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9日公開の映画「NANA2」を鑑賞した。

この映画は矢沢あい原作の漫画で昨年公開された

「NANA」の続編でハチの妊娠&結婚から

ブラストのデビューまでが描かれ今回が完結となる。

数多くの主役交代劇があったけれど、

前作に勝るとも劣らない内容となっており、

ライブシーンは見所の一つだ。
アニメではある程度の段階まで描かれていたので、

流れは漫画とアニメと同じではある。

ただ実写映画版ではこれが完結となるだけに

どのような完結なのかある意味楽しみではあった。

色々な心理の中で揺れる気持ち、

これをどう観るかで

この作品の評価が割れる事は否定しない。

キャスト

ブラストのボーカルでこの映画の主人公

大崎ナナ演じる中島美嘉

ナナと偶然上京する時に出会って、

一緒に済む事になったが、

トラネスのリーダータクミと一夜を共にした事で

運命が変わっていくハチこと小松奈々演じる市川由衣

トラネスのリーダーでハチと一夜を共にした事で

ハチが妊娠し、彼女の子供の認知と結婚を

決意するタクミ演じる玉山鉄二

トラネスのギタリストでナナの恋人であるが、

その事がスキャンダルとなりブラストのデビューの

キッカケになるレン演じる姜暢雄

ブラストのリーダーで弁護士でもあるヤス演じる丸山智巳

ブラストのギタリストでハチに恋するが

タクミに奪われるノブ演じる成宮寛貴

ブラストのベーシストのシン演じる本郷奏多

トラネスのボーカルレイラを演じる伊藤由奈

以上のメンバーでストーリーが進行する。

ストーリー

東京での共同生活を楽しんでいる

大崎ナナ(ナナ)と小松奈々(ハチ)。

ある日、ナナは彼氏に振られて落ち込んでいるハチに、

彼女があこがれているバンドTRAPNESTのタクミとの

出会いをプレゼントする。

数日後、ハチは偶然タクミと再会、

そのまま夜をともにしてしまう。

また、BLACK STONESのギタリスト・ノブもハチに急接近。

そんなとき、ハチの妊娠が発覚する。

一方、ナナのバンド、BLACK STONESはデビューへの

道のりを歩み始めていた。

しかしレンとの恋愛がスキャンダルとして

スクープ報道されてしまう。

すれ違っていく二人のNANA……。

果たして二人の先に待ち受けている未来は……?

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしては前作の続編という事で

前作はどちらかというと中途半端な終わり方を

してしまった為消化不良と書いた。

しかし今回はブラストのデビューまで

描かれたのでその点では区切りの

いい終わり方だったと思う。

そのストーリーはハチがタクミと関係を持つ事で

ブラストのメンバーもトラネスのメンバーも揺れに揺れる。

ハチは流れに流されるままに生きてきた女の子なので、

バイトを首になり、先の見えない中でタクミに

優しくされた事で心を許してしまう。

でもこの状況ではそれを拒否できる

心理状況でなかった事を踏まえると

ハチの行動を完全に責めることも出来ないだろう。

タクミも人気バンドのリーダーとして

普通の恋愛ができない中でハチと出会ったわけだけれど、

その出会いがある意味運命だったのかもしれない。

一夜のあとハチはナナとすれ違いがちになり、

ノブとの交際がスタートすることで

一度はタクミとの関係を終わらせる決意をした。

しかし2ヵ月後ハチの体に異変が伴う。

ハチはタクミの子供を妊娠してしまったのだ。

それを聞いたナナやノブ、

ブラストのメンバーは動揺を隠せない。

特にナナにとってはハチは姉妹のような

関係みたいだっただけに、

レンを失った時のショックと同様に

ハチも目の前から消えてしまうショックを隠せない。

ハチとの出会いは運命的だっただけに、

初めてできた友が知っている男に

奪われたショックは大きかった。

再び孤独が来る事にナナは耐えかねていた。

その中でナナもレンとの関係がスキャンダルされ

マスコミに晒される。

そしてナナは成長していきデビューへのキッカケを掴む。

一方ハチも妊娠した事で大きなショックを受けた。

その事を自らの口から出なく、

タクミの口からナナとノブに告げられた事で

目の前に絶望が襲う。

しかしその絶望を救ったのがタクミだった。

タクミのやった事ハッキリ言って褒められた事じゃない。

現状元カレであり、

今カレのノブに対して奪った状況になるのだから、

ノブのショックも計り知れなかった。

しかしそれらを全て受け止めてその責任を

タクミが全て負う事をタクミはこの時点で決めていた。

ハチの子供とハチ自身を全ての責任において

結婚しようとハチに告げた。

絶望の淵にあったハチにとっては

その言葉はある意味救いだったかもしれない。

この時点でタクミがハチにおろしてくれと

言われたらハチはそれこそ死にたい心境だっただろうし、

その選択をしたかもしれない。

ハチ自身は妊娠した事については

中絶を考えていなかった事もある意味救いがあった。

もしわかった時点で中絶する事を考えたら

ハチは簡単に男と寝るだけの女になっていただろうし、

愛を知らずに過ごして行く事になっただろう。

最後のライブシーンはやはりこの映画の

見所だったので迫力満点だったし、

大崎ナナ最後のステージはまだ先にあるかもしれないが、

映画ではこれが最後となった。

総評として矢沢あい先生の描いた

このNANAが何故これだけ惹き付けられるのか?

を原作を知らない私から観ても解る気がする。

大崎ナナがそれほどまでに破天荒な生き方をし、

その生き方が魅力的だからだ。

その中にごく普通の女の子小松奈々と出会い

ハチは違う世界を観る事で普通の人でも

そんな接点がありえる事を示した。

個人的にはハチはあまり好きにはなれなかったけれど、

ナナについてはこういう生き方はある意味

受け止めたくなる生き方をしている。

その経験がボーカルとして歌い上げられる事で

多くの反響を受けることにつながった。

私自身が惹きつけられたNANAは

その大崎ナナの生き方だった。

そして今回実写版で主役交代劇があったけれど、

私とすれば最初から宮崎あおい版ハチより

市川由衣版ハチの方がシックリ来ていた。

経験では宮崎あおいには敵わないが、

素質については決して劣る事のないものを持っている。

それは今年主演したサイレンで彼女の演技を観た時から

ハチは市川由衣で大丈夫!と思っていたほどだ。

その他の配役交代については

それほど影響がなかったけれど、

ハチについては最初から市川由衣で行っても

十分成功したと思う。

デビューしたその後は私は原作に触れず

この映画をもって私自身も完結させたいと思っている。

また再び大崎ナナのような生き方に共感できる

主人公に会える事を楽しみにしながら

色々な出会いをしたいと思う。

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NANA2―novel from the movie


THE END


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