7月16日公開の映画「コクリコ坂から」を鑑賞した。

この映画は「なかよし」にて1980年1月号から同年8月号まで連載された作品で、

舞台は1963年の横浜を舞台にある少女が毎朝、

海に向かって、信号旗を上げている。

その信号旗を毎日見ていた青年とが出会い、

新しいものへ移り変わろうとしている時代に文化的な建物を守ろうと学生たちが運動を起こし、

それに関わっていく事で2人の関係とその両親の真実を知っていくストーリーである。

時代は何時も流れていくけれど、どの時代に必ず残さなければならない事があるし、

そして世代を超えて伝えなければならない事があるのだという事を知るだろう。
宮崎吾朗監督第2弾作品という事でゲド戦記から丁度5年の月日が経過した。

ゲド戦記の時には色々父宮崎駿と比べられたものだったが、

今回は共同作業という事で一体どのような作品に仕上がるのだろうか?という事があった。

確かにこの作品は派手さはないんだけれど、

それぞれの時代を継承していく中で残していくべきもの、

そして受け継いでいくものが描かれていく。

スタジオジブリ作品としては「海がきこえる」や「耳をすませば」に近い作品になるのだろうが、

どの時代にも継承すべきもの、残していくべきものが必ずある。

その中でスタジオジブリはあのメッセージもその1つになるのだろうが、

いずれは残してはならないものとして

これから次なる作品へのメッセージとなっていくのだろうと思うし、

それを受け継ぐのもまた息子である宮崎吾朗監督なのだろうと思う。

舞台は1963年の横浜、丁度戦後18年が経過した時代だ。

その時代は学生運動が起り出そうとしていた時代だし、

その流れがこの作品でも描かれている。

そんな中で知り合った少女と少年にはある真実が隠されていた。

それを知った時2人はどういう想いでその真実を受け止めるのだろうか?

キャスト

松崎海演じる長澤まさみ

風間俊演じる岡田准一

松崎花演じる竹下景子

北斗美樹演じる石田ゆり子

広小路幸子演じる柊瑠美

松崎良子演じる風吹ジュン

小野寺善雄演じる内藤剛志

水沼史郎演じる風間俊介

風間明雄演じる大森南朋

徳丸理事長演じる香川照之

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

1963年、横浜。

港の見える丘にあるコクリコ荘。

その下宿屋を切り盛りする16才の少女・海

彼女は、毎朝、海に向かって、信号旗をあげる。

旗の意味は「安全な航行を祈る」。

タグボートで通学していた17才の少年・俊は、

海の上からその旗をいつも見ていた。

翌年に東京オリンピックを控え、

人々は古いものはすべて壊し、

新しいものだけが素晴らしいと信じていた。

そんな時代に、横浜のとある高校で、小さな紛争が起きていた。

古いけれど、歴史と思い出のつまった文化部部室の建物、通称カルチェラタン。

それを取り壊すべきか、保存すべきか。

そんな事件の中で、海と俊は出会う。

俊はその建物を守ろうと学生たちに訴える。

海はその建物の良さを知ってもらおうと大掃除を提案する。

徐々に惹かれ合うふたりに、ある試練が襲いかかる。

「嫌いになったのなら、はっきりそう言って」

「俺たちは兄妹ってことだ」

「どうすればいいの?」

自分たちは兄妹かもしれない。

それでも、ふたりは現実から逃げずにまっすぐに進む。

そして、戦争と戦後の混乱期の中で、

親たちがどう出会い、愛し、生きたかを知っていく。

そんな中で、ふたりが見出した未来とは——。

以上コクリコ坂からHPより


結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして時代は東京五輪の前年が舞台だけれど、

この年は丁度戦後18年という月日が経過し高度成長期へ向かおうとしていた。

この時代の学生たちのエネルギーは凄く、

自分たちが時代を変える事ができると思うようになっていた時代だ。

今とはかなり違うけれど、

その時代にある少女と少年との交流で知る両親の過去を辿っていくのだけれど、

この時代の子供たちは戦争孤児になっていた子も少なくなく、海もその1人だった。

母親はアメリカへ留学した事もあり下宿屋コクリコ荘で

下宿屋の手伝いをしながら通学していた。

そんな中で出会うのが俊だった。

出会った時から運命的な気持ちをお互い抱き次第に会うようになる。

そこで学校で起きたのが歴史と思い出のつまった文化部部室の建物、

通称カルチェラタンの建物存続運動だった。

歴史ある建物が次々と解体される中でこの建物の歴史上重要である事を

訴えようとと生徒たちが立ち上がる。

まあ古いだけあって歴史を感じさせるんだけれど、

その中で海と俊はその活動の中心となっていく。

その中で2人はそれぞれの生い立ちも知っていく訳だけれど、

それが次第に知る事でお互いが兄妹ではないか?

という想いがそれぞれ交錯する。

その中で2人は真実を知ろうと両親の事を調べ始める。

果たして2人は本当に兄妹なのか?

それとも・・・

結末は劇場で観てほしいけれど、

何時の時代もそうだけれど、

生い立ちを語られないケースは少ないない訳で、

それが語れない生い立ちならなおさらだが、

この時代の生い立ちは両親が戦死したケースもあり、

なかなか知る由もない事が少なくない。

その中でその真実を知ろうと両親たちの過去を知り始めていく訳だけれど、

それを辿る事で両親が海の父と俊の父は親友だったという事実に辿り着く。

結果的には兄妹じゃなかった訳だけれど、

それでも親しかった事でより親近感を覚えた2人は

両親の想いを背負ってこれからも2人で生きて行くのだろうと思った。

総評して戦争孤児という現実がこの時代には確かにあった。

それは戦争という悲劇の中で離れ離れになった

それぞれの子供たちが運命の再開を果たすストーリーだった訳だけれど、

両親の生き方と生い立ちを通じて生き方と愛し方を

それぞれが受け継いでいる事を2人は知った。

それは紛れもない真実だった訳だ。

そしてその想いは次の世代へと受け継がれていく事になる。

私たちはそれぞれの世代が次の世代へ受け継がれていく事をもって

生きている事を教えてくれたストーリ−だったと思います。

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