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8月2日より全国拡大ロードショー中の

映画「闇の子供たち」(PG-12指定)を鑑賞した。

この映画は東南アジアのタイを舞台にした

生きたままの子供を臓器売買で売られていく現実を

刻銘に描いた衝撃的な内容である。

実際に行われている児童売春並びに

臓器売買の現実を知る事になる

社会派作品として注目されているだけに

見逃せない事実を観る事になるだろう。
世の中には現実でありながら目を背けている事がある。

今回の映画では格差社会というべき

東南アジアのタイを舞台に臓器移植の現実と

児童買春の現実が描かれている。

もちろんこれは闇の世界でのお話で真実だ。

人身売買そのものは今の日本ではまず有り得ないが、

貧困層の多い東南アジアでは

自分の子供を売っている現実が存在する。

それを金儲けに使っている大人もいる。

それを暴こうとする新聞記者、

それを阻止しようとするNPOの女性の姿、

そしてそのシーンでシャッターを押すカメラマン、

違った視線からみたタイの現実を

知った時更なる現実を知るのだった。

キャスト

日本新聞社バンコク支局の社会記者で

臓器移植手術の実態を追っている

南部浩行演じる江口洋介

NGOの女性職員で臓器移植手術で犠牲になろうとしている

子供たちを救おうと奮闘する

音羽恵子演じる宮崎あおい

フリーカメラマンで報道志望、

臓器移植手術の決定的現場を撮ろうと南部に雇われた

与田博明演じる妻夫木聡

子供がタイの病院で臓器移植手術を受けようとしている

子供の父親梶川克仁演じる佐藤浩市

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

日本新聞社バンコク支局で、幼児人身売買を取材する記者、

南部は、日本人の子供がタイで心臓の移植手術を

受けるという情報を得る。

知人に金を握らせ、臓器密売の元仲介者に接触した南部は、

提供者の幼児は、生きたまま臓器をえぐり取られる

という衝撃の事実を知る。

取材を続ける南部は、ボランティアの少女、恵子と知り合う。

純粋すぎてすぐ感情的になる恵子に苛立つ南部だが、

善悪に対する感覚が麻痺している自分を恥じてもいた。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして臓器移植手術を受けるためには

今の日本の法律では15歳以下は受けられない現実、

そして受けるためには海外で手術するしかない現実、

さらにその先で犠牲になっている子供たちの姿が

この映画では描かれている。

これら全ては真実であり、現実だ。

もちろんその臓器は子供が手術を受ける以上

子供の臓器である必要がある。

アメリカでは子供でも臓器移植を受ける事ができるが、

これはあくまで死亡した事を前提としているため

順番待ちをしている患者は数多くいる。

そのために手術を受けるまで数年以上掛かるのが当たり前でもある。

しかしそれでは命が持たない子供がいるのも事実であり、

命を救いたい為に違法でも臓器移植手術を受けようとする

現実がここにある。

こういう事が実際に商売にしている現実には驚愕するが事実だ。

それを暴こうとする社会記者と止めようとするNGO女性職員、

写そうとするフリーカメラマンの視点で描かれたのが今回の映画だ。

その中では子供たちを売春で買う日本人を含んだ外国人も登場する。

貧困社会では親は子供を売り、

その子供は大人の都合の良い道具として扱われる。

殆ど人間扱いを受けない子供たちだ。

それを食い物にする人間も最悪だが、

それを買おうとする人間はもっと最悪だ。

当然衛生面は最悪であり、

子供たちの中にはHIVに感染し命を落とす子供もいる。

当然外国人の中にもHIVに感染した外国人もいるだろう。

私自身こういう子供しか相手できない大人に問題があると思うし、

このような事はあってはならない気持ちは

ここで登場するNGO職員音羽恵子の気持ちそのものだけれど、

だからと言って正面からぶつかって

解決するほど簡単な問題じゃない。

実際にあまりにも闇の組織が大き過ぎる。

何度も危険な目にあいながらも子供たちを救おうとする

気持ちはわかるものの、

危険な場面に遭遇するシーンは戦場そのものだ。

その取材をする社会記者南部浩行も

また取材を通じて闇の深さを知っていくのだが、

彼には拭えない過去が存在した。

これは衝撃のラストシーンで知る事になるけれど、

どんな罪も逃げられないという事をラストでは知る事にもなる。

その衝撃な何なのかは劇場で観てほしいが、

とにかくこの現実にやり切れない気持ちになる事だけは確かだ。

総評として臓器移植手術で犠牲になる子供、

児童買春によってHIVに感染する子供、

さらに使い捨てのように捨てられる子供たちの姿の中から

SOSを訴える瞳をみた。

本来このような事は断じて阻止しなければならない。

しかし世界の闇は深い。

その闇を知った時想像以上の深さを知る。

もちろんこのまま野ばらしにしてはいけないのも事実であり現実だ。

まず現実を知る事から始める。

そしてそれを阻止する力を大きくしていく事へ繋げる。

その先には子供たちを救う希望を求めて・・・

命の重さを知り、その重さに答えが見つからない場面にも

遭遇するかもしれない。

それでも疑問定義をしていかなければならない意識が

芽生えるキッカケの作品として現実から

目を背けない事が何より大切なのだと思う。

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