15日スタートのドラマ「運命の人」を視聴した。

このドラマは1972年に沖縄返還を巡る外交秘密を暴こうとした

政治記者がそのスキャンダルに巻き込まれていくストーリーである。

今問題になっておる沖縄問題だが、

その歴史を踏まえれば素通りできないドラマになるだろうし、

沖縄問題を考える機会になっていくだろう。
山崎豊子作品は私としてはあまり得意じゃない

政治問題を数多く扱われているので政治を語る

引出があまりない分簡潔なレビューになり易いのだが、

まあそれでも法廷で一度も負けた事のないたかが主筆のモデルもいるという事で

ちょっと気合を入れて書いてみる事にした。

政治記者というのは政治家との癒着もさることながら

やはり危ない橋を多く渡るケースが絶えない。

たかが主筆はそんな政治記者時代を経て

絶大な権力を現在振るっている訳だから

政治家と癒着すればそれだけ1国を動かせてしまう力を持てるという事は歴史が証明している。

そんな中で沖縄返還という歴史的な出来事について

色々考えて行かなければならないのだろうが、

やはり冒頭のシーンを見るとそれだけ政治スキャンダルに

巻き込まれた末にという感じがする

結末に行き渡る経緯とは一体何なのだろうか?

そこへの末路をレビューしていきたい。

キャスト

弓成亮太演じる本木雅弘

弓成由里子演じる松たか子

三木昭子演じる真木よう子

山部一雄演じる大森南朋

司 修一演じる松重 豊

清原 了演じる北村有起哉

金田 満演じる遠藤雄弥

萩野孝和演じる梶原 善

恵比寿史朗演じるでんでん

荒木 繁演じる杉本哲太

安西 傑演じる石橋 凌

吉田孫六演じる升 毅

山本 勇演じる小松和重

林外務次官演じる石丸謙二郎.

