27日に公開された

「嫌われ松子の一生」(PG−12)を鑑賞した。

この作品は昭和22年(1947年)

福岡県大野島生まれの川尻松子の

波乱万丈の一生を描いた作品である。

これだけ不幸で、史上最悪な男運の女性が

それでも男たちを愛してやまなかった

人生をコミカルに描いている。
正直私自身はもう少し原作に沿って不幸で

男運のない不運な女性として描いてほしかった。

不幸な女性の歩んだ一生とは?

と考えて観に行ったので、

結果的には人殺しになってしまった訳で、

それをある意味悪くない的人生で描かれているので

人の人生もうちょっと考えて描いてほしかった。

ストーリーは

平成13年7月ミュージシャンになる夢を抱き、

18歳で東京へ出てきた笙。とはいえ2年後の今、

すでにバンドをやめ、夢の意味を見失っていた。

彼女の明日香にも見放され、自堕落な日々を送る笙の前に、

突然父親・紀夫が亡くなった伯母の遺骨を持って現れる。

存在すら知らなかった伯母・松子のアパートを

片付ける事になった笙。

おんぼろアパートの隣人たちが「嫌われ松子」

と呼ぶ伯母の部屋はゴミに埋め尽くされていた。

そこで見つけた妙に気になるキーホルダーに、

着物姿の若い女性の写真。

その思い切りおどけた顔・・・・・・松子だった。

笙は嫌われ松子の人生をたどることになる。


この作品は出演者が多過ぎるのでメインキャストは

川尻松子を演じる中谷美紀

松子の弟、川尻紀夫を演じる香川照之

川尻紀夫の息子川尻笙を演じる瑛太
  
松子の人生を狂わす元教え子でヤクザの龍洋一演じる伊勢谷友介

松子の妹、川尻久美を演じる市川実日子

松子の親友でAVソフト制作会社社長沢村めぐみ演じる黒沢あすか

松子の父川尻恒造演じる柄本明

その他

人気シンガー演じる木村カエラ

スカウトされAVアイドルを演じる蒼井そら

笙の彼女、明日香演じる柴咲コウ

2時間サスペンスドラマの女王本人役を演じる片平なぎさ

本田博太郎、奥ノ矢佳奈(子役)、ゴリ(ガレッジセール)
  
榊英雄、マギー、竹山隆範(カンニング)、谷原章介
  
甲本雅裕、キムラ緑子、角野卓造

阿井莉沙、宮藤官九郎、

谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)

劇団ひとり、大久保佳代子(オアシズ)、BONNIE PINK

濱田マリ、武田真治、木野花、荒川良々、渡辺哲、山本浩司

土屋アンナ、AI、山下容莉枝、山田花子、あき竹城、嶋田久作

木下ほうか、松下萌子

以下省略

出演者の数がとにかく半端じゃない。

とにかく流れとしては川尻松子の人生は

昭和22年 0歳。 川尻家の長女として福岡県に生まれる。

昭和30年 7歳。 幸せを夢見る明るい子供時代を過ごす。

昭和46年 23歳。 担任を務める中学校で窃盗事件。教師を辞職。

昭和46年 23歳。 作家志望の八女川と同棲。暴力にあう。

昭和46年 23歳。 八女川、踏切自殺。

昭和47年 24歳。 八女川の友人、岡野と不倫。妻にばれて破局。

昭和48年 25歳。 中洲のソープ嬢になり、店のトップに。

昭和49年 26歳。 同棲中のヒモ、小野寺に裏切られ殺害。自殺未遂。

昭和49年 26歳。 上京。理髪店の島津と同棲中に逮捕される。

昭和49年〜 刑務所に服役。8年後に出所。

昭和58年 36歳 教え子、ヤクザの龍と再会。同棲。

昭和59年 36歳 龍、逮捕され刑務所へ。

昭和63年 40歳 出所した龍と再会。龍、再び逮捕され服役。

平成元年〜 一人暮らしの引きこもり生活。

平成13年 53歳 荒川の河川敷にて、死体で発見される。


という感じなのでこれを辿っていくと、

7歳、何処にでもいるちょっと歌の上手い女の子松子、

でも父は厳格で病弱な妹にしか目を向けてくれず、

松子は愛に飢えていたのかもしれない。

23歳の時中学校教師となるあたり松子は

相当頭が良かったのでしょう。

しかしここからけちの付け始めとなり、

龍を庇ったばかりに教師を首になる。

まあ生徒を庇おうとした気持ちは解るけれど、

それはその人の為にはならないので、

これは確り人を切る心を持っていれば

波乱万丈な人生もなかったかもしれない。

そして首になった次に売れない作家志望の

八女川と同棲するのだが、

どうして貧乏な人に行くのだろうか?

この時点で松子は完全に恋は盲目だったかもしれない。

そして八女川は自殺する・・・

松子は嫌われるのはお節介なのが1番の原因だろう。

次に八女川の友人、岡野と不倫するのだから、

男に飢え過ぎている為か?

それとも厳し過ぎた家庭の反動か?

この時点でどん底まっしぐら・・・

結局岡野の奥さんのばれて別れる。

その次に辿り着いたのがソープ嬢、何といいましょうか、

体が忘れられなかったと岡野が残した言葉がキッカケとは、

若き日の松子は相当いい体をしていたのだろう。

そしてそこで店のトップになる。

結局これも1年以上持たず、翌年同棲中のヒモに裏切られ、

殺害に至る。

ここまで来ると見る目がないという以上に

史上最悪の男運の松子といった方がいいでしょう。

そして逃亡生活を送る。

まあこれで思い出すのは福田和子受刑者なのだが、

福田和子受刑者は14年の逃亡生活をしていた訳であり、

まあ「かもめ」だったかな?

映画にもなったけれど、

それと比べても松子の男を求めるものと

福田和子受刑者とは若干似ている面はあるだろう。

結局一時の幸せも悪い事をした人は幸せになれる

訳もなくあえなく御用となり、

懲役8年の実刑判決を受ける。

そしてそこで色々な受刑者と出会い、

沢村めぐみもその1人だった。

刑務所では美容師資格を取り、

出所後銀座で美容師として働くが、

ここでまたもや史上最悪の男運が、

人生を狂わせた龍と出会う。

龍はヤクザの世界に入り浸り、組の金を横領し、追われる。

そして警察に逮捕され、4年の実刑判決を受ける。

4年後出所したが、松子とは再開するも、

一緒に暮らす事はなかった。

そしてそれ以来松子は荒川に移り住み引きこもり生活の中、

光GENJIにハマった事はあったが、

殆ど世間と無縁の生活を続けた・・・

そして死に際に沢村めぐみと再会しそれが最後となった。

演出とすればちょっと場違いな演出方法だったかな?

これが「下妻物語」みたいにわが道行く人を

描くなら賞賛できるかもしれない。

音楽シーンやダンスシーン、

TBS制作なのに何故か火サス?、

それらのつかみはまあ良いかな?

不幸な人生でかつ殺人犯をコメディータッチで

描くのは個人的に違和感がある。

その人生を抜きに観るならここまで

コメディータッチに描くのも良いかな?とは思う。

少なくても川尻松子は万引きを庇ったのを

差し引いてもどんな理由であれ殺人を犯してしまっている。

こういう人に対する人生の描き方は

こういう人になったらあかん描き方を求めたい。

悪い事に対する描き方を考えて描いてほしいものだ。

ブログランキング・にほんブログ村へ

Ranking ブログランキングに参加しております。

嫌われ松子の一生 (上)

嫌われ松子の一生 (下)

『嫌われ松子の一生』オフィシャル・ブック

嫌われ松子の歌たち