしておりました。 一刻も早く日常生活を取り戻したいと願います。

また、日本国民の民族性といいますか、たくさんの支援物資や人的ボランテイア、募金運動などさまざまな活動をして熊本を支援してます。 一時的なフィーバーで終わらないようにしたいです。

僕が支援できることとすれば現地にいくことなどは無理です。 自分自身可能なことは 寄付と仕事(矯正歯科医師)としての支援と思います。 寄付についてはやはり熊本市に直接寄付が一番と思い、ふるさと納税を利用しました。 また、仕事での支援については 熊本地震によって東京に避難されている方の歯列矯正治療は無料にて対応する(新規治療開始患者さんは除く)ことといたしました。 これは東日本大震災の際にも福島から避難されてきた患者さんの治療を引き受けた実績があります。熊本から避難されてきた方でこのブログを読まれたかたは遠慮なく御連絡をください。 また、私だけでなく、日本臨床矯正歯科医会のメンバーのクリニックは皆同じ対応をされているはずです。1人ではたいした力にならなくても数百人規模になれば大きな力になります。


さて、ブログの方ですがランキングが固定されてきました! 今週は3位の位置をキープしつづけた感があります。いままでは4位のさくら先生という美人女医さまのブログが3位だったのですが、なかなか上位には食い込めなく、友人の先生からはいくらがんばっても色気には勝てないだろ〜なんて冷やかされたり笑われたりといろいろありました。 本ブログのすごいところは、どこの部分を読んでも歯科、特に歯列矯正の情報しか入っていないという点です。 まさに金太郎飴のように どこから切っても 歯列矯正の記事 となっております。

これからも、国民のみなさまに正しい歯列矯正治療の情報について発信をしていきますので、応援のクリックをよろしくお願いします!

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本日のテーマは 治療計画を立てる上で前歯を抜歯する症例とは?です

まず、前歯を抜歯するということは、よほどのことでないと嫌なものです。
これは患者さんの心理状況はもちろんのこと、歯科医師側の立場もそうですし、
歯科医学的にもなるべくなら避けたいのが本音です。

ですから、 前歯抜歯症例ということは いわゆる アクロバット的な治療となります

つまり、 どの先生でも治療可能か?と言えば  答えは NO となります。

この点は重要なポイントです。

その上で前歯抜歯をする理由としては

1:前歯の状態が悪いので抜歯。つまり、健康であれば他の歯を抜歯したかったのに、
前歯をぶつけて折ってしまったり、根の治療が良くない状況であったり、歯周病その他の理由です。

最近開始した症例では、前歯を抜歯する前に前歯が抜けてしまった患者さんが歯列矯正治療で来院されました。

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この患者さんの治療経過については 数か月先になりますが、御報告させていただきます。


2:他には治療のスピードを速くしたい場合です。

これは前歯に限らず、八重歯の人などの場合に八重歯を抜歯してしまって矯正治療をおこなうといった場合にも適応となります

歯列矯正治療ではまれな選択ですが、美容歯科の場合はよくおこなう手法です。


3:最後は、 治療計画的に無理がある症例の場合です

これは、本来ベストな治療計画は外科矯正治療に対して、患者さんがそれを拒んで一般矯正治療での開始となった場合、設定した治療目標を達成するために抜歯部位を前歯に変更するといった具合です。

くりかえしますが、さきほどの写真は1の場合でした。
no title



3の場合とはどんな症例となるのでしょうか?


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年齢は39歳、本症例の場合は 第一候補が外科矯正 もし外科矯正をしない場合は上下の歯4本抜歯しての一般矯正治療も可能でしたが、年齢的な問題から下顎の抜歯はなるべくおこないたくありませんでした。

下の歯を抜歯することで見た目は改善しますが、前歯の歯茎の退縮は相当な状態になることは治療経過をみなくても容易に想像がつきました。


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10代とか20代前半であればそのような治療方針も視野にはいりますが、治療開始年齢が40歳となると
年齢的な考慮も必要になります



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完全に下顎前突の傾向です

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下顎は大きいので歯列はきちんと並んでます。


上顎はどうでしょうか?

