1月28日公開の映画「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜」を鑑賞した。

この映画は2010年4月に放送されたドラマ「新参者」の続編となる作品で、

日本橋の麒麟像の下で亡くなった男性とその周辺に被害者のバックを持って

交通事故で瀕死の重傷を負った容疑者の事件を負った2人の刑事が

その真相を追及して行くストーリーである。

事件は様々な様相を呈して、被害者がどうして麒麟像の下まで歩いてきたのか?

そしてどうして容疑者は逃げたのかを追ううちに被害者が隠していた

ある行動が事件の真相をさらに広げて最後には予想もしない結末を観る事になるだろう。
私はこのドラマを1度も観ていないので加賀恭一郎が

どんな活躍をしてどんな事件に関わってきたのかを知らないまま鑑賞したんだけれど、

それを知らなくても十二分にこの単独作品として事件を終えるようになっており

彼の過去を知らなくても特に問題はない。

今回の事件は日本橋麒麟像の下で男性が瀕死の重傷になりながら

歩いてここで力尽きた事から事件は始まる。

その事件を担当する事になった加賀恭一郎と松宮脩平は被害者と容疑者を追ううちに

ある事故に辿り着く。

その事故は次第に事件を混迷させていくが、

その中で容疑者が死亡してしまい事件は迷宮入り寸前まで追い込まれる。

しかし加賀たちはある事をキッカケにこの事件のカギを見つけていく。

果たして加賀はこの事件の結末をどう立ち会う事になるのか?

キャスト

加賀恭一郎演じる阿部寛

中原香織演じる新垣結衣

松宮脩平演じる溝端淳平

青柳悠人演じる松坂桃李

吉永友之演じる菅田将暉

杉野達也演じる山賢人

横田省吾演じる柄本時生

青柳遥香演じる竹富聖花

黒沢翔太演じる聖也

青山亜美演じる黒木メイサ

加賀隆正演じる山崎努

八島冬樹演じる三浦貴大

糸川肇 演じる劇団ひとり

吉永美重子演じる秋山菜津子

小竹由紀夫演じる鶴見辰吾

小林演じる松重豊

金森登紀子演じる田中麗奈

青柳武明演じる中井貴一

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

日本橋にある翼を持った麒麟像の下で、青柳武明という男性が息絶えた。

彼はナイフで刺された状態で8分間も歩き、わざわざその像の下までやって来て倒れたのだ。

日本橋署の刑事・加賀恭一郎は、青柳のそんな行動に疑問を持つ。

容疑者の八島冬樹は、青柳の鞄を持って逃走している最中に車に轢かれて意識不明になっていた。

加賀は警視庁捜査一課の刑事で従兄の松宮とタッグを組み、

八島の恋人・香織や青柳の家族たちに話を聞いて回る。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてまずこの事件は日本橋の麒麟像の下で

