5
5日公開の映画「BALLAD 名もなき恋のうた」を鑑賞した。

この映画は2002年に公開された

映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」

を実写化した作品で現代に生きる少年が

突然戦国時代にタイムスリップしてしまい

そこで小国の姫とそれを守る侍との叶わぬ恋の行方を

見届けていくストーリーである。

PTAでは子供に見せたくない番組上位の

常連のアニメクレヨンしんちゃんだが、

実写版ではアニメのムードはなく

SFとして堪能できる作品となっており

叶わぬ恋と生きるか死ぬかで

生きた人たちに現代の考えを持ち込む事に

多少の違和感はあるものの

傑作と言われたアニメの気持ちは理解したい作品だ。
私自身クレヨンしんちゃんが放送を開始されてから

これまで殆ど観た事がない。

ドラえもんは小さい時には観ていたけれど、

何故かクレヨンしんちゃんはあのだるい

しんのすけの感じが馴染めないゆえか

全くと言ってよいほど関心度が1%以下という感じだ。

その変わりアニメではコナンやガンダムシリーズ、

ジブリ作品に関しては今でも高い関心度があるのだが、

どうしてもそんな感じだから

クレヨンしんちゃんの傑作作品?

と言われても私は全くピンとこなかった。

実際に実写版とアニメ版の差はないのだろうけれど、

私としてはこの作品クレヨンしんちゃんと

全く別物として観ることにした。

戦国時代でも1574年の天正2年が舞台で

地域は今の埼玉あたりらしい。

架空とはいえ、この時代の関東といえば

北条氏政が支配していた時代だ。

それ以前は上杉謙信公が関東管領職を行使して

関東へ遠征した時代もあったりと

何かと入れ替わりの激しい地域だったりする。

その中で小国の1城主の姫と侍の叶わぬ恋を描いた

作品がこの「BALLAD 名もなき恋のうた」だ。

監督が「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督という事で

期待は高かったが、あの事件で・・・

まあ強い侍は豪酒いや裸の大将でした

という感じでこの作品をレビューしたい。

キャスト

春日の国の鬼の井尻と恐れられる侍、

密かに廉姫を思っている

井尻又兵衛演じる草なぎ剛

春日の国の姫で又兵衛に叶わぬ恋を抱いている

廉姫演じる新垣結衣

北関東の大名で巨大戦力を持って

春日の廉姫を奪わんと攻めてくる

大倉井高虎演じる大沢たかお

現代からタイムスリップしてきた

少年川上真一演じる武井証

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

時は戦国時代……。春日という小国に、井尻又兵衛という

“鬼の井尻”と恐れられる無敵を誇る侍がいた。

ある戦の日、一瞬の隙から命を奪われそうになった又兵衛を、

未来からタイムスリップしてきた

という不思議な少年、川上真一が救う。

城主・康綱の命令で真一の面倒を見ることになった

又兵衛と真一との間には、

次第に奇妙な絆が生まれるようになる。

一方、真一やその家族の登場で、

一度受け入れられた康綱の娘・廉姫との縁談を

断られた北関東の大名・大倉井高虎は、

破談に激怒し春日の国に大軍を送り込んでくる。

互いに身分違いの恋心を抱く又兵衛と廉姫、

さらに真一たちの運命は……。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてSFを割り切って観る事になったけれど、

歴史に残らないほどの小国へタイムスリップしてしまう

真一がその前に真一は廉姫の夢を見るのだった。

そして川上の大クヌギの木の下で突然タイムスリップしてしまった

真一はそこで戦国時代に来た事を知るのだった。

どうしてタイムスリップしたのか考えてしまうと

やはり廉姫の願いがあったのだろう。

そしてそこで出会った又兵衛が真一の世話をする事になった。

仮に小学生がこの時代にタイムスリップしてしまった

としてどれだけ歴史の事をわかっているのだろうか?

と思うのだが、真一はまあまあの認識はあったようだ。

ただ時代が違う故にどうしても時代に合わない

部分も少なくなかった。

その頃真一が行方不明になった事を知った

暁と美佐子は真一の行方を捜していた。

そんな中川上の大クヌギの近くから真一が書いたと

思われる文が見つかるが、それがどうしても

この時代の物とは考えられなかったが、

美佐子は真一は戦国時代にタイムスリップしてしまったと

悟りタイムスリップする事を考えて

川上の大クヌギの下へ向かうのだった。

そしてタイムスリップした真一と合流するのだった。

そしてそこで真一は又兵衛が廉姫に

恋を抱いている事を悟るのだったが、

この時代では身分の違いから叶わぬ恋だった。

この時代は姫は政治の道具にされた時代であり、

特に一侍の身分では城持ちの姫と結ばれない時代だった。

真一はそれを理解し切れない中にいたが、

未来では自由に結ばれる事を美佐子は説くのだった。

しかしその中で大名の大倉井高虎が春日を

攻めてくる事になり春日の兵力500に対して

高虎軍は5000と10分の1の兵力しかなく籠城戦に持ち込んだ。

城にもよるけれど山城の場合は籠城に向いており

少ない人数でも籠城することは可能だ。

そして始まった戦いで果たして

又兵衛は廉姫を守ることができるのか?