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結構なガタガタですね


今回の治療のポイントは 上の前歯の位置をなるべく後退させたくないということでした。

つまり、中顔面の陥没感をなるべく目立たないようにすることです。

もし、上下の小臼歯抜歯をおこなうと DISH FACE 皿状顔貌 になることが懸念されます。 顔も一気に老け顔になると思います。

という理由から 前歯抜歯をおこないました。
つまり、今の顔の変化を最小限にすることが目標になります。


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それでは現在の状況はどうでしょうか?



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下の前歯には装置は装着されておりませんが、上の前歯は前方に移動してきております。


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横からみても正常な被蓋に改善されております。

初診時の横からの写真です




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左右のかみ合わせです



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一方で上下はどうでしょうか?




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上顎は黒〇印の歯を抜歯してますが、現在は違う部分に空隙があります。




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下顎歯列は抜歯をしておりまえん。




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つまり、上顎は歯列を前方に 下顎は歯列を後方に移動しているのです。



本日も最後までありがとうございました。

8時になりました。 今日も1日がんばりましょう!

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みなさまおはようございます。
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!


熊本の地震大変ですね。 僕は大学病院勤務医時代に熊本市内の病院に派遣医として勤務していたことがあります。 また、大親友が熊本県内で開業している縁もあって、47都道府県の中では熊本は親近感の強い県の1つです。今はFACEBOOKがあるので、安否確認が容易になりましたが、御本人が問題なくても親戚や御家族のだれかが怪我にあっていることは否みません。幸い、津波の心配がないのが唯一の救いです。いずれにせよ自分のできる範囲で応援していきたいです。

ブログランキングも好調に推移しております。
最近はトップ3(といっても3位ですが)が定位置となってきました。

やはり、ランキングが上位にいけば行くほど維持も大変ですから、がんばって更新をしていこうと思います。

すぐもどれますので、とりあえず応援のクリックをよろしくお願いします!


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さて、本日のテーマですが

歯列矯正治療で歯が動かない場合もある! です

歯並びを改善したくて装置をつけたのに、動かないというのは大変なことです。

どうしてでしょうか?

はっきりとした原因はないのですが、過去に外傷(ぶつける)などしてグラグラ(脱臼)した歯は動かない場合が
結構あります。

外傷に関しては本人が記憶に残っている場合がおおく、問診等でスクリーニングできるので心配も少ないです。

一方で当たり前に動く歯がどういうわけが全くうごかないといった事態になることがあります。

それは、咬合(咬んでいない)状態の歯です。

歯というのは本来、上下の歯が咬みあって咀嚼運動をおこないます。

つまり、食べ物をかみ砕いて粉々にして飲み込みしやすい形にします。

しかしながら、咬んでいない歯とは 歯本来の役割をまったくしていない状況です。

具体的にはどのような状況なのでしょうか?



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本症例の場合は黒〇印で記載しました。



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ここの犬歯部分はまったく咬みあっておりません。




また、


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内側に生えている前歯もまったく咬みあっておりません。



そういうときは 治療期間が長くかかっても すぐには抜歯をせずに


歯が動くか否か 確認をすることをおすすめします


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つまりこんな感じです





すでにこの写真では1本抜歯をおこなっておりますが、ワイヤーセット後に歯の動きをみて問題がない方から抜歯をおこなっております。


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向かって左側のほうが歯の並びが悪いのは事実ですが、 動きの確認がはっきりしないこともあり

まずは確実性のある方から抜歯をおこなっております。


結果的に抜歯のタイミングが変わることで、治療期間がおおよそ3か月程度は長くかかりますが、

抜いたけど動かないといった事態になるよりは 全然安心感がちがいます。

では、実際に歯がうごかないといった事態はどの程度の頻度であるのでしょうか?


おそらく、2000人に1人くらいと思います。

でも2000人に1人ということは 年間200人診る先生の場合なら 10年に1度遭遇します。

これは結構な頻度といえるでしょう。

口の中の癌 (口腔癌、舌癌)などは10000人に1人と言われておりますので、それよりも高い頻度といえます。


もし、自分が癌患者の立場だった場合、 10000人に1人とはいえ 病気の発見を見落とされてしまったとしたら、大変です。

癌と比べるのも極端かもしれませんが、慎重さでは同じ扱いといえるでしょう。


動くことがわかれば抜歯に移行していきます








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反対側も抜歯をおこないました。


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動くのを確認してからだと安心感があります。



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下顎のほうも装置をセットしました。

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抜歯した隙間もほとんどなくなってきました。



今回の症例は上下の歯が咬んでいない場所は部分的だったのに対して、

ほとんどすべての歯が咬んでいない症状のかたもおります。


つまり、開咬という症状の方です

開咬とは?

