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1日公開の映画「ガチ☆ボーイ」を鑑賞した。

この映画はある日頭を打って記憶を覚えられない

高次脳機能障害を背負った

大学生が学生プロレスに入門し、

段取りも覚えられず弱いながらも

ネバーギブアップ精神で最後まで戦うストーリーである。

監督がタイヨウの歌で鮮烈デビューした

小泉徳宏監督の第二弾作品として注目度も高く、

観終わった後には勝つ以上の

歓喜に酔い痴れる事になるだろう。
高次脳機能障害という障害は番組の特集などで

観た事があるので知っているけれど、

この障害って私が観た特集では40分以上

覚えている事ができない障害を抱えた人の症例だったが、

この障害は脳の損傷で起こるので

あまり頭を打ち過ぎると誰でもなる可能性がある。

それだけ打ち所が悪いと起こるのだが、

その現実を確り描きつつその症状を抱えても

生きる希望を持ち続ける学生五十嵐良一が

プロレスを通じて生きる実感を得ていく。

もちろん高次脳機能障害の事は秘密にして入るのだが、

生きる意味を求めていく姿には

本当に生きる意味とは何か?

を考えさせてくれる作品だった。

それはレビューを通じて書いていこうと思う。

キャスト

司法試験にも合格できるほどの天才と言われたが、

高次脳機能障害で生きる意味を失ったが、

失った記憶を取り戻すように好きだった

プロレスを始めて生きる意味を見つけていく

マリリン仮面五十嵐良一演じる佐藤隆太

HWAの心優しいマネージャー。

五十嵐がほのかな恋心を

寄せている朝岡麻子演じるサエコ

HWAのちょっと頼りないキャプテン。

安全第一をモットーに部員の安全を

常に心掛けている

レッドタイフーン奥寺千尋演じる向井理

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

“天才”大学生の五十嵐良一が、

突然プロレス研究会に入部。

何かとメモを取る彼だが、

何故か学生プロレスで一番大事な段取りを覚えられない。

商店街でのデビュー戦、

段取りを忘れた五十嵐は本気で

ガチンコの試合をするものの、

それが観客にウケて一躍

人気レスラーに。

しかし現場に居合わせた妹・茜によって、

五十嵐が去年頭を打って以来、

新しいことを覚えられない「高次脳機能障害」

であることが一部の部員に知らされる。

メモもそれが理由だったのだ。

毎朝記憶を失っても、

筋肉痛や痣が生きている実感を与えてくれるので

プロレスをやりたいと五十嵐は譲らず、

学園祭で最後の試合を許される。

そして、学園祭当日。事件は起こった……。

結末は劇場でみてほしいけれど、

今回のレビューとして、

障害を隠して突然入部した学生プロレス同好会、

まあ普通なら司法試験に合格できるほどの

人物が廃部寸前のプロレス同好会に入るなんて

普通なら考えられないものだ。

障害になる前に五十嵐は彼らの学生プロレスを

観てプロレスをやりたいと思っていたのは

事実らしいが普通ならそれは

憧れで終わったかもしれない。

しかし障害を背負う事になった事で、

五十嵐は生きる希望を持てなくなっていた。

これはストーリー後半に出てくるんだけれど、

この状況で生きるという事は

アルツハイマーで次第に記憶が失っていくより

辛いかもしれない。

生きていても常にリセットされるからだ。

それを日記や写真で埋め合わせていくんだけれど、

残された学生生活で本当にやりたい事をやると

決めた事で憧れだったプロレスを

やりたいと入団を決める。

しかし元から体育会系でない五十嵐は

障害で記憶を覚えられない中で必死でメモをとり、

そして必死で練習するが段取りを覚えられない。

それは記憶で覚えようとすると

覚えられるものじゃないんだけれど、

私も体で覚える事と頭で覚える事の

2種類があると考えている。

プロレスの場合は正直頭で覚えるより

体で覚える方が良いと思うし、

体が覚えているという言葉は

私にも十分理解できるものがある。

物事頭で覚えるより体で覚えた方が

良い事があるんだよね。

特に体を動かす事についてはそうだ。

しかしその秘密の高次脳機能障害が

妹によって部員の知るところになる。

知ってしまうとこのまま続けさせて良いものか?

と考えてしまうけれど、

確かに危険でなければ続けされるけれど、

安全重視で考えると簡単にはいかない訳で、

当然プロレスを続ける事に否定的な見解が出る。

実際にプロレスを続けるなと言う父親に

安全第一と考えるキャプテンが

続ける事をするなと言うが、

ここまで来てしまうと正直残された時間で

やらせてあげるのも後悔させない1つなのだと思う。

確かに明日になれば記憶が

なくなるかもしれないけれどね。

私自身プロレスは嫌いじゃないし、

昔はゴールデンタイムで放送されていた頃は

本当に楽しみな時間だった。

次第にプロレスは深夜帯へ

追いやられてしまったけれど、

スカッとするのはやはりプロレスだね。

そしてその熱意に根負けした

キャプテンは迫り来る試合に向けて

徹底的に練習をしいよいよ試合本番を迎えるが・・・

そこで思わぬアクシデントがまっていた。

それは五十嵐が一睡もできず一夜を明かし、

バスの中で眠ってしまった事で試合に遅れてしまう。

メインの試合に間に合うか?

そして試合の行方はいかに!

結末は劇場で観てほしいけれど、

試合では本当に弱いながらも

ガチンコで勇敢に立ち向かった。

相手が圧倒的に強い事をわかっていても

こういう時って何故か弱い相手を

応援してしまうんだよね。

これが均衡した相手なら違うだろうが、

これだけ圧倒的な力差があると

これも奇跡を信じるからかな?

総評として記憶を無くしても

みんなの心の中には残るだけの試合を魅せてくれた。

その試合は時を経ても忘れる事はないだろう。

それは彼が確り記憶に残した1ページなのだから・・・

強い者ばかり必ずしも賞賛を浴びないという事も

この映画ではとても上手く

描かれていた事も評価できる。

勝つだけが全てじゃない!

負けても伝わるものがある!

そして負けから学ぶ事もある!

必ずしも勝つ事だけでは学べない事もあるものだ。

例え記憶は存在がなくなっても

その足跡を残せる何かが見つけられる

ならその人生には悔いはないだろう。

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ガチ☆ボーイ (角川文庫 に 16-1)