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26日公開の映画「UDON」を鑑賞した。

この映画は四国讃岐を舞台に、

1人の売れないコメディアンが夢破れ故郷である讃岐に戻り、

そこでうどんとの出会いが1つのブームを作り、

やがてうどんに夢を見出すストーリーである。

内容としてはうどん宣伝映画と言った方が解り易いかもしれない。
良く言えばうどんの魅力を伝えるうどん教室的な映画だが、

悪く言えばマスコミ情報操作悪質映画とも言える。

個人的には地元がラーメン王国と言われるほど

ラーメン特集が組まれる土地柄だけに、

立ち食いそばやでもうどんのメニューはあるが

100%迷わずそばを注文する。

無論お店で殆どうどんを注文した経験は

指で数えるほどしかない。

というより何時頼んだか思い出せないぐらい

注文した事が遠い過去になってしまう。

個人的にもそば党なので、

そば党がうどんの映画を観た時点で

既に減点ポイントがあったのかもしれない。

キャストは

周りに迷惑をかけながらも、最後には笑って許され、

その上なぜかみんなが励まされた気分になっている

という得な性格の持ち主でうどんブームのキッカケを

作った松井香助演じるユースケ・サンタマリア

香助とうどんコラムを手掛ける事になり、

極度の方向音痴だが、

持ち前の文章力でうどんブームを引っ張る

宮川恭子演じる小西真奈美

香助の親友で地元広告代理店で働いて、

香助に「タウン情報さぬき」の仕事を紹介した

鈴木庄介演じるトータス松本

香助の実家で松井製麺所を営む香助の父親

松井拓富演じる木場勝己

松井拓富の娘で松井製麺所を手伝う

藤元万里演じる鈴木京香

その旦那を藤元良一を演じる小日向文世

「タウン情報さぬき」の編集長大谷昌徳演じる升毅

福編集長三島憲治郎演じる片桐仁

編集部員の青木和哉演じる要潤

などが主な出演者となる。

ストーリーは長すぎるので簡潔に書いていくと

ニューヨークでコメディアンとしての成功を夢見た香助は夢破れ、

四国香川県の故郷讃岐に戻ってくる。

しかしそこでは家に居場所がなかった。

そんなある日山でガス欠となり所をこれまた

道に迷っていた「タウン情報さぬき」の編集者の恭子と出会う。

そこで熊と遭遇してしまい車は崖の下に・・・

幸い大怪我が無くすんだがそこで2人はうどんに出会う。

親友らの助けで「タウン情報さぬき」に就職する。

しかし「タウン情報さぬき」は県内でも後発雑誌であり、

売上部数も1ヶ月5千部前後しか

売れていない廃刊寸前の雑誌だった。

編集長はそれを売れというが現実はそんなに甘くない。

しかし営業をするうちに香助はうどんを

求めているお客に遭遇し、

うどんから部数売上のキッカケを掴みかける。

編集会議でその取材を許可され、

早速讃岐中のうどん屋を探しに回る。

讃岐のうどん屋は900件あるらしく、

犬も歩けばうどんにあたる感じだ。

そして「タウン情報さぬき」でうどん特集が組まれ、

これが瞬く間に広がり空前のうどんブームが起きる。

その為「タウン情報さぬき」も編集員が増員され売上も上がる。

そしてそれが全国のテレビ局を巻き込んで

讃岐に全国からうどんを食べにお客が集まってきた。

うどんブームは成功のうちに終わるが、

終わったら終わったで売上も当然落ちてしまい、

「タウン情報さぬき」は廃刊となる。

そこで香助は実家の後を継ごうとするが

突然父親が倒れてしまい松井製麺所は存続の危機に立たされる。

父親不在となり店をたたむ事を決めていた万里だったが、

香助は色々な人の思いを知る事で

父親の作っていたうどん作りに挑むのだった・・・

結末は映画館で確認してほしいけれど、

今回のレビューとしてはストーリー的に

こうなる可能性はかなり低いでしょうという感じだ。

現実にあった話という事なのでにわかに信じ難い面もあるが、

それはフジお得意の派手な演出がそうさせている。

まあ昨年の騒動を観ているためかどうしても

そちらの方に極度のアレルギーを感じる部分もあるが、

ある種皮肉ったシーンに私はちょっととなった。

インターネットより口コミが速い?

確かに携帯が100%近く普及しているから

口コミで広がり易いだろうが、

幅広く広大な地域ならインターネットの方が明らかに速い。

限られた地域なら口コミだろうけれどね。

それは良いとして、

うどんに賭ける情熱は感じる部分は非常に多かったけれど、

これはうどんに限らず麺職人であれば

殆ど時間と手間をかけて作っている。

しかしそれを受継ぐ事については並半端な事では

受継ぐ事は難しいのも事実だ。

これを短時間で作ろうとしたのは果たしてどうなのか?

とは思う。

これだとまるでインスタントうどんになってしまうよね。

うどんも900件あれば900通りの味が存在する訳で

人が代われば味も変わるのは仕方ない事ではある。

そして1番のどうなのかな?

というのは香助の最後に出した結論だけれど、

あれだけやりながら最後は・・・

というのがどうもそれまでの過程は何だったの?

と思う面も実はある。

夢を追う事は決して悪いとは言わないけれど、

ある程度の年齢に行ったら現実を

確り観なければならないのも事実だ。

それならまだ恭子の方がある種現実味のある結末になっているので、

そのギャップがどうも差があり過ぎて頂けない。

結局ブームを操作して作り、

ブームが終わると操作を辞めたという感じでしかなかった。

何でもブームが存在するのも事実だが、

それらが終わった後の方がもっと大事な訳で、

終わった後でも継続して続けるストーリーがほしかった。

最終的にうどんの伝統にかまけてしまった

感が否めない部分がここにもある。

ブームの仕掛け人だったが、

継承者ではなかったというのがこの作品の総括だろう。

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