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口を閉鎖しての写真撮影ですが、どうみても口をあけてるように見えます。

このようにほぼすべての歯が咬みあっていない場合は、まったく歯が動かないといった可能性もあります。

治療開始前に、十分説明をする必要があります。

基本的な考えは 最初の症例と同じステップを踏んでいけばよいのです。


さいごまでありがとうございました。

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それでは8時になりました。本日も1日がんばりましょう。

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
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最近は4位ではなく、ボチボチ3位が定位置となりそうな雰囲気になってきました。
今後はブログだけでなく、メールマガジンも発行していければと思っております。

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雨が続く毎日のせいで、せっかく咲いた桜が散ってしまいましたね

本当に桜という花は旬があっというまです。 僕は満開の桜が大好きですが、本当の満開の桜をみたのはここ10年間で2回か3回といったところでしょうか? 昨日の夜錦糸町公園に桜をみにいったのですが、お花見をしている人はたくさんおりましたが、残念ながら肝心の桜はすでに散ってしまい、なかには坊主になりかけている桜もありました。来年は満開の桜をみることができるといいですね!

さて、本日のテーマは大臼歯抜歯の歯列矯正治療というテーマです。

従来の歯列矯正治療は小臼歯抜歯が主体です。 小臼歯抜歯の場合は治療期間は1年6ヵ月〜長くても2年6ヵ月くらいで終了しますが、 大臼歯抜歯の場合や、前回のブログのような多数歯の抜歯症例の場合は早くても3年〜状況によっては3年6ヵ月程度は治療期間がかかってしまいます。

今回の症例は振り返ってみると、治療期間がなんと4年2か月もかかってしまいました。
患者さんから何回もお正月を迎えたと言われてしましました(笑)

やはり、大臼歯抜歯は 事前に治療期間のことを十分説明をして、場合によっては小臼歯抜歯や外科的矯正治療の選択も患者さんに選んでいただくようにすることが必要と思いました。

幸い、本患者さんは転勤等なかったので本当にありがたかったのですが、万が一治療途中で転勤となってしまうと受け入れ先の歯科医院は大変な苦労を伴うことになります。

治療期間は長かったですが、治療前の顔貌写真と治療後の顔貌写真を比べると、年齢は4歳増しておりますが、治療後の顔貌写真のほうが若々しさがあり、顔の輪郭もきれいになっておりました。

本症例だけでなく、抜歯を伴う歯列矯正治療の場合は歯周組織の状態が良好かどうかがすべてです。
何歳だから抜歯できないというのではなく、歯周組織の状態が良好であるならば年齢は関係なく抜歯治療が可能です。

しかしながら、すべての患者さんが同じ治療目標を達成することが不可能なのが歯列矯正治療の悩みでもあります。 結果的には患者さんの状況に応じて 個々の背景も考慮して治療ゴールを設定すること。

ゴールが患者さんのイメージしているゴールではない場合はきちんとその旨を説明すること。
どうしても患者さんのイメージしているゴールにたどり着きたいのであれば、どのようなリスクがあるかきちんと説明することです。

それでは、本日の症例です

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正面からみるとそれほど歯並びが悪くありません

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主訴は口元の突出感でした

歯槽性の上下顎前突でした。


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診断の結果、上下の銀歯を積極的に抜歯していく治療方を選択しました。

特に、銀歯のなかでも神経の治療をおこなっている歯を抜歯することとし、銀歯でも神経がのこっている歯はむりに抜歯をしない方向としました。

やはり、神経をとっている歯の場合、患歯に症状がでた時に治療しても抜歯になってしまう可能性がございます。

神経の治療というのは目にみえない部分の治療ですし。一番問題なのは他の先生がおこなった治療の続きをおこなうことです。


先生によって技量がことなるのは当たり前のことですし、それぞれの先生がその時ベストな処置をしたと思います。

しかしながら、残念ですが歯科治療は技術を伴う処置が多く、頭脳も大切ですが、手先の器用さといった部分も必ず必要になります。 

僕は、成人年齢の歯列矯正治療を多数おこなってきましたが、歯列矯正治療中に神経をとっている歯に何か症状が生じるといった経験をたくさんしてきました。
そういった歯は抜歯して後々インプラントといった選択もあるのですが、インプラントといっても費用は高額です。
そう簡単にできるものではありません。