被害者青柳武明が瀕死の重傷で倒れているところを

発見され死亡した事から事件が始まる。

事件発生と共に緊急警備が敷かれ、

そこで不審人物として八島冬樹が警察から逃げてその途中でトラックにはねられ、

こちらも瀕死の重傷を負ってしまい、

八島冬樹の持っていたカバンは被害者青柳武明の物だった。

事件は八島冬樹の犯行が最有力とされたが、

これに待ったを掛けたのが加賀恭一郎だった。

加賀は状況証拠だけではどうして麒麟像の下まで

青柳武明が歩いて行ったのか説明ができないという事もあり、

周辺の聞き込みを開始する。

まず容疑者とされた八島冬樹の調査を開始する加賀は

八島が半年前に派遣先を解雇されたために仕事を探していた事を知る。

その派遣先で半年前に仕事中に事故で怪我をして労災認定もされずに解雇されていた。

八島には中原香織という同郷の女性と同居生活をしていた。

香織は冬樹がそんな事をする訳がないと強く否定するも、

冬樹が青柳武明のカバンを持っていた為に証言だけでは覆らない。

そこで加賀は冬樹がどうして解雇され、そして当日何をしていたのかを捜査する。

一方で加賀は被害者となった青柳の家族に関しても捜査をする。

そこで加賀は青柳武明は冬樹の勤めていた会社の生産本部長をしていた事を知るも、

その事故は武明による労災隠しという事がわかり世間は

一気に被害者家族に向けて厳しい目を向けられた。

労災隠しについてだけれど、

労災を起こしてしまうと労働基準局に厳しい警告や勧告を受ける。

当然その不祥事は会社にとってマイナスになるために

多少の怪我ならまず労災にはせず通常の生活による怪我として扱われる。

私も経験があるんだけれど、

仕事で怪我をした場合それはどんな状況でも労災という扱いになる。

これは通勤も同様だけれど、

通勤はある程度不可抗力があるとしても工場での怪我については

その工場側としてはその怪我が軽傷なら隠してしまいたいものだ。

私は工事で怪我をした時に報告もせずに病院へ行ってしまったので

事後報告となり後で怒られたものだけれど、

本来はまず上司に報告してさらにそこで判断を仰いで行くものだけれど、

大抵そこで労災ではなく通常の生活での怪我にしようという話になる。

そして労災に認定されないように病院へ行くという流れがなるものだ。

ゆえにここで登場するカネセキ金属のケースも実際に有り得るケースだ。

私のケースの場合は既に工場も無くなり、数十年前の話なので時効だが、

こういうケースで泣き寝入りするケースは後を絶たないと思いますよ。

特にこれだけ厳しい経営環境だと人員を削減してギリギリの人数で

やっている工場は多いですからね。

そしてその責任はその部門の責任者が負わされるものでもある。

そしてそこから八島冬樹は半年間就職活動をするも

仕事に辿り着けない日々が続いて犯行当日を迎えるのだが、

ここで冬樹は1度アパートに戻って穴の開いていない靴下を取りに戻っている。

一方加賀は青柳武明が所持していた中で家族も心当たりがない。

その1つにネットカフェの会員証、心当たりのないメガネケース、

そして殆ど言った事のない日本橋周辺だった。

カネセキ金属は国立にあり、自宅は練馬、会社は新宿と日本橋からはどこからも遠くにあった。

そこにどうして行ったのかという事だった。

そこに加賀は知り合いの青山亜美から武明が

この店でよく日本橋の地図を見ていたという情報を入手する。

そして各神社に聞き込み調査をすると武明が妙な行動をしていたという情報を入手する。

100羽の鶴をかざして写真を撮っていたというのだ。

その行動の意味が見えない加賀は今度は武明の家族にも聞き込み調査をする。

そこで加賀は武明が殺される直前に学校へ電話をしていた事を知る。

その担任に聞き込みをするとある事故の事が浮かび上がった。

武明には悠人という息子がおり、その息子は昔水泳をしていたが、今は辞めていた。

それ以来武明との仲が悪くなったという事に注目した

加賀はそこで武明がどうして日本橋で奇妙な行動をしていたのか

というカギを発見しある場所へ向かった。

そしてそこへ向かった加賀を待っていたのはある事故で犠牲になった人だった。

その真実に辿り着いた時に加賀はこの事件の真犯人は目前に迫っていた。

果たして加賀は真犯人を捕まえる事ができるのか?

そしてこの事件に至った経緯とは一体なんだったのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

この事件が偶然が重なって起きた事件ではなく、

事件が起きて偶然が重なった事件だという事だ。

状況証拠だけなら犯人は矢島冬樹の被疑者死亡のまま送検という事で解決するだろうが、

その為にはやはり裏付け捜査が必要であり、

八島冬樹が殺す動機と凶器となったナイフの入手先の特定などが取れなければならなかった。

しかしそのナイフもそうだけれど、

八島の接点を辿れば辿るほど接点から遠ざかっていく事で

事件はさらに暗礁に乗り上げかかった。

確かに状況と八島の半年間の事を踏まえれば

逆恨みの犯行で片づけられるかもしれない。

しかしそれにしてはあまりにも計画性がなさ過ぎると

接点もそれだけならあまりにも偶然過ぎる。

もし武明がそこを通勤する通りにしていたなら計画的と捉えられたかもしれない。

それがなかった事で事件はさらに深いところへ向かって行った訳だけれど、

そこで色々できてたのは臭い物には蓋をしろという隠ぺい体質だった。

ここで次々を発覚する隠ぺいの事実に

最後は加賀はある強烈な一言を突きつけたのだった。

総評として事件は全ての真実が揃った時に初めて事件を解明できる。

世の中隠ぺい工作をしたところで必ずバレるものだ。

そんな事をするよりも過ちがあれば、

確りその過ちを反省し罪を償っていく事も必要であり、罪を受けることも必要だ。

それができなければ第2、第3の犯行や過ちが繰り返される事になる。

過ちを犯したものを罪を清算せずそのまま許せば

必ず自分の首を絞めるという事も忘れてはならない。

そんな事を許す人たちが身近にいるけれど、

そういう人たちにはハッキリ言える事がある。

あなたに人を教える資格はない!

その甘さが必ず自分の首を絞めるという事を

加賀は最後の言葉で見事に締め括ってくれた。

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