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25日公開の映画「県庁の星」を鑑賞した。

この映画は県庁のエリート公務員が

民間のスーパーなどに派遣され、

物事の考え方が変わっていく姿を

描いたストーリーである。

さすが話題作という事で

内容そのものは実に良い仕上がりになっている。
やっぱり率直な感想として行政と民間の差を

感じる映画でもあった。

行政は結局国民の税金で運営されている。

その税金をどう使うのかが行政の仕事となるのだが、

行政の作る物の多くは正直本当に

活かされていくものなのだろうか?

と疑問符つける内容が非常に多い。

例えば道路事業にしても人のいない地域に

莫大な費用で道路を作って本当に意味があるのか?

簡保のホテルなどしかり、

本当にあんなホテルなどを作って利用する人いるの?

とさまざまな疑問点も多い。

そういう観点でこの映画のレビューをしていくけれど、

出演者は県庁のエリート公務員野村聡を演じる織田裕二、

スーパー満天堂のパート店員二宮あきを演じる柴咲コウ、

をメインに

県庁側には県知事、小倉小百合を演じる酒井和歌子、

県議会議長、古賀等を演じる石坂浩二、

県庁産業政策課課長、北村康男を演じる矢島健一、

野村と同期入庁した桜井圭太演じる佐々木蔵之介、

産業政策課職員、田畑美香演じる山口紗弥加、

舞台になるスーパー満天堂側には

満天堂店長、清水寛治演じる井川比佐志、

副店長、浅野卓夫を演じる益岡徹、

販売担当、佐藤浩美を演じる奥貫薫、

惣菜厨房担当、浜岡恭一演じる和田聰宏、

そして市民オンブズマン来梄和好演じるベンガル、

野村の婚約者篠崎貴子を演じる紺野まひる、

その父である篠崎建設社長、篠崎威嗣演じる中山仁

が主な出演者になる。

話しはある県庁で公共投資のプロジェクト

「特別養護老人複合施設建設」=ケアタウンプロジェクト

とメンバーとしてこのプロジェクトを進めていた

野村聡が民間企業との人事交流を提案した事から始まる。

これはある意味公共投資する上で県民の声を

反映させようとする上では確かに悪いプランじゃない。

しかしこの時の野村聡は出世の事にしか頭がなく、

民間の事をわかっているような向きがあった。

そしてその提案をした野村聡も

民間人事交流のメンバーに選ばれ、

そこで派遣されたのは閉店寸前のスーパー満天堂だった。

その職場はとくに決まった決まり事がある訳でもなく、

それぞれの役割も一定的に決まっているだけで

ただただ仕事に追われる日々の現実を

野村聡は目の当たりにする。

そこで野村聡に選ばれたのが二宮あきという

このスーパーではベテランになるパート店員、

16歳の時からこのスーパーで働いている25歳、

35歳の野村聡とは10歳も差がある。

さすがに10年近く働いているだけ

あって仕事の勝手をわかっていて、

今では店長からパートリーダーに任命されている

お客様第一がモットウ!

ここで行政の野村聡と民間の二宮あきとの衝突が始まる。

ある意味民間と行政との差なんだけれど、

行政の良い部分は組織が確りしているところでもある。

対して民間になると大企業でもなければ

大きな組織図が特に存在するわけじゃない。

それでも民間の場合は確り動くのだから

ある意味民間の良い部分と言える。

そしてまず衝突したのが、売り場の配置、

1番暇な場所である寝具売り場に配置される事に

野村聡はもっと忙しいところに配置してほしいと訴える。

しかし初めてやるところに対して忙しいところには

普通配置しないのでこれは正しい判断なのだが、

上を目指す野村聡にとっては面白くない場所だったと言える。

そして次にレジを担当させるが、今度は融通が利かない。

これも役所は資料を揃えないと相手にしないのが行政だから、

民間はお客あって初めて成り立つ。

これが1番行政の悪い部分ではある。

この対応としてはカードが使えない場合は

金銭にしてもらうのが正しい。

カードが使えないのは機械のせいというのは

個人的にはどうかな?

