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10月1日公開の映画「大奥」を鑑賞した。

この映画は江戸時代中期を舞台にした作品で、

突然謎の疫病により男の数が減少し女が主となる世界で

男が大奥に入りそこで繰り広げられる将軍の夫となるべく

権力闘争が描かれるストーリーである。

現実にあった世界の逆バージョンとして描かれるが、

逆になれば逆なりの嫉妬と権力闘争が繰り広げられ、

そこで民の事を考える将軍とのやりとりが繰り広げられていく。
大奥の世界が描かれる事はこれまで数多くあった訳だけれど、

これが女ではなく男だったらという視点で描かれるのが今回の大奥である。

女には女の世界があるように男には男の世界がある訳であるんだけれど、

通常男の世界は権力闘争の世界を描かれていく訳だが、

この大奥では男の強かさの中に色々な思惑で物事が動いていく。

そして女将軍吉宗が大奥の存在について考え直す事から

大奥の存在意義を改めて考えさせられることにもなる。

大奥に行きついた先に待っている結末とは一体・・・

キャスト

男女逆転の世界の中でも武士道を追い求める。

旗本の実家を救うために身分の違う恋を断ち切るために大奥に入るが、

そこで権力闘争に巻き込まれていく

水野祐之進演じる二宮和也

8代将軍で御三家の激戦を経て将軍に就任した女傑!

不況の世を憂い倹約政策を実行しこれからの世の行く末を考えている

徳川吉宗演じる柴咲コウ

大奥総取締で大奥の最大権力者である

藤波演じる佐々木蔵之介

大奥の中でもエリート中のエリートで将軍の夫になる事を狙っている

松島演じる玉木宏

水野が大奥へ入った時に大奥の事を色々手ほどきをする

杉下演じる阿部サダヲ

水野と叶わぬ恋をする事になる

お信演じる堀北真希

吉宗の幼馴染で参謀として政治で活躍する

加納久通演じる和久井映見

吉宗に認められ江戸町奉行となる

大岡忠相演じる板谷由夏

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

男だけがかかる謎の疫病が蔓延し、

男の数が女の4分の1に減ってしまった江戸時代。

そこはすべての要職に女が就き、

男は子種をほしがる女に体を売る男女逆転の世界だった。

そんな中、一人の女将軍に3000人の美男が仕える大奥に、

ひとりの青年が足を踏み入れる。

困窮した旗本の実家を救うため、奥勤めを決意した水野祐之進だ。

そこで大奥の贅を尽くした煌びやかな表の顔と、

才色兼ね備えた男たちが熾烈な争いを繰り広げる裏の闇を目にし、

衝撃を受ける水野。

しかし彼自身も、やがて権力闘争の渦中に投げ込まれていく…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして、

男女逆転世界を描いていただけだけれど、

確かに逆転したらメイン全てが女が取り仕切るのは当然であり、

力仕事ですら女の仕事になる。

冒頭でも飛脚、船頭、大工などで女が活躍している姿が描かれている。

そうなれば当然風俗も逆転現象が起こる訳で、

男が風俗で体を売るという逆売春も描かれる。

少ない種子を多い卵子に提供するという事になるのだが、

ただこれって吉原に代表される風俗で考えると

男が女のように何人も客を取れるほど続くものじゃないので

1人に客を取れて2人が限界だろうね。

ある記事で読んだ事があるけれど、

女性向け風俗が全国に存在するらしくこれが意外と人気らしい・・・

しかし肝心の男は1日に何度もできるものじゃなく4人ほどになったら・・・

限界・・・

保険体育の授業みたいな事を書いてしまっているけれど、

逆転しても男と女の生殖体系が変わる訳じゃないから・・・

話を戻すとそんな逆転世界でも武士道に励む祐之進は

身分の違う町娘のお信との恋をしていたが、

自らの実家を救うためにお信との恋を絶って

大奥へ入る事を決意する。

大奥へ入る事は一般社会との関係を絶つという事になる訳だが、

それを承知してお信との恋は終わった・・・

そして大奥へ入った祐之進だったが、

そこは男の陰湿ないじめや嫉妬、

そして権力争いの絶えない世界だった。

今まで明るい世界で生きてきた祐之進にとって

大奥の世界はあまりにも暗く映った。

確かにこれだけの男がいるとそれだけで

自分が光るのが難しいのも事実だ。

その中でも祐之進は大奥に入った時に

出会った杉下の助言を得て着実に出世し、

その中でも祐之進に叶わないと自害して果てる者もいた。

そんな苦難を乗り越えて抜擢され続けて

ついに将軍吉宗の顔見世の時がくる。

将軍吉宗は実際の世界では将軍家初の正統以外から

将軍になった人だけれど、不況で政治が停滞していた中で

享保の改革を行い米将軍と呼ばれた将軍だった。

歴代将軍の中でも5本の指に入る名君と言われているだけあって、

女将軍吉宗も知性ある将軍として庶民を考え、

将軍家の財政再建へ動き出す姿が描かれている。

確かに大奥の財政は幕府の年間財政の4分の1を占めていたと

言われるだけにわざわざ将軍の跡取りだけに

これだけの費用を投じるというのは・・・

逆に現実世界ではこれだけ女に豪華衣装を着せないと

将軍はたたなかったのでしょうかという感じですが、

それだけお家存続に莫大な費用を投じていた事実がある訳で、

これに吉宗はメスを入れる事になる。

そして顔見世で見事に吉宗の心を射止めた祐之進だったが、

これはある罠が仕掛けられていた。

それを後で知った祐之進と吉宗は色々な想いを

持って初の初夜を迎える。

果たして祐之進と吉宗は結ばれるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

実際にこの話には続きがある訳なんだけれど、

確かにこの制度ってね・・・

将軍が気に入った男が犠牲になるという制度はどういうものなのか・・・

それに疑問を持ち吉宗は粋な計らいをする訳だが、

やはり理由なき犠牲はどの世でも納得がいかないものであり、

何とかしたいと思えるものだ。

その先に本当に結ばれる2人がいる訳だけれどね。

総評としてラストシーンでの吉宗のリストラを

言い渡すシーンは本当に保護されるべき人を残し、

1人でも生きていける人は世に出て貢献せよ

という考えはある意味見事な判断だった。

このご時世人材を埋もれさせるより活かす方向性は

今の世にも確り通じるものがあった。

人材をどう活かし、そしてどう采配を振るうのか・・・

その采配によって本来結ばれなかった2人が結ばれた。

この采配も本当に見事という采配だ。

例え限られた人材の中でも活かし方次第では

埋もれるより解き放ち活かせという事を

今の不況の世に問いかけているのだと感じたラストでした。

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