そして廉姫との恋は叶うのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

自由の許されない中で結ばれたいと想っていた

侍と姫がいたとしても不思議じゃないと思うし、

小国の城は何時攻め滅ぼされるかわからない時代において

結ばれたい気持ちはそれぞれ心の片隅に締まっていた

又兵衛と廉姫、それを未来から来た

真一が2人の運命を変えていく訳だけれど、

確かにストーリーの内容として観ていくと

アニメで泣けたストーリーだったのはよくわかる。

ただこれは私としてよくわかるという認識であり、

実際の私はどうだったのかというと、

やはり私の中でしんのすけが頭に過った事と

どうしても真一の素朴な言葉が

どうしても時代に沿わないゆえに受け切れなかった。

やはりこれもクレヨンしんちゃんに対する

私の認識の差なのだろうが、

私自身は泣けないなあ・・・という感じなのだ。

確かに死にゆく人たちのために記念写真を撮影するシーンや

又兵衛に廉姫の写った携帯を渡して見るシーン、

最後の廉姫との別れのシーンは

本当に結ばれない恋に対する涙を誘うと思う。

でも私はやはり真一には1つ学んでほしかったのは

安易に許すと後々自らの身に降り注ぐ

という事を真一は理解していないという事だ。

真一は子供だからと言ってしまえば簡単に済むのかもしれないが、

やはりしんちゃんの甘さ、真一の甘さが

私にとって受け切れなかった私自身の敗因なのかもしれない。

一言で言ってしまえば刀を抜いた事のない人と

抜いてしまった人との差と言ってしまった方がよいだろうか?

許す基準を下げると当然下げなければならない。

しかし基準を上げれば上げたままにしなければならないという事だ。

戦国時代においてこのような許しを得て

寝首を取られたケースは多いだけに・・・

まあこれは個人的な事なので映像的な部分やストーリーの部分では

上手く構成された作品だと思います。

総評として何時の時代も叶わぬ恋は存在するけれど、

それでも伝えるか伝えないかで

その想いが叶わなくても後悔しない恋を導けたのだと思う。

廉姫の又兵衛への想いが願いとなり真一たちを呼び寄せた。

それはどの時代も変わらない想いなのかもしれない。

そして最後に備考となりますけれど、

毎回パンフレットを購入しているのですが、

映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」とは・・・

の紹介で受賞暦で日本インターネット映画大賞が掲載されておりました。

色々大規模な映画賞が紹介される中で

日本インターネット映画大賞も含めて頂けた事は

それだけ原作者と監督がこの賞に受賞コメントを頂いた

印象が大きかったからかもしれません。

この賞に投票者としてそしてのちにスタッフとして

参加して4年ですがこういう形で紹介された事は

関わっている者として嬉しいものです。

映画ファンの間では山崎監督作品の評判は良いだけに

年末の映画賞は楽しみですね。

ブログランキング・にほんブログ村へ

Ranking ブログランキングに参加しております。

BALLAD 名もなき恋のうた (小学館文庫)BALLAD 名もなき恋のうた (小学館文庫)
著者:百瀬 しのぶ
販売元:小学館
発売日:2009-07-07
おすすめ度:4.0
クチコミを見る



BALLAD名もなき恋のうた (アクションコミックス)BALLAD名もなき恋のうた (アクションコミックス)
著者:津寺 里可子
販売元:双葉社
発売日:2009-08-20
クチコミを見る



BALLAD ~名もなき恋のうた~(DVD付)BALLAD ~名もなき恋のうた~(DVD付)
アーティスト:alan
販売元:エイベックス・エンタテインメント
発売日:2009-09-02
おすすめ度:5.0
クチコミを見る



BALLAD 名もなき恋のうた オリジナル・サウンドトラックBALLAD 名もなき恋のうた オリジナル・サウンドトラック
アーティスト:サントラ
販売元:エイベックス・エンタテインメント
発売日:2009-09-02
クチコミを見る