次に揉めたのは厨房での食材、食材は新鮮じゃなければ

ならないという野村聡に対して厨房の担当する人は

予算に見合った材料で安く売るにはこうするしかないと言う。

確かに行政はある意味贅沢な税金で

運営されているゆえ低予算、低コスト

という概念があまりない。

ただ民間の場合は行政で調査している

資料以上に財布は貧している。

そうなればいかに低予算でいかに物を作るのか?になる。

ここで野村聡は衛生法を持ち出して良い食材に

いい物を作る観点で弁当を作りたいと

店長に申し出て野村聡のA班、

何時もの弁当を作っているB班に分かれて競争するが、

何故か売れるのは何時もの弁当を作っているB班だった。

野村聡はどうして商品が売れないのか解らずにいた矢先、

婚約者にはふられて、ケアプロジェクトのメンバーからも

外されるどん底に落とされる。

そしてその間に消防法や衛生面での行政勧告を受け、

次の視察で改善されていなければ営業停止処分になる

瀬戸際に立たされていた。

それを知った二宮あきはどん底の野村聡に

力になってほしいと頼み、

そこからスーパー満天堂の改革が始まり進んでいく・・・

その後の話しの例えに9人でやる野球を5人で守る方法

と野村聡は言っているんだけれど、

これを例えるなら11人でやるサッカーで6人で

守る方法という方が正しいだろう。

基本的に野球は退場して控えがいれば

入れる事ができるんだけれど、

サッカーは退場処分(レッドカード)があるので

必然的に10人、9人で戦う事になる。

こちらの例えにしてほしかったと思う。

現実11人に対して9人でも勝つ事できるからね。

これ以降は映画館で確かめてほしいけれど、

この映画の感想としては行政の良い悪い部分、

民間の良い悪い部分が見え隠れしていた。

行政の良い部分は大きな物を作る時には絶大な力を発揮する。

組織も元々確り構築されているから

適材適所に人材を配置すれば十分機能する組織だ。

しかし悪い部分として民間が思っているほど

税金の使い道が有効活用していない。

今回出てきた中にも特別養護老人複合施設建設を

200億から最後には80億でできるという

資料が提出されている。

つまり120億の無駄使いをしている事になる。

普通200億あればそれこそあと100億位

増資して球場などの民間には難しい施設を

建設して地域活性化を考えた方がより有効投資と言える。

いかに高齢化社会とはいえ、

特別養護老人複合施設建設に200億は

単なる無駄投資と言える。

そもそもそのような施設を作って採算取れるとは思えない。

それこそ建物をある程度削減して

その後の運営費を上手く考える必要があるだろう。

問題は作ってもその後の運営が1番問題なのだから・・・

ちなみにこれは私の住む地域での話しだけれど、

行政とはいえ議員や知事、市長を選ぶのはあくまで県民であり、

国民である。

つまり人を選ぶ権利はある。

そこである公約で市民球場を建設する事を

公約にして当選した知事がいる。

しかし不幸な事にその知事は就任早々

地震の対策本部長として公約を断念せざる得なかった。

個人的には市民球場を作るという事で投票したと

いう事もあるんだけれど、

将来私の地域にも県民による県民の為の

プロ野球球団設立を実は望んでいたりする。

実際にその事を日本プロ野球機構に問い合わせたそうなのだが、

十分採算は取れるという事らしい。

しかしご存知のように日本プロ野球は

2年前の球界再編で近鉄が合併により消滅した。

そこで新規参入審査により楽天が新規参入した話しは

記憶に新しいところだが、

それ以降各地で野球チーム設立の話しが多く出てきている。

今の12球団で運営するのではなく

これからチームを増やして地域発展する事を

重点にしていこうという話もある。

しかし今の日本プロ野球のオーナーは

旧態依然の企業優先主義で改革らしい改革をしようとせず

縮小傾向の考えが根強い。

ちなみに縮小して発展した競技は殆どなく、

アイスホッケーなんて今は海外のチームを

呼ばなければ開催できない状態だし、

縮小して発展する事はまずない。

もちろん年俸制度の改革など

金銭面についての改革も必要だけれど、

それ以上に地域発展という点ではどうしても

行政の力なしではできない部分も少なくない。

私はエンターテインメント系なので

どうしてもそちらの方向になるんだけれど、

何かに盛り上がれば地域が発展するという事を

行政はもっと理解してほしいと思う。

民間についてだけれど、

民間も民間の場合は業績不振で各企業とも

今だに人件費削減がメインのままだ。

いくら企業投資とは言っても

儲からなければ企業投資すらままならない。

私もかつて50人いた工場に勤務していたけれど、

最終的には30人に人材削減となり、

1人に対する仕事量は本当に半端じゃなかった。

今の企業の多くは何でも屋を求めているのは

そのためなんだけれど、

それはある意味誰でもやれる事を前提にしている。

しかし仕事において誰でもやれる仕事ばかりじゃないし、

何でも求めた事で逆にその人に対して中途半端に

してしまう可能性もある。

何でも経験しろと人は良く言うけれど、

これもある意味私には疑問が大きい。

人を削減すればそれだけ負担が増えるだけだし、

増えた負担は必ず後に蝕んでくる。

今その事で多くの企業が苦しんでいるとも聞く。

組織を確りする上では行政から学ぶ事もあるけれど、

民間の多くは自転車操業している会社も少なくなく、

ギリギリのラインでやっているところも多い。

それで増税なんて一般所得で生活してから言ってほしいと思う。

これから行政がやる事は公共投資でなく、

いかに民間に還元するかじゃないだろうか?

要る投資をするなとは言わないが、

要らない投資をするならその分を

民間に還元する事をしてほしい。

最後に倉庫管理があったけれど、

今1番やりたいと思っているのが倉庫管理だったりする。

最近政府や地方では色々増税、増税と言っているが、

それを言う前に是非1度民間のパート位の収入で

生活してから言ってほしいと思うし、

それを経験した人でなければ

やはりお役所体質と野次られても仕方ないのではないかと思う。

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