弓成正助演じる橋爪 功

弓成しづ演じる吉村実子

弓成洋一演じる今井悠貴

弓成純二演じる山崎竜太郎

八雲泰造演じる山本 圭

八雲加世演じる高林由紀子

青山芙佐子演じる柴本 幸

鯉沼 玲演じる長谷川博己

三木琢也演じる原田泰造

鳥井裕三演じる斎藤 歩

松中雄也演じる眞島秀和

十時正春演じる伊武雅刀

井口捜査二課班長演じる小市慢太郎

森 靖之演じる浅野和之

大野木正演じる柳葉敏郎

坂元 勲演じる吹越 満

横溝 宏演じる市川亀治郎

愛川輝一演じる大和田伸也

曽根川靖弘演じる本田博太郎

田淵角造演じる不破万作

福出赳雄演じる笹野高史

小平正良演じる柄本 明

佐橋慶作演じる北大路欣也

ストーリー

1971年、東京。

沖縄返還を一年後に控え、

総理官邸や外務省は連日たくさんの記者で溢れかえっていた。

佐橋慶作総理がアメリカと、米軍基地の永続的使用を認める

合意を交わしたのではとの噂がまことしやかに流れていたからだった。
.
佐橋総理の会見で鋭い質問を浴びせたのは

毎朝新聞政治部のエース記者・弓成亮太。

弓成は傲岸ともいえる自信と情熱に溢れ、

政治記者としての道を走り続けていた。

ぶしつけともいえる態度で社内にも敵が多いが、

数々のスクープをあげ、次期総裁候補といわれる自由党・小平正良と

家族づきあいを許されるほどの弓成には、

社内も他紙の記者も一目置かざるをえなかった。

そんな弓成とスクープを競う読日新聞の政治部エース記者・山部一雄。

山部は政治家に人脈を持ちフィクサー的存在として一目置かれている存在で、

弓成とはまったく違うアプローチで政治と関わり、

スクープをモノにしてきた。

ライバルでありながらも認め合い、

情報交換をしあう盟友でもある二人は抜きつ抜かれつ、しのぎを削っていた。

「聞いた通りに書くのは単なる“聞屋(ぶんや)”だ。

本物の記者はテーマを持って本質を問い続ける“問い屋”でなければならない」

と信条を語る弓成はまた、

「記者に必要な正義は情報源の秘匿だけ」と自信を持って言い切る。

自分の記事でこの国の未来を変えたい、

と記者として大きな野心を持つ弓成を支えるのは妻の由里子だった。

由里子は新聞記者の妻として二人の男の子の母として、

仕事に没頭する夫に結婚以来献身的に尽くしていた。

ある日、弓成は昵懇(じっこん)の間柄である

外務省ナンバー2の安西傑審議官に対米交渉状況を聞くため審議官室を訪れる。

弓成の熱く鋭い問いにしばし思案した安西だが、

手元の資料を机の引き出しに押し込んで部屋を出る。

落胆する弓成に蠱惑的(こわくてき)な眼差しでコーヒーを差し出す女性がいた。

事務官の三木昭子である。

独特な雰囲気を持つ彼女と言葉を交わしている最中、

弓成は安西の引き出しからはみ出している書類が

自分が知りたがっていた「米軍基地返還予定リスト」であることに気付く・・・。

以上TBS運命の人HPより


今回は沖縄返還合意まで目前に迫った1971年からこの事件は始まる。

沖縄は当時アメリカの占領下となっており、

日本復帰が日本本国としても悲願だった。

まあ元々太平洋戦争は日本がアメリカに宣戦布告して

始まった戦争なので強く交渉できる立場になかった事実があるけれど、

それでも粘り強い交渉で返還実現目前まで迫っていた。

今この歴史を振り返ると日本とアメリカの関係は

実に奇跡的な関係になったと感じている。

事実日本は今だにソ連時代から北方領土の返還が実現していない事実があり、

その北方領土を占領されたのがポツダム宣言後だった事もあり、

その条約の中に北方領土の件は含まれなかった。

以後40年に渡る米ソ冷戦時代が続くのだが、

日本はそのアメリカとの防波堤的な存在として

アメリカの支援の下で自衛権のみ持ち経済発展をして今がある。

全世界見渡しても徴兵もなく、

戦争もない日本という平和な国は数少ない国の1つである。

まして日本はアメリカとの戦争でボロボロにされてもアメリカは独立を認め、

国連に復帰し、さらには条件こそ色々あったものの

沖縄諸島を返還されている。

そういう返還された歴史という点では以後香港、マカオの返還があるけれど、

平和的な返還は数少ない。

そういう歴史を垣間見てこの沖縄返還を考えて行くと

本当に返還は奇跡的な実現だったという事になる。

まして当時はアメリカは敗戦するがベトナム戦争を行っていた時の話だ。

それも基地を縮小した上でという事だ。

今普天間基地移転問題で色々問題になっているけれど、

これは個人的考えだがもしアメリカ軍が沖縄から完全撤退した時

北朝鮮などで有事が起きた時どうするつもりか?という点だ。

有事が起きる訳ないと思っているようなら寝ぼけているな!と言うが、

やはり防衛的な部分を踏まえると日本はアメリカの支援無くしても本土は守れない。

そう考えると中国の動きもそうだが、

沖縄から基地の撤退そのものが現実的じゃない

問題だという事を目を向けなければならない。

沖縄に基地を留めるという意見を書くと沖縄の人たちから

現実を知らない人が何を言っている!と言われるかもしれないが、

中国が沖縄近海まで軍艦や潜水艦が行き来している事実など

本当の安全面を踏まえればアメリカ軍がいるからこその

沖縄だという事も忘れてはならない。

確かにいない方が良いのはわかるが、

まだ東アジアに脅威がある以上なるべく住宅地の少ない地域への移転が

現実的であるのは否めない。

確かに今の基地は住宅が近過ぎるゆえに危険ではあるので

そこからの移転は早期実現すべきだろうと思う。

理想は国外、現実は沖縄県内という現実を向き合いながら

ドラマを観ていくと色々勉強になるのではないかと思う。

今回はそんな中で沖縄返還合意までに起こるスクープ合戦が繰り広げられる。

毎朝新聞政治部のエース記者・弓成亮太はライバルである

読日新聞の政治部エース記者・山部一雄とスクープ合戦を繰り広げていた。

まあ何処の新聞社かは見ればわかるんだけれど、

読日新聞社の山部一雄はあの20年以上主筆として

新聞社に君臨する法廷で1度も負けた事のないと豪言する

あの会長さんがモデルな訳だけれど、

一雄は政治家と癒着していく事でスクープを取り、

そのスクープは政治家の思惑によって流されるものだった。

確かに政治家の都合によるスクープであるなら足元を取られにくい。

しかし亮太の場合は秘書官を捕まえてスクープを取ろうとしたことで後々失脚しているらしい。

やはり情報は力のある者から奪えという事なのだろうが、

それが良いのか悪いのかは何とも言えない部分があり、

必ずしもどちらも良いとも言えない部分もある。

これは新聞業界でなく、色々な業界にはそれぞれ強力な実力者が存在し、

その実力者の意向次第で物事が動くケースは珍しくない。

実際にこのモデルとなる主筆も表向きは会長だが、

事実上のオーナーであり最高権力者として人事に口出しする。

それで今揉めている訳だけれど、

権力も行き過ぎると反乱を招くし、

長く権力に居座ればいずれはそうやって反対勢力も生まれる事も差しているものだ。

そして芸能界もやはりそういう大物が存在する訳で、

その大物の意向次第で俳優、女優、司会者が出演できなかったり、

スクープにされなかったりする。

今年公開される某大人気刑事映画もその人の意向で出演できない人がいるし、

先日ある司会者があの人の強い意向で大きな問題視にされないなど、

私たちがなかなか手を出しにくい相手だと全てを失う覚悟で挑まなければならない。

当然ここで登場する亮太はそういう権力に立ち向かっていく訳だが、

その為には内部から崩す必要がある。

そこで取り入ったのが事務官の三木昭子だった。

昭子は正義感に溢れる亮太の熱意に次第に協力して行き、

外交秘密事項を亮太に手渡すようになる。

それがやがて男女の関係に発展し追い込まれていく事になるようだが、

そこから一体どんなスクープが出てくるのか?

沖縄返還調印後のスクープ合戦に注目だ。

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