そういった様々な理由から神経をとっている銀歯を抜歯しての歯列矯正治療をおこなうことが多いいのです。

大臼歯抜歯の場合は抜歯のタイミングも慎重におこないます

上下同時になどといったことは絶対にしません。

今回は上からおこないました。

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この時点で下は抜歯してません


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上顎のめどがたってから下にうつります。

通常よりも抜歯した隙間も大きいですから、結果的に隙間を閉じる時間も長くかかります


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上顎のめどがたってきまいた

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いつのまにか下顎も銀歯がなくなっております


いよいよ最終的な空隙閉鎖です

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抜歯部位が上下左右ことなるので、上下正中線の一致は難しいかなとおもっておりました





それでは矯正装置撤去後です


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かなり引っ込んだと思います。


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治療前です



上顎です

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下顎です


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このあと、ホワイトニングしたり、銀歯を白くしたりといったこともできます。
そういった処置をする際にも神経をとっている歯がすくない方が、治療期間も治療費用も安価におこなえます。
そして長持ちします。

確かに、治療期間は4年2か月と長期間だったのは否めませんが、それなりに得るものも大きかったと思います。


それでは、8:30になりました。

本日も1日がんばりましょう!

最後までありがとうございました。

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16みなさまおはようございます。
4月に入りましたが相変わらず寒いですね!
昨日キャンセルした患者さんはなんと、インフルエンザだそうです(笑)
みなさまもどうぞおきおつけください!

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さて、最近は歯列矯正治療を中断されていた、もしくは検査、診断までおこなったまま数年が経過した方からの治療再開の連絡が多くなりました。
治療中の患者さんに対しては、キャンセルなどが生じると電話連絡をするのが常ですが、借金の取り立てではないですから、そうそう数回も電話連絡はおこないません。

つまり、本人がキャンセルしたことが自覚できれば十分ですから、プロ矯正歯科としては電話連絡は1回、あとはSMSで1回程度です。

中断する理由はいろいろとありますが、本来ならば一言連絡をくれてもいいと思いますが、装置をつけたまま他医院に移ったところで丁寧な対応を受けることはほぼ不可能です。

歯列矯正治療は治療が長期になることが通常ですから、治療の初めの段階でいい加減なことをしていると、担当医としてはそのような患者さんとはかかわらない方が賢明となるものです。

このブログを読まれている方は現在治療中の人だけでなく、これから治療開始検討されている人も多くいらしゃると思います。

クリニックの検討はじっくりおこない、ここぞと決めたらしっかりと通院してください。


さて、8時になってしまいましたが、本日は抜歯部位の時期2回目です

本症例は乳歯も残っていたり、奥歯の状態が悪かったりといった難易度の高い症例でした。

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正面からみると 開咬 叢生といった程度です

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この程度はあるでしょう




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これは結構な状況です


レントゲンは




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診断の結果、抜歯部位が黒〇印の部分となりました。

上顎が3本、 下顎も3本  です

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じつはこれ以外に親不知も抜歯しました。 (出てきてしまったためです)



もぐっている親不知は別として

生えている歯6本も抜歯となると 


さすがに一気に抜歯をしないほうが絶対に良いです。


理由はいろいろとあるのですが、ここでは省略します

読者のみなさまは理由を勉強するのではなく、 一気に抜歯をしないほうが絶対に良いという結果の部分をマスターしてください


それでは、どのような流れだったのでしょうか?


