3月12日公開の映画「SP 革命篇」を鑑賞した。

この作品は2007年に放送されたドラマSPの続編で

2010年10月に公開されたSP野望篇の続編であり

完結篇となる作品である。

今回は国会議事堂を占拠し、

国家転覆を目指す黒幕たちがSPたちとの攻防を繰り広げるが、

真実に辿り着いた時果たして

ここまで大規模な事をする必要があったのだろうか?

と疑問視する事になりそうだ。
ドラマシリーズではかなり面白いという話だったので

劇場版を観る事にしたけれど、

元々SPというのは警護する側であり、

その身分からしたら野望篇位までが

本来の守備範囲という感じなのだが、

今回はその範囲を大きく超えてしまっている。

国会議事堂を占拠する黒幕たちは国家に革命をする事を目指すが、

果たしてそれをSPたちが止める事ができるのか?

ストーリー

テロリストとの死闘から二ヶ月。

負傷から回復した警視庁警護課第4係のメンバーは、

要人警護の通常任務に戻っていた。

それぞれの警護対象者の車に乗り込んだ彼らは、

麻田内閣不信任案の採決が行われる国会議事堂に集まる。

国会議員たちが次々と衆議院棟・本会議場に着席していく中、

来るべき事態をかすかに感知しはじめる井上。

そして麻田内閣の行く末をマスコミが注視する中、

いよいよ本会議がスタートする。

だがその一方で、衆議院議員会館に人知れず

テロリスト集団が到着していた…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして前回の続編であり

完結編になるんだけれど、

ストーリーの殆どは前作でほぼ準備完了しているので

舞台は国会議事堂を占拠した尾形総一郎ら

SPを含むテロリストとの攻防が2時間以上描かれていく。

その中でどうして尾形総一郎が

この国会議事堂を占拠しようとしたのか?

という結末が描かれていく訳だが、

まずはその前に国会議事堂を占拠するまでの過程を観ていくと、

正直国会議事堂ってこんなに意図も容易く

占拠できてしまうものなのだろうか?

と思ってしまうほどアッサリ占拠している。

これも確かに身内に裏切った者たちがいた事を差し引いても

SP以外に武装している者がいないのはある意味考えものだ。

これが海外ならかなりの武装で警護されているだろうし、

内部も相当厳重にチェックされているはずだ。

逆に考えてしまえばSPさえ取り込めば占拠できるという事になる。

そしてこの計画において1番邪魔なはずの

井上ら部下たち4人を尾形総一郎は配置している。

これは劇中では止めてほしかったのか?

それとも他に目的があったのか?

これが結末に進むにつれどうもその理由が見えなくなっていく。

尾形総一郎はこの国会議事堂を占拠する前に

井上に手紙を書いている。

その手紙は最後まで明かされないままなのだが、

何か思うところがあったのだろうか?

それともこの計画の全貌が綴られていたのか?

色々な推理ができるところだ。

そして尾形総一郎は黒幕のテロリストと取り込んだ

SPたちと共に国会議事堂を占拠した。

その頃公安部員・田中が尾形の証拠を掴み

「尾形は身分詐称をして入庁しています。

本物の尾形総一郎は別にいます!」 と報告していた。

まあこの時点で尾形総一郎は別人であり、

あの尾形総一郎は別人だという事だった。

それを知らない井上たちは国会議事堂で

尾形総一郎に占拠された事を知り

どう行動して良いのか考慮する。

しかしその頃尾形総一郎の味方した

SPたちが井上らを襲った。

しかしここは井上達は見事に撃退した。

そして井上達は尾形総一郎の革命を止めるべく

国会議事堂衆議院本会議場へ乗り込もうとしたのだった。

果たして井上たちは尾形総一郎の革命を止める事ができるのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

結局のところ結末に向かうまでに

このテロの目的がわかる訳だが、

動機を考えるとわざわざここまでしなくても

総理大臣だけを標的にすれば良かったのではないか?

と思えてしまう動機だ。

本当に国家を変えたいのだったら

各大臣の汚職を暴いてしまったところで

大臣たちが生かされる訳がなく処分されるのが明白だから、

道連れにする必要があったのだろうか?という感じだ。

確かに尾形総一郎の本性は殺された

父の復讐劇だったのは確かに理解する。

それは井上も同じ境遇だった事を描かれてきた訳で、

そこに更なる裏があったのもある意味わかる。

それが黒幕の1人でもあるんだけれど、

繋がりは理解して、相手が内閣総理大臣だったから

国会議事堂を占拠し、

その後のストーリーは尾形総一郎は

描いていなかったという事は

尾形総一郎にとって内閣総理大臣への復讐だけで

十分だったという事になってしまうのかもしれない。

そう考えれば尾形総一郎が井上に殺されるのを

最後に望んだと理解する事はできるんですけれどね。

総評として革命は復讐劇だった結末だったけれど、

その復讐劇に便乗して国家を乗っ取ろうとした

黒幕がいた事は事実であり、

その黒幕は結果的に尾形総一郎が復讐劇に失敗した事で

すべての証拠を残して姿を暗ました。

要するに事件は終わらなかったのだ。

まあ最も無理もない事だけれど

SPができる事はマルタイを守る事で

国家を守る事じゃないから

そもそもがSPが革命を阻止するという筋書に

そもそも無理が生じていた。

どんな作品でもそうだけれど

守備範囲の枠を超えてしまうと

それに見合わない作品になってしまう事が

少なくないのも事実だ。

マルタイを守る事を重点に置いて

テロリストと対峙する野望篇位の規模で

終わらせていた方が作品的には無理がなかったのかもしれない。

本当の革命は復讐劇の延長線上じゃない

という事を忘れてはならないだろう。

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