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5月29日公開の映画「座頭市 THE LAST」を観賞した。

この映画は座頭市シリーズのラストを飾る作品で、

百姓になろうとした市が村を救うために

最後の戦いに挑むストーリーである。

座頭市シリーズ最後としては

インパクトに欠ける感じもあるけれど、

一時代の終わりとしては区切りになる作品となるだろう。
50年近く続くシリーズのラストという事で古くは勝新太郎が演じ、

北野武も主演した作品として継がれてきたけれど、

最後に演じるのが香取慎吾という事でどちらかというと

バラエティーのイメージが強い彼が

どういうラストを描くのかある意味注目ではあった。

私自身年代もあるけれど、あまり座頭市の原作を観た事がなく、

純粋のこの作品として観る事になったけれど、

妻を失い百姓として生きていこうとした

市の最後の雄姿をレビューしていきたいと思う。

キャスト

市演じる香取慎吾

市の妻タネ演じる石原さとみ

市の旧友柳司演じる反町隆史

柳司の息子演じる加藤清史郎

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

タネという女性を妻に迎え、

落ち着いた生活をしようとしていた座頭の市。

しかし、市を追うヤクザ者と決着を付けるため、

最後の闘いに向かう。

しかし、市を庇ってタネが殺され、市だけが生き残った。

心も体も傷ついた市は故郷の村に帰り、

友人・柳司の家に世話になりながら百姓として暮らすことにする。

しかしその村は、ならず者の天道一家に支配されており、

百姓たちは搾取されていた。

百姓たちは役人に現状を告発しようとするが…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして市最後の戦いが描かれる訳だけれど、

その冒頭にはその伏線となる市がタネを

妻にして落ち着いた生活をしようとした矢先に

ヤクザに追われ戦った末にタネを失うシーンから始まる。

冒頭からタネを失うという筋書きだけれど、

タネの出番が少なくなっただけでなく、

結局傷ついて故郷の村に戻る事になるわけだけれど、

傷ついて百姓になるという気持ちがどうなのかな?と個人的には思う。

このストーリーなら逆に最初からタネと

故郷の村に戻ってそこでタネが殺された方が

ストーリーとしては中だるみしなかったのではないかと思う。

故郷の村に戻った市はそこで旧友の柳司の元に

身を寄せて百姓暮らしをするけれど、

タネを失い普通の心理状態じゃない中で

すぐに百姓になろうとタネとの約束があったのだろうけれど、

そんな中でその村にもならず者の実力者天道一族による

支配で村と天道一族との対立が描かれるわけだけれど、

その争いに市も次第に巻き込まれていく。

当然座頭の市の存在は知れ渡っており

市は次第に戦わなければならない状況になっていく。

そして次々と村人の弾圧を始めた天道一族は次第に

村人を苦しめ黙って観ていられなくなった市は

柳司の力になろうと再び戦う事を決意する。

目の見えない市は耳で相手の動きを感じるが、

その強さは半端じゃない。

そんな戦いも終盤になる柳司は

この現状を殿様に訴えようとある作戦を企てる。

その作戦に市は柳司の言葉を信じて向かうが

はたして市は村を救う事が出来るのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

最後のシーンは座頭市らしく殺陣の連続で見ごたえはあるものの、

最後の対決では予想外の結末を招くのだが、

結局1番弱いであろう人が勝ってしまった。

市はこの戦いで誰を救ったのかな?というのはあるし、

市はこの戦いで救われたのかな?

という疑問を残して市のストーリーは終わった。

総評として壮絶な戦いを続けてきた市は故郷で

最後の戦いに挑んだわけだけれど、

最後の終わり方としては何ともあっけない終わり方だった。

もう少し相討ちぐらいの演出があっても

良かったのではないかと思うし、

その方が市の戦いとして見ごたえがあったのではないかと思う。

そういう意味ではラストとしてあっけなさに

ただただ惜しいラストにしてしまった感じがしてしまいました。

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座頭市 THE LAST座頭市 THE LAST
著者:山岸 きくみ (脚本)
販売元:扶桑社
発売日:2010-05-28
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