2月11日公開の映画「はやぶさ 遥かなる帰還」を鑑賞した。

この映画は2003年に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」の打ち上げから

2010年6月の帰還までの技術者たちの葛藤と勇気ある決断を描いたストーリーである。

NASAの予算の10分の1の中で人類初となるサンプルリターンを成功させるまでに

実に7年の月日を要し、その中で数多くの危機を勇気と色々な発想で

乗り切った技術者たちの姿には最後で日本人の諦めない姿を観る事になるだろう。
実話のストーリーだけれど、このプロジェクトの成功までは

必ずしも平たんな道ではなかった事は想像できるし、

何よりこれまであのNASAですら成功する事ができなかったプロジェクトを

NASAのわずか10分の1の予算で実現させたというニュースは世界を驚かせた。

そこまでには数多くの困難が直面し、

はやぶさが帰還できない危機もあったほどだ。

そんな困難をどう乗り切り、そして帰還へと導いたのか?

レビューしていくことにしたい。

キャスト

山口駿一郎JAXA・教授、はやぶさプロジェクトマネージャー演じる 渡辺謙

藤中仁志JAXA・教授、イオンエンジン担当演じる江口洋介

井上真理朝日新聞社・科学部記者演じる夏川結衣

鎌田悦也JAXA・助教授、カプセル担当演じる小澤征悦

松本夏子JAXA、学生当番演じる中村ゆり

森内安夫NEC、イオンエンジン担当演じる吉岡秀隆

大下治夫JAXA・幹部演じる石橋蓮司

丸川靖信JAXA・教授、広報担当演じる藤竜也

東出博東出機械社長演じる 山崎努

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

2003年5月9日、種子島にある内之浦宇宙空間観測所。

この日小惑星探査機「はやぶさ」を搭載したロケットが発射された。

緊張の面持ちで見守っていたプロジェクトマネージャーの山口駿一郎教授は、

これからスタートする壮大なプロジェクトに決意を新たにしていた。

宇宙の旅を続けた「はやぶさ」は2005年、

ついに小惑星「イトカワ」へのタッチ・ダウンに成功するが、

さまざまなトラブルに見舞われてしまう……。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてはやぶさのプロジェクトは1985年に立ち上げられ、

打ち上げまでに実に18年の月日を経て

2003年5月9日に種子島宇宙センターから打ち上げられた。

それまでこれまでにないほど軽量化し、

イオンエンジンで小燃料で長い飛行を可能にした点や

色々な事態を想定してさまざまな対策を施されていた。

まあ最もシステムは2000年代では今よりもシステムを高度にはできないので

プログラミングによる作動で正確に動かすプログラミング技術もかなり求められる訳だ。

実際に映像だけで判断できるシーンばかりじゃない訳でイメージしながら対応していた。

打ち上げが成功し、その1年半後にスイングバイに成功して

2005年9月にイトカワに到着したもののそこまでにイオンエンジンが

2基故障するなどトラブルもあった。

そして2005年11月20日に最初の着陸を試みるも、

失敗しその時にはやぶさは損傷してしまう。

しかし6日後の26日に再度チャレンジして見事に

はやぶさはイトカワからサンプルを採取する事に成功した。

しかしそこからはやぶさの帰還まで長い道のりとなる。

燃料漏れによりはやぶさの制御が難しくなり、

さらには交信途絶という最悪の事態にも陥り一時は絶望しされたが、

技術者たちの執念によってはやぶさとの交信が

再び復旧しはやぶさの制御が可能となる奇跡が起きた。

はやぶさの前に日本はきぼうという火星探索衛星が火星軌道で失敗している経験があり、

その二の舞だけは何としても避けたかった。

その事もあり、はやぶさの失敗は許されないところだったが、

奇跡的にはやぶさは見つかり再び帰還へ向けて動き出すも、

今度はイオンエンジンが停止寸前となりその対策を考えていた。

そんな中で技術者たちはこれまで考えられなかった運用方法を提案する。

その運用方法はかなり賭けに近い部分があったものの、

残された方法はそれしかなくその方法に全てを掛けた。

結果イオンエンジンが復活し、はやぶさは2010年6月13日に無事帰還し、

カプセルの切り離しに成功し見事に人類初のサンプルリターンに成功したのだった。

カプセルにはイトカワのサンプルが入っておりイトカワの調査結果は既に出ているが、

ここまで辿り着くまでの過程は実に技術者たちの勇気と決断、

さらに可能性を最後まで信じたからこそ実現したプロジェクトだったと思う。

色々な運用方法を考えられて設計された事もはやぶさが帰還できた要因だろうし、

余裕を持った設計も要因だろう。

もちろん全てが上手く行った訳じゃないし、この経験が次へ繋がる事は間違いない。

それを身を持ってはやぶさの技術者たちは知ったのだった。

総評として人類初のプロジェクトに日本は世界初の成功に導いた。

日本はこれまで初めて成功した事も少なくないし、

その逆に大きな事故の経験もしている。

そんな時でも日本人は多くのアイディアと知恵と忍耐力で乗り切ってきた。

諦めない事こそ今の日本人にとって必要な事なのだとはやぶさは教えてくれたし、

諦めなかったからこそ実現できたサンプルリターンだったと思います。

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