14日公開の映画「なくもんか」を鑑賞した。

この映画は脚本宮藤官九郎、監督水田伸生、主演阿部サダヲによる

「舞妓Haaaan!!!」スタッフが送る第2段映画で、

とんかつ屋を継いだ兄が一生懸命働いて突然帰って来た

お店の娘と結婚した直後に小さい時に

生き別れた弟が人気お笑いコンビをしている事がわかり再会するが、

最初はなかなか打ち解けられない中で紆余曲折を経て

打ち解けていくストーリーである。

貧乏から始まり、色々な人生を経て再会した兄弟は

どんなに離れていても血の繋がる兄弟だし、

そして家族を持った事で知る幸せを感じる事になるだろう。
2年前の「舞妓Haaaan!!!」をこれでもかというほど

酷評してしまった私だけれど、

今回はというと・・・

確りやればこういう感動ストーリーを描けるじゃないか!

という位本当にすばらしい作品になっていた。

人生において産みの親は選べないが、

育ての親や血の繋がらない兄弟は選べるもので、

兄も弟もそれぞれ育ての人と出会う。

そしてそこから2人の転機を迎えていく訳だけれど、

この兄弟の父親は本当に遊び人で見せの金すら取っていくほど

どうしよもない父親だった。

最初はそのような目で観られるんだけれど、

次第に生きていく術を身に付けていくのだった。

そしてそこから色々な出会いと衝撃的な事実を知っていく訳だけれど、

それはレビューをしていくうちに色々と振り返っていきたいと思う。

キャスト

善人通り商店街にある小さな総菜屋「デリカの山ちゃん」二代目店主。

何時も笑顔を絶やさない商店街の人気者で山ちゃんの愛称で親しまれている。

初代店主夫婦から家族同然で育てられ、

二代目を譲られて先代の約束を受けて徹子にプロポーズして結婚するが、

その直後生き別れた弟の存在を知る

下井草祐太演じる阿部サダヲ

祐太の生き別れた弟で今は人気お笑いコンビ「金城ブラザーズ」の

弟としてボケ&ロマンチック担当の他主演ドラマにも出演するなど

レギュラー11本の売れっ子。

しかし祐太が突然訪れてきた事で身内の事が世間に知られてしまい窮地に陥る

下井草祐介演じる瑛太

「山ちゃん」初代店主夫婦の1人娘で成人すると言えを出て

10数年間も音信不通だったが、

突然帰宅してきてデブだった姿から見違えるほどの美女となっていた。

祐太のプロポーズを受けるが、

実は子供が2人もいて色々な過去を経験してもなお

祐太と結婚する事を決めて店の管理を徹底する

山岸徹子演じる竹内結子

「金城ブラザーズ」の祐介の相方でツッコミ&アカデミック担当。

全く売れなかった祐介の才能を見出した救世主だが、

今は何時祐介に捨てられるのか不安の中にいる

金城大介演じる塚本高史

「山ちゃん」初代店主の妻で今は夫の死で認知症に。

しかしある出来事を境に認知症が快方に向かう

山岸安江演じるいしだあゆみ

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

東京・下町。ハムカツで人気の「デリカの山ちゃん」の2代目店主・祐太は、

誰の頼みも断らない究極のお人よし。

彼は親に捨てられ、弟と生き別れた過去がある。

そしてその弟こそ、人気お笑い芸人「金城ブラザーズ」の祐介だった。

祐太は先代の娘・徹子と結婚、婚姻届を出すために手に入れた

戸籍謄本で祐太が実の弟だと知る。

早速祐介に会いに行く祐太。

しかし偽の兄弟芸人として売り出していた

祐介の態度はすげないものだった……。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして実に丁寧な入り方をしているという感じだし、

