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5日サッカー国際Aマッチ・キリンカップ

日本対コロンビアの試合が埼玉スタジアム2002で行われ、

0対0のドローに終わったがキリンカップは優勝した。

試合は欧州組4人がオシムジャパンになって

初めて揃った試合だったが、

前半からコロンビアに押し込まれる苦しい展開に

1トップ5人の中盤が機能せず

苦しみ前半は0対0で折り返す。

後半にMF稲本、DF中田浩を下げて今野、羽生を

投入して多少流れが変わるが、

それでも決定的なチャンスを外すなど

技術面で欧州組と国内組の差が浮彫りになった。

結局欧州組全てベンチに下げて反撃する機会をなくして

いく展開でスコアレスドローに終わった。

キリンカップは優勝したがオシム監督の

欧州組の使い方が改めて問われる試合となった。
オシム監督の真価を問われるとは言い過ぎかもしれないが、

強豪コロンビア相手に日本ベストメンバーで

どのような戦いをするのか注目したが、

正直何をどうしたいのか

わかりにくい内容となってしまった。

日本のフォーメーションは4−5−1

GK川口

DF

右SB駒野 CB中澤 CB阿部 左SB中田浩

MF

右MF中村憲 ボランチ 稲本 左MF鈴木啓

右攻撃MF中村俊 左攻撃MF遠藤

FW高原

システム的には4バックはほぼ不動も中盤は

活かし切れないようなポジションが

流動的過ぎて混乱の生じる布陣でスタートした。

前半その慣れないシステムが裏目に出てマークがズレ、

コロンビアに何度も突破されるが

最終ラインが踏ん張り失点を許さない。

攻撃面でもチグハグな面ばかりが、

目立ち決定的なチャンスは1,2度しか巡ってこない。

そんな状況でも何とか無失点で切り抜けた。

後半になるとボランチの稲本、左SBの中田浩を下げて、

左SHに羽生を投入し、左SBに今野を入れた。

多少動きの良くなった日本だったが、

ただ動きがいい羽生がかき回しただけで

決定的な場面では尽く競り負けた。

決定的なチャンスもあったが、

MF中村憲が外し得点得られない。

後半30分過ぎからFW巻を投入するが

ゴール前でヘディングをバックパスするなど

ただ動き回っただけに終わった。

結局欧州組全てを下げて反撃するチャンスすらなく

ドローで終わった。

まず試合内容的にはコロンビアという

強豪相手に無失点で抑えられたのは評価していい部分だ。

この試合ではCBに入った阿部が

守備で大きく貢献したのが大きかった。

ただメンバーとしてオシム監督のやりたいサッカーには

欧州組はないのだという事を意思表示した感じだ。

カッペロのベッカム外しじゃないが、

欧州組全てを下げた事がその現れと見て取れるだろう。

オシムサッカーはシステム的な戦術ではないので、

流動的な戦術なため数試合しか入らない選手には

とても理解するのが困難なサッカーだ。

千葉ですらそれが浸透するのに長い時間を要したように、

代表のような短い時間で浸透させるのは

かなり難しいかもしれない。

反町コーチのようにシステムという使い分けで

示した方が欧州組も理解しやすいのだろうが、

今日使ったシステムは4−5−1だが、

事実上4−3−3に近い4−3−2−1システムで

1トップの下は事実上のFWに近い攻撃的MFに

なるこのシステムだと攻撃MFの中村俊と遠藤は

あまり下がらず攻撃的ポジションに常時陣取るように

しないと中盤でボールを拾えない。

守備になってゴール前に下がってしまうようでは

相手に思うようにボールを持たせてしまう。

当然その中で中盤がサイドから上がって攻めるのだが、

この布陣ならダブルボランチ両サイドに

センタリングを得意とする選手を配置した方が良いのでは?

と感じる。

中村俊もクラブでは右MFをやっているが

攻撃的MFのポジションじゃない。

やりたい意図はわかるが、

選手に合わないポジションを使ったり、

複数のポジションを使うのは

時としてシステムが機能しなくなるケースもある。

遠藤の攻撃的MFも消して悪くないが、

これならボランチに下げた上で

3バックを編成した方が良いのかな?と思う。

結果的にオシム監督は欧州組を上手く使えなかったと

いう印象しか残らない試合となった。

この試合だけで評価はできないものの、

ただ動くだけなら誰でもできる訳で、

ここ1番突破できる技術こそ1番必要な訳だ。

結果的にオシムもカッペロのように

最終的にベッカムの右足で救われたように

中村俊輔の左足に救われる事になっていくかもしれない。

欧州組がオシムサッカーに

浸透できるまで時間を要するだろう。

欧州組はひとまず数週間休養期間になるが、

その期間で惜しむサッカーを理解できるかに

アジアカップ制覇が掛かっているだろう。

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