まずは、上顎から先行してのスタートです

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抜歯部位は乳歯のみです


理由は

乳歯は必ず抜歯するため


それ以外の歯は動くか動かないか確認してからの抜歯となりました。

ですから、抜歯予定の歯にも装置をセットしてます

つまり、歯は必ず動くとは限らないということです。


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大丈夫そうなことを確認して上の小臼歯左右抜歯です。(これで上顎は3本抜歯です)


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下はまだ抜歯してませんし、装置もセットしてません


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これから、下顎で一番難しい 親不知を利用するため、その前の銀歯を抜歯します。

このような選択をすると治療期間が最低でも3年〜4年かかりますので、患者さんとよく話し合う必要があります。


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抜歯したらすみやかに装置をセットします


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目的は奥歯ですから、部分的装置で対応する場合もあります。

これはケースバイケースです



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すこしづつ進んできました



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いつのまにか並んできてしまいました。


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小臼歯の数が減ってます(笑)


診断時に治療期間が長期になる話をじっくりしていても


期間が長くなり、そこそこ並んでくると


患者さんはいつ終わるのか?まだなのか?といろいろと質問ぜめにあいます。





治療する側も早く終了したい気持ちは同じです!


ここは非常に重要です。



早く終わらせたい気持ちは同じです


ただ、あまりにもしょぼい状態で終わらせても、後々の満足度が低下してしまいます。




それで、現在の状況です


とその前に初診の状況です



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それでは現在の状況です






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ここまでで、治療開始から約2年弱です
途中、妊娠と出産があり、約6ヵ月程度の治療中断がありましたから、実際は1年6ヵ月程度です。

予定では治療期間3年の予定ですから、 


残り1年6ヵ月です。


おそらく、あと1年くらいでなんとかなりそうな感じです



本人は早く外したいモード全開ですから(育児もあって大変なのでしょう)

奥歯の部分も多少隙間があってもころあいをみて外す予定です


重要なことは、歯列矯正治療のための抜歯は一気におこなわない方が絶対に良いです!



最後までありがとうございました。



参考になった方

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本日も1日がんばりましょう!




みなさまおはようございます! 東京のプロ矯正歯科 院長 田中憲男です!

2週間ぶりにブログ更新となりました。 やはり、2週間あいてしまうとブログランキングも下降気味になってしまいます。 週末の更新を楽しみにしていた方、大変申し訳ありませんでした。これからも矯正歯科に限らず、歯科治療にとって有意義な情報発信をしていきたいと思います!今一度応援のクリックをお願いします!


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さて、先週ブログをお休みしたのは少々理由がありました。

まずは、院内の改装をおこないました。
プロ矯正歯科は開業して11年目を迎えました。一般的な歯科医院の場合、11年間で院内の改装を一回もおこなわないところも結構あります。 理由は開業時の借入金の返済期間が13年とか15年とか長期にわたる場合がおおいいので、改装する費用を捻出できないクリニックがおおいいのです。

プロ矯正歯科の場合は毎年ちょこちょこ改装をおこなっております。
たとえば、待合室の椅子も2回交換しました。
待合室の床、廊下も2回

今回の改装は
待合室を中心としておこない、診療室においては床の張替3回目です。
他に診療ユニットのシート部分を新品に交換しました。

診療室内をすべてリフレッシュするとなると、2週間とか長期の休みをとらなければいけませんが、3日間程度でおこなえる範囲のリフォームを毎年おこなっているのが現状といえます。

やはり、クリニックというものは、院内が汚くなったからきれいに変更するのではなく、いつでもどこでも清潔に保っていることが重要と思います。

先週は月曜日が祝日ということもあり、今回は週末を利用して内装変更をおこないました。

患者さんの評判も上々で、今回のリフォームはまずまずの成功だったと思います。


さて、本日のテーマですが

歯列矯正治療中の抜歯のタイミングについてです。


まず、みなさま知識として整理していただきたいのですが、矯正治療を開始する際に抜歯が必要になった場合

装置をつける前に抜歯するのか?

装置をつけた後に抜歯するのか?

抜歯するとしたら、矯正をするクリニックでおこなうのか?

抜歯するとしたら、大学病院や他のクリニックでおこなうのか?

などなど、治療開始初期のこともありいろいろと不安になる要素があります。


上記の答えとしては

よほどの症状でないかぎり、抜歯は矯正装置を装着してからおこなったほうが良いです!

