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27日公開の映画「象の背中」を鑑賞した。

この映画は余命半年と宣告された

48歳の中年男性が延命治療をせず、

残された時間で家族や今までお世話になった人に対して

ケジメをつけていくストーリーである。

残された時間で何ができるのか?

それを考えさせられる内容として観る事ができるだろう。
残された時間で何をするか?延命治療をして

生きるよりも残された時間で何かをするというのは

考え方として間違いじゃないと思う。

治療して不自由に生きるより、

限られた時間で生きた方が家族への負担は少ないし、

周りにも長き心配をさせずには済む。

その中でそれまでの足跡を辿って過去の事にけりを

つけようとする姿はこれからの人生を全うする

時間の過ごし方を考えて行く事になるだろう。

キャスト

48歳。現在、紀尾井建設の不動産部長で社長に

将来を期待されている。

家族と順風満帆に過ごしていたが、

突然余命半年と宣告され、

残りの余生の行き方を振り返ろうとする

藤山幸弘演じる役所広司

幸弘の妻で4年制大学で建築工学を学び、

現在は専業主婦として家族に尽くしている。

芯が強く、幸弘の最期まで献身的に看病する

藤山美和子演じる今井美樹

幸弘の息子でバリバリの体育会系で

大学でもアメフトの練習に明け暮れる日々。

幸弘の良き話し相手で家族の誰よりも

癌告知について話した藤山俊介演じる塩谷瞬

幸弘の娘。高校でチアリーディング部に

所属する元気いっぱいの女の子

藤山はるか演じる南沢奈央

幸弘の中学時代の同級生で初恋の女性

福岡美穂演じる手塚理美

紀尾井建設社長で強気な経営方針を貫き会社を

成長させたやり手今野社長演じる伊武雅刀

幸弘の兄。藤山家の長男として父親の死後、

家業の町工場を継ぐ藤山幸一演じる岸部一徳

幸弘の愛人でフリーのコピーライターとして働く

青木悦子演じる井川遥

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

妻と2人の子供、幸せな家族4人。

会社での地位も得て、

順風満帆に暮らす48歳の

中堅不動産会社部長・藤山幸弘は、

今まさに人生の“円熟期”を迎えていた。

だが、ある日突然、末期の肺がんと宣告される。

余命半年という医師の言葉に戸惑いながらも、

藤山が選択したものは、延命治療ではなく、

人生を全うすることだった。

残りの人生が僅かなら、

死ぬまで有意義に生きていたい・・・

それは「死」を覚悟するという意味ではなく、

「生」への執着。

彼は残された時間に、

今まで出会った大切な人達と直接会って、

自分なりの別れを告げようと決意する。

結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして、

告知されてからの残された時間

どうするのかからまず始まった。

ここで色々な選択肢があると思うけれど、

1つは延命治療で寿命を少しでも先延ばしする選択と、

もう1つは延命治療をせずに

残された時間で人生を全うする。

これはそれぞれの人生観の違いで違うんだけれど、

幸弘は延命治療せず残された人生を全うする事を選んだ。

残された時間で何ができるのか?

それで幸弘が考えたのは今までの人たちとの事に

ケリをつける事だった。

48年の人生の中で色々な事にあやふやにしてきた面は

否定できないことだけれど、

48年も生きていると色々な事を経験してきているわけで、

まず最初に初恋の人にその時の思いを伝える事から始まり、

取引先の不動産社長に詫びて、

自ら進めていたプロジェクトを後輩に託す。

ここまでなら実にいい意味でのケリのつけ方だけれど、

幸弘には愛人がいた。

何でもそうだけれど、

愛人の存在って亡くなった後

色々揉める事は数知れないだけに、

家族も愛して、

愛人も愛す事はある意味その後に汚点を残す事になるし、

男のわがままでもある。

私はそんなにもてるタイプじゃないから

このシュチエーションになる可能性は少ないけれど、

やはりこのシーンについては未練がましく

亡くなった後の事まで思うより、

キッパリ別れを告げた方がベストな選択だろう。

そして残された家族との時間だけれど、

それぞれの子供は大きくなり、

現実を受け止める事のできる年齢という点を考えると

残された時間で家族との過ごし方を考えた結果

ホスピル施設に入居して最期の時まで大切に過ごした。

総評として、愛人の存在さえなければ

この映画は実に素晴らしい作品として

捉える事のできた作品なのかもしれない。

現実を受け止めるといっても

愛人の存在まで受け止めろというのは酷な話だ。

ただそれでもこの幸弘は家族の事を最期まで

愛し続けたという点では素晴らしい家族愛を

感じる事はできた。

これは誰でも迎える事だけれど、

残された時間で何ができるのか?

それを考えさせてくれた作品として

家族の大切さを知る事のできた作品だと思います。

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象の背中 (扶桑社文庫 あ 11-1)


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