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21日公開の映画「西の魔女が死んだ」を鑑賞した。

この映画は梨木香歩原作の小説

「西の魔女が死んだ」を映画化した作品で、

登校拒否になった少女が1ヶ月間田舎の住む

祖母の家で暮らす1ヶ月間で

自分を見つめ直していく姿を描いたストーリーである。

登校拒否が色々問題視されるが、

その根本的な問題を正面からぶつかり、

そしてその出来事を解決していく

少女の姿が確り描かれている。
登校拒否になった経験がある人ってどれ位いるだろうか?

私自身数回丁度主人公の年齢の頃に

同じ登校拒否を起こした経験があるけれど、

これって学校の人と会うのが正直怖い

という思いに襲われたんだよね。

誰にも会いたくないという経験をした事が

あれば少しはわかるかもしれないけれど、

もちろん現実には誰にも会わない事はできない訳で、

一定期間の拒否反応だったりする。

これはそういう経験をした人じゃないと

この子の気持ちを捉え難いのかもしれないが

それはレビューの中で語っていきたい。

キャスト

突然登校拒否になりその期間に祖母のところで暮らすまい演じる高橋真悠

まいの祖母でまいとの間では西の魔女と呼んでいたまいのおばあちゃん演じるサチ・パーカー

まいの母で父親と共働きして今は別居生活しているまいのママ演じるりょう

まいの父で現在家族と別々に生活しているまいのパパ演じる大森南朋

近所に住む住人で時々おばあちゃんの手助けをするケンジ演じる木村祐一

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

中学生になったばかりのまいは学校へ行くのが嫌になり、

ママの提案でおばあちゃんのもとでひと夏を過ごすことになる。

魔女の血筋を引くというおばあちゃんの暮らしは自給自足。

野菜やハーブを育て、昔ながらの知恵を活かしながらの生活は、

まいにとって新鮮に感じられた。

課された“魔女修行”は、早寝早起き、

食事をしっかり摂り規則正しい生活をするというもの。

そんな暮らしは、

やがてまいの心にも変化を起こさせるのだった…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして西の魔女というのは

まいのおばあちゃんが外国人だったからであり、

おばあちゃんが魔女という訳じゃないので

別に魔法というものは出てきません。

ただ言葉の中においては魔女は存在するそんなお話です。

登校拒否になってしまったまいは母親に叱られるでもなく、

ある種の冷却期間を置く事で解決を図ろうとする。

確かにこういう時ってむやみに強制しても

正直解決にはならない。

人によってはそれは甘えというかもしれない。

しかしそういう状況になった人にとっては

とても深刻な問題だったりする。

まいの原因というのはある日突然友達が

いなくなったという状態だけれど、

友達って中学生の時って絶対必要だったりするものだけれど、

1つの何かが壊れてしまうと突然友達が

誰もいなくなってしまうものだ。

その何かってのはごく些細な事だったりするものだけれど、

その時代ってその些細な事が突然いじめの対象になったり、

無視される対象になったりする。

このストーリーの中のまいも後者に当たるんだけれど、

これってどうして起こるのか?

と言われるとその状況ではまず解り難いし、

外から見てもその原因を探るのは極めて困難だったりする。

私も実際にまいほど登校拒否期間が

長かったわけじゃないけれど、

実際に登校拒否した経験はある。

私の原因も本当に些細な出来事が招いた事だったんだけれど、

いじめの対象になったりすると

その場から居たくなくなるものだ。

それが次第に無視される状況になったりするんだけれど、

そうなると突然そこにいるのが

怖くなってしまうものなんだよね。

私自身そういう経験が友達は必要ない

という考えに繋がって行ったりするんだけれど、

人との付き合いを上手くやっていく事って

本当に難しいんだという事を私自身は10代で経験した。

それゆえ今はその頃の友達は誰もいないが、

それでも今の生活が寂しいとは感じない。

それはその場所での付き合い方を覚えたからだ。

と経験を語ったところでまいの話をしようと思うけれど、

まいもまた学校に行くのが怖くなった事により

登校拒否を起こしてしまった。

その間に見つめなおす場所として

母の祖母が住む山奥の田舎へ1ヶ月間暮らすことになる。

そこでは祖母が暖かく迎えてくれた。

最初は戸惑ったまいも元々おばあちゃんが

大好きな事もあり、すぐに打ち解けた。

そしておばあちゃんとまいの生活が始まった。

ここでおばあちゃんはまいに

ある決まり=ルールを決める事にする。

それは1日の時間割、朝起きてから昼

そして夜寝るまで何をするのか確り決める事から始める。

確かに1日の時間割が確りしていると

そこで何をしようかと考える前に

確りした行動ができるからね。

まず最初に始めたのがジャム作り、

天然のイチゴを収穫して天然のジャムを作る。

そしてそれを瓶詰めする。

1つの工程でこれだけの事があるんだ

という事をまいに教えた。

そしてそこから消毒液を作ったりと色々な事を

経験してまいは規則正しい生活を送る。

しかしその中でまいは近所に住むケンジさんとは

どうも好きになれず、嫌いの嫌悪感を出す。

確かにこの年齢だと嫌いなものに対しては

相当の拒否反応を示すものだけれど、

嫌いなものに対する事をおばあちゃんは教えていく事になる。

そういう生活をするうちにまいにとって

次第にわかるのは後々だった。

この先は劇場で観てほしいけれど、

とにかく人との接し方について

おばあちゃんはまいに確り教えていたという事でもあった。

人は物事においてどうしても相手を知りたがる。

しかしそれが逆に相手を選んでしまう

という事にもなりかねないし、

ある意味偏見につながっていく事になるかもしれない。

今回登場したケンジさんも見かけだけで

怖い=嫌な人とイメージだけで決め付けているまいがいた。

でも実際のケンジさんって本当にそんな人なのだろうか?

と疑問に思わないまいがそこにいた。

誰でもそうだけれど1度見ただけで

嫌いな人とか決めている人は本当に

その人の事を見ていないのではないだろうか?

実際には何とも思わないで結論付けてしまうほうが

良いのだと思うけれど、

この場合は人を見る時は外見ではなく

その人の心を見なさいと教えるのが

本当は1番適切な教え方なのだと思う。

そして生きる場所についても

おばあちゃんは確りした言葉で示してくれた。

確かに自分で楽に生きれる場所を選んだから

といってそれは自分が決めた事なら非難される必要はないし、

熱い場所より寒い場所を選んだからって

誰も攻める必要はない。

人は時としてこの場所じゃなければ

非難する人を良く見かけるけれど、

それは自分が決めた場所であって

その人が決めた場所じゃないという事だ。

自分が決めた場所じゃなければダメだ

というのはある種のエゴでしかない。

その人が選んだ場所が嫌だからって批判する理由はない訳だ。

残念ながら日本人ってそういう自分が

決めた場所じゃないとダメだという考えの人が多いと感じる。

それは私自身が野球やサッカーで

色々な移籍話を目にするからでもあるけれど、

そういう事を自分に置き換えることができないのなら

やはり人の居場所を批判する理由には

当たらないのではないかと私は感じる。

総評として登校拒否になった人が

いるならまずその人の気持ちを確り聞いてあげてほしい。

そしてその中で自分の居場所と

自分で決める事を進めてほしい。

その中でどうしてもダメだという事であるなら

確りその理由を説明できるようであってほしい。

答えは1つじゃないけれど、

自分の答えを出せるように導ける

キッカケを与えてくれる作品だったと思います。

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西の魔女が死んだ (新潮文庫)


西の魔女が死んだ







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