序盤のハイライトというべき流れはわかり易かった。

2人の兄弟の半生を描く上で短時間で描くのは難しいけれど、

それでも1番重要な部分を確り入れて描いた事で

その後の展開がわかり易くなった。

まず兄の祐太だけれど、父親は遊び人で好き勝手に

生きていたどうしようもない父親だ。

そんな父親から捨てられる直前に別れた女の間に生まれたのが祐介だった。

祐太はその後「とんかつ山ちゃん」にあづけられて

父親は店のお金を持ち出して逃亡・・・

そして祐太はそのお店に恩返しとばかりにバカのように良く働いた。

その働きぶりに1人娘でハムカツを食べ過ぎてデブになった

徹子より祐太に継がせた方がこの店にとって適任と考えた

初代店主は祐太にこの店を譲り、

秘伝のソースの仕込みを教えて数年後亡くなったのだった。

そしてそれから八方美人の祐太は山ちゃんの愛称で

何でも引き受けるのだったけれど、

そんなある日祐太の元に10数年間音信不通だった徹子が帰って来た。

その姿は10数年前とは全く別人のように美人になっていた。

月日は人を変えるというけれど、

70キロ以上あったと思われる体重が50キロまで

落とすのだから相当なダイエットをしたのだろう。

突然帰って来た徹子は認知症となってしまった母と再会するが、

何故か徹子の事だけは確り認識できた。

そして再びこの家で住む事になった徹子だったが、

ここで思わぬ徹子の秘密が明らかになるのだった。

なんと徹子は・・・2人の子持ちだった。

その子供が誰の子供なのかは終盤でわかるんだけれど、

それでも祐太は徹子にプロポーズした。

そして祐太と徹子はめでたく結婚するのだった。

まあ突然2人の子供がいる事を知ったらそれは驚くけれど、

それでも受け入れた祐太の心の広さと理解は

次第と徹子への愛となっていく。

しかしそこから祐太は戸籍謄本から弟が

人気お笑いコンビの祐介だという事を知るのだった。

祐介は現在人気絶大の金城ブラザーズでレギュラー11本で活躍していた。

祐介の生い立ちはとにかく貧乏生活の連続だった。

母親は小学校の時に交通事故で亡くなり、

その後児童施設で暮らしながら笑いで生きる術を身に付けていた。

そして金城大介との出会いで今や人気漫才コンビ金城ブラザーズ

として活躍している。

突然血の繋がった兄弟と知った祐介は簡単には受け入れられない。

そして後日祐太の実家に来てもう会わないでほしいと言われるが、

それを聞いていた徹子が切れてしまい、

お店のハムカツを食べてから言ってほしいというが、

そこで事件発生!

なんとそのハムカツに掛ける秘伝のソースが1滴も残っていなかった。

実は秘伝のソースは徹子の息子奏人が学校で臭いと虐められている事を

理由に捨てられていたのだった。

それに怒った徹子だったけれど、

祐太はそれを許して変わりに安い給食で使われるタレを

掛けたらこれが予想外の好評で再び大ヒットするのだった。

それでも祐太は祐介を応援し続けるが、

今度は大介が書いた祐介の貧乏を題材とした

嘘の自伝「コブ太と赤い車」が大ベストセラーを記録して、

映画化までされる。

それを読んだ祐太は嘘の自伝でもその境遇を自分に重ねていたんでしょうね。

そんな中ふと現れたのが祐太と祐介の父親だった。

今まで死んだものと思っていた祐太と祐介は

突然の出現にただただどうしてよいのかわからず

ひとまず祐太の家族と共に食事をするのだった。

しかしそこでは祐介が口論のキッカケとなる一言から始まり、

その場の空気が悪くなるが、

そこで徹子の母安江が親に向かって何てこと言うの!と言うのだった。

確かにどんな親でも親は親ですからその気持ちはわかりますけれど、

当人たちにとってはそれをなかなか受け入れられないものですよね。

そしてそれが祐介を窮地に追い込む。

いわゆるスキャンダルですけれど、親は選べないとはいえ、

これを知られたとしても自身は自身ですから・・・

暴力団の父親を持った酒井法子も事件を起こすまでは

暴力団の父だからと知っても応援しないという事にはならなかったはずだし、

道さえ踏み外さなければ誰が父親だろうと

堂々として生きれば良いと思うんですよね。

ただ道を踏み外せばやはり血は争えないと

言われても仕方ありませんけれどね。

話を戻して色々な事があった祐太が

何故か日曜日に何処かに出かけた後月曜日には笑顔を取り戻しているのだった。

それを不思議に思った徹子の娘静香は後を付けるのだった・・・

そこで見たものは・・・これも正直わからないではありませんね。

誰も仕事などで疲れたら発散したいものです。

それが祐太にとっては女装だった。

少女が見たらショックでしょうけれど、

趣味の範囲で収めるなら許してあげたいものですね。

それを知られた祐太は静香に沖縄への家族旅行の約束をさせられるのだった。

そして祐太は沖縄へ家族旅行をするのだった。

そこで色々な事がさらに明らかになる果たしてその真実とは一体・・・

そして祐太と祐介は解り合えるのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

本当に最後まで感動の多いシーンの連続だった。

もちろんそこには笑いもあるし、

真剣だからこそ伝わるものがある事を確り描いていた。

沖縄では徹子の不倫相手がまさかの人だという事を知るんだけれど、

徹子はどのようにしてあの人と愛人になったのか不思議なんだけれど、

デブでは振り向かなかったものの、美人になったら・・・

まあそんな感じかな?

徹子もその秘書時代があるから

いきなり法律的な話をするものだからそのギャップが見事だった。

そして最後の兄弟漫才は本当に兄が弟を助ける感動のシーンだった。

総評として例え親を選べなくても

自分が確り自分の生きる術を身につけられれば

誰かが確り認めてくれる事を最終的には

このストーリーでは表現したのだと思う。

生まれた環境は普通の家庭から比べれば辛い環境だ。

しかしそんな環境でも幸せになる事はできるし、

自ら道を開く事もできるけれど、

やはりそれを導いてくれるのは手を差し伸べてくれる人たちなのだ。

人は1人じゃ生きられないけれど、

誰かが差し伸べてくれるから

今の自分がいる事をより感じるストーリーでした。

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