つまり、治療の順序としては

抜歯→矯正装置装着 

ではなく、

矯正装置装着→抜歯

が望ましいということです。


さらに、付け加えれば

抜歯をする医療機関と歯列矯正をする医療機関は同じほうがよろしいです。

もちろん、親不知などの難しい抜歯は別ですが、


いわゆる生えている歯を抜歯する場合などは、矯正=抜歯 同一施設がベストです。

それでは


矯正装置装着→抜歯が望ましいと話しましたが、


例外の

抜歯→矯正装置装着 といった状況とはどのような場合でしょうか?


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こんな状況の場合は 


黒印の部分の歯は


装置装着前に抜歯をしておいたほうが良いと思います。



それでは、どうして

抜歯→矯正装置装着は良くないのでしょうか?



僕は過去に約2500症例程度、矯正装置を装着してきました。

その中には3〜4人程度ですが、矯正装置セットしてすぐに治療を辞めたいといって中止をした患者さんがおります。


率にすれば1%以下です。

もし、抜歯を先にしてしまっていたとしたら、 上記の患者さんはどのようになっていたでしょうか?


矯正装置をセットしたけど、自分にはあわなかったから外したといった結果と


抜歯をしてしまい、矯正装置をセットしたけど、自分にはあわなく装置をはずしてしまったという結果


抜歯までしてしまい、矯正治療もおこなわないとどのような結果になるのでしょうか?


また、数は少ないですが、抜歯をすれば歯列がきれいになると思い込んでいるのか?


それとも、治療費用を支払う能力がないのに、治療契約をしてしまい、抜歯だけしてしまったまま放置してしまう患者さんも結構な割合でいると聞いております。


繰り返しますが、当院の場合は 矯正装置装着→ 抜歯が基本ルールですのでこのようなことは生じないのです。

治療の初期の段階で矯正治療の障害は

1:やはり費用が高額なのでやりたいができない。といった人もおります

2:装置の違和感がやはりきびしい

3:歯の移動に伴う痛みが耐えられない

4:抜歯には抵抗がある

5:装置の見た目がきになる

などなど中止したい利用が山のようにあります。

長い目でみれば

治療の初期段階で中止するのは全然問題ないのです。

治療を施術する側にとっても、本当に治療を受けたい人だけ診ているほうが楽ちんなのです。

ですから、当院の場合は

検査費用は無料。診断費用も都内最安値。 装置装着後に抜歯と

いつでも歯列矯正治療を中断することが容易な環境にして配慮してます。

このことはクリニック側の経営状況が良好でないとなかなか難しいところですが、

幸い、当院の場合は多くの患者さんに支持されておりますので、本当に治療を受けたい人だけ来院してくれれば十分なのです。



それでは、

他のクリニックで 抜歯→矯正装置を装着しない といった状況のまま 数年経過してしまい。もとのクリニックには通いずらいからか当院に来院された経過をたどった症例がございます。



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こんな状況のまま放置です!



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正直大変な状況です


下の歯列はこのような状況でした


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本当に難しい症例でしたので、100%満足のいく治療結果を提供できたか?と言えば、

残念ですが、100%とは言えませんが、 与えられた状況下で懸命に治療をおこないました。

繰り返しますが、初診時の状況

他の矯正歯科で抜歯→放置してしまった状況です


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このようになってしまうと、年齢が若くても なぜか 老人性顔貌になってしまうのです


治療完了時です


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横方向です


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上方向です

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あえだけあったスペースがよく閉鎖できたものだなあと、自分でもがんばったなあと思います。



上の来院時です


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正直

ここまでの重篤な症例の場合は 治療途中で転医したいとの希望があっても

引き受けてくれる医療機関を探すことが難しいので 紹介はできないと説明しております。


この状況でほかのクリニックに治療継続依頼をしても、迷惑がられてしまいます。


もう一度ですが、


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写真が左右反転してしまっておりますが、




普通の矯正歯科クリニックであれば 


まず、治療を引き受けることはしないとおもいます。


本症例だけでなく、当院はクリニックの名前が名前だけに


非常にバリエーションの多いい症状をお持ちの患者さんが来院されます。

転医したくなっても、紹介できるレベルの症状なら問題ないのですが、

本当に難しい症例の患者さんの場合は引き受け先がないといった事もありえます。

これが

歯列矯正治療の特殊性なのでしょう


最後までありがとうございました。


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